JP4863234B2 - 遊技機 - Google Patents
遊技機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4863234B2 JP4863234B2 JP2010057831A JP2010057831A JP4863234B2 JP 4863234 B2 JP4863234 B2 JP 4863234B2 JP 2010057831 A JP2010057831 A JP 2010057831A JP 2010057831 A JP2010057831 A JP 2010057831A JP 4863234 B2 JP4863234 B2 JP 4863234B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rail
- game ball
- game
- magnet
- rail unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Pinball Game Machines (AREA)
Description
このような案内レールの材質としては、ステンレス等の金属製のものが多いが、最近では、合成樹脂により案内レールを一体成形して、遊技盤への取付性を向上させたり、装飾性を高めたりするものが知られている。例えば、この種の遊技機としては特許文献1等が開示されている。
請求項2に記載の遊技機は、請求項1に記載の遊技機において、前記レールは、前記アウト口近傍において磁性金属製の帯板を有することを要旨とする。
請求項3に記載の遊技機は、請求項2に記載の遊技機において、前記磁性金属製の帯板は、クロム系ステンレスであることを要旨とする。
前記課題を解決するための本発明(第1発明)による遊技機は、遊技盤と、この遊技盤の遊技領域に遊技球を案内する合成樹脂製の案内レールとを備えた遊技機において、
前記案内レールに沿って、または前記案内レールの一部もしくは全部を構成するように磁性体を設けることを特徴としている。
本発明(第1発明)の遊技機によれば、合成樹脂製の案内レールに沿って、または案内レールの一部もしくは全部を構成するように磁性体が設けられるため、案内レール上の遊技球に磁石を近づけると、その磁力が磁性体部分と遊技球とに作用する。このため、磁石で遊技球を誘導しようとしても、磁性体と遊技球とが磁力で引き合い、この磁力が遊技球の移動の邪魔をする。この結果、磁石による遊技球の誘導という不正操作を未然に防止することが可能になる。
また、本発明(第1発明)の遊技機は、案内レールが合成樹脂によって形成されるため、遊技盤への案内レールの取付性を良好にすることができ、また、装飾性も高めることができる。つまり、合成樹脂製の案内レールを採用するメリットをそのまま生かすことができる。
本発明(第2発明)による遊技機は、以下の構成を備えることを特徴としている。すなわち、
前記案内レールは、前記遊技盤上に遊技領域を仕切るように弧状に延び、かつ、この遊技領域下部のアウト口に遊技球を回収するものであり、しかも、このアウト口の周辺部には磁性体としての帯板が設けられることを特徴としている。
また、磁性体が帯板であるため、案内レールへの組み付けが簡単で、遊技機の製作コストを抑えやすくなる。
さらに、案内レールの薄型化を図りやすいため、近年の遊技装置の大型化に伴う遊技領域の拡大にも対応しやすい。
本発明(第3発明)による遊技機は、前記案内レールのアウト口周辺部に前記帯板を挿入可能な横長溝を設けるとともに、この横長溝に沿って前記帯板を撓ませて嵌合させたことを特徴としている。
また、案内レールの横長溝に帯板を収納するため、案内レールのレール面とともに、このような横長溝を合成樹脂により一体的に形成することができる。これにより、アウト口周辺部で遊技球が帯板の撓み状態に影響されることなく、滑らかにレール面を転がる。
本発明(第4発明)による遊技機は、前記帯板の長さ方向の所定位置に、前記横長溝の溝幅よりも大きい屈曲部を形成したことを特徴としている。
また、屈曲部が伸縮することにより、帯板の長さの微調整も可能になる。
さらに、横長溝に帯板を固定するための特別な工具などが不要で、組み付け作業の負担も少ない。
本発明(第5発明)による遊技機は、前記横長溝の端部に、前記帯板の長さ方向および幅方向のズレを防止するストッパ口を形成し、かつ、前記帯板の端部には、前記ストッパ口に挿入可能な差込み片を設けたことを特徴としている。
なお、差込み片の板幅は、帯板の板幅よりも狭くするとよい。差込片の板幅が帯板の板幅以上であると、案内レールのレール幅に制限されて帯板の磁性体面積が小さくなりやすく、磁石による不正防止効果が薄れやすいためである。
本発明(第6発明)による遊技機は、前記差込片が前記帯板の両端部に上下左右対称な形状で設けられることを特徴としている。
本発明(第1〜6発明)は、遊技球のレール構造を有する各種遊技機に適用することができる。例えば、パチンコ機、アレンジボール機、雀球遊技機等の遊技機に適用すると効果的である。
本発明(第1〜6発明)は、必要に応じて単独で適用してもよいし、各発明を組み合わせて適用してもよい。また、本明細書に記載される他の発明を組み合わせてもよい。
図1に示すように、パチンコ機10は、基枠12の正面にガラス枠13が開閉可能に取り付けられる。ガラス枠13の内側に遊技盤14が設けられる。遊技盤14の正面には、遊技領域Pを仕切る合成樹脂製のレールユニット20が取り付けられている。
発射レール18の上端の近傍には、回収口K1が設けられており、遊技領域Pに至らなかった遊技球は、この回収口K1に落下し、遊技盤14下方の受け皿19に回収される。
遊技領域Pの下部であって、レールユニット20の最下部には、アウト口K2が設けられる。遊技領域Pで入賞せずに落下する外れ球は、アウト口K2に集められることになる。
