JP5041189B2 - 遊技機 - Google Patents
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遊技球が流下する遊技領域を前面側に形成し、前記遊技領域を流下した遊技媒体を排出する排出口を有する遊技盤と、
前記遊技盤の遊技領域を視認可能とする窓部を有する前面枠セットとを備え、
前記遊技領域内には複数の構成部が前記窓部側に突出するように設けられている遊技機において、
前記複数の構成部は、前記排出口の上方に配置され、上方に開口する入賞口を有する入賞装置と、前記入賞口の左端及び右端の上方に配置される一対の釘とを含み、
前記入賞装置の前面に固定され、前記窓部に接当して前記窓部と前記入賞装置との間を閉塞して、遊技機正面視で前記排出口から前記一対の釘へ向かう直線的な経路を遮断する防御手段を備え、
前記防御手段は、円柱状に構成されており、当該円柱状の周面の一方側が前記入賞装置に固定され、当該円柱状の周面の他方側が前記窓部に接当する、
ことを特徴としている。
また、上記の目的を達成するために、本発明に係る遊技機は、
遊技球が流下する遊技領域を前面側に形成し、前記遊技領域を流下した遊技媒体を排出する排出口を有する遊技盤と、
前記遊技盤の遊技領域を視認可能とする窓部を有する前面枠セットとを備え、
前記遊技領域内には複数の構成部が前記窓部側に突出するように設けられている遊技機において、
前記複数の構成部は、前記排出口の上方に配置され、上方に開口する入賞口を有する入賞装置と、前記入賞口の左端及び右端の上方に配置される一対の釘とを含み、
前記入賞装置の前面に固定され、前記窓部に接当して前記窓部と前記入賞装置との間を閉塞して、遊技機正面視で前記排出口から前記一対の釘へ向かう直線的な経路を遮断する防御手段を備え、
前記防御手段は、前記遊技盤側から前記窓部側に向けて先細る断面台形の柱状に構成されており、当該断面台形の一の底面側が前記入賞装置に固定され、当該断面台形の他の底面側が前記窓部と接当する、
ことを特徴としている。
本発明に言う「遊技領域」とは、外レール及び内レールによって囲われた領域を言う。
そして、「遊技領域を視認することのできる窓部」とは、ガラス乃至透明な合成樹脂板によって覆われた構造の窓を言う。
また、本発明に言う「構成物」とは、遊技盤上の遊技領域に敷設された全てのものを含み、例えば、一般入賞口構成物、大当たり入賞口構成物、可変入賞装置(羽根)、始動口構成物、風車、役物(キャラクター等)の意匠構造物、照明構造物、誘導釘、命釘、スルーゲート等が含まれる。
更に、「遊技盤の側方」とは、遊技盤の前方に対する側方(横方のみ)という概念でなく、矩形の遊技盤にあってはその4側辺(上下、左右横側を含む)を意味し、遊技盤が円形、楕円形である場合には、その周側を意味する。
また、「侵入物」とは、主にピアノ線を意味するが、針金、可撓性棒状材、その他これらに類する物で、専らゴト師が遊技機本体、遊技領域内に挿入して不正に用いる器具類を意味する。
前記遊技領域内において、不正対象となる構成物と遊技盤の側方との間で、窓部に接当して窓部との間を閉塞する防御部材が設けられていることを特徴とする。
そして、防御部材が遊技領域内に設けられていることは窓部から視認できるので、ゴト師に対して防御対策が講じられていることを予めアピールすることができて、これによって、無意味な払出通路の穿孔、構成物の損壊等を未然に回避できる。
前記防御部材が遊技領域内の前記構成物の表面から窓部に向けて突出するように設けられていることを特徴とする。
この構成によって、防御部材の取り付けを前記構成物の組み付け工程で行うことができ、作業工程を簡素化できる。
前記構成物が、異なる種類の構成物であっても前記窓部に対して略一定の間隙を有するように構成され、前記窓部の遊技盤側のガラス面が、平面かつ遊技盤面に平行であり、前記遊技領域より大きな範囲を覆うものであることを特徴とする。
