JP4061254B2 - 清掃用シート - Google Patents

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本発明は、清掃用シートに関し、特には、ゴミ等の拭き取り性能が良好であり、かつ水分の吸収性能に優れた清掃用シートに関する。
従来より、一般住宅において、床の汚れを除去したり、棚面の埃や毛髪類等の微細なゴミをふき取るために清掃用シートが用いられている。清掃用シートは、棒状の柄の先端に対して揺動可能に取り付けられたシート取付部に対して着脱自在に装着されて使用されるか、又は直接に手で持ってワイプとして使用されるものである。
また、上述したように、清掃用シートは埃や毛髪類等を清掃するために用いられるが、水拭きをしたり、こぼれた水を拭き取るために有効に使用できるようなものが開発されている。例えば、特開2001−190469号公報(特許文献1)には、親水性繊維を50重量%以上含有する親水性繊維層の少なくとも一方の面に、分割型複合繊維を50%以上含有する極細繊維層を配し、三次元絡合により一体化されてなる複合不織布が開示されている。該公報には、この複合不織布がウェット状、ドライ状のいずれの状態でも使用可能であることが開示されている。
また、特開平9−276193号公報(特許文献2)には、親水性繊維からなるウェブまたは吸水性シートの片面もしくは両面に、合成繊維からなる繊維ウェブを積層し、両層間を絡合状態で一体化した清掃用シートが開示されている。該公報には、この清掃用シートが空拭き清掃における埃取り性能に優れ、水拭きにも有効であることが開示されている。
また、特開平11−267079号公報(特許文献3)には、少なくとも2層以上の多層構造のシートであり、複数の開孔部を持つ層と開孔部を持たない層とが重ねられたシートが開示されている。該公報には、このシートが乾拭きと水拭きのどちらにも使用可能であることが開示されている。
上記特許公報1〜3に開示された清掃用シート等は、ある程度は埃等を拭き取る性能に優れ、水を吸収することができるものである。また、上記特許文献1〜3に開示されたものは、確かに吸水性能を有する層が設けられていることにより水分の吸収は可能であるが、水分を拭き取った後の埃等のゴミの拭き取り性能が低下してしまうという問題があった。
また、水分の拭き取りに関しても、水分の量にもよるが、1回の拭き取りでは水分が完全に吸収されず、床面等に拭き取りによる水筋ができてしまう場合があり、複数回拭き取る必要がある等、水分の拭き取り能力が低いという問題もあった。
特開2001−190469号公報 特開平9−276193号公報 特開平11−267079号公報
従って、本発明の目的は、ゴミ等の拭き取り性能が良好であり、床面等にこぼれた水分を拭き取る効果にも優れ、水分を拭き取った後にもゴミ等の拭き取り効果の低下しない清掃用シートを提供することにある。
本発明者らは、上記目的を達成すべく鋭意検討した結果、少なくとも、親水性繊維を主体とする中間層と、該中間層の両面にそれぞれ積層された疎水性繊維を含む上面層及び下面層とからなる清掃用シートにおいて、上記中間層、上面層及び下面層を貫通する、特定の孔径の貫通孔の密度を特定の範囲とすることにより、上記目的を達成し得るという知見を得、本発明を完成させた。
本発明は上記知見に基づいてなされたものであり、少なくとも、親水性繊維を主体とする中間層と、該中間層の両面にそれぞれ積層された疎水性繊維を含む上面層及び下面層とからなり、上記中間層、上面層及び下面層を貫通する、孔径が0.1〜10mmの貫通孔を100cm2当たり4〜10,000個有することを特徴とする清掃用シートを提供するものである。
上記清掃用シートは、ゴミ等の拭き取り性能が良好であり、床面等にこぼれた水分を拭き取る効果にも優れ、水分を拭き取った後にもゴミ等の拭き取り効果の低下しないものである。
中間層は少なくともパルプを含有する親水性繊維からなる層であることが好ましく、上面層及び下面層は少なくとも10質量%の親水性繊維を含有することが好ましい。