なお、中間レールユニット22には、圧入ピンは設けられておらず、外レールユニット21と内レールユニット23との連結部のみで支持可能になっている。これにより、中間レールユニット22の組み付け作業性が高められている。
図6に示すように、内レールユニット23は、非磁性体である合成樹脂製のレール本体41と、磁性金属製の帯板42とを備えている。磁性金属としては、例えばクロム系ステンレス鋼(SUS430等)などの錆びにくく、磁界内で強い磁性を示すものを選択する。
レール本体41のアウト口K2の周辺部には帯板42が組み込まれている。レール本体41のレール面に沿って帯板42の板面が延びる(図6(B)参照)。これにより、レール本体41のレール上であって、アウト口K2の周辺部に磁石を近づけると、帯板42に磁石が引き寄せられることになる。
帯板42は、その長さ方向の中央に台形のアーチ部43が形成され、このアーチ部43の両側(図8上下方向)にほぼ均等な長さで板面が直線状に延びている。帯板42の所定の長さ位置には、その板面をV字形に折り曲げてなる屈曲部44a,44bが設けられ、これらの屈曲部44a,44bは、後述するレール本体41裏側の横長溝S1,S2(図7参照)の溝幅よりわずかに大きい。そして、帯板42の両端部には、後述のストッパ口T(図7参照)に挿入可能な差込片45a,45bが形成されている。帯板42をその平面方向から見ると、上下左右対称(帯板42の中心に対して点対称)な形状になっている。
ストッパ口Tには、帯板42の差込片43a,43bが挿入される。ストッパ口Tで差込片43a,43bを止めることで、帯板42の長さ方向および幅方向のズレが防止される。
これにより、図7に示すように、帯板42が横長溝S1,S2に一方の端から他方の端まで完全に収まることになる。
まず、本実施形態の作用を説明する前に、磁性体を備えていない合成樹脂製の案内レール(比較例)の問題点を説明する。
案内レール52上の遊技球Bを磁石Mでガラス枠53越しに引き寄せているときは、図10に実線でに示すように、磁石Mに対してほぼ水平な位置で遊技球Bが静止している。この状態から矢印dに示すように、磁石Mを上方に持ち上げると、磁石Mと遊技球Bとの垂直方向のズレに応じて磁石Mから遊技球Bの間に斜め方向の吸引力m0が働く。吸引力m0は、図10に示す水平方向の分力x0と垂直方向の分力y0とに分けられる。そして、垂直方向の分力y0が遊技球Bの重力よりも大きく、かつ、遊技球Bとガラス枠53との摩擦力に打ち勝つと、遊技球Bが上方に持ち上がり、図10破線に示すように、磁石Mと同じ高さの位置まで動くことになる。なお、このとき、案内レール52は、非磁性体であるので、磁石Mによる磁力の影響を受けない。
このとき、遊技球Bに働く磁力についてみれば、図12に示すように、磁石Mから水平方向の吸引力m1で引き寄せられ、かつ、帯板42から垂直方向の吸引力m2で引き寄せられることになる。
図14に示す内レールユニット60は、合成樹脂製のレール本体61のレール面にステンレス製(磁性体)の帯板62を取り付ける凹溝S3を形成している。凹溝S3の溝面に帯板62が固定されている。レール本体61のレール面は帯板62の板面に連なり、両者の繋ぎ目に段差が生じないように調整されている。
このように内レールユニット60のレール面に帯板62を露出させると、アウト口K2周辺部で遊技球に磁石を近づけたとき、帯板62から遊技球に作用する磁力がより強いものになり、内レールユニット60の上方に遊技球をさらに持ち上げにくくすることができる。また、アウト口K2周辺部のレール面の強度が増し、内レールユニット60の耐久性を高めることができる。
例えば、内レールユニットの下面に帯板を固定することも可能である。また、内レールユニットのアウト口周辺部から側方に向けて帯板を延長させてもよい。
また、前記実施形態では、平板状の磁性体を採用しているが、本発明では磁性体の形状は特に限定されることなく、例えば、網目状、波板状等の磁性体を採用する他、磁性体の針金を並べるように内レールユニットに組み込んでもよい。さらに、内レールユニットを形成する樹脂材料に磁性体を混合させることも可能である。
12 基枠
13 ガラス枠
14 遊技盤
17 ハンドル
18 発射レール
19 受け皿
20 レールユニット(案内レール)
21 外レールユニット(案内レール)
22 中間レールユニット(案内レール)
23 内レールユニット(案内レール)
41 レール本体
42 帯板(磁性体)
43 アーチ部
44a、44b 屈曲部
45a、45b 差込片
K1 回収口
K2 アウト口
P 遊技領域
S1、S2 横長溝
Q 空洞部
T ストッパ口
M 磁石
Claims (3)
- 遊技領域が形成された遊技盤と、
前記遊技領域を仕切るレールと、
前記遊技領域の前方に配置されたガラス板と、
前記遊技領域に設けられ、遊技球が入賞可能な入賞口と、
前記入賞口に入賞しなかった遊技球が集められ、前記レールに沿って形成されたアウト口と
を備え、前記遊技盤への取付性を向上させるべく前記レールが樹脂で形成された遊技機であって、
前記レールは、
樹脂で形成されているにもかかわらず、前記アウト口近傍において前記ガラス板越しに磁石が近づけられたときに、当該アウト口近傍の遊技球に対して当該レールに向けた吸引力を作用させるべく、少なくとも前記アウト口近傍において磁性を有しており、
前記ガラス板越しに磁石が近づけられたとしても、前記アウト口近傍の遊技球を前記入賞口に誘導するといった不正を未然に防止できるようにした
ことを特徴とする遊技機。 - 前記レールは、
前記アウト口近傍において磁性金属製の帯板を有する
請求項1に記載の遊技機。 - 前記磁性金属製の帯板は、クロム系ステンレスである
