JP3098981B2 - フィルタ洗浄装置 - Google Patents

フィルタ洗浄装置

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JP3098981B2 JP09213061A JP21306197A JP3098981B2 JP 3098981 B2 JP3098981 B2 JP 3098981B2 JP 09213061 A JP09213061 A JP 09213061A JP 21306197 A JP21306197 A JP 21306197A JP 3098981 B2 JP3098981 B2 JP 3098981B2
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    • F24CDOMESTIC STOVES OR RANGES ; DETAILS OF DOMESTIC STOVES OR RANGES, OF GENERAL APPLICATION
    • F24C15/00Details
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油煙等の排気中に
含まれるミスト等を捕捉するためのフィルタを洗浄する
ための装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、油煙等の排気中に含まれるミ
スト等を捕捉するためのフィルタを洗浄するための装置
として例えば、特開平9ー105544号公報が知られ
ている。この従来例にあっては、図8に示すように、フ
ィルタ3の上部に洗浄液散布樋30を設け、フィルタ3
の下部に洗浄液受皿31を設け、この洗浄液受皿31の
下方に洗浄液槽32を設け、洗浄液槽32内の洗浄液を
レンジフード33の運転時に液体ポンプで洗浄液散布樋
30に供給し、該液体散布樋30から散布された洗浄液
により洗浄液の被膜を形成して該洗浄液の被膜により排
気中に含まれるミスト等を捕集して流すと共にフィルタ
3に付着したミスト等をフィルタ3に沿って洗い流すよ
うにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来例にあっては、フィルタ3の通気部34の上下に位
置する傾斜片35の上面に沿って流れた洗浄液は図8の
矢印イのように流れ、傾斜片35の下端から下方に流れ
落ちるが、この場合、水量が少ないと、傾斜片35の下
端で水滴となって下方に垂れ下がり、図8の矢印ロ方向
の風の流れにより該水滴が風下側に吹き飛ばされるが、
上記の従来例においては吹き飛ばされた水滴は下段の傾
斜片35に当たることなくそのままファンの方に流れて
いって、洗浄液の被膜を形成することができない。この
ため、従来にあっては、上記矢印ロ方向の風の流れによ
り吹き飛ばされない水量で洗浄液を傾斜片35の下端か
ら下方に落下させて洗浄液の被膜を形成する必要があ
り、洗浄液の水量が多く必要であり、また、このように
洗浄液の水量を多くして通過する排気の流れにより吹き
飛ばされないように洗浄液の被膜を形成するということ
は、圧力損失が大きいということであり、その分、ファ
ンの能力を大きくする必要があり、コストアップとな
る。
【0004】本発明は上記の従来例の問題点に鑑みて発
明したものであって、少ない洗浄液で効率的に排気中に
含まれる油煙等を捕捉するとともに洗い流すことができ
るフィルタ洗浄装置を提供することを課題とするもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するめに
本発明のフィルタ洗浄装置は、ファン1を備えた通風経
路2にフィルタ3を配置したものにおいて、風上側片4
aと風下側片4bとが略V字状に連続したV字状板4を
横にして複数枚上下に並設することで上下に隣接するV
字状板4間にV字状風路9を設けてフィルタ3を構成
し、V字状板4の内部の下端部を樋部5とすると共に樋
部5の両端部を止水手段6により止水し、V字状板4の
長手方向の端部の樋部5の上端位置に樋部5内の水をオ
ーバーフローさせるためのオーバーフロー孔7を形成
し、フィルタ3の上部に上段のV字状板4内に微量の洗
浄液を滴下供給するための洗浄液供給手段8を設けて成
ることを特徴とするものである。このような構成とする
ことで、洗浄液供給手段8から微量の洗浄液を供給する
