JP4061662B2 - 弾球式遊技機用案内レール - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ機に代表される弾球式遊技機に用いられる案内レールに関する。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ機等の弾球式遊技機では、遊技球(以下、単に玉とも言う)を所定の発射機構により斜め上方に打ち出し、これを案内レールと呼ばれる金属製のレール上を走行させることにより、遊技域に導いている。遊技域は遊技盤と呼ばれる板の前面に形成され、案内レールも通常、この遊技板に設けられている。玉は、遊技盤の下方に設置されるフレームボードから発射される。
【0003】
この様子を図5に示す。本図は、パチンコ機に内蔵されている遊技盤70、及びフレームボード72を示す説明図である。なお、実際には遊技盤70には、電飾用のコーナー飾りや銘板などが取り付けられているが、本図ではこれらを除去している。
【0004】
本図に示すように、遊技盤70には、液晶表示装置74、入賞口76、変動入賞装置78、風車80などが設けられた遊技域70aが略円形に形成されている。この遊技域70aの下方から、右回りに、遊技域70aの右上方の位置まで、帯状の案内レール84が立設されている。なお、変動入賞装置78の左端から案内レール84に略平行にその内周側に設けられているのは、遊技域70aに至った玉が再び案内レール84に戻るのを防止するガイドレール86である。
【0005】
フレームボード72には、案内レール84に対してパチンコ玉(以下、単に玉という)88を打ち出す発射レール90が設けられている。発射レール90は、本図に示すように左上がりに設置されており、玉88が図示しない発射機構にて叩かれると、案内レール84に玉88を打ち出す。
【0006】
打ち出された玉88は、案内レール84によって矢印のように運動されて、遊技域70aに至る。
なお発射力は、図示しない発射ハンドルのひねり量によって調整可能にされている。発射力が足らずに遊技域70aに到達できなかった玉88は、矢印の略逆方向に運動し、発射レール90と案内レール84との間に設けられた空隙92から下方に落下する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術によれば、発射レール90から打ち出された玉88は、空隙92を飛び越えて、案内レール84に至る。このときに案内レール84に衝突すると、玉88に余分なスピンが掛かったり、バウンドしたりすることがある。このような玉88は、軌道が一定せず、遊技者が、遊技域70a内の所望の位置を狙って玉88を発射することができない。
【0008】
本発明はかかる課題に鑑みなされたもので、請求項1に記載の弾球式遊技機用案内レール(以下、単に案内レールとも言う)は、案内レールにおける遊技球の衝突を防止することにより、安定した弾道にて打ち出せるようにすることを目的としている。
【0009】
また請求項2に記載の案内レールは、案内レールの幅方向の挙動も安定化させることにより、更に安定した弾道にて遊技球を打ち出せるようにすることを目的としている。
また更に、請求項3に記載の案内レールは、戻り玉を案内レール外に離脱させるための構成を簡素な構成にて実現することを目的としている。
【0010】
そして請求項4に記載の案内レールは、磁石を用いた不正行為の検知を妨げないようにすることを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するためになされた本発明の請求項1に記載の弾球式遊技機用案内レールは、弾球式遊技機に用いられ、略円形に形成された遊技域の下方に配置された発射レールから発射された玉を、前記遊技域の上部まで旋回させつつ案内する弾球式遊技機用案内レールにおいて、前記遊技域の、略下端位置から少なくとも側端位置に渡り、該遊技域の周囲に壁状に配置されたレール本体と、該レール本体を走行する玉を、該レール本体の幅方向に沿った一方向に付勢する付勢部と、該付勢部によって前記一方向に移動された玉を前記レール本体から離脱させるように、前記レール本体において玉が走行する部分よりも前記一方向側に設けられた、前記玉の直径より大きい穴である離脱口と、を備え、しかも前記レール本体は、前記発射レールと一体に形成されていることを特徴とする。
【0012】
また、請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の弾球式遊技機用案内レールにおいて、
前記レール本体が、玉の走行方向に垂直な断面が、略M字型にされて、該略M字の上部の窪みにて玉を走行させるものであり、
前記離脱口が、前記略M字型の斜線が為す面の内、前記一方向側の面に形成された穴であること、を特徴とする。
【0013】
請求項3に記載の本発明は、請求項1または請求項2に記載の弾球式遊技機用案内レールにおいて、
前記付勢部が、前記レール本体に関し、前記一方向の位置に配置された磁石であることを特徴とする。
【0014】
請求項4に記載の本発明は、請求項3に記載の弾球式遊技機用案内レールにおいて、
前記付勢部が、略コの字型の断面を有する強磁性材にて覆われ、しかも該略コの字の開口側が、前記一方向と略逆方向を向くようにされていること
を特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の弾球式遊技機用案内レール(以下、単に案内レールとも言う)は、従来の案内レールに相当するレール本体と、このレール本体上を走行する玉を、レール本体の幅方向に沿った一方向(以下、単に幅方向と言う)へ移動させる力を発揮する付勢部と、この付勢部により移動された玉をレール本体から離脱させる離脱口とを備えている。
【0016】
この案内レールを備えた弾球式遊技機において、発射レールに沿って打ち出された玉は、レール本体に至るが、このレール本体と発射レールとは一体に形成されているため、玉は弾道が乱れることなく、レール本体上を走行する。
そして玉は、遠心力によってレール本体に押し付けられる。この玉を、レール本体の幅方向に付勢するが、玉が十分な強度で打ち出されていれば、レール本体に沿って走行し、遊技域に至る。一方、発射強度が足りなかった玉は重力に負け、遊技域に至る以前に速度がゼロになる。こうしてゼロになる途中で、玉は付勢された方向に移動され、離脱口を介してレール本体から離脱する。
【0017】
従って、請求項1に記載の案内レールによれば、発射された玉は空隙のない案内レール上を走行されるので、弾道が乱れ難く、玉は、遊技者が狙った位置に安定して到達する。また、遊技域に到達できなかった玉は、付勢部による付勢を受けて、離脱口からレール外に離脱するので、発射された位置に戻ることがなく、安定した発射が可能となる。
【0018】
また請求項2に記載の案内レールでは、レール本体の断面(走行方向に垂直方向)が、略M字型にされている。このレール本体を走行すると、玉は遠心力により略M字型の上部にある窪みに当接される。従い、玉は付勢を受けても、略M字の窪みに沿って走行し、幅方向にバウンドすることがない。
【0019】
発射力が足りずに戻って来た玉は、付勢部による付勢を受けて、略M字型の斜面の片側へ移動する。ここには離脱口としての穴が形成されており、玉は重力に引かれ、ここから下方に落下する。
従い、請求項2に記載の案内レールによれば、レール本体の断面がM字型にされていることにより幅方向の挙動も安定したものになる。そして離脱口が、M字の斜面に形成された穴という極めて簡素な構成にて実現できる。
【0020】
なお付勢部は、例えば、遊技域が形成される盤面において、レール本体に沿って玉が走行する部分(以下、走行路と言う)に、穴を設け、ここから空気を吹き出して、玉を前面のガラス方向に付勢したり、或は、請求項3のようにすること等が考えられる。
【0021】
すなわち、請求項3に記載の案内レールでは、付勢部が、磁石にて構成されている。すなわち、この磁石による磁力にて玉を幅方向に付勢するのである。従って、この磁石は、レール本体に関して幅方向に配置される。
前記の、空気を吹き出すように付勢部を構成した場合には、ポンプや、このポンプに電力等を供給する構成が必要となるが、請求項3に記載の付勢部によれば、ポンプのような構成が要らず、また動力については全く不要であり、簡素な構成にて実現することができる。
【0022】
請求項4に記載の案内レールにおいては、磁石にて構成された付勢部を、略コの字型の強磁性材にて覆っている。そしてこのコの字の開口側が、レール本体の幅方向と逆方向を向くようにされている。つまり、この磁石から発せられる磁力線は、主にこの強磁性材内を流れ、レール本体の幅方向と逆方向にのみ漏れる。つまり、玉を幅方向に付勢する力は強いものの、他の方向へは殆ど磁力線を漏らさない。
【0023】
従って、請求項4に記載の案内レールによれば、遊技者が磁石を用いて不正を試みれば、その磁石による磁力線を、付勢部による磁力線と誤検知することがない。つまり、磁石による不正行為の摘発を妨げない。
【0024】
【実施例】
以下に本発明の実施例を図面と共に説明する。
まず、図1は本発明を適用したパチンコ機2の正面図である。本図に示すように、パチンコ機2は、前面枠4と呼ばれる枠状部材が前面に配置され、その下方には遊技者の操作を受ける発射ハンドル6と、発射ハンドル6を操作することによって発射される遊技玉(図示せず)が貯留される受け皿8とが設けられている。受け皿8の上方にはサッシ10が設けられており、このサッシ10に収納された2枚の透明のガラス板を通して、前面枠4の奥に配置された遊技盤14が臨めるようにされている。
【0025】
遊技盤14の前面には、天入賞口16、袖入賞口18a,18b,18c,18dといった入賞口や、液晶表示装置20、変動入賞装置22といった役物が設けられた略円形の遊技域14aが形成されている。遊技域14aにはこの他にもコーナー電飾24a,24b、液晶表示装置20の表示画像を変動させる処理を始動させるための始動入賞口26a,26b,26c、風車28a,28b、誘導レール30等が配設されている。
【0026】
この遊技域14aは、タンク窓、サイドカバー等と呼ばれる樹脂製の板状部材(以下、コーナー飾りという)32a,32b,32c,32d,32eによって取り囲まれており、それらの遊技域に向かう端面は遊技玉の障壁となり、遊技域14aの外へ遊技玉が転がり出るのを防止する。
【0027】
そして、発射ハンドル6を時計回りに回動させると、その回動角度に応じた強さにて遊技玉が発射される。遊技玉は、受け皿8の右手奥に配置されている発射レール(後述)にて、軌道が定められ、コーナー飾り32a,32bと誘導レール30との間の通路を矢印P,Qのように走行され、遊技域14aへと案内される。この通路の、本図において手前側にあるのは、マグネットレール34であり、通路を走行する玉を手前方向に移動させる力を発揮する。
【0028】
以上の各部が前面枠4の奥にてどのように構成されているかを図2に示す。
図2は、パチンコ機2を、前面枠4と遊技盤14とを離反させる方向に分解した斜視図である。本図にて判るように、前面枠4と遊技盤14との間には、ベース板36と呼ばれる板状部材が配置されており、その略中央には、抜き穴38が形成されている。この抜き穴38は、前面枠4の前面から遊技域14aを臨むためのものである。また、このベース板36には、コーナー飾り32a〜32e、発射レール40等が固定されており、マグネットレール34は、コーナー飾り32aの前方に固定されている。なお、遊技盤14の更に奥には、入賞した遊技玉や景品玉の通路となる部分や、景品玉を排出させる機構等を有する機構盤が配置されているが、本発明の主要目的である案内レールと発射レールとの相対位置を合せることには直接、関りがないため、説明を省略する。
【0029】
次に、ベース板36及びマグネットレール34について、図3を用いて説明する。図3は、ベース板36からコーナー飾り32a〜32eを取り除いた様子を示す斜視図である。ベース板36は略平板であり、既述した抜き穴38の他、機構盤から排出された景品玉を受け皿8へ流れ出させる窓42a、及び遊技盤14側に設けられたランプの光を前面枠4側に透過するための、略長方形をしたランプ穴42b,42cが設けられている。また、発射レール40の玉が滑走する部分44は、発射方向に向かってレール本体46が延設されており、これら両者40、46の間には継ぎ目がないようにされている(以下、特にことわらない限り、レール本体46といえば、部分44も含めるものとする)。そしてベース板36には更に、コーナー飾り32a〜32eを固定するためのタップ穴48が複数形成されている。
【0030】
なお、ベース板36にはタップ穴48の他にも、ベース板36を前面枠4に固定するための貫通穴が周囲に設けられているが、図が繁雑になるのを避けるために、本図では省略している。
コーナー飾り32aは略直角三角形をした板状部材であって、該直角三角形の斜辺に相当する部分が、抜き穴38の外周形状に対応して曲線的に形成されている。マグネットレール34は、コーナー飾り32aの前面枠4側に固定されている。また、ベース板36の窓42aに対応して略長方形の穴が形成されている。
【0031】
