JP2003251130A - ファンスクラバー及び排ガス処理装置 - Google Patents

ファンスクラバー及び排ガス処理装置

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JP2003251130A JP2002056006A JP2002056006A JP2003251130A JP 2003251130 A JP2003251130 A JP 2003251130A JP 2002056006 A JP2002056006 A JP 2002056006A JP 2002056006 A JP2002056006 A JP 2002056006A JP 2003251130 A JP2003251130 A JP 2003251130A
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cleaning liquid
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    • B01D53/34Chemical or biological purification of waste gases
    • B01D53/74General processes for purification of waste gases; Apparatus or devices specially adapted therefor
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    • F23JREMOVAL OR TREATMENT OF COMBUSTION PRODUCTS OR COMBUSTION RESIDUES; FLUES 
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    • F23J2217/50Intercepting solids by cleaning fluids (washers or scrubbers)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 排ガス中の微細なダストの除去率を向上させ
ることができるとともに、ミストキャッチャーのミスト
捕集性能を維持しつつ構造を簡素化し、更には配管の閉
塞を防止でき、処理能力を低下させずに引圧調整ができ
るファンスクラバー及び排ガス処理装置を提供する。 【解決手段】 羽根車3を回転させて排ガス吸入口8を
介してダストを含む排ガスを吸入し、ノズル9から噴出
させた洗浄液に排ガス中のダストを捕捉させて排ガス中
に含まれるダストを除去するファンスクラバー1を備え
た排ガス処理装置62において、羽根車3の略全周囲に
羽根車3から出た排ガス及び洗浄液が衝突する衝突板1
2を設け、排ガス吐出口7の下流側に、排ガス中に含ま
れるミストを捕集するためのミストキャッチャー25を
設置し、ミストキャッチャー25の下流側に、排ガスを
所定温度以下に冷却するための熱交換器31を設置し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排ガス中のダスト
を除去するファンスクラバー及び排ガス処理装置に係
り、特に高効率で排ガス中のダストを除去できるファン
スクラバーおよび該ファンスクラバーを備えるとともに
該ファンスクラバーの下流側に配置された熱交換器等を
備えた排ガス処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体製造工程や液晶パネル製造工程に
おいては、これらの製造装置からシランガス(Si
)やハロゲン系のガス(NF,ClF,S
,CHF,C,CF等)を含む排ガスが
排出される。これらのガスは有害可燃性、或いは難分解
性のガスであるため、排ガスをそのまま大気中に放出す
ることができない。そのため、排ガスを排ガス処理シス
テムに導入して無害化処理した後、大気中に放出してい
る。
【0003】従来の排ガス処理システムを図16に示
す。図16に示すように、排ガス処理システムは、前段
の排ガス処理装置61と後段の排ガス処理装置72とか
ら構成されている。半導体製造装置等から排出された排
ガスは、まず、矢印G方向より前段の排ガス処理装置6
1に導かれる。前段の排ガス処理装置61は燃焼部63
と液体噴霧部64とにより構成されている。燃焼部63
に導入された排ガスは、燃焼部63の内部に形成された
燃焼火炎65により加熱酸化分解される。その後、排ガ
スは液体噴霧部64に送られ、冷却液噴霧ノズル66か
ら噴霧される冷却液67により排ガスが冷却される。こ
のとき排ガス中に含まれるダストの一部は冷却液67に
吸着され、冷却液67とともに水封部68を通じて装置
外に排出される。ここで、水封部68はU字形状の配管
に液体が貯留して構成され、排ガスを通過させずにダス
トを含んだ冷却液67のみを排出するようになってい
る。そして、冷却された排ガスは、排ガス配管17を通
じて後段の排ガス処理装置72に送り込まれる。
【0004】後段の排ガス処理装置72は、ファンスク
ラバー60と、ファンスクラバー60の下流側に接続さ
れたミストキャッチャー69から構成されている。ファ
ンスクラバー60のケーシング2の内部には、多数の羽
根を具備する羽根車3が配置されており、この羽根車3
は回転軸4に固定されている。そして、回転軸4はモー
タ16に連結されている。したがって、羽根車3はモー
タ16によって高速で回転駆動されるようになってい
る。ケーシング2には排ガス吸入口8が設けられ、排ガ
ス吸入口8は羽根車3の中心部近傍に位置している。そ
して、排ガス吸入口8の内部には、羽根車3の内部に向
かって伸びる洗浄液噴出用のノズル9が設けられてい
る。
【0005】前段の排ガス処理装置61で処理された排
ガスは、回転する羽根車3によって排ガス配管17及び
排ガス吸入口8を通じて羽根車3の中心部に吸入され
る。このとき、ノズル9からは洗浄液10が噴出されて
おり、羽根車3の回転によって排ガスが洗浄液10とと
もに攪拌され、排ガス中のダストは洗浄液10に吸着さ
