JP6292598B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技球を誘導するレール部材を備えた遊技機に関する。
一般的な遊技機の遊技領域には、遊技球を誘導するレール部材が設けられる。下記特許文献1には、レール部材を安定した状態で取り付けることができるようにする技術が開示されている。
特開2007−301193号公報
上記特許文献1に記載されるレール部材の取付構造は複雑である。また、レール部材の張り具合を調整するための部材等を配置するためのスペースを確保する必要がある。
本発明が解決しようとする課題は、遊技球を誘導するレール部材を備えた遊技機において、レール部材の取付を容易にすることである。
上記課題を解決するためになされた請求項1の発明にかかる遊技機は、湾曲面が形 湾曲面が形成された遊技盤と、前記湾曲面に沿って配される遊技球を誘導する本体部、およびこの本体部と一体的に設けられた被押圧部を有するレール部材と、前記被押圧部を押圧することにより、前記本体部が前記湾曲面側に付勢された状態とする押圧部材と、を備え、前記遊技盤には、前記被押圧部の少なくとも一部が収容される取付空間が形成され、当該取付空間を囲む壁面の少なくとも一部が前記被押圧部に対向する対向壁であり、前記押圧部材には、前記被押圧部を押圧しつつ前記被押圧部と前記対向壁の間に挿入される押圧部が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、遊技盤に対するレール部材の取付構造を簡易化することが可能である。
本発明の一実施形態にかかる遊技機の正面図である。 レール部材が取り付けられた遊技盤の正面図である。 レール部材の被押圧部および押圧部材を拡大して示した平面図である。 レール部材の被押圧部および押圧部材を拡大して示した分解斜視図である。 (a)は押圧部材が取り付けられていない状態における遊技盤およびレール部材の正面図であり、(b)は(a)に示すA−A線断面図である。 (a)は押圧部材を後側から見た外観斜視図であり、(b)は押圧部材の側面図である。
以下、本発明にかかる実施形態について図面を参照して詳細に説明する。まず、遊技機1の全体構成について簡単に説明する。図1に示されるように、遊技機1は、所定の奥行きを有する額縁形状の機枠90を備える。この機枠90には前面枠91が取り付けられている。前面枠91は、その左側縁が機枠90に回動自在に支持され、前側に開閉可能である。また、前面枠91には、ガラス枠92が取り付けられている。ガラス枠92は、その左側縁が前面枠91に回動自在に支持され、前側に開閉可能である。
ガラス枠92の中央の開口部にはガラス板またはプラスチック板等の透明な板が設けられており、遊技者はこの透明な板を通して前側から遊技盤30を視認できる。また、ガラス枠92の下部には、払い出された遊技球を発射装置96に送るまで貯めておく上皿ユニット94が設けられている。上皿ユニット94には、貯留されている遊技球を下皿ユニット95に流下させる上皿スイッチや、貸し出し可能な貸し球を払い出す球貸しスイッチ等が設けられている。
前面枠91の下部には、払い出された遊技球が上皿ユニット94に入りきらない場合等に遊技球を貯めることができる下皿ユニット95や、遊技球を発射操作するためのタッチスイッチを備える発射装置96等が設けられている。
遊技盤30は、合成樹脂材料により形成された板状の部材であって、前面枠91に着脱可能に取り付けられている。この遊技盤30には、発射装置96から発射された遊技球をガイドするレール部材10が略円弧形状となるように設けられており、このレール部材10によって遊技領域30aの外郭の一部が形成されている。レール部材10の具体的な構成および遊技盤30に対する取り付け構造の詳細については後述する。
遊技盤30の遊技領域30aには、始動入賞口981、大入賞口982などが設けられている。遊技盤30には開口が形成されており、当該開口を通じて視認可能な表示装置97が設けられている。当該表示装置97は、例えば液晶表示装置が用いられ、表示装置97の表示画面(表示部)において当否判定結果が大当たりか否かを示す特別図柄等が表示される。
また、遊技盤30の遊技領域30aには、流下する遊技球が衝突することにより遊技球の流下態様に変化を与える障害物としての遊技釘が複数設けられている。遊技領域30aを流下する遊技球は、遊技釘に衝突したときの条件に応じて様々な態様に変化する。遊技球が上記各種入賞口に入賞したときには所定数の賞球が払い出される。大当たりの抽選は、遊技球が始動入賞口981に入賞したときに行う。かかる大当たりの抽選方法等、以下で説明する構成以外の構成はどのようなものであってもよいため、詳細な説明を省略する。