コーナー飾り32aをベース板36に取り付けると、丁度、レール本体46の縁が、マグネットレール34の外周に位置するようになる。この様子を図4に示す。
図4(a)は、コーナー飾り32aをベース板36に取り付けたときのレール本体46を、遊技域14aから外周に向かって見た様子である。点Rが発射される玉が位置される箇所であり、ここに置かれた玉は、図示しない発射装置により打ち出され、矢印方向に走行する。つまり本図は、実際には本図の奥手方向に湾曲しているレール本体46を、直線状にして示している。なお、マグネットレール34に関しては断面にして内部の様子を示している。また、図4(b)は、図4(a)を下方から見た図である。
【0032】
図4(a)に示すように、マグネットレール34は、レール本体46の脇に配置され、内部に配列された磁石50a、50b、……、50f(以下、磁石50と言う)にて、玉52を玉52’のように移動させる力を発揮している。つまり磁石50は、本発明の付勢部に相当する。なお、図4(a)は、途中を破断させて省略しているため、実際には磁石50は更に多数配置されている。そして各磁石50は、隣の磁石50との間にギャップ54が設けられ、且つレール本体46の幅方向の極性が互い違いに異なるように配置されている。
【0033】
そして磁石は図4(b)に示すような断面が略コの字型の強磁性体56にて覆われている。磁石50の右側にあるのは、コーナー飾り32aの、曲線状にされた端面から張り出している薄板58であり、マグネットレール34はここに接着されている。
【0034】
一方、レール本体46は、図4(b)に示すように断面が左右非対称の略M字型にされており、玉52を十分な速度にて走行させると、レール本体46が湾曲されている(図3参照)ことにより遠心力が玉52に掛かり、M字の上部を為す斜面60a、60bに接したまま走行する。これを遊技域14a内から見ると、図4(a)のように、谷線62の上を玉52が走行するかのように見える。
【0035】
幅が広い方の斜面60aには切欠64が形成されており、その幅は玉52の直径よりもやや大きくされている。なお、この切欠64の右側が、図3に示した発射レール40において玉が滑走する部分44である。またレール本体46の全幅は、玉52の直径の2倍よりもやや広くされており、谷線62上を走行する玉と、薄板58に接した玉とが触れることなく通過できるようにされている。
【0036】
このようなレール本体46の点Rから、十分な発射力にて発射された玉52は、磁石50によって本図の左方向への力を受けつつも、遠心力によって斜面60a、60bに密着したまま、走行する。そして遊技域14a内に安定した軌道にて発射される。
【0037】
一方、発射力が小さい場合には、玉52の速度が減少して、磁力が遠心力に打ち勝ち、玉52は薄板58に衝突する。玉52は、薄板58に接したまま、重力を受けて下方に移動し、切欠64から本図の奥手方向に脱落する。下方に移動する際に、玉52は増速されるが、一旦、接近した玉52に働く磁力は強力であるため、薄板58から離れることなく、切欠64に到達する。レール本体46の全幅は、谷線62上を走行する玉52と、薄板58に接した玉52’とが触れることなく通過できる広さにされているため、戻り玉52’は、次に発射される(或は既に発射された)玉52の走行を阻害することなく、切欠64から脱落する。つまり切欠64は本発明の離脱口に相当する。
【0038】
また、発射力が不足した玉52を、斜面60aの方向へ移動させる力として磁石50の磁力を用いているが、これによって不正行為の検知が妨げられることはない。すなわち、パチンコ機に対する伝統的な不正行為として、磁石を用いて玉を所望の入賞口に入賞させる、というものがあリ、これに対して磁界センサ等をパチンコ機に設け、異常な磁気を感知したら警報を鳴らす等の対策を取ることがある。磁石50は、コの字型の強磁性体56内に収められているため、磁力線は、薄板58から、わずかに漏れるのみであり、玉52を斜面60a方向に移動させる程度のことしかできない。従い、磁界センサに対する影響は極めて少なく、磁石を用いた不正行為を検知することができる。
【0039】
また磁石50を用いて玉52を付勢すると、玉52自体が磁化することが危惧される。しかし、磁石50の極性を互い違いにしているため、玉52の磁化を防止することができる。
そして、この磁石50は、マグネットレール34としてレール本体46の広い範囲にて付勢力を掛けられるようにされている。従って、遊技域14aに到達できなかった玉52を、漏れなく切欠64から下方へ離脱させることができる。
