JPH0231180Y2 - - Google Patents

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JPH0231180Y2
JPH0231180Y2 JP11504284U JP11504284U JPH0231180Y2 JP H0231180 Y2 JPH0231180 Y2 JP H0231180Y2 JP 11504284 U JP11504284 U JP 11504284U JP 11504284 U JP11504284 U JP 11504284U JP H0231180 Y2 JPH0231180 Y2 JP H0231180Y2
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JP
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booth
water
polluted liquid
water tank
tank
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は塗装ブースに係り、特に塗料ミスト等
を水に吸収又は吸着させて流動的に回収処理する
水洗ブースに関する。
〔従来技術とその問題点〕
この種の塗装ブースは、オーバースプレーされ
た塗料の回収率が高く、而もドライブース等に比
較して火災の危険性も非常に少ないため、連続的
に行われる多量塗装に好適であるとされる。
第4図は、このような従来の水洗ブースBの一
例を示す概略系統図であつて、ブースB内に配設
された本体1の前面にはその下方に配設されたブ
ース水槽2の水面3との間に僅かな間隙を形成す
るようにアルミニウム板、亜鉛板あるいはステン
レス板等から成る水膜板4が垂直に配設されてい
る。
この水膜板の上部には、該水膜板4の表面に流
水による水膜を形成してウオータスクリーンを作
るオーバーフロータンク5が配設され、該オーバ
ーフロータンク5内にウオータスクリーン用給水
配管6が配設されている。この給水配管6は、揚
水パイプ7を介して渦巻ポンプ8に接続され、該
渦巻ポンプ8によつてブース水槽2内に開口する
吸入パイプ9からフイルタ又はストレーナ10を
介して吸引された水が循環供給されるように成さ
れている。
本体1内には、その前面及び後面から所要数の
衝突板11,11…が齟齬対向して突設され、そ
の上方には軸流フアン、多翼式フアン等の排気フ
アン12が配設されている。
而して、渦巻ポンプ8を稼働させてブース水槽
2内の水を吸入ポンプ9を通じて吸い込み、これ
を揚水パイプ7を通じてウオータスクリーン用配
管6に供給し、オーバーフロータンク5から水膜
板4の表面に沿つて流下させて水膜から成るウオ
ータスクリーンを形成させる。
これにより、スプレーガン13から被塗装物
(図示せず)に対して塗着されずにオーバースプ
レーされた塗料ミスト等がウオータスクリーンを
形成する水膜に衝突せられ、該水膜中に吸着混入
されて捕集され、ブース水槽2内に落とし込まれ
て水中に採り込まれる。
また同時に、排気フアン12により本体1内が
負圧状態となつているからブースB内の空気が本
体1に吸引され、水膜板4の下端部とブース水槽
2の水面3との間に形成された空気吸込口14を
潜り抜けてベンチユリー効果により微粒化された
水と共に本体1内に巻き込まれる。
これにより、前記ウオータスクリーンでは捕集
されずに前記空気中に残存する塗料ミスト、溶剤
ガス等が、巻き込まれた水滴に吸着混入されて捕
集され、該水滴と共に衝突板11等に打ち当たり
ながら空気流中から分離されてブース水槽2内に
滴下回収される。
また、ブース水槽2には、前記の如くして塗料
ミスト等を回収して内部に貯溜された汚濁液を外
部に排出する汚濁液吸入パイプ15が接続され、
該吸入パイプ15に介装された汚濁液排出用ポン
プ16によつて、ブース水槽2内に浮遊し沈降す
る塗料カス、スラツジ等を吸引してスラツジ回収