請求項2に記載の遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010057831A JP4863234B2 (ja) | 2010-03-15 | 2010-03-15 | 遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010057831A JP4863234B2 (ja) | 2010-03-15 | 2010-03-15 | 遊技機 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003389075A Division JP2005144024A (ja) | 2003-11-19 | 2003-11-19 | 遊技機 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010131444A JP2010131444A (ja) | 2010-06-17 |
JP2010131444A5 JP2010131444A5 (ja) | 2010-07-29 |
JP4863234B2 true JP4863234B2 (ja) | 2012-01-25 |
Family
ID=42343332
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010057831A Expired - Fee Related JP4863234B2 (ja) | 2010-03-15 | 2010-03-15 | 遊技機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4863234B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5406160B2 (ja) * | 2010-10-15 | 2014-02-05 | 株式会社ニューギン | 遊技機 |
JP6230951B2 (ja) * | 2014-04-16 | 2017-11-15 | 株式会社ニューギン | 遊技機 |
JP6230952B2 (ja) * | 2014-04-16 | 2017-11-15 | 株式会社ニューギン | 遊技機 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4061662B2 (ja) * | 1996-07-29 | 2008-03-19 | 株式会社竹屋 | 弾球式遊技機用案内レール |
JP4748870B2 (ja) * | 2001-03-28 | 2011-08-17 | 株式会社藤商事 | 遊技機 |
-
2010
- 2010-03-15 JP JP2010057831A patent/JP4863234B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2010131444A (ja) | 2010-06-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5096021B2 (ja) | 遊技機用演出装置及びそれを用いた遊技機 | |
JP4863234B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2005144024A (ja) | 遊技機 | |
JP5256388B2 (ja) | 弾球遊技機 | |
JP4562701B2 (ja) | 弾球遊技機 | |
JP2005066331A (ja) | 遊技機 | |
JP5392211B2 (ja) | 遊技機 | |
JP4745254B2 (ja) | 遊技機 | |
JP4972187B2 (ja) | 弾球遊技機 | |
JP4348675B2 (ja) | 遊技機 | |
JP4652292B2 (ja) | 弾球遊技機 | |
JP2013017840A (ja) | 遊技機 | |
JP2008194141A (ja) | 弾球遊技機 | |
JP6292598B2 (ja) | 遊技機 | |
JP5843080B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2005066332A (ja) | 遊技機 | |
JP2009119065A (ja) | 弾球遊技機の障害部材及び弾球遊技機 | |
JP4800426B2 (ja) | 遊技機 | |
JP4374352B2 (ja) | 弾球遊技機 | |
JP5609840B2 (ja) | 遊技機及び遊技機の製造方法 | |
JP6319379B2 (ja) | 遊技機 | |
JP5660244B2 (ja) | 遊技機及び遊技機の製造方法 | |
JP5158312B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2010240147A (ja) | パチンコ遊技機の不正行為防止構造 | |
JP5033991B2 (ja) | 遊技機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100325 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100413 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20100413 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100414 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20100413 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20111004 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20111101 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141118 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |