JPH08125364A - 半導体部品の放熱構造 - Google Patents

半導体部品の放熱構造

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JPH08125364A
JPH08125364A JP25652394A JP25652394A JPH08125364A JP H08125364 A JPH08125364 A JP H08125364A JP 25652394 A JP25652394 A JP 25652394A JP 25652394 A JP25652394 A JP 25652394A JP H08125364 A JPH08125364 A JP H08125364A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cover
semiconductor component
housing
semiconductor part
bottomed
Prior art date
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Pending
Application number
JP25652394A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Fujii
健一 藤井
Hisashi Mitsui
久史 三井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プリント配線板に実装した半導体部品の放熱
構造に関し、半導体部品の冷却性が良く且つ塵埃等が筐
体内に侵入する恐れがない放熱構造を提供する。 【構成】 カバー付の筐体内に収容実装した半導体部品
5と、開口端面21がカバー2の裏面に当接するよう、半
導体部品5のパッケージ上面に搭載される金属材よりな
る有底筒体20と、を備え、有底筒体20の開口に対応する
カバー2の領域内に通気孔25が配列されてなるものとす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリント配線板に実装
した半導体部品の放熱構造に関する。例えばパーソナル
コンピュータ等の電子機器は、箱形の筐体にプリント配
線板を収容し、発熱量が大きい半導体部品(例えばCP
U)をプリント配線板に実装したものが多い。
【0002】このような半導体部品は、所定の温度以下
でないと性能が低下する。したがって電子機器に冷却手
段を装着して半導体部品を冷却している。
【0003】
【従来の技術】従来の半導体部品の放熱構造を図3に示
す。図において、1は、上方が開口した浅い箱形のプラ
スチック製の筐体であって、筐体1の底板に平行するよ
うプリント配線板3を収容している。
【0004】5は、例えばCPUのような発熱量が大き
い半導体部品である。半導体部品5は集積回路がプラス
チックパッケージ,セラミックスパッケージ, 金属板パ
ッケージ等により封止され、パッケージの外に導出した
リードをスルーホールに挿入してはんだ付けするか、或
いはリードをパッドにリフローはんだ付けすることで、
プリント配線板3に実装されている。
【0005】10は、基台上に複数のフィンを設けた放熱
体である。放熱体10の基台の底面を熱伝導性接着剤等の
接着媒体11を介して、半導体部品5の上面に接着してい
る。
【0006】また、筐体1の開口面に、カバー2を嵌着
して筐体1を密閉している。したがって、半導体部品5
の熱は放熱体10に伝達され、放熱体10の放熱面積が大き
いフィンを介して、筐体内の気体(空気) に伝達され、
対流する気体が熱媒体となって筐体及びカバーに伝達さ
れ、筐体側壁,カバー等から外気に放出される。
【0007】したがって、半導体部品5が冷却される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、密閉構造の
プラスチック製の筐体内に半導体部品を実装し、半導体
部品に添着した放熱体により半導体部品を冷却する上述
の半導体部品の放熱構造は、電子機器が長時間稼働する
と、筐体及びカバーの熱伝達率が小さいので、筐体内の
気体の温度が上昇して気体温度と放熱体温度との差が小
さくなり、半導体部品の冷却性が低下するという問題点
があった。
【0009】一方、カバー等に孔を設けて、筐体内の高
温気体を筐体外に排出することが考えられるが、そのよ
うな孔を設けると、塵埃等が筐体内に侵入して、半導体
部品, プリント配線板等が汚損し電気的障害が発生す
る。
【0010】本発明はこのような点に鑑みて創作された
もので、半導体部品の冷却性が良く、且つ塵埃等が筐体
内に侵入する恐れがない半導体部品の放熱構造を提供す
ることを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、図1に例示したように、カバー付の筐体
1内に収容実装した半導体部品5と、開口端面21がカバ
ー2の裏面に当接するよう半導体部品5のパッケージ上
面に搭載される金属材よりなる有底筒体20と、を備え
