JP6548567B2 - エリミネータ装置および空気清浄装置 - Google Patents

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本発明は、気体が流れる流路に設けられ、気体に含まれている微粒子を分離除去するエリミネータ装置、およびエリミネータ装置を備えた空気清浄装置に関する。
従来、この種のエリミネータ装置としては、例えば下記特許文献1に高速波型エリミネータが開示されている。この高速波型エリミネータは、直進しようとする気体の方向を屈曲させる屈曲部を波形に2箇所以上設けることにより、直進する気体を屈曲部の壁面に衝突させて、ぬれ面現象を発生させて気体中の水滴を分離するものである。
実用新案登録第3105317号
しかしながら上記の従来形式では、高速波型エリミネータは主に高流速の気体中に含まれている水滴を分離するのに適しているが、低流速の気体では、気体に含まれている水滴が屈曲部の壁面に衝突せずに屈曲部を通り抜けてしまい、水滴を十分に分離することができないという問題がある。
本発明は、低流速の気体から高流速の気体まで幅広い流速の気体に対応することが可能なエリミネータ装置および空気清浄装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本第1発明は、気体が下から上へ流れる流路に設けられ、気体に含まれている微粒子を分離除去するエリミネータ装置であって、
低流速用エリミネータと、低流速用エリミネータの上方に設けられた高流速用エリミネータとを有し、
低流速用エリミネータは気体が通過する多数の微小な開口を有する網状又は布状の捕捉部材を備え、
捕捉部材には、複数の上向きの山と下向きの谷とが交互に形成され、
高流速用エリミネータは複数の屈曲板を所定のピッチで連結してなり、
屈曲板間に、気体中に含まれている微粒子を慣性衝突によって捕捉する屈曲した流通路が形成され、
低流速用エリミネータは山および谷の長手方向における一端部が他端部よりも高位になるように傾斜しており、
高流速用エリミネータは屈曲板のピッチの方向に直交する長手方向における一端部が他端部よりも高位になるように傾斜し、
低流速用エリミネータの傾斜方向と高流速用エリミネータの傾斜方向とが同じであるものである。
これによると、気体が低流速用エリミネータと高流速用エリミネータとを通過することにより、気体に含まれている微粒子が分離除去される。この際、低流速の気体が低流速用エリミネータの捕捉部材の微小な開口を通過する時、気体中の微粒子が捕捉部材に衝突して捕捉される。さらに、捕捉部材の微小な開口を通過しようとする気体中の微粒子は、既に捕捉部材に捕捉されている微粒子に付着して凝集され、この凝集作用により捕捉されて大きな微粒子に成長する。
また、高流速の気体が高流速用エリミネータの流通路を通過する時に、気体中の微粒子は、慣性力により直進しようとするため、流通路を曲がりきれず、流通路の壁面に慣性衝突して捕捉される。
このように、低流速の気体中の微粒子が主に低流速用エリミネータで分離除去され、高流速の気体中の微粒子が主に高流速用エリミネータで分離除去されるため、低流速の気体から高流速の気体まで幅広い流速の気体に対応することができる。
また、エリミネータ装置に高流速の気体が流れ、低流速用エリミネータの捕捉部材で捕捉されていた微粒子が高流速の気体によって捕捉部材から離脱しても、離脱した微粒子は下流側に設けられた高流速用エリミネータで捕捉される。これにより、気体中に含まれている微粒子を確実に捕捉して分離除去することができる。
また、低流速用エリミネータの捕捉部材の面積を広くすることができるため、気体が捕捉部材の微小な開口を通過する時の流速が低下する。また、捕捉部材で捕捉された水滴(微粒子の一例)は山の傾斜に沿って谷に向って流れ落ちるため、水膜の形成を防止することができ、捕捉部材の表面が水膜で覆われることはない。このようなことにより、気体が低流速用エリミネータを通過する際の圧損を低下することができる。
