JP5091206B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ機、アレンジボール機等の弾球遊技機に関するものである。
パチンコ機は、遊技盤の前面にガイドレールと飾り部材とを周方向に装着すると共に、その内部の遊技領域にセンターケースを有する画像表示手段、普通入賞手段、可変入賞手段、図柄始動手段等の複数個の遊技部品を配置しておき、発射手段により発射された遊技球をガイドレールを経て遊技領域の上部側へと案内し、遊技領域内を落下する間にその遊技球を入賞手段に入賞させる等によりゲームを行う。
遊技領域の上部には、遊技領域に対してガイドレールと反対側に球衝突体が配置されており、ガイドレールに誘導されて遊技領域の上部中央を経て反対側へと通過した遊技球を球衝突体に衝突させて遊技領域内へと跳ね返すようにしている。この球衝突体はゴム等の弾性部材により構成されており、上下方向の略平坦状に形成された衝突面に遊技球を衝突させて、衝撃を吸収しながら遊技領域内へと斜め下方に跳ね返すようにしている(特許文献1、2)。
特開平11−90003号公報 特開2005−130936号公報
近年のパチンコ機には、通常はセンターケースの左側の左打ち通路に遊技球を集中させる左打ちを行い、或る遊技状態になればセンターケースの右側の右打ち通路に遊技球を集中させる右打ちを行う右打ち仕様のものがある。右打ち時には球衝突体に遊技球を衝突させながら右打ち通路に遊技球を集中させるが、このような右打ち仕様のパチンコ機においても、その遊技盤の盤面構成よっては球衝突体の周辺部分の遊技部品の配置に大きな違いがある。
例えば、球衝突体の周辺に複数本の遊技釘を配置し、球衝突体に衝突して跳ね返された遊技球を右打ち通路の上部側の何れかの遊技釘に衝突させた後、その右打ち通路に沿って落下させるようにしたものと、球衝突体の周辺に遊技釘を配置せずに、球衝突体との間に狭い球通過領域を置いてセンターケースを配置し、球衝突体に衝突した遊技球をセンターケース上に跳ね返した後、狭い球通過領域から右打ち通路に沿って落下させるようにしたものとがある。
しかし、球衝突体は遊技球の衝突時の衝撃を吸収し緩和するためにゴム等の弾性部材により構成されるが、従来の球衝突体では、その遊技球の球衝突部が上下方向の平坦面により構成されており、盤面構成の如何に拘わらず同じ球衝突体が用いられているため、球衝突体の周辺部分の遊技部品の配置によっては、球衝突体の周辺に配置された遊技釘が折損したり、狭い球通過領域で複数個の遊技球が停滞して遊技球の噛み込みが発生したりするという欠点がある。
即ち、遊技球が衝突したときの反発力の大きい球衝突体を使用すれば、勢いの強い遊技球が衝突したときには、球衝突体から跳ね返る遊技球の勢いも強くなる。そして、右打ち仕様の場合には、遊技球を球衝突体に衝突させて右打ち通路に集中させるため、強い勢いで跳ね返る遊技球が特定の遊技釘に頻繁に衝突することになり、その特定の遊技釘が著しく損傷して終いには折損する等の可能性がある。
一方、球衝突体の反発力を弱くすれば、球衝突体に衝突した後の遊技球が跳ね返る勢いも弱くなり、その後の遊技球の流れも勢いの強い遊技球に比べて悪くなるため、球衝突体とセンターケースとの間の狭い球通過領域で複数の遊技球が停滞して、その狭い球通過領域で遊技球の噛み込みが発生する原因となる。
このため球衝突体の周辺部分の遊技部品の配置を考慮して、その周辺部分の遊技部品の配置に適した球衝突部を有する球衝突体を使用する必要がある。しかし、球衝突体の周辺部分の遊技部品の配置が異なる複数種類の遊技盤を製作する場合に、遊技盤の種類毎にそれに適した球衝突部を備えた球衝突体を準備するとすれば、部品点数が増加して製作コストが大幅にアップするという問題がある。