れ捕捉されて該ダストが除去される。洗浄液10に吸着
されたダストは洗浄液10とともにU字状の排液管15
を通って排出される。なお、洗浄液10には主として水
が用いられる。
【0006】一方、ダストが除去された排ガスは、ケー
シング2の上部に設けられた排ガス吐出口7から排出さ
れる。排ガス吐出口7から排出された排ガスは、排ガス
吐出口7の下流に接続されたミストキャッチャー69に
流入し、ミストキャッチャー69により排ガス中のミス
トが捕集され、ミストが除去された排ガスは最終的に大
気中に放出される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のように構成され
る従来の排ガス処理システムにおいては、次のような問
題点がある。即ち、シランガス(SiH)等を含む排
ガスを前段の排ガス処理装置で加熱酸化分解した場合、
処理後の排ガス中には1μm程度かそれ以下の微細なダ
ストが高濃度に含まれる。このような微細なダストを含
む排ガスを、上述した従来のファンスクラバーで浄化す
ると、ダストの除去率は20〜60%程度にとどまり、
ダスト除去効果が低いという問題があった。
【0008】また、従来のミストキャッチャーは、充填
材(SUS、セラミック、プラスチック等)、金網、フ
ィルターなどで構成される場合が多く、ミストキャッチ
ャーの目が細かいためにミストが詰まって閉塞しやす
く、その洗浄にも大きな手間を要していた。また、ミス
トの捕集についても、排ガス中に含まれる飽和蒸気はミ
ストキャッチャーによっては捕集できないため、ミスト
キャッチャーを出た後に排ガスの温度が低下すると、ミ
ストキャッチャーを通過した飽和蒸気からミストが生成
され、ミストキャッチャー以降の配管を詰まらせてしま
うという問題があった。
【0009】一方、前段の排ガス処理装置を介さずに、
水分と反応しやすいSiF等の被処理ガスを直接にフ
ァンスクラバーに吸引させて無害化する処理方法があ
る。この場合、該被処理ガスと排ガス吸入口に付着して
いる洗浄液の水分とが反応し、この部位にSiOが生
成されて排ガス吸入口を詰まらせてしまうといった問題
もあった。
【0010】さらには、図16に示すように、水封部6
8を備えた装置の下流側にファンスクラバー60を接続
した場合、次のような問題が生じている。図17は図1
6に示す水封部の水位とファンスクラバーとの関係を説
明するための模式図である。図17に示す構成におい
て、羽根車3の回転により排ガス配管17に発生する吸
引圧力(以下、引圧という)が大き過ぎると、水封部6
8の水位68bが上昇して排ガス配管17を閉塞させて
しまう場合がある。一方、引圧が小さ過ぎると、水位6
8bが下降して水封状態が損なわれ、処理すべき排ガス
が排液口68aより漏出してしまうという問題がある。
【0011】この問題は、モータ16の運転条件の変
更、即ち、羽根車3の回転数を加減速させることで解決
を図ることができるが、ファンスクラバー60の排ガス
処理能力を低下させないためにはモータ16の運転条件
(回転数)は不変とすることが好ましい。このため、従
来では、ファンスクラバー60の排ガス吐出口7側にバ
タフライ弁(図示せず)などのしぼり部を設けるか、水
封部68の水封距離を増すなどして水位68aを調節す
る試みがなされていた。
【0012】しかしながら、排ガス吐出口7側にしぼり
部を設けると、ダストなどが付着してしぼり部が閉塞す
るなどのトラブルの原因ともなり、また、水封部68の
水封距離を増す場合には広い設置スペースが必要となる
など、これらの方法を採用するには問題があった。この
ため、結局、羽根車3の回転数を加減速させることで解
決を図ることを余儀なくされていた。特に、引圧が大き
過ぎるときにはモータ16の回転数を下げなければなら
ないため、ファンスクラバーの処理能力を低下させた状
態で排ガスを処理せざるを得なかった。
【0013】本発明は上述の問題点に鑑みてなされたも
のであり、排ガス中の微細なダストの除去率を向上させ
ることができるとともに、ミストキャッチャーのミスト
捕集性能を維持しつつ構造を簡素化し、更には配管の閉
塞を防止でき、処理能力を低下させずに引圧調整ができ
るファンスクラバー及び排ガス処理装置を提供すること
を目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係るファンスクラバーの一態様は、排ガ
ス吸入口及び排ガス吐出口を有するケーシングと、前記
ケーシング内に配置されるとともに回転軸に支持された
羽根車と、洗浄液を噴出するノズルとを備え、前記羽根
車を回転させて前記排ガス吸入口を介してダストを含む
排ガスを吸入し、前記ノズルから噴出させた洗浄液に排
ガス中のダストを捕捉させて排ガス中に含まれるダスト
を除去するファンスクラバーにおいて、前記羽根車の略
全周囲に前記羽根車から出た排ガス及び洗浄液が衝突す
る複数の衝突板を設け、前記衝突板の端部の位置と、隣
接する前記衝突板の端部の位置とが、前記回転軸方向に
おいて異なるように前記複数の衝突板を配置したことを
特徴とする。
【0015】このように構成された本発明によれば、高
速回転する羽根車を飛び出した洗浄液及び排ガスは、羽
根車の外周近傍に設けられた衝突板に衝突し、この衝突
によって羽根車の略全周囲に乱流が発生する。この乱流
によって排ガスと洗浄液との混合が促進され、排ガス中
のダストの除去率を向上させることが可能となる。ま
た、大きな洗浄液の液滴は衝突板に衝突して微細な液滴
となってケーシング内に飛散する。このように洗浄液の
液滴の微細化を促進させることで、ダストの液滴への吸
着率を向上させることが可能になる。
【0016】また、ダストの吸着を終了した洗浄液は、
衝突板同士の隙間を迂流して排水口に向う。即ち、洗浄
液が流下する際、衝突板を乗り越えて羽根車に衝突する
洗浄液が減少するため、羽根車の回転抵抗が減り、モー
タの負荷を軽減させることが可能となる。また、ダスト
の吸着を終了して一旦排水口へ向かった洗浄液の一部
は、高速回転する羽根車に煽られて微細化した液滴とな
って再び巻き上げられる。このように微細化した洗浄液
は排ガス中に含まれるダストの吸着率を高め、上述した
乱流により生成された微細な液滴とともに、ダストの除
