JP5091207B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ機、アレンジボール機等の弾球遊技機に関するものである。
パチンコ機では、遊技盤の前面にガイドレール及び飾り部材を周方向に配置して形成された遊技領域内に、センターケースを有する画像表示手段、可変入賞手段、図柄始動手段等の複数個の遊技部品を配置しておき、発射手段により発射された遊技球をガイドレールを経て遊技領域の上部側へと誘導し、その遊技球を遊技領域の上部に配置された球衝突体に衝突させた後、遊技領域内を遊技球が落下するようにしている。
球衝突体は遊技領域に対してガイドレールと反対側の上部に配置されている。そして、この球衝突体はゴム等の弾性部材により構成されており、ガイドレールからの遊技球を上下方向の略平坦状に形成された衝突面に衝突させて、衝撃を吸収しながら遊技領域内へと斜め下方に跳ね返すようにしている(特許文献1、2)。
特開平11−90003号公報 特開2005−130936号公報
近年のパチンコ機には、通常はセンターケースの左側の左打ち通路に遊技球を集中させる左打ちを行い、或る遊技状態になれば球衝突体に遊技球を衝突させながらセンターケースの右側の右打ち通路に遊技球を集中させる右打ちを行うようにしたものがある。
しかし、従来の球衝突体には摩擦力の大きいゴム等の弾性部材により構成されているため、球衝突体とセンターケースとの間の球通過領域が狭い場合には、右打ち時にその狭い球通過領域に複数個の遊技球が集中した場合に、その球通過領域で遊技球の噛み込みが発生する原因となっている。
即ち、ゴム等の弾性部材により構成された球衝突体の摩擦力が大きく滑りが悪いために、球衝突体とセンターケースとの間の狭い球通過領域に複数個の遊技球が集中した場合、球衝突体の表面に接触した状態で遊技球が留まってしまい、これによって球通過領域で遊技球の噛み込みが発生する惧れがある。
本発明は、このような従来の問題点に鑑み、球衝突体の下部側の滑り性をよくして、球衝突体とその下側の遊技部品との間での遊技球の噛み込みの発生を防止できる弾球遊技機を提供することを目的とする。
本発明は、遊技盤の前面に、遊技部品が配置された遊技領域と、該遊技領域へと遊技球を誘導するガイドレールと、前記遊技領域の上部に配置され且つ前記ガイドレールにより前記遊技領域へと誘導された遊技球が衝突する球衝突体とを備えた弾球遊技機において、前記球衝突体はその上部に弾性を有する第1球衝突部を、該第1球衝突部の下側に、摩擦力の小さい第2球衝突部を夫々備え、前記遊技領域の外周の飾り部材に設けられた前記球衝突体用の取り付け部と、該取り付け部と前後に相対応して前記第2球衝突部に一体に設けられ且つ前記遊技盤の前面に当接する挟持部との間に前記第1球衝突部を配置し、前記第1球衝突部の通孔の前後両端部に嵌合する突起を前記取り付け部と前記挟持部とに設けたものである。
本発明によれば、球衝突体の下部側の滑り性が向上して、球衝突体とその下側の遊技部品との間での遊技球の噛み込みの発生を未然に防止できる利点がある。
本発明の第1の実施形態を示すパチンコ機の正面図である。 同遊技盤の右上部の拡大正面図である。 同要部の背面図である。 図3のX−X線断面図である。 同要部の分解斜視図である。 同要部の正面断面図である。 本発明の第2の実施形態を示す要部の正面断面図である。 本発明の第3の実施形態を示す要部の斜視図である。 同要部の正面断面図である。 図9のY−Y線断面図である。 本発明の第4の実施形態を示す要部の斜視図である。 同要部の正面断面図である。 図12のZ−Z線断面図である。
以下、本発明の第1の実施形態を図面に基づいて詳述する。図1〜図6は本発明をパチンコ機に採用した第1の実施形態を例示する。パチンコ機は、図1に示すように、矩形状の外枠1と、この外枠1の前側にヒンジ2により縦軸廻りに開閉自在に枢着された前枠3とを備えている。前枠3の前側にはガラス扉4と前面板5とが上下に配置され、前枠3に対してヒンジ2と同じ側のヒンジ6により縦軸廻りに開閉自在に枢支されている。
