JP2002192037A - 塗装装置 - Google Patents

塗装装置

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JP2002192037A
JP2002192037A JP2000400028A JP2000400028A JP2002192037A JP 2002192037 A JP2002192037 A JP 2002192037A JP 2000400028 A JP2000400028 A JP 2000400028A JP 2000400028 A JP2000400028 A JP 2000400028A JP 2002192037 A JP2002192037 A JP 2002192037A
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JP
Japan
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paint mist
plate
liquid
coating
flow path
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JP2000400028A
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English (en)
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Masahiko Ozaki
誠彦 尾崎
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 公害発生を回避でき、また、フィルターの交
換頻度も低減でき、被塗装物の塗装コストの低減を図る
ことができる塗装装置を提供する。 【解決手段】装置本体50の塗装室において被塗装物2
5に対し塗料ミスト24を吹き付けて塗装を行う塗装装
置において、前記塗料ミスト24が通過可能な穴を備え
た前、後板状部品3、4と、前、後板状部品3、4の後
面から装置本体50の後面板50cに至る間に形成した
塗料ミスト24を含む気体の迂回流路と、装置本体50
における前、後板状部品3、4及び迂回流路の下側に配
置された液体30を貯留した槽5と、槽5に貯留した液
体30を吸引し、前、後板状部品3、4の上端及び迂回
流路の上部に供給して、液体24により塗料ミスト24
を吸収させるポンプ7と、前記迂回流路の後段側に設置
した塗料ミスト24を吸着する粗目フィルター18、細
目フィルター19と、迂回流路に装置外部に向かう気流
を生成するファン20とを有するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、塗装装置に関し、
詳しくは被塗装物に塗料を吹き付け塗装を行う際に生じ
る塗料ミストを捕集する機能を備えた塗装装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】この種の塗装装置としては、従来、特公
平8−17976号公報に開示された塗料ミスト捕集装
置が知られている。
【0003】従来の塗料ミスト捕集装置を図3を参照し
て説明する。図3に示す従来の塗料ミスト捕集装置にお
いて、110は板状部材であり、短冊状の鉄板によって
形成されている。この板状部材110は、表面に液状の
剥離剤である機械油が付着されて油膜112が形成さ
れ、吹き付けノズル101から噴霧状に発生する塗料ミ
スト102によって塗布される被塗装物103の後面側
の空間に、二層構造で配設されている。
【0004】この塗料ミスト捕集装置によれば、前記塗
料ミスト102は、排気ファン120によって吸引され
る空気の流れに沿うように進む。
【0005】しかし、二層の板状部材110によって流
路が曲げられるため、塗料ミスト102が慣性力によっ
て空気と分離され、板状部材110に衝突して捕集され
る。
【0006】このとき、板状部材110は、被塗装物1
03に対して充分に大きな間隔を設けて配設されている
ため、塗料ミスト102を含む空気流が通過することに
よる通気抵抗は低く、排気ファン120の負担は小さ
い。
【0007】また、前記板状部材110は、上部から単
