JPH06142573A - 塗装方法および装置 - Google Patents

塗装方法および装置

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JPH06142573A
JPH06142573A JP4300161A JP30016192A JPH06142573A JP H06142573 A JPH06142573 A JP H06142573A JP 4300161 A JP4300161 A JP 4300161A JP 30016192 A JP30016192 A JP 30016192A JP H06142573 A JPH06142573 A JP H06142573A
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Minoru Makihara
稔 牧原
Hisao Aisu
尚夫 愛洲
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 塗装ブースを用いた噴霧塗装方法および装置
において、塗料あるいは溶媒の排出を出来るだけ少なく
して、環境汚染を防ぐとともに、塗料および溶媒の有効
利用を図り、塗装ブースを用いた噴霧塗装を、能率的
に、かつ、経済的に行う。 【構成】 塗装ブース1内で、塗料ミストをウォーター
カーテン6で溶媒に捕集させて貯液槽7に集め、この捕
集液をウォーターカーテン6に循環供給する方法におい
て、貯液槽7の捕集液を回収液槽17に送り、回収液槽
17に循環接続された限外濾過装置19で、所定濃度の
塗料液と濾液とに分離し、得られた塗料液を噴霧塗装用
のスプレーノズル4に供給し、同じく得られた濾液を塗
装ブース1の排気フィルタ10の洗浄ノズル15に供給
し、排気フィルタ10で捕集された塗料を前記濾液に溶
解させて貯液槽7に集める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、塗装方法および装置
に関し、詳しくは、周りを囲まれた空間内で被塗装物に
塗料液を噴霧塗装する、いわゆる塗装ブースを用いた塗
装方法と、このような塗装方法を実施するための塗装装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、噴霧塗装において、ウォーターカ
ーテンブースが用いられている。ウォーターカーテンブ
ースは、周囲を囲った塗装ブース内に、ウォーターカー
テン装置を備えている。ウォーターカーテン装置は、塗
装ブース内で垂直な壁面に水を流して、薄い膜状のウォ
ーターカーテンを形成させ、このウォーターカーテンで
塗料ミストを捕集して、塗装ブースの壁面に塗料が付着
するのを防ぐ。塗料ミストを捕集したウォーターカーテ
ンの水は回収されて、ウォーターカーテンに繰り返し循
環供給される。
【0003】また、塗装ブース内に気流を作って、噴霧
された塗料を、気流とともに被塗装物に確実に到達させ
るようにして、被塗装物の塗装に利用される塗料の割合
を増やしたり、被塗装物に塗装されなかった塗料ミスト
を、気流とともに前記ウォーターカーテンに確実に接触
させるようにして、塗料ミストをウォーターカーテンに
効率的に捕集させるようにすることも考えられた。さら
に、ウォーターカーテンに多数の隙間を設けておいて、
気流がウォーターカーテンに接触し易くしておくことも
考えられた。
【0004】このように、塗装ブース内に気流を作る場
合、気流の排気口が、外部環境と通じているので、ここ
から、塗料ミストが漏れる問題がある。そこで、塗装ブ
ースの排気口に、気流が衝突する邪魔板を設けて、気流
中の塗料ミストを落下捕集したり、排気口にフィルタを
設けて、塗料ミストを捕集することが考えられた。この
ような従来における塗装ブースの具体的構造は、例え
ば、特開昭51−50336号公報、特開昭64−38
159号公報、特公昭59−22584号公報などに開
示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記したよ
うな従来の塗装ブースを用いた塗装方法および装置で
は、塗料および溶媒の利用効率が十分ではなく、塗料あ