去率を向上させることが可能となる。
【0017】また、本発明の他の態様は、排ガス吸入口
及び排ガス吐出口を有するケーシングと、前記ケーシン
グ内に配置されるとともに回転軸に支持された羽根車
と、洗浄液を噴出するノズルとを備え、前記羽根車を回
転させて前記排ガス吸入口を介してダストを含む排ガス
を吸入し、前記ノズルから噴出させた洗浄液に排ガス中
のダストを捕捉させて排ガス中に含まれるダストを除去
するファンスクラバーにおいて、前記排ガス吸入口の上
流側の排ガス配管に、前記排ガス吸入口に向かって下降
する傾斜部を設け、前記排ガス配管の内部に向けて洗浄
水を噴出する洗浄水噴出口を設けたことを特徴とする。
【0018】このように構成された本発明によれば、前
記洗浄水噴出口により洗浄水を噴出させて、排ガス吸入
口付近に付着した排ガスと水とが反応して生成した粉体
を洗浄することができる。また、洗浄後の排ガス吸入口
付近に残留する前記洗浄水も、排ガス配管に傾斜部が設
けてあるため、この傾斜部によって残留洗浄水を排ガス
吸入口から流出させることが可能となる。このように、
排ガス吸入口に残留する水分を排出させることによっ
て、水分と反応し易いガスをファンスクラバーに直接吸
引した場合でも、該ガスは残留水分と反応することがな
く、排ガス吸入口の閉塞を防止することが可能となる。
【0019】本発明の他の態様は、前記排ガス吸入口と
前記羽根車との間のクリアランスの大きさを変更可能と
したことを特徴とする。このように構成された本発明に
よれば、羽根車の回転によって排ガス配管に生じる引圧
が大き過ぎる場合は、クリアランスを大きくすることに
より引圧を低下させることができる。一方、引圧が小さ
過ぎる場合はクリアランスを小さくすることにより引圧
を増加させることができる。したがって、モータの回転
数などの運転条件を変更させないで引圧を調整すること
が可能となり、排ガス吸入口の上流側に設けられた水封
部の水位を適切に保つことができる。その結果、ファン
スクラバーの処理能力を低下させることなく排ガスを処
理することが可能となる。
【0020】本発明に係る排ガス処理装置の一態様は、
排ガス吸入口及び排ガス吐出口を有するケーシングと、
前記ケーシング内に配置されるとともに回転軸に支持さ
れた羽根車と、洗浄液を噴出するノズルとを備え、前記
羽根車を回転させて前記排ガス吸入口を介してダストを
含む排ガスを吸入し、前記ノズルから噴出させた洗浄液
に排ガス中のダストを捕捉させて排ガス中に含まれるダ
ストを除去するファンスクラバーを備えた排ガス処理装
置において、前記羽根車の略全周囲に前記羽根車から出
た排ガス及び洗浄液が衝突する衝突板を設け、前記排ガ
ス吐出口の下流側に、排ガス中に含まれるミストを捕集
するためのミストキャッチャーを設置し、前記ミストキ
ャッチャーの下流側に、排ガスを所定温度以下に冷却す
るための熱交換器を設置したことを特徴とする。
【0021】ファンスクラバーの下流側に設置するミス
トキャッチャーとして、複数枚の邪魔板を交互に位置を
ずらして配置した構成のものを接続すれば、ミストキャ
ッチャーに流入した排ガスは邪魔板により流れ方向が変
えられ、排ガス中のミストは流れを変えきれずに邪魔板
に衝突するため、確実に過飽和状態のミストを捕集する
ことが可能となる。
【0022】また、邪魔板相互間の間隔をある程度離間
させて配置すれば、捕集したミストによる目詰まりを防
止することが可能となる。更に、熱交換器により排ガス
の温度を外気温度以下に冷却することにより、外気温度
での飽和蒸気以外の水分を捕集することが可能となる。
その結果、ミストの再生成による排ガス配管の閉塞を防
止することが可能となる。
【0023】本発明に係る排ガス処理装置の好ましい他
の態様は、前記ミストキャッチャー又は前記熱交換器の
下流側の排ガス中に希釈ガスを供給する希釈ガス供給手
段を設けたことを特徴とする。このように構成された本
発明によれば、排ガス中に希釈ガスを供給することによ
り、排ガス中の水分の飽和状態が緩和され、下流側で排
ガスの温度が常温にまで低下した場合でも、ミストの再
生成を防止することが可能となる。
【0024】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る第1の実施形
態について図面を参照して説明する。図1は本実施形態
である排ガス処理装置を備える排ガス処理システムの全
体構成を示す概略図である。図2(a)は本実施形態で
ある排ガス処理装置を構成するファンスクラバーの正面
断面図であり、図2(b)は図2(a)のC矢視図であ
る。図3(a)及び図3(b)は羽根車と衝突板との関
係を示す模式図である。図4は本実施形態である排ガス
処理装置を構成するファンスクラバーの構成の一部を示
す概略図である。図5は本実施形態である排ガス処理装
置を構成するファンスクラバーの構成の一部を示す概略
図である。
【0025】図1に示すように、本実施形態である排ガ
ス処理装置を備える排ガス処理システムは、前段の排ガ
ス処理装置61と、本実施形態である後段の排ガス処理
装置62とにより構成されている。後段の排ガス処理装
置62は、ファンスクラバー1と、ミストキャッチャー
25と、熱交換器31と、希釈ガス供給装置41とによ
り構成されている。半導体製造装置等から排出された排
ガスは、G方向より前段の排ガス処理装置61に導入さ
れる。前段の排ガス処理装置61内の燃焼部63に導か
れた排ガスは、燃焼部63の内部に形成された燃焼火炎
65により加熱酸化分解される。その後、排ガスは液体
噴霧部64に送られ、冷却液噴霧ノズル66から噴霧さ
れる冷却液67により冷却される。冷却液67は排ガス
中のダストの一部を吸着し、水封部68を通じて装置外
に排出される。一方、冷却された排ガスは排ガス配管1
7を通じて後段の排ガス処理装置62に送られる。
【0026】後段の排ガス処理装置62では、まず、フ
ァンスクラバー1によって排ガスの処理が行われる。図
1及び図2(a)に示すように、ファンスクラバー1は
ケーシング2を備えており、ケーシング2の中央付近に
は羽根車3が配置されている。羽根車3は回転軸4に固
定されており、回転軸4はモータ16に連結されてい
る。羽根車3は、対向する2枚の円盤状の側板5と、こ