ことで、最上段のV字状板4内の樋部5に溜まり、該最
上段の樋部5からオーバーフロー孔7を経て溢水する。
このオーバーフロー孔7を溢水した洗浄液はV字状板4
の端部の外面を伝って流下するのであるが、この時、フ
ィルタ3の上下のV字状板4間のV字状風路9は横方向
の両端部よりも中央部が流速が速いのでV字状板4の端
部の外面を伝って流下する洗浄液は水玉状となってV字
状板4の最下端のエッジ部分の長手方向に沿って次々と
V字状板4の中央部側に吸引され、この過程で、水玉が
順次凝集拡大する。ここで、通風経路の通過風速は水玉
が小さい間は負圧により水玉をより抵抗の少ない方にV
字状板4の最下端のエッジ部分を走らせるが、水玉が凝
集拡大すると水玉が通過風の抵抗となり、バランスが崩
れて水玉が弾けて下段のV字状板4の風下側片4bに衝
突する。この現象が次々と起きていわゆるバブリング作
用が発生する。下段のV字状板4の風下側片に衝突した
洗浄液の大部分は下段のV字状板4の樋部5に流れ、下
段のV字状板4のオーバフロー孔7から流れ出し、上記
と同じ作用を繰り返す。上記のようにして、フィルタ3
の全面にわたってバブリング作用を発生させ、排気中に
含まれるミスト等の粒子を捕捉して流下するのである。
【0006】また、V字状風路9を上流側風路9aと、
下流側風路9bと、上記上流側風路9aから下流側風路
9bに風向きを変える中間のコーナ風路9cとで構成
し、上流側風路9aの幅を風上側から風下側にかけて徐
々に小さくなるようにし、上流側風路9aの風下側端部
の幅をV字状風路9において最も狭くしてあることが好
ましい。このような構成とすることで、上流側風路9a
の風下側の中央部が最大負圧部となり、これによりオー
バーフロー孔7から溢れた水が水玉となって最大負圧部
側に効果的に吸引され、また、最大風速により凝集拡大
した水玉が弾けて効果的に下段のV字状板4の風下側片
4bに衝突させて広い面積にわたってバブリング現象を
起こすことができることになる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明を以下添付図面に示す実施
形態に基づいて説明する。フィルタ3は断面コ字状をし
た枠材10を矩形状態に枠組みした枠11内に断面略V
字状をしたV字状板4を横にして複数枚上下に並設する
ことで構成してある。そして、上下に隣合うV字状板4
間がV字状をしたV字状風路9となっている。
【0008】V字状板4は風上側片4aと風下側片4b
とを略V字状に連続して形成してあり、このV字状板4
の長手方向の両端部をそれぞれ枠11の断面コ字状をし
た両縦の枠材10にはめ込んで固着してあり、更に、V
字状板4の両端部は枠材10内に内装したパッキング1
2により密閉してある。V字状板4の内部の下端部は樋
部5となっており、樋部5の両端部は止水手段6により
止水してある。もちろんパッキング12以外の他の止水
手段により止水するようにしてもよいものである。
【0009】V字状板4の長手方向の端部の樋部5の上
端位置には樋部5内の水をオーバーフローさせるための
オーバーフロー孔7が形成してある。ここで、図2、図
3に示す実施形態においては、V字状板4の長手方向の
一端部にのみオーバーフロー孔7を形成し、左端にオー
バーフロー孔7を有するV字状板4と右端にオーバーフ
ロー孔7を有するV字状板4とを上下方向に一段ずつ交
互に配置した例が示してある。
【0010】ここで、V字状風路9は図4に示すように
上流側風路9aと、下流側風路9bと、上記上流側風路
9aから下流側風路9bに風向きを変える中間のコーナ
風路9cとで構成してある。そして、上流側風路9aの
幅を風上側から風下側にかけて徐々に小さくなるように
形成してあり、また、下流側風路9bの幅が上流側風路
9aの幅よりも大きくなっており、更に、風下側片4b
が直線状で且つ隣合う風下側片4bが平行となってい
る。
【0011】上記の構成のフィルタ3はファン1を備え
た通風経路2に配置されるものであり、図1に示すよう
な実施形態においては、フード20とこれに接続した排
気ダクト21とで通風経路2が構成してあり、フード2
0の内部にフィルタ3を斜め傾斜した状態で通風経路2
を横断するように取付けてある。また排気ダクト21に
はファン1が設けてあり、この排気ダクト21の端部は
屋外に開口している。
【0012】フィルタ3の上部には上段のV字状板4内
に微量の洗浄液を供給するための洗浄液供給手段8が設
けてある。添付図面に示す実施形態においては、フィル
タ3の枠10の上の枠材11に設けた孔23に洗浄液供
給手段8を構成する給液管24の先端部を挿入してあ
る。給液管24の先端部からはファン1の運転時に微量
の洗浄液が供給されるようになっている。洗浄液として
は例えば、水や、水に洗剤を混入したもの、あるいは、
その他の洗浄液が採用できる。
【0013】また、フード20の下部は洗浄液受け部2
5となっており、該洗浄液受け部25には排水管26が
接続してあり、外部に排水できるようにしてある。フー
ド20の下方にはレンジ22が設けてある。しかして、
ファン1を運転することで、レンジ22で発生した油煙
等の排気はフード20の下開口からフード20内に吸い
込まれ、フィルタ3を通過する際に排気中のミスト等の
粒子が捕集されて除去され、ミスト等の粒子が除去され
た排気は排気ダクト21を経て外部に排気される。この
場合、フィルタ3による排気中のミスト等の粒子の捕
集、除去について説明すると、図4の矢印のようにV字
状風路9を排気が通過するに当たり、上流側風路9aを
流れる排気がコーナ風路9cを経て風向きを変えて下流
側風路9bに流れる際、V字状板4の下流側側片4bに
衝突し、この際排気中に含まれるミスト等が分離して除
去され下流側側片4bに捕集されるものである。したが
って、この下流側側片4bが最もミストが付着する部分
となる。
【0014】そして、本発明においては、上記ファン1
の運転時に洗浄液供給手段8から微量の洗浄液を最上段
のV字状板4内に滴下供給するものである。この場合、
供給する洗浄液は1秒間に数滴供給する。このように洗
浄液供給手段8から微量の洗浄液を1秒間に数滴ずつ供
給することで、最上段のV字状板4内の下端部の樋部5
に溜まった洗浄液はオーバーフロー孔7から1秒間に数
滴溢水する。このオーバーフロー孔7から1秒間に数滴
の割合で溢水した洗浄液はV字状板4の端部の外面を伝
って流下するのであるが、この時、フィルタ3の上下の
V字状板4間のV字状風路9は横方向の両端部よりも
(両側の縦の枠材10付近よりも)中央部が流速が速く
て圧力が低いのでV字状板4の端部の外面を伝って流下
する洗浄液は水玉状となってV字状板4の最下端のエッ
ジ部分の長手方向に沿って図5の矢印のように次々とV
字状板4の中央部側(圧力が低い側)に吸引されて走
り、この過程で、水玉が順次凝集拡大する。なお、添付
図面中Wは樋部5に溜まった水を示し、27は水玉を示
している。ここで、通風経路の通過風速は水玉が小さい
間は負圧により水玉をより抵抗の少ない方にV字状板4
の最下端のエッジ部分を走らせるが、水玉が凝集拡大す
ると水玉が通過風の抵抗となり、バランスが崩れて水玉
が弾けて下段のV字状板4の風下側片4bに衝突する。
この場合、コーナ風路9cを経て風向きを変えて下流側
風路9bに流れる際は乱流となっているので、V字状板
4の最下端のエッジ部分を水玉が走る際に走行速度に不
規則な差が生じ、上記水玉の凝集拡大がV字状板4の最
下端のエッジ部分の種々の箇所で発生し、これが一定大
きさになると、通過する風により水玉が弾けて下段のV
字状板4の風下側片4bに衝突して風下側片4bの広い
面にわたって飛散し、この現象が次々と起きることで、
下段のV字状板4の風下側片4bのほぼ全面にわたって
いわゆるバブリング作用が発生することになり、この洗
浄液のバブリングにより最もミストが捕集、分離される
風下側片4bが広い面にわたって洗浄されてミストを洗
い流すものである。また、下段のV字状板4の風下側片
に衝突した洗浄液の大部分は同段のV字状板4の樋部5
に流れ、同段のV字状板4のオーバフロー孔7から流れ
出し、上記と同じ作用を繰り返す。上記のようにして、
フィルタ3の全面にわたってバブリング作用を発生さ
せ、排気中に含まれるミスト等の粒子を捕捉して流下す
るのである。
【0015】そして、フィルタ3の下端に至った洗浄液
は下の枠材10に設けた孔から洗浄液受け部25に流
し、洗浄液受け部25から排水管26を経て外部に排水
するものである。ここで、添付図面に示す実施形態にお
いては、上流側風路9aの幅を風上側から風下側にかけ
て徐々に小さくなるようにし、上流側風路9aの風下側
端部の幅をV字状風路9において最も狭くしてあるの
で、V字状風路9の入口から入ったミスト等を含んだ排
気は、風上側から風下側にかけて徐々に小さくなった上
