JPH0842888A - 空気濾過装置 - Google Patents
空気濾過装置Info
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- JPH0842888A JPH0842888A JP6197140A JP19714094A JPH0842888A JP H0842888 A JPH0842888 A JP H0842888A JP 6197140 A JP6197140 A JP 6197140A JP 19714094 A JP19714094 A JP 19714094A JP H0842888 A JPH0842888 A JP H0842888A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 汚染空気の汚染物除去能力を高める。
【構成】 空気導入口および排気口を有し、ファンによ
り上記導入口から排気口へ空気を流通させる濾過ボック
スにおいて、上記濾過ボックス内に、横断面屈曲形状の
多数枚の羽根を互に上下間隔をあけて横向きに且つ互に
平行に配列してなる羽根列の複数列を互の羽根を接触さ
せずに前後に配設すると共に、前後隣り合う羽根列のう
ちの風上がわ羽根列の羽根上下間隔に風下がわ羽根列の
羽根面をそれぞれ対向させて、上記風上がわ羽根列の上
下間隔から風下がわ羽根列の上下間隔に通じる屈曲流通
路を形成し、上記複数羽根列の上端部に設けた放水ノズ
ルから該複数羽根列の上端に放水して、上記屈曲流通路
の羽根面に流下水膜を形成すると共に、上記羽根の上下
間隔に上記屈曲流通路をよぎる水滴スクリーンを形成
し、上記複数羽根列の下に水受け槽を設けた、空気濾過
装置。
り上記導入口から排気口へ空気を流通させる濾過ボック
スにおいて、上記濾過ボックス内に、横断面屈曲形状の
多数枚の羽根を互に上下間隔をあけて横向きに且つ互に
平行に配列してなる羽根列の複数列を互の羽根を接触さ
せずに前後に配設すると共に、前後隣り合う羽根列のう
ちの風上がわ羽根列の羽根上下間隔に風下がわ羽根列の
羽根面をそれぞれ対向させて、上記風上がわ羽根列の上
下間隔から風下がわ羽根列の上下間隔に通じる屈曲流通
路を形成し、上記複数羽根列の上端部に設けた放水ノズ
ルから該複数羽根列の上端に放水して、上記屈曲流通路
の羽根面に流下水膜を形成すると共に、上記羽根の上下
間隔に上記屈曲流通路をよぎる水滴スクリーンを形成
し、上記複数羽根列の下に水受け槽を設けた、空気濾過
装置。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、調理場におけるレン
ジフードの空気濾過装置、塗装工場における余剰塗料を
含む空気の濾過装置、その他種々の用途に使用される空
気濾過装置に関する。
ジフードの空気濾過装置、塗装工場における余剰塗料を
含む空気の濾過装置、その他種々の用途に使用される空
気濾過装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばレンジフードのグリースフ
ィルターとして、室内側に空気導入口を、室外側に排気
口をそれぞれ開口した濾過ボックスの上記排気口にファ
ンを取りつけ、該ボックス内に、横断面弧状に曲げた多
数枚の羽根をその凹面を風下がわに向けた状態で、互に
左右間隔をあけて縦向きに且つ互に平行に配設してなる
風上がわ羽根列と、その風下がわに前後間隔をあけて、
同じく横断弧状に曲げた多数枚の羽根を凹面を風上がわ
に向けた状態で、互に左右間隔をあけて縦向きに且つ互
に平行に配設してなる風下がわ羽根列とを、一方列の羽
根間隔に他方列の羽根凹面をそれぞれ対向させた構造か
らなり、上記ファンの吸込み作用により油粒子を含む汚
染空気を風上がわ羽根列の各間隔から風下がわおよび風
上がわ両羽根間に屈曲流通させて風下がわ羽根列の各間
隔から排出させ、その間に空気中の油粒子を各羽根面に
付着させるようにしたものが知られている。
ィルターとして、室内側に空気導入口を、室外側に排気
口をそれぞれ開口した濾過ボックスの上記排気口にファ
ンを取りつけ、該ボックス内に、横断面弧状に曲げた多
数枚の羽根をその凹面を風下がわに向けた状態で、互に
左右間隔をあけて縦向きに且つ互に平行に配設してなる
風上がわ羽根列と、その風下がわに前後間隔をあけて、