れらの側板5の間に固着された複数の羽根6から主に構
成されており、これら複数の羽根6は側板5の外周部に
おいて円周方向に所定の間隔で均等に配置されている。
【0027】ケーシング2には排ガス吸入口8が設けら
れており、排ガス吸入口8は羽根車3の中心部近傍に配
置されている。そして、ダストを含む排ガスは排ガス吸
入口8を介して羽根車3の内部に吸入されるようになっ
ている。また、図1に示すように、排ガス吸入口8には
羽根車3の内部に向かって伸びる洗浄液噴出用のノズル
9が設けられている。図5に示すように、ノズル9に
は、羽根車3の内部の位置で開口する噴出口(図示せ
ず)が形成されており、該噴出口から羽根車3の外周に
向けて洗浄液10が噴出されるようになっている。な
お、洗浄液10には主として水が使用される。
【0028】図2(a)に示すように、羽根車3から所
定の間隔だけ離間して、羽根車3の略全周囲を取り囲む
ように衝突板取付板11が設けられている。衝突板取付
板11の内側(羽根車側)には、山型の断面を有し所定
の長さに形成された複数の衝突板12が円周方向に等間
隔に離間して固着されている。図2(b)に示すよう
に、衝突板12の長手方向の長さW1は、衝突板取付板
11の幅W2よりも小さく、衝突板12は、一方の端部
と衝突板取付板11の端部とがそろえて取り付けられ、
隣接する衝突板12の他方の端部と衝突板取付板11の
他方の端部とがそろえて取り付けられている。このよう
に、複数の衝突板12は、羽根車3の回転軸方向に交互
にずらして配置されているため、衝突板12の内端と衝
突板取付板11の端部との間には、衝突板取付板11の
内面が露出される部分が交互に存在することになる。こ
の結果、衝突板取付板11には、衝突板12が存在しな
い部分からなるジグザグな洗浄液の流路が形成される。
【0029】図3(a)および図3(b)は衝突板12
の長さW1と、衝突板取付板11の幅W2と、羽根車3
の幅W3との関係を示している。衝突板12の長さW1
と衝突板取付板11の幅W2との関係は、図3(a)に
示すように、衝突板12の端部が羽根車3を越える位置
にあってもよく、図3(b)に示すように、羽根車3の
途中に位置してもよい。ここで、衝突板取付板11の幅
W2は、羽根車3の幅W3の1〜5倍程度であるのが好
ましい。図3(a)及び(b)において、L1は羽根車
3の幅W3の0〜2倍程度であるのが好ましく、L2は
羽根車3の幅W3の0〜0.5倍程度であるのが好まし
い。
【0030】図2に示すように、概略円筒状に形成され
た衝突板取付板11の一部には空隙が設けられており、
この空隙は排ガス出口13を形成している。衝突板取付
板11の頂部付近からは、ケーシング2に向けて上向き
に傾斜した排ガス案内板14が設けられており、ケーシ
ング2の上部に排ガス吐出口7が設けられている。
【0031】また、図4に示すように、モータ16は台
座22を介してケーシング2に取り付けられている。モ
ータ16とケーシング2との間には軸シール18が設け
られており、回転軸4とケーシング2との間から漏洩し
た洗浄液がモータ側に侵入することを防いでいる。ま
た、軸シール18とモータ16との間にはドレイン口1
9が設けられており、軸シール18を通過して漏洩した
洗浄液はこのドレイン口19に流れ込むようになってい
る。更に、ドレイン口19の端部には下垂する透明なチ
ューブ20が接続されており、チューブ20の下端には
閉止弁21が装着されている。
【0032】軸シール18から漏洩した洗浄液は、ドレ
イン口19から排出されるため、洗浄液がモータ16に
到達することはなく、洗浄液の浸水によるモータ16の
故障を防止することができる。また、洗浄液はドレイン
口19を通って透明なチューブ20内に溜まるようにな
っているため、このチューブ20内に溜まった洗浄液1
0の量を視認することによって、軸シール18の寿命を
容易に判断することが可能となっている。即ち、このチ
ューブ20は軸シール18を通過して漏洩した洗浄液の
漏洩量を確認する漏洩量確認手段として機能している。
ここで、本実施形態に用いる軸シールとしては、磁性流
体を用いた軸封機構、ラビリンスシール、オイルシール
などが好適である。なお、透明なチューブによって洗浄
液の漏洩量を確認する手段に代えて、漏水センサを設け
て洗浄液の漏洩量を確認するようにしてもよい。
【0033】次に、本実施形態による排ガスの処理につ
いて説明する。図2(a)において、羽根車3は、モー
タ16によって矢印Aに示す方向に高速で回転駆動され
る。羽根車3の回転速度は3600〜7200min
−1程度であるのが好ましい。ダストを含む排ガスは、
回転する羽根車3によって排ガス配管17及び排ガス吸
入口8を介して羽根車3の内側中心部に吸入される。こ
の時、図2(a)及び図5に示すように、ノズル9から
は洗浄液10が噴出され、回転する羽根車3によって排
ガスと洗浄液10とが混合され、微粒化した洗浄液10
によって排ガス中のダストが吸着される。ダストを吸着
した洗浄液10はケーシング2の底部に集まり、排液管
15を通って排出される。
【0034】また、高速回転する羽根車3の遠心作用に
よって羽根車3の外周から飛び出した洗浄液10及び排
ガスは、衝突板12に衝突して乱流を発生させる。そし
てこの乱流により排ガスと洗浄液10との混合が促進さ
れ、高効率で排ガス中のダストを除去することが可能と
なる。更に、衝突板12との衝突によって洗浄液10の
液滴の微細化が促進され、排ガス中のダストの除去率を
向上させることが可能となる。
【0035】また、図2(b)に示すように、ダストを
吸着した洗浄液10は、衝突板取付板11の表面上を、
複数の衝突板12によって形成された流路に沿って矢印
Bの方向に流下する。即ち、衝突板12の形状および寸
法を上述のように設定することにより、洗浄液10が衝
突板12を乗り越えて再び羽根車3に衝突することを防
ぎ、羽根車3の回転抵抗を減らして、モータ16の負荷
を軽減させることが可能となる。
【0036】ダストが除去された排ガスは、排ガス出口
13から排ガス案内板14に沿って上方に送り出され、
排ガス吐出口7より排出されて次工程であるミストキャ
ッチャー25(図1参照)に流入する。図1に示すよう
