JP5460083B2 - 遊技盤ユニット、及びパチンコ遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ遊技機において、右打ち(強打ち)された遊技球を跳ね返して遊技領域内の任意の領域に導く返しゴムを、当該機種において既定とされている位置よりも遊技領域内に変位した任意の位置に移設することを可能とするための技術に関する。
パチンコ遊技機においては、遊技盤の遊技領域内に遊技釘、入賞口、風車、図柄表示装置、電飾装置等の各種盤面部品を設けて遊技内容の多様性を図っている。
図4(a)(b)及び(c)は従来の遊技盤の正面図、支持部材の構成説明図、及び他の従来例の要部構成説明図である。
図4(a)(b)に示すように遊技盤100の遊技領域101の外周縁には薄い金属板からなる外ガイドレール105と内ガイドレール106が所定の間隔を隔てて立設され、発射装置から発射された遊技球Bは両ガイドレール105、106によって形成される導入経路107内を上昇し、導入経路107の終端部を通過することにより遊技領域101に進入して遊技領域内を流下するが、発射レバーを最大強さとなるように操作することにより発射(右打ち)された遊技球B1は外ガイドレール105の内周面に沿って右方向へ移動し、遊技領域の右上部分に配置された返しゴム110にて跳ね返って遊技領域内に落下して行く(遊技球B2、B3の状態)。
特許文献1には、右打ちされた遊技球が繰り返し衝突することにより返しゴムの取付け部位が損傷することを防止するための補強構造が開示されている。
特許文献2には、右打ちを行った場合に返しゴムで跳ね返った遊技球を近傍に位置する誘導部材の壁部に導いて球勢を減殺することにより、跳ね返った遊技球が直接遊技釘に衝突してこれを損傷させることを防止するための技術が開示されている。
何れの従来技術においても返しゴム110は、遊技盤の右上に位置する外ガイドレールの終端部105aに設けた樹脂製の支持部材111の先端部に固定される構造を採る。
ところで、遊技盤ユニットの製造工程において、外ガイドレール105を遊技盤の遊技領域外周に沿って固定する作業を実施する場合には、外ガイドレールの右上終端部105aを基準として外ガイドレールの他の部位を遊技盤面に位置決め固定する。このため外ガイドレールの右上終端部の位置を変更することはできない。一方で、遊技盤面に配置する盤面部品(例えば、入賞口)のレイアウトによっては、右打ちされて返しゴム110によって跳ね返ってくる遊技球の位置をより遊技領域の中央部に寄せて特定の盤面部品に届かせたいというニーズが発生することがある(遊技球B4の状態)。しかし、外ガイドレールの右上終端部105aに沿って配置された返しゴム110で跳ね返った遊技球を遊技領域の中央寄りに配置した特定の盤面部品に届かせることは困難であるため、返しゴムの位置を中央寄りに変位させたいという要請が発生することがある。
しかし、従来のように外ガイドレールの右上終端部105aに支持部材111の先端面を当接させた構成を踏襲しつつ返しゴムの位置を遊技領域中央寄りに移設しようとしても、そもそも外ガイドレールを短尺化することが不可能であるため、返しゴム110の位置の移設は不可能である。
これに対して、図4(b)に示すように先端部に返しゴム116を組み付けた別部材としての支持部材115を用意し、この支持部材115を既存の支持部材111の先端面よりも中央寄りの盤面上に追加配置(盤面にビス止め)することにより、返しゴム116の位置を任意の中央寄り位置に変更することができる。しかし、返しゴム116の支持強度を確保するために、返しゴムを支持部材115の先端面に設けた支持凹所115a内に嵌合配置する構成を採用すると、返しゴム116の外径側、即ち外ガイドレール側には硬質の樹脂部分115bが介在することとなり、右打ちされることにより遠心力により外ガイドレールの内周面に沿って移動してくる遊技球Bはこの樹脂部分115bと接触して跳ね返ることとなり、返しゴムによる跳ね返し効果が減殺される不具合をもたらす。