また、捕捉部材で捕捉された水滴(微粒子の一例)は、山の傾斜に沿って谷に向って流れ落ちるとともに、低流速用エリミネータの傾斜によって低流速用エリミネータの他端部に向って流れ落ちる。これにより、低流速用エリミネータの水捌けが向上する。
また、高流速の気体が高流速用エリミネータの流通路を通過する際、気体中の微粒子が、慣性力により直進しようとするため、流通路を曲がりきれず、屈曲板に慣性衝突して捕捉される。
本第2発明におけるエリミネータ装置は、低流速の気体と高流速の気体とが切り換えられて流れる流路に設けられるものである。
これによると、低流速の気体中の微粒子が主に低流速用エリミネータで分離除去され、高流速の気体中の微粒子が主に高流速用エリミネータで分離除去されるため、低流速の気体から高流速の気体まで幅広い流速の気体に対応することができる。
本第3発明におけるエリミネータ装置は、低流速用エリミネータの捕捉部材は枠フレーム内に設けられ、
高流速用エリミネータは低流速用エリミネータの枠フレーム上に支持されているものである。
これによると、エリミネータ装置の構造が簡素化される。
本第発明は、上記第1発明から第発明のいずれか1項に記載のエリミネータ装置を備えた空気清浄装置であって、
吸気口と、送気口と、吸気口から送気口に連通する通気路と、通気路を流れる気体を低流速の気体と高流速の気体に切り替える切替手段とを有し、
エリミネータ装置は通気路の途中に設けられているものである。
これによると、吸気口から空気清浄装置の内部に吸入された気体は、通気路を流れ、エリミネータ装置を通過することによって気体中の微粒子が分離除去され、その後、送気口から空気清浄装置の外部に送り出される。
この際、切替手段で、通気路を流れる気体を低流速の気体に切り替えることにより、低流速の気体中の微粒子が主に低流速用エリミネータで分離除去される。また、切替手段で、通気路を流れる気体を高流速の気体に切り替えることにより、高流速の気体中の微粒子が主に高流速用エリミネータで分離除去される。これにより、低流速の気体から高流速の気体まで幅広い流速の気体に対応することができる。
以上のように本発明によると、低流速の気体中の微粒子が主に低流速用エリミネータで分離除去され、高流速の気体中の微粒子が主に高流速用エリミネータで分離除去されるため、低流速の気体から高流速の気体まで幅広い流速の気体に対応することができる。
本発明の実施の形態における空気清浄装置の模式的構成を示す正面図である。 同、空気清浄装置の模式的構成を示す側面図である。 同、空気清浄装置の斜視図である。 同、空気清浄装置に内蔵されるエリミネータ装置の斜視図である。 図4におけるX−X矢視図である。 図4におけるY−Y矢視図である。 同、エリミネータ装置の低流速用エリミネータの斜視図である。 同、エリミネータ装置の一部拡大断面図である。 同、エリミネータ装置の低流速用エリミネータの捕捉部材の一部拡大図である。 同、エリミネータ装置の高流速用エリミネータの一部分の斜視図である。
以下、本発明における実施の形態を、図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1〜図3に示すように、1はエリミネータ装置を内蔵した空気清浄装置である。この空気清浄装置1は、ハウジング3の前面の扉体4に下方位置の吸気口5と上方位置の送気口6を有しており、ハウジング3の内部に除菌対象空気8(気体の一例)が上流側の吸気口5から下流側の送気口6に流れる浄化用通気路9(流路の一例)を形成している。
ハウジング3の浄化用通気路9は吸気口5から送気口6に連通し、浄化用通気路9の途中には、除菌対象空気8の流れ方向において上流側から下流側へ順次に、第1防塵ネット11、中性能フィルター12、メディア13、噴霧装置14、エリミネータ装置15、ファン装置16、第2防塵ネット17を設けている。
第1防塵ネット11、中性能フィルター12、メディア13は、浄化用通気路9の気液接触領域を形成する風洞19に装着している。メディア13は風洞19の内部に吸気口5の側からハウジング3の奥側に向けて斜め下方に傾斜させて配置してあり、配置に要する高さを抑制している。
噴霧装置14は浄化用通気路9を流れる除菌対象空気8に微酸性電解水の殺菌剤溶液18をメディア13に沿って噴霧するものである。