本発明は、このような従来の問題点に鑑み、周辺部分の遊技部品の配置に適した球衝突部を備えた球衝突体を容易に採用でき、製作コストを低減できる弾球遊技機を提供することを目的とする。
本発明は、遊技盤の前面に、遊技部品が配置された遊技領域と、該遊技領域へと遊技球を誘導するガイドレールと、前記遊技領域の上部に配置され且つ前記ガイドレールにより前記遊技領域へと誘導された遊技球が衝突する球衝突体とを備えた弾球遊技機において、前記球衝突体は第1球衝突部と第2球衝突部との何れかを球衝突側に向けた状態で装着可能であり、前記第1球衝突部は遊技球が略直角又は略直角に近い角度で衝突する上部衝突面と、遊技球が前記上部衝突面よりも小さい角度で衝突する下部衝突面とを有し、前記第2球衝突部は遊技球が前記上部衝突面よりも小さい角度で衝突する衝突面を有するものである。
本発明によれば、周辺部分の遊技部品の配置に適した球衝突部を備えた球衝突体を容易に採用でき、製作コストを低減できる利点がある。
本発明の第1の実施形態を示すパチンコ機の正面図である。 同遊技盤の上部側の正面図である。 同第2球衝突部を球衝突側に向けた状態での背面図である。 図3のX−X線断面図である。 同第1球衝突部を球衝突側に向けた状態での背面図である。 同遊技盤の第1仕様の説明図である。 本発明の第2の実施形態を示す要部の背面図である。 同要部の断面図である。 本発明の第3の実施形態を示す要部の背面図である。 同要部の背面図である。 本発明の第4の実施形態を示す要部の背面図である。 同要部の背面図である。 本発明の第5の実施形態を示す要部の背面図である。 同要部の断面図である。 同要部の背面図である。 同要部の背面図である。
以下、本発明の第1の実施形態を図面に基づいて詳述する。図1〜図6は本発明をパチンコ機に採用した第1の実施形態を例示する。パチンコ機は、図1に示すように、矩形状の外枠1と、この外枠1の前側にヒンジ2により縦軸廻りに開閉自在に枢着された前枠3とを備えている。前枠3の前側にはガラス扉4と前面板5とが上下に配置され、前枠3に対してヒンジ2と同じ側のヒンジ6により縦軸廻りに開閉自在に枢支されている。
前面板5の前側には発射用の遊技球を貯留する球供給皿7が配置され、その側方に遊技球を発射する発射手段(図示省略)の発射ハンドル8が設けられている。ガラス扉4の裏側には、このガラス扉4に対応するように前枠3に遊技盤10が着脱自在に装着されている。
遊技盤10の前面には、発射手段から発射された遊技球を誘導するガイドレール11と、略円弧状の飾り部材12とが周方向に装着され、そのガイドレール11と飾り部材12との内側が遊技領域13となっている。
遊技領域13には画像表示手段14、普通図柄始動手段15、第1特別図柄始動手段16、第2特別図柄始動手段17、大当たり用の開閉入賞手段18、複数個の普通入賞手段19,20等の各種の遊技部品が配置されている。
画像表示手段14は遊技領域13の略中央上部に配置されたセンターケース21と、このセンターケース21の表示窓22に対応してセンターケース21の裏側に装着された液晶式等の画像表示部23とを備え、その画像表示部23に遊技画像を表示するようになっている。センターケース21は遊技盤10の前面に装着された前飾り板24と、表示窓22の外周で前飾り板24から前側に突出する突出部25とを有する。なお、この実施形態では、センターケース21は遊技部品を構成しており、図1の遊技盤10の盤面構成は後述の第2仕様を示している。
遊技領域13はセンターケース21の頂部を境界として左側が左打ち通路27となり、右側が右打ち通路28となっている。センターケース21は画像表示部23の左側よりも右側が大きくなっており、左打ち通路27に比べて右打ち通路28が狭くなっている。センターケース21の前飾り板24は薄い板状であり、突出部25の外周側であればその前面を遊技球が通過可能である。