に、ミストキャッチャー25の内部には、先端を折り曲
げて断面L字状に成形された2枚の邪魔板26が、所定
の間隔で離間しつつ相互に位置をずらして配置されてい
る。ミストキャッチャー25内に流入した排ガスは、邪
魔板26により流れ方向が変えられ、排ガス中のミスト
は流れを変えきれずに邪魔板26に衝突してミストが捕
集される。
【0037】ミストキャッチャー25を出た排ガスは、
次工程である熱交換器31に流入する。熱交換器31は
冷凍機32を備えており、排ガスの温度を熱交換器31
の周囲の外気温度以下に冷却するように設定されてい
る。このように、熱交換器31によって排ガスの温度が
外気温度以下に冷却されるため、ミストキャッチャー2
5で捕集できなかった排ガス中の飽和水蒸気を液化させ
て捕集することが可能となる。熱交換器31を出た排ガ
スは希釈ガス供給装置41から供給される希釈ガスによ
って希釈され、排ガス中の飽和状態が緩和されて、大気
中に放出される。
【0038】次に、本発明の第2の実施形態について図
6を参照して説明する。図6(a)は本実施形態である
ファンスクラバーに使用される衝突板の平面図であり、
図6(b)は本実施形態であるファンスクラバーに使用
される衝突板の正面図であり、図6(c)は本実施形態
であるファンスクラバーに使用される衝突板の斜視図で
ある。なお、特に説明しない構成及び作用については第
1の実施形態と同様である。図6(a)乃至図(c)に
示すように、本実施形態では、衝突板101に切り欠き
102が設けられている。この切り欠き102が設けら
れている箇所は、衝突板101と衝突板取付板11との
接合部である。このように、衝突板101に切り欠き1
02を設けたことによって、衝突板取付板11の表面上
に、上述の第1の実施形態で説明した洗浄液の流路に加
え、更に、切り欠き102を通過して流下する洗浄液の
流路が形成される。この結果、洗浄液が衝突板101を
乗り越えて再び羽根車3に衝突することを防ぐことがで
き、羽根車3の回転抵抗を減らして、モータ16の負荷
を軽減させることが可能となる。
【0039】次に、本発明の第3の実施形態について図
7を参照して説明する。なお、特に説明しない部分につ
いては第1の実施形態と同様に構成されている。図7
(a)は本実施形態であるファンスクラバーの正面断面
図であり、図7(b)は本実施形態であるファンスクラ
バーの構成の一部を示す拡大図である。図7(a)およ
び図7(b)に示すように、本実施形態においては、コ
の字型の断面に形成された複数の衝突板81が衝突板取
付板11に固着されている。
【0040】本実施例形態においても、第1の実施形態
と同様に、羽根車3を飛び出した排ガスおよび洗浄液が
衝突板81に衝突して乱流を発生させるため、排ガスと
洗浄液の混合が促進されて、排ガス中のダストの除去率
を高めることが可能となる。
【0041】次に、本発明の第4の実施形態について図
8を参照して説明する。なお、特に説明しない部分につ
いては第1の実施形態と同様に構成されている。図8は
本実施形態であるファンスクラバーの正面断面図であ
る。ケーシング2の内部には、羽根車3から所定の間隔
だけ離間して、羽根車3の全周囲を取り囲むように衝突
板形成板91が設けられている。衝突板形成板91に
は、山型の断面を有する複数の衝突板92が羽根車3に
向けて突出して形成されている。これら複数の衝突板9
2が形成されている位置は、第1の実施形態において衝
突板12が衝突板取付板11に取り付けられている位置
と同様である。なお、本実施形態では、これら複数の衝
突部92はプレス加工で成形されている。
【0042】本実施形態においても、第1の実施形態と
同様に、羽根車3を飛び出した排ガスおよび洗浄液が衝
突部92に衝突して乱流を発生させるため、排ガスと洗
浄液の混合が促進されて、排ガス中のダストの除去率を
高めることが可能となる。
【0043】次に、本発明の第5の実施形態について図
9を参照して説明する。図9(a)は本実施形態である
ファンスクラバーの構成を示す概略断面図であり、図9
(b)は本実施形態であるファンスクラバーの構成を示
す概略斜視図である。なお、特に説明しない構成及び作
用については、第1の実施形態と同様である。図9
(a)及び図9(b)に示すように、本実施形態では、
ノズル9の先端を覆うように筒体110が配置されてい
る。筒体110は、その中心軸が回転軸4と同一軸上に
あるように羽根車3に固着され、羽根車3と一体的に回
転するようになっている。筒体110の一端は、羽根車
3の側板5に固着されて閉塞されており、他端は蓋体1
12によって閉塞されている。蓋体112の中心部には
ノズル挿入口113が設けられており、このノズル挿入
口113に洗浄液を噴出するノズル9が挿入配置されて
いる。また、筒体110の外周壁には、ノズル9から噴
出された洗浄液を通過させる多数の細孔111が形成さ
れている。
【0044】本実施形態によれば、羽根車3が高速で回
転すると筒体110も高速で回転し、ノズル9から筒体
110内に噴出された洗浄液は、多数の細孔111を通
過することにより更に微細な液滴となって羽根車3の内
側に飛散する。そして、この微細な洗浄液により処理す
べき排ガス中に含まれる微細なダストが効率良く捕捉さ
れる。また、蓋体112を設けたことにより、洗浄液が
筒体110の軸方向へ洩れることを防ぐことができる。
【0045】次に、本発明の第6の実施形態について図
10を参照して説明する。図10は本実施形態であるフ
ァンスクラバーの構成の一部を示す概略図である。図1
0に示すように、排ガス配管17には、排ガス吸入口8
に向かって下降する傾斜部が設けられている。この傾斜
部の傾斜角度θは0.2〜60°の範囲内で設定するの
が好ましい。第1の実施形態と同様に、排ガス配管17
の内部には、羽根車3の内部に向かって伸びるノズル9
が設けられており、羽根車3の内側に位置する噴出口
(図示せず)から洗浄液10が噴出するようになってい
る。また、ノズル9の上流であって排ガス配管17に
は、排ガス配管17の内部に向かって洗浄水54を間欠
的に噴出させる洗浄水噴出口を備えた排ガス吸入口洗浄
用ノズル53が設けられている。なお、その他の構成に