前面板5の前側には発射用の遊技球を貯留する球供給皿7が配置され、その側方に遊技球を発射する発射手段(図示省略)の発射ハンドル8が設けられている。ガラス扉4の裏側には、このガラス扉4に対応するように前枠3に遊技盤10が着脱自在に装着されている。
遊技盤10の前面には、発射手段から発射された遊技球を誘導するガイドレール11と、略円弧状の飾り部材12とが周方向に装着され、そのガイドレール11と飾り部材12との内側が遊技領域13となっている。
遊技領域13には画像表示手段14、普通図柄始動手段15、第1特別図柄始動手段16、第2特別図柄始動手段17、大当たり用の開閉入賞手段18、複数個の普通入賞手段19,20等の各種の遊技部品が配置されている。
画像表示手段14は遊技領域13の略中央上部に配置されたセンターケース21と、このセンターケース21の表示窓22に対応してセンターケース21の裏側に装着された液晶式等の画像表示部23とを備え、その画像表示部23に遊技画像を表示するようになっている。センターケース21は遊技盤10の前面に装着された前飾り板24と、表示窓22の外周で前飾り板24から前側に突出する突出部25とを有する。
遊技領域13はセンターケース21の頂部を境界として左側が左打ち通路27となり、右側が右打ち通路28となっている。センターケース21は画像表示部23の左側よりも右側が大きくなっており、左打ち通路27に比べて右打ち通路28が狭くなっている。センターケース21の前飾り板24は薄い板状であり、突出部25の外周側であればその前面を遊技球が通過可能である。
画像表示手段14の下側の左右略中央には、第1特別図柄始動手段16と第2特別図柄始動手段17とアウト球口29とがその順で上下方向に配置されている。画像表示手段14の左右両側には、画像表示手段14との間に複数個の普通入賞手段19が配置されている。
画像表示手段14の右下側には、画像表示手段14との間に右打ち通路28を置いて遊技領域13の外周縁に沿って装飾体30が円弧状に配置されている。装飾体30の上端側には球案内板31と普通図柄始動手段15とが、下端側には普通入賞手段20が夫々設けられ、また中間に開閉入賞手段18が設けられている。
飾り部材12の上部側には、図2に示すように、特別図柄表示手段33と球衝突体34とが設けられている。即ち、飾り部材12の上部側は、図3〜図6に示すように、球衝突体34の上下両側に円弧状に配置された上周壁36及び下周壁37と、球衝突体34の外側で上周壁36及び下周壁37を上下に連結し且つ球衝突体34に遊技球が衝突したときの衝撃を受ける受担壁35と、上周壁36及び下周壁37を外周側で連結する補強壁38と、上周壁36、下周壁37、受担壁35及び補強壁38の前端側を連結する前面壁39とを一体に有する。なお、上周壁36、下周壁37、受担壁35及び補強壁38の後端は遊技盤10に当接している。特別図柄表示手段33は前面壁39に装着されている。
飾り部材12の受担壁35、上周壁36、下周壁37等はガイドレール11と略同程度の前後幅を有し、その上周壁36はガイドレール11の略円弧上に配置され、下周壁37は上周壁36よりも内側に配置されている。受担壁35は略上下方向に配置され、その上下両端に上周壁36、下周壁37が接続されている。従って、上周壁36と下周壁37は受担壁35を介して遊技領域13の内外方向に段違い状になっている。
飾り部材12はその裏側に一体に形成された複数個の圧入突起40を遊技盤10の圧入孔に圧入することにより、遊技盤10に着脱自在に固定されている。なお、飾り部材12は圧入以外の装着手段により装着してもよい。
球衝突体34はガイドレール11により誘導された遊技球を衝突させて遊技領域13内に跳ね返すためのストッパーを構成するもので、図3〜図6に示すように、上周壁36と受担壁35とに跨がって設けられた取り付け部42の裏側に、上周壁36と受担壁35とに沿って着脱自在に固定されている。取り付け部42は板状であって、飾り部材12の前端側に前面壁39と一体に設けられており、この取り付け部42の裏面側には上部側に短い突起43が、下部側に長い取り付け用突起44が後向きに突出して一体に形成されている。
