JP4069414B2 - 波形表示装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、波形測定装置に用いられ、被測定波形の波形表示を行う波形表示装置に関し、詳しくは、表示処理部へのデータの授受に汎用性を持たせても、高速に波形表示を行うことができる波形表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
波形を測定する波形測定装置は、例えば、オシロスコープやタイムインターバルアナライザ等がある。このような波形測定装置は、被測定波形を測定部で測定すると共に、測定した被測定波形にデータ処理を行い測定データとして出力し、さらに出力された測定データに加工を施して表示部の表示画面に表示する(例えば、特許文献1)。
【0003】
この波形測定装置に用いられる波形表示装置は、測定データに基づく波形に対応する波形表示データや、表示部の表示画面の背景に対応する補助表示データを作成し、これらの波形表示データと補助表示データとを重ね合わせた後、規格によって定められ汎用性のある映像信号、例えばRGB信号に変換して表示部に表示する。
【0004】
ここで背景は、例えば、カーソル、テキスト、グリッド、波形測定装置の操作用のメニューボタン等のうち少なくとも1個から構成され、これらは、ユーザに対して被測定波形を見易く表示したり、波形測定装置の操作性を向上するための補助的な表示を行うものである。そして、これらの背景を表示する補助表示データは、例えば、カーソルをカーソル表示データ、テキストをテキスト表示データ、グリッドをグリッド表示データと呼ばれる。
【0005】
表示部としては、例えば、CRTや液晶等があり、表示画面は、n×mドット(n、mは自然数)からなる。そして、RGB信号によって各ドットごとに所望の色が表示される。例えば、色コードである色情報をR(Red:赤)信号、G(Green:緑)信号、B(Blue:青)信号の各8ビットで保持している場合、R=0、G=0、B=0は黒を表示し、逆にR=255、G=255、B=255なら白を表示する。
【0006】
波形表示データや、表示画面に表示されるうち波形表示データ以外である補助表示データとも、グラフィックコントローラによって作成される。また、グラフィックコントローラは、波形表示データを高速に作成することを目的とする専用グラフィックコントローラと、汎用性を持たせた汎用グラフィックコントローラがある。
【0007】
図9は、汎用グラフィックコントローラを用いた従来の波形表示装置の例を示した構成図である。図9において、測定部10は、入力回路11、AD変換回路12、データ処理回路13を有し、被測定波形が入力され、入力された被測定波形の測定やデータ処理を行い測定データとして出力する。一般的に測定部10は複数チャネル設けられるが、1チャネル分のみ図示している。
【0008】
入力回路11は、被測定波形が入力され、所望の振幅レベルに変換して出力する。AD変換回路12は、入力回路11から出力された信号をデジタル信号に変換して出力する。データ処理回路13は、AD変換回路12から出力されたデジタル信号に所望のデータ処理を行い、測定データとして出力する。
【0009】
制御部CPU1は、測定部10からの測定データが入力され、この測定データに対応する波形表示データや補助表示データの作成を指示する描画コマンドを出力する。
【0010】
表示メモリ20は、表示データ(ここで表示データは、波形表示データと補助表示データの少なくとも一方を含むものである)を格納する。
【0011】
汎用グラフィックコントローラ30は、制御部CPU1からの描画コマンドが入力され、入力された描画コマンドより波形表示データ、補助表示データを順次作成し、作成した表示データを順に表示メモリ20に格納する。また、汎用グラフィックコントローラ30は、表示メモリ20に格納される表示データを読み出し、これらの表示データを重ね合わせたあと、RGB信号に変換して出力する。
【0012】
表示部40は、汎用グラフィックコントローラ30からのRGB信号を表示画面に表示する。
【0013】
このような装置の動作を説明する。
測定部10に被測定波形が入力され、測定部10の入力回路11が、入力された被測定波形を所望の振幅レベルに変換して、測定部10のAD変換回路12に出力する。そして、AD変換回路12が、入力回路11から出力された信号をデジタル信号に変換して測定部10のデータ処理回路13に出力する。
【0014】
さらに、データ処理回路13が、AD変換回路12から出力されたデジタル信号に所望のデータ処理、例えば、データ間の補間処理、平均化処理、フィルタリング処理、チャネル間の演算処理等を行い、測定データとして制御部CPU1に出力する。
【0015】
そして制御部CPU1が、測定部10からの測定データに基づき、この測定データに対応する波形表示データ、補助表示データの作成を指示する描画コマンドを汎用グラフィックコントローラ30に出力する。描画コマンドの例とし、表示部40の表示画面に表示する波形、グリッド、カーソル等の線の太さや色、テキストの文字フォント、表示画面に表示するドットの位置指定等がされる。
【0016】
これにより、汎用グラフィックコントローラ30が、制御部CPU1からの描画コマンドを解析し、波形表示データ、補助表示データを順次作成し、作成した表示データを順に表示メモリ20に格納する。また、各表示データは、表示画面n×mドットの1画面分のデータとなるので、プレーンと呼ばれることもある。
【0017】