ついては第1の実施形態と同様に構成されている。
【0046】このように、排ガス配管17に傾斜部が設
けられているため、ノズル9から噴出された水分が排ガ
ス吸入口8の内側に付着した場合でも、これらの水分は
傾斜部に沿って流下して排ガス吸入口8の外に排出され
る。また、排ガス吸入口洗浄用ノズル53から間欠的に
噴出される洗浄水54によっても排ガス吸入口8に残留
した水分と排ガスとが反応した粉体が除去される。この
ように、排ガス吸入口8には水分が残留しないので、前
段の排ガス処理装置61を介さずに直接に水分と反応し
やすい被処理ガスをファンスクラバー1に吸引して無害
化処理する場合でも、該被処理ガスが水分と反応して排
ガス吸入口8を閉塞させるといった問題を回避すること
ができる。
【0047】次に、本発明の第7の実施形態について図
11を参照して説明する。図11は本実施形態であるフ
ァンスクラバーの正面断面図である。図11に示すよう
に、排ガス吐出口7は、羽根車3の外周方向にあるケー
シング2の側面に設けられており、衝突板取付板11の
頂部付近からは、排ガス吐出口7に向けて下降する排ガ
ス案内板14が設けられている。また、ファンスクラバ
ー1とミストキャッチャー25(図1参照)との間の配
管70には排水口71が設けられている。配管70には
排水口71が最も下方に位置するように傾斜部が設けら
れている。この傾斜部の傾斜角度θは0.2〜90°の
範囲内で設定するのが好ましい。なお、特に説明しない
部分については、第1の実施形態と同様に構成されてい
る。
【0048】このように構成されている本実施形態で
は、ミストキャッチャー25や熱交換器31で捕集され
た水分がファンスクラバー1側に流れても、これらの水
分は排水口71から排出されるので、ファンスクラバー
1に流入することがない。従って、ケーシング1内の水
分増加による羽根車3の回転抵抗の増大を防止し、モー
タ16の余分な負荷の増加を防止することが可能とな
る。
【0049】次に、本発明の第8の実施形態について、
図12を参照して説明する。図12は本実施形態である
ファンスクラバーの構成を示す概略断面図である。な
お、特に説明しない構成及び作用については第1の実施
形態と同様である。図12に示すように、本実施形態で
は、排ガス吐出口7は、羽根車3の垂直方向に位置する
ケーシング2の側壁に設けられている。この位置に排ガ
ス吐出口7を設けたことにより、ミストキャッチャー2
5や熱交換器31で捕集された排ガス中の水分がファン
スクラバー1に流入しても、回転する羽根車3に直接衝
突することがない。従って、これらの水分による羽根車
3の回転抵抗の増大を防止することができ、モータ16
の負荷の増加を防止することが可能になる。
【0050】次に、本発明の第9の実施形態について、
図13及び図14を参照して説明する。なお、特に説明
しない構成及び作用については第1の実施形態と同様で
ある。図13は本実施形態であるファンスクラバーの構
成を示す概略断面図である。図14(a)は本実施形態
であるファンスクラバーの一部構成を示す拡大断面図で
あり、図14(b)は図14(a)のD−D線拡大断面
図である。
【0051】図13及び図14に示すように、排ガス配
管17の端部には肉厚円板状の引圧調整リング120が
取り付けられている。この引圧調整リング120の内周
面には雌ネジ溝120aが形成されており、排ガス配管
17の外周面に形成された雄ネジ溝17aに雌ネジ溝1
20aが螺合することで引圧調整リング120が排ガス
配管17の長手方向に移動可能になっている。また、図
14に示すように、排ガス配管17の雄ネジ溝17aが
形成されている箇所には、排ガス配管17の長手方向に
延びる4つの長孔17bが円周等配に形成されている。
一方、引圧調整リング120には長孔17bに嵌合する
固定用ネジ121が引圧調整リング120の半径方向に
取り付けられている。なお、本実施形態では、引圧調整
リング120が排ガス吸入口を構成している。
【0052】上述の構成のもとで排ガス吸入口(引圧調
整リング120)と羽根車3とのクリアランスFを変更
するには、まず、固定用ネジ121を緩めた状態で引圧
調整リング120を回転させてネジ溝17a,120a
のネジ作用により引圧調整リング120を所望の位置に
移動させる。その後、固定用ネジ121を締めて固定用
ネジ121の先端を長孔17bに嵌合させることにより
引圧調整リング120の位置を固定する。ここで、固定
用ネジ121と長孔17bとが多少緩やかに嵌合して
も、引圧調整リング120が回転することはなく、ネジ
溝17a,120aのピッチ4分の1毎でのクリアラン
スFの調整が可能となる。なお、クリアランスFの細か
な調整を可能とするために、両ネジ溝17a,120a
のピッチはできるだけ細かく形成することが好ましく、
また、長孔17bの数も4つ乃至8つ程度設けることが
好ましい。
【0053】上述した本実施形態によれば、羽根車3の
回転によって生じる引圧を、クリアランスFを変更させ
ることによって調整することが可能となる。即ち、引圧
が高い場合はクリアランスFを大きくし、引圧が低い場
合はクリアランスFを小さくすることで水封部68の水
位68c(図17参照)を調節することができる。した
がって、モータ16(図1参照)の運転条件(回転数)
を変更することなく、水封部68の水位を適切に保つこ
とができ、ファンスクラバー1の処理能力を低下させる
ことなく排ガスを処理することが可能となる。
【0054】次に、本発明の第10の実施形態について
図15を参照して説明する。なお、特に説明しない構成
及び作用については第1の実施形態と同様である。図1
5は本実施形態であるファンスクラバーの構成を示す概
略断面図である。
【0055】図15に示すように、ケーシング2には円
筒状の排ガス吸入管130が取り付けられている。この
排ガス吸入管130の外周面には雄ネジ溝130aが形
成され、ケーシング2に形成された雌ネジ溝2aに雄ネ
ジ溝130aが螺合することにより、排ガス吸入管13
0がケーシング2の垂直方向に移動可能となっている。
また、排ガス吸入管130の羽根車3側の端部は肉厚円
板状の排ガス吸入口8が形成されており、他方の端部は
ノズル用配管131を介して排ガス配管17に接続され