流側風路9aを通過して中間のコーナ風路9cの屈曲部
に到り、ここで絞られて目的とする流速になるものであ
り、この場合、目的とする流速になるまで滑らかに流速
を速くしていくことができ、この間の抵抗を少なくし、
小さいファン1能力で上流側風路9aの下流側端部(つ
まりコーナ風路9cの屈曲部の始端部)で目的となる最
大流速に達するようにできる。そして、上流側風路9a
の下流側端部で最大速度となったミストを含んだ排気が
直進して下段の下流側片4bに衝突してミストを凝集捕
捉すると共に方向転換することで遠心力によりミストを
分離するのであるが、この最大風速により上記V字状板
4の最下端のエッジに沿って走る水玉が弾けて下流側片
4bに衝突することで、バブリング作用がより効果的に
行われて、上記凝集分離されたミストをバブリング作用
により効果的に洗い流すことができるのである。
【0016】上記実施形態においては、V字状板4の長
手方向の一端部にのみオーバーフロー孔7を形成した例
を示しており、すでに述べたように一端部のオーバーフ
ロー孔7から溢れた水は水玉となってV字状板4の最下
端のエッジに沿って中央部の圧力の低い方に向かって走
り、凝集拡大して大きな水玉となって、これが速度が速
くなった気体により弾けて下流側片4bに衝突して下流
側片4bの広い面にわたって拡がってバブリングし、下
流側片4bの略全面を洗浄するようになっているが、図
6、図7に示すようにV字状板4の長手方向の両端部に
オーバーフロー孔7を設けた場合には、両端部のオーバ
ーフロー孔7から溢れた水は水玉となってそれぞれV字
状板4の最下端のエッジに沿って中央部の圧力の低い方
に向かって走り、凝集拡大して大きな水玉となって、こ
れが速度が速くなった気体により弾けて下流側片4bに
衝突するので、下流側片4bのより広い面にわたってバ
ブリング現象を生じさせることができて下流側片4bの
全面をより確実に洗浄できることになる。
【0017】そして、いずれの実施形態においても、洗
浄液供給手段8から供給する洗浄液は微量供給するもの
であり、例えば、洗浄液を1秒間に数滴(1.0〜1.
4リットル/時間)供給するものであり、これにより各
V字状板4の樋部5からオーバーフロー孔7を介して溢
れる洗浄液は1秒間に数滴ずつ溢れ出し、この水滴が前
述のようにV字状板4の最下端のエッジ部分を走って凝
集拡大され、排気により弾けて下流側片4bに衝突して
バブリングして洗浄するので、従来のようにフィルタに
洗浄液を供給して液膜を形成してミストを捕捉して洗い
流すようものに比べて、洗浄液の量をきわめて少なくす
ることができるものであり、また、使用する洗浄液の量
が少ないので、圧損が少なく、ファンの能力を大きくす
る必要がないものである。
【0018】ここで、滴下する洗浄液として水に10〜
30%の洗剤を混入した場合、フィルタ3の自洗浄効果
が倍加するばかりでなく、バブリングにより捕捉された
オイルミストのようなミストは完全にエマルジョン化し
て乳白色となり、下水の負荷がきわめて少なくなる。ま
た、炭火などを使用する厨房においては、火の粉がミス
トを含んだ排気と共に吸引されるが、フィルタ3のV字
状風路9内で常に洗浄液によりバブリングしているた
め、フィルタ3そのものが常時自己消火性を有している
ために、フィルタ3を通過する火の粉が水で消火される
ことになって、ダクト火災に対してきわめて安全であ
る。
【0019】なお、下流側片4bは垂直か又は図4に示
すように下流側片4bを上段の下流側片4b側に向けて
傾斜させるのが好ましく、このように下流側片4bを垂
直か又は図4に示すように下流側片4bを上段の下流側
片4b側に向けて傾斜させることで、下流側片4b部分
でバブリングした洗浄液の一部を1〜2段上のV字状板
4に飛散させるようにすることができ、このようにする
とこの飛散した洗浄液を再び1〜2段上において再使用
することができて洗浄液供給手段8から供給する洗浄液
の滴下水量をより少なくすることができるものである。
特に、図4に示すように、下流側片4bを上段の下流側
片4b側に向けて傾斜させると、上記の効果をより顕著
に発揮させることができる。
【0020】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の発明にあって
は、上記のように、風上側片と風下側片とが略V字状に
連続したV字状板を横にして複数枚上下に並設すること
で上下に隣接するV字状板間にV字状風路を設けてフィ
ルタを構成し、V字状板の内部の下端部を樋部とすると
共に樋部の両端部を止水手段により止水し、V字状板の
長手方向の端部の樋部の上端位置に樋部内の水をオーバ
ーフローさせるためのオーバーフロー孔を形成し、フィ
ルタの上部に上段のV字状板内に微量の洗浄液を滴下供
給するための洗浄液供給手段を設けてあるので、供給さ
れた微量の洗浄液をオーバーフロー孔から溢れさせ、こ
れをV字状板の最下端のエッジ部分で水玉として走らせ
ながら、排気により弾けさせて最もミストが捕捉、凝集
される下流側片に衝突させることで、バブリングを生じ
させ、このバブリングをV字状板の各段にわたって発生
させることで、ミストを捕集して洗い流すことができ、
少ない洗浄液で効率的にフィルタの洗浄ができるもので
あり、しかも、従来のように、フィルタに洗浄液の液膜
を形成することなく、各段のV字状板の最もミストを捕
集、分離させる箇所である下流側側片においてそれぞれ
微量の洗浄液をバブリングさせることで、各段において
効果的に洗浄ができ、このように洗浄液の使用量が少な
いので、圧損が少なくて、ファンを大型化する必要がな
いという利点がある。
【0021】また、請求項2記載の発明にあっては、上
記請求項1記載の発明の効果に加えて、V字状風路を上
流側風路と、下流側風路と、上記上流側風路から下流側
風路に風向きを変える中間のコーナ風路とで構成し、上
流側風路の幅を風上側から風下側にかけて徐々に小さく
なるようにし、上流側風路の風下側端部の幅をV字状風
路において最も狭くしてあるので、上流側風路の風下側
の中央部が最大負圧部となり、これによりオーバーフロ
ー孔から溢れた水が水玉となって最大負圧部側に効果的
に吸引され、また、最大風速により凝集拡大した水玉が
弾けて効果的に下段のV字状板の風下側片に衝突させて
広い面積にわたってバブリング現象を起こすことができ
て、各段においてより効果的に微量の洗浄液で洗浄がで
きるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概略全体断面図である。
【図2】同上に用いるフィルタの正面図である。
【図3】同上の平面断面図である。
【図4】同上の作用を示す説明図である。
【図5】同上の作用を示す説明図である。
【図6】本発明の他の実施形態のフィルタの正面図であ
る。
【図7】同上の平面断面図である。
【図8】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ファン 2 通風経路 3 フィルタ 4 V字状板 4a 風上側片 4b 風下側片 5 樋部 6 止水手段 7 オーバーフロー孔 8 洗浄液供給手段 9 V字状風路 9a 上流側風路 9b 下流側風路 9c 中間のコーナ風路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 7/06 101 B01D 45/06 101

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファンを備えた通風径路にフィルタを配
    置したものにおいて、風上側片と風下側片とが略V字状
    に連続したV字状板を横にして複数枚上下に並設するこ
    とで上下に隣接するV字状板間にV字状風路を設けてフ
    ィルタを構成し、V字状板の内部の下端部を樋部とする
    と共に樋部の両端部を止水手段により止水し、V字状板
    の長手方向の端部の樋部の上端位置に樋部内の水をオー
    バーフローさせるためのオーバーフロー孔を形成し、フ
    ィルタの上部に上段のV字状板内に微量の洗浄液を滴下
    供給するための洗浄液供給手段を設けて成ることを特徴
    とするフィルタ洗浄装置。
  2. 【請求項2】 V字状風路を上流側風路と、下流側風路
    と、上記上流側風路から下流側風路に風向きを変える中
    間のコーナ風路とで構成し、上流側風路の幅を風上側か
    ら風下側にかけて徐々に小さくなるようにし、上流側風
    路の風下側端部の幅をV字状風路において最も狭くして
    あることを特徴とする請求項1記載のフィルタ洗浄装
    置。
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