そして、表示データの作成、格納が終了すると、汎用グラフィックコントローラ30が、表示メモリ20から必要な表示データを読み出し、読み出した表示データを重ね合わせたあと、RGB信号に変換し、表示部40に表示させる
【0018】
次に、専用グラフィックコントローラを用いた従来例を図10を用いて以下に説明する。ここで、図9と同一のものは同一符号を付し、説明を省略する。
図10において、制御部CPU1、汎用グラフィックコントローラ30それぞれの代わりに、制御部CPU2、専用グラフィックコントローラ50が設けられる。
【0019】
制御部CPU2は、補助表示データの作成を指示する描画コマンドを出力する。
【0020】
専用グラフィックコントローラ50は、測定部10から測定データ、制御部CPU1から描画コマンドが入力される。入力された測定データと描画コマンドのそれぞれから、波形表示データと補助表示データを作成し、作成した表示データを順に表示メモリ20に格納する。また、専用グラフィックコントローラ50は、表示メモリ20に格納される表示データを読み出し、これらの表示データを重ね合わせたあと、RGB信号に変換して出力する。
【0021】
このような装置の動作を説明する。
測定部10が、被測定波形を測定した測定データを専用グラフィックコントローラ50に出力する。一方、制御部CPU2が、補助表示データの作成を指示する描画コマンドを専用グラフィックコントローラ50に出力する。
【0022】
そして、専用グラフィックコントローラ50が、測定データから波形表示データを高速に作成すると共に、制御部CPU2からの描画コマンドを解析し、補助表示データを順次作成し、作成した表示データを順に表示メモリ20に格納する。
【0023】
さらに、表示データの作成、格納が終了すると、専用グラフィックコントローラ50が、表示メモリ20から必要な表示データを読み出し、読み出した表示データを重ね合わせたあと、RGB信号に変換し、表示部40に表示させる
【0024】
このような専用グラフィックコントローラ50が、測定部10からの測定データと制御部CPU2からの描画コマンドによって表示データを作成し、RGB信号を出力する以外の動作は、図9に示す装置と同様なので説明を省略する。
【0025】
続いて、汎用グラフィックコントローラ30、または専用グラフィックコントローラ50によって作成される表示データ例を図11に示す。図11(a)は、グラフィックコントローラ30、50によって作成され、表示メモリ20に格納される表示データ例であり、図11(b)は表示データの重ね合わせ例である。
【0026】
図11(a)において、カーソル表示データ101は、カーソルを表示するデータであり、例として2本のカーソルからなる。テキスト表示データ102は、現在の時刻やチャネル番号等のテキストを表示するデータであり、例としてAのテキストからなる。波形表示データ103、104のそれぞれは、1チャネル目と2チャネル目の測定部10で測定された測定データに対応する波形を表示するデータである。グリッド表示データ105は、グリッドを表示するデータである。
【0027】
図11(b)において、重ね合わせた表示データ106は、表示メモリ20に格納される表示データ101〜105のうち、テキスト表示データ102、波形表示データ103、グリッド表示データ105を重ね合わせ合成したものである。重ね合わせの順番は、前面からテキスト表示データ102、波形表示データ103、グリッド表示データ105となっているが、この重ね合わせの順番は、固定でもよく、または制御部CPU1、CPU2からの指示によって変更してもよい。
【0028】
このように、汎用グラフィックコントローラ30、専用グラフィックコントローラ50が、表示データ101〜105を作成し、作成した表示データのうち必要な表示データを重ね合わせて合成し、この重ね合わせた表示データ106をRGB信号に変換して表示部40に表示する。
【0029】
【特許文献1】
特開平10−312180(段落番号0002〜0008、第7図)。
【0030】
【発明が解決しようとする課題】
図9、図10に示す装置において、被測定波形を観測するユーザにとって最も重要なことは、表示部40で表示される表示画面の更新速度である。すなわち、汎用グラフィックコントローラ30、専用グラフィックコントローラ50が、表示データを作成し、RGB信号に変換して表示部40に高速に出力することが重要である。このRGB信号の出力が速いほど、表示画面の更新速度も速くなり、ユーザは、測定中の被測定波形の一瞬の変化を見落とさずに観測することが可能となる。
【0031】
一方、このような装置を開発するメーカとしては、少ない開発者で開発の期間を短縮し、コストを削減することが重要となっている。
【0032】
図9、図10に示す装置において、制御部CPU1、CPU2や汎用グラフィックコントローラ30は、共通の仕様に基づくインターフェース、汎用のオペレーティングシステム、例えばWindows(米国Microsoft Corporation社の登録商標)で動作するように製造メーカによって製造される。そのため、描画コマンド等のデータの授受に汎用性がある。これにより、開発者は、制御部CPU1から汎用グラフィックコントローラ30への描画コマンドの授受を容易に行わせることができ、汎用グラフィックコントローラ30が描画コマンドを解析するプログラムの開発も容易に行うことができる。
【0033】
しかしながら、制御部CPU1、CPU2は描画コマンドの作成以外に、図示しない操作パネルからの設定、測定部10の測定条件の指示、外部機器とのデータの通信等様々な処理を受け持つ。また、表示データのうち、波形表示データの作成に最も時間がかかるが、これは、測定データが数千点以上、場合によっては数十万点以上あり、これらの膨大な測定データの中から必要な測定データを選択する必要があるからである。