同じく横断弧状に曲げた多数枚の羽根を凹面を風上がわ
に向けた状態で、互に左右間隔をあけて縦向きに且つ互
に平行に配設してなる風下がわ羽根列とを、一方列の羽
根間隔に他方列の羽根凹面をそれぞれ対向させた構造か
らなり、上記ファンの吸込み作用により油粒子を含む汚
染空気を風上がわ羽根列の各間隔から風下がわおよび風
上がわ両羽根間に屈曲流通させて風下がわ羽根列の各間
隔から排出させ、その間に空気中の油粒子を各羽根面に
付着させるようにしたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の従来装
置では、油粒子等の汚染物除去能力が低く、しかも羽根
面に付着した油粒子が堆積して外観を著しく害するばか
りでなく、その清掃が容易でない等の欠点があった。
置では、油粒子等の汚染物除去能力が低く、しかも羽根
面に付着した油粒子が堆積して外観を著しく害するばか
りでなく、その清掃が容易でない等の欠点があった。
【0004】本願第1発明は、汚染物除去能力を高める
と共に羽根面の外観を維持することを課題とし、
と共に羽根面の外観を維持することを課題とし、
【0005】本願第2発明は、上記第1発明の課題に加
え、さらに汚染物除去能力を高めることを課題とする。
え、さらに汚染物除去能力を高めることを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題解決の手段とし
て、本願第1発明は、空気導入口および排気口を有し、
ファンにより上記導入口から排気口へ空気を流通させる
濾過ボックスにおいて、上記濾過ボックス内に、横断面
屈曲形状の多数枚の羽根を互に上下間隔をあけて横向き
に且つ互に平行に配列してなる羽根列の複数列を互の羽
根を接触させずに前後に配設すると共に、前後隣り合う
羽根列のうちの風上がわ羽根列の羽根上下間隔に風下が
わ羽根列の羽根面をそれぞれ対向させて、上記風上がわ
羽根列の上下間隔から風下がわ羽根列の上下間隔に通じ
る屈曲流通路を形成し、上記複数羽根列の上端部に設け
た放水ノズルから該複数羽根列の上端に放水して、上記
屈曲流通路の羽根面に流下水膜を形成すると共に、上記
羽根の上下間隔に上記屈曲流通路をよぎる水滴スクリー
ンを形成し、上記複数羽根列の下に水受け槽を設けた、
空気濾過装置を提案し、
て、本願第1発明は、空気導入口および排気口を有し、
ファンにより上記導入口から排気口へ空気を流通させる
濾過ボックスにおいて、上記濾過ボックス内に、横断面
屈曲形状の多数枚の羽根を互に上下間隔をあけて横向き
に且つ互に平行に配列してなる羽根列の複数列を互の羽
根を接触させずに前後に配設すると共に、前後隣り合う
羽根列のうちの風上がわ羽根列の羽根上下間隔に風下が
わ羽根列の羽根面をそれぞれ対向させて、上記風上がわ
羽根列の上下間隔から風下がわ羽根列の上下間隔に通じ
る屈曲流通路を形成し、上記複数羽根列の上端部に設け
た放水ノズルから該複数羽根列の上端に放水して、上記
屈曲流通路の羽根面に流下水膜を形成すると共に、上記
羽根の上下間隔に上記屈曲流通路をよぎる水滴スクリー
ンを形成し、上記複数羽根列の下に水受け槽を設けた、
空気濾過装置を提案し、
【0007】本願第2発明は、上記第1発明における濾
過ボックス内における上記複数羽根列の風下がわに、横
断面屈曲形状の多数枚の羽根を互に左右間隔をあけて縦
向きに且つ互に平行に配列してなる羽根列の複数列を互
の羽根を接触させずに前後に配設すると共に、前後隣り
合う羽根列のうちの風上がわ羽根列の羽根左右間隔に風
下がわ羽根列の羽根面をそれぞれ対向させて、上記風上
がわ羽根列の左右間隔から風下がわ羽根列の左右間隔に
通じる屈曲流通路を形成した、空気濾過装置を提案す
る。
過ボックス内における上記複数羽根列の風下がわに、横
断面屈曲形状の多数枚の羽根を互に左右間隔をあけて縦
向きに且つ互に平行に配列してなる羽根列の複数列を互
の羽根を接触させずに前後に配設すると共に、前後隣り
合う羽根列のうちの風上がわ羽根列の羽根左右間隔に風
下がわ羽根列の羽根面をそれぞれ対向させて、上記風上
がわ羽根列の左右間隔から風下がわ羽根列の左右間隔に
通じる屈曲流通路を形成した、空気濾過装置を提案す
る。
【0008】本願発明における上記羽根の横断面「屈曲
形状」とは、山形、円弧状、ジクザグ状、連続山形、そ
