JP4644211B2 - 自己洗浄式フィルタ組立体および循環システム - Google Patents

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Description

発明の分野
本発明は、自己洗浄式フィルタ組立体に関し、具体的には、限定するものではないが、蒸気、例えば、厨房での調理および化学的な処理によって発生するような蒸気を排出するために家庭用および工業用の排気システムで使用される自己洗浄フィルタ組立体に関する。
発明の背景
多くの産業では、汚染空気を被汚染作業区域から除去するために排気システムを使用することが義務づけられている。このような産業の例は、製造業および化学工業である。
このような排気システムは、一般に食品加工産業および飲食店における工業用および営業用の厨房におけるような厨房で使用される。食品が調理されるときは常に、食品が油を使って調理されるのが一般である。したがって、調理は油滴を含有する蒸発気を発生させる。
このような排気システムの内部に装着されるフィルタは、油滴の大部分を捕獲するために通常では鋼製の網を含む。このようなフィルタは、排気フード、排気フードの煙道、または管路系の中に配置され得る。フィルタによって捕獲されなかった液滴は、排気フード、煙道、および管路系の内部表面にべったり付着することになる。これらの油滴は冷却して乾燥し始めるとき、それらは非常に粘着性を帯び、したがって除去するのが難しい。これらの液滴のうちで排気システムの内壁にべったり付着しなかった一部が、環境の中へ放出されて空気汚染の原因になり得る。発生する恐れのある他の問題は、汚染物質による目詰まりが原因で換気扇の寿命が短縮されること、排気システムの内壁中に細菌が急増殖して不衛生につながること、内壁に沿って乾燥した油脂層から出火する危険性が増大すること、および不十分な排出動作に起因する作業場の通気問題である。
このような排気システムで使用されるフィルタは、網目模様が細かすぎると、それぞれのフィルタが目詰まりし易くなって、システムの有効性を最小化することにつながり、頻繁なフィルタの保守および洗浄によるシステム休止時間の増加につながるので、かなり目の粗い網目模様を有する。このような保守作業は時間が掛かり、単調で、労働集約的な作業である。したがって、それはコストの掛かる過程である。
水カーテン、水浴槽、または噴霧液を使用する自己洗浄式排気システムに対して数多くの提案がなされてきた。しかし、ほとんどは、使用するには複雑であるか、大型であるか、高価であるか、効果薄であるか、危険であるかの1つまたは複数である。
発明の概要
空気流の通路の中に配置するための筐体と、筐体の内部かつフィルタの上に流体を分散するための複数の噴霧口を有する、排気システムで使用するための自己洗浄式フィルタ組立体が提供される。筐体は、第1のフィルタと、第2のフィルタと、洗浄流体が第1のフィルタから滴下してこの筐体から外に滴下するのを防止するためにこの筐体に隣接して配置するための障壁体とを含む。複数の噴霧口は、汚染物質の液滴と結合して空気流の中に結合液滴を形成できるサイズの洗浄流体の液滴を形成し、第1のフィルタおよび第2のフィルタは、汚染物質の液滴および噴霧口からの液滴を捕獲する。
障壁体は、排気システムが動作しているときに、開口を形成する複数のルーバであり得る。複数のルーバは特定の向きに固定可能である。別法として、障壁体は、排気システムが動作しているときに、開口を形成するために筐体の中へ滑動可能である。
有利なことに、障壁体は空気流を減速するバッフル(阻流板)を含む。好ましくは、障壁体は流体の汚染物質のための少なくとも1つのチャンバを含む。少なくとも1つのチャンバの中に流体排出用の導管が存在することが好ましい。
それぞれの噴霧口は、60度と180度との間の円弧を成して流体を分散することが好ましい。それぞれの噴霧口は、90度の円弧を成して流体を分散することがより好ましい。それぞれの噴霧口がノズルであることが望ましい。
好ましくは、洗浄流体が、水および脱脂剤を1:10〜1:50の範囲内にある所定の比率で含む。複数の噴霧口は、第1のフィルタおよび第2のフィルタから成る群から選択されたフィルタの吸気口側にあり得る。複数の噴霧口は、第1のフィルタおよび第2のフィルタから成る群から選択されたフィルタのそれぞれの縁部に配置され得る。複数の噴霧口は、第1のフィルタおよび第2のフィルタから成る群から選択されたフィルタのそれぞれの辺の中間部分に配置され得る。複数の噴霧口は、第1のフィルタおよび第2のフィルタから成る群から選択されたフィルタの対向する角にも配置され得る。
複数の噴霧口は、筐体の内部に配置されることが好ましい。障壁体は、少なくとも1つのバッフルを内部に備える少なくとも1つのチャンバを含むことが有利である。
循環貯槽および循環ポンプを含み、少なくとも1つの自己洗浄式フィルタ組立体の中へ流体を循環させるシステムも提供される。循環ポンプは、このシステムの中で流体を循環させるためにベンチュリ式ポンプとして動作することが好ましい。水が循環貯槽の中へ流入するのを制御するために少なくとも1つの弁が存在することが有利である。流体成分の汚染物質用の補助貯槽も存在し得る。流体成分用の計量投入器も含まれ得る。流体成分は脱脂剤であることが好ましい。
流体は洗浄液であり、水に対する脱脂剤の比率が1:10〜1:50の範囲であり得ることが好ましい。水に対する脱脂剤の比率が1:20であることが最も好ましい。空気の流れは、循環ポンプの前にまたはその後にシステム中の流体の中へ導入され得ることが好ましい。
本発明が容易に理解されかつ実際に実施され得るように、ここで非限定的な実施例としてのみ本発明の好ましい実施形態を説明するが、その説明は添付の例示図面に関連するものである。
好適な実施形態の説明
最初に図1を参照すると、空気が矢印50の方向に流れる排気システムを通る空気流路が示されている。矢印50の方向に流れる空気は、例えば、油滴、埃、粒子状物体、および同様物などの汚染物質を含有し得る。排気システムの換気扇(図示せず)が動作しているとき、空気は矢印50の方向に引き込まれる。
自己洗浄式フィルタ組立体52は、矢印の方向50に沿って排気システム中の空気流路の中に取り付けられる。自己洗浄式フィルタ組立体は、既存の排気システム中の既存のフィルタ組立体の支材または溝穴に適合可能であり得る。既存のバッフルフィルタは、自己洗浄式フィルタ組立体52によって置換え可能である。これは、従来の厨房排気システムを最小限の資本支出で高性能の油脂除去厨房排気システムに変換することを可能にする。これを図14に示す。自己洗浄式フィルタ組立体52は、既存の排気システム120の支材および溝穴に適合可能である。
自己洗浄式フィルタ組立体52は筐体54を含む。筐体54は排気システムの通路の内壁に緊密に隣接する周囲外筺であり得る。フィルタ組立体52は、ごく僅かな量の空気であってもフィルタ組立体52をすり抜けないように実質的に通路を塞ぐべきである。第1のフィルタ56および第2のフィルタ62が、方向50に流れる空気から、例えば、油滴、埃、粒子状物体、および同様物などの汚染物質を濾し取るために筐体54内部の空気流路の中に配置される。
自己洗浄式とは、洗浄が完全ではないことを意味し得る。それは、部分的な洗浄も意味し得る。しかし、かなりの程度の洗浄が伴うことになる。
第1のチャンバ57、第2のチャンバ58、バッフル59、および1組の調整可能なルーバ60を備える追加取付け品55が、筐体54の第1の端部53の前に配置される。ルーバ60は、換気扇が動作しているときに作動され得る。ルーバ60は、十分に速い空気流が存在するときにも作動され得る。取付け品55は、筐体54に装着可能であるか、または排気システムの通路の内壁に装着可能である。図1は、換気扇が動作中であり、ルーバ60が「開」位置にある場合を示す。次いで、空気が、開いたルーバ60によって形成された開口63の中へ流入することができる。ルーバ60が閉じた位置にあるとき、開口63も閉鎖される。しかし、ルーバ60は、非調整式であって一定の向きに固定されてもよい。したがって、開口63は常に存在し得る。図13は、「閉」位置にあるルーバ60を示す。
換気扇が動作中ではないとき、フィルタ組立体52中のフィルタの洗浄は、ルーバ60が「閉」位置にある状態で依然として実行可能である。それぞれのルーバ60の縁部は、珪素樹脂、ゴム、および同様物などの水密封止材料によって縁取りされ得る。したがって、洗浄液が、フィルタ組立体52から排気システムの他の部分および通気すべき区域の中へ漏出することがない。これは、例えば、厨房、清浄室、および同様の場所などの通気すべき区域の中へ漏出するのを防止する。ルーバ60を使用する以外に、シャッタ扉状組立体を使用して空気をフィルタ組立体52の中へ流入させ、洗浄液がフィルタ組立体52から退出するのを阻止することができる。取付け品55の第1のチャンバ57および第2のチャンバ58を使用して洗浄液を収容し、それぞれのチャンバを、例えば、廃液パイプなどの流体64用導管によって液抜きすることも可能である。