【0034】
さらに図9に示す装置の場合、測定データの選択に加えて、表示する線の太さ、色も指定しなければならない。そのため、制御部CPU1は、測定データから描画コマンドを作成するのに時間がかかり、これにより汎用グラフィックコントローラ30の波形表示データの作成が低速になり、その結果、表示画面の更新速度が低速になるという問題があった。
【0035】
一方、図10に示す装置の場合、専用グラフィックコントローラ50は、波形表示データの作成を高速に行うために、メーカが独自の仕様で特定のアーキテクチャを想定して開発するものである。これにより、測定部10の測定データから波形表示データを高速で作成することができる。
【0036】
しかしながら、制御部CPU2からの描画コマンドを専用グラフィックコントローラに解析を行わせるために、開発者は、専用グラフィックコントローラ50だけでなく、制御部CPU2の仕様も熟知しておく必要があり、開発に時間がかかる。さらには、制御部CPU2のアーキテクチャが変更されると、再設計を必要とする。
【0037】
もちろん、制御部CPU2も独自の仕様で作成することは可能だが、制御部CPU2が他に行っている処理、例えば外部機器とのデータ通信等全ての仕様を熟知し、作成する必要があり開発者に負担がかかるという問題があった。
【0038】
そこで本発明の目的は、表示処理部へのデータの授受に汎用性を持たせても、高速に波形表示を行うことができる波形表示装置を実現することにある。
【0039】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、
測定部によって測定された被測定波形の波形とこの波形以外の背景とを、映像信号として表示部に表示する波形表示装置において、
前記背景を表示する補助表示データを作成し、この補助表示データを映像信号に変換して出力する第1の表示処理部と、
前記被測定波形の波形を表示する波形表示データを作成し、この波形表示データを映像信号に変換すると共に、前記第1の表示処理部からの補助表示データの映像信号と前記波形表示データの映像信号とを合成して前記表示部に出力する第2の表示処理部と
備え、
第1の表示処理部は、
前記補助表示データの作成を指示する描画コマンドを出力する描画コマンド出力部と、
前記補助表示データを格納する補助表示データ記憶部と、
前記描画コマンド出力部からの描画コマンドによって補助表示データを作成し、前記補助表示データ記憶部に前記補助表示データの格納、読み出しを行うと共に、前記補助表示データを映像信号に変換する汎用グラフィックコントローラと
を有することを特徴とするものである。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、
第2の表示処理部は、
前記波形表示データを格納する波形表示データ記憶部と、
前記測定部によって測定されたデータから波形表示データを作成し、前記波形表示データ記憶部に前記波形表示データの格納、読み出しを行うと共に、前記波形表示データを映像信号に変換し、前記補助表示データの映像信号と前記波形表示データの映像信号とを合成する専用グラフィックコントローラと
を有することを特徴とするものである。
請求項3記載の発明は、
測定部によって測定された被測定波形の波形とこの波形以外の背景とを、映像信号として表示部に表示する波形表示装置において、
前記背景を表示する補助表示データを作成し、この補助表示データを映像信号に変換して出力する第1の表示処理部と、
前記被測定波形の波形を表示する波形表示データを作成し、この波形表示データを映像信号に変換すると共に、前記第1の表示処理部からの補助表示データの映像信号と前記波形表示データの映像信号とを合成して前記表示部に出力する第2の表示処理部と
を備え、
第2の表示処理部は、
前記波形表示データを格納する波形表示データ記憶部と、
前記測定部によって測定されたデータから波形表示データを作成し、前記波形表示データ記憶部に前記波形表示データの格納、読み出しを行うと共に、前記波形表示データを映像信号に変換し、前記補助表示データの映像信号と前記波形表示データの映像信号とを合成する専用グラフィックコントローラと
を有することを特徴とするものである。
請求項4記載の発明は、請求項2または3記載の発明において、
専用グラフィックコントローラは、
前記補助表示データまたは前記波形表示データの少なくとも一方の映像信号の色コードを比較して、この比較結果によって、前記補助表示データの映像信号と前記波形表示データの映像信号とを選択して合成する色コード比較手段を有することを特徴とするものである。
請求項5記載の発明は、請求項4記載の発明において、
色コード比較手段は、
色コードを記憶する色コード記憶手段と、
この色コード記憶手段の色コードと前記補助表示データの映像信号の色コードとを比較し、比較結果を出力する比較器と、
この比較器の比較結果に基づいて、前記波形表示データの映像信号と前記補助表示データの映像信号とを選択して合成する映像信号合成回路と
を有することを特徴とするものである。
請求項6記載の発明は、請求項4記載の発明において、
色コード比較手段は、
色コードを記憶する色コード記憶手段と、
この色コード記憶手段の色コードと前記波形表示データの映像信号の色コードとを比較し、比較結果を出力する比較器と、
この比較器の比較結果に基づいて、前記波形表示データの映像信号と前記補助表示データの映像信号とを選択して合成する映像信号合成回路と
を有することを特徴とするものである。
請求項7記載の発明は、請求項4記載の発明において、
色コード比較手段は、
前記波形表示データの映像信号の所望ビットの値と前記補助表示データの映像信号の所望ビットの値とを比較し、比較結果を出力する比較器と、
この比較器の比較結果に基づいて、前記波形表示データの映像信号と前記補助表示データの映像信号とを選択して合成する映像信号合成回路と
を有することを特徴とするものである。
【0040】
請求項記載の発明は、請求項1〜7のいずれかに記載の発明において、
補助表示データは、カーソル、テキスト、グリッドのうち少なくとも1個を表示するデータであることを特徴とするものである。
【0041】
請求項記載の発明は、請求項1〜8のいずれかに記載の発明において、
第1の表示処理部は同期信号を出力し、
第2の表示処理部は、第1の表示処理部からの同期信号に基づいて、前記補助表示データの映像信号と前記波形表示データの映像信号とを合成し、この合成した映像信号と前記同期信号とを前記表示部に出力することを特徴とするものである。
【0042】
請求項10記載の発明は、請求項1〜9のいずれかに記載の発明において、
映像信号は、RGB信号であることを特徴とするものである。
【0043】
請求項11記載の発明は、請求項1〜10のいずれかに記載の発明において、
第2の表示処理部は、前記補助表示データの映像信号と前記波形表示データの映像信号とを選択して合成することを特徴とするものである。
【0050】
【発明の実施の形態】
以下図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。
[第1の実施例]
図1は本発明の第1の実施例を示す構成図である。また、図2、図3は、図1に示す装置の要部を示す構成図である。ここで、図9、図10と同一のものは同一符号を付し、説明を省略する。
【0051】
図1において、補助表示メモリ21は、補助表示データ記憶部であり、背景を表示する補助表示データを記憶する。波形表示メモリ22は、波形表示データ記憶部であり、波形を表示する波形表示データを記憶する。
【0052】
制御部CPU3は、描画コマンド出力部であり、補助表示データの作成を指示する描画コマンドと、RGB信号の合成の優先順位を指示する色コード比較データを出力する。
【0053】
汎用グラフィックコントローラ60は、制御部CPU3からの描画コマンドが入力され、この描画コマンドによって背景を表示する補助表示データ作成し、補助表示メモリ21に補助表示データを格納する。また、補助表示メモリ22から補助表示データを読み出し、この補助表示データをRGB信号に変換して出力すると共に、同期信号を出力する。なお、補助表示データを変換したRGB信号を補助表示RGB信号と以下略す。また、汎用グラフィックコントローラ60、制御部CPU3、補助表示メモリ21は、第1の表示処理部である。
【0054】
専用グラフィックコントローラ70は、測定部10によって測定された測定データ、汎用グラフィックコントローラ60から補助表示RGB信号と同期信号、制御部CPU3から色コード比較データが入力され、入力された測定データから波形を表示する波形表示データを作成し、波形表示メモリ22に格納する。また、同期信号に従って、波形表示メモリ22から波形表示データを読み出してRGB信号に変換し、この変換したRGB信号と汎用グラフィックコントローラ60からの補助表示RGB信号とを合成して表示部40に出力する。ここで、専用グラフィックコントローラ70、波形表示メモリ22は、第2の表示処理部である。
【0055】
なお、波形表示データを変換したRGB信号を波形表示RGB信号と以下略し、波形表示RGB信号と補助表示RGB信号とを合成したRGB信号を画面表示RGB信号と以下略す。
【0056】
続いて、専用グラフィックコントローラ70の詳細な構成を図2、図3を用いて説明する。図2において、専用グラフィックコントローラ70は、波形表示データ生成手段71、表示タイミング生成手段72、RGB変換手段73、色コード比較手段74を有する。
【0057】
波形表示データ生成手段71は、測定部10からの測定データから波形を表示する波形表示データを作成し、作成した波形表示データを波形表示メモリ22に格納する。
【0058】
表示タイミング生成手段72は、汎用グラフィックコントローラ60から同期信号が入力され、この同期信号からアドレスの指定を行うと共に、同期信号を表示部40に出力する。
【0059】
RGB変換手段73は、表示タイミング生成手段72からの指定されたアドレスに基づいて、波形表示メモリ22から波形表示データを読みだし、波形表示RGB信号を出力する。
【0060】
色コード比較手段74は、制御部CPU3から色コード比較データ、RGB変換手段73から波形表示RGB信号、汎用グラフィックコントローラ60から補助表示RGB信号が入力され、色コード比較データの色コードと補助表示RGB信号の色コードを比較して、この比較結果により波形表示RGB信号、補助表示RGB信号とを合成し、画面表示RGB信号を表示部40に出力する。
【0061】
また、色コード比較手段74の詳細な構成を図3を用いて説明する。図3において、色コード比較手段74は、レジスタ74a、比較器74b、ORゲート74c、マルチプレクサ74dを有する。
【0062】
レジスタ74aは、色コード記憶手段であり、制御部CPU3からの色コード比較データを格納する。すなわち、R信号、G信号、B信号それぞれのビットの値を格納する。また、レジスタ74aは、汎用グラフィックコントローラ60で作成される補助表示データごとに設けるとよい。
【0063】