上面層及び下面層の表面は起毛処理されていることが好ましく、表面から1mm以上起毛している繊維が、表面の面積の30%以上に存在することが好ましい。
中間層、上面層及び下面層は、ニードルパンチ又はスパンレース法により各層が絡合によって一体化処理されていることが好ましい。
本発明の清掃用シートは、ゴミ等の拭き取り性能が良好であり、床面等にこぼれた水分を拭き取る効果にも優れ、水分を拭き取った後にもゴミ等の拭き取り効果の低下しないものである。
以下、本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。図1には、本発明の清掃用シートの実施形態における斜視図が、図2には、断面構造の模式図が示されている。
図1及び図2に示す実施形態の清掃用シート1は、中間層2と、該中間層2の両面にそれぞれ積層された上面層3及び下面層4とからなる。中間層2は親水性繊維を主体とする層であり、親水性繊維を好ましくは50質量%以上含有し、更に好ましくは80質量%以上含有し、更に好ましくは90質量%以上含有し、最も好ましくは親水性繊維のみからなる層である。
中間層2は、吸水層及び保水層として機能する層であり、綿又はパルプ等の天然繊維、レーヨン、キュプラ等の再生繊維等を用いることができる。これらの繊維の中でも、パルプ繊維を用いることが好ましく、パルプ繊維を主体とすることが好ましい。また、パルプ繊維を100%とする層とすることが最も好適である。また、この中間層2は綿状(フラッフパルプ)ではなく、高密度化されたシート状のものを用いることが、吸水速度及び保水性を向上させる観点から好ましい。
前記パルプ繊維としては、通常のパルプ繊維、例えば針葉樹又は広葉樹の化学パルプ(クラフトパルプ)、半化学パルプ、半化学パルプ及び機械パルプ等の木材パルプに加え、アルカリ処理により楕円形状としたマーセル化パルプ、架橋剤により改質されたクリンプパルプ等が使用可能である。また、針葉樹パルプは、機能及び価格の点で好適に用いられる。中間層2の坪量は20〜80g/m2とすることが好ましく、25〜35g/m2とすることが更に好ましい。坪量が20g/m2未満であると吸水能力、特に保水性能が低下する場合があり、一方、80g/m2を超えると、吸水能力が過剰になると共に、清掃用シートの厚みが増加し、嵩が出過ぎるようになる場合があり、また、孔が貫通しないため、水分吸収能及びホコリ取り性能が両立しない場合がある。
上面層3及び下面層4は、疎水性繊維を含む層である。上面層3及び下面層4は、少なくとも20質量%以上、好ましくは30質量%以上、最も好ましくは60質量%以上の疎水性繊維を含有する。上面層3及び下面層4が疎水性繊維を含有することにより、ある程度の撥水性を持たせることができるので好ましい。
疎水性繊維としては、中空構造を有するものや、異形断面構造を有するものであってもよく、例えばポリエチレン、ポリプロピレン及びポリビニルアルコール等のポリオレフィン系繊維、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル繊維や、ポリエチレンテレフタレート/ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート/ポリプロピレン、ポリプロピレン/ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート−エチレン・プロピレン共重合体、低融点ポリエステル−ポリエステル等からなる鞘部分が相対的に低融点とされる芯鞘型複合繊維又は偏心芯鞘型複合繊維、又はポリエチレンテレフタレート/ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート/ナイロン、ポリプロピレン/ポリエチレンからなる各成分の一部が表面に露出している分割型複合繊維、あるいはポリエチレンテレフタレート/エチレン−プロピレン共重合体からなる一方の成分の熱収縮により分割する熱分割型複合繊維等を使用することができる。疎水性繊維の繊度に特に制限はないが、例えば0.1〜5.0dtexとすることが好ましい。上記疎水性繊維の中でも、ポリエステル繊維が好ましく用いられる。ポリエステル繊維を用いることにより、コシが向上し、嵩のある清掃用シートを得ることができる。また、用いられる疎水性線維は、短繊維であっても、長繊維であってもよい。上記疎水性繊維の中でも、ポリエステル繊維が好ましく用いられる。ポリエステル繊維を用いることにより、コシが向上し、嵩のある清掃用シートを得ることができる。
また、上面層3及び下面層4には親水性繊維を10〜80質量%程度含むことが好ましく、30〜60質量%程度含むことが更に好ましい。上面層3及び下面層4に親水性繊維を含有させることにより、こぼした液体等を拭いた際に中間層2に至らない水分を繊維中に吸収し保水することができる。親水性繊維としては、綿又はパルプ等の天然繊維、レーヨン、キュプラ等の再生繊維、アクリル繊維等を使用することができる。上記親水性繊維の中でもレーヨンが最も好適である。レーヨンは吸水性に富み、取り扱いが容易であるとともに、一定長の繊維を安価に入手することができる。また、こぼした液体等を拭いた際に中間層2に至らない水分を繊維中に吸収し保水することができる。
親水性繊維の繊度に特に制限はないが、例えば0.1〜5.0dtexとすることが好ましい。また、親水性繊維は、短繊維であっても、長繊維であってもよい。
上面層3及び下面層4の坪量は、それぞれ、好ましくは10〜80g/m2であり、更に好ましくは15〜25g/m2である。坪量が10g/m2未満であると、実質的に埃や毛髪類を拭き取る層厚が薄くなりすぎて所望の清拭性能を得ることができない場合があり、一方、80g/m2を超えると、層厚が大きくなり、水分を拭き取った際に、水分が中間層2に到達し難くなり、上面層3及び下面層4の親水性繊維に保水されてしまうため好ましくない。
また、上面層3及び下面層4の厚みは、好ましくは0.2〜3mmであり、更に好ましくは0.5〜2mmである。上面層3及び下面層4の厚みは同一であってもよく、また異なっていてもよい。また、上面層3及び下面層4の組成についても同一であってもよく、異なっていてもよい。
本発明の清掃用シート1は、中間層2と、中間層2の両面にそれぞれ積層された上面層3及び下面層4とからなり、例えば、中間層2、上面層3及び下面層4は、ニードルパンチ又はスパンレース法により各層が絡合によって一体化処理されている。スパンレース法による製造方法について具体的に説明すると、中間層2、上面層3及び下面層4の結合は、高圧水流の投射により繊維を交絡させ一体化されてシートとするのが好ましい。高圧噴射された水流により、中間層2のパルプ層が表裏面層を結合する媒体層となり、表裏面の上面層3及び下面層4を一体的に結合することができる。
なお、清掃用シートの各層の結合に際し、繊維中にポリエチレン、ポリプロピレン等の熱融着性繊維を混入しておき、高圧水流によって繊維同士を三次元的に交絡させた後、熱を加えて熱融着性繊維を融着することによって各層の結合を強固とする方法もあるが、本発明の清掃用シートの場合には、このような方法を採ると、シートが固くなりすぎてしまうこと、及び熱融着部が水分の透過を阻害することになるため、繊維間の熱融着を行わないことが好ましい。
本発明の清掃用シートは、中間層2、上面層3及び下面層4を貫通する、孔径が0.1〜10mmの貫通孔5を100cm2当たり4〜10,000個有している。このような貫通孔を有することにより、親水性がむきだしになり、そこから水分を吸収し、上面層及び下面層のドライ性が維持され、ゴミの捕獲機能の低下を防止することができる。すなわち、捕獲されたゴミが貫通孔5の中に入り込んで、貫通孔5の中の繊維に絡みついて固定され、貫通孔5の中にゴミが捕獲される。貫通孔5の孔径は0.1〜10mmであり、好ましくは0.2〜3mmである。貫通孔5の孔径が0.1mmより小さいと、水分吸収がし難くなり、逆に10mmより大きくなると、水分吸収機能が低下する。貫通孔5に捕獲されたゴミが落下しやすくなり、最終的にゴミの捕獲性能が低下してしまう。また、貫通孔5は、シート100cm2当たり4〜10,000個存在し、好ましくは50〜1,000個存在する。貫通孔5の個数が50個未満であると、ゴミの捕獲性能が低下し、一方、10,000個より多くなると、 親水性の部分が多くなりすぎて、ドライ性を保持できず、ホコリ取り機能が低下する。
なお、貫通孔の形状としては、円形状、長方形、正方形、楕円形等が挙げられるが、これらの形状に限定されず、どのような形状であってもよい。貫通孔の孔径は、複数の孔が混在したものの合計の孔径であってもよい。
本発明の清掃用シートは、上述したように、好ましくは高圧水流の投射により繊維を交絡させ一体化されるが、一体化した後、高圧水流を投射することにより中間層2、上面層3及び下面層4を貫通する貫通孔5を形成する。貫通孔5の形成は、所望の大きさになるように水流を調整するとともに、水流の数も所望の大きさになるように調整して行うことができる。貫通孔の形成は、その他、ニードルパンチ、スチールマッチエンボス、パーフォジェット等によって行なうことができる。。
また、本発明の清掃用シートの表面層に凹凸を形成して模様を形成することもできる。この場合、ライン上にて、形成した表面模様をなすワイヤメッシュ上に、上面層3、中間層2、下面層4の順で積層し、搬送中にこの繊維ウェブの上方から高圧水流を噴射して繊維同士が交絡するようにする。
本発明の清掃用シートは、上面層3が起毛処理されており、表面から1mm以上起毛している繊維が、表面の面積の30%以上に存在していることが好ましく、表面の60%以上存在していることが更に好ましい。起毛は表面から1mm以上あるとゴミの拭き取り性能が向上するので好ましい。
表面から1mm以上起毛している繊維の存在する面積が30%未満であると、ゴミの拭き取り性能が低下する場合があるので、1mm以上起毛している繊維の存在する面積は30%以上であることが好ましい。
上述した説明においては、本発明の清掃用シートは高圧水流によるスパンレース法により製造されているが、例えば鉤状針を抜き差しすることにより繊維の交絡を図るニードルパンチ法によって各層の結合を行ってもよい。
上述した説明においては、本発明の清掃用シートは、中間層2、上面層3及び下面層4から構成されているが、中間層2と上面3との間、中間層2と下面層4との間に他の層を設けてもよい。
以下に、実施例を示し、本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。本実施例では、以下の方法で清掃用シートの評価を行った。
(1)試験1
柄のついた掃除治具に清掃用シートを取り付け、髪の毛10本、及び埃を床に撒き、清掃用シートを取り付けた掃除治具を髪の毛及び埃の上を5往復させ、髪の毛が何本とれたかを目視により確認した。下記評価基準に従って評価を行った。
◎:とれた髪の毛の本数が7本以上であった。
○:とれた髪の毛の本数が4〜6本であった。
△:とれた髪の毛の本数が1〜3本であった。
×:とれた髪の毛の本数が0本であった。
(2)試験2
柄のついた掃除治具に清掃用シートを取り付け、髪の毛10本、及び埃を床に撒き、清掃用シートを取り付けた掃除治具を髪の毛及び埃の上を5往復させ、髪の毛及び埃を清掃用シートに付着させた後、装置治具の柄を持って5回振り、髪の毛が何本落ちたかを目視により確認した。下記評価基準に従って評価を行った。
◎:髪の毛は全く落ちなかった。
○:髪の毛が落ちた本数は1〜3本であった。
△:髪の毛が落ちた本数は4〜6本であった。
×:髪の毛が落ちた本数は7〜10本であった。
(3)試験3
柄のついた掃除治具に清掃用シートを取り付け、粒径の小さいゴミ(砂粒)20粒を床に撒き、清掃用シートを取り付けた掃除治具をゴミの上を10往復させ、ゴミが何個とれたかを目視により確認した。下記評価基準に従って評価を行った。
◎:とれたゴミの個数が15個以上であった。
○:とれたゴミの個数が10〜14個本であった。
△:とれたゴミの個数が5〜9個であった。
×:とれたゴミの個数が4個以下であった。
(4)試験4
柄のついた清掃治具に清掃用シートを取り付け、この清掃用シートを取り付けた清掃治具を用いて10名のパネラーに床掃除をさせ、10名の評価を総合して判断した。下記評価基準に従って評価を行った。
◎:ゴミが非常によくとれた。
○:ゴミがとれた。
△:ゴミがあまりとれなかった。
×:ゴミが全然とれなかった。
(5)試験5
柄のついた清掃治具に清掃用シートを取り付け、この清掃用シートに水10mlを吸収させた。髪の毛25本及び埃を床に撒き、水を吸収させた清掃用シートを取り付けた清掃治具を髪の毛及び埃の上を5往復させ、髪の毛が何本とれたかを目視により確認し、次いで装置治具の柄を持って5回振り、髪の毛が何本落ちたかを目視により確認した。下記評価基準に従って評価を行った。
◎:とれた髪の毛の本数が20本以上であり、清掃治具を振っても髪の毛は落ちなかった。
○:とれた髪の毛の本数が20本以上であり、清掃治具を振ると髪の毛が落ちた。
△:とれた髪の毛の本数が10〜19本であった。
×:とれた髪の毛の本数が0〜9本であるか、とれた髪の毛の本数が10〜19本であり、清掃治具を振ると髪の毛が落ちた。
実施例1
中間層を構成する繊維としてパルプ(クラフトパルプ)を用い、上面層及び下面層としてレーヨン/ポリエチレンテレフタレート/アクリル(7:2:1)を用い、図1に示す清掃用シートをスパンレース法により作製した。なお、清掃用シートには、孔径が1.5mmの貫通孔が100cm2当たり918個存在するように、高圧水流を投射して清掃用シートを作製した。次いで、表面から1mm以上起毛している繊維が、表面の面積の40%に存在するように起毛処理を施した。なお、清掃用シートの厚みは0.5mmとなるように作製した。また、中間層の坪量は27g/m2であり、上面層及び下面層の坪量は、それぞれ18g/m2であった。
得られた清掃用シートについて、上述した評価を行った。評価結果を表1に示す。
比較例1
貫通孔を作製しないこと以外は、実施例1と同様に操作を行い、清掃用シートを得た。得られた清掃用シートについて、上述した評価を行った。評価結果を表1に示す。
比較例2
表面から1mm以上起毛している繊維が、表面の面積の5%に存在するように起毛処理を施す以外は、実施例1と同様に操作を行い、清掃用シートを得た。得られた清掃用シートについて、上述した評価を行った。評価結果を表1に示す。
Figure 0004061254
表1から明らかなように、本発明の清掃用シートは、ゴミ等の拭き取り性能が良好なものである。
本発明の清掃用シートの実施形態における斜視図である。 本発明の清掃用シートの実施形態における断面構造の模式図である。
符号の説明
1 清掃用シート
2 中間層
3 上面層
4 下面層
5 貫通孔


Claims (4)

  1. 少なくとも、親水性繊維を主体とする中間層と、該中間層の両面にそれぞれ積層された疎水性繊維を含む上面層及び下面層とからなる、高圧水流によるスパンレース法により製造されている(ただし、繊維間の熱接着を行わない)清掃用シートであって、
    上記中間層、上面層及び下面層を貫通する、孔径が0.1〜10mmの貫通孔を100cm当たり4〜10,000個有することを特徴とする清掃用シート。
  2. 前記中間層が少なくともパルプを含有する親水性繊維からなる層である、請求項1に記載の清掃用シート。
  3. 前記上面層及び下面層が10〜90質量%の親水性繊維を含有する、請求項1又は2に記載の清掃用シート。
  4. 前記上面層及び下面層の表面が起毛処理されており、表面から1mm以上起毛している繊維が、表面の面積の30%以上に存在する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の清掃用シート。
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