るいは溶媒を外部に排出するため、これら塗料および溶
媒の廃棄処理あるいは環境汚染防止が必要になり、結果
的に、塗装コストを増大させるという問題があった。
【0006】たとえば、ウォーターカーテンでは、定期
的に、循環水を廃棄して新鮮な水と交換する必要がある
が、このとき廃棄される循環水には、大量の塗料を含ん
でおり、これが環境を汚染するという問題がある。排気
フィルタへの塗料付着量が増えれば、フィルタを交換す
るが、廃棄されるフィルタには塗料が付着しており、こ
れも環境汚染の原因となる。
【0007】また、何れの場合も、噴霧塗装手段から噴
霧された塗料のうち、被塗装物の塗装に利用されなかっ
た塗料は、最終的には全て廃棄されることになるので、
塗料の無駄が多く、経済的ではない。そこで、この発明
の課題は、上記のような従来の方法および装置の問題点
を解消し、塗料あるいは溶媒の排出を出来るだけ少なく
して、環境汚染を防ぐとともに、塗料および溶媒の有効
利用を図り、塗装ブースを用いた噴霧塗装方法を、能率
的に、かつ、経済的に行うことのできる方法および装置
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する、こ
の発明にかかる塗装方法は、塗装ブース内で、噴霧塗装
手段から塗料液を噴霧して被塗装物に塗装を行い、被塗
装物に塗装されなかった噴霧塗料を塗料捕集手段で溶媒
に捕集させ、捕集された塗料を含む溶媒を貯液槽に集
め、この捕集液を前記塗料液捕集手段に循環供給すると
ともに、塗装ブースからの排気中に含まれる塗料を排気
フィルタで捕集する塗装方法において、貯液槽に集めら
れた捕集液を回収液槽に送り、回収液槽に循環接続され
た濃縮分離手段で、所定濃度の塗料液と濾液とに分離
し、得られた塗料液を噴霧塗装手段に供給し、同じく得
られた濾液を排気フィルタの洗浄手段に供給し、排気フ
ィルタで捕集された塗料を前記濾液に溶解させて貯液槽
に集める。
【0009】塗装ブースの基本的な構造は、各種物品の
塗装に利用されている通常の塗装ブースと同様の構造が
採用できる。被塗装物は、ハンガーコンベアなどの搬送
手段で、塗装ブース内への搬入搬出を自動的かつ連続的
に行えるようにしておくのが好ましい。噴霧塗装手段と
しては、被塗装物の形状や塗装位置を合わせて、通常の
スプレーノズルなどを、単独あるいは複数個、必要な位
置に配置しておけばよい。噴霧塗装手段は、所定濃度の
塗料液を溜めた塗料槽に連結しておく。後述するよう
に、塗料槽には、塗装ブース内で捕集され濃縮分離され
た塗料が供給されるが、外部から新規な塗料液を供給す
ることもできるようにしておく。
【0010】この発明では、塗料として、水溶性塗料を
用いるのが好ましく、この水溶性塗料の溶媒としては、
水または水を主成分として、これに各種の添加剤が加え
られた液体が使用できる。塗料捕集手段は、塗装作業を
行いながら、被塗装物に塗装されなかった塗料液すなわ
ち塗料ミストを捕集して、最終的に溶媒に溶解させた状
態で回収できる機構を備えていれば、従来の各種塗装装
置で利用されていた塗料捕集手段を、自由に組み合わせ
て使用することができる。
【0011】塗料捕集手段として、塗装ブース内の床面
に、貯液槽を設けておけば、塗装ブース内に飛散した塗
料ミストが、重力の作用で落下して貯液槽に捕集され
る。貯液槽には、水その他の塗料を溶解する溶媒を溜め
ておき、塗料を溶媒に溶解させた状態で回収する。貯液
槽は、捕集液がよどんだり、捕集液に含まれる塗料が底
に溜まったりし難い構造のものが好ましい。貯液槽に攪
拌手段を設けておけば、塗料が底に沈んだり、塗料の濃
度に偏りが生じたりすることが防げる。塗装ブース内の
床面から貯液槽の液面にかけて、水などの溶媒を流せ
ば、この溶媒の液面で塗料ミストを捕集することができ
る。
【0012】塗料捕集手段として、ウォーターカーテン
が使用できる。ウォーターカーテンは、液体を垂直な壁
面などに沿って膜状に流下させて、この流下液面で噴霧
塗料すなわち塗料ミストを捕集するものであり、その具
体的構造は、従来の塗装ブースに設置されていたものと
同様の構造が採用できる。ウォーターカーテンを流下し
た液体は、前記貯液槽に集められるようにしておく。ウ
ォーターカーテンに用いる液体には、通常は水が用いら
れるが、塗料を良好に溶解できる各種溶媒、あるいは、
水に各種の添加剤が配合された溶媒も使用できる。この
発明では、ウォーターカーテンで使用した液体が、噴霧
塗装の際の塗料液を構成する溶媒となるので、噴霧塗装
用の塗料溶媒として適した液体を用いるのが好ましい。
【0013】ウォーターカーテンにおいて、液体を膜状
に流下させる壁面に、水平方向あるいは垂直方向の隙間
を多数備えておくと、これらの隙間を、気流あるいは塗
料ミストが通過するので、塗料ミストと流下液面との接
触の可能性が増え、塗料ミストの捕集効率が高まる。上
記したウォーターカーテンの具体的構造として、特開昭
51−50336号公報や、特開昭59−22584号
公報に開示された構造が採用できる。
【0014】塗料捕集手段として、塗装ブース内の空間
と貯液槽内とを循環移動する無端状の塗料捕集面を備え
たものが用いられる。塗料捕集面は塗料が付着する材料
であれば任意の材料からなるものが使用できる。塗料捕
集面に、表裏に連通する多数の通気孔を備えておけば、
この通気孔を気流および塗料ミストが通過することによ
って、塗料捕集面に塗料ミストが捕集され易くなる。具
体的な塗料捕集面の材料として、不織布や金網などが利
用できる。塗料捕集面は、柔軟なベルト状のものであっ
てもよいし、板材を屈曲自在に連結したキャタピラ状の
ものであってもよい。
【0015】塗料捕集手段として、前記同様の塗料捕集
面と、この塗料捕集面に溶媒を噴射して塗料液を溶媒に
捕集させる溶媒噴射手段を備えたものが用いられる。溶
媒には、前記したウォーターカーテンで用いた流下液体
と同様のものが用いられる。塗料捕集面に噴射された溶
媒は、前記貯液槽に集められるようにしておく。塗料捕
集面が、塗装ブース内の噴霧塗料を捕集する位置、すな
わち、被塗装物に近接する位置と、これとは離れた位置
に設けられた溶媒噴射手段の設置位置との間を循環移動
するようになっていれば、塗料捕集面への塗料の付着捕
集と、塗料捕集面からの塗料の溶媒による回収の両方
を、効率的に行える。
【0016】上記のような塗料捕集手段の具体的構造と
して、特開昭64−38159号公報に開示された構造
が採用できる。貯液槽と、前記塗料捕集手段とは、ポン
プやバルブなどを備えた捕集液循環配管系で連結してお
き、貯液槽に集められた塗料を含む捕集液を、塗料捕集
手段で繰り返し利用できるようにしておく。
【0017】塗装ブースに気流を発生させれば、被塗装
物に塗装されなかった塗料ミストを、被塗装物の周囲か
ら取り除いたり、塗料ミストを、ウォーターカーテンな
どの塗料捕集手段に効率的に接触させたりすることがで
きる。塗装ブースに気流を発生させるには、送風ファン
あるいは排気ファンを設けておけばよい。塗装ブースに
は、換気用の排気口および必要であれば吸気口を設けて
おく。排気口があると、前記した気流の発生が効率良く
行われる。排気口には排気フィルタを設けておく。排気
フィルタは、塗料ミストを良好に捕集できるような材料
および構造からなるものが好ましい。排気フィルタは、
塗料を補集する点では、前記した塗料補集手段と同じ機
能を有しているが、塗装作業中に補集された塗料ミスト
は、排気フィルタに付着した状態で溜められ、前記した
塗料補集手段のように、直ちに溶媒に溶解させて回収す
るものではない点で、塗料補集手段とは異なる。排気フ
ィルタには、塗装作業が終わった後で排気フィルタに付
着した塗料ミストを排気フィルタから取り除くための洗
浄手段を備えておく。洗浄手段は、塗料を溶解する溶媒
を噴射して、排気フィルタから塗料を洗い流す。洗い流
された塗料を含む溶媒は、前記貯液槽に集められるよう
にしておく。
【0018】塗装ブースの排気口付近に、気流を衝突さ
せて、その中に含まれる塗料ミストを捕集する邪魔板を
設けておくことができる。また、前記したウォーターカ
ーテンなどの塗料捕集手段と貯液槽の液面の間に、わず
かな隙間をあけておき、この隙間を気流が通過するよう
にしておけば、気流がウォーターカーテンあるいは貯液
槽の液面に効率良く接触して、塗料ミストの捕集が良好
に行われる。貯液槽の液面近くに、気流を当てて、その
流れ方向を変える渦流板を設けておけば、気流中の塗料