ている。
【0056】排ガス吸入管130とケーシング2との螺
合部には、被処理対象となる排ガスが漏出しないように
シール部材132が装着されており、シール部材132
は、シール押さえ部材133によりケーシング2に固定
されている。ノズル9は上述したノズル用配管131に
固着されており、ノズル用配管131は排ガス吸入管1
30に嵌合している。
【0057】上述の構成のもとで排ガス吸入口8と羽根
車3との間のクリアランスFを変更するには、ケーシン
グ2の外側に露出している排ガス吸入管130を回転さ
せて、ネジ溝130a,2aによるネジ作用により排ガ
ス吸入管130の位置を移動させればよい。このとき、
排ガス吸入管130とノズル用配管131とは単に嵌合
しているだけであるので、ノズル用配管131を回転さ
せることなく、排ガス吸入管130のみを回転させるこ
とができる。即ち、排ガス吸入管130の回転および位
置の変更にかかわらず、ノズル用配管131に固着され
ているノズル9の洗浄液取込口9aをそのままの位置に
維持することができる。なお、クリアランスFの細かな
調整を可能とするために、ネジ溝130a,2aのピッ
チはできるだけ細かく形成することが好ましい。
【0058】上述した本実施形態によれば、羽根車3の
回転によって生じる引圧を、クリアランスFを変更させ
ることによって調整することが可能となる。即ち、引圧
が高い場合はクリアランスFを大きくし、引圧が低い場
合はクリアランスFを小さくすることで水封部68の水
位68c(図17参照)を調節することができる。した
がって、モータ16(図1参照)の運転条件(回転数)
を変更することなく、水封部68の水位を適切に保つこ
とができ、ファンスクラバー1の処理能力を低下させる
ことなく排ガスを処理することが可能となる。また、フ
ァンスクラバー1を分解することなくクリアランスFの
変更ができるので、極めて簡便に引圧の調整を行うこと
が可能となる。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ファンスクラバー内部に衝突板を設けたことによって、
ケーシング内に飛散する微細な洗浄液の生成を促進させ
ることができ、排ガス中に含まれるダストの除去率を向
上させることが可能となる。また、衝突板の配置を交互
にずらすことによって、排水口に向う洗浄液の流下をス
ムーズにすることができ、モータの負荷を軽減させるこ
とが可能となる。
【0060】また、ミストキャッチャーは邪魔板により
構成されているので、目詰まりを起こすことなくミスト
を捕集することが可能となる。また、熱交換器による排
ガスの冷却や希釈ガスの供給により、配管の閉塞を防止
することができ、運転上の安全性を確保することが可能
となる。
【0061】更には、排ガス配管に傾斜部を設けるとと
もに、冷却水噴出口を設けたことにより、水分と反応し
やすいガスを吸入した場合でも、排ガス吸入口の閉塞を
防ぐことが可能となる。
【0062】また、排ガス吸入口と羽根車との間のクリ
アランスの大きさを変更可能としたことにより、ファン
ククラバーの上流側に水封部を設けた場合でも、モータ
の回転数などの運転条件を変更することなく引圧を調整
することが可能となる。その結果、排ガス吸入口の上流
側に設けられた水封部の水位を適切に保つことができ、
これにより、ファンスクラバーの処理能力を低下させる
ことなく排ガスを処理することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態である排ガス処理装置
を備える排ガス処理システムの全体構成を示す概略図で
ある。
【図2】図2(a)は本発明の第1の実施形態である排
ガス処理装置を構成するファンスクラバーの正面断面図
であり、図2(b)は図2(a)のC矢視図である。
【図3】図3(a)及び図3(b)は本発明の第1の実
施形態である羽根車と衝突板との関係を説明する模式図
である。
【図4】本発明の第1の実施形態である排ガス処理装置
を構成するファンスクラバーの構成の一部を示す概略図
である。
【図5】本発明の第1の実施形態である排ガス処理装置
を構成するファンスクラバーの構成の一部を示す概略図
である。
【図6】図6(a)は本発明の第2の実施形態であるフ
ァンスクラバーに使用される衝突板の平面図であり、図
6(b)は本発明の第2の実施形態であるファンスクラ
バーに使用される衝突板の正面図であり、図6(c)は
本発明の第2の実施形態であるファンスクラバーに使用
される衝突板の斜視図である。
【図7】図7(a)は本発明の第3の実施形態であるフ
ァンスクラバーを示す正面断面図であり、図7(b)は
本発明の第3の実施形態であるファンスクラバーの構成
の一部を示す拡大図である。
【図8】本発明の第4の実施形態であるファンスクラバ
ーを示す正面断面図である。
【図9】図9(a)は本発明の第5の実施形態であるフ
ァンスクラバーの構成を示す概略断面図であり、図9
(b)は本発明の第5の実施形態であるファンスクラバ
ーの構成を示す概略斜視図である。
【図10】本発明の第6の実施形態であるファンスクラ
バーの構成の一部を示す概略図である。
【図11】本発明の第7の実施形態であるファンスクラ
バーの構成の一部を示す概略図である。
【図12】本発明の第8の実施形態であるファンスクラ
バーの構成を示す概略断面図である。
【図13】本発明の第9の実施形態であるファンスクラ
バーの構成を示す概略断面図である。
【図14】図14(a)は本発明の第9の実施形態であ
るファンスクラバーの一部構成を示す拡大断面図であ
り、図14(b)は図14(a)のD−D線拡大断面図
である。
【図15】本発明の第10の実施形態であるファンスク
ラバーの構成を示す概略断面図である。
【図16】従来の排ガス処理システムを示す概略図であ
る。
【図17】図16に示す水封部の水位とファンスクラバ
ーとの関係を説明するための模式図である。
【符号の説明】