に吊り下げられており、図に示すように、空気流の圧力
によって、下端が空気流方向に押圧されて板状部材11
0が若干傾いた状態に保持される。このため、板状部材
110の下端がフリー状態であっても、揺れることはな
い。この板状部材110によって清浄化された空気は、
湿式の捕集装置部に導入され、さらに塗料ミスト102
が捕集されて、より清浄化された空気が排出口109か
ら外部に排出される。
【0008】前記湿式の捕集装置部を以下に説明する。
前記板状部材110によって浄化された空気は図3に矢
印で示す空気の流れに沿って、水槽104に張られた水
面105と遮蔽板106との隙間から排気室107内へ
排気ファン120によって吸引される。このとき、水面
105と遮蔽板106との隙間を通る空気の流速は高ま
り、空気の流路が急激に曲げられる。
【0009】この際に、塗料ミスト102が、遠心力に
よって空気流から分離され、水面105に衝突して水の
中に捕捉される。
【0010】一方、高速の空気流によって水が巻き上げ
られるため、水槽104にある水の一部は水の粒子とな
って空気流とともに排気室107内へ吸引される。この
際にも、塗料ミスト102が水の粒子と衝突して、その
水の粒子の中に捕集される。そして、塗料ミストを捕集
した水の粒子は水分分離板108によって、空気と分離
され、水槽104内まで落下し、これによって、水分が
排出口109から排出されることを防止するとともに、
水槽104に塗料ミスト102がスラッジ状となって捕
集される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の塗料ミスト捕集装置の場合、以下のような問題
点が生じていた。
【0012】即ち、使用する塗料により捕集率が異な
り、特に、品位を上げるために混入されるアルミ等の金
属の微位子(1〜3μm程度)を含んだ塗料ミストは、
捕集率が悪く、重量比10〜20%ほどのアルミ金属粉
等の微粒子が排気ファン120を通して野外に放出され
てしまう。
【0013】アルミ金属粉等の微粒子が野外に放出され
ると、環境破壊につながることから、工場室内への吸気
口等から微拉子を吸い込むように吸気ファン等を設置す
ると、工場室内に微粒子が浮遊し、微粒子付着による不
良品が多発するという問題を引き起こしていた。
【0014】また、塗料ミスト捕集装置の排気ファン1
20の下方にある排気室107に塗料ミスト捕集用のフ
ィルターを設置することも容易に考えられるが、微粒子
が粒径1〜3μm程度と微小であるため、細かい目をも
ったフィルターを用いなければ捕集できない。
【0015】このため、細かい目のフィルターを設置し
たとしても、詰まりが激しく、例えば3日に1度程度の
フィルター交換が必要となり、交換作業に人手がかか
る、交換作業中は生産が停止(フィルタ周りの掃除も含
めて2時間程度の停止)する、フィルターの購入費用が
必要になる等種々の不都合が発生し、結局、被塗装物の
塗装コストが高くなってしまうという問題がある。
【0016】本発明は、前記事情に鑑みてなされたもの
であり、従来外部に放出していた塗料ミストを塗装装置
内部で完全に捕集処理することが可能で公害発生を回避
でき、また、フィルターの交換頻度も低減でき、生産性
の低下を招くことなく被塗装物の塗装コストの低減を図
ることができる塗装装置を提供するものである。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】請求項1記載の発明
は、装置本体の塗装室において被塗装物に対し塗料ミス
トを吹き付けて塗装を行う塗装装置において、前記塗装
室を区画する状態に垂下配置されるとともに、前記塗料
ミストが通過可能な穴を備えた板状部品と、前記板状部
品の後面から装置本体の後面板に至る間に形成した塗料
ミストを含む気体の迂回流路と、装置本体における前記
板状部品及び迂回流路の下側に配置され迂回流路を流通
する気体に接触して塗料ミストを吸収する液体を貯留し
た槽と、前記槽に貯留した液体を吸引し、前記板状部品
の上端及び迂回流路の上部に供給して、再度槽内に流下
する液体により塗料ミストを吸収させる液体循環手段
と、前記迂回流路の後段側に設置した塗料ミストを吸着
するフィルターと、前記迂回流路に装置外部に向かう気
