JP2002167947A - 防振支持具および防振支持具を用いた仕上げ床の支持方法ならびに施工方法 - Google Patents

防振支持具および防振支持具を用いた仕上げ床の支持方法ならびに施工方法

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JP2002167947A
JP2002167947A JP2000369373A JP2000369373A JP2002167947A JP 2002167947 A JP2002167947 A JP 2002167947A JP 2000369373 A JP2000369373 A JP 2000369373A JP 2000369373 A JP2000369373 A JP 2000369373A JP 2002167947 A JP2002167947 A JP 2002167947A
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Yukio Urushido
幸雄 漆戸
Tomooki Kotani
朋央貴 小谷
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Fujita Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 際根太を省略でき、また、床下高さを必要最
小限の寸法に抑えることができ、さらには、防音型湿式
二重床においても床下スペースを確保でき、防音型乾式
二重床と防音型湿式二重床の双方に使用できる防振支持
具を提供する。 【解決手段】 防振支持具12は、脚部材14と、防振
材16と、受け金具により構成されている。脚部材14
は躯体床スラブ82上に固定される。防振材16は、防
振性能を有する部材、材料で形成され、例えば防振ゴム
により形成されている。受け金具は、凸部1802と、
凸部1802の下部に連結された受け板部1804とを
備え、凸部1802の内部には空間部1806が形成さ
れている。受け板部1804の上面は平坦面で形成さ
れ、この上面により仕上げ床の下面を支持するように構
成されている。防振材16は空間部1806に収容さ
れ、受け金具の上端面の裏面に接合されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、二重床を構成する
仕上げ床の防振支持具に関し、より詳細には、防音型乾
式二重床および防音型湿式二重床に用いられて好適な防
振支持具とこの防振支持具を用いた仕上げ床の支持方法
ならびに施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】防音型乾式二重床や防音型湿式二重床
は、躯体床スラブと、この躯体床スラブの上に設けらる
仕上げ床と、それらの間に配設される防振材から構成さ
れ、このような二重床により仕上げ床に加えられた振動
の建物躯体への伝達を低減し、下階における床衝撃音お
よび建物内での固体伝搬音の発生を低減するようにして
いる。防音型乾式二重床では、躯体床スラブ上において
複数の防振支持具より仕上げ床を支持しており、この種
の防振支持具70は、従来、図6に示すように、防振ゴ
ム製の円柱状の防振材72と、この防振材72に埋め込
み固定された脚部材74で構成されている。
【0003】そして、複数の防振支持具70の配設は、
防振材72を躯体床スラブ82上に載置し、脚部材74
の上部を、ボルト受け金具が嵌め込まれたパーティクル
ボードなどの下地ボード84に取り付け、さらに、この
ようにして敷き並べた下地ボード84を一体化するため
に捨て合板86を張り合わせ、この上に床仕上げ材88
を取着し、仕上げ床90を施工するようにしている。ま
た、防音型湿式二重床では、図7に示すように、躯体床
スラブ82上に、グラスウールやロックウールなどの緩
衝材92を敷き、その上にポリフィルムなどのフィルム
94を敷き、このフィルム94を型枠代わりとしてコン
クリートなどの湿式材料96を流し込み、湿式材料96
の上に床仕上げ材97を取着し、これにより仕上げ床9
0を施工するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
防音型乾式二重床では、防振支持具70の構成上、仕上
げ床90と躯体床スラブ82との間に、防振材72の高
さと脚部材74の長さを加えた寸法のスペースを確保し
なければならず、そのため、床下高さが不要に大きくな
らざるを得ない不具合があった。また、防振材72が躯
体床スラブ82側に位置する構成であるため、仕上げ床
90の動きを止め、また、仕上げ床90の端部の沈み込
みを阻止するために、際根太98を設置する必要が生
じ、際根太98により仕上げ床90と躯体床スラブ82