ミストを良好に捕集することができる。
【0019】つぎに、前記したような、捕集手段に循環
供給する捕集液循環配管系とは別に、捕集液循環配管系
に切換自在に接続される濃縮分離配管系を備えておく。
濃縮分離配管系には、貯液槽の捕集液を収容する回収液
槽を備えている。すなわち、貯液槽と回収液槽が配管で
連結されており、貯液槽の捕集液を、前記したように、
塗料捕集手段に供給するか、回収液槽に供給するかを、
配管中の切換バルブなどで切換可能になっている。回収
液槽の容量は、貯液槽に溜まった捕集液の全量を収容で
きる程度に設定されている。
【0020】回収液槽には、濃縮分離手段が循環連結さ
れている。濃縮分離手段は、捕集液中に含まれる塗料成
分を、その他の溶媒成分などから濃縮分離できれば、各
種の液体の濃縮分離に利用されている通常の濃縮分離手
段が用いられる。具体的には、各種の濾過装置が使用で
きる。濃縮分離手段として、限外濾過装置を用いれば、
目的とする塗料成分を効率的に濃縮分離することができ
る。回収液槽と濃縮分離手段の間を、捕集液が繰り返し
循環させられているうちに、塗料液と濾液とが分離され
る。分離された塗料液は、前記噴霧塗装手段に連結され
た塗料槽に収容される。濾液は、濾液槽に収容されると
ともに、前記排気フィルタの洗浄手段に濾液を供給でき
るように配管されている。また、排気フィルタの洗浄手
段とともに、前記塗料補集手段にも濾液を供給できるよ
うに配管しておくこともできる。
【0021】この発明では、水などの溶媒は繰り返し使
用されるので、溶媒の廃棄や交換は必要ないが、使用中
に蒸発したりして減少する溶媒量を補充するために、前
記した捕集液循環配管系あるいは濃縮分離配管系には、
外部から水などの溶媒を供給できるようにしておくのが
好ましい。以上に説明したような、回収液槽や濃縮分離
手段を含む濃縮分離配管系を複数組備えておき、各濃縮
分離配管系が、選択的に捕集液循環配管系に接続可能に
しておくことができる。濃縮分離配管系が複数組あれ
ば、それぞれの配管系で異なる色の塗料を処理すること
ができ、塗装色の変更が能率的に行える。
【0022】
【作用】この発明では、塗装ブース内に噴霧された塗料
液のうち、被塗装物に塗装されなかった塗料ミストを、
適宜の塗料捕集手段で、最終的に溶媒に溶解させた状態
で捕集して、貯液槽に集める。また、排気フィルタで捕
集された塗料ミストも、塗装作業が終了した後、洗浄手
段を用いて、溶媒に溶解させた状態で、貯液槽に集め
る。
【0023】このようにして、貯液槽に集められた補集
液すなわち塗料を含む溶媒を、回収液槽に送って、濃縮
分離手段で、塗料液と濾液に分離したのち、塗料液は再
び塗装に利用し、濾液も排気フィルタの洗浄に利用する
ので、被塗装物に塗装された塗料を除けば、外部に廃棄
される塗料液および溶媒はほとんど無い。すなわち、こ
の塗装システムは、ほぼ完全な閉回路システムとして機
能するのである。
【0024】また、塗装ブースにおいて噴霧塗装を行う
際に塗料ミストの捕集を行う捕集液循環配管系と、捕集
液から塗料液と溶媒とを分離する濃縮分離配管系とが、
切換自在に接続されていて、互いに分離されているの
で、塗装ブースにおける噴霧塗装は、従来の塗装方法と
全く変わりなく良好に行いながら、濃縮分離配管系で
は、貯液槽から回収された捕集液を塗料液と濾液とに分
離する作業を行うことができる。すなわち、塗装ブース
における作業を中断することなく、塗料および濾液の分
離回収を行って、この分離回収された塗料および濾液
を、次の塗装作業あるいは排気フィルタの洗浄作業に直
ちに利用することができるのである。
【0025】
【実施例】ついで、この発明の実施例について、図面を
参照しながら以下に説明する。図1は、塗装装置の全体
構造を表している。塗装ブース1は、被塗装物2を収容
可能な空間を備え、被塗装物2は、コンベア3などの搬
送手段で、塗装ブース1に搬送および搬出される。塗装
ブース1内で被塗装物2と対面する位置には、スプレー
ノズル4が設けられている。スプレーノズル4からは塗
料液が噴霧されて被塗装物2の表面に塗装される。スプ
レーノズル4は、ポンプ27を備えた配管系を経て、塗
料槽18に接続されている。