一方、(c)に示すように樹脂部分115bを除去してゴムの外側面を外ガイドレール内面に接触させる構成とすると、支持部材の支持凹所115a内面と返しゴムとの接触面積が減少するため、右打ちされてきた遊技球から受ける衝撃を繰り返し受ける返しゴムの支持強度が著しく低下して返しゴムががたついたり、支持部材から脱落し易くなる。
また、遊技盤に固定された外ガイドレールの位置や湾曲率は遊技機毎に一定ではなく、立設位置や湾曲率にばらつきがある。このため、追加配置する支持部材115をビス等により既定位置に固定しようとすると、支持部材115と外ガイドレールとの間に無用の隙間が形成されたり、外観が悪化したり、支持部材115が外ガイドレールと干渉して組み付けが困難化することもある。
特開平11−90003号公報 特開平08−322988号公報
以上のように、従来のパチンコ遊技機にあっては、返しゴムの位置が外ガイドレールの右上終端部の位置(外ガイドレール組付け時の基準位置)に既定されていたため、返しゴムの位置を中央寄りに移動するレイアウト変更を行う場合には、先端面に設けた支持凹所内に返しゴムを嵌合させた別部材としての支持部材を既設の支持部材の先端面よりも中央寄りに、外ガイドレールの内周面に沿って配置し、盤面にビス等によって固定するしか方法がなかった。しかし、支持凹所内壁を返しゴムの外周面全体と接触させる支持構造を採用すると、先端部に位置する支持部材の一部が遊技球と直接接触する。この不具合に対処するため、遊技球と接触する虞のある支持部材部位を除去すると、支持部材による返しゴムの支持面積が減少して返しゴムのがたつきや脱落が発生する虞が強まる。更に、外ガイドレールの立設位置や湾曲率にばらつきがあるため、追加配置する支持部材と外ガイドレールとの間に無用の隙間が形成されたり、支持部材が外ガイドレールと干渉して組み付けが困難化することもある。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、外ガイドレールの右上終端部に既定されていた返しゴムの位置を中央寄りに移動するレイアウト変更を行う場合に使用する支持部材を外ガイドレールに対して確実に組み付け固定すると共に、返しゴムのがたつき、位置ずれ、脱落をも防止することができる遊技盤ユニット、及びパチンコ遊技機を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、請求項1の発明に係る遊技盤ユニットは、遊技領域を有した遊技盤と、発射装置から発射された遊技球を前記遊技領域に案内するために前記遊技領域の外周縁に沿って立設された薄板状の外ガイドレールと、該外ガイドレールに沿って移動してきた遊技球の勢いを減殺する緩衝部材を支持する緩衝部材支持部材と、を有する遊技盤ユニットにおいて、前記緩衝部材支持部材は、前記緩衝部材を支持し、前記外ガイドレール内側の遊技盤面に固定される第1固定部と、該外ガイドレール外側の遊技盤面に固定される第2固定部と、該第1固定部と該第2固定部とを連結する連結部と、を備え、前記緩衝部材支持部材は、先端部に前記緩衝部材を嵌合させる支持凹所を有し、前記遊技球の衝突面を除く前記緩衝部材の外面が、前記支持凹所内壁と前記外ガイドレールの内周面とによって密着保持されていることを特徴とする。
緩衝部材支持部材の左端部に支持した緩衝部材を遊技盤面中央寄り位置に配置するために緩衝支持部材を外ガイドレールの内周面に沿って配置する場合に、緩衝部材の支持強度が低下する不具合を解消するために、緩衝部材支持部材の溝を外ガイドレールに嵌合させるようにしている。換言すれば、緩衝部材支持部材を、外ガイドレール内側の遊技盤面に固定される第1固定部と、外ガイドレール外側の遊技盤面に固定される第2固定部と、第1固定部と第2固定部とを連結する連結部と、から構成した。このため、外ガイドレールに沿って配置された緩衝部材支持部材の支持強度を高めることができる。また、外ガイドレールの湾曲形状等にバラツキがあったとしても、溝の内壁が弾性変形してこのバラツキを吸収するため、外ガイドレールに対する緩衝部材支持部材の組付け性を高く維持することができる。
従って、外ガイドレールの右上終端部に既定されていた返しゴムの位置を中央寄りに移動するレイアウト変更を行う場合であっても、緩衝部材支持部材の延長部を外ガイドレールに対して確実に組み付け固定すると共に、返しゴムのがたつき、位置ずれ、脱落をも防止することができる。
