JP3540950B2 - パチンコ機の入賞装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明はパチンコ機の大入賞口に対して蓋板を閉鎖状態と開放状態に変位される入賞装置を改良したもので、開閉蓋板を開放状態に変位時の入賞球の的確なVゾーンへの導入と、開閉蓋板の安定した受止めを図るパチンコ機の入賞装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のパチンコ機の遊技盤に備えた入賞装置で、横長の大入賞口に対して蓋板を閉鎖状態と開放状態に変位さる入賞装置、一般に「アタッカー形式」と呼ばれる入賞装置がある。従来のアタッカー形式の入賞装置は、遊技盤に取付ける板体の正面中央に横長の大入賞口を設け、該大入賞口に合致する長方形状の開閉蓋板の支軸部を大入賞口の内部において開閉自由に軸支し、本体の裏側に備えた開閉駆動手段により開閉自由に軸支した開閉蓋板を開閉保持しうる機構のものが使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の入賞装置では、開閉蓋板の開閉保持を開閉駆動手段により行うが、この開閉駆動手段で開放位置、閉鎖位置に変位させる構造であり、開閉蓋板を直接開放位置で受止める手段が前面に設けられていないために、入賞時に設定時間或いは設定回数だけ開閉される開閉蓋板が長期間繰り返し開閉されることによりがたを生じ易く、また、開閉蓋板に繰り返し球が当たるために長期の使用で開閉蓋板を正確な開放角度に止めることが難しくなるなどの問題がある。また、通常の開閉蓋板は単なる板体で入賞した球はその板体に入るとき入賞となるが、特定の権利が発生するVゾーンに入った時大当たりとするものは公知であり、この開閉蓋体の内面側に球をVゾーンへ誘導するために蓋板自体の裏面に極く浅い深さの凹部を設けたものがあるが、その凹部では開放時に流入した球が凹部に入っても跳ねて側方に流れVゾーンへ入賞しないことがあり、遊技者の興趣を削いでいた。
【0004】
この発明はこのような問題点を解消するもので、大入賞口の下部の球ガイド手段と、開閉蓋板の凹溝との作用で、開閉蓋板の開放時に球ガイド手段を凹溝に挿通突出し、突出した球ガイド手段に転入した球をVゾーンへ確実に誘導して、遊技者の興趣を増大しうるパチンコ機の入賞装置を提供することを目的とする。
【0005】
また、球ガイド手段に蓋受け部を一体形成して、開閉蓋板の開放時に球ガイド手段を凹溝に挿通突出し、突出した球ガイド手段に転入した球をVゾーンへ確実に誘導するとともに開閉蓋板を一定の開放角度で受止め、蓋板のがたつきを防止して遊技者の興趣を増大しうるパチンコ機の入賞装置を提供することを目的とする。かつまた、その球ガイド手段と開閉蓋板に凹溝を設けた入賞装置で、その球ガイド手段の下部に球検出スイッチを設け、開閉蓋板の閉鎖時に球ガイド手段を通過する球が球検出スイッチを通ったときには、この入賞器、或いは他の入賞器の始動口の役目をさせることができるパチンコ機の入賞装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決する手段】
この発明の請求項1のパチンコ機の入賞装置は、 本体の中央部に開設された大入賞口に対して開閉蓋板を開閉自在に支持し、該開閉蓋板を開閉駆動機構で開閉動作させる入賞装置において、本体の大入賞口の下部前面には、上部に球ガイド部を有する複数の板状球ガイド手段を球を通過させる間隔を存して設け、前記開閉蓋板には上部に球ガイド部を挿通突出可能で、球ガイド手段に対応する複数の凹溝を設け、開閉蓋板の開放時、複数の球ガイド手段の球ガイド部を開閉蓋板の対応する凹溝に挿通突出させて球導入路を構成しうるようにしたことを特徴とするものである。