画像表示手段14の下側の左右略中央には、第1特別図柄始動手段16と第2特別図柄始動手段17とアウト球口29とがその順で上下方向に配置されている。画像表示手段14の左右両側には、複数個の普通入賞手段19が配置されている。
画像表示手段14の右下側には、画像表示手段14との間に右打ち通路28を置いて遊技領域13の外周縁に沿って装飾体30が円弧状に配置されている。装飾体30の上端側には球案内板31と普通図柄始動手段15とが、下端側には普通入賞手段20が夫々設けられ、また中間に開閉入賞手段18が設けられている。
飾り部材12の上部側には、図2に示すように、特別図柄表示手段33と球衝突体34とが設けられている。即ち、飾り部材12の上部側は、図3、図4に示すように、球衝突体34の上下両側に円弧状に配置された上周壁36及び下周壁37と、球衝突体34の外側で上周壁36及び下周壁37を上下に連結し且つ球衝突体34に遊技球が衝突したときの衝撃を受ける受担壁35と、上周壁36及び下周壁37を外周側で連結する補強壁38と、上周壁36、下周壁37、受担壁35及び補強壁38の前端側を連結する前面壁39とを一体に有する。なお、上周壁36、下周壁37、受担壁35及び補強壁38の後端は遊技盤10に当接している。特別図柄表示手段33は前面壁39に装着されている。
飾り部材12の受担壁35、上周壁36、下周壁37等はガイドレール11と略同程度の前後幅を有し、その上周壁36はガイドレール11の略円弧上に配置され、下周壁37は上周壁36よりも内側に配置されている。受担壁35は略上下方向に配置され、その上下両端に上周壁36、下周壁37が接続されている。従って、上周壁36と下周壁37は受担壁35を介して遊技領域13の内外方向に段違い状になっている。
飾り部材12は複数個の圧入突起40を遊技盤10の圧入孔に圧入することにより、遊技盤10に着脱自在に固定されている。圧入突起40は飾り部材12の裏側に一体に設けられている。なお、飾り部材12は圧入以外の装着手段により装着してもよい。
球衝突体34はガイドレール11により誘導された遊技球を衝突させて遊技領域13内に跳ね返すためのストッパーを構成するものである。この球衝突体34は、図3〜図5に示すように、上周壁36と受担壁35とに跨がって設けられた取り付け部42の裏側に、上周壁36と受担壁35とに沿って着脱自在に装着され、飾り部材12を遊技盤10の前面に装着したときに、遊技盤10と取り付け部42との間で前後方向に挟持されている。取り付け部42は板状であって、飾り部材12の前端側に前面壁39と一体に設けられており、この取り付け部42の裏面側には上部側に短い突起43が、下部側に長い突起44が後向きに突出して一体に形成されている。
球衝突体34は適度な反発力、衝撃吸収性及び耐摩耗性を有するゴム等の弾性部材からなる縦長状である。この球衝突体34には、構成の異なる複数種類の球衝突部、例えば図6に示す第1仕様の盤面構成に適した第1球衝突部46と、図2に示す第2仕様の盤面構成に適した第2球衝突部47とが幅方向の両側に設けられており、上下及び左右方向に向きを変えて取り付け部42に装着するようになっている。
第1仕様の遊技盤10は、図6に示すように、球衝突体34の下側周辺に複数本の遊技釘48が配列されており、球衝突体34に衝突して遊技領域13へと跳ね返された遊技球を何れかの遊技釘48に衝突させた後、右打ち通路28へと案内するようになっている。また第2仕様の遊技盤10は、図2に示すように、球衝突体34の下側周辺にセンターケース21の突出部25が近接して配置され、球衝突体34と突出部25の外周壁25aとの間が狭い球通過領域49となっており、球衝突体34に衝突して遊技領域13へと跳ね返された遊技球を外周壁25aで受けた後、狭い球通過領域49を経て右打ち通路28へと案内するようになっている。