外ガイドレールと緩衝部材支持部材の先端部とを直接接触させないようにしたので、右打ちされた遊技球が緩衝部材支持部材に直接接触することがなくなり、適正な跳ね返り状態を得ることができる
持凹所内の緩衝部材とガイドレールとを直接接触させるようにしたので、右打ちされた遊技球が緩衝部材支持部材に直接接触することがなくなり、適正な跳ね返り状態を得ることができる。
請求項2の発明に係る遊技盤ユニットは、前記緩衝部材支持部材は、前記第1固定部の一面と前記第2固定部の一面と前記連結部とによって形成されて前記外ガイドレールを嵌合する溝を備え、前記支持凹所のうち前記外ガイドレールの内周面と対向する側が開口して前記溝と連通していることを特徴とする。
請求項3に係る遊技盤ユニットは、遊技領域を有した遊技盤と、発射装置から発射された遊技球を前記遊技領域に案内するために該遊技領域の外周縁に沿って立設された薄板状の外ガイドレールと、前記外ガイドレールに沿って移動してきた遊技球の勢いを減殺する緩衝部材を支持する緩衝部材支持部と、を有する遊技盤ユニットにおいて、記緩衝部材支持部材は、左側端部に前記緩衝部材を嵌合させる支持凹所を有すると共に、左側端部外周面に前記支持凹所と連通する切欠き部を有し、前記緩衝部材支持部材は、前記緩衝部材を支持して前記外ガイドレール内側の遊技盤面に固定されると共に、前記切欠き部を除いた外周面にて前記外ガイドレールの内周面と接触した状態で保持され、前記緩衝部材の外面の一部が前記切欠き部を介して前記外ガイドレールの内周面と圧接し、前記緩衝部材の外面の他部のうち遊技球の衝突面を除いた部位が前記支持凹所内壁によって密着保持されることを特徴とする。
外ガイドレールの内周面に沿って配置された緩衝部材支持部材の先端に設けた支持凹所内に配置された緩衝部材の外径側を外ガイドレールと接触させるために緩衝部材支持部材先端部の樹脂部分に切欠き部を形成した場合に緩衝部材の支持強度が低下することを防止するために、緩衝部材の外径側面の一部を緩衝部材支持部材の一部により支持するようにしたので、緩衝部材の支持強度を高めることができる。
請求項4の発明に係るパチンコ遊技機は、請求項1乃至3の何れか一項に記載の遊技盤ユニットを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、外ガイドレールの右上終端部に既定されていた返しゴムの位置を中央寄りに移動するレイアウト変更を行うために緩衝部材支持部材を外ガイドレールに沿って遊技盤内側まで配置する場合に、外ガイドレールに対して緩衝部材支持部材を確実に組み付け固定すると共に、返しゴムのがたつき、位置ずれ、脱落をも防止することができる。
本発明を適用したパチンコ遊技機の遊技盤面(遊技盤ユニット)を示す正面図である。 (a)乃至(f)は緩衝部材支持部材の正面側斜視図、背面側斜視図、底面図、左側面図、右側面図、及び外ガイドレールに組み付けた状態を示す説明図である。 本発明の他の実施形態(第2の実施形態)に係る遊技盤ユニットの構成説明図であり、(b)はその要部構成説明図であり、(c)は緩衝部材支持部材の構成を示す斜視図であり、(d)は外ガイドレールに組み付けた状態を示す説明図である。 (a)(b)及び(c)は従来の遊技盤の正面図、支持部材の構成説明図、及び他の従来例の要部構成説明図である。
以下、本発明を図面に示した実施の形態例により詳細に説明する。
図1は本発明を適用したパチンコ遊技機の遊技盤面(遊技盤ユニット)を示す正面であり、図2(a)乃至(f)は緩衝部材支持部材の正面側斜視図、背面側斜視図、底面図、左側面図、右側面図、及び外ガイドレールに組み付けた状態を示す説明図である。
本発明に係る遊技盤ユニットは、遊技領域2を有した遊技盤1と、遊技盤の下方に配置された発射装置から発射された遊技球Bを遊技領域に案内するために遊技領域の外周縁に沿って立設された薄板状の外ガイドレール3と、遊技領域の右側上部にて終端する外ガイドレールに沿って配置されて外ガイドレールに沿って右側上部に移動してきた遊技球の勢いを減殺する緩衝部材を支持する緩衝部材支持部材10と、緩衝部材支持部材10の先端部に設けた支持凹所21内に嵌合されるゴム製の緩衝部材30と、を有し、緩衝部材支持部材10の背面に外ガイドレールを嵌合する溝22を形成し、支持凹所21内に支持された緩衝部材の一面は外ガイドレールと接触している構成が特徴的である。
これを換言すれば、本発明に係る緩衝部材支持部材10は、緩衝部材30を支持し、外ガイドレール内側の遊技盤面に固定される第1固定部11と、外ガイドレール外側の遊技盤面に固定される第2固定部12と、第1固定部11と第2固定部12とを連結する連結部13と、を備え、第1固定部11一面と第2固定部12の一面と連結部13との間で溝22を形成している。
即ち、図1に示すように、遊技盤1の遊技領域2はその外周に沿って立設した金属製薄板からなる外ガイドレール3によって包囲されている。下方に位置する図示しない発射装置から発射された遊技球は、外ガイドレール3と内ガイドレール4とによって形成される遊技球導入経路Pを経て遊技領域内に放出される。外ガイドレール3の内周面には、右打ちされて外ガイドレールに沿って右側上部に移動してきた遊技球の勢いを減殺する緩衝部材(返しゴム)30を支持するための緩衝部材支持部材10が配置されている。

緩衝部材支持部材10は、外ガイドレールの終端部3aよりも外側(右側)に位置する外側部分10Aと、外ガイドレールの終端部3aよりも内側(左側)に位置する内側部分10Bと、から一体的に構成されている。なお、外側部分10Aと内側部分10Bとを別体構成とし、外側部分10Aの左端部に内側部分10Bが連設されるように後付けしてもよい。
本発明に係る遊技盤ユニットにおいては、緩衝部材支持部材10の内側部分10Bの先端部に設けた支持凹所21内に緩衝部材30を支持している。緩衝部材30は、圧入、ネジ止め、接着等の任意の方法により支持凹所21内に固定される。支持凹所21の上面側、即ち外ガイドレール3の内周面と対面する面は開口して溝22と連通しており、緩衝部材30が直接外ガイドレールの内周面と直接接触している。
更に、外ガイドレール3に沿って配置される内側部分10Bの背面には外ガイドレール3を嵌合するための溝22が形成されており、緩衝部材支持部材10(特に内側部分10B)は外ガイドレール3によって強固に位置決め支持されることができる。また、図2に示したように緩衝部材支持部材の内側部分10Bの下側裾部と上側裾部から夫々突設した薄板状の台板25、26に設けたビス穴25a、26aを遊技盤面に設けたビス穴と連通させた状態で図示しないビスにより固定する。
このように本実施形態においては、内側部分10Bが溝22内に外ガイドレール3を嵌合した状態で組み付けられており、しかも溝22内に嵌合した外ガイドレール3と支持凹所21内に嵌合された緩衝部材30の露出面とが圧接された状態にあるため、外ガイドレールに沿って移動してきた遊技球は緩衝部材30のみと衝突し、内側部分10Bを構成する樹脂部分と接触する余地がない。このため、緩衝部材30による緩衝効果を十分に発揮することができる。また、緩衝部材30は、外周面全体を支持凹所内壁と外ガイドレールの内周面とによって密着保持されているため、がたつきや位置ずれや脱落が発生する余地がない。
内側部分10Bの長さ(左端部の位置)を種々選定することにより、その先端部に配置された緩衝部材30の位置を調整することができ、遊技領域の中央寄りの任意の範囲に緩衝部材30にて跳ね返った遊技球を導くことができる。
また、樹脂等の弾性材料から成る内側部分10Bに形成する溝22の内壁は弾性変形するため、遊技盤面に固定された外ガイドレールの湾曲形状に多少のバラツキがあったとしても十分にこれを吸収して溝22内にガイドレールを圧入して嵌合支持することができ、外ガイドレールに対する内側部分10B及び緩衝部材の位置関係を正確に位置決めすることができる。
次に、図3(a)は本発明の他の実施形態(第2の実施形態)に係る遊技盤ユニットの構成説明図であり、(b)はその要部構成説明図であり、(c)は緩衝部材支持部材の内側部分の構成を示す斜視図であり、(d)は外ガイドレールに組み付けた状態を示す説明図である。
この実施形態に係る遊技盤ユニットは、遊技領域2を有した遊技盤1と、遊技盤の下方に配置された発射装置から発射された遊技球Bを遊技領域に案内するために遊技領域の外周縁に沿って立設された薄板状の外ガイドレール3と、遊技領域の右側上部にて終端する外ガイドレールに沿って配置されて外ガイドレールに沿って右側上部に移動してきた遊技球の勢いを減殺する緩衝部材支持部材10と、緩衝部材支持部材10の先端部に設けた支持凹所21内に嵌合されるゴム製の緩衝部材30と、を有する。
緩衝部材支持部材10は、外ガイドレールの終端部3aよりも外側(右側)に位置する外側部分10Aと、外ガイドレールの終端部3aよりも内側(左側)に位置する内側部分10Bと、から一体的に構成されている。なお、外側部分10Aと内側部分10Bとを別体構成とし、外側部分10Aの左端部に内側部分10Bが連設されるように後付けしてもよい。
緩衝部材支持部材10(内側部分10B)の先端部は、左側端部外周面に設けた切欠き部23を除いた外周面にて外ガイドレールの内周面と接触した状態で保持され、内側部分10Bの左端面には緩衝部材を嵌合配置する支持凹所24を備え、支持凹所24内に緩衝部材30を嵌合させた際に緩衝部材の一部が切欠き部23を介してガイドレールの内周面と接触するようにした構成が特徴的である。
即ち、図3に示すように、遊技盤1の遊技領域2はその外周に沿って立設した金属製薄板からなる外ガイドレール3によって包囲されている。下方に位置する図示しない発射装置から発射された遊技球は、外ガイドレール3と内ガイドレール4とによって形成される遊技球導入経路Pを経て遊技領域内に放出される。外ガイドレール3の内周面には、右打ちされて外ガイドレールに沿って右側上部に移動してきた遊技球の勢いを減殺する緩衝部材(返しゴム)を支持するための緩衝部材支持部材10が配置されている。
本発明に係る遊技盤ユニットにおいては、緩衝部材支持部材の内側部分10Bの先端部に設けた支持凹所24内に緩衝部材30を支持している。緩衝部材30は、圧入、ネジ止め、接着等の任意の方補により支持凹所21内に固定される。
内側部分10Bは左側端部外周面に切欠き部23を有しており、切欠き部23は支持凹所24と連通しているため、支持凹所24内に支持された緩衝部材30の一部がこの切欠き部23から露出して外ガイドレールの内周面と圧接している。
本発明では、内側部分10Bは、切欠き部23を除いた外周面にて外ガイドレールの内周面と接触した状態で保持され、内側部分10Bの左端面には緩衝部材を嵌合配置する支持凹所24を備え、支持凹所24内に緩衝部材30を嵌合させた際に緩衝部材の一部(外径側部分)が切欠き部23から露出してガイドレールの内周面と接触するようにした構成が特徴的である。また、切欠き部23は支持凹所24の途中で終端しており、内側部分10Bを構成する樹脂の一部23aは図3(b)(c)に示すように、支持凹所24の途中位置まで延在している。従って、樹脂の一部23aは緩衝部材の外側面の一部を支持することができる。
このように本実施形態においては、緩衝部材支持部の先端部、即ち内側部分10Bの先端部に支持した緩衝部材30の外径側端面と外ガイドレールの内周面とが密着しているため、遊技球が内側部分10Bを構成する樹脂と接触する虞がなくなり、緩衝部材による遊技球の緩衝効果が減殺される虞がなくなる一方で、内側部分10Bを構成する樹脂の一部23aが緩衝部材の外側面の一部を支持している。このため、緩衝部材は外周面の大半を内側部分10Bによって強固に支持され、更に外周面の一部を外ガイドレールの内周面に密着保持されているため、がたつき、位置ずれ、脱落を生じる余地がなくなる。
内側部分10Bの長さ(左端部の位置)を種々選定することにより、その先端部に配置された緩衝部材30の位置を調整することができ、遊技領域の中央寄りの任意の範囲に緩衝部材30にて跳ね返った遊技球を導くことができる。
本発明の第1の実施形態においては、内側部分を遊技盤面中央部寄りに延長した緩衝部材支持部材を用いる際に、先端部に設けた支持凹所内に支持した緩衝部材の支持強度が低下する不具合を解消するために、内側部分の背面に設けた溝を外ガイドレールに嵌合させるようにしている。このため、外ガイドレールの内周に沿って配置された内側部分の支持強度を高めることができる。また、内側部分の上下両裾部から台板を突設できるので、遊技盤面との接続強度を高めることができる。