以下、図2〜図6を参照して遊技盤30に取り付けられるレール部材10およびこのレール部材10に作用する押圧部材20について説明する。レール部材10は、本体部11および被押圧部12を有する。本実施形態におけるレール部材10は、ばね性を有する帯状の金属材料により、かかる本体部11、被押圧部12、および後述する引掛部13が一体成形されたものである。レール部材10は、その幅方向が前後方向に沿うように取り付けられる。
本体部11は、図2等に示す遊技盤30に形成された湾曲面31に密着する部分である。本実施形態における遊技盤30に形成された湾曲面31は、後方から前方に向かって起立した壁面であって、平面視で盤面左下から右上に至るような形状に形成されている。より具体的には、湾曲面31は、盤面下側縁の左側から左側縁に膨らみ、そこから盤面中央かつ上方に向かうように膨らみ、最終的には盤面右上に至るような形状を有する。つまり、平面視で凸となる曲線が二箇所(左側側と上側の二箇所)存在するような曲面である。本実施形態では、湾曲面31の幅(前後方向における長さ)(起立した部分の高さ)は、レール部材10の本体部11の幅と略同じに設定されている。
図2に示すように、レール部材10の一方側端部には、引掛部13が設けられている。レール部材10の他方側端部(引掛部13の反対側)には被押圧部12が設けられている。引掛部13は、本体部11の一方端から屈曲した部分である。基本的には、引掛部13は、レール部材10の一方側端部を遊技盤30に引っ掛けることを可能とするものであればどのような構造であってもよい。本実施形態における引掛部13は、本体部11の一方端から屈曲して下方に延びる第一引掛部131と、そこから屈曲した左側に延びる第二引掛部132と、を含む。第一引掛部131と第二引掛部132のなす角度は略90度である。当該引掛部13の幅は、本体部11の幅と略同じである。
図2に示すように、遊技盤30には、前方に向かって突出する突起である被引掛部33が形成されている。被引掛部33には、湾曲面31の一方端から下方に向かって延びる第一被引掛面331と、そこから屈曲して左側に向かって延びる第二被引掛面332とが形成されている。第一被引掛面331と第二被引掛面332とがなす角度は略90度である。これらの面の幅は、湾曲面31と同じである。かかる被引掛部33に対し、レール部材10の引掛部13が引っ掛けられる。具体的には、第一引掛部131が第一被引掛面331に密着または隙間を隔てて対向し、第二引掛部132が第二被引掛面332に密着するようにして、レール部材10の引掛部13が被引掛部33に引っ掛けられる。本実施形態では、第二引掛部132が第二被引掛面332(被引掛部33)に固定(例えばねじ止め)されている。つまり、レール部材10の一方側端部は、遊技盤30に対して動かないように接続されている。
レール部材10の他方側端部に設けられた被押圧部12は、本体部11の他方端から屈曲して右上方に延びる第一屈曲部121と、そこから屈曲して中央側に向かって延びる第二屈曲部122と、を含む(図3〜図5等参照)。後述する押圧部材20に押圧されていない状態において、本実施形態における本体部11の他方端と第一屈曲部121のなす角度は略90度であり、第一屈曲部121と第二屈曲部122のなす角度は略90度である。つまり、本体部11の他方側端部と第二屈曲部122は略平行である。このように、本体部11の他方側端部と被押圧部12は、略「U」字形状を呈する。
図3〜図5に示すように、遊技盤30には、レール部材10の被押圧部12が入り込む空間(以下、取付空間34と称する)が形成されている。具体的には、被押圧部12のうち、少なくとも第二屈曲部122が入り込むように取付空間34が形成されている。取付空間34は、前後方向における位置が湾曲面31と略同じになるように設定される。また、取付空間34は、遊技盤30における遊技領域30aを構成する部分(レール部材10の本体部11)よりも外側に設けられる。本実施形態では、遊技盤30の右上に取付空間34が形成される。遊技盤30の下側には遊技領域30aに向かって出射される遊技球が通過する通路の入り口部分や、アウト口99(いずれの入賞口にも入賞しなかった遊技球が進入する口)等が設けられるため、大きなスペースを確保することができない一方、遊技盤30の上側はある程度のスペースを確保することができる。そのため、取付空間34(レール部材10の被押圧部12が形成される側)は遊技盤30の上側に設けられることが好ましい。