中性能フィルター12は微細粒子を捕捉して気流中から除去し、メディア13は噴霧装置14から噴霧された噴霧水を保持して除菌対象空気と殺菌剤溶液18との気液接触を促すものであって、例えば、ポリ塩化ビニルデン系繊維をマット状にしたものである。エリミネータ装置15は、除菌対象空気8中に含まれている水滴やミスト等の微粒子を捕捉して分離除去するものであり、メディア13を配した風洞19の上方位置に配置している。
風洞19の下方には風洞19から降下する殺菌剤溶液18を受け止めるパン21を配置しており、エリミネータ装置15、メディア13、風洞19、パン21はメンテナンス時にハウジング3から取り外しが可能であり、メディア13は風洞19の前面側から脱着を行う。
パン21の下方には循環槽22が設けてあり、循環槽22は浄化用通気路9から降下する殺菌剤溶液18やパン21から流入する殺菌剤溶液18を受け止めて貯溜するものである。循環槽22と噴霧装置14の間には循環系23が配設してあり、循環系23は循環ポンプ24を有して循環槽22内の殺菌剤溶液18を噴霧装置14に供給するものである。
また、扉体4の前面には空気清浄装置1の運転を担う制御装置26を設けている。制御装置26は、浄化用通気路9を流れる除菌対象空気8を低流速と高流速に切り替える切替手段の一例であって、低速運転モードと高速運転モードとを担う機能回路を有しており、スイッチ等の操作によって、ファン装置16の回転速度を制御し、運転モードを低速運転モードと高速運転モードとに切り替える。
図4〜図6に示すように、エリミネータ装置15は、エリミネータケース30と、エリミネータケース30内に設けられた低流速用エリミネータ31および高流速用エリミネータ32とを有している。
エリミネータケース30は、四角箱状のケースであり、下面に、除菌対象空気8が流入する流入開口部35を有し、上面に、除菌対象空気8が流出する流出開口部36を有している。
尚、低流速用エリミネータ31と高流速用エリミネータ32とは、エリミネータケース30内で、上下方向(気体の流れ方向の一例)に二段に積み重ねられている。低流速用エリミネータ31は下段に設けられ、高流速用エリミネータ32は、低流速用エリミネータ31の下流側すなわち上段に積み重ねられている。
図5〜図9に示すように、低流速用エリミネータ31は、四角枠状の枠フレーム39と、枠フレーム39内に設けられた捕捉部材40とを有している。捕捉部材40は、除菌対象空気8が通過する多数の微小な開口部41を有するステンレス製の金網(メッシュ)である。捕捉部材40には複数の山部43と谷部44とが交互に形成されている。
図5,図6,図8,図10に示すように、高流速用エリミネータ32は、略くの字状に屈曲した複数の屈曲板48を所定のピッチPで連結して構成されている。屈曲板48間には、除菌対象空気8中に含まれている水滴等の微粒子を慣性衝突によって捕捉する屈曲した流通路49が形成されている。
尚、屈曲板48は連結用の凹凸部(図示省略)を有しており、屈曲板48の凸部を、その隣りの屈曲板48の凹部に嵌めることによって、流通路49を確保した状態で屈曲板48同士を連結することができる。
高流速用エリミネータ32は低流速用エリミネータ31の枠フレーム39上に載せられて支持されている。
尚、図2,図6に示すように、エリミネータ装置15は前部が後部よりも高い位置(高位)になるように傾斜している。これにより、低流速用エリミネータ31は山部43および谷部44の長手方向Aにおける前端部が後端部よりも高位になるように傾斜しているとともに、高流速用エリミネータ32は屈曲板48の長手方向Aにおける前端部が後端部よりも高位になるように傾斜している。尚、上記長手方向Aは屈曲板48のピッチPの方向Bに直交している。
以下、上記構成における作用を説明する。
スイッチ等を操作して、制御装置26が空気清浄装置1を低速運転モードに切り替えて運転することにより、ファン装置16が低速回転し、除菌対象空気8が、吸気口5からハウジング3内に吸入され、浄化用通気路9を低流速で流れた後、送気口6から室内に送り出される。