との間が振動連結される不具合があった。
【0005】また、従来の防音型湿式二重床では、緩衝
材92を躯体床スラブ82の全面に敷き詰めるため、仕
上げ床90と躯体床スラブ82との間の空間、すなわ
ち、床下スペースを配管配線スペースとして利用できな
い不具合があった。本発明は前記事情に鑑み案出された
ものであって、本発明の目的は、際根太を省略でき、ま
た、床下高さを必要最小限の寸法に抑えることができ、
さらには、防音型湿式二重床においても床下スペースを
確保でき、防音型乾式二重床と防音型湿式二重床の双方
に使用できる防振支持具およびこの防振支持具を用いた
仕上げ床の支持方法ならびに施工方法を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明の防振支持具は、躯体床スラブ上に立設される
脚部材と、前記脚部材の上部に取着される防振材と、前
記防振材に取着される受け金具とを備え、前記受け金具
は、上方に凸状の凸部と、前記凸部の下部に連結された
受け板部と、前記凸部の内部に形成された下方に開放状
の空間部を有し、前記防振材は前記空間部の内部に配設
され、前記受け板部は、前記凸部の外側で前記脚部材の
長手方向とほぼ直交する方向に延在し前記仕上げ床の下
面を支持するように形成されていることを特徴とする。
また、本発明の防振支持具により仕上げ床を防振支持す
る方法は、防振支持具を、躯体床スラブ上に立設される
脚部材と、前記脚部材の上部に取着される防振材と、前
記防振材に取着される受け金具とで構成し、前記受け金
具を、上方に凸状の凸部と、前記凸部の下端周囲から水
平面に沿って延在する受け板部とで構成し、前記凸部の
内部に下方に開放状の空間部を設け、前記防振材を前記
空間部に配設し、前記凸部および空間部を介して前記防
振材を前記仕上げ床の下面から仕上げ床の内部に配置さ
せ、前記受け板部により前記仕上げ床の下面を支持する
ようにしたことを特徴とする。また、本発明の防音型乾
式二重床の施工方法は、防振支持具を、躯体床スラブ上
に立設される脚部材と、前記脚部材の上部に取着される
防振材と、前記防振材に取着される受け金具とで構成
し、前記受け金具を、上方に凸状の凸部と、前記凸部の
下端周囲から水平面に沿って延在する受け板部とで構成
し、前記凸部の内部に下方に開放状の空間部を設けて前
記防振材を前記空間部に配設し、前記躯体床スラブ上に
脚部材を立設固定して複数の防振支持具を配設し、前記
複数の防振支持具の各受け板部の上に、前記仕上げ床の
下部を構成する下地ボードを載置するようにしたことを
特徴とする。また、本発明の防音型湿式二重床の施工方
法は、前記防振支持具を、躯体床スラブ上に立設される
脚部材と、前記脚部材の上部に取着される防振材と、前
記防振材に取着される受け金具とで構成し、前記受け金
具を、上方に凸状の凸部と、前記凸部の下端周囲から水
平面に沿って延在する受け板部とで構成し、前記凸部の
内部に下方に開放状の空間部を設けて前記防振材を前記
空間部に配設し、前記躯体床スラブ上に脚部材を立設固
定して複数の防振支持具を配設し、前記躯体床スラブの
上方で前記複数の防振支持具の各凸部の周囲を隙間なく
閉塞するように、前記防振支持具の受け板部上にコンク
リート型枠を載置するようにしたことを特徴とする。
【0007】本発明によれば、脚部材が躯体床スラブ側
に位置するので、防振支持具を種々の手段により躯体床
スラブ上に簡単に固定でき、際根太を省略できる。ま
た、受け板部により仕上げ床の下面を支持するようにし
たので、防振材が、防音型乾式二重床の場合には、下地
ボートの内部にあたかも収容される構造となり、防音型
湿式二重床の場合には、湿式材料の内部にあたかも収容
される構造となり、床下スペースを必要最小限の寸法に
抑えることができる。また、防音型湿式二重床を施工す
るに際して、受け板部の上にコンクリート型枠が載置さ
れ、このコンクリート型枠の上に湿式材料が打設される
ので、防音型湿式二重床の場合であっても床下スペース
を簡単に確保することが可能となる。また、防振支持具
は、防音型乾式二重床の場合には受け板部に下地ボード
を載置することで施工され、また、防音型湿式二重床の
場合には受け板部にコンクリート型枠を載置することで
施工され、防振支持具は防音型乾式二重床および防音型
湿式二重床の双方に使用でき、この種の二重床の施工を
低コストで行なう上で有利となる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。図1(A)は防振支持具の平面図、(B)は同
断面正面図を示す。実施の形態に係る防振支持具12
は、脚部材14と、防振材16と、受け金具18により
構成されている。前記脚部材14は、躯体床スラブ82
に立設されるもので、円柱状の軸部1402と、軸部1