本実施形態における遊技盤30は、湾曲面31を含む板状の後側部材302と、取付空間34が形成された板状の前側部材301と、を有し(図5(b)参照)、両部材が前後方向に張り合わされるようにして一体化されている。取付空間34は、前側部材301に形成される貫通孔であってもよいし、凹部(窪み)であってもよい。本実施形態における取付空間34は、前方に向かって開口する有底の凹部である。当該取付空間34の底壁343は、前側部材301自体によって構成されるもの(前側部材301に形成される凹部の底)であってもよいし、後側部材302によって構成されるもの(前側部材301に形成される貫通孔211の後側開口を後側部材302が覆う構成)であってもよい。本実施形態では、取付空間34内に入り込む被押圧部12の第二屈曲部122の後方側端縁が、上記底壁343に接した状態にある。
取付空間34を囲む壁面として、上記底壁343と、第一対向壁341と、第二対向壁342が設定されている。遊技盤30は合成樹脂製であるため、当該第一対向壁341や第二対向壁342も合成樹脂製であるということになる。遊技盤30における、これら第一対向壁341や第二対向壁342を構成する部分(取付空間34の周囲)を含む一部のみが合成樹脂製であってもよい。当該第一対向壁341および第二対向壁342は、被押圧部12の第二屈曲部122と対向する。なお、ここでいう「対向する」とは、平面方向において被押圧部12と両壁が向かい合うという意味であって、両者が平行であることまで必要とする意味ではない。
図2〜図4、図6に示す押圧部材20は、遊技盤30と同様に合成樹脂材料で形成された部材であって、上記被押圧部12を押圧する部材である。本実施形態における押圧部材20は、ベース部21、押圧部22、および位置決め部23を有する。本実施形態では、押圧部材20の全体が合成樹脂製であるが、押圧部22および位置決め部23を含む一部のみが合成樹脂製である押圧部材20としてもよい。また、詳細を後述する先細部分222のみが合成樹脂製である押圧部材20としてもよい。ベース部21は、平面視が略三角形状の部分であり、その位置の頂点側に貫通孔211が形成されている。遊技盤30におけるレール部材10の他方側端部が位置する部分には、当該貫通孔211に通された係止部材20a(例えばねじ)を係止することができる係止部32が設けられている。つまり、押圧部材20は、貫通孔211に通された係止部材20aによって、遊技盤30に設けられた係止部32に取り付けられる。
押圧部22は、ベース部21の後側から後方に向かって突出するように形成された突起であって、上記貫通孔211から離れた位置に設けられている。かかる押圧部22は、上記レール部材10の被押圧部12と、取付空間34に面する第一対向壁341とに接触する。本実施形態では、押圧部22は、被押圧部12の第二屈曲部122と第一対向壁341との間に挟まれつつ両者に接した状態にある(図3参照)。
図6に示すように、本実施形態における押圧部22は、ベース部21側の部分である基端部分221と、先端側の部分である先端に向かって先細となる先細部分222とを有する。基端部分221は、その断面の大きさが長さ方向において略一定の部分である。本実施形態では、押圧部材20が所定位置に取り付けられた状態において、当該基端部分221が第二屈曲部122と第一対向壁341に接することになる。つまり、押圧部材20が取り付けられていない状態における第二屈曲部122と第一対向壁341の幅は、基端部分221の幅よりも小さくなるように設定されている。
一方、先細部分222は、被押圧部12側の面が当該被押圧部12に平行な平面(前後方向に沿う平面)であり(以下、当該面を平坦面222aと称する。当該平坦面222aが本発明における平面部に相当する)、第一対向壁341側の面が当該第一対向壁341に対して(前後方向に沿う面に対して)傾斜した傾斜面である(以下、当該面を傾斜面222bと称する。当該傾斜面222bが本発明における傾斜部に相当する)。なお、当該平坦面222aや傾斜面222bの形状は、押圧部22の先端の角が丸められていることによる形状を考慮するものではない。平坦面222aは、上記基端部分221における被押圧部12側の面をそのまま真っすぐ延ばした面であるということができる。一方、傾斜面222bは、押圧部22の先端に近づくに従って、平坦面222aに近づくように傾斜した面であるということができる。なお、本実施形態における被押圧部12は、中央に空洞が形成された断面「コ」の字型形状であるが、当該空洞は成形精度を高めるためのいわゆる肉盗みであって、このような空洞が形成された形状としなくてもよい。