1,60 ファンスクラバー 2 ケーシング 3 羽根車 4 回転軸 5 側板 6 羽根 7 排ガス吐出口 8 排ガス吸入口 9 ノズル 10 洗浄液 11 衝突板取付板 12,81,92,101 衝突板 13 排ガス出口 14 排ガス案内板 15 排液管 16 モータ 17 排ガス配管 18 軸シール 19 ドレイン口 20 チューブ 21 閉止弁 22 台座 25,69 ミストキャッチャー 26 邪魔板 31 熱交換器 32 冷凍機 41 希釈ガス供給装置 53 排ガス供給口洗浄用ノズル 54 洗浄水 61 前段の排ガス処理装置 62 後段の排ガス処理装置 63 燃焼部 64 液体噴霧部 65 燃焼火炎 66 冷却液噴霧ノズル 67 冷却液 68 水封部 70 配管 71 排水口 72 従来の後段の排ガス処理装置 91 衝突板形成板 102 切り欠き 110 筒体 111 細孔 112 蓋体 113 ノズル挿入口 120 引圧調整リング 121 固定用ネジ 130 排ガス吸入管 131 ノズル用配管 132 シール部材 133 シール押さえ部材

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排ガス吸入口及び排ガス吐出口を有する
    ケーシングと、前記ケーシング内に配置されるとともに
    回転軸に支持された羽根車と、洗浄液を噴出するノズル
    とを備え、前記羽根車を回転させて前記排ガス吸入口を
    介してダストを含む排ガスを吸入し、前記ノズルから噴
    出させた洗浄液に排ガス中のダストを捕捉させて排ガス
    中に含まれるダストを除去するファンスクラバーにおい
    て、 前記羽根車の略全周囲に前記羽根車から出た排ガス及び
    洗浄液が衝突する複数の衝突板を設け、前記衝突板の端
    部の位置と、隣接する前記衝突板の端部の位置とが、前
    記回転軸方向において異なるように前記複数の衝突板を
    配置したことを特徴とするファンスクラバー。
  2. 【請求項2】 前記衝突板に、洗浄液の水はけを良くす
    るための切り欠きを設けたことを特徴とする請求項1に
    記載のファンスクラバー。
  3. 【請求項3】 排ガス吸入口及び排ガス吐出口を有する
    ケーシングと、前記ケーシング内に配置されるとともに
    回転軸に支持された羽根車と、洗浄液を噴出するノズル
    とを備え、前記羽根車を回転させて前記排ガス吸入口を
    介してダストを含む排ガスを吸入し、前記ノズルから噴
    出させた洗浄液に排ガス中のダストを捕捉させて排ガス
    中に含まれるダストを除去するファンスクラバーにおい
    て、 前記排ガス吸入口の上流側の排ガス配管に、前記排ガス
    吸入口に向かって下降する傾斜部を設け、前記排ガス配
    管の内部に向けて洗浄水を噴出する洗浄水噴出口を設け
    たことを特徴とするファンスクラバー。
  4. 【請求項4】 前記排ガス吐出口を、前記羽根車の垂直
    方向にある位置に設けたことを特徴とする請求項1乃至
    3のいずれかに記載のファンスクラバー。
  5. 【請求項5】 前記羽根車の中心部に、周囲に多数の孔
    が形成された筒体を、その一端が該羽根車の内側面で閉
    塞されるように取り付け、他端を蓋体で閉塞すると共
    に、前記ノズルを挿入するノズル挿入口を前記蓋体に設
    け、該ノズル挿入口に洗浄液を噴出する前記ノズルを挿
    入配置したことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか
    に記載のファンスクラバー。
  6. 【請求項6】 前記回転軸を回転駆動する駆動源と前記
    ケーシングとの間に、前記駆動源に洗浄液が入り込むこ
    とを防止するためのシールを設けると共に、前記シール
    を通過して漏洩した洗浄液の漏洩量を確認する漏洩量確
    認手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至5のいず
    れかに記載のファンスクラバー。
  7. 【請求項7】 前記漏洩量確認手段は、透明な容器を備
    えていることを特徴とする請求項6に記載のファンスク
    ラバー。
  8. 【請求項8】 前記漏洩量確認手段は、漏水センサを備
    えていることを特徴とする請求項6に記載のファンスク
    ラバー。
  9. 【請求項9】 前記排ガス吸入口と前記羽根車との間の
    クリアランスの大きさを変更可能としたことを特徴とす
    る請求項1乃至8のいずれかに記載のファンスクラバ
    ー。
  10. 【請求項10】 排ガス吸入口及び排ガス吐出口を有す
    るケーシングと、前記ケーシング内に配置されるととも
    に回転軸に支持された羽根車と、洗浄液を噴出するノズ
    ルとを備え、前記羽根車を回転させて前記排ガス吸入口
    を介してダストを含む排ガスを吸入し、前記ノズルから
    噴出させた洗浄液に排ガス中のダストを捕捉させて排ガ
    ス中に含まれるダストを除去するファンスクラバーを備
    えた排ガス処理装置において、 前記羽根車の略全周囲に前記羽根車から出た排ガス及び
    洗浄液が衝突する衝突板を設け、前記排ガス吐出口の下
    流側に、排ガス中に含まれるミストを捕集するためのミ
    ストキャッチャーを設置し、前記ミストキャッチャーの
    下流側に、排ガスを所定温度以下に冷却するための熱交
    換器を設置したことを特徴とする排ガス処理装置。
  11. 【請求項11】 前記ミストキャッチャーは、内部に配
    置された邪魔板により排ガス中のミストを捕集すること
    を特徴とする請求項10に記載の排ガス処理装置。
  12. 【請求項12】 前記排ガス吸入口の上流側の排ガス配
    管に、前記排ガス吸入口に向かって下降する傾斜部を設
    け、前記排ガス配管の内部に向けて洗浄水を噴出する洗
    浄水噴出口を設けたことを特徴とする請求項10又は1
    1に記載の排ガス処理装置。
  13. 【請求項13】 前記ミストキャッチャー又は前記熱交
    換器の下流側の排ガス中に希釈ガスを供給する希釈ガス
    供給手段を設けたことを特徴とする請求項10乃至12
    のいずれかに記載の排ガス処理装置。
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