402の下端に固定された円板状のベースプレート14
04で構成されている。前記軸部1402の外周面には
雄ねじが形成され、ベースプレート1404は、例え
ば、モルタルやコンクリート用ビスを介して躯体床スラ
ブ82上に固定される。
【0009】前記防振材16は、防振性能を有する部
材、材料で形成され、本実施の形態では防振ゴムにより
形成されている。前記防振材16は円柱状を呈し、防振
材16の端面から防振ゴム16の軸心に沿って金属製の
雌ねじ部材1602が埋め込み固定され、この雌ねじ部
材1602に前記軸部1402の雄ねじが螺合されてい
る。そして、雌ねじ部材1602に対する軸部1402
の雄ねじの螺合量を変えることで、ベースプレート14
04から受け金具18の上端までの高さが調節されるよ
うに構成されている。
【0010】前記受け金具18は、上方に凸状の凸部1
802と、凸部1802の下部に連結された受け板部1
804とを備え、凸部1802の内部には上下に延在し
下方に開放状の空間部1806が形成されている。前記
凸部1802は、断面が矩形で中空の角柱状に形成さ
れ、凸部1802は矩形で平坦面からなる上端面181
0と、上端面1810の各4辺からほぼ垂直に屈曲して
角柱状に延在する筒部1812とで構成されている。
【0011】前記受け板部1804は筒部1812の下
端に連結され、平面視した場合、上端面1810の周囲
で矩形枠状に延在している。前記受け板部1804の上
面は平坦面で形成され、この上面により仕上げ床を支持
するように構成されている。前記防振材16は前記空間
部1806に収容され、防振材16の先端端面は受け金
具18の上端面1810の裏面に接合され、防振材16
の外周面と筒部1812の内面との間には隙間が確保さ
れている。前記防振材16が空間部1806に収容され
ることで、防振材16の下端面と受け板部1804の下
面はほぼ同一の高さに位置している。
【0012】次に、防振支持具12を用いて防音型乾式
二重床および防音型湿式二重床を施工する場合について
説明する。防音型乾式二重床の場合から説明すると、図
2は防音型乾式二重床の要部断面正面図、図3は防振支
持具を介して下地ボードを配設した状態の平面図を示
す。まず、躯体床スラブ82上において複数の防振支持
具12を設置する。本実施の形態では、仮想の正方形の
頂点に位置するように複数防振支持具12を配置し、ベ
ースプレート1404を躯体床スラブ82上に固定す
る。ベースプレート1404の躯体床スラブ82への固
定は、モルタルMを用いて、あるいは、コンクリート用
ビスを用いて、あるいはアンカボルトなどにより行われ
る。そして、各防振支持具12の受け板部1804の上
面がほぼ同一の高さとなるように、雌ねじ部材1602
に対する軸部1402の雄ねじの螺合量を調節する。
【0013】次に、4つの防振支持具12で囲まれた仮
想の正方形の輪郭内に入る大きさのパーティクルボード
などの下地ボード84を、4つの防振支持具12の各受
け板部1804の上面に載置する。この場合、下地ボー
ド84の上面が、凸部1802の上端面1810とほぼ
同じ高さあるいは上端面1810よりも上方に位置する
ように、受け板部1804の上面から凸部1802の上
端面1810までの寸法は、用いる下地ボード84の厚
さとほぼ同じか、下地ボード84の厚さよりも僅かに小
さい寸法で予め形成されている。なお、本実施の形態で
は、各下地ボード84の間にクリアランスCを確保し、
下地ボード84の位置調整が簡単になされるようにして
おり、下地ボード84はその四隅が各受け板部1804
の角部に載置されることになる。また、本実施の形態で
は、下地ボード84を4つの防振支持具12の各受け板
部1804の上面に接着剤を用いて固定するようにして
いる。なお、接着剤を用いず下地ボード84を受け板部
1804の上面に単に載置するだけでも、下地ボード8
4の上に、捨て合板86や床仕上げ材88が順次固定さ
れていくので、床仕上げ材88は水平方向に移動不能に
なり、仕上げ床90は防振支持具12に対して実質的に
固定されることになる。
【0014】次に、ベニア板などからなる捨て合板86
を、防振支持具12の凸部1802の上端面1810を
覆うように下地ボード84の上面の上に敷き詰め、釘な
どを用いて下地ボード84の上に固定する。なお、捨て
合板86は床仕上げ材88が所要の曲げ剛性を持つ材料
の場合には省略可能である。さらに、カーペット、フロ
ーリング材、畳などの床仕上げ材(表面仕上げ材)88を
捨て合板86の上に敷き詰め、捨て合板86の上に固定
し、これにより防音型乾式二重床を構成する仕上げ床9
0が施工される。
【0015】次に、防振支持具12を用いて防音型湿式
二重床を施工する場合について説明する。図4は防音型
湿式二重床の要部断面正面図、図5は防振支持具を介し