また、外ガイドレールの湾曲形状等にバラツキが合ったとしても、溝の内壁が弾性変形してこのバラツキを吸収するため、外ガイドレールに対する緩衝部材支持部材の組付け性を高く維持することができる。一方、支持凹所内の緩衝部材とガイドレールとを直接接触させるようにしたので、右打ちされた遊技球が緩衝部材支持部材の先端部に直接接触することがなくなり、適正な跳ね返り状態を得ることができる。
従って、外ガイドレールの右上終端部に既定されていた返しゴムの位置を中央寄りに移動するレイアウト変更を行う場合に使用する内側部材を外ガイドレールに対して確実に組み付け固定すると共に、返しゴムのがたつき、位置ずれ、脱落をも防止することができる。
また、本発明の第2の実施形態では、緩衝部材支持部材の先端に設けた支持凹所内に配置された緩衝部材の外径側を外ガイドレールと接触させるために緩衝部材支持部材先端部の樹脂部分に切欠き部を形成した場合に緩衝部材の支持強度が低下することを防止するために、緩衝部材の外径側面の一部を緩衝部材支持部材の一部により支持するようにしたので、緩衝部材の支持強度を高めることができる。
なお、本発明の遊技盤ユニットは、パチンコ遊技機、パチスロ等の遊技機に適用することができる。
1…遊技盤、2…遊技領域、3…外ガイドレール、3a…右上終端部、4…内ガイドレール、10…緩衝部材支持部材、10a…先端部(左端部)、10A…外側部分、10B…内側部分、11…第1固定部、12…第2固定部、21…支持凹所、22…溝、23…切欠き部、23a…樹脂の一部、24…支持凹所、25、26…台板、25a、26a…ビス穴、30…緩衝部材

Claims (4)

  1. 遊技領域を有した遊技盤と、発射装置から発射された遊技球を前記遊技領域に案内するために該遊技領域の外周縁に沿って立設された薄板状の外ガイドレールと、前記外ガイドレールに沿って移動してきた遊技球の勢いを減殺する緩衝部材を支持する緩衝部材支持部材と、を有する遊技盤ユニットにおいて、
    前記緩衝部材支持部材は、前記緩衝部材を支持し、前記外ガイドレール内側の遊技盤面に固定される第1固定部と、該外ガイドレール外側の遊技盤面に固定される第2固定部と、該第1固定部と該第2固定部とを連結する連結部と、を備え
    前記緩衝部材支持部材は、先端部に前記緩衝部材を嵌合させる支持凹所を有し、
    前記遊技球の衝突面を除く前記緩衝部材の外面が、前記支持凹所内壁と前記外ガイドレールの内周面とによって密着保持されていることを特徴とする遊技盤ユニット。
  2. 前記緩衝部材支持部材は、前記第1固定部の一面と前記第2固定部の一面と前記連結部とによって形成されて前記外ガイドレールを嵌合する溝を備え、前記支持凹所のうち前記外ガイドレールの内周面と対向する側が開口して前記溝と連通していることを特徴とする請求項1に記載の遊技盤ユニット。
  3. 遊技領域を有した遊技盤と、発射装置から発射された遊技球を前記遊技領域に案内するために該遊技領域の外周縁に沿って立設された薄板状の外ガイドレールと、前記外ガイドレールに沿って移動してきた遊技球の勢いを減殺する緩衝部材を支持する緩衝部材支持部と、を有する遊技盤ユニットにおいて、
    前記緩衝部材支持部材は、左側端部に前記緩衝部材を嵌合させる支持凹所を有すると共に、左側端部外周面に前記支持凹所と連通する切欠き部を有し、
    前記緩衝部材支持部材は、前記緩衝部材を支持して前記外ガイドレール内側の遊技盤面に固定されると共に、前記切欠き部を除いた外周面にて前記外ガイドレールの内周面と接触した状態で保持され、
    前記緩衝部材の外面の一部が前記切欠き部を介して前記外ガイドレールの内周面と圧接し、前記緩衝部材の外面の他部のうち遊技球の衝突面を除いた部位が前記支持凹所内壁によって密着保持されることを特徴とする遊技盤ユニット。
  4. 請求項1乃至3の何れか一項に記載の遊技盤ユニットを備えたことを特徴とするパチンコ遊技機。
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