装置17に送給するように成されている。
このスラツジ回収装置17は、図示は省略する
が例えば濾床となるネツトコンベア上にフイルタ
が敷設され、その下方から空気を吸引して内部を
減圧することにより、フイルタ上に供給された汚
濁液が圧力差によつてフイルタを通過し、これに
より汚濁液中に含まれた塗料カス等が水分を分離
されて塊状となつてフイルタに付着回収されるよ
うに成されている。また、分離された水は、清浄
水還流用ポンプ18により還流パイプ19を通じ
てブース水槽2内に戻して循環再使用するように
成されている。
以上のように、従来の塗装ブースにおいては、
水膜板4に形成されたウオータスクリーンや水膜
板4の下端部に形成された空気吸込口14から巻
き込まれて微粒化された水によつて塗料ミスト等
を捕集してブース水槽2内に回収し、このように
塗料ミスト等を捕集してブース水槽2内に回収さ
れ貯溜される汚濁液を該ブース水槽2の適宜な箇
所に単に接続された汚濁液吸入パイプ15によつ
て吸引して外部に排出させることとしている。
然しながら、この場合には、ブース水槽2の全
域にわたつて散在する塗料カス、スラツジ等を効
果的に汚濁液吸入パイプ15に導いて吸引するこ
とができないという欠点があり、したがつて頻繁
にブース水槽2内の水を抜き出して該水槽2内を
清掃し、ストレーナ10やポンプ、配管系の詰ま
りを防止しなければならなかつた。
〔考案の目的〕
そこで本考案は、ブース水槽内に散在する塗料
カス、スラツジ等を自動的に一箇所に集めて効果
的に回収することができ、ブース水槽内の清掃頻
度を大幅に低減し得る塗装ブースを提供すること
を目的とする。
〔考案の構成〕
この目的を達成するために、本考案は、本体の
前面に配設された水膜板に流水による水膜が形成
され、且つ前記水膜板の下端部にブース内の空気
を前記本体内に吸い込む空気吸込口が形成され
て、塗料ミスト等を前記水膜によつて一部捕集
し、且つ前記空気吸込口から吸い込まれた空気を
前記本体内で液滴又は液膜と気液接触させること
によつて捕集し、捕集された塗料ミスト等をブー
ス水槽中に落とし込んで回収するように構成され
た塗装ブースにおいて、前記ブース水槽内に蛇行
水路が形成され、該蛇行水路の一端側に前記ブー
ス水槽内の汚濁液を回収する汚濁液回収部が設け
られていることを特徴とする。
〔考案の作用〕
本考案によれば、ブース水槽内に蛇行水路が形
成され、該蛇行水路の一端側に汚濁液を回収する
汚濁液回収部が設けられているから、該汚濁液回
収部からブース水槽内に貯溜される汚濁液を吸引
すると、ブース水槽内に落とし込まれた汚濁液が
順繰りに総て汚濁液回収部に移送されて外部に排
出されることとなる。特に、前記汚濁液回収部に
至る蛇行水路の一部を狭水路に形成した場合に
は、この狭水路により汚濁液の流速が加速されて
ブース水槽底部に沈降するスラツジ等も該底部を
離れて前記汚濁液回収部に移送されることとな
る。
〔実施例〕
以下、本考案を図面に示す具体的な実施例に基
づいて説明する。
第1図は本考案による塗装ブースの一例構成を
示す概略系統図、第2図及び第3図は夫々そのブ
ース水槽の平面図及び正面図である。
なお、第4図との共通部分については同一符合
を附してその詳細説明は省略する。
本考案においては、特にブース水槽2内に蛇行
水路20が形成され、該蛇行水路20の一端側に
ブース水槽2内の汚濁液を回収する汚濁液回収部
21が設けられると共に、該汚濁液回収部21に
至る蛇行水路20の一部が狭水路20a及び20
cに形成されている。
蛇行水路20は、例えばブース水槽2内に二枚
の仕切板22及び23を所定間隔で並行に齟齬さ
せてその一端を夫々ブース水槽2の相対向する左
右側壁2a及び2bに固設して形成されると共
に、仕切板22及び23間及びブース水槽2の後
部側壁2dと仕切板23との間の間隔がブース水
槽2の前部側壁2cと仕切板22との間よりも狭
く形成せられて、仕切板22及び23間並びに後
部側壁2d及び仕切板23間に狭水路20a,2