比較器74bは、レジスタ74aごとに設けられ、汎用グラフィックコントローラ60から補助表示RGB信号が入力されると共に、レジスタ74aから色コード比較データを読み出し、補助表示RGB信号の色コードと色コード比較データの色コードを各ドットで比較し比較結果を出力する。
【0064】
ORゲート74cは、論理回路であり、比較器74bからの出力された比較結果のOR(論理和)をとり、出力する。
【0065】
マルチプレクサ74dは、映像信号合成回路であり、RGB変換手段73から波形表示RGB信号、汎用グラフィックコントローラ60から補助表示RGB信号、論理回路74cから論理和した論理演算の結果が入力され、論理演算の結果に基づいて波形表示RGB信号、補助表示RGB信号を各ドットで選択して合成し、合成したRGB信号を画面表示RGB信号として出力する。
【0066】
このような装置の動作を説明する。
また、補助表示メモリ21、波形表示メモリ22に記憶される表示データ例を図4に示し、補助表示RGB信号と波形表示RGB信号の合成例を図5に示す。ここで、図3と同一のものは同一符号を付し、説明を省略する。
【0067】
測定部10から測定データが、専用グラフィックコントローラ70の波形表示データ生成手段71に入力される。そして波形表示データ生成手段71が、測定データから波形表示データを作成し、波形表示メモリ22に格納する。例えば、図4(b)に示す波形表示データ103、波形表示データ104が格納される。
【0068】
一方、制御部CPU3が、背景を表示する補助表示データの作成を指示する描画コマンドを汎用グラフィックコントローラ60に出力する。また、制御部CPU3が、色コード比較データを図示しない操作パネルからの設定、または測定部10の測定条件等からあらかじめ色コード比較データを色コード比較手段74のレジスタ74aに格納しておく。
【0069】
そして、汎用グラフィックコントローラ60が、制御部CPU3からの描画コマンドによって、補助表示データ、例えばカーソル表示データ、テキスト表示データ、グリッド表示データ等を作成し、補助表示メモリ21に格納する。例えば、図4(a)に示すカーソル表示データ101、テキスト表示データ102、グリッド表示データ105が格納される。
【0070】
さらに、汎用グラフィックコントローラ60が、補助表示メモリ21から表示部40に表示させるのに必要な表示データ、例えば、テキスト表示データ101、グリッド表示データ102を読み出し、これらを所望の順番で重ね合わせ、RGB信号に変換して、補助表示RGB信号として専用グラフィックコントローラ70に設けられている色コード比較手段74の比較器74b、マルチプレクサ74dに出力する。例えば、図5に示す補助表示RGB信号201を出力する。
【0071】
また、汎用グラフィックコントローラ60が、表示部40の表示画面の各ドットへ正確に表示データを表示させるために同期をとる同期信号、例えば、垂直同期信号、水平同期信号、データイネーブル信号、ドットクロック信号等を、専用グラフィックコントローラ70の表示タイミング生成手段72に出力する。
【0072】
そして、専用グラフィックコントローラ70の表示タイミング生成手段72が、同期信号から、表示画面の各ドットに対応するアドレスをRGB変換手段73に指定すると共に、表示部40にも同期信号を出力する。これにより、汎用グラフィックコントローラ60からの補助表示RGB信号、RGB変換手段73からの波形表示RGB信号の同期が取られ、さらに表示部40への同期信号により、色コード比較手段74からの画面表示RGB信号が表示部40の表示画面の正しいドットに表示される。
【0073】
また、RGB変換手段73が、波形表示メモリ22の指定されたアドレスから波形表示データを読み出し、RGB信号に変換して、波形表示RGB信号として色コード比較手段74のマルチプレクサ74dに出力する。例えば、図5に示す波形表示RGB信号202を出力する。
【0074】
そして、色コード比較手段74が、補助表示RGB信号201と波形表示RGB信号202との合成を行う。例えば、図5に示す画面表示RGB信号203を出力する。すなわち、マルチプレクサ74dに同期のとれた波形表示RGB信号、補助表示RGB信号201のそれぞれが各ドットごとに入力される。
【0075】
ここで、色コード比較手段74による合成の動作を詳細に説明する。比較器74bが、レジスタ74aから色コード比較データを読み出す。そして、マルチプレクサ74dに入力されたのと同一の補助表示RGB信号の色コードと読み出した色コード比較データの色コードを比較する。
【0076】
例えば、レジスタ74aに、テキスト表示データ102の色コードが格納されている場合、テキスト”A”が表示されるドットの補助表示RGB信号が入力されると、比較器74bがハイレベルの信号を出力する。そして、比較器74bからのハイレベルの信号をORゲートがOR(論理和)をとり、マルチプレクサ74dに出力する。これにより、マルチプレクサ回路74dが、補助表示RGB信号を選択する。
【0077】
一方、テキスト”A”が表示されないドットの補助表示RGB信号が入力されると、比較器74bがロウレベルの信号を出力するので、ORゲートもロウレベルの信号をマルチプレクサ74dに出力する。これにより、マルチプレクサ回路74dが、波形表示RGB信号を選択する。
【0078】
このようにして、各ドットごとに波形表示RGB信号201、波形表示RGB信号202を選択していき、画面表示RGB信号203を合成する。そして合成した画面表示RGB信号203を表示部40に出力し、表示させる。
【0079】
