JP4072338B2 - 無線ユニット - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は無線ユニット、特に無線ユニットの放熱構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電子部品、例えば集積度の高い半導体部品、或は大きな電力が消費される回路等では大きな発熱があり、所要の性能を維持するに冷却を必要とする。又、作動に伴い電磁波を放出する部品、回路、又電磁波等に影響を受けやすい回路、或は埃、水分を嫌う部品等があり、斯かる部品、回路はシールドケースに収納される。
【0003】
シールドケースに収納される回路、例えば増幅回路には構成される部品で更に冷却を必要とするものがある。
【0004】
図3、図4に於いて、シールドケースに収納される発熱部品の従来の無線ユニットの放熱構造について説明する。
【0005】
図中、1はフィン2を有するヒートシンク、3は該ヒートシンク1に固着されたシールドケース、4は該シールドレースに収納された発熱部品を示している。
【0006】
前記シールドケース3は上面が開放された筐体5、該筐体5の上面に螺子6により固着された蓋7から構成され、前記筐体5、蓋7は伝熱性の良いアルミニウム製となっている。又、密閉性が要求される場合は、前記筐体5と前記蓋7間にOリング等のシール部材が挾設されている。
【0007】
前記シールドケース3には増幅回路が形成された配線基板(図示せず)が収納されており、前記発熱部品4は前記配線基板に電気的に実装されている。又、前記発熱部品4は前記筐体5に螺子8等により直接固着されている。
【0008】
図示しない配線基板、前記発熱部品4は前記シールドケース3内に収納されているので、該シールドケース3により外部からの電磁波が遮断され、前記配線基板、発熱部品4にノイズが侵入することが防止される。又、増幅回路等から電磁波が発生する様な場合は、電磁波の漏出を防止し、周囲への影響を抑制する。
【0009】
次に、前記発熱部品4が作動し、発生した熱は前記筐体5を介して前記ヒートシンク1に伝達され、更に、前記フィン2より外部へ放熱される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来の無線ユニットの放熱構造では、前記発熱部品4から前記ヒートシンク1に至る熱伝達経路は、前記発熱部品4、筐体5、ヒートシンク1となり、前記ヒートシンク1と前記筐体5との境界面が熱伝達の抵抗となっていた。
【0011】
本発明は斯かる実情に鑑み、放熱効果の高い放熱構造を有する無線ユニットを提供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、発熱部品を収納するシールドケースを具備する無線ユニットに於いて、前記シールドケースの底部に孔を穿設し、ヒートシンクのシールドケース取付け面に前記孔を塞ぐ段差部を形成し、該段差部に発熱部品を固着した無線ユニットに係るものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態を説明する。
【0014】
図1、図2中、図3、図4中で示したものと同等のものには同符号を付してある。
【0015】
ヒートシンク1にシールドケース3がボルト等所要の手段で固着される。該シールドケース3は筐体5、蓋7により構成され、前記筐体5の底部には孔11が穿設されている。
【0016】
前記ヒートシンク1のシールドケース3の取付け面に段差部12が突設されている。該段差部12は前記孔11と同形の外形を有し、前記段差部12は前記孔11に嵌合可能となっている。又、前記段差部12の高さは、前記孔11と嵌合状態で、前記段差部12の上面が配線基板の部品実装面と面一となる様になっている。本実施の形態では、前記筐体5の底面が配線基板を兼用しており、前記底面に部品が実装され、前記筐体5の底面と前記段差部12の上面とが面一となっている。
【0017】
前記段差部12に発熱部品4が螺子8等により固着される。又、他の部品の実装面と前記段差部12の上面とは面一となっているので、前記発熱部品4の配線基板への電気的な実装は容易に行われる。
【0018】
本実施の形態に於いて、前記発熱部品4が作動し、発熱した場合、熱は前記ヒートシンク1に直接伝達され、更にフィン2を経て放熱される。尚、熱伝達経路に於いて、前記発熱部品4が直接前記ヒートシンク1に取付けられることから、熱抵抗は最小限となる。而して、前記発熱部品4からの発熱は効果的に放熱される。又、前記段差部12により前記孔11が塞がれるので、前記シールドケース3の密閉度は損われることはない。
【0019】
又、放熱効果が増大するので、前記ヒートシンク1を小型化することができる。更に、前記段差部12の高さ分だけ、前記シールドケース3の取付け高さを低くすることができる。
【0020】
尚、上記実施の形態に於いて、前記筐体5は一体ものとしたが、該筐体5の底部を介して放熱をしないので、底部は熱伝導率が大きくなくてもよい。従って、該筐体5の枠部と底部とを別体とし、底部を合成樹脂製の配線基板で兼用することができる。この場合、前記シールドケース3の製作費は低くなり、安価なものとなる。
【0021】
又、上記実施の形態では前記段差部12を突設形成したが、前記ヒートシンク1の表面に前記段差部12を残して周囲に前記筐体5が嵌合する溝を形成してもよい。
【0022】
【発明の効果】
以上述べた如く本発明によれば、発熱部品を収納するシールドケースを具備する無線ユニットに於いて、前記シールドケースの底部に孔を穿設し、ヒートシンクのシールドケース取付け面に前記孔を塞ぐ段差部を形成し、該段差部に発熱部品を固着したので、発熱部品が発する熱が直接ヒートシンクに伝達され、高い放熱効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す平面図である。
【図2】図1のA−A矢視図である。
【図3】従来例の平面図である。
【図4】図3のB−B矢視図である。
【符号の説明】
1 ヒートシンク
2 フィン
3 シールドケース
4 発熱部品
5 筐体
6 螺子
7 蓋
8 螺子
11 孔
12 段差部
Claims (1)
- 発熱部品を収納するシールドケースを具備する無線ユニットに於いて、底面が配線基板を兼ねる前記シールドケースの底部に孔を穿設し、ヒートシンクのシールドケース取付け面に段差部を突設し、該段差部を前記孔に嵌合させ、嵌合させた状態で前記段差部の上面が部品実装面と面一となる様に前記シールドケースを前記ヒートシンクに取付け、前記段差部に発熱部品を固着したことを特徴とする無線ユニット。
Priority Applications (1)
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JP2001384603A JP4072338B2 (ja) | 2001-12-18 | 2001-12-18 | 無線ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001384603A JP4072338B2 (ja) | 2001-12-18 | 2001-12-18 | 無線ユニット |
Publications (2)
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JP2003188567A JP2003188567A (ja) | 2003-07-04 |
JP4072338B2 true JP4072338B2 (ja) | 2008-04-09 |
Family
ID=27594294
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001384603A Expired - Fee Related JP4072338B2 (ja) | 2001-12-18 | 2001-12-18 | 無線ユニット |
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Country | Link |
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JP (1) | JP4072338B2 (ja) |
-
2001
- 2001-12-18 JP JP2001384603A patent/JP4072338B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2003188567A (ja) | 2003-07-04 |
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