の他種々の形状を含む。以下図面を参照して本願発明の
実施例について説明する。
形状」とは、山形、円弧状、ジクザグ状、連続山形、そ
の他種々の形状を含む。以下図面を参照して本願発明の
実施例について説明する。
【0009】
【実施例】図1において、濾過ボックス(1)の後面に
空気導入口(2)を、前面に排気口(3)をそれぞれ開
設すると共に、上記排気口(3)寄りの位置に取りつけ
たファン(4)により上記導入口(2)からボックス
(1)内を通って排気口(3)よりボックス外へ空気を
流通させるようにし、このボックス(1)内に、本例で
は空気導入口(2)寄りの位置に第1湿式フィルター
(A)、その風下がわに第2乾式フィルター(B)を配
設してある。
空気導入口(2)を、前面に排気口(3)をそれぞれ開
設すると共に、上記排気口(3)寄りの位置に取りつけ
たファン(4)により上記導入口(2)からボックス
(1)内を通って排気口(3)よりボックス外へ空気を
流通させるようにし、このボックス(1)内に、本例で
は空気導入口(2)寄りの位置に第1湿式フィルター
(A)、その風下がわに第2乾式フィルター(B)を配
設してある。
【0010】上記第1湿式フィルター(A)の構造は次
のようである。上下枠材および左右枠材を枠組みしてな
る矩形羽根枠(5)内に、横断面円弧状の多数枚の羽根
(6)…をその凹面を風下がわ(前方)に向けた状態
で、互に上下間隔をあけて横向きに且つ互に平行に取り
つけて風上がわ羽根列(7)を形成し、その風下がわ
に、横断面山形の多数枚の羽根(8)…をその谷面を風
上がわ(後方)に向け状態で、互に上下間隔をあけて横
向きに且つ互に平行に取りつけて風下がわ羽根列(9)
を形成し、その場合両羽根列(7)、(9)は、互の羽
根(6)…と(8)…が接触しないように間隔をもたせ
ると共に、一方の羽根列(7)または(9)の羽根上下
間隔に、他方の羽根列(9)または(7)の羽根面を対
向させ、それにより羽根(6)…と羽根(8)…との間
に風上がわ羽根列(7)の羽根上下間隔から風下がわ羽
根列(9)の羽根上下間隔に通じる空気の屈曲流通路
(10)…を形成している。
のようである。上下枠材および左右枠材を枠組みしてな
る矩形羽根枠(5)内に、横断面円弧状の多数枚の羽根
(6)…をその凹面を風下がわ(前方)に向けた状態
で、互に上下間隔をあけて横向きに且つ互に平行に取り
つけて風上がわ羽根列(7)を形成し、その風下がわ
に、横断面山形の多数枚の羽根(8)…をその谷面を風
上がわ(後方)に向け状態で、互に上下間隔をあけて横
向きに且つ互に平行に取りつけて風下がわ羽根列(9)
を形成し、その場合両羽根列(7)、(9)は、互の羽
根(6)…と(8)…が接触しないように間隔をもたせ
ると共に、一方の羽根列(7)または(9)の羽根上下
間隔に、他方の羽根列(9)または(7)の羽根面を対
向させ、それにより羽根(6)…と羽根(8)…との間
に風上がわ羽根列(7)の羽根上下間隔から風下がわ羽
根列(9)の羽根上下間隔に通じる空気の屈曲流通路
(10)…を形成している。
【0011】上記のように羽根列(7)、(9)を取り
つけた羽根枠(5)を、ボックス(1)内の四周壁面に
固定された上下枠材および左右枠材からなる取付枠(1
1)に取りつけ、そして上記取付枠(11)の上枠材前
側にボックス(1)の横幅全長に及ぶ放水管(12)を
水平に支持し、該放水管(12)に長手方向に小間隔を
あけて多数設けた放水ノズル(13)…を一例として両
羽根列(7)、(9)の上端の間に放水できるように位
置させてある。今、放水ノズル(13)…から両羽根列
(7)、(9)間に水が供給されると、図示の構造で
は、水は最上位の羽根(6)の凹面から最上位の羽根
(8)の谷面に移り、ついで第2位の羽根(6)の凹面
に移り、以下羽根(6)、(8)、(6)、(8)…と
交互に移って上記屈曲流通路(10)における羽根面に
水膜をつくりつつ流下していくと共に、図2に示すよう
に各上位の羽根(6)下端と次位の羽根(6)との間、
および各上位の羽根(8)下端と次位の羽根(8)との
間に点線で示すように水滴の落下する水滴スクリーン
(f)を形成し、これら水滴スクリーンが上記屈曲流通
路(10)…をよぎる位置関係にある。
つけた羽根枠(5)を、ボックス(1)内の四周壁面に