このように、専用グラフィックコントローラ70が波形表示データを作成し、汎用グラフィックコントローラ60が制御部CPU3からの描画コマンドによって補助表示データを作成する。そして、汎用グラフィックコントローラ60が、補助表示データをRGB信号に変換してから専用グラフィックコントローラ70に出力し、専用グラフィックコントローラ70が、補助表示RGB信号と波形表示RGB信号を合成する。つまり、補助表示データは、汎用性のある補助表示RGB信号に変換されてから専用グラフィックコントローラ70に入力され、さらに専用グラフィックコントローラ70は、波形表示データのみを作成すればよい。これにより、表示処理部のデータの授受に汎用性を持たせても、高速に波形表示を行うことができる。従って、表示画面の更新速度も速くなり、ユーザは、測定中の被測定波形の一瞬の変化を見落とさずに観測することができる。
【0080】
また、汎用グラフィックコントローラ60が制御部CPU3からの描画コマンドによって補助表示データを作成するので、開発者は、制御部CPU3を熟知する必要が無い。これにより、少ない開発者で開発の期間を短縮し、コストを削減することができる。
【0081】
また、色コード比較手段74が、補助表示RGB信号の色コードを比較して、この比較結果に基づいて補助表示RGB信号と波形表示RGB信号を合成するので、所望の順番で補助表示RGB信号と波形表示RGB信号を合成することができる。
【0082】
また、表示タイミング生成手段72が、汎用グラフィックコントローラ60からの同期信号によって、RGB変換手段73に波形表示データの読み出しを指示すると共に、表示部40に同期信号を出力する。これにより、表示部40の表示画面の正しいドットに画面表示RGBを表示することができる。
【0083】
[第2の実施例]
図6は本発明の第2の実施例を示す構成図である。ここで、図1〜図3と同一のものは同一符号を付し、説明を省略すると共に図示も省略する。図6において、色コード比較手段74の代わりに色コード比較手段75が設けられる。
【0084】
色コード比較手段75は、比較器75b、マルチプレクサ75dを有し、汎用グラフィックコントローラ60から補助表示RGB信号、専用グラフィックコントローラ70のRGB変換手段73から波形表示RGB信号が入力される。また、色コード比較手段75は、これらの補助表示RGB信号、波形表示RGB信号の色コードを比較して、この比較結果により波形表示RGB信号、補助表示RGB信号とを合成し、画面表示RGB信号を表示部40に出力する。
【0085】
比較器75bは、例えば、R信号、G信号、B信号のそれぞれを6ビットとすれば、波形表示RGB信号、補助表示RGB信号のうち、R信号の下位2ビットが入力され、これらの下位2ビットの値の大小を比較して出力する。
【0086】
マルチプレクサ75dは、映像信号合成回路であり、波形表示RGB信号、補助表示RGB信号それぞれの残りのRGB信号、例えば、R信号の上位4ビット、およびG信号、B信号のそれぞれが入力されると共に、比較器75bの比較結果が入力され、この比較結果に基づいて、波形表示RGB信号、補助表示RGB信号の選択して合成し、画面表示RGB信号として表示部40に出力する。
【0087】
このような装置の動作を説明する。
波形表示RGB信号、補助表示RGB信号それぞれのR信号下位2ビットへの値の割り当て例を図7に示す。さらに、図7に示す割り当て例において、補助表示RGB信号と波形表示RGB信号の合成例を図8に示す。
【0088】
汎用グラフィックコントローラ60が、補助表示メモリ21から表示部40に表示させるのに必要な表示データを読み出し、これらを所望の順番で重ね合わせ、RGB信号に変換して、補助表示RGB信号を色コード比較手段75に出力する。ここで、R信号の下位2ビットのみを比較器75bに出力し、残りのRGB信号をマルチプレクサ75dに出力する。
【0089】
例えば、図8に示す補助表示RGB信号204を出力する。ただし、各ドットのRGB信号において、カーソルを表示するドットに対応するR信号の下位2ビットを図7に示すように”00”とし、テキストを表示するドットに対応するR信号の下位2ビットを”10”に変換する。
【0090】
一方専用グラフィックコントローラ70のRGB変換手段73が、波形表示メモリ22から必要な波形表示データを読み出し、これらを所望の順番で重ね合わせ、RGB信号に変換して、波形表示RGB信号として色コード比較手段75に出力する。ここで、R信号の下位2ビットのみを比較器75bに出力し、残りのRGB信号をマルチプレクサ75dに出力する。
【0091】
例えば、図8に示す波形表示RGB信号205を出力する。ただし、各ドットのRGB信号において、正弦波を表示するドットに対応するR信号の下位2ビットを図7に示すように”11”とし、矩形波を表示するドットに対応するR信号の下位2ビットを”01”に変換する。
【0092】
そして、色コード比較手段75の比較器75bが、ドットごとに入力されるR信号の下位2ビットで大小を比較し、その比較結果を出力する。これにより、マルチプレクサ75dが、波形表示RGB信号のR信号の下位2ビットの値が大きければ、波形表示RGB信号を選択する。また、補助表示RGB信号のR信号の下位2ビットの値が大きければ、補助表示RGB信号を選択する。
【0093】
このようにして、各ドットごとに波形表示RGB信号204、波形表示RGB信号205を選択していき、例えば、図8に示す画面表示RGB信号206を合成する。そして合成した画面表示RGB信号206を表示部40に出力し、表示させる。
【0094】