この際、循環ポンプ24によって循環槽22の殺菌剤溶液18が噴霧装置14に供給され、ハウジング3内の浄化用通気路9を上流側から下流側に流れる除菌対象空気8に、噴霧装置14から殺菌剤溶液18が噴霧される。
この噴霧により、除菌対象空気8に含まれる浮遊菌や塵埃等の異物は、噴霧された殺菌剤溶液18の噴霧水に衝突し、捕捉され、除菌される。さらにメディア13に到達した殺菌剤溶液18の噴霧水は、メディア13に付着した浮遊菌や塵埃を流下させるとともに、除菌対象空気8に含まれた浮遊菌や塵埃等の異物を取り込み、循環槽22内に流入する。
メディア13を通過した除菌対象空気8は、エリミネータ装置15に供給され、エリミネータケース30の流入開口部35から内部へ流入し、低流速用エリミネータ31の捕捉部材40を下方(上流側)から上方(下流側)へ通過し、その後、高流速用エリミネータ32の複数の流通路49を下方(上流側)から上方(下流側)へ通過し、エリミネータケース30の流出開口部36から上方(下流側)へ流出する。
この際、図9に示すように、低流速の除菌対象空気8が低流速用エリミネータ31の捕捉部材40の微小な開口部41を通過する時、除菌対象空気8中の水滴等の微粒子Cが捕捉部材40に衝突して捕捉される。さらに、捕捉部材40の微小な開口部41を通過しようとする水滴等の微粒子Cは、既に捕捉部材40の開口部41の周縁部に捕捉されている水滴等の微粒子Cに付着して凝集され、この凝集作用により捕捉されて大きな水滴等の微粒子Cに成長する。
このようにして低流速用エリミネータ31を通過した低流速の除菌対象空気8は高流速用エリミネータ32の複数の流通路49を下方から上方へ流れる。この際、除菌対象空気8中の水滴等の微粒子Cは、慣性により流通路49を曲がりきれず、屈曲板48の表面に慣性衝突して捕捉される。
尚、除菌対象空気8が低流速である場合、除菌対象空気8中の微粒子Cは、小さくて慣性力が弱いため、主に低流速用エリミネータ31で上記のようにして分離除去される。
また、スイッチ等を操作して、制御装置26が空気清浄装置1を高速運転モードに切り替えて運転することにより、ファン装置16が高速回転し、除菌対象空気8が、吸気口5からハウジング3内に吸入され、浄化用通気路9を高流速で流れた後、送気口6から送り出される。除菌対象空気8が低流速用エリミネータ31の捕捉部材40の微小な開口部41を通過する際、除菌対象空気8の流速が高いため、除菌対象空気8中の水滴等の微粒子Cは、除菌対象空気8と共に、低流速用エリミネータ31の捕捉部材40の微小な開口部41を通過し易いが、低流速用エリミネータ31を通過しても、高流速用エリミネータ32の流通路49を通過する時に、慣性力により直進しようとするため、流通路49を曲がりきれず、屈曲板48の表面に慣性衝突して捕捉される。
尚、高流速の除菌対象空気8中の微粒子Cは、低流速用エリミネータ31の捕捉部材40の開口部41を通過する際、開口部41の周縁部に捕捉されている水滴等の微粒子Cに付着して大きな微粒子Cに成長し、重力によって下方に滴下する。滴下しない場合は、微粒子Cが大型化した状態で低流速用エリミネータ31から高流速用エリミネータ32の流通路49に流入するため、慣性力が強くなって慣性衝突が確実に発生し易くなり、これにより、主に高流速用エリミネータ32で分離除去される。
また、低速運転モードから高速運転モードに切り替えた際、低流速用エリミネータ31の捕捉部材40で捕捉されていた微粒子Cが下流側(上方)に吹き飛ばされても、吹き飛ばされた微粒子Cは下流側に設けられている高流速用エリミネータ32で確実に捕捉される。
このように、低流速の除菌対象空気8中の水滴等の微粒子Cが主に低流速用エリミネータ31で分離除去され、高流速の除菌対象空気8中の水滴等の微粒子Cが主に高流速用エリミネータ32で分離除去されるため、低流速の除菌対象空気8から高流速の除菌対象空気8まで幅広い流速の除菌対象空気8に対応することができる。
また、低流速用エリミネータ31の捕捉部材40に複数の山部43と谷部44とを交互に形成しているため、捕捉部材40の面積を広くすることができ、除菌対象空気8が捕捉部材40の微小な開口部41を通過する時の流速が低下する。
また、捕捉部材40で捕捉された水滴(微粒子Cの一例)および屈曲板48に捕捉されて屈曲板48の表面から捕捉部材40に流れ落ちた水滴は、山部43の傾斜に沿って谷部44に向って流れ落ちるため、水膜の形成を防止することができ、捕捉部材40の表面が水膜で覆われることはない。このようなことにより、除菌対象空気8が低流速用エリミネータ31を通過する際の圧損を低下することができる。
また、捕捉部材40で捕捉された水滴は、エリミネータ装置15の傾斜によって低流速用エリミネータ31の後端部に向って流れ落ちる。これにより、捕捉部材40の水捌けが向上する。
また、捕捉部材40は複数の山部43と谷部44とを形成した金網であるため、ブラシ等を用いて捕捉部材40の表面を容易に清掃することができる。
また、高流速用エリミネータ32は、エリミネータケース30内において、低流速用エリミネータ31の枠フレーム39上に載せられて支持されているため、エリミネータ装置15の構造が簡素化される。
尚、高速運転モードで運転している場合であっても、中性能フィルター12が次第に目詰まりすることにより、エリミネータ装置15を通過する除菌対象空気8が高流速から低流速に低下していくことがあり、このような場合でも、除菌対象空気8中の水滴等の微粒子Cをエリミネータ装置15で確実に分離除去することができる。
上記実施の形態では、低流速用エリミネータ31の捕捉部材40として、金網(メッシュ)を用いているが、樹脂や金属の繊維を織って布状にしたものであってもよく、或いは、多数の微小な開口を有する通気性のある部材であってもよい。
1 空気清浄装置
5 吸気口
6 送気口
8 除菌対象空気(気体)
9 浄化用通気路(流路)
15 エリミネータ装置
26 制御装置(切替手段)
31 低流速用エリミネータ
32 高流速用エリミネータ
39 枠フレーム
40 捕捉部材
41 開口部
43 山部
44 谷部
48 屈曲板
49 流通路
A 長手方向
C 微粒子

Claims (4)

  1. 気体が下から上へ流れる流路に設けられ、気体に含まれている微粒子を分離除去するエリミネータ装置であって、
    低流速用エリミネータと、低流速用エリミネータの上方に設けられた高流速用エリミネータとを有し、
    低流速用エリミネータは気体が通過する多数の微小な開口を有する網状又は布状の捕捉部材を備え、
    捕捉部材には、複数の上向きの山と下向きの谷とが交互に形成され、
    高流速用エリミネータは複数の屈曲板を所定のピッチで連結してなり、
    屈曲板間に、気体中に含まれている微粒子を慣性衝突によって捕捉する屈曲した流通路が形成され、
    低流速用エリミネータは山および谷の長手方向における一端部が他端部よりも高位になるように傾斜しており、
    高流速用エリミネータは屈曲板のピッチの方向に直交する長手方向における一端部が他端部よりも高位になるように傾斜し、
    低流速用エリミネータの傾斜方向と高流速用エリミネータの傾斜方向とが同じであることを特徴とするエリミネータ装置。
  2. 低流速の気体と高流速の気体とが切り換えられて流れる流路に設けられることを特徴とする請求項1記載のエリミネータ装置。
  3. 低流速用エリミネータの捕捉部材は枠フレーム内に設けられ、
    高流速用エリミネータは低流速用エリミネータの枠フレーム上に支持されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエリミネータ装置。
  4. 上記請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のエリミネータ装置を備えた空気清浄装置であって、
    吸気口と、送気口と、吸気口から送気口に連通する通気路と、通気路を流れる気体を低流速の気体と高流速の気体に切り替える切替手段とを有し、
    エリミネータ装置は通気路の途中に設けられていることを特徴とする空気清浄装置。
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