また、押圧部材20の位置決め部23は、押圧部22と同様に、ベース部21の後側から後方に向かって突出するように形成された突起である。本実施形態では、押圧部材20が所定位置に取り付けられた状態において、当該位置決め部23は第二対向壁342に接することになる。本実施形態では、位置決め部23の外側の平坦な面が、第二対向壁342と面接触する。
以下、上記構成を有するレール部材10の遊技盤30に対する取付構造(取付方法)について、一部上記説明と重複するが詳細に説明する。
まず、遊技盤30に対してレール部材10の一方側端部(引掛部13)を引っ掛ける。上述したように、本実施形態では、第二引掛部132が第二被引掛面332(被引掛部33)に固定される。
その状態でレール部材10の本体部11を遊技盤30の湾曲面31に沿わせつつ、レール部材10の他方側端部(被押圧部12)を遊技盤30の係止部32付近に位置させる。具体的には、被押圧部12の第二屈曲部122を取付空間34内に位置させた状態とする。
かかる状態で係止部32に押圧部材20を取り付ける。つまり、押圧部材20の貫通孔211に通した係止部材20aを係止部32に接続する。係止部材20aを係止部32に接続する前段階においては、押圧部22の先細部分222が第二屈曲部122と第一対向壁341の間に入り込むようにして押圧部材20を押し込んでいくことになる。このようにすると、先端の先細部分222によって第二屈曲部122が第一対向壁341からの距離を大きくするよう押し広げられていく。最終的には、取付空間34内に入り込んだ押圧部22(基端部分221)が第二屈曲部122と第一対向壁341の間に入り込み、両者に接した状態となる。また、位置決め部23が第二対向壁342に接した状態となる。
このように押圧部材20が取り付けられることにより、押圧部22によって第二屈曲部122が右上の方向に押される。具体的には、第二屈曲部122は、第一屈曲部121と第二屈曲部122のなす角度が大きくなる方向に付勢された(弾性変形した)状態となる。第一屈曲部121と第二屈曲部122のなす角度が大きくなる方向に付勢されると、本体部11と第一屈曲部121のなす角度も大きくなる。つまり、レール部材10(被押圧部12)は、押圧部材20によって本体部11と第一屈曲部121のなす角度が大きくなる方向に付勢された状態となる。
このような方向に第一屈曲部121(被押圧部12)が付勢されると、ばね性を有する材料で形成されたレール部材10に生ずる応力によって、本体部11と第一屈曲部121は元の状態に戻ろうとする。つまり、本体部11は、本体部11と第一屈曲部121となす角度が小さくなる方向に移動しようとする。当該方向には、遊技盤30に形成された湾曲面31が位置する。すなわち、押圧部材20により、本体部11が湾曲面31側に付勢された状態となり、本体部11と湾曲面31が密着する。
このように、本実施形態にかかる遊技機1では、レール部材10の被押圧部12が押圧部材20に押圧されることにより、レール部材10の本体部11が湾曲面31側に付勢された状態となる。つまり、押圧部材20の押圧部22を被押圧部12(第二屈曲部122)と第一対向壁341の間に挿入するだけでレール部材10の本体部11を湾曲面31に密着させることができるため、遊技盤30に対するレール部材10の取付構造を簡易化することが可能である。
また、被押圧部12と第一対向壁341の間に挿入される押圧部22は、先端に向かって先細となる先細部分222を有する。したがって、押圧部材20の押圧部22を被押圧部12(第二屈曲部122)と第一対向壁341の間に挿入する作業を容易にすることが可能である。特に、本実施形態では、先細部分222における第一対向壁側341の面が当該第一対向壁341に対して傾斜した傾斜面222bである(当該傾斜面222bによって「先細」になっている)ため、押圧部22を押し込む際に、傾斜面222bと第一対向壁341との接触部分に比較的大きな摩擦力がかかるところ、傾斜面222bが樹脂製であり、第一対向壁341が樹脂製であるから、両者の接触する部分における削れの発生を抑制することが可能である。なお、当該作用が奏されるようにするためには、傾斜面222bおよび第一対向壁341は、少なくとも、押圧部材20を取り付ける際(押圧部22を被押圧部12と第一対向壁341の間に挿入する際)に互いに接触する部分の材質が樹脂製であればよい(接触しない部分の材質はどのようなものであってもよい)。