ただし、6ビットR信号のうち下位2ビットを比較のために用いるので、RGB信号は18ビット階調(約26万色)から16ビット階調(約6万5千色)に減少するが、実用上の問題は余り生じない。
【0095】
また、上記に示す動作以外は、図1に示す装置と同様のため説明を省略する。
【0096】
このように、比較器75bが、補助表示RGB信号204、波形表示RGB信号205それぞれのR信号の下位2ビットのみを比較して、この比較結果によってマルチプレクサ75dが、補助表示RGB信号204、波形表示RGB信号205を合成するので、図1に示す装置と比較して全ビットを比較する必要が無い。これにより、レジスタ74a、ORゲート74cを設ける必要が無く回路規模を縮小することができる。すなわちコストを削減することができる。
【0097】
また、比較器75bが、補助表示RGB信号204、波形表示RGB信号205それぞれのR信号の下位2ビットで比較をするので、RGB信号が同色の色コードであっても、色コードに関係なくR信号の下位2ビットから重ねる順番を選択することができ、波形表示RGB信号の間に補助表示RGB信号を挿入することもできる。例えば、図8に示すようにテキストを正弦波と矩形波の間に挿入することができる。すなわち、所望の順番で補助表示RGB信号204と波形表示RGB信号205を合成することができる。
【0098】
なお、本発明はこれに限定されるものではなく、以下のようなものでもよい。図1に示す装置において、制御部CPU3は、あらかじめ色コード比較データを色コード比較手段74のレジスタ74aに出力する構成を示したが、描画コマンドを出力するときに色コード比較データを出力してもよく、また固定値をレジスタ74aに格納しておいてもよい。
【0099】
また、図1に示す装置において、比較器74bは、補助表示RGB信号と色コード比較データそれぞれの色コードを比較する構成を示したが、補助表示RGB信号の代わりに波形表示RGB信号を用いてもよい。すなわち、RGB変換手段73からの波形表示RGB信号が、比較器74bとマルチプレクサ74dに入力され、汎用グラフィックコントローラ60からの補助表示RGB信号がマルチプレクサ74dに入力される。
【0100】
そして、図6に示す装置において、比較器75bが、R信号の下位2ビットの値で比較する構成を示したが、R信号でなく、G信号、B信号でもよく、また下位2ビットでなく、所望ビットの値を用いてもよい。もちろん、RGB変換手段73、汎用グラフィックコントローラ60は、所望のビットに値を設定し、比較器75bに出力する。
【0101】
【発明の効果】
本発明によれば、以下のような効果がある。
請求項1〜11によれば、第2の表示処理部が波形表示データを作成し、第1の表示処理部が補助表示データを作成する。そして、第1の表示処理部が補助表示データを映像信号に変換してから第2の表示処理部に出力し、第2の表示処理部が補助表示データの映像信号と波形表示データの映像信号を合成する。つまり、補助表示データは、汎用性のある映像信号に変換されてから第2の表示処理部に入力され、さらに第2の表示処理部は波形表示データのみを作成すればよい。これにより、表示処理部のデータの授受に汎用性を持たせても、高速に波形表示を行うことができる。従って、表示画面の更新速度も速くなり、ユーザは、測定中の被測定波形の一瞬の変化を見落とさずに観測することができる。
【0102】
また、請求項5によれば、色コード比較手段が、補助表示データの映像信号の色コードと色コード比較データの色コードとを比較して、この比較結果に基づいて補助表示データの映像信号と波形表示データの映像信号を合成するので、所望の順番でそれぞれの映像信号を合成することができる。
【0103】
また、請求項7によれば、色コード比較手段が、波形表示データの映像信号と補助表示データの映像信号それぞれの所望ビットの値を比較して、この比較結果に基づいてそれぞれの映像信号を合成するので、映像信号の全ビットを比較する必要が無い。これにより、色コードを記憶させる記憶部を設ける必要なく小型化でき、さらに映像信号が同色の色コードであっても、色コードに関係なく所望の順番でそれぞれの映像信号を合成することができる。
【0104】
そして、請求項9によれば第2の表示処理部が、第1の表示処理部からの同期信号に基づいて、映像信号を合成し、表示部40に同期信号と合成した映像信号をを出力する。これにより、表示部40の表示画面の正しいドットに同期の取れた映像信号を表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示した構成図である。
【図2】図1に示す装置の要部を詳細に示した構成図である。
【図3】色コード比較手段75を詳細に示した構成図である。
【図4】表示データ例を示した図である。
【図5】色コード比較手段74で合成されたRGB信号例を示した図である。
【図6】本発明の第1の実施例を示した構成図である。
【図7】R信号の下位2ビットへの値の割り当て例を示した図である。
【図8】色コード比較手段75で合成されたRGB信号例を示した図である。
【図9】従来の波形表示装置の第1の構成例を示した図である。
【図10】従来の波形表示装置の第2の構成例を示した図である。
【図11】表示データ例を示した図である。
【符号の説明】
10 測定部
21 補助表示メモリ
22 波形表示メモリ
60 汎用グラフィックコントローラ
70 専用グラフィックコントローラ
71 波形表示データ生成手段
72 表示タイミング生成手段
73 RGB変換手段
74、75 色コード比較手段
74a レジスタ
74b、75b 比較器
74c ORゲート
74d、75d マルチプレクサ
CPU3 制御部

Claims (11)