る。
【0012】そして、有底筒体20の開口に対応するカバ
ー2の領域内に、通気孔25が配列されてなる構成とす
る。図2に例示したように、通気孔35が、カバー2に設
けた窓28に嵌着した板部材30に設けられた構成とする。
【0013】
【作用】本発明によれば、金属材よりなる有底筒体が半
導体部品に密接して搭載され、その有底筒体の開口端面
が通気孔が配列したカバーの裏面に当接している。
【0014】したがって、有底筒体に伝達された半導体
部品の熱は、有底筒体内の空気に伝達される。そして温
度上昇した有底筒体内の空気は、カバーの通気孔を経て
筐体外に流出する。
【0015】即ち、有底筒体と有底筒体内の空気との温
度差が大きいので、半導体部品の冷却性が向上する。ま
た、カバーの通気孔を経て塵埃等が有底筒体内に侵入す
ることがあっても、半導体部品或いは半導体部品等を実
装したプリント配線板に付着することがないので、電気
的障害が発生しない。
【0016】
【実施例】以下図を参照しながら、本発明を具体的に説
明する。なお、全図を通じて同一符号は同一対象物を示
す。
【0017】図1は本発明のー実施例の断面図、図2は
本発明の他の実施例の要所を示す図である。図におい
て、上方が開口した浅い箱形のプラスチック製,或いは
金属製の筐体1には、プリント配線板3が底板に平行す
るように収容されている。
【0018】例えばCPUのような発熱量が大きい半導
体部品5は、集積回路がプラスチックパッケージ,セラ
ミックスパッケージ, 金属板パッケージ等により封止さ
れ、パッケージの外に導出したリードをスルーホールに
挿入してはんだ付けするか、或いはリードをパッドにリ
フローはんだ付けすることで、プリント配線板3に実装
されている。
【0019】20は、アルミニウム等の金属材よりなる、
角形又は円形の鍔付の有底筒体である。有底筒体20の底
板の形状は、半導体部品5のパッケージの上平面よりも
十分に大きい。
【0020】有底筒体20は、開口端面21が上向きになる
ように、その底板が熱伝導性接着剤等の接着媒体11によ
り半導体部品5のパッケージの上平面に接着されてい
る。プラスチック製又は金属製のカバー2には、半導体
部品5に上方に対応する部分に、円形又はスロット状の
通気孔25が配列形成されている。
【0021】このようなカバー2が筐体1に嵌着され、
カバー2の裏面が有底筒体20の開口端面21に当接してい
る。即ち、有底筒体20の開口に対応するカバー2の領域
内に、通気孔25が配列している。
【0022】前述のように、金属材よりなる有底筒体20
が半導体部品5に熱伝導性接着剤を介して接着し、有底
筒体20の開口端面21がカバー2の裏面に当接し、且つカ
バー2にはその開口対応する領域に多数の通気孔25が配
列している。
【0023】したがって、半導体部品5の熱は、熱伝導
性接着剤等の接着媒体11を介して効率良く有底筒体20に
伝達される。有底筒体20は熱伝導率が高いので、有底筒
体全体がほぼ均一の温度に上昇し、その表面から熱が放
出され、周囲の空気に伝達される。
【0024】有底筒体から熱が放出されると、有底筒体
20内の空気の温度が上昇する。したがって、有底筒体20
内の高温の空気が、上昇して通気孔25を経て筐体1の外
に排出されるとともに、筐体1の外の低温の空気が通気
孔25を経て有底筒体20内に侵入する。
【0025】よって、有底筒体と有底筒体内空気との温
度差が、常に好ましい状態に保持されるので、半導体部
品5の冷却性が向上する。一方、カバー2に設けた通気
孔25から塵埃等が有底筒体20内に侵入することがあって
も、その塵埃等は有底筒体20内に留まるので、半導体部
品5或いは半導体部品5等を実装したプリント配線板3
に付着することがない。
【0026】よって、半導体部品5或いはプリント配線
板3に電気的障害が発生しない。図2において、28は、
半導体部品5に上方に対応するカバー2の部分に穿孔し
た角形, 円形等の窓である。窓28の大きさは、有底筒体
20の開口形状よりも所望に小さい。
【0027】30は、窓28に嵌入する、プラスチック製
(筐体1がプラスチックの場合) 又は金属製(筐体1が
金属の場合)の鍔付の板部材である。板部材30には、円
形又はスロット状の通気孔35が配列形成されている。
【0028】板部材30はカバー2の内側から、窓28に嵌
挿され鍔端面がカバー2の裏面に当接した状態で、接着
剤等によりカバー2に接着されている。なお、窓28に板
部材30を嵌挿した状態で、カバー2の表面と板部材30の
表面とが同一平面になるような寸法にすることで、カバ
ー2の外観を良好にしている。
【0029】このように板部材30を嵌着したカバー2が
筐体1に嵌着され、カバー2の裏面即ち板部材30の鍔端
面が、有底筒体20の開口端面21に当接している。即ち、
有底筒体20の開口に対応するカバー2の領域内に、通気
孔35が配列している。
【0030】このようにカバー2に窓28を設け、窓28に
通気孔35が配設した板部材30を嵌着する構成は、筐体1
内に複数の半導体部品5が実装されている電子機器に適
用して下記のような効果がある。