この発明の請求項2のパチンコ機の入賞装置は、請求項1において、前記板状球ガイド手段を大入賞口の下部前面の中央に一対設け、かつ開閉蓋板には上部中央にそれに対応して一対の凹溝を設けたものである。
【0007】
この第1と第2の発明の構成によれば、大入賞口4の下部前面の球ガイド手段10と、開閉蓋板5の凹溝11との作用で、開閉蓋板5を開閉駆動機構により開放する時に球ガイド手段10の球ガイド部10aが開閉蓋板5の凹溝11に嵌合突出され、突出した球ガイド部で球をVゾーンに誘導する誘導路Aを構成できるので、転入した球をVゾーンへ確実に誘導することができる。
【0008】
この発明の請求項3のパチンコ機の入賞装置は、本体1の中央部に開設された大入賞口4に対して開閉蓋板5を開閉自在に支持し、該開閉蓋板5を開閉駆動機構で開閉動作させる入賞装置において、本体1の大入賞口4の下部前面には、上部に球ガイド部10aと、該球ガイド部に球誘導路を構成するように開閉蓋板を所定角度で受止める蓋受け部10bとを有する複数の板状球ガイド手段10を球を通過させる間隔を存して設け、前記開閉蓋板5には上部に球ガイド部10aを挿通突出可能で、球ガイド手段に対応する複数の凹溝11を設け、開閉蓋板の開放時、複数の球ガイド手段の球ガイド部を開閉蓋板の対応する凹溝に挿通突出させるとともに蓋受け部で開閉蓋板を受止めて球導入路を構成しうるようにしたことを特徴とするものである。
この発明の請求項4のパチンコ機の入賞装置は、請求項3において、前記板状球ガイド手段10を大入賞口4の下部前面の中央に一対設け、かつ開閉蓋板5には上部中央にそれに対応する一対の凹溝11を設け、かつ前記板状球ガイド手段には蓋受け部10bとして球ガイド部の外側に凸部を設けたものである。
【0009】
この第3と第4の発明の構成によれば、大入賞口4の下部前面の蓋受け部付き球ガイド手段10と、開閉蓋板5の凹溝11との作用で、開閉蓋板5を開閉駆動機構により開放する時に蓋受け部付き球ガイド手段10が開閉蓋板5の凹溝11に挿通突出されるとともに球ガイド手段の蓋受け部10bで蓋板5が受止められ、突出した球ガイド部で球をVゾーンに誘導する誘導路Aを構成できるので、転入した球をVゾーンへ確実に誘導することができるとともに開閉蓋板を一定の開放角度に受止め、蓋板のがたつきを防止することができる。
【0010】
請求項の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載のパチンコ機の入賞装置の本体の前記球ガイド手段の直下に任意の間隔をおいて球検出スイッチを備え、開閉蓋板の閉鎖時、遊技球が球ガイド手段を通じて球検出スイッチに入りうるようにしたものである。
【0011】
この第の発明の構成によれば、その球ガイド手段10の下部に検出スイッチ15を設けたので、開閉蓋板5の閉鎖時に球ガイド手段10を通過する球が検出スイッチ15を通って排出され、始動用球検出スイッチに球が入ると特定の利益状態が遊技者に付与される。例えば、この始動用球検出スイッチとこの入賞器と関連させて、開閉蓋板を開閉するか、或いは他の入賞器の始動口の役目をさせることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下に、この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1乃至図6はこの発明の一実施形態を示すもので、図1はこの発明のパチンコ機の入賞装置を示す正面図、図2は同背面図、図3は同、開閉蓋板の閉鎖時の斜視図、図4は同、開閉蓋板の開放時の斜視図、図5は同、開閉蓋板の閉鎖時の縦断面図、図6は同、開閉蓋板の開放時の縦断面図、図7乃至図12はこの発明の別の実施形態を示すもので、図7は検出スイッチ付き入賞装置を示す正面図、図8は同背面図、図9は同、開閉蓋板の閉鎖時の斜視図、図10は同、開閉蓋板の開放時の斜視図、図11は同、開閉蓋板の閉鎖時の縦断面図、図12は同、開閉蓋板の開放時の縦断面図、図13はこの発明の入賞装置を備えた遊技盤の正面図である。
【0013】
図1乃至図6において、この発明の入賞装置の一実施形態を示す。1は合成樹脂製等の入賞装置の本体で、前面の取付け板2と裏面の筺体3とから構成され、前面の取付け板2には正面中央に横長方形の大入賞口4が開設され、大入賞口4の背面に前面を開口した筺体3が一体形成されている。5は合成樹脂製等の開閉蓋板で、前記大入賞口4の開口サイズに合致する長方形で、開放時には球導入板となる。この開閉蓋板5はその下部の支軸21を取付け板2の裏側の軸受け部20に対して回動自由に軸支して、開閉蓋板5が大入賞口4に対して開閉自在に支持され、開閉蓋板5の下部後端に後述の可動アーム27と関連させる突軸28が設けられている。その筺体3には一側底部に入賞球導出口6が形成され、その入賞球導出口6に向けて底面に傾斜状の球導出樋7が形成されている。そして、入賞球導出口6には入賞球カウントスイッチ8が設けられ、カウントスイッチ8の通路8aを通過する球を検知してカウントするように設けられている。また、筺体3の背面の中央部には、開閉する開閉蓋板5の後部位置にV球検出スイッチ9が設けられている。なお、本体1の両側には左右の入賞口、始動口等を備えることができる。また、前記V球検出スイッチ9と左右の入賞口、始動口等を関連させて設けることもできる。
【0014】
図1乃至図6において、この入賞装置において、本体の大入賞口4の下部前面に球ガイド部10aを有する一対の球ガイド手段10が球を通過させる間隔mを存して設けられる。この球ガイド手段10はL字型の板状で、大入賞口4の下部の前面に突出して一体形成され、L字型の上部が球ガイド部10aとされ、この球ガイド部10aが後述の凹溝11に挿通突出しうるように形成されている。前記開閉蓋板5には前記球ガイド手段10を挿通突出しうる一対の凹溝11が設けられている。この凹溝11は開閉蓋板5の中央上部に前記のガイド手段10の厚みより若干広い幅Bで、球ガイド手段10の上部の球ガイド部10aの幅(奥行き)Lとほぼ同じ深さHに形成されている。前記球ガイド部10aの上部は外面を傾斜状に形成して凹溝11に挿入し易くするのが好ましい。球ガイド部10aが開閉蓋板5の内面に突出する高さhは少なくとも該球ガイド部10aに転入した球を前記V球検出スイッチ9へ誘導するに適した高さが必要である。而して、開閉蓋板の開放時、球ガイド手段10の球ガイド部10aが開閉蓋板の凹溝11に嵌合突出されて球導入路Aが構成され、Vゾーンへ球を誘導する。この実施形態では、球ガイド手段は一対の場合を説明したが、これに限られるものではなく、球ガイド手段を複数設け、それに対応して開閉蓋板に凹溝を複数設けることができる。なお、実施形態では球ガイド手段は外側に蓋受け部が設けられたものを示したが、蓋受け部の凸部を設けない板状としてもよい。
【0015】