第1のフィルタ56の背後には、互換性が備わるように、好ましくは第1のフィルタ56と実質的に同じ第2のフィルタ62が配置される。第2のフィルタ62の網目サイズは、第1のフィルタ56と同じでもよいし、またはそれよりも細かくてもよい。第1のフィルタ56は相対的に目が粗いフィルタでよく、他方で第2のフィルタ62は相対的に目が細かいフィルタでよい。別法として、フィルタ56が相対的に細かくてもよく、かつ第2のフィルタ62が相対的に粗くてもよい。取付け品55中のバッフル59は、フィルタ組立体52を通過する空気流の速度を低下させ、特に、換気扇が動作中でないときに噴霧液68が開口63を通過して退出するのを防止する。このような配置は、第1のフィルタ56に一部の汚染物質を除去させ、第2のフィルタ62を使用していっそう小さい汚染物質を捕獲することができる。第1のフィルタ56を使用して、噴霧液68がバッフル59に跳ね掛かるのを防止することもできる。このような配置では、第1のフィルタ56および第2のフィルタ62が共に目詰まりする恐れが大幅に減少する。第1のフィルタ56は、ノズル66および70から噴霧された流体がフィルタ組立体52の開口63を退出するのを防止することができる。第2のフィルタ62は、ノズル66および70から噴霧された流体がフィルタ52の後端100から退出するのを同様に防止することができる。これは、排気システムの休止時間を最小化し、保守費用も削減することができる。それぞれのフィルタの濾過定格および種類は、空気流から除去すべき汚染物質の種類によって決定され得る。
洗浄液貯めまたは貯槽(図示せず)は、フィルタ組立体52に作用的に連結され得る。貯槽は排気システムに装着されてもよいし、または排気システムの中に組み込まれてもよい。別体になっていれば、例えば、ホース、管、パイプ、連結管などによる適切な連結部を設ける必要がある。パイプ、管、またはホースを介して第1のフィルタ56と第2のフィルタ62との間に位置する第1のノズル66に洗浄液を随意選択的に供給するためのポンプが、貯槽の内部にまたはそれに隣接して配置可能である。ノズル66は単一のノズル、整列した複数のノズル、複数の穴(シャワー散水口におけるような)を有する出口連結管、噴霧液が小面積に集中するファンジェット噴霧器、または同様物であり得る。
ノズル66の目的は、第1のフィルタ56の上にかつ第2のフィルタ62の前面69の上に当たる空気流の中へ洗浄液を含み得る水の微細噴霧液68を供給することであり、換気扇によって引き込まれた空気流が微細噴霧液68を実質的に第2のフィルタ62の前面69の上に引き寄せるようなっている。ノズル66は、洗浄液を「霧化」して微細噴霧液68を形成する。ノズル66は、60と180度との間の円弧にわたって洗浄液を分散することができる。ノズル66は、110度の円弧を成して洗浄液を分散することが好ましい。第2のノズル70が、第1のノズル66と同じ目的のために、フィルタ組立体52の中で第1のフィルタ56と第2のフィルタ62との間にも配置され得る。
図3は、図1に示したノズル配置の正面図を示す。第1のノズル66および第2のノズル70は、第2のフィルタ62の前面69の前方に配置される。第2のノズル70は、第1のノズル66と同じでもよいし、または異なってもよい。第1のノズル66および第2のノズル70はそれぞれ、90度の円弧を成して洗浄液を微細噴霧液68として分散し、第2のフィルタ62の前面69の実質的な部分を洗浄液によって被覆することができる。第2のフィルタ62の前面69を被覆すると、空気流50からの汚染物質を捕獲するための第2のフィルタ62の粘着特性を向上させることができる。図4は、それぞれが、第2のフィルタ62の前面69の実質的な部分が洗浄液によって被覆されるように、180度の円弧を成して洗浄溶液を微細噴霧液68として分散する2つのノズルの別法による配置を示す。図5および6は、4つのノズルの別法による配置を示す。図5は、それぞれが90度の円弧を成して洗浄液を微細噴霧液68として分散するノズルを示し、図6はそれぞれが180度の円弧を成して洗浄液を微細噴霧液68として分散するノズルを示す。単一のノズルでも、本明細書では詳述されない多ノズルを使用する場合と同様に、第2のフィルタ62の前面69の実質的な部分を洗浄液によって被覆する作業には十分である。別体のポンプをそれぞれのノズルに使用してもよいし、またはこれらのノズルをすべて単一のポンプに連結してもよい。
図7を参照すると、噴霧液68は、それが空気流によって第2のフィルタ62の表面69の上に運ばれるような液滴サイズを有するべきである。それぞれのノズルに加わる2〜3バールの間の圧力が、それぞれのノズルから出現するそれぞれの液滴のサイズに影響を与える。この圧力は、それぞれの液滴がそれぞれのノズルから出現する速度にも影響を与え得る。角度を付けてフィルタ組立体52を位置決めすることによって、過剰な噴霧液がいずれもチャンバ57、58の中で捕獲されて、再利用のための導管64によって排出される結果につながる。導管64は、フィルタ組立体の内部および周囲に必要な配管を最小限にする溝筋でもよい。したがって、必要な洗浄液量も削減される。しかし、ルーバ60が「閉」位置にあるとき、噴霧液68の圧力が増大して汚染物質をフィルタ56、62から強制的に除去することができる。
