JPS6044019A - 水蒸気を含む空気によつて運ばれる粒子を分離するための方法及び装置 - Google Patents

水蒸気を含む空気によつて運ばれる粒子を分離するための方法及び装置

Info

Publication number
JPS6044019A
JPS6044019A JP58145601A JP14560183A JPS6044019A JP S6044019 A JPS6044019 A JP S6044019A JP 58145601 A JP58145601 A JP 58145601A JP 14560183 A JP14560183 A JP 14560183A JP S6044019 A JPS6044019 A JP S6044019A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pad
approximately
air
impact
separation means
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP58145601A
Other languages
English (en)
Inventor
ストラトス、マヴロス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
PAAMATEITSUKU FUIRUTAA CORP
Original Assignee
PAAMATEITSUKU FUIRUTAA CORP
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by PAAMATEITSUKU FUIRUTAA CORP filed Critical PAAMATEITSUKU FUIRUTAA CORP
Priority to JP58145601A priority Critical patent/JPS6044019A/ja
Publication of JPS6044019A publication Critical patent/JPS6044019A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Separating Particles In Gases By Inertia (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、分離するための方法及び装置、特にしかし排
他的にではなく、船舶関係で用いられるガスタービンの
ための空気を濾過する方法と装置に関するものである。
例えば、本発明の方法と装置は、船舶用ガスタービンの
空気取り入れ口を入る空気に乗って運ばれる水分粒子を
除去するための水蒸気分離のために特に有用である。
空気中の水分粒子は一般に塩を含み、これがタービンの
中に入りこむと例えば化学的腐食作用によジタービンの
構成要素に有害な結果をもたらすので、船舶用ガスター
ビンには水蒸気分離装置が装備される。更に、空気によ
って運ばれる例えば砂及び/又は結晶塩のような乾燥し
た粒子は、若しそれらが除去されない場合にはタービン
構成要素に「あばたを作る」原因となる。しかしながら
、それ以上の大関心事は、塩を含んだ水分粒子の存在で
ある。
タービン中に導入される空気から水蒸気やその他の粒子
を除去するだめのある従来のフィルターは、空気取り入
れダクトに配置された一段のみのワイヤメツシュパッド
を含んでいた。このメツシ厚さのパッドを形成する複数
の層から成シ、各層は1インチ(約2.54Crr1)
につき約5乃至60目を持つ格子即ちスクリーンに編み
あげられた直径0.006インチ(約15゜24ミクロ
ン)の複数のワイヤから成シ、長さ1インチ(約2.5
4cm)につき約5本のワイヤが編まれ、もしくは結合
されていた。水分粒子は、空気がフィルターを通過する
時に粒子がパッドのワイヤに衝突し、捕捉される結果除
去された。しかしながら、このようなメツシュパッドは
、空気に乗って運ばれるすべての大きさの水分粒子を適
確且つ効果的に除去することはできず、そのために満足
のゆくものではなかった。
よシ満足のゆく水分粒子を除去するためのもう一つの従
来装置は、三段の分離器を含み、その中の第一と第三段
目の分離器は慣性分離羽根板であり、第二段目の分離器
はコーレーサー(Coalescer)であった。第一
と第三段目の羽根板は概して類似の性能上の特徴を持っ
ているが、その一つは小さいサイズ−即ち8ミクロン以
下−の小滴を除去することに関し非常に効率が悪いとい
うことであった。その理由は、空気流は羽根板や他の衝
撃媒体を迂回できるのに対し、より太き々サイズとより
太き々質量を持つ水分粒子はその方向転換ができずに衝
撃媒体に衝突し、それによって空気流から除去されると
いう原理のもとに慣性分離装置が作用するということに
すぎない。しかしながら、これらの従来の慣性羽根板が
より小さいサイズの粒子を除去するために有効でないの
は、それらの粒子はより軽い質量のものであるためにそ
の方向転換ができ羽根板に衝突しないですむからである
そのために、前記第二の従来装置においては、第二段目
のフィルターとして、一般に複数のo、o o tイン
チ(約2.54ミクロン)もしくはそれ以下の径を持つ
ポリエステルファイバーから成るフィルターが採用され
た。この第二段目のフィルターの役目は、第一段目のフ
ィルターを通過した微小滴を慣性衝撃によって捕捉する
ということであった。
その小さな径によってファイバーの捕捉効果は太であっ
たが、それ故にまた幾本かのファイバーがそこに合着し
た或いはいっしょにかたまったいくつかの小滴を集合さ
せ、遂にはそこを通過中の空気の気体力学上の牽引力に
よって再び気流に乗って運ばれるほどの大きさの小滴と
なってしまうという結果にもなった。これらの再び運ば
れた小滴は、次に第三段目の慣性装置(羽根板、即ちサ
イクロン)によって捕捉されるように々っていた。
しかし寿から、三つの段階があるということは、水分分
離器全体の大きさと重さを著しく増すことになるが、こ
の分離器はそれでなくとも船舶用ガスタービンが必要と
する大きな流量率(2000立方フィート/秒程度)(
約542立方米/秒程度)を達成するために極めて大き
なものとなる。更にまた、それぞれ小さ外径(0,00
1インチ(約2.54ミクロン)もしくはそれ以下程度
)を持つ複数の間隔の狭い密度の高いファイバーを有す
るポリエステルファイバーパッドの使用は流れ抵抗を増
すことになり、従って所定の空気流速に対して分離器の
前後に圧力低下が生じる。かくして、所望の流動率を成
就するには、ポリエステルパッドのサイズ及び水蒸気分
離器が支持されているエヤダクトのサイズもまたそれに
伴って大きくされなければならず、それは又、分離器の
重さ1体積及びコストを更に増大させることになってし
まう。
従来装置のこれら及びその他の欠点はその中を通過する
空気に乗って運ばれる粒子を除去するための本発明によ
る改良された方法や装置によって克服される。
本発明によれば、空気が、慣性分離手段及び衝撃分離フ
ィルターパッドを含む空気から粒子を除去するための複
数の分離手段を継続的に通過せしめられるようになした
ものにおいて、空気が通過する第一分離手段が衝撃分離
フィルターパッドであシ、且つ上記パッドからの空気が
次に慣性分離手段を通過せしめられることを特徴とした
、水蒸気を含む空気によって運ばれる粒子を除去するた
めの方法が提供される。
本発明はまた、タービン装置の中に導入される途中の空
気から水蒸気を含めた諾粒子を除去するために、タービ
ン装置の空気取り入れダクト用分離器絹立体を提供する
が、この組立体は慣性分離手段及び衝撃分離フィルター
パッドを含む空気中から粒子を除去するための複数の分
離手段を有し、第一分離手段が衝撃フィルターパッドで
あり、次の分離手段が慣性分離手段であるととを特徴と
する。
望ましくは、衝撃分離フィルターパッドと慣性分離手段
が、空気が通過する唯一の分離手段である。
好適には、衝撃分離フィルターパッドが、0.001イ
ンチ(約2.54ミクロン)以上0.006インチ(約
15.24ミクロン)以下の径をもつ複数のファイバー
の少なくとも一つの層を有し、ノくラド中のファイバー
の全表面積のパッド体積に対する比が45フィート−1
(約1.5 cm−1)以上1400 ’フィートー1
(約46,7Crn’)以下である。
このようにして、すべての大きさの粒子及び特に従来の
慣性分離羽根板即ちサイクロンが除去しえなかった微小
粒子を除去することのできる有効なフィルターが提供さ
れ得る。
従来の三段階式分離器の第一慣性段階は、重い海水スプ
レーがファイバーマットに負担をかけすぎないようにす
るために必要であった。ファイバーマットはエーロゾル
中に存在する小粒子を除去するために必要であった。
本発明の衝撃分離フィルターパッドは、第一段階の慣性
