JP5275752B2 - 排気装置及び塗装作業用装置 - Google Patents
排気装置及び塗装作業用装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5275752B2 JP5275752B2 JP2008280161A JP2008280161A JP5275752B2 JP 5275752 B2 JP5275752 B2 JP 5275752B2 JP 2008280161 A JP2008280161 A JP 2008280161A JP 2008280161 A JP2008280161 A JP 2008280161A JP 5275752 B2 JP5275752 B2 JP 5275752B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air chamber
- air
- suction
- liquid
- water
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Details Or Accessories Of Spraying Plant Or Apparatus (AREA)
Description
また、断面が半円弧形状の半筒体領域によって、受液槽の液体に当たって液体を含んだ汚染空気は半筒体領域において渦流となり、渦流の中心に未塗着の塗料等の粉塵を集めることができると共に微細気泡を生じさせて液体の腐敗を抑制することができる。
なお、ここで「開口部は水路に面する」とは、直接、開口部が水路に面する場合だけでなく、開口部に連結した導管等の口が水路に面する場合も含まれる。
また、第2の空気室は、受液槽よりも下流側に位置すると共に、第2の空気室の気流通路の開口部が受液槽の液面に面していることによって、気流通路を流れる空気によって受液槽の液面が第2の空気室の内部へ向けて波立ち、排気される空気例えば粉塵を含む汚染空気が、気流通路を流れる途中で、波立った受液槽の液体に必ず当たるので、受液槽の液体に当たった後の汚染空気に含まれる粉塵は、従来のような噴霧水を吹きかけられた汚染空気に含まれる粉塵に比べて粘着性を抑えることができる。
また、断面が半円弧形状の半筒体領域によって、受液槽の液体に当たって液体を含んだ汚染空気は半筒体領域において渦流となり、渦流の中心に未塗着の塗料等の粉塵を集めることができると共に微細気泡を生じさせて液体の腐敗を抑制することができる。
本発明に係る塗装作業用装置は、目詰まりが発生しにくい。
図1は、本発明の排気装置の一例を説明する概略図である。
本発明の排気装置1は、空気を吸引するターボファン(吸引手段の一例である。)2と、ターボファン2の上流側に位置すると共にターボファン2と排気誘引管11を介して連通する第1の空気室3と、第1の空気室3の上流側に位置すると共に第1の空気室3と連通する第2の空気室4とを備える。
また、ターボファン2と、第1の空気室3と、第2の空気室4とによって、空気流方向6へ空気が流れる気流通路が形成される。
更に、第2の空気室4は、図1に示すように、内側部材4Aと外側部材4Bによって円弧状に構成されている。また、第2の空気室4は、水(液体の一例である。)5を受け入れる受水槽(受液槽の一例である。)7よりも下流側に位置すると共に、第2の空気室4の気流通路の開口部が受水槽7の水面に面している。
また、第2の空気室4は、受水槽7の水面から離れた位置に、外側部材4Bの一部が丸められて構成された、断面が半円弧形状の半筒体領域4Cを有する。
また、第2の空気室4の気流通路の開口部付近には、円弧状の案内板8が取付けられており、これにより、汚染空気や水5が第2の空気室4内へ入りやすくなる。
また、吸引部材3Aの下部に吸引口3Dが形成され、吸引口3Dは、仕切り部材3Cよりも下流に位置する。また、吸引部材3Aの吸引口3D付近には、吸引部材3Aの外壁面から下方に延伸して遮蔽板9が取付けられている。
本発明の排気装置1は、第2の空気室4の上流側に位置する受水槽7の側壁に形成された連絡口4Gに接続して受水槽7と連通する水路12と、水路12を遮断するように水路12の内部に配置されると共に駆動モータ19によって回転方向20へ回転する構成とされた網目部材18とを備え、半筒体領域4Cの一方の端部が他方の端部より下方に位置すると共に、下方に位置する端部に開口部4Fが形成されており、開口部4Fは水路12に面している。また、網目部材18は、その一部を水路12の底部に置き、水5に浸水させている。
また、開口部4Fには導管13が連結されており、導管13は水路12に向けられ、導管13の先端には円板形状の開閉蓋14が取付けられている。また、開閉蓋14の開閉は、大気圧を利用する。
ターボファン2による吸引によって、空気流方向6に沿った空気の流れ、即ち第2の空気室4から第1の空気室3内へ入り、更に第1の空気室3から排気誘引管11を通って外へ排気される空気の流れが生じる。このような空気の流れに基づき、本発明の構成部材の位置関係が、「上流」「下流」という言葉で表現されている。
このような空気の流れにより、第2の空気室4に連通した領域内の空気例えば粉塵等を含む汚染空気が、第2の空気室4内に吸い込まれる。
また、求心力によって内側部材4Aの方へも飛散水10と汚染空気が押しやられ、内側部材4Aに沿って、第1の空気室3と繋がる開放口4Eを通って、飛散水10と汚染空気が第1の空気室3内に送られる。
また、半筒体領域4Cの一方の端部が他方の端部より下方に位置すると共に、下方に位置する端部に開口部4Fが形成されているので、飛散水10と粉塵滓17は自然に流下して開口部4Fから出て導管13内に流入し、導管13内に飛散水10と粉塵滓17がある程度溜まると、重みで開閉蓋14が開き、導管13内が空になると負圧で開閉蓋14は閉じる。開閉蓋14が開くと、飛散水10と粉塵滓17は、水路12へ排出される。
また、網目部材18へ向かう水5の流れに乗って、浮上した粉塵滓17が網目部材18に至り、ベルトコンベアのように回転する網目部材18に粉塵滓17が乗り上げ、水5と粉塵滓17が分離されて粉塵滓17が回収される。
そして、第1の空気室3内に送られた汚染空気は、吸引部材3Aの下部に形成された空間を仕切り部材3Cが塞いでいるので、第1の空気室3内を上昇して第1の空気室3の天井に向かい、吸引部材3Aの上部の空間を通って吸引部材3Aの側部の空間へ流れ込む際、空気の流れは、下降気流となって第1の空気室3の下部を構成する外壁部材(ここでは、第2の空気室4の外壁部材を共有している。)に当たり、その衝撃で汚染空気に含まれる粉塵等は外壁部材に付着し、粉塵等が取除かれた空気が再び上昇して吸引口3Dへ流れ込む。
この場合、仕切り部材3C付近に粉塵や飛散水10が堆積しやすいので、仕切り部材3C付近に、粉塵や飛散水10を水路12へ排出させる排出穴を形成してもよい。
なお、円筒状の吸引部材3Aの一端は、図1に示すように排気誘引管11に連通しており、他方の端部は、図示していないが外壁部材で塞がれている。
そして、吸引口3Dへ流れ込んだ空気は、排気誘引管11を通って屋外へ排気される。
本発明の塗装作業用装置21は、傾斜した底部31と、底部31の上方に位置して底部31との間に水が流れる流水空間27を形成する格子状の床部材26とを有する塗装作業室22と、塗装作業室22と連通する本発明の排気装置1とを備える。また、流水空間27には受水槽7が通じており、受水槽7の下流側には排気装置1の第2の空気室4が位置して受水槽7と通じており、第2の空気室4の気流通路の開口部が受水槽7の水面に面している。
また、スプレー噴霧によって発生した粉塵の中には、垂直壁30を伝って滝のように流れ落ちる循環水24に捕捉されて循環水24と共に受水槽7へ入る粉塵や、格子状の床部材26を通過して流水空間27内の水に捕捉されて受水槽7へ入る粉塵がある。
天井側水樋23から溢れた循環水24が、垂直壁30を伝って滝のように流れ落ち、また、底部側水桶28は流水空間27と繋がっており、底部31の傾斜と循環水24の流れによって流水空間27内の水に流水方向25への流れが生じる。
2 ターボファン
3 第1の空気室
3A 吸引部材
3B 外壁部材
3C 仕切り部材
3D 吸引口
4 第2の空気室
4A 内側部材
4B 外側部材
4C 半筒体領域
4D 隙間
4E 開放口
4F 開口部
4G 連絡口
5 水
6 空気流方向
7 受水槽
8 案内板
9 遮蔽板
10 飛散水
11 排気誘引管
12 水路
13 導管
14 開閉蓋
16 微細気泡
17 粉塵滓
18 網目部材
19 駆動モータ
20 回転方向
21 塗装作業用装置
22 塗装作業室
23 天井側水樋
24 循環水
25 流水方向
26 格子状の床部材
27 流水空間
28 底部側水桶
29 被塗装物
30 垂直壁
31 底部
Claims (4)
- 空気を吸引する吸引手段と、
該吸引手段の上流側に位置すると共に該吸引手段と連通する第1の空気室と、
該第1の空気室の上流側に位置すると共に該第1の空気室と連通する第2の空気室とを備え、
前記吸引手段と、前記第1の空気室と、前記第2の空気室とによって、空気が流れる気流通路が形成され、
前記第2の空気室は、液体を受け入れる受液槽よりも下流側に位置すると共に、前記第2の空気室の気流通路の開口部が前記受液槽の液面に面しており、
前記第2の空気室は、断面が半円弧形状の半筒体領域を有し、
前記第1の空気室は、前記吸引手段と連通する吸引部材と、
該吸引部材との間に空間を形成する外壁部材と、
前記吸引部材の下部に形成された空間を塞ぐ仕切り部材とで構成された
排気装置。 - 前記吸引部材の下部に吸引口が形成され、
該吸引口は、前記仕切り部材よりも下流に位置する
請求項1に記載の排気装置。 - 前記第2の空気室の上流側に位置する前記受液槽と連通する水路と、
該水路の内部に配置されると共に回転可能に構成された網目部材とを備え、
前記半筒体領域の一方の端部が他方の端部より下方に位置すると共に、下方に位置する端部に開口部が形成され、
該開口部は前記水路に面する
請求項1または請求項2に記載の排気装置。 - 底部と、該底部の上方に位置して該底部との間に液体が流れる流液空間を形成する格子状の床部材とを有する塗装作業室と、
前記流液空間に通じると共に、液体を受け入れる受液槽と、
該受液槽と連通する排気装置とを備え、
該排気装置は、
空気を吸引する吸引手段と、
該吸引手段の上流側に位置すると共に該吸引手段と連通する第1の空気室と、
該第1の空気室の上流側に位置すると共に該第1の空気室と連通する第2の空気室とを備え、
前記吸引手段と、前記第1の空気室と、前記第2の空気室とによって、空気が流れる気流通路が形成され、
前記第2の空気室は、前記受液槽よりも下流側に位置すると共に、前記第2の空気室の気流通路の開口部が前記受液槽の液面に面しており、
前記第2の空気室は、断面が半円弧形状の半筒体領域を有し、
前記第1の空気室は、前記吸引手段と連通する吸引部材と、
該吸引部材との間に空間を形成する外壁部材と、
前記吸引部材の下部に形成された空間を塞ぐ仕切り部材とで構成された
塗装作業用装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008280161A JP5275752B2 (ja) | 2008-10-30 | 2008-10-30 | 排気装置及び塗装作業用装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008280161A JP5275752B2 (ja) | 2008-10-30 | 2008-10-30 | 排気装置及び塗装作業用装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010104921A JP2010104921A (ja) | 2010-05-13 |
JP5275752B2 true JP5275752B2 (ja) | 2013-08-28 |
Family
ID=42294897
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008280161A Expired - Fee Related JP5275752B2 (ja) | 2008-10-30 | 2008-10-30 | 排気装置及び塗装作業用装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5275752B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9606540B2 (en) | 2013-09-30 | 2017-03-28 | Crown Equipment Corporation | Industrial vehicles with overhead light based localization |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108435462A (zh) * | 2018-03-27 | 2018-08-24 | 芜湖卓越空调零部件有限公司 | 一种空调压缩机用上下端盖的表面喷涂装置 |
KR102530232B1 (ko) * | 2021-07-29 | 2023-05-10 | 김일호 | 공기정화장치 |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60136769U (ja) * | 1984-02-23 | 1985-09-11 | トヨタ自動車株式会社 | 湿式塗装ブ−ス |
JPS61271015A (ja) * | 1985-05-28 | 1986-12-01 | Ebara Corp | 粉塵除去システム |
JPH0763661B2 (ja) * | 1990-05-23 | 1995-07-12 | ビンクス マニファクチュアリング カンパニー | 循環水洗浄装置及び洗浄方法 |
JP2810829B2 (ja) * | 1992-11-10 | 1998-10-15 | 日本ペイント株式会社 | 塗装方法および装置 |
JP2776761B2 (ja) * | 1995-03-27 | 1998-07-16 | 文宏 村上 | 水性塗料塗装ブース |
JPH091011A (ja) * | 1995-06-12 | 1997-01-07 | Daihatsu Motor Co Ltd | 塗装ブースの塗料粕除去装置 |
JP2000024564A (ja) * | 1998-07-08 | 2000-01-25 | Ryuyo Kogyo Kk | 塗装ラインのスカム処理装置 |
JP2004358304A (ja) * | 2003-06-03 | 2004-12-24 | Plante:Kk | ガス浄化方法及び装置 |
-
2008
- 2008-10-30 JP JP2008280161A patent/JP5275752B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9606540B2 (en) | 2013-09-30 | 2017-03-28 | Crown Equipment Corporation | Industrial vehicles with overhead light based localization |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2010104921A (ja) | 2010-05-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5604611B1 (ja) | 浄化装置を備えた塗装ブース | |
RU2465069C1 (ru) | Установка для лакирования изделий | |
KR101753542B1 (ko) | 미세먼지를 포함한 유해물질 집진장치 | |
JP5662473B2 (ja) | 塗料スプレーしぶきを分離するためのフィルタ装置、分離装置及び方法 | |
EP2409779A1 (en) | Paint booth equipped with purification device | |
KR20180128792A (ko) | 습식형 미세먼지 제거장치 | |
JP4659912B2 (ja) | 湿式集塵装置 | |
JP5275752B2 (ja) | 排気装置及び塗装作業用装置 | |
JP6401810B2 (ja) | 集塵装置の泡液供給機構 | |
JP4816617B2 (ja) | 集塵装置および集塵方法 | |
JP2006508811A (ja) | 単一ブロックのプラスチック・ブースと内蔵された供給および濾過装置とを有する工業用の洗浄設備 | |
JP4886124B2 (ja) | 散水式集塵装置 | |
JP2013212451A (ja) | 塗装ブース等の集塵装置 | |
CN109475894A (zh) | 排气排水机构 | |
JP2010120007A (ja) | 湿式集塵装置 | |
JPH08182908A (ja) | 気体浄化装置 | |
JP3323843B2 (ja) | 洗浄装置 | |
WO2021153656A1 (ja) | 湿式ミスト捕集装置 | |
JP2589634Y2 (ja) | 塗料ミスト除去装置 | |
JP2021058841A (ja) | 集塵機及び濾過機付き集塵機 | |
JP2008188532A (ja) | 塗装ブース | |
JP2000225361A (ja) | 垂直送風流を有するプッシュ・プル型塗装ブース | |
JP2626948B2 (ja) | 洗浄集塵装置 | |
KR102705961B1 (ko) | 마이크로 버블수를 이용한 습식 도장부스 | |
JP2002192037A (ja) | 塗装装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110620 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130213 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130221 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130419 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130509 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130516 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |