JP4068396B2 - 二重床における隙間確保方法と二重床用スペーサ部材 - Google Patents
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【発明の属する技術分野】
本発明は、基礎床上に複数の床支持具を介して床材を配置して成る二重床を施工する際に、床材と壁面との間、及び、床材幅木との間に所定の大きさの隙間を確保する方法と、これらの隙間を確保するために用いられるスペーサ部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、集合住宅等の各種建造物においては、スラブ上に複数の床支持具を介して床材を配置して成る二重床を施工する際に、床衝撃音を低減するため、例えば、図9に示すように、スラブ10上にクッション性を有する防振材を備えた複数の床支持具11を配置し、その上に複数の床部材12A,12B,12Cを積層した床材12を配置するようにしている。このとき、壁13側に位置する床材の端部12eは、壁13表面から2mm以上離した位置に設置された際根太14といわれる支持部材により支持される。これにより、壁際に家具等の重量物が設置された場合でも、床材の端部12eが沈み込まないようにしている。なお、上記際根太14は、支柱14aと台座14bとを介してスラブ10に接地される。
上記床支持具11は、上部に床材12を取付けるための矩形状の台座11aを有する支柱11bと、この支柱11bの下部を支持し、上記スラブ10面に接地する、ゴム等より成る防振材11cとから成り、床衝撃音等の上記床材12からの振動が、スラブ10を介して階下に伝達されるのを防止する。
一方、際根太14は、通常、木材から成り、クッション性を有しないので、上記床材12からの振動(固定伝播音)が壁13を介して階下に伝達されるのを防止するためと、上記床材12の振動に起因する二重床下の空気共振音の発生を防止するために、床材12と壁13との間に2mm程度の空気連通路(隙間)13sが設けられている。また、部屋の隅に当たる壁13の表面の上記床材12の直上には、壁13の表面に沿って幅木15が取付けられるが、この幅木15を取付ける際にも、床材12と幅木15との間に、上記空気連通路13sに連通する2mm程度の空気連通路(隙間)15sを設けるようにしている。
この隙間13s,15sは、大きければそれだけ床振動の伝播や空気共振音の発生を防止することができ、遮音性能は向上するが、部屋の構成上、床材12と壁13との間、及び、床材12と幅木15との間の隙間の大きさはできるだけ小さい方がよいので、現状では、上記のように、上記隙間の大きさを2mm程度としている。
また、間仕切壁16が設けられている場合には、最表面の床部材12Aと間仕切壁16との間、及び、上記間仕切壁16面の上記床部材12Aの直上に取付けられた幅木17と上記床部材12Aとの間に、2mm程度の隙間16s及び隙間17sをそれぞれ設ける。
上記間仕切壁16は、上階のスラブである天井18側に断面がコの字状に形成された天井側ランナー16aを取付け、床材12側にも断面がコの字状の床側ランナー16bを取付け、上記ランナー16a,16bの凹部間に下地柱としての間柱16cを固定するとともに、上記間柱16cの表面に石膏ボード等の壁材16dを貼り付けることにより構築される。このとき、遮音性能を向上させるため、上記床側ランナー16bの凹部内底部にゴム等のクッション材16kを敷き詰めるとともに、上記間柱16c及び壁材16dの下端側は上記床側ランナー16bに固定しないようにする。これにより、上記間仕切壁16は、天井側ランナー16aを介して、天井18に吊られている状態となるので、上階からの振動の伝播を低減することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、床材12と壁13との間や床材12と間仕切壁16との間の隙間を確実に所定の寸法に保ちつつ床材12を配置したり、床材12と所定の隙間を確保しながら幅木15,17を取付ける作業は非常に注意を要するため、作業性が悪いだけでなく、熟練を要するため、作業員により隙間の大きさに差がでてしまい、そのため、遮音性能が低下したり、床材12と壁13,間仕切壁16との間や床材12と幅木15,17との間に不用な隙間ができてしまうといった問題点があった。
更には、上記隙間が十分確保できない場合には、床材12と壁13,間仕切壁16、もしくは、幅木15,17とが擦れることによって摩擦音が発生するなどの問題点があった。
【0004】
本発明は、従来の問題点に鑑みてなされたもので、二重床を施工する際に、床材と壁面との間、及び、床材と幅木との間の隙間を確実に確保する方法と、これに用いる二重床用スペーサ部材を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本願の請求項1に記載の発明は、基礎床上に床支持具を複数個配置し、これらの床支持具上に、床材を、壁面との間、及び、幅木との間にそれぞれ所定の隙間を設けて配置して成る二重床を施工する際に、上記2つの隙間に挿入されるスペーサ部材であって、床材と壁面との隙間に挿入される垂直片と、上記垂直片と連結され、床材と幅木との隙間に挿入される水平片とを有するとともに、当該スペーサ部材の表面の一部あるいは全面には、複数の突起が設けられていることを特徴とするものである。スペーサ部材の、上記垂直片と水平片から成る略L字型の挿入部を上記2つの隙間にそれぞれ挿入することにより、上記2つの隙間を同時にかつ確実に確保することが可能となるとともに、上記突起によりスペーサ部材と床材や壁などとの接触面積を少なくできるので、遮音性能を向上させることができる。
また、請求項2に記載の発明は、基礎床上に床支持具を複数個配置し、これらの床支持具上に、床材を、壁面との間、及び、幅木との間にそれぞれ所定の隙間を設けて配置して成る二重床を施工する際に、上記各隙間に挿入されるスペーサ部材であって、床材と壁面との隙間に挿入される垂直片と、上記垂直片と連結され、床材と幅木との隙間に挿入される水平片とを有するとともに、当該スペーサ部材の表面の一部あるいは全面には、複数の凹部あるいは貫通孔が設けられていることを特徴とするものである。これにより、上記2つの隙間を同時にかつ確実に確保することが可能となるとともに、上記凹部あるいは貫通孔によりスペーサ部材と床材や壁などとの接触面積を少なくできるので、遮音性能を向上させることができる。
請求項3に記載の発明は、上記請求項1に記載の突起、あるいは、上記請求項2に記載の凹部または貫通孔を、上記スペーサ部材の床材と接触する面に設けたものである。
【0009】
また、請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の二重床用スペーサ部材において、上記スペーサ部材の少なくとも床材と接触する部位を弾性部材で構成したものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づき説明する。
図1は、本発明の一実施の形態を示す図で、同図において、10は基礎床であるスラブ、11は上部に床材12を取付けるための矩形状の台座11aを有する支柱11bと、この支柱11bをスラブ10上に保持するクッション性を有する防振材11cとを備え、スラブ10に接地される床支持具、12は床表面から順に床部材であるフローリング12A,捨張合板12B,パーティクルボード12Cを積層して成る床材、13は壁、14は支柱14aと台座14bとを介してスラブ10に接地され、かつ、壁13表面から2mm以上離した位置に設置された、上記床材の端部(床材12の最表面に位置するフローリング12Aの端部)12e,12fを支持する際根太、15は上記壁13の表面の上記床材12の直上に上記壁13に沿って取付けられる幅木、16は間仕切壁、17はこの間仕切壁16に取付けられる幅木である。
上記二重床を施工する際には、上記フローリング12Aの壁13側の端部12eと壁13との間、及び、上記フローリング12Aと幅木15との間に、2mm前後の隙間(空気連通路)13s,15sを設けるとともに、間仕切壁16と上記フローリング12Aとの間、及び、上記フローリング12Aと幅木17との間にも2mm前後の隙間16s,17sを設ける。
本例では、上記空気連通路13s,15sに相当する部分に断面形状がコの字型の第1のスペーサ部材20を挿入するとともに、上記隙間16s,17sに相当する部分に断面形状が逆L字型の第2のスペーサ部材30を挿入し、上記空気連通路13s,15s、及び、隙間16s,17sの大きさを、いずれも、2mm前後の大きさになるようにしている。なお、他の従来と同一構成部分については同一符号を付し、その説明を省略する。
【0011】
第1のスペーサ部材20は、図2及び図3にも示すように、ゴム等の弾性部材から成る垂直片20aと、この垂直片20aの両端から水平方向に突出する2個のゴム等の弾性部材から成る水平片20b,20cとから成る断面形状がコの字型の部材で、上記第1のスペーサ部材20の凹部の垂直片20a上、すなわち、第1のスペーサ部材20のフローリング12Aの壁13側の端部12eの側面と接触する面には、上記フローリング12A側に突出する、ゴム等の弾性部材から成る複数の半球状の突起20kが設けられている。これにより、上記第1のスペーサ部材20の凹部にフローリングの端部12eを差し込むことにより、第1のスペーサ部材20をフローリングの端部12eに装着することができる。なお、本例では、上記第1のスペーサ部材20をフローリングの端部12eに、容易にかつ確実に装着するため、上記水平片20b,20cの突出方向を、フローリング12A側に対して互いに接近するように垂直片20aに取付けて、上記第1のスペーサ部材20の凹部の形状を、開口側の幅が狭いテーパ状になるようにしている。
【0012】
また、第2のスペーサ部材30は、図4及び図5にも示すように、ゴム等の弾性部材から成る垂直片30aと、この垂直片30aの上端(幅木17が取付けられる側の端部)から壁13とは反対方向に水平に突出するゴム等の弾性部材から成る水平片30bとから成る断面形状が逆L字型の部材で、上記垂直片30aのフローリング12Aの間仕切壁16側の端部12fの側面と接触する面には、上記フローリング12A側に突出する、ゴム等の弾性部材から成る複数の半球状の突起30kが設けられている。
なお、上記第2のスペーサ部材30をフローリングの端部12fに装着する場合には、上記端部12fの側面が上記垂直片30aに、端部12f上面が水平片30bにそれぞれ接するように、上記第2のスペーサ部材30をフローリングの端部12fに固定または仮止めする。
【0013】
次に、二重床の施工方法について説明する。
まず、スラブ10上に、複数の床支持具11と、支柱14a及び台座14bを備えた際根太14とを配置し、その上にパーティクルボード12C,捨張合板12Bを配置した後、間仕切壁16を立設する。次に、上記捨張合板12B上に最表層の床部材であるフローリング12Aを配置する。このとき、フローリング12Aの壁13側の端部12eに第1のスペーサ部材20を取付けた状態で、フローリング12Aを捨張合板12B上に配置することにより、床材12と壁13との間の空気連通路13sと、床材12と間仕切壁16との間の隙間16sを確保するようにしている。
ここで、上記第1のスペーサ部材20において、幅木15が取付けられる側の水平片20bの厚さを所定の厚さである2mmにするとともに、上記垂直片20aの厚さと上記突起20kの厚さである頂部までの距離との和を、所定の距離である2mmとすることにより、上記第1のスペーサ部材20を装着したフローリングの端部12eを壁13に押し付けたとき、フローリングの端部12eと壁13との隙間13sの大きさをほぼ2mmに規制することができる。
また、上記第2のスペーサ部材30において、幅木17が取付けられる側の水平片30bの厚さを2mmにするとともに、上記垂直片30aの厚さと上記突起30kの厚さの和を、所定の距離である2mmとし、第1のスペーサ部材20を装着したフローリング12Aを配置した後、フローリング12Aの間仕切壁16側の端部12fと間仕切壁16との間にできた隙間16sに上記第2のスペーサ部材30を挿入することにより、フローリングの端部12fと間仕切壁16との隙間16sの大きさをほぼ2mmに規制することができる。
なお、上記第2のスペーサ部材30を、予めフローリングの端部12fに固定または仮止めしておき、両端部スペーサ部材20,30が装着されたフローリング12Aを捨張合板12B上に配置するようにしてもよい。
【0014】
次に、壁13及び間仕切壁16の上記フローリング12Aの直上に、それぞれ、幅木15,17を取付ける。
具体的には、幅木15を取付けるときには、上記第1のスペーサ部材20の水平片20bに幅木15の下端部が接するように取付け、幅木17を取付けるときには、上記第2のスペーサ部材30の水平片30bに幅木17の下端部が接するように取付けるようにすれば、上記幅木15及び幅木17とフローリング12Aとの隙間15s,17sの大きさをほぼ2mmに規制することができる。
【0015】
また、上記第1及び第2のスペーサ部材20,30は、弾性体で構成されており、かつ、フローリングの端部12e,12fの側面とは、複数の半球状の突起20k,30kの各頂点で接しているため、フローリング12Aと第1及び第2のスペーサ部材20,30との接触面積が小さい。したがって、床材12からの床衝撃音が壁13及び間仕切壁16にはほとんど伝達されないので、遮音性能を高めることが可能となるだけでなく、温度や湿度等の変化に伴うフローリング12Aの伸縮に対応することができるという利点を有する。
なお、上記第1のスペーサ部材20は、上,下が同じ形状になっているため、上,下を逆にしてもフローリングの端部12eに装着可能である。したがって、取り扱いが容易であり、作業性も向上する。
【0016】
このように本実施の形態では、二重床を施工する際に、フローリング12Aの壁13側の端部12eに、断面形状が略コの字型の第1のスペーサ部材20を装着して、フローリング12Aと壁13との間の隙間13sを確保し、フローリング12Aの間仕切壁16側の端部12fと間仕切壁16との隙間に、断面形状が略L字型の第2のスペーサ部材30を挿入して、フローリング12Aと間仕切壁16との隙間16sを確保するとともに、幅木15,17を取付ける際には、上記第1及び第2のスペーサ部材20,30の水平片20b,30bの厚さにより、フローリング12Aと幅木15,17との間の隙間15s,17sの大ききさを規制するようにしているので、二重床の遮音に必要な上記隙間13s,15s,16s,17sの大きさを確実に確保することができるだけでなく、床材12の配置と幅木15,17の取付けを容易に行うことができるので、作業性を著しく向上させることができる。
また、上記隙間13s,15s,16s,17sの大きさが確実に確保されるので、床材12と壁13,間仕切壁16、あるいは、床材12と幅木15,17とが擦れることによって生じる摩擦音の発生を防止することができる。
【0017】
なお、上記実施の形態では、フローリング12Aの壁13側の端部12eに、断面形状が略コの字型の第1のスペーサ部材20を装着したが、フローリング12Aと壁13との間に上記断面形状が略L字型の第2のスペーサ部材30を挿入するようにしても、床材12と壁13との間の空気連通路13sと、床材12と幅木15との間の隙間15sを確保することができる。
また、上記例では、第1及び第2のスペーサ部材20,30のフローリングの端部12e,12fの側面と接触する面に複数の半球状の突起20kを設けたが、上記突起20kを上記端部12e,12fの上面(幅木15,17側の面)と接触する面にも設けてもよい。
また、図6,図7に示すように、上記突起30kに代えて、フローリングの端部12e,12fと接触する面(例えば、垂直片30aのフローリング12A側の面)に、複数の貫通孔30pを設けたスペーサ部材30Pや、複数の不連続な穴部30qを設けたスペーサ部材30Qを使用してもよい。あるいは、図8に示すように、複数の溝部30rを形成したスペーサ部材30Rを使用しても、同様の効果を得ることができる。なお、上記スペーサ部材30P,30Q,30Rにおいては、垂直片30aの厚さを2mmに設定する。
また、上記図6〜図8では、断面形状が略L字型の第2のスペーサ部材30と同形状のスペーサ部材30P,30Q,30Rを示したが、上記同様の複数の貫通孔、穴部、あるいは、溝部を有する、断面形状が略コの字型の第1のスペーサ部材20と同形状のスペーサ部材を用いてもよい。
なお、上述の各スペーサ部材の突起、貫通孔、穴部、あるいは、溝部を設ける部分は、特に限定されるものではなく、スペーサ部材の、フローリングの端部12e,12f側、または、壁13もしくは間仕切壁16側、あるいは、幅木15,17側の表面の一部あるいは全面に設けるようにしてもよい。すなわち、上記スペーサ部材と床材12や壁13などとの接触面積を小さくして、床材12からの振動が伝わりにくくなるようにすればよい。
【0018】
【発明の効果】
以上説明したように、二重床を施工する際に、床材と壁面との間、及び、床材と幅木との間の隙間に、その表面の一部あるいは全面に、複数の突起、もしくは、凹部、もしくは、貫通孔が設けられている、少なくとも2つの挿入片を有するスペーサ部材を準備し、このスペーサ部材の上記各挿入片を上記隙間に挿入して上記2つの隙間を同時に確保するようにしたので、床材と壁面との間、及び、床材と幅木との間の隙間を確実に確保することができるとともに、床材と壁や間仕切壁、もしくは幅木とが擦れることによって生じる摩擦音の発生を確実に防止することができる。
更に、床材の配置と幅木の取付けを容易に行うことができるので、作業性を著しく向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態を示す模式図である。
【図2】 本実施の形態に係る第1のスペーサ部材を示す図である。
【図3】 第1のスペーサ部材の取付け状態を示す図である。
【図4】 本実施の形態に係る第2のスペーサ部材を示す図である。
【図5】 第2のスペーサ部材の取付け状態を示す図である。
【図6】 本発明によるスペーサ部材の他の構成を示す図である。
【図7】 本発明によるスペーサ部材の他の構成を示す図である。
【図8】 本発明によるスペーサ部材の他の構成を示す図である。
【図9】 従来の二重床構造を示す断面図である。
【符号の説明】
10 スラブ、11 床支持具、11a 台座、11b 支柱、11c 防振材、12 床材、12A フローリング、12B 捨張合板、12C パーティクルボード、12e,12f 床材の端部(フローリングの端部)、13 壁、13s,15s 空気連通路(隙間)、14 際根太、14a 際根太の支柱、14b 際根太の台座、15,17 幅木、16 間仕切壁、16s,17s 隙間、16k クッション材、18 天井、20 第1のスペーサ部材、20a 垂直片、20b,20c 水平片、20k 半球状の突起、30 第2のスペーサ部材、30a 垂直片、30b 水平片、30k 半球状の突起。
Claims (4)
- 基礎床上に床支持具を複数個配置し、これらの床支持具上に、床材を、壁面との間、及び、幅木との間にそれぞれ所定の隙間を設けて配置して成る二重床を施工する際に、上記各隙間に挿入されるスペーサ部材であって、床材と壁面との隙間に挿入される垂直片と、上記垂直片と連結され、床材と幅木との隙間に挿入される水平片とを有するとともに、当該スペーサ部材の表面の一部あるいは全面には、複数の突起が設けられていることを特徴とする二重床用スペーサ部材。
- 基礎床上に床支持具を複数個配置し、これらの床支持具上に、床材を、壁面との間、及び、幅木との間にそれぞれ所定の隙間を設けて配置して成る二重床を施工する際に、上記各隙間に挿入されるスペーサ部材であって、床材と壁面との隙間に挿入される垂直片と、上記垂直片と連結され、床材と幅木との隙間に挿入される水平片とを有するとともに、当該スペーサ部材の表面の一部あるいは全面には、複数の凹部あるいは貫通孔が設けられていることを特徴とする二重床用スペーサ部材。
- 上記突起、凹部、または貫通孔を、上記スペーサ部材の床材と接触する面に設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の二重床用スペーサ部材。
- 上記スペーサ部材の少なくとも床材と接触する部位を弾性部材で構成したことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の二重床用スペーサ部材。
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