また、押圧部22の先細部分222は、被押圧部12(第二屈曲部122)側の面が当該被押圧部12に平行な平面(平坦面222a)であり、第一対向壁341側の面が当該第一対向壁341に対して傾斜した傾斜面222bである。このようにすることで、被押圧部12(第二屈曲部122)の反作用力により、先細部分222の被押圧部12側が削れてしまうのを抑制しつつ、押圧部材20の押圧部22を被押圧部12(第二屈曲部122)と第一対向壁341の間に挿入する作業を容易にすることが可能である。つまり、本実施形態では、押圧部22が合成樹脂材料からなり、被押圧部12(レール部材10)が金属材料からなるため、押圧部22を押し込む(圧入)する際に押圧部22が削れてしまうおそれがあるところ、押圧部22の先細部分222における被押圧部12(第二屈曲部122)側の面が当該被押圧部12に平行な平面(平坦面222a)であるため、当該削れの発生を抑制することが可能である。なお、当該作用を有効なものとするためには、平坦面222aおよび被押圧部12は、少なくとも、押圧部材20を取り付ける際(押圧部22を被押圧部12と第一対向壁341の間に挿入する際)に互いに接触する部分の材質がそれぞれ樹脂製および金属製であればよい(接触しない部分の材質はどのようなものであってもよい)。
また、押圧部材20には、遊技盤30に形成された第二対向壁342に接する位置決め部23が設けられているため、押圧部材20が動くことによってレール部材10の張り具合が変化してしまうのを防止することが可能である。特に、本実施形態では接触する両者(第二対向壁342と位置決め部23)は樹脂同士であるため、少なくとも一方が削れてしまうことが抑制される。なお、当該作用が奏されるようにするためには、第二対向壁342と位置決め部23は、少なくとも、押圧部材20を取り付ける際(押圧部22を被押圧部12と第一対向壁341の間に挿入する際)に互いに接触する部分の材質が樹脂製であればよい(接触しない部分の材質はどのようなものであってもよい)。
以上、本発明の実施の形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
上記実施形態におけるレール部材10の形状は、遊技球が遊技盤30の左側の領域を通って遊技領域30aに向けて発射される構成のものである。例えば、遊技球が遊技盤30の右側の領域を通って遊技領域30aに向けて発射される構成とする場合には、上記実施形態にかかるレール部材10の形状(遊技盤30におけるレール部材10の取付等に関係する部分(湾曲面31等)の形状)を左右反対(左右対称)の形状とすればよい。また、本実施形態におけるレール部材10は遊技球を遊技領域30aに向けて誘導するために用いられるものであるが、遊技球を誘導する箇所に用いられるものであれば、同様の技術思想が適用可能である。
また、上記実施形態では、レール部材10の本体部11は遊技盤30の湾曲面31と密着していることを説明したが、本体部11と湾曲面31との間に別の部材が介在されていてもよい。例えば、本体部11に遊技球が衝突したときの衝撃を和らげるための弾性体(シート状のゴム材等)が介在されていてもよい。
上記実施形態から得られる具体的手段(遊技機)を以下に列挙する。
手段1;湾曲面が形成された遊技盤と、前記湾曲面に沿って配される遊技球を誘導する本体部、およびこの本体部と一体的に設けられた被押圧部を有するレール部材と、前記被押圧部を押圧することにより、前記本体部が前記湾曲面側に付勢された状態とする押圧部材と、を備え、前記遊技盤には、金属製の前記被押圧部に対向する樹脂製の第一対向壁が設けられるとともに、前記押圧部材には、前記被押圧部と前記第一対向壁に接した状態で両者の間に挟まれる押圧部が設けられ、押圧部は、先端に向かって先細となる樹脂製の先細部分を有し、当該先細部分は、前記金属製の被押圧部側の面が当該被押圧部に平行な平面であり、前記樹脂製の第一対向壁側の面が当該第一対向壁に対して傾斜した傾斜面であることを特徴とする遊技機。