0cが形成されている。
側壁2cと仕切板22との間に形成される広水
路20bの終端位置には、フイルタ又はストレー
ナ24等が配設され、該ストレーナ24によつて
濾された水を渦巻ポンプ8により揚水パイプ7を
介してウオータスクリーン用給水配管6に送給す
る吸入パイプ9が接続されている。
そして、ストレーナ24の手前には、側壁2c
及び仕切板22間の全幅にわたつて広水路20b
の底部に開口する回収槽25が配設され、該回収
槽25と、その底部に接続された汚濁液吸入パイ
プ26を介して回収槽25内に回収された塗料カ
ス、スラツジ等を汚濁液と共に外部に排出する汚
濁液排出用ポンプ27とから汚濁液回収部21が
構成されている。また、前記回収槽25の後端側
には広水路20bの底部から水面3よりもやや低
く形成されたじやま板28が側壁2c及び仕切板
22間に固設され、更に該じやま板28の手前に
は上方から水面3下に突入せられたじやま板29
が同じく側壁2c及び仕切板22間に固設されて
いる。
なお、前記仕切板22及び23は取り外し自在
になつており、ブース水槽2内の全面清掃を容易
にしている。また、図中、30は未捕集の塗料ミ
ストや水滴を捕集するエリミネータである。
以上が本考案による塗装ブースの一例構成であ
り、次にその作用について説明する。
水膜板4の表面にウオータスクリーンを形成し
て塗料ミスト、溶剤ガスを捕集した流水や、水膜
板4の下端部に形成された空気吸込口14から巻
き込まれて塗料ミスト等を捕集した水滴が、ブー
ス水槽2の後部側壁2d及び仕切板23間に形成
された狭水路20c内に落とし込まれて、ブース
水槽2内に回収され貯溜される。これによつて、
ブース水槽2の水中に塗料カス、スラツジ等が混
入して汚濁液となる。
この汚濁液中に、キラー剤(商品名)等の市販
の凝集剤を所用量添加供給して、汚濁液に混入せ
られた塗料カスの溶剤成分及び塗料成分と水とを
分離させて塗料カスを凝集させる。
そして、汚濁液回収部21の汚濁液排出用ポン
プ27を稼働させて、汚濁液吸入パイプ26を通
じて回収槽25内の汚濁液を吸引し、ブース水槽
2外に排出してスラツジ回収装置17等に送給す
る。
これにより、ブース水槽2内に連通形成された
狭水路20c、狭水路20a及び広水路20bか
ら成る蛇行水路20内に、汚濁液回収部21方向
に向かう汚濁液の流れが発生し、この流れに乗つ
て狭水路20c及び狭水路20a内に浮遊し沈降
する塗料カス、スラツジ等が広水路20b内に運
搬されて、ブース水槽2の全域にわたつて散在す
る塗料カス等が広水路20bの終端側底部に配設
された回収槽25に移送される。
この際、蛇行水路20を構成する広水路20b
の前段に狭水路20a,20cが形成されている
から、この狭水路20a,20c内における汚濁
液の流速が増大せられ、したがつてブース水槽2
の水面3上に浮上した塗料カスのみならずブース
水槽2の底部に沈降するスラツジ等も確実に移送
される。
そして、広水路20bに達すると汚濁液の流速
が低下して、水面3上に浮遊して移送された塗料
カス等は、回収槽25の後端部上方に配設された
じやま板29に打ち当てられて回収槽25内に落
とし込まれ、また広水路20bの底部に沿つて移
送されたスラツジ等は、汚濁液の流速が低下して
いるから容易に、直接又は回収槽25の後端に配
設されたじやま板28に打ち当てられて回収槽2
5内に確実に落とし込まれる。
このようにして回収槽25内に落とし込まれた
塗料カス、スラツジ等は、汚濁液と共に汚濁液吸
入パイプ26に吸引されてブース水槽2外に排出
されスラツジ回収装置17に送給されて除去回収
される。このスラツジ回収装置17によつて塗料
カス、スラツジ等が分離除去された水は、清浄水
還流用ポンプ18により還流パイプ19を通じて
ブース水槽2内に戻されて循環再使用される。
〔考案の効果〕
以上述べたように、本考案によれば、ブース水
槽内に蛇行水路が形成され、該蛇行水路の一端側
に汚濁液を回収する汚濁液回収部が設けられてい