流を生成する気流生成手段とを有することを特徴とする
ものである。
【0018】この発明によれば、液体循環手段により液
体を板状部品に沿って流下させることにより塗料ミスト
を吸収し、次に液体循環手段により迂回流路を流通する
塗料ミストを含む気体に液体を接触させて塗料ミストを
吸収し、更に迂回流路の後段側に設置したフィルターに
より残存する塗料ミストを吸着するという複数段階に亙
る塗料ミストの除去機能を発揮するので、この塗装装置
内部で殆ど完全に塗料ミストを捕集処理することが可能
となり、これにより、公害発生を回避でき、また、フィ
ルターの交換頻度を低減でき、生産性の低下を招くこと
なく被塗装物の塗装コストの低減を図ることができる。
【0019】請求項2記載の発明は、装置本体の塗装室
において被塗装物に対し塗料ミストを吹き付けて塗装を
行う塗装装置において、前記塗装室を区画する状態に垂
下配置されるとともに、前記塗料ミストが通過可能な穴
を備えた板状部品と、前記板状部品の後面から装置本体
の後面板に至る間に形成した塗料ミストを含む気体の迂
回流路と、装置本体における前記板状部品及び迂回流路
の下側に配置され迂回流路を流通する気体に接触して塗
料ミストを吸収する液体を貯留した槽と、前記槽に貯留
した液体を吸引し、前記板状部品の上端及び迂回流路の
上部に供給して、再度槽内に流下する液体により塗料ミ
ストを吸収させる液体循環手段と、前記迂回流路の後段
側に設置した塗料ミストを吸着するフィルターと、前記
迂回流路に装置外部に向かう気流を生成する気流生成手
段と、前記迂回流路内において、前記槽内に流下する液
体と、装置外部に向かう塗料ミストを含む気体とを各々
蛇行させつつ向流状態で又は同方向に流れる状態で接触
させ、前記液体により塗料ミストを吸収させる複数の傾
斜板を用いた蛇行路形成部とを有することを特徴とする
ものである。
【0020】この発明によれば、請求項1記載の発明の
作用に加えて、蛇行路形成部により前記迂回流路内にお
いて前記槽内に流下する液体と、装置外部に向かう塗料
ミストを含む気体とを各々蛇行させつつ向流状態で又は
同方向に流れる状態で接触させ、前記液体により塗料ミ
ストを吸収させることができるので、この塗装装置内部
による塗料ミストの捕集効率を一層高め、これにより、
公害発生を回避でき、また、フィルターの交換頻度をよ
り低減でき、生産性の低下を招くことなく被塗装物の塗
装コストのより一層の低減を図ることができる。
【0021】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の塗装装置において、前記板状部品は、前記塗装室を
区画する状態で、かつ、隙間を有する2重構成で配置さ
れ、前記液体循環手段は、前記槽に貯留した液体を吸引
し、前記2重構成の板状部品の各上端及び前記迂回流路
の上部の3箇所に液体を分岐して供給することを特徴と
するものである。
【0022】この発明によれば、特に、前記2重の板状
部品によって塗料ミストの捕集効率が高まり、さらに迂
回流路内においても塗料ミストの吸収効率が高まるの
で、前記フィルターの交換頻度を更に低減し、被塗装物
の塗装コストの更なる低減に寄与できる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の塗装装置の実施の
形態を詳細に説明する。
【0024】(実施の形態1) (構成)図1は、本発明における実施の形態1を示す説
明図である。
【0025】図1に示す本実施の形態1の塗装装置は、
装置本体50の前面上部に液体を溜める前溜まり受け部
1を備え、その後面に後溜まり受け部2を設置してい
る。
【0026】上溜まり受け部1の正面下方に向かって短
冊状の穴を多数形成した鉄板等からなる前板状部品3
を、また、前記溜まり受け部2の正面下方に向かって短
冊状の穴を多数形成した鉄板等からなる後板状部品4を
各々複数枚垂下するようにして設置している。前記前板
状部品3、後板状部品4間には隙間を設けている。
【0027】前記前板状部品3、後板状部品4の上端
は、前記前溜まり受け部1、後溜まり受け部2に各々フ
ックによる引っかけ、ボルトによる固定、若しくは溶接
等で連結又は固定されている。
【0028】また、前記前板状部品3、後板状部品4の