球衝突体34はガイドレール11により遊技領域13の上部側へと誘導された遊技球のうち、勢いの強い遊技球が衝突する第1球衝突部45と、この第1球衝突部45の下側に配置され且つ勢いの弱い遊技球が衝突する第2球衝突部46とを備えている。そして、第2球衝突部46の遊技球と接触する部分の表面によって、遊技球の滑り易い球滑り部47が構成されている。なお、球滑り部47は球衝突体34の下部の第2球衝突部46により構成されている。
第1球衝突部45、第2球衝突部46は、飾り部材12の前端側の取り付け部42と、この取り付け部42に対応して遊技盤10の前面に当接する挟持部48との間で前後両側から挟持され、取り付け用突起44、ネジ49等により取り付け部42に着脱自在に固定されている。
第1球衝突部45は耐摩耗性及び弾性を有し衝撃吸収性のよいゴム等の弾性部材により構成されており、図3〜図6に示すように、勢いの強い遊技球が略直角又は略直角に近い角度でa矢示方向に衝突する第1衝突面50と、略中央部に前後方向に貫通して形成された通孔51とを有し、その上端側が上周壁36に形成された凹部52に下側から嵌合し、また通孔51の前端部に取り付け部42の突起43が嵌合している。
第2球衝突部46は第1球衝突部45よりも十分に大きい剛性を有し摩擦力が小さく滑り性のよい合成樹脂材等の剛性部材により構成されており、略上下方向に平坦状に形成された第2衝突面53を有する。第2衝突面53は勢いの弱い遊技球が第1衝突面50よりも小さい角度で斜め上方からb矢示方向に鋭角方向に衝突して、その遊技球を斜め下方へと跳ね返すようになっている。
この第2球衝突部46には、図3〜図6に示すように、その後端側から上方に突出する板状の挟持部48が一体に設けられると共に、取り付け用突起44が嵌合する嵌合孔54が略中央部に前後方向に形成され、その取り付け用突起44に挟持部48の取り付け孔55に挿通されたネジ49が螺合されている。
挟持部48の上部側には第1球衝突部45の通孔51の後側部分に嵌合する短い突起56が前向きに設けられている。従って、弾性部材により構成された第1球衝突部45は、取り付け部42と挟持部48との間で前後両側から挟持されて、その通孔51の前後両端部に嵌合する突起43,56により保持されている。そして、勢いの強い遊技球が第1衝突面50に頻繁に衝突する第1球衝突部45の内部は、突起43,56間の通孔51により中空状になっている。
第1球衝突部45、第2球衝突部46、挟持部48は飾り部材12の受担壁35に当接しており、球衝突体34に遊技球が衝突したときの衝撃を受担壁35を介して飾り部材12により受けるようになっている。なお、第1球衝突部45の第1衝突面50の下側の下側面57は球衝突体34の上側近傍における上周壁36の傾斜角度と略同じであり、第1衝突面50と下側面57は略直角である。また第1球衝突部45の下面58は第2球衝突部46の上面59に当接している。なお、第1衝突面50と下側面57は鋭角又は鈍角をなしてもよい。
この実施形態では、次のような利点がある。ゲームに際して発射手段により発射された遊技球はガイドレール11を経て遊技領域13の上部側へと案内される。そして、遊技球を右打ち通路28に集中させる右打ちを行う場合には、遊技球を球衝突体34に衝突させる等、センターケース21の頂部よりも右側へと遊技球を打ち込む。
この右打ち時に勢いの強い遊技球はガイドレール11から上周壁36を経て球衝突体34の第1球衝突部45に衝突し、また勢いの弱い遊技球はガイドレール11の終端側でガイドレール11から下に離れて球衝突体34の第2球衝突部46に衝突して、これら第1球衝突部45及び第2球衝突部46で跳ね返された後、センターケース21と飾り部材12との間を右打ち通路28内を経て落下して行く。
勢いの強い遊技球は球衝突体34の上部側の第1球衝突部45に衝突するが、この第1球衝突部45は衝撃の吸収性のよいゴム等の弾性部材により構成されているので、遊技球の衝撃を十分に吸収することができる。また遊技球は第1球衝突部45の第1衝突面50に対して略直角又はそれに近い状態で衝突するため、この第1球衝突部45での衝撃の吸収性が非常に良好である。