なお、第1仕様の盤面構成では、球衝突体34と遊技領域13の略中央部に配置された画像表示手段14用のセンターケース21等の遊技部品との間には十分な間隔があり、その球衝突体34の下側周辺には複数個の遊技釘48が配置されている。従って、第1仕様は第2仕様に比較して小型の画像表示手段14等を使用するか、他の遊技部品を配置する場合に採用されることが多い。
球衝突体34の各球衝突部46,47は、図3、図5に示すように、ガイドレール11により遊技領域13の上部側へと誘導された遊技球のうち、勢いの強い遊技球が衝突する上部衝突面46a,47aと、勢いの弱い遊技球が衝突する下部衝突面46b,47bとを備えている。なお、球衝突体34は上下及び左右方向に反転して第1球衝突部46と第2球衝突部47との何れかを遊技球の衝突する球衝突側(以下、単に球衝突側という)に向けるため、第1球衝突部46と第2球衝突部47ではその上部衝突面46a,47aと下部衝突面46b,47bとが上下逆向きになっている。
第1球衝突部46の上部衝突面46aは、図5、図6に示すように、遊技球がa矢示方向に略直角に衝突すべくその上手側近傍の上周壁36に対して略直角に傾斜して設けられており、また下部衝突面46bは遊技球が上部衝突面46aよりも小さい角度αでb矢示方向に衝突すべく略上下方向に設けられている。
第1球衝突部46は下部衝突面46bの延長線が上部衝突面46aの上下方向の略中央を通っており、上部衝突面46aの下部側が幅方向の外側に突出するくの字状の突出部46cができている。このため受担壁35には第1球衝突部46を受担壁35側に向けたときに、その突出部46cと干渉しないように切り欠き部50が設けられている(図3参照)。
第2球衝突部47は、図3に示すように、上部衝突面47aと下部衝突面47bとが略上下方向に平坦に形成されており、勢いの強い遊技球と勢いの弱い遊技球との何れもが第1球衝突部46の上部衝突面46aよりも小さい角度(β又はα)でa矢示方向又はb矢示方向に衝突するようになっている。なお、上部衝突面47aには勢いの強い遊技球が角度βで衝突し、下部衝突面47bには勢いの弱い遊技球が角度αで衝突する。
球衝突体34には、図3〜図5に示すように、その第1球衝突部46と第2球衝突部47との略中央で長手方向(上下方向)の両側に2個の通孔51が前後方向に形成され、その各通孔51に取り付け部42の各突起43,44が挿脱自在に挿入されている。
短い突起43は勢いの強い遊技球が衝突する上部側に、長い突起44は勢いの弱い遊技球が衝突する下部側に夫々対応している。そして、上部の短い突起43は上部衝突面46a,47aの前後幅のうち遊技球が衝突する衝突位置及びその近傍に達しない長さであって、上部衝突面46a,47aの遊技球の衝突位置から離れた後端部に嵌合している。
従って、第1球衝突部46、第2球衝突部47の何れの場合にも、勢いの強い遊技球が頻繁に衝突する上部衝突面46a,47aの略中央部に対応する内部が通孔51により中空状になっている。また長い突起44は遊技盤10と取り付け部42との間で球衝突体34を前後方向に挟持したときに、その後端が遊技盤10の前面に当接せずに近接する程度の長さを有する。
第1球衝突部46、第2球衝突部47は、図3、図5に示すように、その一方を球衝突側に向けたときに他方が受担壁35に当接して、球衝突体34に遊技球が衝突したときの衝撃を受担壁35を介して飾り部材12により受けるようになっている。なお、球衝突体34の上下両端の傾斜面は、上周壁36の凹部36aの傾斜角度と略同じであり、第1球衝突部46、第2球衝突部47の何れを球衝突側に向けたときにも上周壁36の凹部36a内にその傾斜に沿って収まるようになっている。