羽根板とファイバーマツトコ−レーサーの両方の機能を
合わせ持つことができる。
衝撃分離フィルターパッドは、海水スプレーが負担をか
け過ぎることにならないよう、空気流から多量の海水ス
プレーを除去し得る。実際、海水がパッドの中を通るこ
とによって小粒子除去の効率が高まる。それ故、パッド
は第一段階慣性分離羽根板及びファイバーマットの両方
の役目を果し得、しかも改良された分離効率と低い圧力
差を持っている。編まれたメツシュファイバーが高低を
もつようにパッド内に配置されていることによって、パ
ッド内に集められた小滴が高い速度の空気流の中に再び
乗る前に、大きなサイズのものとなることか保証される
。高い速度と小滴の大きなサイズとによって、次の慣性
分離手段、即ちフック付羽根板型装置によって完全に除
去されることが保証される。
本発明のこれらの利点やその他の利点は、本発明の好ま
しい実施例を示す添付された図面を参照Qた以下の詳細
な説明によって明らかになるだろう。
第1図には、分離器組立体3が図示されていないガスタ
ービンの空気取り入れダクト4の中に設置されている。
この組立体は、塩を含んだ水蒸気を含む空気に乗って運
ばれる粒子を除去するために特に有用であるので、海上
やその類の環境で使われるガスタービンと共に使用され
るのが特に効果的である。この組立体はまた、タービン
構成部品を損傷しかねない、例えば砂や結晶塩等の空気
に乗って運ばれる乾燥した粒子を除去するためにも役立
つ。然しなから、この組立体は空気に乗って運ばれる水
分粒子を除去することを第一の目的とするものであるか
ら、以下か\る場合について記述する。
船舶に用いられるガスタービンにおいて、ガスタービン
に導入されつ\ある空気ヂによって出来る限り少量の水
分が運ばれるよう、エヤダクトは船や運搬具の高所に設
置される。分離器組立体はエヤダクトの入口に据えられ
る。タービンに導入される必要空気流量は2000平方
フィート/秒(約542立方米/秒)はどの多量のもの
である。
それにひきかえ、質量流量率は空気が導入されるダクト
の断面積とそこを通過する流れの速度による。例えば、
ダクトを通過する流れの速度が増せば、ダクトの断面積
(従ってダクトの大きさ)は実質的に減らされ得る。他
方、ダクトの中に設置された分離器組立体通過時におけ
る圧力低下は許容レベルに保たれなければならない。分
離器組立体通過時における圧力低下は、組立体がもたら
す流れ抵抗とそこを通過する流れの速度の両方に依存す
るので、所定の質量流量率のための要件を満たすために
獲得され得る流れの速度の増加における限界として圧力
低下が役立つ。それ故、エヤダクトの大きさを減らす(
コスト、重さ等を抑えるために)ことが望ましいので、
分離器組立体ができるだけ小さい流れ抵抗を持つように
設計することが望せしい。同時に、分離器組立体が提供
する流れ抵抗の減少が、そこを通過する空気から水分を
除去する効率をそこなうほどになってはならない。
以上の原則を記憶にとどめながら、次に分離器組立体に
ついて説明する。
効率の高い粒子除去が、縮寸れたメツシュ材5のパッド
1の内部で行なわれる。編まれたメツシュ材5は、o、
ootインチ(約2.54ミクロン)以上0.006イ
ンチ(約15.24ミクロン)以下(好ましくは0.0
02インチ(約5.08ミクロン))の径をもつ金属も
しくは合成いずれかの吸湿性ファイバー5によって製造
され、1インチ(約2.54cm)につき5乃至25の
目をもつメツシュに編ミあげられている。パッド1はク
リンプ編みされたメツシュ材の複数の層7で作られてお
シ、隣りあった層のクリンプは逆向きになっている。ク
リンプは重なっている層7の分離を保証する。パッドの
層7は、慣性分離羽根板2の上流側において組立体に固
定されているフレーム10の中に支持されている。
好ましく1d、パッド1の層7を形成するファイバー6
はモネルワイヤでできている。モネルは特に塩水腐食□
に対して強いので、船舶関係での使用にととさら有用で
ある。ファイバー6は−っのもの妬編みあげられてメツ
シュ5を形・成するか、もしくは接合されたり、一つの
ものになるよう結ばれて格子を形成する。ファイバーの
径は0.002インチ(約5.08ミクロン)であるこ
とが好ましいが、この径はo、ooiインチ(約2.5
4ミクロン)以上0.006インチ(約15.24ミク
ロン)の範囲内のものであり得る。従来の編み機を使っ
た場合、直径が0.002インチ(約s、osミクロン
)のファイバーではメツシュの1インチ(約2.54C
rn)につき10乃至12の目もしくは合わせ目ができ
ることがわかった。即ち、メツシュ5の幅1インチ(約
2.54cn1)につき約10乃至12のファイバーが
存在する。各層が完全に平らでないように、ファイバー
はクリンプ(捲縮)されている。かくして、層7がパッ
ド1を形成するよう組み合わされる時、層7は互いに平
らではないばかしか、衝撃を柔らげたり、高さを保つた
めの媒介物となる。クリンプはパッド1の厚さ1インチ
(約2.54cm)につき20から24以上の層ができ
ないJ:うにするほどのものであることが好ましい。フ
ァイバーをクリンプさせ々い場合、パッドの厚さ1イン
チ(約2.54tM)につきワイヤの層7がおよそ70
乃至75できることがわかった。
ワイヤをクリンプさせることが望ましい理由は、隣接す
る層7間の距離が大きくなれば、一定の数の層7に対す
る流れる時の抵抗は低く々シ、自浄特性は高せるという
ことである。
パッド1内に集められた海水エーロゾルはファイバー6
をしめらせ、パッドの編み目間内に小滴を形成する。メ
ツシュ5のサイズと層7は、小滴が気体力学的牽引力に
よって空気流に乗って運ばれる以前に、これらの小滴が
直径数ミリメートルの大きさのものとなるようになって
いる。再び気流に乗って運ばれる小滴は大きなものとな
っておシ、次のフック付羽根板2の配置によって除去さ
れる。
編まれたメツシュパッド1は、15フィート/秒(約4
.5米/秒)乃至35フィート/秒(約10.5米/秒
)(媒体正面域の400〜2100cfrn / ft
2)の間の高い面速度で作用する。
ガスタービン用水蒸気分離装置を設計する場合の種々の
パラメータに関して言えば、空気中から特定のサイズの
粒子を除去するだめのパッドの効率は、格子配置におけ
る捕捉に関する公知の関係によって表現されることに注
目すべきである。即ち、 −o、212nfat np ”’ 1 3 ここで、n、は特定の大きさの粒子を除去するだめの効
率、nfはそのような特定の大きさの粒子を除去するた
めの一本のファイバーの効率、aはパッドのファイバー
の全表面積のパッド体積に対する比、及びtはパッドの
厚さである。かぐして、効率をできうる限シ高く保つこ
とが望ましいので、at乗することが望ましい。他方、
パッド通過時における圧力低下は、a2tに関係する。
かぐして、aが異常な大きさにまで増大することは、パ
ッド通過時における圧力低下が増大する原因となシ、上
述のようにこれは望ましくない。他方、パッド1の厚さ
は一次元であるが、パッドlの体積決定に係わシをもつ
ことに注意しなければならない。
かくして、パッド1の厚さを単に増大させる(しかし、
ファイバーの数と大きさは同じに保つ)ことによる圧力
低下に対する効果は、実際には圧力低下を減少させるこ
とにつながる。
本発明の分離器組立体において、aの値は45フィー1
− ’ (約1.5 cm−’ )から1400フイー
ト(約46.7 CrIT−’ )の範囲にあることが
好ましい。
このようにして、最大の効率が得られると同時に、圧力
低下も許容レベルに保たれうる。よシ好ましくは、aの
値は75フィート−1(約2.5Cn1−1)から20
0フィート−1(約6.7(7)−1)の範囲にあるべ
きである。また、パッド1の厚さは1/2インチ(約1
..27cm)から5インチ(約12.7061n)の
範囲内に保つことが望ましいとわかったが、勿論、ある
特定の適用に関する所望の効率指標及び圧力低下指標に
よっては、より厚みのないもの、単一層のファイバーメ
ツシュでさえも使用可能である。パッド1の厚さは約3
インチ(約7.62 cm )であり、0.002イン
チ(約5.08ミクロン)の径のファイバーの層7を約
70はど有し、1インチ(約2,54c7n)につき1
0乃至12の編み目があることが望ましい。そのような
パッド1のaの値は約84フィート−1(約2.8m’
)である。パッド1の厚さが1フインチ(約3.8tz
)に圧縮された場合、aの値は約2倍の168フィート
−1(約5.6 tyn−’ )になる。
従来のものに用いられたポリエステルパッドにおけるa
の値はは’、” 1800 フィート−+(約60cm
’)であったことに注目しなければならない。従って、
一定の厚さのパッドに関して、ポリエステルファイバー
パッド通過時における圧力低下は、本発明で使用される
好適なパッド通過時におけるよりも著しく太きい。それ
故、パッド1を通過する空気流の速度は、従来のポリエ
ステルパッドに関して可能であった以上に増大されうる
。かくして、分離器組立体(第1図)の大きさと重さは
実質的に減らされうると同時に、許容圧力低下レベルを
保ぢうる。更に、分離器組立体(第1図)を通過する空
気流のより高い速度がパッド1によって達成されうるか
ら、粒子分離効率も増大する。これは衝撃による小滴捕
捉は速度の増大と共に向上するという事実の結果として
生じることである。
これらの保持された小滴は次に、気体力学的牽引力が媒
体内における小滴の付着力に勝つほど犬きぐなる前に、
高低をもつ媒体の編み目間内で1ミリメートル以上の大
きさになる。媒体内での小さな小滴の集合によって作ら
れた大きな小滴が高速空気流に乗って運ばれると、これ
らは次段の慣性羽根板によって除去され得る。
分離器組立体(第1図)の最終段には、慣性分離によっ
てパッドから気流に乗って運ばれた全小滴を除去するた
めのフック付羽根板2が配置されている。慣性小滴年収
器は、運ばれた全小滴を除去できるように互いに0.5
インチ(約1.27crn)から165インチ(約3.
31cm)の間隔で平行な複数の多ジグザグ型垂直羽根
板2から成る。小滴は、羽根板2間の曲がりくねった通
路によってひき起される運動量変化点9での羽根板表面
との衝撃によって、空気流から除去される。衝撃を受け
た水の小滴は、集められた水を垂直に羽根板2の底部に
ある排水箱へと向わせる羽根板上の垂直ポケット8によ
って羽根板表面から除去され、空気流に再び乗って運ば
れる可能性を取り除く。
羽根板2は硬質の耐腐食材料からなっている。
好ましくは、羽根板2はマリングレードアルミニウムも
しくは316ステンレススチールからなっている。
羽根板2が排水箱を経て迂回路を作らないことを確実に
するために、羽根板2は空気流方向における深さよりも
大きいこれに垂直な方向への深さを持つように排水箱中
に挿通せしめられている。
さもないと、塩水が排水箱から再び運び出されてしまう
からである。
従って、本発明による二段フィルター装置は、従来のも
のにまさる著しい利点を持っていることが一目瞭然であ
る。空気に乗って運ばれる粒子を除去する効率は、必要
なフィルター段の数は減っているにもか\わらず、(増
大しなくとも)保持される。お丑けにこれは装置の重さ
、コスト及び大きさの実質的軽減につながる。更に、エ
ヤダクトを通過する空気流速度は分離器組立体通過時の
圧力低下を増大させることなく増大されうるので、大き
さが更に減縮されることになる。
本発明は主に船舶用ガスタービンのための空気に乗って
運ばれる水分粒子を除去するという情況の下にとれまで
記述されてきたが、他の種類の粒子を除去するためにも
本発明が使用されうろことは当業者にとってもちろん当
然のことである。例えば、空気に乗って運ばれるかもし
れない砂や結晶塩を除去するためにも本パッドは有効で
、ある。
本発明の分離器組立体の大きさと重さの減縮の結果とし
て、他の特質がそれに組み入れられる。
例えば、船舶用ガスタービンのための分離器組立体は、
船の高い場所にあって自然力から保護されていないので
、船が冷たくて凍りつくような水の中にある時には凍っ
たり、氷結したシする。即ち、空気中から除去された水
蒸気は分離器組立体の中で凍ることがあり、それが分離
器組立体を通過する空気の流れを著しく妨害することが
ある。裏を返えせば、これは分離器組立体通過時におけ
る圧力低下を増大させることになる。
お分りのように、たとえタービン構成要素を損傷するお
それのある空気を送ることになろうとも、タービンに常
に空気を送り続けるということは絶対至上命令である。
従って、過去においては、「送風」口として公知のドア
が分離器組立体に隣接してエヤダクトに設置され、分離
器組立体通過時における圧力低下が余りにも増大する場
合には、自動的に開くようになっていた。かくして、濾
過されていない空気がタービンに送られるべくエヤダク
トに流入することがある。
しかしながら、大きさが著しく減縮されつる本発明によ
る分離器組立体では、組立体全体もしくは一部自体に「
送風」口をもたせることが可能である。分離器組立体の
全体もしくは一部が、第一段フレームの上面と下面に設
置されたピンによって垂直軸の回りを回転するようにエ
ヤダクト上に回転可能に支持されている。通常の操作中
、ダクトに流入するすべての空気は分離器組立体を通過
しなければならない。しかし、もし羽根板上やパッド内
で氷結が起るようなことがあれば、分離器通過時におけ
る圧力低下が感知され、しかもそれが上限値に達した場
合には、停止装置が自動的に作動して分離器組立体を解
放する。分離器組立体通過時における増大した圧力差の
ために、分離器組立体は上記ピン上で回転し、それによ
って分離器の側面から空気が流入できるようになる。こ
れは十分な空気が常にガスタービンに送られることを確
保する。分離器組立体自体がダクトへの入口で凍結する
のをふせぐため、入口周辺に凍結防止用ヒーターが具備
されてもよい。
分離器組立体自体が「送風」口を有するというこの特質
をそなえることが可能なのは、従来装置においてこれま
でに可能であったよpも著しくその大きさと重さが減縮
されているからである。即ち、空気導入のために要求さ
れる入口の大きさは減らされうるし、三つの分離手段が
必要とはされない。かくして、分離器組立体の重さが著
しく軽減され、分離器組立体がダクト入口において容易
に且つ自在に回転可能であることになる。
以上において、二つの分離手段のみをもつ実施例につい
て述べられた。この実施例は小粒子を効果的に除去する
ための二つの分離手段のみを有しているが、もし望むな
らば、雪とか雨の侵入を防ぐための比較的間隔を大きく
とった小板や羽根板でできた最初の保獲スクリーンを取
り付けてもよいことは当然であるし、またこの種のスク
リーンは本発明で使用されている分離手段と同等のもの
と考えられるべきでないことは当然である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による分離器組立体の斜視図、第2図は
第1図の2−2線上における部分断面図、第3A図はパ
ッドの詳細図、第3B図は第3A図の3B−3B線上に
おける断面図である。 1・・・・パッド、2・・・・羽根板、3・・・・分離
器組立体、5・・・・メツシュ、6・・・・ファイバー
、7・・・・層、8・・・・ポケット、9・・・・運動
量変化点。 オ」図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)空気中から粒子を除去するため、慣性分離手段と
    衝撃分離フィルターパッドとを含む複数の分離手段を通
    して空気が継続的に通過せしめられるようになした、水
    蒸気を含む空気によって運ばれる粒子を分離する方法に
    おいて、空気が通過せしめられる第一分離手段が衝撃分
    離フィルターパッド(1)であり、且つ該パッドからの
    空気が次に慣性分離手段(2)を通過せしめられるよう
    になっていることを特徴とする方法。 (2)衝撃分離フィルターパッド(1)と慣性分離手段
    (2)が、空気を通過せしめる唯一の分離手段であるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲(1)に記載の方法。 (3)衝撃分離フィルターパッド(1)が複数ノファイ
    バー(6)の少なくとも一つの層を含み、各ファイバー
    がo、ootインチ(約2.54ミクロン)以上0.0
    06インチ(約15.24ミクロン)以下の径を有し、
    且つパッドにおけるファイバーの全表面積の、パッドの
    体積に対する比が45フィート−1(約1.5 cm−
    1)以上1400 フィー ト’(約46.7 cm 
    ’ )以下であることを特徴とする特許請求の範囲(1
    )もしくは(2)に記載の方法。 (4)慣性分離手段と衝撃分離フィルターパッドを含む
    、空気中から粒子を分離するための複数の分離手段を備
    えた。導入空気から水蒸気を含む粒子を分離するための
    装置如おいて、第一分離手段が衝撃分離フィルターパッ
    ド(1)であり、第二分離手段が慣性分離装置(2)で
    あることを特徴とする装置。 (5)衝撃分離フィルターパッド(1)及び慣性分離手
    段(2)が唯一の分離手段であることを特徴とする特許
    請求の範囲(4)に記載の装置。 (6)衝撃分離フィルターパッド(1)が複数のファイ
    バー(6)の少なくとも一つの層を含み、各ファイバー
    が0.001インチ(約2.54ミクロン)以上0.0
    06インチ(約15.24ミクロン)以下の径を有し、
    且つパッドにおけるファイバーの全表面積のパッド体積
    に対する比が45フィート−1(約1.5Crn−’)
    以上t4ooフィー ト−’ (約46、7 cm ’
    )以下であることを特徴とする特許請求の範囲(4)も
    しくは(5)に記載の装置。 (力 衝撃分離フィルターパッド(1)が交互に反対方
    向へ導びかれたクリンプ層を持つ上記ファイバー(6)
    のクリンプ編みメツシュ5の複数の層7を有していて、
    上記メツシュは1インチ(約2.547?7?+)につ
    き5乃至250目を持っていることを特徴とする特許請
    求の範囲(4) 、 (5)もしくは(6)に記載の装
    置。 (8)慣性分離手段(2)が羽根板型分離器であること
    を特徴とする特許請求の範囲(J 、 f5) 、 (
    6)もしくは(力に記載の装置。 (9)特許請求の範囲(4)乃至(8)のいずれかに記
    載の装置と組み合わせられたタービン装置。
JP58145601A 1983-08-09 1983-08-09 水蒸気を含む空気によつて運ばれる粒子を分離するための方法及び装置 Pending JPS6044019A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58145601A JPS6044019A (ja) 1983-08-09 1983-08-09 水蒸気を含む空気によつて運ばれる粒子を分離するための方法及び装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58145601A JPS6044019A (ja) 1983-08-09 1983-08-09 水蒸気を含む空気によつて運ばれる粒子を分離するための方法及び装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS6044019A true JPS6044019A (ja) 1985-03-08

Family

ID=15388827

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP58145601A Pending JPS6044019A (ja) 1983-08-09 1983-08-09 水蒸気を含む空気によつて運ばれる粒子を分離するための方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6044019A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07167359A (ja) * 1993-06-24 1995-07-04 Norgren Co 接続具
JP2017113651A (ja) * 2015-12-21 2017-06-29 株式会社クボタ エリミネータ装置および空気清浄装置
CN108201706A (zh) * 2018-03-14 2018-06-26 重庆东钛化工有限公司 火电厂脱硫塔水冷凝结式除雾器循环系统
CN113877316A (zh) * 2021-11-18 2022-01-04 滨州职业学院 一种船舶燃气轮机用空气预过滤装置
US11446670B2 (en) 2017-08-17 2022-09-20 Leica Biosystems Imaging, Inc. Adjustable slide stage for differently sized slides

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5048566A (ja) * 1973-04-13 1975-04-30
JPS53110175A (en) * 1977-03-08 1978-09-26 Showa Denki Co Ltd Separator for removing sludge and oil from water in vacuum pump
JPS5539250A (en) * 1978-09-14 1980-03-19 Hitachi Ltd Panel type air filter for vehicle
JPS5858123A (ja) * 1981-09-30 1983-04-06 パ−マテイツク・フイルタ−・コ−ポレイシヨン 水蒸気粒子を除去するための濾過方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5048566A (ja) * 1973-04-13 1975-04-30
JPS53110175A (en) * 1977-03-08 1978-09-26 Showa Denki Co Ltd Separator for removing sludge and oil from water in vacuum pump
JPS5539250A (en) * 1978-09-14 1980-03-19 Hitachi Ltd Panel type air filter for vehicle
JPS5858123A (ja) * 1981-09-30 1983-04-06 パ−マテイツク・フイルタ−・コ−ポレイシヨン 水蒸気粒子を除去するための濾過方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07167359A (ja) * 1993-06-24 1995-07-04 Norgren Co 接続具
JP2017113651A (ja) * 2015-12-21 2017-06-29 株式会社クボタ エリミネータ装置および空気清浄装置
US11446670B2 (en) 2017-08-17 2022-09-20 Leica Biosystems Imaging, Inc. Adjustable slide stage for differently sized slides
CN108201706A (zh) * 2018-03-14 2018-06-26 重庆东钛化工有限公司 火电厂脱硫塔水冷凝结式除雾器循环系统
CN113877316A (zh) * 2021-11-18 2022-01-04 滨州职业学院 一种船舶燃气轮机用空气预过滤装置
CN113877316B (zh) * 2021-11-18 2023-01-17 滨州职业学院 一种船舶燃气轮机用空气预过滤装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4300918A (en) Method for removing moisture particles
US4557740A (en) Weather louver
KR101801748B1 (ko) 복합식 집진 장치
KR100593699B1 (ko) 내수용성 물질 통로의 필터구조 및 여과방법
CA1229494A (en) Aircraft engine air intake including a foreign object separator
JPS6340938B2 (ja)
US6007593A (en) Device for agglomerating and precipitating particles in a gas stream
US4234323A (en) Collector for water separator
JPS6044019A (ja) 水蒸気を含む空気によつて運ばれる粒子を分離するための方法及び装置
US5653786A (en) High capacity marine separator
CN112057957A (zh) 一种带防沙除尘和消音结构的进风道
CA1106777A (en) Removal of undesired components from gases
EP0087229B1 (en) Separating devices and methods
EP0074441B1 (en) Improved method for removing moisture particles
EP0085576A2 (en) Separating devices and methods
CN109621607A (zh) 一种气水分离器
CN209990539U (zh) 一种柴油发电机的消音除尘进气罩
JP3654675B2 (ja) ウェザールーバー
JPS5858124A (ja) 分離装置組立体
JPH0232930B2 (ja) Suijokiryushiojokyosurutamenorokahoho
US4248611A (en) Mining machine
KR880001058B1 (ko) 수분 입자 제거를 위한 여과방법
JPS6044018A (ja) 気体中に含まれる粒子を除去するための方法及び装置
CN205569970U (zh) 一种空气过滤装置
CA1164360A (en) Method for removing moisture particles