しかも、第1球衝突部45がゴム等の弾性部材により構成されているだけでなく、通孔51の前後両端部に突起43,56が嵌合しており、その突起43,56間が通孔51によって中空状になっているため、第1球衝突部45が中実状である場合に比較して衝撃の吸収性が更に向上する。
ゴム等の弾性を有する第1球衝突部45は球衝突体34の上部に配置し、その下側の第2球衝突部46は遊技球の滑り性のよい剛性部材で構成しているので、球衝突体34とセンターケース21との間の球通過領域が狭い場合でも、球衝突体34の下側での遊技球の噛み込みを容易に防止することができる。
即ち、狭い球通過領域に複数個の遊技球が集中しても、摩擦力が小さく遊技球の滑り性のいい材料により第2球衝突部46自体が構成されているので、従来のように球衝突体34に接触した状態で遊技球が止まってブリッジ状になるようなことはない。このため、球通過領域での遊技球の噛み込みを未然に防止できる。
また第2球衝突部46は第1球衝突部45の下側にあって、この第2球衝突部46に衝突する遊技球は、ガイドレール11の終端側で失速した勢いのない遊技球であるため、遊技球の滑り性のよい材料で第2球衝突部46を構成しているにも拘わらず、第2球衝突部46に衝突後の遊技球がセンターケース21等に衝突しても、それによってセンターケース21等が損傷する惧れもない。
更に遊技領域13に対してガイドレール11と反対側に配置された飾り部材12の取り付け部42と、この取り付け部42と相対応して遊技盤10の前面に当接する挟持部48との間に各突起43,56を配置しているので、飾り部材12に対して球衝突体34を容易に固定できる。
第2球衝突部46に挟持部48を一体に備え、取り付け部42に第2球衝突部46内に嵌合する取り付け用突起44を設け、挟持部48側から取り付け用突起44に螺合するネジ49により第2球衝突部46と挟持部48とを取り付け部42に固定し、第1球衝突部45の通孔51に前後両端部に嵌合する突起43,56を取り付け部42と挟持部48とに設けているため、簡単な構造で第2球衝突部46と挟持部48とを取り付け部42に固定できると共に、弾性部材により構成された第1球衝突部45を取り付け部42と挟持部48とで前後方向に挟持しながら確実に支持できる。
また取り付け部42と挟持部48との間で第1球衝突部45を挟持するだけでなく、その通孔51の前後両側に突起43,56が嵌合しているので、飾り部材12を遊技盤10に固定する前の状態でも、その第1球衝突部45の脱落を防止することができる。
更に第1球衝突部45は勢いの強い遊技球が頻繁に衝突するため、取り付け部42又は挟持部48から突出する長い突起を第1球衝突部45の通孔51に挿入して第1球衝突部45を支持する構造を採用した場合には、遊技球が第1球衝突部45に衝突したときの大きな衝撃がその突起に加わってその基部が折損する惧れがある。
しかし、取り付け部42及び挟持部48の第1球衝突部45に対応する突起43,56の長さを短くし、この突起43,56が第1球衝突部45の通孔51の前後両端部に嵌合するよう構成することにより、遊技球が第1球衝突部45に衝突したときの衝撃を第1球球衝突部45を介して受担壁35で受けることができる。従って、上部側にある第1球衝突部45には、勢いの強い遊技球が頻繁に衝突するにも拘らず、その衝撃によって突起43,56が損傷するようなこともない。
しかも球衝突体34の第2球衝突部46を飾り部材12と一体に構成することも可能であるが、第2球衝突部46、挟持部48を飾り部材12から分離して、その取り付け部42に球衝突体34を固定することにより、第1球衝突部45と第2球衝突部46との比率が異なる球衝突体34を使用する場合にも、その飾り部材12を共通部品として使用できる。
例えば第1球衝突部45の上下方向の寸法、第1球衝突部45に使用する弾性材料等は、球衝突体34とセンターケース21との間の間隔等と関連しており、その間隔等が異なる場合には、それに応じた球衝突体34を準備する必要がある。飾り部材12と球衝突体34とを別構造としておくことにより、このような場合にも飾り部材12を共通部品として使用することが可能となり、製作コストを低減できる利点がある。
図7は本発明の第2の実施形態を例示する。この実施形態では、各球衝突部45,46の衝突面50,53は上下方向の略同一面上に設けられている。なお、各球衝突部45,46の材質等、他の構成は第1の実施形態と同様である。
このように第1球衝突部45の第1衝突面50と第2球衝突部46の第2衝突面53は略同一面上に配置してもよいし、両者を略平行に設けてもよい。従って、第1球衝突部45の第1衝突面50と第2球衝突部46の第2衝突面53は、第1の実施形態に限定されるものではない。
図8〜図10は本発明の第3の実施形態を例示する。この実施形態では、第1球衝突部45はその弾性材料、第1衝突面50の形状等が第1の実施形態と同様であり、この第1球衝突部45の下側に、第1球衝突部45から一体に下方に延びる前後一対の延出部61が設けられ、この延出部61間に滑り性のよい剛性材料により形成された第2球衝突部46が挟まれている。
第2球衝突部46は遊技盤10から遊技球の半径に対応する位置を基準に前後方向に所定幅を有し、遊技盤10の前面に沿って飛行する遊技球が衝突する位置に設けられており、その第2衝突面53及び下面は延出部61よりも突出するか、延出部61の面と略面一状になっている。なお、第2衝突面53は延出部61よりも若干凹んで設けてもよい。
第2球衝突部46、延出部61には、取り付け部42の取り付け用突起44が嵌合する嵌合孔54が形成され、また挟持部48は第2球衝突部46と別構造であり、取り付け用突起44に螺合するネジ49により取り付け部42に固定されている。他の構成は第1の実施形態と同様である。
このように第2球衝突部46は、球衝突体34の前後方向の全幅のうち、その一部の遊技球と接触する部分に設けてもよい。この場合にも、第2球衝突部46の下側部分を球滑り部47とすることができる。なお、第2球衝突部46は延出部61間に介在するだけでもよいし、延出部61に接着等で固定してもよい。
図11〜図13は本発明の第4の実施形態を例示する。この実施形態では、球衝突体34は遊技球が略直角に衝突する第1衝突面50を有する第1球衝突部45と、上下方向の平坦な第2衝突面53を有する第2球衝突部46との全体がゴム等の弾性部材により一体に形成されている。
第2球衝突部46の下部には、皮膜加工により球滑り部47が設けられている。この球滑り部47は金属メッキ等により形成されている。なお、球衝突体34は受担壁35に当接した状態で取り付け部42に接着等により装着され、遊技盤10と取り付け部42との間で挟持されている。他の構成は第1の実施形態と同様である。
このように球衝突体34は衝突面の向きが異なる第1球衝突部45と第2球衝突部46とをゴム等の弾性部材により一体に形成し、その第2球衝突部46の下部に球滑り部47を皮膜加工等により設けてもよい。この場合にも、球衝突体34の下部の球滑り部47の摩擦力が小さく滑り性がよいので、その下側での遊技球の噛み込みを防止できる。
なお、この実施形態では、第1球衝突部45と第2球衝突部46が一体であるため、その通孔51に嵌合する突起43と、嵌合孔54に嵌合する取り付け用突起44とにより球衝突体34を支持し、飾り部材12を遊技盤10に装着したときに、その遊技盤10と取り付け部42との間で球衝突体34を前後方向に挟持するようにしているが、他の実施形態と同様に挟持部48を設けてもよい。
以上、本発明の各実施形態について詳述したが、本発明はこの各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、球衝突体34はその下部に球滑り部47を備えたものであればよく、他の形状、構造は種々に変更が可能である。
また球滑り部47は第1〜第3の実施形態に例示するように、剛性部材により構成された第2球衝突部46の下部側に設けるのが望ましいが、第4の実施形態に例示するように弾性を有する第2球衝突部46の下部に皮膜状に設けてもよい。勿論、第2球衝突部46の下部に皮膜状に球滑り部47を設ける場合には、第2球衝突部46に使用する弾性材料は、その球滑り部47の弾性変形による遊技球の噛み込みが生じない程度の固さを有するものであることが望ましい。球滑り部47は球衝突体34の下部に金属板をインサートして設けてもよい。