【0040】
また、レール本体がM字型にされていることにより、わずかな遠心力でも、磁石50の付勢力に逆らって、玉52を蛇行することなく走行させることが可能である。しかもこのM字型が左右非対称にされていることにより、戻り玉52’と発射玉52とがすれ違うことができるレール本体46を、最小限の幅にて実現できる。これはレール本体46の設置幅が限られているパチンコ機2等において、極めて有益である。
【0041】
以上、本発明を適用した実施例として、パチンコ機2について説明してきたが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく様々な態様で実施しうる。
例えば、パチンコ機以外にも、アレンジボール式パチンコ機、雀球遊技機等の弾球式遊技機に適用しても良い。何れの弾球式遊技機に応用しても、安定した弾道にて、遊技球を発射することが可能となる。
【0042】
またレール本体46の断面は、図4(b)に示したような非対称のM字型であったが、その他の形状でもよい。例えば、斜面60aをその幅方向の中程にて山折りにしてもよい。この場合、発射力が不足した玉52’は、この山折りしてなる尾根を越えて、磁石50に吸着される。こうすると、再び尾根を超えない限り、玉52’は谷線62に戻れないため、図4(a)に示したような広範囲に磁石50を設ける必要がなくなる。
【0043】
パチンコ機2ではマグネットレール34をレール本体46の縁に位置させるために、コーナー飾り32aの薄板58に設けたが、これ以外の方法にてマグネットレール34を設置してもよい。例えば、サッシ10に嵌められている2枚のガラスの間にマグネットレール34を設けることが考えられる。こうすると、ガラスとコーナー飾り32aとの間に、マグネットレール34を設けるスペースを確保する必要がなくなる
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用したパチンコ機2の前面を示す説明図である。
【図2】 パチンコ機2の分解斜視図である。
【図3】 ベース板36からコーナー飾り32aを取り外した様子を示す斜視図である。
【図4】 レール本体46及びマグネットレール34及びこれらによって走行される玉52を示す説明図である。
【図5】 従来の案内レール及び発射レールを示す説明図である。
【符号の説明】
2…パチンコ機 14…遊技盤 14a…遊技域
32a…コーナー飾り 34…マグネットレール 36…ベース板
46…レール本体 50、50a〜50f…磁石
52、52’…玉 56…強磁性体 60a、60b…斜面
62…谷線 64…切欠
Claims (4)
- 弾球式遊技機に用いられ、略円形に形成された遊技域の下方に配置された発射レールから発射された玉を、前記遊技域の上部まで旋回させつつ案内する弾球式遊技機用案内レールにおいて、
前記遊技域の、略下端位置から少なくとも側端位置に渡り、該遊技域の周囲に壁状に配置されたレール本体と、
該レール本体を走行する玉を、該レール本体の幅方向に沿った一方向に付勢する付勢部と、
該付勢部によって前記一方向に移動された玉を前記レール本体から離脱させるように、前記レール本体において玉が走行する部分よりも前記一方向側に設けられた、前記玉の直径より大きい穴である離脱口と、
を備え、しかも前記レール本体は、前記発射レールと一体に形成されていることを特徴とする弾球式遊技機用案内レール。 - 請求項1に記載の弾球式遊技機用案内レールにおいて、
前記レール本体が、
玉の走行方向に垂直な断面が、略M字型にされて、該略M字の上部の窪みにて玉を走行させるものであり、
前記離脱口が、前記略M字型の斜線が為す面の内、前記一方向側の面に形成された穴であることを特徴とする弾球式遊技機用案内レール。 - 請求項1または請求項2に記載の弾球式遊技機用案内レールにおいて、
前記付勢部が、前記レール本体に関し、前記一方向の位置に配置された磁石であることを特徴とする弾球式遊技機用案内レール。 - 請求項3に記載の弾球式遊技機用案内レールにおいて、
前記付勢部が、略コの字型の断面を有する強磁性材にて覆われ、しかも該略コの字の開口側が、前記一方向と略逆方向を向くようにされていることを特徴とする弾球式遊技機用案内レール。
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