るから、該汚濁液回収部からブース水槽内に貯溜
される汚濁液を吸引すると、ブース水槽内に落と
し込まれた汚濁液が順繰りに総て汚濁液回収部に
移送されることとなり、したがつてブース水槽内
の全域にわたつて浮遊し沈降する塗料カス、スラ
ツジ等を前記汚濁液回収部に集めて回収すること
ができるという効果がある。また特に、前記汚濁
液回収部に至る蛇行水路の一部が狭水路に形成さ
れている場合には、この狭水路において汚濁液の
流速が加速されてブース水槽底部に沈降するスラ
ツジ等も該底部を離れて前記汚濁液回収部に確実
に移送されて回収されるという優れた効果があ
り、ブース水槽内の清掃頻度を大幅に低減し得る
と同時に、ストレーナ、ポンプ及び配管系の詰ま
りや故障の発生も大幅に減少させることができ
る。
なお、本考案は、ブース本体内に吸い込まれた
空気を例えばブース本体内に配設されたシヤワー
ノズルからの撒水によつて、あるいは多孔板に形
成した液膜によつて気液接触させる型式のブース
にも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による塗装ブースの一例を示す
概略系統図、第2図及び第3図は夫々そのブース
水槽を示す平面図及び正面図、第4図は従来の塗
装ブースを示す概略構成図である。 B……塗装ブース、1……本体、2……ブース
水槽、3……水面、4……水膜板、14……空気
吸込口、20……蛇行水路、20a,20c……
狭水路、21……汚濁液回収部、25……回収
槽、26……汚濁液吸入パイプ、27……汚濁液
排出用ポンプ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 本体の前面に配設された水膜板に流水による
    水膜が形成され、且つ前記水膜板の下端部にブ
    ース内の空気を前記本体内に吸い込む空気吸込
    口が形成されて、塗料ミスト等を前記水膜によ
    つて一部捕集し、且つ前記空気吸込口から吸い
    込まれた空気を前記本体内で液滴又は液膜と気
    液接触させることによつて捕集し、捕集された
    塗料ミスト等をブース水槽中に落とし込んで回
    収するように構成された塗装ブースにおいて、
    前記ブース水槽内に蛇行水路が形成され、該蛇
    行水路の一端側に前記ブース水槽内の汚濁液を
    回収する汚濁液回収部が設けられていることを
    特徴とする塗装ブース。 (2) 前記蛇行水路の少なくとも一部が狭水路に形
    成されている前記実用新案登録請求の範囲第1
    項記載の塗装ブース。 (3) 前記汚濁液回収部が、前記蛇行水路の底部に
    開口する回収槽と、該回収槽内に沈降する塗料
    カス、スラツジ等を吸入パイプを介して汚濁液
    と共に外部に排出する汚濁液排出ポンプとから
    成る前記実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    塗装ブース。
JP11504284U 1984-07-30 1984-07-30 塗装ブ−ス Granted JPS6133663U (ja)

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JP11504284U JPS6133663U (ja) 1984-07-30 1984-07-30 塗装ブ−ス

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JP11504284U JPS6133663U (ja) 1984-07-30 1984-07-30 塗装ブ−ス

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JPS6133663U JPS6133663U (ja) 1986-02-28
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