【0031】それぞれの半導体部品に上方に対応する大
凡の位置に、窓28を設ければよいので、カバーに直接通
気孔を配設するのに較べて、通気孔35の配列する位置出
し作業が簡単で、カバーの製作費が低コストになる。
【0032】また、カバー2がプラスチックの場合は、
カバーのモールド金型の構造が簡単になり、低コストに
なる。一方、半導体部品5の実装高さが異なる場合に
は、板部材30の鍔の厚さを切削等して調整することで、
有底筒体の開口端面に当接させることができるので、共
通の板部材を採用し得る。
【0033】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0034】有底筒体に伝達された半導体部品の熱は、
有底筒体内の空気に伝達され、温度上昇した有底筒体内
の空気が、カバーの通気孔を経て筐体外に流出するの
で、半導体部品の冷却性が向上する。
【0035】また、カバーの通気孔を経て塵埃等が有底
筒体内に侵入することがあっても、半導体部品或いは半
導体部品等を実装したプリント配線板に付着することが
なくて、半導体部品或いは半導体部品等を実装したプリ
ント配線板等に電気的障害が発生しない。
【0036】筐体に嵌着するカバーに窓を設け、通気孔
が配設した板部材を窓に嵌着する発明は、複数の半導体
部品を有する電子機器に適用してカバーの製作費が低コ
ストになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のー実施例の断面図である。
【図2】本発明の他の実施例の要所を示す断面図であ
る。
【図3】従来例の断面図である。
【符号の説明】
1 筐体 2 カバー 3 プリント配線板 5 半導体部品 10 放熱体 11 接着媒体 20 有底筒体 21 開口端面 28 窓 30 板部材 25,35 通気孔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カバー付の筐体内に収容実装した半導体
    部品と、 開口端面が該カバーの裏面に当接するよう、該半導体部
    品のパッケージ上面に搭載される金属材よりなる有底筒
    体と、を備え、 該有底筒体の開口に対応する該カバーの領域内に、通気
    孔が配列されてなることを特徴とする半導体部品の放熱
    構造。
  2. 【請求項2】 通気孔が、カバーに設けた窓に嵌着した
    板部材に設けられたものであることを特徴とする、請求
    項1記載の半導体部品の放熱構造。
JP25652394A 1994-10-21 1994-10-21 半導体部品の放熱構造 Pending JPH08125364A (ja)

Priority Applications (1)

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JP25652394A JPH08125364A (ja) 1994-10-21 1994-10-21 半導体部品の放熱構造

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JP25652394A JPH08125364A (ja) 1994-10-21 1994-10-21 半導体部品の放熱構造

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JPH08125364A true JPH08125364A (ja) 1996-05-17

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ID=17293812

Family Applications (1)

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JP25652394A Pending JPH08125364A (ja) 1994-10-21 1994-10-21 半導体部品の放熱構造

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JP (1) JPH08125364A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100350088B1 (ko) * 1998-01-23 2002-08-22 알프스 덴키 가부시키가이샤 휴대전화기용 송수신유닛
JP2012028575A (ja) * 2010-07-23 2012-02-09 Mitsubishi Electric Corp 電子機器
WO2013105138A1 (ja) * 2012-01-13 2013-07-18 パナソニック株式会社 放熱構造
JP2014036187A (ja) * 2012-08-10 2014-02-24 Stanley Electric Co Ltd 放熱構造及びこの放熱構造が設けられた発熱素子装置

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20020312