【0026】被塗装物2のスプレーノズル4に対する背
面側には、ウォーターカーテン6が設けられている。ウ
ォーターカーテン6は、上端側に設けられた液供給口1
3か噴出された水などの溶媒が垂直な壁に沿って流下
し、この流下液面で塗料ミストを捕集して、塗料ミスト
を下方に洗い流すようになっている。ウォーターカーテ
ン6の下部には、貯液槽7が設けられており、ウォータ
ーカーテン6から流れ落ちた塗料ミストを含む溶媒は、
貯液槽7に溜まる。ウォーターカーテン6の下端は、貯
液槽7の液面からわずかに上の位置に配置されており、
ウォーターカーテン6と貯液槽7の液面との間を通過し
て、ウォーターカーテン6の裏側に設けられた排気ダク
ト12に、気流が流れるようになっている。ウォーター
カーテン6の下端縁を、鋸歯状などの凹凸縁にしておけ
ば、下端縁の凹部分で制限された気流が、排気ダクト1
2に流れ出るようになり、塗料ミストの捕集が良好に行
える。
【0027】貯液槽7は、被塗装物2の配置場所から、
ウォーターカーテン6および排気ダクト12の下方付近
にかけて設けられている。貯液槽7のうち、被塗装物2
の下方からスプレーノズル4のほうにかけて、浅い傾斜
床面72が設けられている。傾斜床面72の末端には、
床面給液ノズル14が設けられている。床面給液ノズル
14から傾斜床面72および貯液槽7の液面に向かっ
て、膜状の液流が形成され、その液面で塗料ミストを捕
集できるようになっている。
【0028】排気ダクト12には、上方に排気ファン1
1が装備され、排気ファン11の下方には、排気フィル
タ10が取り付けられている。排気ファン11では、塗
装ブース1内に、0.3〜0.5m/sec 程度の風速の気
流が発生される。排気フィルタ10の上面には、洗浄ノ
ズル15が設けられており、排気フィルタ10に捕集さ
れた塗料ミストを、洗浄ノズル15から噴射した水など
の溶媒で、排気フィルタ10の下方に洗い落として、貯
液槽7に回収させる。
【0029】排気フィルタ10の下方で、排気ダクト1
2には、複数の邪魔板9が互い違いに取り付けられてい
る。排気ダクト12の下方から上方へと流れる気流が、
邪魔板9に衝突して、気流に含まれる塗料ミストが捕集
され、落下回収される。ウォーターカーテン6の下方か
ら、排気ダクト12の下方にかけて、貯液槽7の液面下
近くに、渦流板8が設けられている。渦流板8は、ウォ
ーターカーテン6から排気ダクト12側に向けて高くな
るように傾斜しており、上端が内側に湾曲している。ウ
ォーターカーテン6の下端と液面の間を通過した気流
は、渦流板8の傾斜および湾曲に沿って流れることによ
って、気流中の塗料ミストが捕集され、液面に落下す
る。
【0030】貯液槽7の下端と、前記したウォーターカ
ーテン6への液供給口13、および、床面給液ノズル1
4は、配管で連結されている。この配管の途中には、ポ
ンプ16および切換バルブ22が取り付けられている。
この配管を循環する溶媒に、ウォーターカーテン6や貯
液槽7の液面で塗料ミストが捕集されて溜まることにな
る。これらの配管が、捕集液循環配管系を構成する。
【0031】前記切換バルブ22とポンプ16の間の配
管が、切換バルブ23を介して、回収液槽17に連結さ
れている。回収液槽17の容量は、貯液槽7に溜まった
塗料を含む溶媒の全量を貯えることのできる程度に設定
されている。回収液槽17は、限外濾過装置19につな
がっているとともに、切換バルブ26を経て、前記塗料
槽18にもつながっている。限外濾過装置19として
は、例えば、0.03〜0.3μ程度の孔径を有するス
パイラル型の装置で、入圧力が3kg/cm2、流量が5m3/H
r 、1モジュールの諸元を備えたものが使用される。限
外濾過装置19には、回収液槽17へ戻る配管と、濾液
槽20へつながる配管を備えている。濾液槽20は、ポ
ンプ21および切換バルブ25を経て、前記した排気フ
ィルタ10の洗浄ノズル15につながっている。濾液槽
20から洗浄ノズル15への配管は、切換バルブ25の
手前で、前記した捕集液が循環する配管に連結されて、
この連結部分には、切換バルブ24が取り付けられてい
る。したがって、捕集液を、洗浄ノズル15に供給する
こと、あるいは、濾液槽20に溜まった濾液をウォータ
ーカーテン6や床面給液ノズル14に供給することも可
能になっている。
【0032】上記のような構造を備えた塗装装置の使用
について、塗装工程を段階的に分けて説明する。 〔準備段階〕塗装を開始する準備として、排気ファン1
1を作動させて、塗装ブース1内に、スプレーノズル4
側からウォーターカーテン6側を経て排気ダクト12へ
と流れる気流を発生させておく。貯液槽7には、一定量
の水、あるいは、水に適宜の添加剤を含む溶媒を溜めて
おき、切換バルブ24は閉じ、切換バルブ22は開い
て、ポンプ16を作動させる。溶媒は、ウォーターカー
テン6を流れ落ちたり、床面給液ノズル14から貯液槽
7の液面に流れ込む。
【0033】塗料槽18には、目的の塗装色に調色さ
れ、水などの溶媒で適当な濃度に薄められた塗料液を収
容しておく。回収液槽17は、塗装工程の最初のサイク
ルでは空の状態である。2回目以降のサイクルでは、貯
液槽7から捕集液が送り込まれる。濾液槽20には、前
記貯液槽7と同様に、水などの溶媒が収容されている。
この濾液槽20でも、塗装工程の最初のサイクルでは、
予め水などの溶媒を収容しておくが、2回目以降のサイ
クルでは、限外濾過装置19で捕集液から分離された濾
液が収容されることになる。
【0034】〔塗装実行段階〕塗装ブース1内に被塗装
物2を搬入し、ポンプ27を作動させて、スプレーノズ
ル4から塗料を噴霧する。塗料は、被塗装物2の表面に
付着して塗装が行われる。被塗装物2に付着しなかった
塗料ミストは、重力の作用で貯液槽7の液面に落下した
り、ウォーターカーテン6で捕集されて貯液槽7に回収
されたりする。排気ファン11で発生した気流により、
塗料ミストは、被塗装物2の周辺に滞留せず、ウォータ
ーカーテン6側へと効率良く流れる。ウォーターカーテ
ン6と貯液槽7の液面の隙間から排気ダクト12側へと
流れる気流に、塗料ミストが含まれていた場合には、渦
流板8や邪魔板9の作用で捕集されたり、排気フィルタ
10で捕集されたりするので、排気ダクト12の外部に
塗料ミストが漏れる心配はない。
【0035】貯液槽7に溜まる溶媒は、ウォーターカー
テン6などで塗料ミストを捕集して溶解させているの
で、塗装の進行に伴って、貯液槽7に集められた溶媒に
は、塗料の含有量が増えることになる。貯液槽7に集め
られた溶媒の塗料含有量が一定の限度を超えるまでは、
被塗装物2の搬入搬出を繰り返したりして、上記したよ
うな塗装作業を継続して行う。
【0036】〔洗浄段階〕貯液槽7の溶媒に含まれる塗
料の割合が一定の限度を超えると、一旦、塗装作業を止
めて、以下に説明する洗浄作業を行う。まず、排気ファ
ン11は止められるか、排気速度を小さくされる。具体
的には、排気の線速度を0.2m/sec 以下に抑えてお
く。排気速度が大きいと、洗浄の際に供給された溶媒の
飛沫とともに塗料が外部に漏れる可能性がある。ウォー
ターカーテン6や床面給液ノズル14への溶媒の供給も
止める。
【0037】切換バルブ22を閉じ、切換バルブ23を
開いて、貯液槽7に溜まった塗料を含む溶媒を全て、回
収液槽17に送り込む。切換バルブ25を開き、ポンプ
21を作動させて、濾液槽20から洗浄ノズル15に洗
浄液となる溶媒を供給する。洗浄フィルタ10に溜まっ
た塗料ミストは洗い落とされ、邪魔板9などに付着した
塗料ミストも洗い流されて、貯液槽7に溶媒が溜まる。
貯液槽7に溜まった溶媒は、次の塗装工程で、ウォータ
ーカーテン6などに循環供給される。貯液槽7に溜まっ
た溶媒の量が少なければ、外部から水などを追加供給し
てもよい。
【0038】〔濃縮分離段階〕回収液槽17に溜まった
塗料を含む液を、限外濾過装置19との間で循環させな
がら、この循環液から水などの溶媒成分を分離して、濾
液槽20に回収する。回収液槽17の液は、徐々に塗料
の濃度が高まる。回収液槽17の液中の塗料濃度が、塗
装に利用可能な程度まで高くなった段階で、限外濾過装
置19への循環を停止し、切換バルブ26を開き、回収
液槽17の塗料液を、塗料槽18に送る。塗料槽18で
は、回収液槽17から供給された塗料液に、必要に応じ
て、外部から追加の塗料液を加えたり、調色を行ったり
して、次の塗装工程で使用する塗料液を用意する。回収
液槽17は空になり、次の塗装工程に備える。濾液槽2