前記球ガイド手段10として、図1乃至図6に示す実施形態では、球ガイド部10aと蓋受け部10bを設けた一対の蓋受け部付き球ガイド手段10が球を通過させる間隔mを存して設けられ、前記開閉蓋板5には該蓋受け部付き球ガイド手段10の位置に蓋受け部付き球ガイド手段の球ガイド部10aを挿通しうる一対の凹溝11が設けられている。蓋受け部付き球ガイド手段10は、L字型とした板状の球ガイド手段10が取付け板2の大入賞口4の中央部の下部前面に球が通過しうる間隔mをおいて一体形成され、球ガイド部10aは上端が大入賞口4の前面中程に位置して、L字型の上部の球ガイド部10aは幅L、凹溝11はこの球ガイド部10aの幅Lとほぼ同じ高さHとされ、開閉蓋板5の開放時に球ガイド手段10のガイド部10aが回転して傾倒した開閉蓋板5の凹溝11に挿通突出しうるように形成され、蓋受け部10bは球ガイド部10aの外側の上部近くに設けられ、開放した蓋板の外面を所定角度に受止めできるように設けられている。球ガイド手段10の外側に設ける蓋受け部10bとして、凸部が左右対称に形成され、開閉蓋板5を所定角度で受止めるように設けられている。前記球ガイド部10aの上部は外面が傾斜状に形成されて凹溝11に挿入し易くするのが好ましい。而して、開閉蓋板5の開放時、球ガイド部10aが開閉蓋板5の凹溝11に挿通されその内面に突出されて球誘導路Aが形成されるとともに開閉蓋板5が蓋受け部付き球ガイド手段10の蓋受け部10bで受止められて安定保持され、がたつきを防止できる。球ガイド部10aが開閉蓋板5の内面に突出する高さhは少なくとも該球ガイド部10aに転入した球を前記V球検出スイッチ9へ誘導するに適した高さが必要である。球ガイド手段の球ガイド部と蓋受け部の形状は図示のものに限定されるものではない。
【0016】
前記開閉蓋板5の開閉駆動機構は、この開閉蓋板5を開閉する開閉駆動手段22として、電磁ソレノイド23を本体1の筺体3の一側裏面に設置し、電磁ソレノイド23の付勢手段25を介装したロッド24に連繋体26を設け、該連繋体26に可動アーム27の基端を固定し、可動アーム27の先端を前記開閉蓋板5の下部後端に設けた突軸28に関連させて、該開閉蓋板5を電磁ソレノイド23で開閉動作させる。すなわち、電磁ソレノイド23のロッド24に連繋体26を常時離反方向に付勢する付勢手段25として、例えば、バネを介在させる。連繋体26には、その側部に先端に開閉蓋板5の突軸28に嵌合しうる嵌合孔を有するコ字型の係合部27aを形成したL型可動アーム27が固定されている。
【0017】
而して、上記構造の開閉駆動機構で、開閉蓋板5を閉じる場合には、ソレノイド23が消磁時にロッド24はバネ25の付勢力で進出されて連繋体26が押し下げられ、可動アーム27で開閉蓋板5の下部後端の突軸28が引き下げられて、開閉蓋板5が起立させられて大入賞口4が閉じられている。第1始動口等に入賞して図柄表示装置の図柄が特定の組合せとなったとき、ソレノイド23が励磁されて連繋体26がバネに抗して吸着されて可動アーム27が上昇し、開閉蓋板5の突軸28が持ち上げられ、開閉蓋板5が開放される。なお、大入賞口の開閉蓋板を開閉する機構は、上記のものに限定されるものではない。
【0018】
前記V球検出スイッチ9は、その球検出口9aが開閉蓋板5の開放時に開閉蓋板5の内端に近接する位置で、かつ球誘導路Aの後方位置に着脱可能に備えられ、開閉蓋板5に沿って転入する球の一部がこのV球検出スイッチ9の球検出口9aを通過するとV入賞となり、このV球の検出により特定の利益状態を付与できるようにする。例えば、開閉蓋板を所定回数、所定時間繰り返し開放して、大当たりとするか、この入賞装置の両側の始動口を始動させ、図柄表示装置の図柄を変えて、特定の図柄のとき、この開閉蓋板を開放するか、いわゆる第3種の入賞装置、例えば、可動翼片型入賞装置(チュウリップ式入賞装置)を繰り返し開放して大当たりとする。この球検出口9aを通過した球は他の入賞球と同じく球導出樋7を通じて導出口6に排出される。
【0019】
図1乃至図6に示す入賞装置によれば、遊技盤のゲーム内容によって遊技状態、開閉蓋板の開成条件が異なるが、パチンコ遊技中に予め設定された開成条件が成立した場合に、入賞装置が開成作動される。すなわち、特定の開成条件となったときに、制御基板を介して開閉駆動機構の電磁ソレノイドが所定時間通電励磁され、連繋体26がバネに抗して吸着されて可動アーム27が上昇し、開閉蓋板5の突軸28が持ち上げられ、起立閉鎖状態の開閉蓋板5の後端の突軸28を引き上げて開放され、球導入板となるとともに大入賞口4を開口し、遊技球が入賞球として転入する。この大入賞口4の開閉蓋板5が開放されたとき、その開閉蓋板5は蓋受け部付き球ガイド手段10の蓋受け部10bで受止められかつガイド部が凹溝11に挿通されて安定して開放状態に保たれ、しかも球ガイド部10aが開閉蓋板5の凹溝11に挿通されその内面に突出させて球誘導路Aが構成され、大入賞口に転入する遊技球がこの球誘導路Aに入るとその後方に位置するV球検出スイッチ9の球検出口9aに確実に誘導される。このV球検出スイッチ9の球検出口9aを通過するとV入賞となり、このV球の検出により前記した特定の利益状態が付与される。このV球検出スイッチ9を通ったV球は球導出路7に落下し、その球ガイド部10aをそれた入賞球は開閉蓋板5の内面上を通過して球導出樋7に落下して入賞球導出口6に排出され、入賞球カウントスイッチ8でカウントされる。入賞球カウントスイッチ8が所定のカウント数となったとき、電磁ソレノイド23が消磁されてバネの付勢力で進出して連繋体26を押し下げ、可動アーム27で開閉蓋板5を起立させて大入賞口4が閉じられる。
【0020】
図7乃至図12で、この発明の別の実施形態を示す。この実施形態では、前記本体1の取付け板2に前記のように大入賞口4、開閉蓋板5、一対の蓋受け部付き球ガイド手段10、一対の凹溝11等の入賞装置を備え、さらにその蓋受け部付き球ガイド手段10の直下に関連させて始動用球検出スイッチ15を着脱可能に設けたものである。すなわち、前記一対の蓋受け部付き球ガイド手段10の球ガイド部10aの直下に任意の間隔をおいて、始動用球検出スイッチ15の球検出口15aを臨ませ、開閉蓋板5が起立閉鎖状態にあるときに、その前面の蓋受け部付き球ガイド手段10の球ガイド部10aに入った球を直下の始動用球検出スイッチ15の球検出口15aに転入させるように設ける。この始動用球検出スイッチ15は特定の利益を付与できるように制御基板を介して大入賞装置、その他の入賞装置と関連させて球検出口15aを球が通過したとき、例えば始動口の始動のチャンスを付与する。
【0021】
この実施形態の発明によれば、電磁ソレノイド23が消磁時、ロッド24がバネ25の付勢力で進出して連繋体を押し下げ、可動アーム27で開閉蓋板5の後端の突軸28を引き下げて、開閉蓋板5を起立閉鎖している場合に、その前面の一対の蓋受け部付き球ガイド手段10の球ガイド部10a入った球を直下に設けた始動用球検出スイッチ15の球検出口15aを通過させ、前記した特定の利益を遊技者に付与する。
【0022】
図13において、31はパチンコ機の遊戯盤、32は打球誘導レール、33は天入賞口、34は遊技球検出スイッチを備えた始動ゲート、35は数字等の表示を始動ゲート34の球検出スイッチの球検知時に始動して設定時間で変動確定する普通図柄表示装置、36は第1始動口37に遊技球が入賞時に図柄の表示を設定時間で変動確定する図柄表示装置、37は前記普通図柄表示装置35の表示が特定の数字に確定時、開閉する翼片を有する第1始動口である。図柄表示装置36の図柄が特定の組合せ、例えば、「7、7、7」「5、5、5」となったときに開閉蓋板が開閉する。38は左右袖の入賞口、39はアウト口である。而して、前記始動ゲート34に遊技球が入ると図柄表示装置35に表示した数字が、変動し、予め定めた特定の数字「3、5、7」等の条件となると、第1始動口37が設定時間だけ開閉を繰り返し、その第1始動口37に遊技球が入賞すると、図柄表示装置36の図柄が変動を開始し、設定時間で図柄を確定し、その図柄が特定の組合せとなったときに、大入賞口4の開閉蓋板5の開成条件となり、開閉駆動機構の電磁ソレノイド23が励磁され、起立閉鎖状態の開閉蓋板5が開放され、球導入板となるとともに大入賞口4を開口し、遊技球が入賞球として転入する。開閉蓋板5が開放されたとき、その開閉蓋板5は蓋受け部付き球ガイド手段10の蓋受け部10bで受止められかつガイド部が凹溝11に挿通されて安定して開放状態に保たれる。しかも球ガイド部10aが開閉蓋板5の凹溝11に挿通されその内面に突出させて球誘導路Aが構成され、大入賞口に転入する遊技球がこの球誘導路Aに入るとその後方に位置するV球検出スイッチ9の球検出口9aに確実に誘導できる。このV球検出スイッチ9の球検出口9aを通過するとV入賞となり、このV球の検出により前記した特定の利益状態が付与される。その球誘導路をそれた入賞球は開閉蓋板5の内面上を通過して球導出樋7に落下して入賞球導出口6に排出され、入賞球カウントスイッチ8でカウントされる。V球検出スイッチ9の球検出口9aを通過した球も球導出樋7に落下して入賞球導出口6に排出され、入賞球カウントスイッチ8でカウントされる。
【0023】
以上の実施形態を示したが、この発明はこの形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の形態を実施しうるものである。
上記実施形態では、球ガイド手段は一対の場合を説明したが、これに限られるものではなく、球ガイド手段を複数設け、それに対応して開閉蓋板に凹溝を複数設けることができる。例えば、蓋受け部付き球ガイド手段と凹溝はそれぞれ3、4個を設けて、開閉蓋板の開放時に蓋板を受けるとともに複数の球誘導路を構成し、それに対応して大入賞口内部の球検出スイッチも複数個設置し、球が入るそれぞれの球誘導路に対応して特定の利益を変えるようにすることもできる。また、球ガイド手段を複数併設したときは、その通路の数に対応して始動用球検出スイッチを併設することもできる。実施形態では、球ガイド手段の直下に始動用スイッチを設けたが、これに限定されるものではなく、入賞口を設ける構成としてもよい。
【0024】
【発明の効果】
この発明の入賞装置によれば、大入賞口4の下部前面の球ガイド手段と、開閉蓋板の凹溝との作用で、開閉蓋板を開閉駆動機構により開放する時に球ガイド手段の球ガイド部が開閉蓋板の凹溝に挿通突出され、突出した球ガイド部で球をVゾーンに誘導する誘導路Aを構成できるので、転入した球をVゾーンへ確実に誘導することができ、遊技者の興趣を増大できる。
【0025】
この発明の入賞装置によれば、大入賞口の下部の蓋受け部付き球ガイド手段と、開閉蓋板の凹溝との作用で、開閉蓋板を開閉駆動機構により開放する時に球ガイド手段の球ガイド部が開閉蓋板の凹溝に挿通突出し、突出させた球ガイド部でV球の誘導路を構成できるので、VゾーンのV球検出スイッチへ確実に誘導することができるとともに球ガイド手段の蓋受け部で蓋板を受止めることができるので、開閉蓋板を一定の開放角度に安定して保持できるとともに凹溝に球ガイド部を嵌合するので、蓋板のがたつきを防止でき、Vゾーンへの球の転入に支障のないようにして遊技者の興趣を増大できる。