かかる構成により、遊技領域のどの位置の構成物に取り付けたとしても、窓部の遊技盤側のガラス面までの距離が略一定であって、遊技領域より大きな範囲を覆い、且つ、平面であるガラス面に必ず接当する構成とされているものであるので、前記構成物の配置毎に形状の異なる防御部材を準備する必要がなく、コスト低減を図ることができると共に開発が行いやすい。
前記遊技領域に設けられた始動口の略真上で、夫々が始動口と略同一の距離をあけて2本の命釘が設けられ、該2本の命釘よりも広幅の間隔を有する正面視U字状の防御部材が、そのU字状の両上端部が前記2本の命釘に近接する状態で、前記始動口を囲むように配置されていることを特徴とする。
このように、防御部材を始動口及び2本の命釘の近傍に設け、且つ、U字状に囲うように設けるので、侵入物が遊技盤の下側方の何れの方向(例えばアウト口)から挿入されても直接にブロックすることができ、且つ、そのU字状の形状によって侵入物をブロックすると同時にU字下部の湾曲により侵入物の進行方向を偏向させることができて、始動口へのアタック及び始動口の命釘を確実に保護できる。
前記遊技領域の前記始動入賞装置が、逆ハの字に左右方向に開放して入球し易くするように一対の羽根を備え、それらの羽根の回転軸より広い幅で始動入賞装置の表面を覆う表面部材を備え、該表面部材から、前記羽根の開放作動軌跡の外端よりも広い幅で、窓部の方向に突出するように防御部材が取り付けられていることを特徴とする。
このような始動入賞装置に対する不正入賞を増加させる目的で下方から侵入物(例えばピアノ線)を挿入されても、前記防御部材によって開閉動作する羽根にピアノ線を引っ掛けたりして作動を阻害するような不正を防止できる。そして、前記防御部材を前記表面部材に取り付けているので、防御部材の幅を大きくとることができる。
前記防御部材が圧縮変形可能な弾性材から成り、且つ、前面枠セットの閉鎖によって窓部のガラスで弾性圧縮変形され、且つ、前記前面枠セットの開放側への不正操作による引っ張りによって生じるガラスの構成物からの離間をカバーする弾性復元変形が可能な寸法に構成されていることを特徴とする。
このように、弾性材の防御部材であるから寸法誤差、取り付け誤差に多少の変動があっても、ガラスを閉じるときに、その弾性変形で吸収してくれて、ガラスの開閉を防御部材との接当による衝撃音の発生もなくスムースに行い得ると共に不正にガラスを手前側に引っ張っても、その程度の変位であれば、弾性復元によって防御部材が追従伸長し、吸収してしまうことができて、ガラスと防御部材との間に隙間が形成されるのを未然に回避できる。
手段7:手段1、手段2又は手段6において、
前記防御部材が、窓部のガラスに対してその上面部で面接触するよう構成されると共に前記ガラスとの非接触状態において、前記上面部の前記遊技領域の外側に位置する部分がガラスに近接するように高く形成され、遊技領域の中心部側に位置する部分が低くなるように傾斜して形成されていることを特徴とする。
このように構成することで、防御部材を出来るだけ小型化してコストを低減できると共に窓部を閉じてガラスが防御部材を圧縮変形するときに、高く形成されている前記遊技領域の外側に位置する部分が強く圧縮変形され(変形量が大)、この部分の強度を増大させることができ、これによって、出来るだけ小型化できながら、遊技領域の外側から進行してくる侵入物を強力にブロックすることできる。
前記防御部材が、構成物の一つである風車の近傍に設けられ、遊技盤の側方から挿入される侵入物が風車に到達できないように構成されていることを特徴とする。
このように、本発明では風車の機能保全を目的として防御物を風車の近傍に配置することが可能であるので、従来の遊技盤下方に配置した防御部材では達成できなかった風車の保護が図れ、風車に起因する入賞率の不正向上を阻止することができる。
手段9:手段1、手段6又は手段7において、
前記防御部材が、構成物の一つであるスルーゲートの近傍に設けられ、遊技盤の側方から挿入される侵入物がスルーゲートに到達できないように構成されていることを特徴とする。
このように、発明ではスルーゲートの機能保全を目的として防御物を風車の近傍に配置することが可能であるので、従来の遊技盤下方に配置した防御部材では達成できなかったスルーゲートの保護が図れ、スルーゲートに起因する入賞率の不正向上を阻止することができる。
前記防御部材が、少なくとも前記遊技盤面に平行な方向に幅を有する立体に構成されていることを特徴とする。
このように、防御部材が遊技盤面に平行な方向に幅を有することにより、防御部材が、軟質の合成樹脂素材、或いは電気コテ等による穿孔可能な素材で構成されていても、この幅を有する防御部材を貫通した後の侵入物は、その幅が存在する故に通過したピアノ線等の先端部の自由が拘束されることになり、ピアノ等の先端を自在に操ることが出来なくなって(板の貫通孔であれば、孔が支点となって略自在に操作できる)、釘曲げ、入賞装置の不正操作を行うことが出来ないのである。
(パチンコ機正面側の構成)
図1はパチンコ機10の正面図であり、図2は、外枠11に対して内枠12と前面枠セット14とを開放した状態を示す斜視図である。但し、図2では便宜上、下皿ユニット13が内枠12から取り外された状態を示している。
ここで、前記遊技領域の幅は、少なくとも380mm以上あることが望ましい。より好ましくは390mm以上、400mm以上、410mm以上、420mm以上、430mm以上、440mm以上、450mm以上、さらに460mm以上であることが望ましい。もちろん、470mm以上であってもよい。すなわち、遊技領域の幅は、遊技領域拡大という観点からは大きい程好ましい。また、遊技領域の高さは、少なくとも400mm以上あることが望ましい。より好ましくは410mm以上、420mm以上、430mm以上、440mm以上、450mm以上、さらに460mm以上であることが望ましい。もちろん、470mm以上、480mm以上、490mm以上としてもよい。すなわち、遊技領域の高さは、遊技領域拡大という観点からは大きい程好ましい。尚、上記幅および高さの組合せについては、上記数値を任意に組み合わせたものとしてもよい。
する。
図5は、前面枠セット14の背面図である。前面枠セット14には前記遊技領域のほとんどを外部から視認することができるよう略楕円形状の窓部101が形成されている。詳しくは、窓部101は、その左右側の略中央部が、上下側に比べて比較的緩やかに湾曲した形状となっている。なお、前記略中央部が直線状になるようにしてもよい。本実施の形態において、窓部101の上端(外レール52の最上部、遊技領域の上端)と、前面枠セット14の上端との間の距離(いわゆる上部フレーム部分の上下幅)は61mmとなっており、85mm〜95mm程度上部フレーム幅がある従来技術に比べて著しく短くなっている。これにより、遊技領域の上部領域が確保されやすくなるとともに、大型の電動役物ユニット603も比較的上方に配置することかできるようになっている。前面枠セット14の上端との間の距離は80mm以下であることが望ましく、より好ましくは70mm以下であり、さらに望ましくは60mm以下である。もちろん、所定の強度が確保できるのであれば、50mm以下であっても差し支えない。
パチンコ機10の背面の構成については、各種制御基板、遊技球供給装置(払出機構)等が備えられるが、本発明の本旨から外れるので、ここでの詳細説明は省略する。同様に、本実施例にかかるパチンコ機のその他の基本構成、例えば、電動役物ユニットの具体構成、作用説明等についてもその詳細説明は省略する。
図4、図6及び図7に示すのは、遊技盤30の前面に遊技球が転動する遊技領域を視認することのできる窓部101を有する前面枠セット104を備え、前記遊技領域内には構成物が遊技盤面から窓部101側に突出するように設けられている遊技機における本発明の特徴構成部分についてであり、図6は、本発明にかかる防御部材700を設けた第2始動口602の要部の拡大斜視図であり、図7は、その正面図である。
要するに、前記遊技領域内において、不正対象となる固有の構成物、即ち、ここでは、第2始動口602の構成物と、遊技盤30の側方(下方)との間で、窓部101に接当して窓部101との間を閉塞するように防御部材700が設けられているのである。
そして、前記防御部材700は、前面枠セット14の閉鎖によって窓部101のガラス137で弾性圧縮変形され、且つ、前記前面枠セット14の開放側への不正操作による引っ張りによって生じるガラス137の第2始動口602(構成物)からの離間に追従して伸長する弾性復元変形が可能な寸法(直径)に構成されている。
前記遊技盤30には、命釘、案内釘等が、盤面から17mm突出する状態で植設されている。この釘の頂部と、ガラス板137の内面との間隙は、4mmである。前記ガラス板137は、互いに間隔を隔てた2枚のガラス板から構成されているが、その2枚の全体の厚みは16mmである。そして、ガラス板137の外面と遊技盤30の盤面との距離は、37mmである。
また、第2始動口602の構造物としての上面は、盤面から15mmの高さに位置する。ここにゴム製の上記防御部材700が貼着されているが、その無付加状態においては、基部(構造物の上面)から頂部までが8mmとされており、従って、この頂部に前記ガラス板137の内面が接当した状態(窓部の閉鎖状態)においては、ゴムが2mm程度圧縮変形する状態となる。
また、前記構成物たる第2の始動口602が、異なる種類の構成物、即ち、一般入賞口構成物、大当たり入賞口構成物、可変入賞装置(羽根)、始動口構成物、風車、役物(キャラクター等)の意匠構造物、照明構造物、誘導釘、命釘、スルーゲート等であっても、前記窓部101に対して略一定の間隙を有するように構成され、前記窓部101の遊技盤側のガラス面が、平面かつ遊技盤面に平行であり、前記遊技領域より大きな範囲を覆うものであるので、遊技領域のどの位置の構成物に取り付けたとしても、窓部101の遊技盤側のガラス面までの距離が略一定であって、遊技領域より大きな範囲を覆い、且つ、平面であるガラス面に必ず接当する構成となって、前記構成物の配置毎に形状の異なる防御部材700を準備する必要がなく、コスト低減を図ることができると共に開発が行い易いのである。
上記の構成によって、ゴト師が例えば、前面枠セット14の隙間或いは受皿通路に対する穿孔等、何らかの手段により侵入物、例えばピアノ線をアウト口36から遊技領域内に侵入させ、その先端を第2の始動口602の命釘701に近付けようとすると、どの方向から上方に侵入させようとしても、U字形の上記防御部材700の存在によって行く手を阻止されることになり、この際、防御部材700が、窓部101、即ち、ガラス137との間隙を密着状態として閉じているので、ピアノ線がこの防御部材700の上縁を越えて命釘に到達することは出来ないのである。
また、防御部材700を弾性材で構成しておくことで、ガラス137を閉じるとき、多少の製作寸法誤差、取り付け誤差があっても、その弾性変形で吸収することができて、ガラス137の開閉を、防御部材700との接当による衝突音の発生もなくスムースに行い得る。
第1種の遊技機の場合は、図8(A)に示すように、始動口S1の命釘N1の配置は、始動口S1の上部に2本間隔を隔てて配置されているだけで、例えば、その1本(図示では左の1本)がピアノ線等の侵入物で下方に広げられて湾曲されると、それによる入賞率は高くなるものの、2本釘間での遊技球の遊びによる入賞が無くなるので、さほど入賞率が高くなるものでもなく、しかも、その入賞による影響は、プログラムを進行させる起動を開始させるだけであり、それほどダメージが大きなものではない。
ここで、かかる第2種の遊技機のゲーム性について、補足しておく。
上述の電動役物ユニット603は、開閉部材として、左右一対の羽根を備えており、これらの羽根は、通常時は遊技球が入球出来ない閉状態となっているが、第1始動口601の入球センサ及び第2始動口602の入球センサが遊技球の入球を検出することに応じて開状態に変位するように構成されている。
即ち、遊技領域に打ち込まれた遊技球が第1始動口601に入球すると、羽根が1回(0.5秒)開き状態に変位し、また、技球が第2始動口602に入球すると、羽根が2回(0.5秒X2)開き状態に変位する。
そして、通常時、この電動役物ユニット603内に入球した遊技球がVゾーンを通過すると大当たり状態となって、10球の入球があるまで、又は30秒経過するまで開閉動作を繰り返すラウンド演出を15回行うものである。
従って、上述したように、第2種の遊技機の電動役物ユニット603に対する不正が行われれば、その被害が甚大となることが明らかである。
従って、第2種の遊技機には、こうしたゴト師の釘不正操作の対策がより求められる。
この変形例では、図9及び図10に示すように、遊技盤30の前面に遊技球Baが転動する遊技領域を視認することのできる窓部101を有する前面枠セット104を備え、前記遊技領域内には、遊技球Baの挙動に変化を与える複数の構成物、ここでは、一般入賞口入球センサ607、第1始動口入球センサ605等を備えた意匠構成部が、遊技盤面から内レール51の略全周に亘って、これに沿って、且つ、窓部101側に略同じ高さで突出するように設けられている。
このように、長尺の防御部材700Aが、一対の一般入賞口入球センサ607の意匠構造部606A、607B(もう一対が遊技盤30の左右対称配置)、第1始動口入球センサ605の意匠構造部605A(中央下部)、第2始動口入球センサ602の意匠構造部に亘って、遊技領域のできるだけ外側の部分で、内レール51の内側に沿って、遊技盤30面から窓部101側に向けて突出するように設けられているので、ゴト師が例えば、前面枠セットを前面側に引っ張って遊技機本体枠との間隙を広げて遊技領域内に侵入させ、或いは、遊技球払出通路部分に穿孔してピアノ線を遊技領域内に前面枠セット14の隙間或いは受皿通路に対する穿孔等、何らかの手段により侵入物をアウト口36や内レールの横側方から遊技領域内に侵入させ、その先端を上下配置の第1の始動口607、607に対して抜き差し作用させたり、その命釘を曲げたりしようとすると、その内レール51の内側に位置する防御部材700Aに進行を阻まれ、ピアノ線を遊技領域内に侵入させて不正が行われるのを防止することができる。
また、防御部材700Aを弾性材で構成しておくことで、ガラス137を閉じるとき、多少の製作寸法誤差、取り付け誤差があっても、その弾性変形で吸収することができて、ガラス137の開閉を、防御部材700Aとの接当による衝突音の発生もなくスムースに行い得る。
尚、当該図9及び図10に記載の各部材番号についての説明は、上記の実施例の相当箇所の説明を援用し、ここでは詳細に触れない。
図11に示すように、上記防御部材700の変形例として、主としてスルーゲート705,705に対する不正防止の制御部材700Bについて述べる。
図11に示すように、遊技機が第1種の場合、遊技領域に、構成物の一つである左右一対のスルーゲート705,705(遊技球の通過により入賞装置の羽根物を開閉させる)が設けられるが、このスルーゲート705,705の案内釘に対して改変が加えられるのを防止するべく、更には、この近傍、及び遊技領域の中心部に位置する他の構成物、例えば風車702、及びこれに対応する案内釘706’等に対する不正を阻止するべく、前記防御部材700と実質的に同じゴム素材で円弧状に形成された防御部材700Bが、スルーゲート705,705の近傍の内レール51の内側に沿って近接して、そこに設けた構成物の装飾部材630の上面に貼り付けられて設けられ、遊技盤30の側方から挿入される侵入物(ピアノ線)がスルーゲート705,705及びその案内釘706、706に到達できないように構成されている。
図中、30は遊技盤を示し、709は入賞装置、710は、その始動口を示すが、それらの詳細説明はここでは省略する。
また、この第1種の遊技機の他の基本構成については、本発明の特徴では無く、また公知の構成であるので、その詳細説明を省略する。
更に、円弧上の防御部材700Bを弾性材で構成しておくことで、ガラス137を閉じるとき、窓部101の周囲という大きな円弧でもって弾性的に受けとめ、ガラス137の開閉を、衝突音の発生もなくソフトに行い得る。
ここでは、上記防御部材700A、700Bの変形例について、図12及び図13に基づいて、ここでは前記防御部材Bを例として詳述する。
ここに示す防御部材700Bは、素材として弾性変形自在のゴムを用いている点において上記実施例の防御部材700と変わりがないが、ここでは、前記防御部材700Bが、窓部101のガラスに対してその上面部700B′で面接触するよう構成されると共に、図13に示す如く、前記ガラスとの非接触状態において、前記上面部700B′の前記遊技領域の外側に位置する外端部分700aがガラスに近接するように高く形成され、遊技領域の中心部側に位置する内端部分700bが低くなるように傾斜して形成されている。
第2種の遊技機の場合、図14に示すように、前記遊技領域の前記始動入賞装置である電動役物ユニット603が、逆ハの字に左右方向に開放して入球し易くするように一対の羽根603aを備え、それらの羽根603aの回転軸より広い幅で該始動入賞装置の表面を覆う表面部材604を備え、該表面部材604から、前記羽根の開放作動軌跡の外端よりも広い幅で、窓部101の方向に突出するように、上向き略コの字型乃至円弧状の透明なゴム製の防御部材700Cが取り付けられている。
尚、図14において、図示した部材番号の説明については、上記実施例における該当箇所を援用し、ここでの重複説明を省く。
実施例における防御部材700及び変形例−4における防御部材700Cについて、ここでは、その防御部材700の変形例として、防御部材700Dを図15に示す。この防御部材700Dが、少なくとも前記遊技盤面に平行な方向に幅を有する立体、ここでは、横断面形状が台形に構成され、その構成素材としては上記実施例及び変形例のゴム素材よりも軟らかいが、十分な保形性を備えたウレタン発泡樹脂によって構成されている。
602:第2始動口
700:防御部材
700A:防御部材の一変形例
700B:防御部材の一変形例
700C:防御部材の一変形例
702:風車
705:スルーゲート
Claims (2)
- 遊技球が流下する遊技領域を前面側に形成し、前記遊技領域を流下した遊技媒体を排出する排出口を有する遊技盤と、
前記遊技盤の遊技領域を視認可能とする窓部を有する前面枠セットとを備え、
前記遊技領域内には複数の構成部が前記窓部側に突出するように設けられている遊技機において、
前記複数の構成部は、前記排出口の上方に配置され、上方に開口する入賞口を有する入賞装置と、前記入賞口の左端及び右端の上方に配置される一対の釘とを含み、
前記入賞装置の前面に固定され、前記窓部に接当して前記窓部と前記入賞装置との間を閉塞して、遊技機正面視で前記排出口から前記一対の釘へ向かう直線的な経路を遮断する防御手段を備え、
前記防御手段は、円柱状に構成されており、当該円柱状の周面の一方側で前記入賞装置に固定され、当該円柱状の周面の他方側で前記窓部に接当する、
ことを特徴とする遊技機。 - 遊技球が流下する遊技領域を前面側に形成し、前記遊技領域を流下した遊技媒体を排出する排出口を有する遊技盤と、
前記遊技盤の遊技領域を視認可能とする窓部を有する前面枠セットとを備え、
前記遊技領域内には複数の構成部が前記窓部側に突出するように設けられている遊技機において、
前記複数の構成部は、前記排出口の上方に配置され、上方に開口する入賞口を有する入賞装置と、前記入賞口の左端及び右端の上方に配置される一対の釘とを含み、
前記入賞装置の前面に固定され、前記窓部に接当して前記窓部と前記入賞装置との間を閉塞して、遊技機正面視で前記排出口から前記一対の釘へ向かう直線的な経路を遮断する防御手段を備え、
前記防御手段は、前記遊技盤側から前記窓部側に向けて先細る断面台形の柱状に構成されており、当該断面台形の一の底面側が前記入賞装置に固定され、当該断面台形の他の底面側が前記窓部と接当する、
ことを特徴とする遊技機。
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