固定された上下枠材および左右枠材からなる取付枠(1
1)に取りつけ、そして上記取付枠(11)の上枠材前
側にボックス(1)の横幅全長に及ぶ放水管(12)を
水平に支持し、該放水管(12)に長手方向に小間隔を
あけて多数設けた放水ノズル(13)…を一例として両
羽根列(7)、(9)の上端の間に放水できるように位
置させてある。今、放水ノズル(13)…から両羽根列
(7)、(9)間に水が供給されると、図示の構造で
は、水は最上位の羽根(6)の凹面から最上位の羽根
(8)の谷面に移り、ついで第2位の羽根(6)の凹面
に移り、以下羽根(6)、(8)、(6)、(8)…と
交互に移って上記屈曲流通路(10)における羽根面に
水膜をつくりつつ流下していくと共に、図2に示すよう
に各上位の羽根(6)下端と次位の羽根(6)との間、
および各上位の羽根(8)下端と次位の羽根(8)との
間に点線で示すように水滴の落下する水滴スクリーン
(f)を形成し、これら水滴スクリーンが上記屈曲流通
路(10)…をよぎる位置関係にある。
【0012】上記ボックス(1)の下部には水受け槽
(14)が連設され、該槽(14)内に注入した水の水
面下適宜深さ位置に網、布、不織布等の濾布(15)を
張設し、該濾布(15)より下の槽壁に、槽(14)外
に設置されたポンプ(16)の吸入管(17)を接続す
ると共に、ポンプの吐出管(18)を上記放出管(1
2)に接続してある。(19)はドレン管、(28)は
槽(14)内への水注入時に所定水位を保つためのオー
バーフロー管である。
(14)が連設され、該槽(14)内に注入した水の水
面下適宜深さ位置に網、布、不織布等の濾布(15)を
張設し、該濾布(15)より下の槽壁に、槽(14)外
に設置されたポンプ(16)の吸入管(17)を接続す
ると共に、ポンプの吐出管(18)を上記放出管(1
2)に接続してある。(19)はドレン管、(28)は
槽(14)内への水注入時に所定水位を保つためのオー
バーフロー管である。
【0013】上記第2乾式フィルター(B)は、上記湿
式フィルター(A)を90度回転させて各羽根を縦向き
に配設したもので、矩形羽根枠(20)内に、横断面円
弧状の羽根(21)…からなる風上がわ羽根列(22)
と、横断面山形の羽根(23)…からなる風下がわ羽根
列(24)とを取りつけ、羽根(21)…と羽根(2
3)…の間に空気の屈曲流通路を形成している。(2
5)は取付枠である。
式フィルター(A)を90度回転させて各羽根を縦向き
に配設したもので、矩形羽根枠(20)内に、横断面円
弧状の羽根(21)…からなる風上がわ羽根列(22)
と、横断面山形の羽根(23)…からなる風下がわ羽根
列(24)とを取りつけ、羽根(21)…と羽根(2
3)…の間に空気の屈曲流通路を形成している。(2
5)は取付枠である。
【0014】上記両フィルター(A)、(B)における
取付枠(11)、(25)の各下枠材には、図1に示す
ように水受け槽(14)の水中へ垂下延長する仕切板
(26)、(27)を突設してある。
取付枠(11)、(25)の各下枠材には、図1に示す
ように水受け槽(14)の水中へ垂下延長する仕切板
(26)、(27)を突設してある。
【0015】上例の作用を次に説明する。本装置を例え
ば調理場の換気口に取りつけ、まずポンプ(16)を始
動させると、水受け槽(14)内の水が吸入管(1
7)、吐出管(18)を経て放水管(12)に圧送さ
れ、その放水ノズル(13)…から風上および風下がわ
両羽根列(7)、(9)間の上端部に供給されて各羽根
を伝って流下し、その間屈曲流通路(10)…の各羽根
(6)…、(8)…内面に水膜をつくり、各羽根(6)
…、(8)…の上下間隔に水滴スクリーン(f)…を形
成し、そして水受け槽(14)内に落下する。その状態
でファン(4)を始動すると、導入口(2)からボック
ス(1)内に入った油粒子を含む空気は、第1湿式フィ
ルター(A)の羽根(6)…の各間隔から屈曲流通路
(10)…を各羽根面に衝突しながら屈曲しつつ流通
し、その間に羽根(6)…、(8)…面の水膜に空気中
の油粒子を捕捉されると共に、水滴スクリーン(f)…
を通過するときに水滴に油粒子を捕捉される。次に第2
乾式フィルター(B)の羽根(21)…の各左右間隔か
ら同じく屈曲流通路を通過し、その間に各羽根(21)
…、(23)…面に空気中に残留する油粒子を捕捉され