球衝突体34は飾り部材12の取り付け部42の裏側に配置するのが望ましいが、飾り部材12とは別の球衝突体34用の支持具を介して遊技盤10に取り付けるようにしてもよい。また球衝突体34は衝突面が同一の材料により上下方向に平坦状に形成されたものでもよい。従って、球衝突体34はその材質、形状等が異なる第1球衝突部45、第2球球衝突部46を備えていないものでもよい。
第1球衝突部45の第1衝突面50は、その弾性により遊技球の衝撃を吸収する上では、第1衝突面50に対して遊技球が略直角に衝突するのが望ましいが、第1衝突面50に対して遊技球が略直角に近い角度で衝突するようにしてもよい。また第2球衝突部46の第2衝突面53も、遊技球が略直角又は略直角に近い角度で衝突するようにしてもよい。その場合、第1衝突面50と第2衝突面53とを同一面上に設けてもよいし、第1衝突面50と第2衝突面53とを略平行に段違い状に設けてもよい。
飾り部材12の取り付け部42と遊技盤10の前面に当接する挟持部48との間で球衝突体34を挟持する場合、挟持部48と第2球衝突部46とを別部材により構成して、ネジ49による共締めにより挟持部48と第2球衝突部46とを取り付け部42に固定してもよい。
また実施形態では、センターケース21と球衝突体34との間の球通過領域で遊技球が噛み込む場合を例示しているが、球衝突体34との間で遊技球の噛み込みが問題となる対象は、画像表示手段14に設けられたセンターケース21に限定されるものではない。例えば、球衝突体34の下側近傍に遊技釘、その他の突出部材があり、その遊技釘、その他の突出部材と球衝突体34との間で遊技球の噛み込みが生じる場合にも同様に実施できる。従って、遊技部品は球衝突体34の下側近傍で遊技盤10の前面から前方に突出するものであればよい。
更に本発明はパチンコ機の他、アレンジボール機、その他の各種の弾球遊技機においても同様に実施可能であることは云うまでもない。
10 遊技盤
11 ガイドレール
12 飾り部材
13 遊技領域
21 センターケース(遊技盤部品)
34 球衝突体
42 取り付け部
43,56 突起
44 取り付け用突起
45 第1球衝突部
46 第2球衝突部
47 球滑り部
48 挟持部
49 ネジ
50 第1衝突面
51 通孔

Claims (5)

  1. 遊技盤の前面に、遊技部品が配置された遊技領域と、該遊技領域へと遊技球を誘導するガイドレールと、前記遊技領域の上部に配置され且つ前記ガイドレールにより前記遊技領域へと誘導された遊技球が衝突する球衝突体とを備えた弾球遊技機において、前記球衝突体はその上部に弾性を有する第1球衝突部を、該第1球衝突部の下側に、摩擦力の小さい第2球衝突部を夫々備え、前記遊技領域の外周の飾り部材に設けられた前記球衝突体用の取り付け部と、該取り付け部と前後に相対応して前記第2球衝突部に一体に設けられ且つ前記遊技盤の前面に当接する挟持部との間に前記第1球衝突部を配置し、前記第1球衝突部の通孔の前後両端部に嵌合する突起を前記取り付け部と前記挟持部とに設けたことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 前記第2球衝突部は剛性材料であることを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
  3. 前記第1球衝突部は遊技球が略直角又は略直角に近い角度で衝突する衝突面を有することを特徴とする請求項2に記載の弾球遊技機。
  4. 前記第2球衝突部は前記第1球衝突部よりも小さい角度で遊技球が衝突する衝突面を有することを特徴とする請求項3に記載の弾球遊技機。
  5. 記取り付け部に前記第2球衝突部内に嵌合する取り付け用突起を設け、前記挟持部側から前記取り付け用突起に螺合するネジにより前記第2球衝突部と前記挟持部とを固定したことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の弾球遊技機。
JP2009198014A 2009-08-28 2009-08-28 弾球遊技機 Expired - Fee Related JP5091207B2 (ja)

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