このような方式で、第2のフィルタ62が噴霧液68によって洗浄される。噴霧液68は、空気流中の汚染物質と結合してより大きな液滴も形成する。ルーバ60は、このような固まった液滴を保守時に除去し易いように、ポリテトラフルオロエチレン(すなわちPTFEまたは市販ではテフロン(商標)として知られる)によって被覆可能である。ルーバ60には被覆層が無くてもよい。したがって、ルーバ60は濾過過程を補助することもできる。
また、より大きな液滴は第2のフィルタ62によって捕獲される可能性を高める。第2のフィルタ62によって捕獲されるとき、油滴はまだ冷却されていないので依然として流体であるので、それらは噴霧液68の洗浄液中の脱脂剤によって作用を受けることになり、したがって重力の影響下で第2のフィルタ62を伝って筐体54の底に流れ落ち、開口を介してチャンバ57、58に流入する。脱脂剤によって作用を受けた油滴は、沈殿物となり廃液貯槽の底に沈殿し得る。
噴霧液68は第2のフィルタ62の前面69の実質的な部分を被覆し、よって第2のフィルタ62による汚染物質の捕獲を向上させる。空気流の影響下で、また噴霧液68が第2のフィルタ68のすべての表面を被覆すると同時にそれらを一気に洗い流す。
このような方式で、汚染物質および洗浄噴霧液68の大部分がフィルタ62、56によって捕獲される。これは、汚染物質および洗浄噴霧液の大部分が排気システムの実質的部分に沿ってすり抜けるのを防止する。これは、ダクト配管、換気扇、および排気システムの他の構成要素に対する損傷を防止する。
図2は、本発明の別法による実施形態を示す。空気が矢印20の方向に流れる排気システムを通る空気流路が示されている。矢印20の方向に流れる空気は、例えば、油滴、埃、粒子状物体、および同等物などの汚染物質を含有し得る。排気システムの換気扇(図示せず)が動作中であるとき、空気が矢印20の方向に引き込まれる。
自己洗浄式フィルタ組立体22は、矢印の方向20に沿って排気システム中の空気流路の中に取り付けられる。自己洗浄式フィルタ組立体22は、既存の排気システム中の既存のフィルタ組立体の支材または溝穴に適合可能であり得る。自己洗浄式フィルタ組立体は筐体24を含む。筐体24は排気システムの通路の内壁に緊密に隣接する周囲外筐であり得る。フィルタ組立体22は、ごく僅かな量の空気であってもフィルタ組立体22をすり抜けないように実質的に通路を塞ぐべきである。第1のフィルタ26が、方向20に流れる空気から、例えば、油滴、埃、粒子状物体、および同様物などの汚染物質を濾し取るために筐体24内部の空気流路の中に配置される。
換気扇が動作しているときに作動される1組の調整可能なルーバ30が、筐体24の第1の端部23の前に配置される。この1組のルーバ30は、筐体24に装着可能であるか、または排気システムの通路の内壁に装着可能である。図2は、換気扇が動作中であり、ルーバ30が「開」位置にある場合を示す。ルーバ30は十分に速い空気流が存在するときにも作動され得る。次いで、空気は、開いたルーバ30によって形成された開口21の中へ流入することができる。換気扇が動作中ではないとき、フィルタ組立体22中のフィルタの洗浄は、ルーバ30が「閉」位置にある状態で依然として実行可能である。それぞれのルーバ30の縁部も、珪素樹脂、ゴム、および同様物などの水密封止材料によって縁取りされ得る。したがって、洗浄液が、フィルタ組立体22から排気システムの他の部分および通気すべき区域の中へ漏出することがない。これは、例えば、厨房、清浄室、および同様の場所などの通気すべき区域の中へ漏出するのを防止する。ルーバ30を使用する以外に、シャッタ扉状組立体を使用して空気をフィルタ組立体22の中へ流入させ、洗浄液がフィルタ組立体22から退出するのを阻止することができる。しかし、ルーバ30は、非調整式であって一定の向きに固定されてもよい。したがって、開口21は常に存在し得る。図15は、固定された受台31の中に一定の向きで固定されたルーバ縁部の拡大図を示す。それぞれのルーバ30は、交換、洗浄、または保守のために容易に着脱可能である。
第1のフィルタ26の背後には、互換性が備わるように、好ましくは第1のフィルタ26と実質的に同じ第2のフィルタ28が配置される。その網目サイズは、第1のフィルタ26と同じでもよいし、または細かくてもよい。第1のフィルタ26は相対的に目が粗いフィルタでよく、他方で第2のフィルタ28は相対的に目が細かいフィルタでよい。このような配置は、第1のフィルタ26に一部の汚染物質を除去させ、第2のフィルタ28を使用していっそう小さい汚染物質を捕獲することができる。このような配置では、第1のフィルタ26および第2のフィルタ28が共に目詰まりする恐れが大幅に減少する。これは、排気システムの休止時間を最小化し、保守費用も削減することができる。それぞれのフィルタの濾過定格および種類は、空気流から除去すべき汚染物質の種類によって決定され得る。
洗浄液貯めまたは貯槽(図示せず)は、フィルタ組立体22に作用的に連結され得る。貯槽は排気システムに装着されてもよいし、または排気システムの中に組み込まれてもよい。別体になっていれば、例えば、ホース、管、パイプ、連結管などによる適切な連結部を設ける必要がある。パイプ、管、またはホースを介して第1のフィルタ26の前方に配置された第1のノズル32に洗浄液を随意選択的に供給するためのポンプが、貯槽の内部にまたはそれに隣接して配置可能である。ノズル32は単一のノズル、整列した複数のノズル、複数の穴(シャワー散水口におけるような)を有する出口連結管、または同様物であり得る。
ノズル32の目的は、第1のフィルタ26の前面36の前方で、洗浄液を含み得る水の微細噴霧液34を空気流の中へ供給することであり、換気扇によって引き込まれた空気流が、微細噴霧液34を実質的に第1のフィルタ26の前面36全体の上に引き寄せるようになっている。ノズル32は、洗浄液を「霧化」して微細噴霧液34を形成する。ノズル32は、60と180度との間の円弧にわたって洗浄液を分散することができる。ノズル32は、90度の円弧を成して洗浄液を分散することが好ましい。
図8は、図2に示したノズル配置の正面図を示す。第1のノズル32および第2のノズル38は、第1のフィルタ26の前面36の前方に配置される。第2のノズル38は、第1のノズル32と同じでもよいし、または異なってもよい。第1のノズル32および第2のノズル38はそれぞれ、90度の円弧を成して洗浄液を微細噴霧液34として分散し、第1のフィルタ26の前面36の実質的な部分を洗浄液によって被覆することができる。第1のフィルタ26の前面36を被覆すると、空気流から汚染物質を捕獲するための第1のフィルタ26の粘着特性を向上させることができる。図9は、それぞれが、第1のフィルタ26の前面36の実質的な部分が洗浄液によって被覆されるように、180度の円弧を成して洗浄溶液を微細噴霧液34として分散する2つのノズルの別法による配置を示す。図10および11は、4つのノズルの別法による配置を示す。図10は、それぞれが90度の円弧を成して洗浄液を微細噴霧液34として分散するノズルを示し、図11はそれぞれが180度の円弧を成して洗浄液を微細噴霧液34として分散するノズルを示す。単一のノズルでも、本明細書では詳述されない多ノズルを使用する場合と同様に、第1のフィルタ26の前面36の実質的な部分を洗浄液によって被覆する作業には十分である。別体のポンプをそれぞれのノズルに使用してもよいし、またはこれらのノズルをすべて単一のポンプに連結してもよい。
図12を参照すると、噴霧液34は、それが空気流によって第1のフィルタ26の表面36の上に運ばれるような液滴サイズを有するべきである。しかし、好ましくは、それぞれのノズルに加わる圧力は、噴霧液34が空気流に逆らって流れ、したがって空気通路に沿って排気システムの他の部分の中へ進入する恐れがあるような力で噴霧液が表面36から跳ね返るほど大きくすべきではない。角度を付けてフィルタ組立体22を位置決めすることによって、跳ね返った噴霧液がいずれも空気流によって捕獲され、第1のフィルタ26の表面36の上に誘導される結果につながる。空気流は、微細噴霧液34が第1のフィルタ26の表面36上に当たるのを補助するために使用されている。しかし、ルーバ30が「閉」位置にあるとき、噴霧液34の圧力が増大して汚染物質をフィルタ26から強制的に除去することができる。
洗浄液は水でよく、または洗浄液は、所定の比率にある水と脱脂剤の混和物であることが好ましい。この比率は、使用される脱脂剤および濾過される汚染物質の種類に応じて任意適切な比率でよい。例えば、調理蒸発気および化学蒸発気の濾過には、洗浄液の異なる成分百分率が必要になる。この比率は、1:10〜1:50の範囲にあることが好ましく、より好ましくは1:20である。例えば、汚染物質が酸性であれば、洗浄液は、これらの汚染物質を捕獲しかつ洗浄するばかりでなく、それらを中和するためにアルカリ性であり得る。同様に、アルカリ性の汚染物質では、洗浄液が酸性であり得る。気体の汚染物質では、洗浄液が中和溶液および/または気体を含み得る。
このような方式で、第1のフィルタ26は噴霧液34によって洗浄される。噴霧液34は、空気流中の汚染物質と結合してより大きな液滴も形成する。液滴が大きくなると、第1のフィルタ26に接触する前に空気流から落下する結果に繋がり、重力の影響下で通路110の底に落下することになる。より大きな液滴はルーバ30の表面にも付着し得る。ルーバ30は、このような固まった液滴を保守時に除去し易くするために、ポリテトラフルオロエチレン(すなわちPTFEまたは市販ではテフロン(商標)として知られる)によって被覆可能である。したがって、ルーバ30は濾過過程を補助することもできる。
また、より大きな液滴は第1のフィルタ26によって捕獲される可能性を高める。第1のフィルタ26によって捕獲されるとき、油滴はまだ冷却されていないので依然として流体であるので、それらは噴霧液34の洗浄液中の脱脂剤によって作用を受けることになり、したがって重力の影響下で第1のフィルタ26を伝って筐体24の底に流れ落ち、開口を通過して排気システム中の廃液貯槽の中へ流入する。このような方式では、廃液貯槽中の油滴が上層に浮上して洗浄液の分離を容易にし、他方では油を廃棄または再利用のために回収できるので、洗浄液は再利用が可能である。
噴霧液34は第1のフィルタ26の前面36の実質的な部分を被覆し、よって第1のフィルタ26による汚染物質の捕獲を向上させる。噴霧液34を第1のフィルタ26の前方に備えることによって、空気流の影響下で、噴霧液34は連続的に第1のフィルタ26に引き寄せられ、その中へ引き込まれ、かつそれに通され、したがって第1のフィルタ26のすべての表面を被覆すると同時にそれらを一気に洗い流す。
噴霧液34からの液滴、特に相対的に微細な液滴であり、通常の汚染物質よりも小さいものは第1のフィルタ26をすり抜け得る。次いで、それらは、空気流によって第2のフィルタ28まで運ばれることになる。第1のフィルタ26と同一の目的のために第2のフィルタ28の前面110を洗浄液で実質的に被覆するように、少なくとも1つのノズルが同様に第1のフィルタ26と第2のフィルタ28との間の位置決めされ得る。
このような方式で、汚染物質および洗浄噴霧液34の大部分はフィルタ26、28によって捕獲される。これは、汚染物質および洗浄噴霧液の大部分が排気システムの実質的な部分に沿ってすり抜けるのを防止する。これはダクト配管、換気扇、および排気システムの他の構成要素に対する損傷を防止する。
換気扇が動作中でないときにルーバ30が「閉」位置にあるように、ルーバ30は、空気流のための換気扇と同じ回路の中に位置し得る。したがって、洗浄液の噴霧は、空気流が存在しないときであっても行うことができる。このような方式で、洗浄液は、排気システムの他の部分および通気すべき区域に流れることはできない。しかし、ルーバ30は、望ましい場合には、別個に制御可能であるべきである。これは、ルーバの洗浄を可能にするために必要であり得る。少なくとも1つのノズルからの噴霧液がフィルタに向かって引き寄せられ、かつ重力の影響下で落下しないように、ポンプも換気扇と同じ回路の中に位置し得る。
ルーバ30はまた、排気システム中の通路110の中の空気流の速度に応じて動作可能である。空気流の速度が特定の量を超過するとルーバ30が自動的に「開」位置に位置決めされ得るように空気流の速度を測定するために、風速計(図示せず)を排気システムの通路110の中に装着することができる。同様に、空気流の速度が無視できるほどの値であれば、これは通気すべき区域内での活動が存在しないことを意味するので、ルーバ30は自動的に「閉」位置に位置決めされ得る。
排気システムの動作時に絶えず洗浄されるフィルタ26、28を備えることによって、目詰まりの恐れが少なくなり、よってより目の細かい網目サイズをフィルタ26、28で使用することが可能になり、したがってそれらの作用の有効性を増大させることになる。乾燥した汚染物質からの出火の危険性も大幅に最小化される。
図16を参照すると、排気フードシステム120中の脱脂剤/水の洗浄液を循環させるための洗浄液循環システム148が示されている。脱脂剤/水の洗浄液の汚染物質用の循環貯槽150が備わっている。循環貯槽150の洗浄液の水準が所定の水準を下回るとき、弁152が開き、外部供給源から水が循環貯槽150の中へ流入し得る。弁152は浮子式の弁でよい。脱脂剤の汚染物質用に補助貯槽154が備わっている。循環貯槽150に向かって流れる水がパイプ158の中で検出されるときに脱脂剤を計量投入し得る計量投入器156が備わっている。別法として、計量投入器156は、弁152が開くときに脱脂剤を計量投入することもできる。脱脂剤対水の比率が1:10〜1:50の範囲内にあるのが好ましく、1:20がより好ましい。
反対に、弁152が閉じるときに計量投入器156は脱脂剤の計量投入を停止することができる。次いで、脱脂剤および水は、循環貯槽150の中へ流出する前にパイプ158の中で混和する。一旦、循環貯槽150中の洗浄液の水準が所定の水準まで満たされると、弁152を閉じることができる。
排気システム120が動作中であるとき、洗浄液は、重力の影響下で循環貯槽150から循環ポンプ160を介して複数の自己洗浄式フィルタ組立体52まで流動し得る。洗浄液は、循環ポンプ160に進入する前に微細なステンレス鋼線網目フィルタを通過し得る。したがって、微粒子の目詰まりによって循環ポンプ160が受ける損傷が最小化される。循環ポンプ160はベンチュリ式ポンプのように動作し得る。ポンプ160は、洗浄液の流れに沿って小断面積領域を有し得る。ベルヌーイの原理によって、洗浄液の流れ速度は小断面積領域の後方で増大する。速度が増大すると、洗浄液は、供給パイプ162中へ重力に逆らってフィルタ組立体52まで推進される。洗浄液が流れる速度が増大すると、フィルタ組立体52中のノズルから噴出される洗浄液の速度も増大し得る。洗浄液中の圧力が維持され得るように、循環ポンプ160に先だってまたはそれに続いて、空気の流れを洗浄液の中へ通すことができる。洗浄液を空気に曝すことは洗浄液を冷却する助けにもなり得る。
洗浄液がノズルからフィルタ組立体52のフィルタ上へ噴霧された後、使用された洗浄液は、それぞれのフィルタ組立体52中のそれぞれのチャンバの中で所定の水準に到達するときに重力の影響下で戻りパイプ164を介して循環貯槽150に戻る前に、それぞれのフィルタ組立体52中のチャンバの中に蓄えられる。
洗浄液と油脂および他の汚染物質との混合物は、沈殿物として循環貯槽150の底に沈降することになる。循環貯槽150は、沈殿物が循環貯槽150の傾斜底面の頂端155に蓄積するように傾斜底面を有し得る。廃液パイプ153が所定の時点で開放されて、蓄積した沈殿物を循環貯槽150の傾斜底面の頂端155から流出させることができる。
循環貯槽150中の洗浄液の水準が排出パイプ151の高さを超過するとき、貯槽150中の洗浄液は、それが排出パイプ151の高さに到達するまで流出することになる。
別法による実施形態では、循環システム148は排気システム120の上方に位置決めされ得る。その場合に、システム148の配置は循環ポンプ160を使用することになり、そこでは洗浄液の流れが重力に逆行する。
図17は、洗浄液循環システム148に関する過程の流れを示す。循環貯槽150中の洗浄液が所定の水準を下回るとき(200)、弁152が自動的に開いて水の流れを循環貯槽150に向かわせ得る(202)。循環貯槽150に向かって流れる水がパイプ158の中で検出されるとき、計量投入器156が自動的に脱脂剤を計量投入し得る(204)。次いで、水および脱脂剤が好ましい比率で混和して洗浄液を形成する(206)。次いで、循環貯槽150中に残存する洗浄液の量に、新たに混和された洗浄液が追加され得る(208)。
洗浄液がフィルタ組立体52の中で必要になると、洗浄液は、供給パイプ162を介して循環貯槽150から循環ポンプ160の中に流入し得る(210)。洗浄液中の圧力が維持され得るように、循環ポンプ160に先だってまたはそれに続いて、空気の流れを洗浄液の中に通すことができる。洗浄液を空気に曝すと、洗浄液を冷却する助けともなり得る。次いで、洗浄液は、フィルタ組立体52中の噴霧器からフィルタ組立体52中のフィルタの上へ噴霧され、フィルタの有用性を維持することができる(212)。使用済み洗浄液はそれぞれのフィルタ組立体52中のチャンバの中に蓄えられ、洗浄液の量がそれぞれのチャンバ中の所定の量を超過するとき、戻りパイプ164を介して循環貯槽150まで流動し得る(214)。循環貯槽150中の廃液パイプ153が開かれるとき、油脂/洗浄液の沈殿物が廃液パイプ153を介して流出し、したがって循環システム148のために再利用可能な洗浄液が残る(216)。
それぞれの自己洗浄式フィルタ組立体52のすべての部分は、保守のために分解可能である。それぞれの自己洗浄式フィルタ組立体52は、例えば、ナットおよびボルトなどの固定具を使用して適切なサイズの既存の厨房フードに後付けすることも可能である。
本発明の好ましい実施形態を以上の説明に記載してきたが、本発明から逸脱することなく、設計または構造の細部に変更が実施可能であることは当業者には理解されよう。本発明は、個別的であれ、またはあらゆる実現可能な組合せおよび置換においてであれ、開示されたすべての特徴を包含するものである。
本発明の好ましい実施形態の自己洗浄式フィルタ組立体を示した側面図であり、ルーバが「開」位置にある。 本発明の自己洗浄式フィルタ組立体の別の実施形態を示した側面図であり、ルーバが「開」にある。 図1のノズル配置を示した正面図である。 本発明の自己洗浄式フィルタ組立体の第2のフィルタを示した正面図であり、噴霧口の第2の配置を有する。 本発明の自己洗浄式フィルタ組立体の第2のフィルタを示した正面図であり、噴霧口の第3の配置を有する。 本発明の自己洗浄式フィルタ組立体の第2のフィルタを示した正面図であり、噴霧口の第4の配置を有する。 排気システムの中で使用された本発明の自己洗浄式フィルタ組立体を示した側面図である。 図2のノズル配置を示した正面図である。 本発明の別法による実施形態の自己洗浄式フィルタ組立体の第1のフィルタを示した正面図であり、噴霧口の第2の配置を有する。 