る。さらに上記第1湿式フィルター(A)から気流にの
って飛んでくる油粒子を含む水滴が各羽根(21)…、
(23)…に捕捉され、ついで縦向きの各羽根(21)
…、(23)…を伝って容易に流下し、しかも流下時に
各羽根に付着した油分を洗い流す。
ば調理場の換気口に取りつけ、まずポンプ(16)を始
動させると、水受け槽(14)内の水が吸入管(1
7)、吐出管(18)を経て放水管(12)に圧送さ
れ、その放水ノズル(13)…から風上および風下がわ
両羽根列(7)、(9)間の上端部に供給されて各羽根
を伝って流下し、その間屈曲流通路(10)…の各羽根
(6)…、(8)…内面に水膜をつくり、各羽根(6)
…、(8)…の上下間隔に水滴スクリーン(f)…を形
成し、そして水受け槽(14)内に落下する。その状態
でファン(4)を始動すると、導入口(2)からボック
ス(1)内に入った油粒子を含む空気は、第1湿式フィ
ルター(A)の羽根(6)…の各間隔から屈曲流通路
(10)…を各羽根面に衝突しながら屈曲しつつ流通
し、その間に羽根(6)…、(8)…面の水膜に空気中
の油粒子を捕捉されると共に、水滴スクリーン(f)…
を通過するときに水滴に油粒子を捕捉される。次に第2
乾式フィルター(B)の羽根(21)…の各左右間隔か
ら同じく屈曲流通路を通過し、その間に各羽根(21)
…、(23)…面に空気中に残留する油粒子を捕捉され
る。さらに上記第1湿式フィルター(A)から気流にの
って飛んでくる油粒子を含む水滴が各羽根(21)…、
(23)…に捕捉され、ついで縦向きの各羽根(21)
…、(23)…を伝って容易に流下し、しかも流下時に
各羽根に付着した油分を洗い流す。
【0016】図3に示す湿式フィルターの他の実施例は
横断面右上りのジグザグ状に屈曲した羽根(6a)…か
らなる風上がわ羽根列(7a)と、横断面左上りのジグ
ザグ状に屈曲した羽根(8a)…からなる風下がわ羽根
列(9a)とを、風上がわ羽根列(7a)の各羽根(6
a)…の前端上下間隔内に、風下がわ羽根列(9a)の
各羽根(8a)…の後端を位置させて二又に分岐する屈
曲流通路を形成するように配設し、他の構造は図1と実
質的に同一の例である。
横断面右上りのジグザグ状に屈曲した羽根(6a)…か
らなる風上がわ羽根列(7a)と、横断面左上りのジグ
ザグ状に屈曲した羽根(8a)…からなる風下がわ羽根
列(9a)とを、風上がわ羽根列(7a)の各羽根(6
a)…の前端上下間隔内に、風下がわ羽根列(9a)の
各羽根(8a)…の後端を位置させて二又に分岐する屈
曲流通路を形成するように配設し、他の構造は図1と実
質的に同一の例である。
【0017】湿式フィルターのさらに他の実施例とし
て、横断面屈曲形状の多数枚の羽根を互に上下間隔をあ
けて横向きに且つ互に平行に配列してなる羽根列の3列
または4列を互に羽根を接触させずに前後に配設すると
共に、各前後に隣り合う羽根列において風上がわ羽根列
の羽根上下間隔に風下がわ羽根列の羽根面をそれぞれ対
向させて空気の屈曲流通路を形成し、他の構造は図1と
実質的に同一の例もえられる。
て、横断面屈曲形状の多数枚の羽根を互に上下間隔をあ
けて横向きに且つ互に平行に配列してなる羽根列の3列
または4列を互に羽根を接触させずに前後に配設すると
共に、各前後に隣り合う羽根列において風上がわ羽根列
の羽根上下間隔に風下がわ羽根列の羽根面をそれぞれ対
向させて空気の屈曲流通路を形成し、他の構造は図1と
実質的に同一の例もえられる。
【0018】本願発明の別の空気濾過装置として、図1
の濾過装置から第2乾式フィルター(B)を除いたも
の、また上記第2乾式フィルター(B)を除くと共に第
1湿式フィルター(A)を図3のもの(Aa)に替えた
ものがえられ。
の濾過装置から第2乾式フィルター(B)を除いたも
の、また上記第2乾式フィルター(B)を除くと共に第
1湿式フィルター(A)を図3のもの(Aa)に替えた
ものがえられ。
【0019】
【発明の効果】本願第1発明の空気濾過装置によれば、
空気を屈曲流通路内に流通させる間に各羽根面を流れる
水膜に空気中の汚染物を捕捉させると共に、羽根上下間
隔の各水滴スクリーンに通過させる間にその水滴に空気
中の汚染物を捕捉させ、それにより汚染空気の十分な清
浄化を行うことができ、しかも各羽根を常時水で洗い流
しているので羽根の外観を美しく保つことも可能となる
のである。
空気を屈曲流通路内に流通させる間に各羽根面を流れる
水膜に空気中の汚染物を捕捉させると共に、羽根上下間
隔の各水滴スクリーンに通過させる間にその水滴に空気
中の汚染物を捕捉させ、それにより汚染空気の十分な清
浄化を行うことができ、しかも各羽根を常時水で洗い流
しているので羽根の外観を美しく保つことも可能となる
のである。
【0020】本願第2発明の空気濾過装置によれば、上
記第1発明の効果に加え、第2段の濾過によってさらに
空気中の残存する汚染物を除去し、さらに十分な空気の
清浄化を実現できるのである。
記第1発明の効果に加え、第2段の濾過によってさらに
空気中の残存する汚染物を除去し、さらに十分な空気の
清浄化を実現できるのである。
【図1】空気濾過装置の縦断側面図である。
【図2】図1における第1湿式フィルターの一部の拡大
図である。
図である。
【図3】湿式フィルターの他の実施例の一部の拡大縦断
側面図である。
側面図である。
1、1a 濾過ボックス 2 空気導入口 3 排気口 4 ファン 6、6a、8、8a 羽根 7、7a 風上がわ羽根列 9、9a 風下がわ羽根列 10、10a 空気の屈曲流通路 13、13a 放水ノズル 14 水受け槽 21、23 羽根 22、24 羽根列 f、fa 水滴スクリーン
Claims (2)
- 【請求項1】 空気導入口および排気口を有し、ファン
により上記導入口から排気口へ空気を流通させる濾過ボ
ックスにおいて、 上記濾過ボックス内に、横断面屈曲形状の多数枚の羽根
を互に上下間隔をあけて横向きに且つ互に平行に配列し
てなる羽根列の複数列を互の羽根を接触させずに前後に
配設すると共に、前後隣り合う羽根列のうちの風上がわ
羽根列の羽根上下間隔に風下がわ羽根列の羽根面をそれ
ぞれ対向させて、上記風上がわ羽根列の上下間隔から風
下がわ羽根列の上下間隔に通じる屈曲流通路を形成し、 上記複数羽根列の上端部に設けた放水ノズルから該複数
羽根列の上端に放水して、上記屈曲流通路の羽根面に流
下水膜を形成すると共に、上記羽根の上下間隔に上記屈
曲流通路をよぎる水滴スクリーンを形成し、 上記複数羽根列の下に水受け槽を設けた、空気濾過装
置。 - 【請求項2】 上記濾過ボックス内における上記複数羽
根列の風下がわに、横断面屈曲形状の多数枚の羽根を互
に左右間隔をあけて縦向きに且つ互に平行に配列してな
る羽根列の複数列を互の羽根を接触させずに前後に配設
すると共に、前後隣り合う羽根列のうちの風上がわ羽根
列の羽根左右間隔に風下がわ羽根列の羽根面をそれぞれ
対向させて、上記風上がわ羽根列の左右間隔から風下が
わ羽根列の左右間隔に通じる屈曲流通路を形成した、請
求項1に記載の空気濾過装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6197140A JPH0842888A (ja) | 1994-08-01 | 1994-08-01 | 空気濾過装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6197140A JPH0842888A (ja) | 1994-08-01 | 1994-08-01 | 空気濾過装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0842888A true JPH0842888A (ja) | 1996-02-16 |
Family
ID=16369432
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6197140A Pending JPH0842888A (ja) | 1994-08-01 | 1994-08-01 | 空気濾過装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0842888A (ja) |
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- 1994-08-01 JP JP6197140A patent/JPH0842888A/ja active Pending
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