【0026】
この発明の入賞装置によれば、その球ガイド手段の下部に始動用等検出スイッチを設け、開閉蓋板の閉鎖時に球ガイド手段を通過する球がこの検出スイッチを通ったときには、さらに特定の利益状態を遊技者に付与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のパチンコ機の入賞装置を示す正面図である。
【図2】同背面図である。
【図3】同、開閉蓋板の閉鎖時の斜視図である。
【図4】同、開閉蓋板の開放時の斜視図である。
【図5】同、開閉蓋板の閉鎖時の縦断面図である。
【図6】同、開閉蓋板の開放時の縦断面図である。
【図7】この発明の別の実施形態の検出スイッチ付き入賞装置を示す正面図である。
【図8】同背面図である。
【図9】同、開閉蓋板の閉鎖時の斜視図である。
【図10】同、開閉蓋板の開放時の斜視図である。
【図11】同、開閉蓋板の閉鎖時の縦断面図である。
【図12】同、開閉蓋板の開放時の縦断面図である。
【図13】この発明の入賞装置を備えた遊技盤の正面図である。
【符号の説明】
1 入賞装置の本体
2 取付け板
3 筺体
4 大入賞口
5 開閉蓋板
9 V球検出スイッチ
10 球ガイド手段
10a 球ガイド部
10b 蓋受け部
11 凹溝
15 始動用球検出スイッチ
23 電磁ソレノイド
26 連繋体
27 可動アーム
A 球誘導路

Claims (5)

  1. 本体の中央部に開設された大入賞口に対して開閉蓋板を開閉自在に支持し、該開閉蓋板を開閉駆動機構で開閉動作させる入賞装置において、 本体の大入賞口の下部前面には、上部に球ガイド部を有する複数の板状球ガイド手段を球を通過させる間隔を存して設け、
    前記開閉蓋板には上部に球ガイド部を挿通突出可能で、球ガイド手段に対応する複数の凹溝を設け、
    開閉蓋板の開放時、複数の球ガイド手段の球ガイド部を開閉蓋板の対応する凹溝に挿通突出させて球導入路を構成しうるようにしたことを特徴とするパチンコ機の入賞装置。
  2. 前記板状球ガイド手段を大入賞口の下部前面の中央に一対設け、かつ開閉蓋板には上部中央にそれに対応して一対の凹溝を設けた請求項1記載のパチンコ機の入賞装置。
  3. 本体の中央部に開設された大入賞口に対して開閉蓋板を開閉自在に支持し、該開閉蓋板を開閉駆動機構で開閉動作させる入賞装置において、 本体の大入賞口の下部前面には、上部に球ガイド部と、該球ガイド部に球誘導路を構成するように開閉蓋板を所定角度で受止める蓋受け部とを有する複数の板状球ガイド手段を球を通過させる間隔を存して設け、
    前記開閉蓋板には上部に球ガイド部を挿通突出可能で、球ガイド手段に対応する複数の凹溝を設け、
    開閉蓋板の開放時、複数の球ガイド手段の球ガイド部を開閉蓋板の対応する凹溝に挿通突出させるとともに蓋受け部で開閉蓋板を受止めて球導入路を構成しうるようにしたことを特徴とするパチンコ機の入賞装置。
  4. 前記板状球ガイド手段を大入賞口の下部前面の中央に一対設け、かつ開閉蓋板には上部中央にそれに対応する一対の凹溝を設け、かつ前記板状球ガイド手段には蓋受け部として球ガイド部の外側に凸部を設けた請求項3記載のパチンコ機の入賞装置。
  5. パチンコ機の入賞装置の本体の前記球ガイド手段の直下に任意の間隔をおいて球検出スイッチを備え、
    開閉蓋板の閉鎖時、遊技球が球ガイド手段を通じて球検出スイッチに入りうるようにした請求項1ないし4のいずれかに記載のパチンコ機の入賞装置。
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