この実施形態では、次のような利点がある。ゲームに際しては、発射手段により発射された遊技球をガイドレール11により遊技領域13の上部側へと誘導した後、遊技状況に応じて左打ち通路27、右打ち通路28の何れかに集中させる。例えば、遊技球を右打ち通路28に集中させる右打ち時には、ガイドレール11を経て球衝突体34に遊技球を衝突させながら、センターケース21の頂部よりも右側へと遊技球を打ち込む。
遊技盤10には球衝突体34の周辺部分の盤面構成によって第1仕様と第2仕様との二種類があり、球衝突体34にはその仕様の違いに応じて第1仕様の遊技盤10用の第1球衝突部46と第2仕様の遊技盤10用の第2球衝突部47とが設けられている。
そこで、遊技盤10の製作に当たっては、その遊技盤10が第1仕様の場合には図5、図6に示すように第1球衝突部46を、第2仕様の場合には図2、図3に示すように第2球衝突部47を夫々球衝突側に向けて球衝突体34を装着する。
従って、1個の球衝突体34を第1仕様と第2仕様との二種類の遊技盤10に使い分けることができ、球衝突体34の種類数を少なくしつつ周辺部分の遊技部品の配置に適した第1球衝突部46又は第2球衝突部47を備えた球衝突体34を容易に採用でき、製作コストを低減できる利点がある。
例えば遊技盤10が第1仕様の場合には、図5、図6に示すように、第1球衝突部46を球衝突側に向けて装着する。また遊技盤10が第2仕様の場合には、図2、図3に示すように、上下及び左右方向に向きを変えて第2球衝突部47を球衝突側に向けた状態で球衝突体34を装着する。第1球衝突部46、第2球衝突部47の何れの場合にも、図3〜図5に示すように、球衝突体34の上下の各通孔51に突起43,44を挿入して球衝突体34を飾り部材12に取り付けた後、その圧入突起40を遊技盤10の圧入孔に圧入して飾り部材12を遊技盤10に装着する。
遊技盤10が第1仕様の場合に第1球衝突部46を球衝突側に向けて球衝突体34を装着しておけば、図5、図6に示すように、ガイドレール11により誘導される遊技球のうち、勢いの強い遊技球はガイドレール11の終端側から上周壁36等に沿って上部衝突面46aにa矢示方向に衝突し、また勢いの弱い遊技球はガイドレール11の終端側から下に離れながら下部衝突面46bにb矢示方向に衝突する。
上部衝突面46aでは遊技球がa矢示方向に略直角に衝突して逆方向へと跳ね返されるため、勢いの強い遊技球であっても、上部衝突面46aに衝突したときにその衝撃を十分に吸収することができる。遊技球は、第1球衝突部46で衝撃を吸収されながら逆方向に跳ね返された後、失速して何れかの遊技釘48に衝突する。従って、上部衝突面46aは勢いの強い遊技球が衝突するにも拘わらずその衝撃を十分に緩和できるので、球衝突体34の周辺近傍に多数の遊技釘48があって、その何れかの遊技釘48に上部衝突面46aで跳ね返された遊技球が頻繁に衝突するようなことがあっても、遊技釘48の折損等を防止することができる。
また第1球衝突部46の下部衝突面46bに衝突する遊技球は下部衝突面46bに対して斜め上方から鋭角状にb矢示方向に衝突して斜め下方へと鈍角方向に跳ね返される。しかし、この第1球衝突部46の下部衝突面46bに衝突する遊技球は、既に失速してガイドレール11から下方に離れながら衝突する勢いの弱い遊技球であるため、その遊技球の衝突による遊技釘48の折損等の問題は生じない。
一方、遊技盤10が第2仕様の場合に第2球衝突部47を球衝突側に向けて球衝突体34を装着すれば、図2、図3に示すように、上部衝突面47a、下部衝突面47bの何れに対しても遊技球が鋭角に衝突した後、その上部衝突面47a、下部衝突面47bで鈍角方向に跳ね返されて球衝突体34の周辺部分を速やかに通過するので、球衝突体34とセンターケース21との間の狭い球通過領域49があっても、その狭い球通過領域49で複数の遊技球が停滞することによって生じる遊技球の噛み込み等を防止できる。