下端部は、後述する槽5内に溜められた塗料ミスト回収
用の液体30の中に入るように各々の長さが設定されて
いる。
【0029】前記前記前板状部品3、後板状部品4の下
側には、液体を溜める槽5を設置し、前記液体30が収
容されている。前記液体30を収容する槽5は、その後
端部が装置本体50の後面板50bから後方に露出する
ように設置されている。
【0030】前記槽5の底面は緩やかに傾斜を持って配
設されており、前側、即ち塗装台26が浅く、後側が深
い構造となっている。
【0031】前記液体30は、例えば、水、不凍液、油
(VG20〜150程度)等が最適とされるがこれに限
られるものではなく、液体であれば問題でない。
【0032】前記装置本体50の後面から露出する槽5
内から下配管6を立設している。この下配管6の一方の
接続口は、前記槽5内の液体30の液面より下方に臨む
位置に配設している。
【0033】また、前記下配管6の他方の接続口は、装
置本体50の後面板50bの外側に配置した液体循環手
段を構成するポンプ7の吸入口に接続している。また、
ポンプ7の吐出口側には、上配管8を接続している。
【0034】前記上配管8は、ポンプ7の吐出口より上
方に向かい、3個の流路を形成するように3経路に分岐
している。3経路に分岐した上配管8には、3個のバル
ブ9が各々取り付けられ、3個の流路の開閉、流量調整
をそれぞれ単独で行えるようになっている。
【0035】また、前記バルブ9に一端を各々連結した
3経路の配管は、装置本体50の上方で延長され、前記
前溜まり受け部1、後溜まり受け部2及び後述するシャ
ワー口13に各々接続している。
【0036】前記後板状部品4の後面側に、前仕切り板
10を設置している。前仕切り板10の下端は、前述の
液体30の液面より100mm以上の隙間を有し、液体
30の液面との間に塗料ミスト24の流路を形成するよ
うに設置している。
【0037】また、前記前仕切り板10の背後には、中
仕切り板11を設置している。中仕切り板11の上部
は、装置本体50の天板50cに対して200mm以上
の隙間を有し、また、その下端は前記液体30の液面の
中に入るようにその長さを設定している。中仕切り板1
1の上部と装置本体50の天板50cとの間に塗料ミス
ト24の流路を形成している。
【0038】前記前仕切り板10と中仕切り板11との
間には、例えば前記液体30の液面から装置本体50の
天板50cに至る高さの中程となる配置で塗料ミスト2
4の流れを整流する多数の穴を穿設した整流板12を設
置している。
【0039】また、前記整流板12の上方には、装置本
体50の天板50cに対して液体30を吐出するシャワ
ー口13が設置され、このシャワー口13からは、前記
ポンプ7により下配管6を経て吸引され上配管8、バル
ブ9を経て供給される液体30が、噴霧状液体14とし
て吐出するように構成している。
【0040】前記中仕切り板11の後面側に、後仕切り
板15を配置している。この後仕切り板15の下端は、
前記前仕切り板10の場合と同様、液体30の液面に対
して100mm以上の隙間を有し、液体30の液面との
間に塗料ミスト24の流路を形成するように設置してい
る。
【0041】前仕切り板10、中仕切り板11及び後仕
切り板15により、迂回流路を形成している。
【0042】前記後仕切り板15の後面側と後面板50
bとの間の空間に形成した排気室17内には、その下方
位置に気体と液体との分離を行う分離板16を配置し、
また、中程位置に粗目フィルタ18を、上方位置に粗目
フィルタ18とは間隔を隔てて細目フィルタ19を各々
配置している。
【0043】前記フィルタ粗目18、細目フィルタ19
は、塗料ミスト24を含む気体の排気抵抗を低減するた
めや、塗料ミスト24の捕集量を増やすため、できる限
り断面積を大きくとれるように、液体30の液面に対し
て傾斜を有する配置で後仕切り板15と装置本体50の
後面板50bとの間に各々り取り付けられている。
【0044】前記排気室17の上部には、前記迂回流路
に気流を生成し、外部に排気するための気流生成手段を
構成する排気ファン20及び排気用のダクト21が配置
されている。
【0045】尚、図1中、32は前記後面板50bから
外方に露出する槽5内の液体30の上方に設置した網で
ある。