  1. 測定部によって測定された被測定波形の波形とこの波形以外の背景とを、映像信号として表示部に表示する波形表示装置において、
    前記背景を表示する補助表示データを作成し、この補助表示データを映像信号に変換して出力する第1の表示処理部と、
    前記被測定波形の波形を表示する波形表示データを作成し、この波形表示データを映像信号に変換すると共に、前記第1の表示処理部からの補助表示データの映像信号と前記波形表示データの映像信号とを合成して前記表示部に出力する第2の表示処理部と
    備え、
    第1の表示処理部は、
    前記補助表示データの作成を指示する描画コマンドを出力する描画コマンド出力部と、
    前記補助表示データを格納する補助表示データ記憶部と、
    前記描画コマンド出力部からの描画コマンドによって補助表示データを作成し、前記補助表示データ記憶部に前記補助表示データの格納、読み出しを行うと共に、前記補助表示データを映像信号に変換する汎用グラフィックコントローラと
    を有することを特徴とする波形表示装置。
  2. 第2の表示処理部は、
    前記波形表示データを格納する波形表示データ記憶部と、
    前記測定部によって測定されたデータから波形表示データを作成し、前記波形表示データ記憶部に前記波形表示データの格納、読み出しを行うと共に、前記波形表示データを映像信号に変換し、前記補助表示データの映像信号と前記波形表示データの映像信号とを合成する専用グラフィックコントローラと
    を有することを特徴とする請求項1記載の波形表示装置。
  3. 測定部によって測定された被測定波形の波形とこの波形以外の背景とを、映像信号として表示部に表示する波形表示装置において、
    前記背景を表示する補助表示データを作成し、この補助表示データを映像信号に変換して出力する第1の表示処理部と、
    前記被測定波形の波形を表示する波形表示データを作成し、この波形表示データを映像信号に変換すると共に、前記第1の表示処理部からの補助表示データの映像信号と前記波形表示データの映像信号とを合成して前記表示部に出力する第2の表示処理部と
    を備え、
    第2の表示処理部は、
    前記波形表示データを格納する波形表示データ記憶部と、
    前記測定部によって測定されたデータから波形表示データを作成し、前記波形表示データ記憶部に前記波形表示データの格納、読み出しを行うと共に、前記波形表示データを映像信号に変換し、前記補助表示データの映像信号と前記波形表示データの映像信号とを合成する専用グラフィックコントローラと
    を有することを特徴とする波形表示装置。
  4. 専用グラフィックコントローラは、
    前記補助表示データまたは前記波形表示データの少なくとも一方の映像信号の色コードを比較して、この比較結果によって、前記補助表示データの映像信号と前記波形表示データの映像信号とを選択して合成する色コード比較手段を有することを特徴とする請求項2または3記載の波形表示装置。
  5. 色コード比較手段は、
    色コードを記憶する色コード記憶手段と、
    この色コード記憶手段の色コードと前記補助表示データの映像信号の色コードとを比較し、比較結果を出力する比較器と、
    この比較器の比較結果に基づいて、前記波形表示データの映像信号と前記補助表示データの映像信号とを選択して合成する映像信号合成回路と
    を有することを特徴とする請求項4記載の波形表示装置。
  6. 色コード比較手段は、
    色コードを記憶する色コード記憶手段と、
    この色コード記憶手段の色コードと前記波形表示データの映像信号の色コードとを比較し、比較結果を出力する比較器と、
    この比較器の比較結果に基づいて、前記波形表示データの映像信号と前記補助表示データの映像信号とを選択して合成する映像信号合成回路と
    を有することを特徴とする請求項4記載の波形表示装置。
  7. 色コード比較手段は、
    前記波形表示データの映像信号の所望ビットの値と前記補助表示データの映像信号の所望ビットの値とを比較し、比較結果を出力する比較器と、
    この比較器の比較結果に基づいて、前記波形表示データの映像信号と前記補助表示データの映像信号とを選択して合成する映像信号合成回路と
    を有することを特徴とする請求項4記載の波形表示装置。
  8. 補助表示データは、カーソル、テキスト、グリッドのうち少なくとも1個を表示するデータであることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の波形表示装置。
  9. 第1の表示処理部は同期信号を出力し、
    第2の表示処理部は、第1の表示処理部からの同期信号に基づいて、前記補助表示データの映像信号と前記波形表示データの映像信号とを合成し、この合成した映像信号と前記同期信号とを前記表示部に出力することを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の波形表示装置。
  10. 映像信号は、RGB信号であることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の波形表示装置。
  11. 第2の表示処理部は、前記補助表示データの映像信号と前記波形表示データの映像信号とを選択して合成することを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の波形表示装置。
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