0に溜まった濾液の量が少なければ、水などの溶媒を追
加供給してもよい。
【0039】この後は、前記した準備段階から塗装実行
段階、洗浄段階、濃縮分離段階を順次繰り返すことによ
って、被塗装物2に対する連続塗装が行われる。なお、
塗装ブース1内で被塗装物2に塗装を行うのと同時に、
回収液槽17および限外濾過装置19で、捕集液の濃縮
分離を行えば、作業の能率化が図れる。これは、塗装の
実行に必要な配管系と、濃縮分離に必要な配管系が、完
全に分離されているので、それぞれの工程を同時に行う
ことができるからである。
【0040】上記した塗装装置では、塗装色を変更する
際には、装置全体の配管系を、水などの溶媒で洗浄した
後、塗料槽17に新たな色の塗料を供給してから、次の
塗装工程を開始することになる。第2図には、上記のよ
うな色替え作業の能率化を図った装置を示している。基
本的な装置の構造は、前記した第1図の実施例の場合と
同様でよいので、共通する部分の説明は省略して、相違
点を主に説明する。
【0041】塗装ブース1部分の構造は、前記実施例と
同様であるが、前記した洗浄段階および濃縮分離段階を
関わる構造部分が、2組設けられている。すなわち、回
収液槽17A、限外濾過装置19A、濾液槽20A、塗
料槽18Aなど、添字Aを付けた各構造部分からなる1
組の配管系と、回収液槽17B、限外濾過装置19B、
濾液槽20B、塗料槽18Bなど、添字Bを付けた各構
造部分からなる1組の配管系とが、塗装ブース1に対し
て並列的に設置されており、それぞれの配管系を、異な
る色の塗装に用いる。
【0042】具体的には、例えば、塗装ブース1で最初
の色の塗装を行った後、貯液槽7から、片方の回収液槽
17Aに塗料を含む捕集液を送り込み、捕集液から塗料
を濃縮分離して塗料槽18Aに溜める。このとき、他方
の塗料槽18Bには、別の色の塗料を収容しておけば、
この塗料槽18Bから塗装ブース1のスプレーノズル4
に塗料を供給することによって、直ちに次の色の塗装が
開始できる。塗料槽18Bからの塗料による塗装が終了
すれば、貯液槽7の捕集液は、回収液槽17Bに送り込
む。
【0043】このように、複数の色毎に設置された配管
系を切り換えて使用すれば、塗装色の切り換えの度に、
限外濾過装置19などの全ての配管系を洗浄したりする
手間が省ける。但し、この方法でも、塗装色を切り換え
たときに、塗装ブース1内に付着していたり、貯液槽7
の捕集液中に捕集された塗料には、前回用いた色の塗料
が含まれている場合がある。そこで、塗装色を厳密に設
定するには、塗装色を切り換えた後で、塗料の調色を行
うようにすればよい。
【0044】
【発明の効果】以上に述べた、この発明にかかる塗装方
法および装置は、塗装ブース内に放出された塗料ミスト
を捕集した捕集液から、塗料を濃縮分離して、塗装に利
用できる塗料液と、塗料ミストの捕集に利用できる濾液
すなわち溶媒とに分離回収して、繰り返し利用を図るの
で、塗料および溶媒を無駄なく利用できて、塗装コスト
を削減できる。しかも、塗料あるいは溶媒が外部環境に
放出されないので、環境汚染を確実に防止することがで
きる。
【0045】上記のような捕集液からの塗料および溶媒
の回収作業を、塗装ブース内における作業とは完全に分
離して別々に行うことができるので、作業能率が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例を表す塗装装置の全体構造
【図2】 別の実施例を表す塗装装置の全体構造図
【符号の説明】
1 塗装ブース 2 被塗装物 4 スプレーノズル 6 ウォーターカーテン 7 貯液槽 10 排気フィルタ 11 排気ファン 12 排気ダクト 15 洗浄ノズル 17 回収液槽 18 塗料槽 19 限外濾過装置 20 濾液槽

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塗装ブース内で、噴霧塗装手段から塗料
    液を噴霧して被塗装物に塗装を行い、被塗装物に塗装さ
    れなかった噴霧塗料を塗料捕集手段で溶媒に捕集させ、
    捕集された塗料を含む溶媒を貯液槽に集め、この捕集液
    を前記塗料液捕集手段に循環供給するとともに、塗装ブ