【0046】(作用)上述した構成の本実施の形態1の
塗装装置の作用を図1を参照して説明する。
【0047】前記ポンプ7を始動することにより、装置
本体50の下部に設置した槽5内に溜められた液体30
は、下配管6を介してポンプ7に吸引される。前記ポン
プ7は、上配管8を介して、前溜まり受け部1、後溜ま
り受け部2及びシャワー口13に液体30を供給する。
このとき、前記上配管8に取り付けた3個のバルブ9を
各々開け閉めすることにより、前溜まり受け部1、後溜
まり受け部2及びシャワー口13にそれぞれに供給する
液体の量を調整することができる。
【0048】前溜まり受け部1、後溜まり受け部2に溜
められた液体30は、前板状部品3、後板状部品4の表
面を各々均等に流れ落ち、再び、槽5に回収される。ま
た、シャワー口13に供給された液体30は、噴霧状液
体14となり、前仕切り板10と中仕切り板11の間に
降り注がれ、槽5に回収される。
【0049】更に、排気ファン20を駆動することによ
り、排気室17内が減圧され、前仕切り板10の下部の
隙間より気体(空気)が吸い込まれ、中仕切り板10の
上部の隙間、後仕切り板10の上部の隙間、前記分離板
16、前記フィルタ18、19を経て排気ファン20に
至る迂回した気体の流路が形成される。
【0050】被塗装物25に対する塗装作業は、塗装ノ
ズル23から放出する塗料ミスト24を塗装台26に載
せた被塗装物25に付着させる作業である。被塗装物2
5に付着しなかった塗料ミスト24は、一般にオーバー
ミストと呼ばれ、前記前板状部品3、後板状部品4の表
面に流れ落ちる液体30に50%程度吸収される。
【0051】このとき、塗料ミスト24は、前板状部品
3、後板状部品4の板面等にこびり付くことなく、液体
30と共に流れ落ち、前記槽5に回収される。
【0052】また、前板状部品3、後板状部品4を流れ
落ちる液体に吸収されない残り50%程度の塗料ミスト
24は、前仕切り板10の下部に気体と共に移動し、液
体30の液面とぶつかる(図1中の矢印参照)。このと
き、気体と塗料ミスト24とその一部が分離し、30%
程度ほど前記液体30により吸収される。
【0053】この結果、前仕切り板10と中仕切り板1
1との間を流通する気体には、まだ20%程度の塗料ミ
スト24が含まれている。
【0054】この気体は整流板12を通り、シャワー口
13からの噴霧状液体14に衝突し、噴霧状液体14に
より更に15%程度以上の塗料ミスト24が捕集され、
液体と共に槽5内に流れ落ちて回収される。
【0055】そして、残り5%程度の塗料ミスト24
は、後仕切り板15の下部の隙間に気体と共に移動し
て、液体30の液面と接触し、気体と塗料ミスト24は
再度分離され、3%程度の塗料ミスト24が液体30に
より吸収される。
【0056】液体30との接触で湿った前記気体は、分
離板16を通過するとき液体分が分離されため、さらに
約1%程度の塗料ミスト24がその液体分と共に捕集さ
れる。
【0057】この結果、前記粗目フィルタ18、細目フ
ィルタ19に到達する塗料ミスト24は、1%程度以下
にまで低減する。
【0058】このようにして、前記粗目フィルタ18、
細目フィルタ19の目詰まりは従来例の場合と比較し著
しく減少し、これら粗目フィルタ18、細目フィルタ1
9の交換頻度を大幅に低減することができる。
【0059】尚、本実の形態1の場合には、2種のフィ
ルター、即ち、粗目フィルタ18、細目フィルタ19を
用いているが、これに限られるものではなく、同種類の
フィルタを多重に重ねることでも塗料ミスト24の捕集
効果をあげることができる。前記粗目フィルタ18、細
目フィルタ19を通過した気体は、排気ファン20を経
て野外へと排気される。この気体に含まれる塗料ミスト
24は、ほとんど0に近くなる(1m3あたり10mg
以下程度)。
【0060】一方、液体30と共に槽5内に回収された
塗料ミスト24は、槽5の底面の傾きによって装置本体
50の後側に移動され滞留する(滞留部分を図1中の3
1で示す)。
【0061】前記塗料ミスト24は、装置本体50の後
面板50bに設置した網32を外し、図示していないが
スコップ等で掻き出すことにより回収を行う。
【0062】また、被塗装物25に対する塗装作業は、
装置本体50の前面側で行うため、前記塗料ミスト24
の掻き出し作業は、塗装作業を止めることなく随時行う
ことができる。
【0063】(効果)本実施の形態1の塗装装置によれ
ば、捕集の困難なアルミ等の金属の微粒子(粒径1〜3
μ程度)を含んだ塗料ミスト24でも、ほとんど完全に
捕集できるようになり、微粒子が野外に排出されること
をなくすことができる。 従って、環境破壊につなが
る、また、吸気口から微位子を吸い込み工場室内に微粒
子が浮遊し、ゴミの不良が多発するというような従来の
問題点を一掃することができるという効果が得られる。
【0064】また、粗目フィルタ18、細目フィルタ1
9に至る前段階での塗料ミスト24捕集率が高いため、
これら粗目フィルタ18、細目フィルタ19の交換頻度
が大幅に低くなり(例えば1.5ケ月程度に一回)、フ
ィルター交換作業の手間の削減が図れるとともにフィル
ター費用の削減も可能となる。さらに、フィルター交換
中に塗装作業が中断するという不都合も無くなり、生産
性向上に寄与し得る。
【0065】(実施の形態2) (構成)図2は、本発明の実施の形態2を示す説明図で
ある。
【0066】本実施の形態2において、実施の形態1の
場合と同一要素には同一符号を付し、その詳細説明は省
略する。
【0067】本実施の形態2の塗装装置は、前仕切り板
10と中仕切り板11、及び、中仕切り板11と後仕切
り板15の各々の間に、所定の間隔で、かつ、互い違い
に斜め下方に向けて傾斜させた4枚ずつ、合計8枚の蛇
行路形成部である板状のスロープ41を図2に示すな配
置で設置し、これらの間を気体や液体を蛇行しながら流
通するようにしたことが特徴である。
【0068】また、前記前仕切り板10の後面上部に、
前記シャワー口13に替えて、前記ポンプ7から液体が
供給されるスロープ用溜まり受け部40を設置してい
る。この他の構成は、実施の形態1の塗装装置の場合と
同様である。
【0069】(作用)本実施の形態2の塗装装置におい
て、前記スロープ用溜まり受け部40に供給された液体
30は、前仕切り板10と中仕切り板11の間に設置し
たスロープ41を流れ落ち、槽5内に回収される。
【0070】この場合、実施の形態1の場合と同様にし
て塗料ミスト24を含んだ気体が前記スロープ41の間
を進行していくとき、流れ落ちる液体30と向流接触す
るため、塗料ミスト24が液体30により吸収される。
【0071】また、前記スロープ用溜まり受け部40か
ら供給された液体30は、気体圧によって吹き上げら
れ、前仕切り板10と中仕切り板11の間の一部の液体
30は、前記中仕切り板11と後仕切り板15との間に
移送される。
【0072】そして、この液体30は、中仕切り板11
と後仕切り板15との間の各スロープ41を流れ下り、
槽5内に回収される。
【0073】液体30の各スロープ41を経る流下とと
もに、塗料ミスト24を含んだ気体も進行するため、こ
の塗料ミスト24がより多く液体30に吸収され、槽5
内に回収される。
【0074】(効果)本実施の形態2の塗装装置を用い
れば、各スロープ41を付加したことにより、より多く
の塗料ミスト24を液体30により捕集することができ
るため、より一層のフィルター交換作業の手間の削減、
フィルター費用の削減が可能となる。さらに、実施の形
態1の場合と同様、フィルター交換中に塗装作業が中断
するという不都合も無くなり、生産性向上に寄与し得
る。
【0075】
【発明の効果】本発明によれば、装置内部で殆ど完全に
塗料ミストを捕集処理することが可能となり、公害発生
を回避でき、また、フィルターの交換頻度を低減でき、
生産性の低下を招くことなく被塗装物の塗装コストの低
減を図ることが可能な塗装装置を提供できる。
【0076】また、本発明によれば、蛇行路形成手段の
付加により、より一層のフィルターの交換頻度を低減
し、被塗装物の塗装コストの低減を図ることが可能な塗
装装置を提供できる。
【0077】さらに、本発明によれば、板状部品の2重
構造により塗料ミストの捕集効率を更に高め、更なるフ
ィルターの交換頻度の低減、被塗装物の塗装コストの低
減を図ることが可能な塗装装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の塗装装置を示す概略断
面図である。
【図2】本発明の実施の形態2の塗装装置を示す概略断
面図である。
【図3】従来の塗料ミスト捕集装置を示す概略断面図で
ある。
【符号の説明】
1 前溜まり受け部 2 後溜まり受け部 3 前板状部品 4 後板状部品 5 槽 6 下配管 7 ポンプ 8 上配管 9 バルブ 10 前仕切り板 11 後仕切り板 12 整流板 13 シャワー口 14 噴霧状液体 15 後仕切り板 16 分離板 17 排気室 18 粗目フィルタ 19 細目フィルタ 20 排気ファン 21 ダクト 23 塗装ノズル 24 塗料ミスト 25 被塗装物 26 塗装台 30 液体 32 網 40 スロープ用溜まり受け部 41 スロープ 50 装置本体 50b 後面板 50c 天板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体の塗装室において被塗装物に対
    し塗料ミストを吹き付けて塗装を行う塗装装置におい
    て、 前記塗装室を区画する状態に垂下配置されるとともに、
    前記塗料ミストが通過可能な穴を備えた板状部品と、 前記板状部品の後面から装置本体の後面板に至る間に形
    成した塗料ミストを含む気体の迂回流路と、 装置本体における前記板状部品及び迂回流路の下側に配
    置され迂回流路を流通する気体に接触して塗料ミストを
    吸収する液体を貯留した槽と、 前記槽に貯留した液体を吸引し、前記板状部品の上端及
    び迂回流路の上部に供給して、再度槽内に流下する液体
    により塗料ミストを吸収させる液体循環手段と、 前記迂回流路の後段側に設置した塗料ミストを吸着する
    フィルターと、 前記迂回流路に装置外部に向かう気流を生成する気流生
    成手段と、 を有することを特徴とする塗装装置。
  2. 【請求項2】 装置本体の塗装室において被塗装物に対
    し塗料ミストを吹き付けて塗装を行う塗装装置におい
    て、 前記塗装室を区画する状態に垂下配置されるとともに、
    前記塗料ミストが通過可能な穴を備えた板状部品と、 前記板状部品の後面から装置本体の後面板に至る間に形
    成した塗料ミストを含む気体の迂回流路と、 装置本体における前記板状部品及び迂回流路の下側に配
    置され迂回流路を流通する気体に接触して塗料ミストを
    吸収する液体を貯留した槽と、 前記槽に貯留した液体を吸引し、前記板状部品の上端及
    び迂回流路の上部に供給して、再度槽内に流下する液体
    により塗料ミストを吸収させる液体循環手段と、 前記迂回流路の後段側に設置した塗料ミストを吸着する
    フィルターと、 前記迂回流路に装置外部に向かう気流を生成する気流生
    成手段と、 前記迂回流路内において、前記槽内に流下する液体と、
    装置外部に向かう塗料ミストを含む気体とを各々蛇行さ
    せつつ向流状態で又は同方向に流れる状態で接触させ、
    前記液体により塗料ミストを吸収させる複数の傾斜板を
    用いた蛇行路形成部と、 を有することを特徴とする塗装装置。
  3. 【請求項3】 前記板状部品は、前記塗装室を区画する
    状態で、かつ、隙間を有する2重構成で配置され、前記
    液体循環手段は、前記槽に貯留した液体を吸引し、前記
    2重構成の板状部品の各上端及び前記迂回流路の上部の
    3箇所に液体を分岐して供給することを特徴とする請求
    項1又は2記載の塗装装置。
JP2000400028A 2000-12-28 2000-12-28 塗装装置 Withdrawn JP2002192037A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103008162A (zh) * 2012-12-19 2013-04-03 盐城市凯利达机械设备有限公司 喷烤一体房反冲式湿法漆雾过滤装置
CN103041945A (zh) * 2012-12-28 2013-04-17 东莞市四友机械设备有限公司 带油漆废气处理系统的油漆房以及油漆废气处理方法
CN107185763A (zh) * 2017-07-22 2017-09-22 佛山市正略信息科技有限公司 一种电机外壳表面高效喷漆装置

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