また第2球衝突部47の上部衝突面47aには勢いの強い遊技球が斜め上方から衝突し、この上部衝突面47aにより斜め下方へと跳ね返されるが、遊技盤10の盤面構成が第2仕様であって、その斜め下方側には狭い球通過領域49を形成するセンターケース21の外周壁25aがあり、そのセンターケース21の外周壁25aに遊技球が衝突するので、遊技釘48の折損等の問題が生じることはない。
第1球衝突部46、第2球衝突部47の何れの場合にも、上部衝突面46a,47aには勢いの強い遊技球が衝突するが、球衝突体34全体が衝撃の吸収性のよいゴム等の弾性部材により構成されているだけでなく、通孔51の前端側に突起43が嵌合しており、その遊技球の衝突位置が通孔51により中空状になっているため、上部衝突面46a,47aの内部が中実状である場合に比較して衝撃の吸収性が更に向上する。
球衝突体34を装着する場合には、その第1球衝突部46又は第2球衝突部47を球衝突側に向けた状態で、上下の通孔51に突起43を嵌合させることにより、球衝突体34を飾り部材12の取り付け部42に取り付けた後、圧入突起40を圧入孔に圧入して取り付け部42と遊技盤10との間で球衝突体34を前後両側から挟持する。従って、第1球衝突部46又は第2球衝突部47を球衝突側に向ける場合にも、球衝突体34を遊技盤10に対して容易に固定することができる。
2本の突起43,44を球衝突体34の各通孔51に嵌合させているが、勢いの強い遊技球が衝突する上部衝突面46a,47a側の突起43は衝突位置よりも前側に外れる短い長さとし、勢いの弱い遊技球が衝突する下部衝突面46b,47b側の突起44は後端が遊技盤10に近接する長さとしているため、上下2本の突起43,44により球衝突体34を確実に支持しながらも、遊技球の衝撃による各突起43,44の損傷等を防止することができる。
更に球衝突体34は球衝突側と反対側が飾り部材12の受担壁35に面接触して、この受担壁35により裏側から球衝突体34を受けているので、球衝突体34にかかる衝撃を2個の突起43,44により受ける場合に比較して球衝突体34の損傷を少なくすることができ、球衝突体34の耐久性も向上する。
図7、図8は本発明の第2の実施形態を例示する。この実施形態では、飾り部材12の取り付け部42に対応する挟持板53を備え、取り付け部42と挟持板53との間で球衝突体34を挟持して飾り部材12に固定するようにしている。
挟持板53には、下側の長い突起44のネジ孔54に対応する取り付け孔55と、球衝突体34の通孔51に嵌合する突起56とが設けられ、その取り付け孔55に挿通されたネジ60により、挟持板53が突起44を介して飾り部材12の取り付け部42に着脱自在に固定されている。他の構成は第1の実施形態と同じである。
球衝突体34を遊技盤10に装着する場合には、この実施形態に例示するように飾り部材12の取り付け部42と挟持板53との間で球衝突体34を挟持して飾り部材12側に取り付けた後、その飾り部材12を遊技盤10の前面に圧入、その他の装着形態で固定してもよい。
図9、図10は本発明の第3の実施形態を例示する。図9は第1球衝突部46を球衝突側に向けた状態を、図10は第2球衝突部47を球衝突側に向けた状態を夫々示す。球衝突体34の第1球衝突部46は、遊技球が略直角に衝突する上部衝突面46aと、遊技球が鋭角状に衝突する下部衝突面46bとを有するが、上部衝突面46aは下部衝突面46bの延長線上よりも第2球衝突部47側に後退しており、下面を含む第1球衝突部46側が略台形状になっている。従って、受担壁35は第1の実施形態の切り欠き部50に相当するものがなく、第2球衝突部47に沿って平坦になっている。他の構成は第1の実施形態と同じである。