てコンクリート型枠を配設した状態の平面図を示す。ま
ず、躯体床スラブ82上において複数の防振支持具12
を設置するまでは、前記防音型乾式二重床の場合と同様
であり、仮想の正方形の頂点に位置するように、複数の
防振支持具12を躯体床スラブ82上に固定し、各防振
支持具12の受け板部1804の上面の高さを調節した
ならば、コンクリート型枠99を、4つの防振支持具1
2の各受け板部1804の上面に載置する。
【0016】この場合、図5に示すように、コンクリー
ト型枠99の角部に、防振支持具12の筒部1802に
合致する形状の欠部9902を形成しておき、防振支持
具12の凸部1802において、凸部1802の2つの
側面にそれぞれ2枚のコンクリート型枠99の辺を合わ
せて受け板部1804に載置し、凸部1802の残りの
2つの側面に前記欠部9902を合わせてコンクリート
型枠99を受け板部1804に載置し、凸部1802の
周囲をコンクリート型枠99により閉塞し、凸部180
2とコンクリート型枠99により閉塞された面を作る。
あるいは、受け板部1804上において2枚のコンクリ
ート型枠99を重ね合わせることで凸部1802の周囲
をコンクリート型枠99により閉塞し、凸部1802と
コンクリート型枠99により閉塞された面を作る。次
に、必要に応じて鉄筋などを配筋したのち、コンクリー
ト型枠99上にコンクリートなどの湿式材料96を打設
し、湿式材料96の硬化後、湿式材料96の上に床仕上
げ材97を取着し、これにより防音型湿式二重床を構成
する仕上げ床90が施工される。
【0017】本実施の形態によれば、脚部材14が躯体
床スラブ82側に位置するので防振支持具12を種々の
手段により躯体床スラブ82上に簡単に固定でき、従来
のような際根太を省略することが可能となる。また、受
け板部1804により仕上げ床90の下面を支持するよ
うにしたので、防振材16が凸部1802および空間部
1806を介して、防音型乾式二重床の場合には、下地
ボート84の内部にあたかも収容される構造となり、防
音型湿式二重床の場合には、湿式材料96の内部にあた
かも収容される構造となり、床下スペースを必要最小限
の寸法に抑えることが可能となる。また、防音型湿式二
重床を施工するに際して、受け板部1804の上にコン
クリート型枠92が載置され、このコンクリート型枠9
2の上に湿式材料が打設されるので、防音型湿式二重床
の場合であっても床下スペースを簡単に確保することが
可能となる。また、防振支持具12は、上述のように防
音型乾式二重床および防音型湿式二重床の双方の場合に
使用でき、この種の二重床の施工を低コストで行なう上
で有利となる。
【0018】なお、実施の形態では、防振材16として
円柱状の防振ゴムを用いた場合について説明したが、防
振ゴムの形状は円柱状に限定されない。また、防振ゴム
として圧縮型防振ゴムやせん断型防振ゴムを使用でき、
さらに、防振材16は、防振性能を有していればよく、
防振ゴムの他にも、空気ばねや金属製のコイルスプリン
グ、金属製の板ばねなどを用いるようにしてもよい。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明の防振支持具
およびこの防振支持具を用いた仕上げ床の支持方法なら
びに施工方法によれば、際根太を省略でき、また、床下
高さを必要最小限の寸法に抑えることができ、さらに
は、防音型湿式二重床においても床下スペースを確保で
きる。さらに、本発明の防振支持具は、防音型乾式二重
床と防音型湿式二重床の双方に使用でき、この種の二重
床の施工を低コストで行なう上で有利となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A)は防振支持具の平面図、(B)は同断面
正面図である。
【図2】防音型乾式二重床の要部断面正面図である。
【図3】防振支持具を介して下地ボードを配設した状態
の平面図である。
【図4】防音型湿式二重床の要部断面正面図である。
【図5】防振支持具を介してコンクリート型枠を配設し
た状態の平面図である。
【図6】従来の防音型乾式二重床の断面正面図である。
【図7】従来の防音型湿式二重床の断面正面図である。
【符号の説明】
12 防振支持具 14 脚部材 16 防振材 18 受け金具 1802 凸部 1804 受け板部 1806 空間部 82 躯体床スラブ 84 下地ボード 88、97 床仕上げ材 90 仕上げ床 96 湿式材料 99 コンクリート型枠
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) E04F 15/18 601 E04F 15/18 601J

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 躯体床スラブ上において仕上げ床を支持
    する防振支持具であって、 躯体床スラブ上に立設される脚部材と、 前記脚部材の上部に取着される防振材と、 前記防振材に取着される受け金具とを備え、 前記受け金具は、上方に凸状の凸部と、前記凸部の下部
    に連結された受け板部と、前記凸部の内部に形成された
    下方に開放状の空間部を有し、 前記防振材は前記空間部の内部に配設され、 前記受け板部は、前記凸部の外側で前記脚部材の長手方
    向とほぼ直交する方向に延在し前記仕上げ床の下面を支
    持するように形成されている、 ことを特徴とする防振支持具。
  2. 【請求項2】 前記防振材は柱状に形成された防振ゴム
    からなり、前記空間部内において前記防振ゴムの上部と
    前記凸部の上部とが接合されていることを特徴とする請
    求項1記載の防振支持具。
  3. 【請求項3】 前記防振ゴムの下端面から防振ゴムの軸
    心に沿って金属製の雌ねじ部材が埋め込み固定され、前
    記脚部材の上部には前記雌ねじ部材の雌ねじに螺合可能
    な雄ねじが設けられていることを特徴とする請求項2記
    載の防振支持具。
  4. 【請求項4】 前記凸部は断面が矩形で中空の角柱状を
    呈し、前記凸部は矩形で平坦面からなる上端面と、前記
    上端面の各4辺から屈曲し前記防振ゴムの周囲を覆うよ
    うに延在する角柱状の筒部とで構成され、前記空間部
    は、前記上端面の下方で前記筒部の内部に形成され、前
    記受け板部は前記筒部の下端に連結されていることを特
    徴とする請求項1記載の防振支持具。
  5. 【請求項5】 躯体床スラブ上において仕上げ床を複数
    の防振支持具により防振支持する方法であって、 前記防振支持具を、躯体床スラブ上に立設される脚部材
    と、前記脚部材の上部に取着される防振材と、前記防振
    材に取着される受け金具とで構成し、 前記受け金具を、上方に凸状の凸部と、前記凸部の下端
    周囲から水平面に沿って延在する受け板部とで構成し、 前記凸部の内部に下方に開放状の空間部を設け、 前記防振材を前記空間部に配設し、 前記凸部および空間部を介して前記防振材を前記仕上げ
    床の下面から仕上げ床の内部に配置させ、 前記受け板部により前記仕上げ床の下面を支持するよう
    にした、 ことを特徴とする仕上げ床の防振支持方法。
  6. 【請求項6】 躯体床スラブ上で複数の防振支持具を介
    して仕上げ床を防振支持する防音型乾式二重床の施工方
    法であって、 前記防振支持具を、躯体床スラブ上に立設される脚部材
    と、前記脚部材の上部に取着される防振材と、前記防振
    材に取着される受け金具とで構成し、 前記受け金具を、上方に凸状の凸部と、前記凸部の下端
    周囲から水平面に沿って延在する受け板部とで構成し、 前記凸部の内部に下方に開放状の空間部を設けて前記防
    振材を前記空間部に配設し、 前記躯体床スラブ上に脚部材を立設固定して複数の防振
    支持具を配設し、 前記複数の防振支持具の各受け板部の上に、前記仕上げ
    床の下部を構成する下地ボードを載置するようにした、 ことを特徴とする防音型乾式二重床の施工方法。
  7. 【請求項7】 前記複数の防振支持具の各受け板部に下
    地ボードが載置された状態で、下地ボードの上面は、前
    記凸部とほぼ同じ高さあるいは凸部よりも上方に位置し
    ていることを特徴とする請求項6記載の防音型乾式二重
    床の施工方法。
  8. 【請求項8】 躯体床スラブ上で複数の防振支持具を介
    して仕上げ床を防振支持する防音型湿式二重床の施工方
    法であって、 前記防振支持具を、躯体床スラブ上に立設される脚部材
    と、前記脚部材の上部に取着される防振材と、前記防振
    材に取着される受け金具とで構成し、 前記受け金具を、上方に凸状の凸部と、前記凸部の下端
    周囲から水平面に沿って延在する受け板部とで構成し、 前記凸部の内部に下方に開放状の空間部を設けて前記防
    振材を前記空間部に配設し、 前記躯体床スラブ上に脚部材を立設固定して複数の防振
    支持具を配設し、 前記躯体床スラブの上方で前記複数の防振支持具の各凸
    部の周囲を隙間なく閉塞するように、前記防振支持具の
    受け板部上にコンクリート型枠を載置するようにした、 ことを特徴とする防音型湿式二重床の施工方法。
JP2000369373A 2000-12-05 2000-12-05 防振支持具および防振支持具を用いた仕上げ床の支持方法ならびに施工方法 Pending JP2002167947A (ja)

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