    ースからの排気中に含まれる塗料を排気フィルタで捕集
    する塗装方法において、貯液槽に集められた捕集液を回
    収液槽に送り、回収液槽に循環接続された濃縮分離手段
    で、所定濃度の塗料液と濾液とに分離し、得られた塗料
    液を噴霧塗装手段に供給し、同じく得られた濾液を排気
    フィルタの洗浄手段に供給し、排気フィルタで捕集され
    た塗料を前記濾液に溶解させて貯液槽に集めることを特
    徴とする塗装方法。
  2. 【請求項2】 請求項1の方法において、塗料が水溶性
    塗料であり、溶媒が水または水を主成分とする液体であ
    る塗装方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2の方法において、濾液
    を、排気フィルタの洗浄手段および塗料補集手段に供給
    する塗装方法。
  4. 【請求項4】 塗装ブース内に、被塗装物に塗料液を噴
    霧塗装する噴霧塗装手段と、被塗装物に塗装されなかっ
    た噴霧塗料を溶媒に捕集させる塗料液捕集手段と、捕集
    された塗料を含む溶媒を集める貯液槽と、貯液槽の捕集
    液を塗料液捕集手段に循環供給する捕集液循環配管系
    と、塗装ブースからの排気中に含まれる塗料を捕集する
    排気フィルタとを備えた塗装装置において、前記捕集液
    循環配管系に切換自在に接続される濃縮分離配管系を備
    え、この濃縮分離配管系は、貯液槽の捕集液を収容する
    回収液槽と、回収液槽に循環接続された濃縮分離手段
    と、濃縮分離手段で濃縮分離された塗料液を収容する塗
    料槽と、塗料液が分離された濾液を収容する濾液槽とを
    備え、塗料槽は前記噴霧塗装手段に接続され、濾液槽は
    前記排気フィルタに備えた洗浄手段に接続され、この洗
    浄手段から排出される洗浄液が前記貯液槽に集められる
    ようになっていることを特徴とする塗装装置。
  5. 【請求項5】 請求項4の装置において、濾液槽が排気
    フィルタの洗浄手段および塗料補集手段に接続されてい
    る塗装装置。
  6. 【請求項6】 請求項4または5の装置において、濃縮
    分離配管系を複数組備え、各濃縮分離配管系が、選択的
    に捕集液循環配管系に接続される塗装装置。
  7. 【請求項7】 請求項4〜6の何れかに記載の装置にお
    いて、塗料液捕集手段として、液体を膜状に流下させ
    て、この流下液面で噴霧塗料を捕集するウォーターカー
    テンを備えている塗装装置。
  8. 【請求項8】 請求項7の装置において、ウォーターカ
    ーテンが、水平方向の隙間を多数備えたものからなる塗
    装装置。
  9. 【請求項9】 請求項7の装置において、ウォーターカ
    ーテンが、垂直方向の隙間を多数備えたものからなる塗
    装装置。
  10. 【請求項10】 請求項4〜6の何れかに記載の装置に
    おいて、塗料液捕集手段として、塗装ブース内の空間と
    貯液槽内とを循環移動する無端状の塗料液捕集面を備え
    ている塗装装置。
  11. 【請求項11】 請求項10の装置において、塗料液捕
    集面に、表裏に連通する多数の通気孔を備えている塗装
    装置。
  12. 【請求項12】 請求項4〜6の何れかに記載の装置に
    おいて、塗料液捕集手段として、塗料液捕集面と、この
    塗料捕集面に溶媒を噴射して塗料液を溶媒に捕集させる
    溶媒噴射手段を備えている塗装装置。
  13. 【請求項13】 請求項12の装置において、塗料液捕
    集面が、塗装ブース内の噴霧塗料を捕集する位置と、溶
    媒噴射手段の設置位置とを循環移動する塗装装置。
  14. 【請求項14】 請求項3〜13の何れかに記載の装置
    において、貯液槽に攪拌手段を備えている塗装装置。
  15. 【請求項15】 請求項3〜14の何れかに記載の装置
    において、濃縮分離手段が限外濾過装置である塗装装
    置。
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