このように第1球衝突部46の上部衝突面46aに対して遊技球が略直角に衝突する場合でも、その上部衝突面46aを下部衝突面46bの延長線上よりも第1球衝突部46側に後退させることによって、球衝突体34の左右幅を小さくすることができる。
図11、図12は本発明の第4の実施形態を例示する。図11は第1球衝突部46を球衝突側に向けた状態を、図12は第2球衝突部47を球衝突側に向けた状態を夫々示す。球衝突体34にはその左右両側に第1球衝突部46と第2球衝突部47とが設けられている。第1球衝突部46と第2球衝突部47はその上部衝突面46a,47aと下部衝突面46b,47bとが左右に相対応して設けられている。他の構成は第1の実施形態と同じである。
この実施形態では、遊技盤10の第1仕様、第2仕様に応じて第1球衝突部46、第2球衝突部47が球衝突側となるように球衝突体34の左右を反転して飾り部材12に装着すればよい。従って、球衝突体34の各球衝突部46,47の向きを変える場合には、球衝突体34は上下及び左右方向に反転させる他、左右方向に反転させてもよい。
図13〜図16は本発明の第5の実施形態を例示する。図13、図14は第1球衝突部46を球衝突側に向けた状態を、図15は第2球衝突部47を球衝突側に向けた状態を、図16は第3球衝突部57を球衝突側に向けた状態を夫々示す。
この実施形態では、図13、図15、図16に示すように、球衝突体34の外周に第1球衝突部46、第2球衝突部47及び第3球衝突部57の三種類が設けられており、前後方向の軸心廻りに略1/3回転ずつ向きを変えて取り付けることにより、球衝突部46,47,57の何れかを球衝突側に向けるようになっている。
球衝突体34は概ね三角形状であって、その各辺に対応して第1球衝突部46、第2球衝突部47及び第3球衝突部57が設けられている。第1球衝突部46は、図13に示すように第1の実施形態と同様に、遊技球が略直角に衝突する上部衝突面46aと、遊技球が鋭角方向に衝突する下部衝突面46bを有する。第2球衝突部47は、図15に示すように、遊技球が鋭角方向に衝突する上部衝突面47a及び下部衝突面47bを有し、両衝突面47a,47bが連続状に形成されている。
第3球衝突部57は、図16に示すように、上部衝突面57aと下部衝突面57bとを有する。この第3球衝突部57の上部衝突面57a及び下部衝突面57bは遊技球が鋭角方向に衝突するが、その上部衝突面57aは第1球衝突部46の上部衝突面46aと第2球衝突部47の上部衝突面47aとの中間的な角度であり、また下部衝突面57bは第1球衝突部46、第2球衝突部47の各下部衝突面46b,47bと略同じである。
球衝突体34には周方向に等間隔を置いて3個の通孔51が形成され、また取り付け部42にはその上部側の短い突起43と他の2個の長い突起44とが各通孔51に対応して設けられている。上部側以外の2個の突起44には、取り付け部42との間で球衝突体34を挟持する挟持板53がネジ60,61により固定されている。突起43は第1の実施形態と同様に短くなっている。
飾り部材12には勢いの強い遊技球の飛行方向の略延長上に、各球衝突部46,47,57の下部衝突面46b,47b,57bが略面接触する受担壁35が設けられており、この受担壁35で球衝突体34に遊技球が衝突したときの衝撃を受るようになっている。なお、挟持板53は省略してもよい。また2個の突起44の内、受担壁35に近い側の突起44は省略してもよい。
この実施形態では、球衝突体34の外周に第1球衝突部46と第2球衝突部47と第3球衝突部57との三種類の球衝突部があるため、遊技盤10の球衝突体34の周辺部分の盤面構成の違いに細かく対応することができる。
また球衝突体34の下部衝突面46b,47b,57bに対応して受担壁35があるので、その受担壁35で球衝突体34の衝撃を確実に受けることができる。例えば、第1球衝突部46の場合には第2球衝突部47の下部衝突面47bが、第2球衝突部47の場合には第3球衝突部57の下部衝突面57bが、第3球衝突部57の場合には第1球衝突部46の下部衝突面46bが夫々受担壁35に面接触しており、遊技球の衝突方向の延長線上で受担壁35により球衝突体34を受けている。従って、球衝突体34を3個の突起43,44のみで支持する場合に比較して、球衝突体34の損傷を少なくすることができる。なお、球衝突側の上下2個の突起43,44により球衝突体34を支持してもよい。
以上、本発明の各実施形態について詳述したが、本発明はこの各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、球衝突体34の球衝突部46,47,57の種類数は二種類か三種類程度が適当であるが、それ以上の種類を設けてもよい。
また複数種類の球衝突部46,47,57の何れかを球衝突側に向けた状態で球衝突体34を遊技盤10に固定する場合、種類数が多くなればなるほど、球衝突体34の向きの決定が煩わしくなるため、各球衝突部46,47,57に対応して装着すべき向きを示す表示を付しておくことが望ましい。
球衝突体34を遊技盤10に装着するに当たっては、球衝突体34を遊技盤10に直接、又は支持具を介して間接的に取り付けてもよい。間接的に取り付ける場合には、実施形態に例示するように飾り部材12の取り付け部42の裏側に球衝突体34を配置すれば、球衝突体34を取り付け部42で前側から覆うことができるので、装着状態での見栄えが向上する。
第1球衝突部46の上部衝突面46aは遊技球が略直角に衝突する他、略直角に近い角度で衝突するようにしてもよい。上部衝突面46a,47aに対応する突起43と下部衝突面46b,47bに対応する突起44とを球衝突体34の上下の通孔51に挿入して球衝突体34を飾り部材12の取り付け部42に支持する場合、その上部衝突面46a,47a側の突起43は短くすることが望ましいが、球衝突体34の上部衝突面46a,47a側で十分に衝撃を吸収できるか、遊技球の衝突時の衝撃に十分抗し得るならば、上部衝突面46a,47a側の突起43を長くしてもよい。
球衝突体34の下側周辺部分の盤面構成とした第1仕様と第2仕様との二種類を示してるが、この盤面構成は単なる例示に過ぎず、他の盤面構成でもよい。また各仕様で球衝突体34の下側周辺に配置される遊技部品としてセンターケース21、遊技釘48を例示しているが、他の遊技部品でもよい。更に本発明はパチンコ機の他、アレンジボール機、その他の各種の弾球遊技機においても同様に実施可能であることは云うまでもない。
10 遊技盤
11 ガイドレール
12 飾り部材
13 遊技領域
21 センターケース(遊技部品)
34 球衝突体
35 受担壁
42 取り付け部
43,44 突起
46 第1球衝突部
47 第2球衝突部
46a,47a,57a 上部衝突面
46b,47b,57b 下部衝突面
49 遊技釘
51 通孔
57 第3球衝突部

Claims (1)

  1. 遊技盤の前面に、遊技部品が配置された遊技領域と、該遊技領域へと遊技球を誘導するガイドレールと、前記遊技領域の上部に配置され且つ前記ガイドレールにより前記遊技領域へと誘導された遊技球が衝突する球衝突体とを備えた弾球遊技機において、前記球衝突体は第1球衝突部と第2球衝突部との何れかを球衝突側に向けた状態で装着可能であり、前記第1球衝突部は遊技球が略直角又は略直角に近い角度で衝突する上部衝突面と、遊技球が前記上部衝突面よりも小さい角度で衝突する下部衝突面とを有し、前記第2球衝突部は遊技球が前記上部衝突面よりも小さい角度で衝突する衝突面を有することを特徴とする弾球遊技機。
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