手段2;手段1に記載の遊技機において、前記遊技盤には、前記第一対向壁側とは反対側で前記被押圧部に対向する樹脂製の第二対向壁が設けられており、前記押圧部材には、前記第二対向壁に接する樹脂製の位置決め部が設けられていることを特徴とする遊技機。
手段3;湾曲面が形成された遊技盤と、前記湾曲面に沿って配される遊技球を誘導する本体部、およびこの本体部と一体的に設けられた被押圧部を有するレール部材と、前記被押圧部を押圧することにより、前記本体部が前記湾曲面側に付勢された状態とする押圧部材と、を備え、前記遊技盤には、前記被押圧部に対向する第一対向壁が設けられるとともに、前記押圧部材には、前記被押圧部を押圧しつつ前記被押圧部と前記第一対向壁の間に挿入される押圧部が設けられ、前記押圧部は、先端に向かって先細となる樹脂製の先細部分を有し、当該先細部分は、前記被押圧部側の面が当該被押圧部に平行な平面部であり、前記第一対向壁側の面が当該第一対向壁に対して傾斜した傾斜部であり、前記被押圧部は、少なくとも、前記押圧部が前記被押圧部と前記第一対向壁の間に挿入される際に前記樹脂製の先細部分の平面部と接触する部分が金属製であり、前記第一対向壁は、少なくとも、前記押圧部が前記被押圧部と前記第一対向壁の間に挿入される際に前記樹脂製の先細部分の傾斜部と接触する部分が樹脂製であることを特徴とする遊技機。
手段3にかかる遊技機によれば、押圧部材の押圧部を被押圧部と第一対向壁の間に挿入するだけでレール部材の本体部を湾曲面に密着させることができるため、遊技盤に対するレール部材の取付を容易にすることが可能である。また、押圧部の挿入時に、押圧部における被押圧部と接触する部位が樹脂製であり、被押圧部における押圧部と接触する部位が金属製であるため、挿入の際押圧部が削れてしまうおそれがあるところ、押圧部の先細部分における被押圧部側の面が当該被押圧部に平行な平面部であるため、当該削れの発生を抑制することが可能である。
そして、先細部分における第一対向壁側の面が当該第一対向壁に対して傾斜した傾斜部である(当該傾斜部によって「先細」になっているため)ため、押圧部を押し込む作業が容易である。しかも、先細部分における傾斜部が樹脂製であり、第一対向壁における先細部分と接触する部分が樹脂製であるから、両者の接触する部分における削れの発生を抑制することが可能である。
手段4;手段3に記載の遊技機において、前記遊技盤には、前記第一対向壁側とは反対側で前記被押圧部に対向する第二対向壁が設けられるとともに、前記押圧部材には、前記第二対向壁に接する位置決め部が設けられ、前記第二対向壁は、少なくとも、前記押圧部が前記被押圧部と前記第一対向壁の間に挿入される際に前記位置決め部と接触する部分が樹脂製であり、前記位置決め部は、少なくとも、前記押圧部が前記被押圧部と前記第一対向壁の間に挿入される際に前記第二対向壁と接触する部分が樹脂製であることを特徴とする遊技機。
手段4の遊技機のように、遊技盤に第二対向壁を設け、押圧部材に当該第二対向壁に接する位置決め部を設けることで、押圧部材が動くことによってレール部材の張り具合が変化してしまうのを防止することが可能である。そして、接触する両者は樹脂同士であるため、少なくとも一方が削れてしまうことが抑制される。
1 遊技機
10 レール部材
11 本体部
12 被押圧部(レール部材の他方側端部)
121 第一屈曲部
122 第二屈曲部
13 引掛部(レール部材の一方側端部)
20 押圧部材
21 ベース部
211 貫通孔
22 押圧部
221 基端部分
222 先細部分
222a 平坦面
222b 傾斜面
23 位置決め部
30 遊技盤
30a 遊技領域
31 湾曲面
32 係止部
33 被引掛部
34 取付空間
341 第一対向壁
342 第二対向壁
343 底壁

Claims (1)

  1. 湾曲面が形成された遊技盤と、
    前記湾曲面に沿って配される遊技球を誘導する本体部、およびこの本体部と一体的に設けられた被押圧部を有するレール部材と、
    前記被押圧部を押圧することにより、前記本体部が前記湾曲面側に付勢された状態とする押圧部材と、
    を備え、
    前記遊技盤には、前記被押圧部の少なくとも一部が収容される取付空間が形成され、当該取付空間を囲む壁面の少なくとも一部が前記被押圧部に対向する対向壁であり、
    前記押圧部材には、前記被押圧部を押圧しつつ前記被押圧部と前記対向壁の間に挿入される押圧部が設けられていることを特徴とする遊技機。
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