本発明の別法による実施形態の自己洗浄式フィルタ組立体の第1のフィルタを示した正面図であり、噴霧口の第3の配置を有する。 本発明の別法による実施形態の自己洗浄式フィルタ組立体の第1のフィルタを示した正面図であり、噴霧口の第4の配置を有する。 排気システムの中で使用された本発明の別法による実施形態の自己洗浄式フィルタ組立体を示した側面図である。 本発明の自己洗浄式フィルタ組立体を示した側面図であり、ルーバが「閉」位置にある。 既存の排気フードシステムに組み込んで使用された本発明の好ましい実施形態を示した図である。 自己洗浄式フィルタ組立体の別法による実施形態において固定した向きにあるルーバの縁部を示した拡大図である。 排気フードシステムで洗浄液を循環させるためのシステムを示した図である。 排気フードシステムで洗浄液を循環させるためのシステムの動作に関するフローチャートを示した図である。

Claims (15)

  1. 内壁によって規定された空気流のための通路を有する排気システムで使用するための自己洗浄式フィルタ組立体であって、
    空気流の前記通路の前記内壁に配置されていると共に第1のフィルタを収容している筐体と、前記筐体の内部かつ前記第1のフィルタの上に洗浄流体を分散するための少なくとも一つの噴霧口と、障壁体とを有しており
    前記少なくとも一つの噴霧口は、汚染物質の液滴と結合して前記空気流の中に結合液滴を形成できるサイズの前記洗浄流体の液滴を形成し、
    前記第1のフィルタは、前記汚染物質の前記結合液滴および前記少なくとも一つの噴霧口からの液滴を捕獲し、
    前記障壁体は、前記洗浄流体が前記第1のフィルタから滴下して前記筐体から外に滴下するのを防止するために前記筐体に隣接して配置されている、自己洗浄式フィルタ組立体。
  2. 前記障壁体は、前記排気システムが動作しているとき、開口を形成する複数のルーバである、請求項1に記載の自己洗浄式フィルタ組立体。
  3. 前記障壁体は、前記排気システムが動作しているとき、開口を形成するために前記筐体の中へ滑動可能である、請求項1に記載の自己洗浄式フィルタ組立体。
  4. 前記障壁体は前記空気流を減速するバッフルを含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載の自己洗浄式フィルタ組立体。
  5. 前記障壁体は流体の前記汚染物質用の少なくとも1つのチャンバを含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載の自己洗浄式フィルタ組立体。
  6. 前記少なくとも1つのチャンバの中に流体排出用の導管が存在する、請求項5に記載の自己洗浄式フィルタ組立体。
  7. それぞれの噴霧口は、60度と180度との間の円弧を成して流体を分散する、請求項1〜6のいずれか一項に記載の自己洗浄式フィルタ組立体。
  8. それぞれの噴霧口は、110度の円弧を成して流体を分散する、請求項7に記載の自己洗浄式フィルタ組立体。
  9. それぞれの噴霧口は、ファンジェット噴霧器およびノズルから成る放出口の群から選択される、請求項1〜8のいずれか一項に記載の自己洗浄式フィルタ組立体。
  10. 前記洗浄流体は、水および脱脂剤を1:10〜1:50の範囲内にある所定の比率で含む、請求項1〜9のいずれか一項に記載の自己洗浄式フィルタ組立体。
  11. 前記少なくとも一つの噴霧口は、前記第1のフィルタ、および、前記第1のフィルタの下流に位置する第2のフィルタから成る群から選択されるフィルタの吸気口側にある、請求項1〜10のいずれか一項に記載の自己洗浄式フィルタ組立体。
  12. 前記少なくとも一つの噴霧口は、前記第1のフィルタおよび前記第2のフィルタから成る群から選択されるフィルタのそれぞれの縁部にある、請求項11に記載の自己洗浄式フィルタ組立体。
  13. 前記少なくとも一つの噴霧口は、前記第1のフィルタ、および、前記第1のフィルタの下流に位置する第2のフィルタから成る群から選択されるフィルタのそれぞれの辺の中間部分に配置される、請求項1〜10のいずれか一項に記載の自己洗浄式フィルタ組立体。
  14. 前記少なくとも一つの噴霧口は、前記第1のフィルタ、および、前記第1のフィルタの下流に位置する第2のフィルタから成る群から選択されるフィルタの対向する角に配置される、請求項1〜10のいずれか一項に記載の自己洗浄式フィルタ組立体。
  15. 前記筐体は、前記内壁中において角度を付けて位置しており、
    前記少なくとも1つのチャンバは、過剰な噴霧液を捕獲するように構成されている、請求項5に記載の自己洗浄式フィルタ組立体。
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