JP4722736B2 - 床用清掃シート - Google Patents
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Description
この繊維製の清掃シートの表面に凹凸を設けるなどしてその面積を有効に使い、髪の毛や土ぼこりなどのゴミの拭き取り性を向上させる試みがなされている。例えば、網状シートに極細繊維からなるウェブを積層、絡合した清掃用シート(特許文献1参照)や、加熱圧縮による波形状の圧縮凹線を、不織シートに万遍なく配した繊維製拭材(特許文献2参照)が提案されている。
また、これらはその凹凸によって細かいほこりなどのゴミを絡め取るのには有効であるが、形成された凹線の線幅が狭く、比較的大きなゴミを被清掃面から除去するのには難しいという問題もある。
該繊維シート基材としては、スパンボンド不織布とメルトブローン不織布をそれぞれ少なくとも一層ずつ有する積層不織布を用いることで、シート全体が水分を保持してしまっても高い強度を保つことができる点から必要である。該繊維シート基材を構成する繊維としては、ポリプロピレン繊維が特に好ましい。また、該繊維シート基材の目付は10〜30g/m2が好ましい。
本発明にいう圧縮領域は、例えば金属ロールの表面に微細な凹凸柄が施されたエンボスロールとフラットな金属ロール間にウェブを通し、熱処理することにより形成させることができる。すなわち、エンボスロールの凸部はウェブを圧縮し、構成繊維を軟化させると同時に圧縮、融着する。該圧縮領域1は、シート表面において一方向に連続して存在していることが重要である。なお、圧縮領域の面積比率は、エンボスロール凸部の面積比率を目安とすることができる。一方、非圧縮領域2は、エンボスロールの凹部により処理された部分で繊維間に熱融着部分をほとんど有しない領域をいい、凸部となって存在する。
また、比較的大きなゴミを効率的に捕集するという観点から、圧縮領域と非圧縮領域の厚み差は1mm以上であり、1〜5mmが好ましい。厚み差が1mm未満であると、比較的大きなゴミを捕集するのが難しくなってしまう。
30cm角に切り出した試料を4枚重ね、12gf/cm2荷重下で測定した厚みを1/4にすることにより、試料一枚相当の厚み(mm)を算出した。さらに同じ試料(30cm角×4枚)の質量を測定し、一枚あたりの目付(g/m2)を求めた。目付を厚みで割った値を見かけ密度(g/cm3)とした。
高精細デジタルマイクロスコープ(キーエンス社製、「VH−6300」)を用いて、無荷重下、圧縮領域の厚み、非圧縮領域の厚みを25倍にて拡大観察した。各領域についてそれぞれ任意の5箇所の厚み平均値を求め、非圧縮領域の厚み平均値から圧縮領域の厚み平均値を引いた値を厚み差とした。
試験用ダスト7種(JIS Z8901)0.3gを評価試験用ステージ(幅15cm×長さ100cm)上に均一に散布し、次いでおよそ0.5mlの水を散布し、評価試験用ステージ上を万遍なく濡れた状態にした。20cm角に切り出した試料を、凹凸面が外側になるように市販のフローリング清掃用器具(花王社製:「クイックルワイパー」)に取り付けて1回拭き取った後、シートに付着した重量と拭き寄せた重量を測定し、拭取り率(%)を求めた。
また、コットンリンター0.3gについても評価試験用ステージ上に散布して同様の方法にて評価を行った。
上記した拭き取り性評価の操作後、シートの裏面を目視観察し、試験用ダストまたはコットンリンターの裏抜けの有無を確認した。裏抜けが確認されなかったものを○、裏抜けが確認されたものを×と評価した。
幅5cm、長さ15cmに切り出した試料を間隔10cmで把持し、定速伸長型引張試験機(島津製作所社製、「オートグラフ」)を用いてJIS L1913に準じ、引張速度20cm/minで伸長し、切断時の荷重値を測定した。なお、測定は乾燥(DRY)状態および湿潤(WET)状態についてそれぞれ行った。
エンボスロールとして凸部の線幅が0.5mm、凸部面積比率が8%のものを用いたこと以外は、実施例1と同様にして床用清掃シートを得た。結果を表1に示す。
エンボスロールとして凸部の線幅が60mm、凸部面積比率が60%のものを用いたこと以外は、実施例1と同様にして床用清掃シートを得た。結果を表1に示す。
ポリエチレンテレフタレート繊維(6.6dtex、カット長51mm)とポリプロピレン繊維(2.2dtex、カット長40mm)とを質量比20:80にて混綿した。カードによりパラレルウェブを放出し、凸部の線幅が3mm、高さ2.0mm、凸部面積比率が30%であるエンボスロールと、受けロールとしてフラットな金属ロール間へ前記ウェブを導入して熱圧着処理し、目付50g/m2の床用清掃シートを得た。このとき上下のロールの温度は、150℃、ロール間圧力(線圧)は30kgf/cmであった。結果を表1に示す。
エンボスロールとして凸部の線幅が0.5mm、凸部面積比率が8%のものを用いたこと以外は、比較例3と同様にして床用清掃シートを得た。結果を表1に示す。
エンボスロールとして凸部の線幅が60mm、面積比率が60%のものを用いたこと以外は、比較例3と同様にして床用清掃シートを得た。
2:非圧縮領域
Claims (5)
- 繊維シート基材の片面または両面に、熱融着性繊維を含む短繊維ウェブを貼り合せた複合シートからなる床用清掃シートであって、該繊維シート基材が、スパンボンド不織布とメルトブローン不織布をそれぞれ少なくとも一層ずつ有する積層不織布からなり、かつ該シートの主たる拭き方向と直交する方向に沿って加熱圧縮により形成される圧縮領域を連続的に有し、かつ該圧縮領域の線幅が1〜50mmであることを特徴とする床用清掃シート。
- 該清掃シート表面において、圧縮領域と非圧縮領域の面積比率が10:90〜50:50である請求項1に記載の床用清掃シート。
- 非圧縮領域と圧縮領域の厚み差が、1mm以上である請求項1または2に記載の床用清掃シート。
- 該圧縮領域が直線波柄模様を呈する請求項1〜3のいずれか1項に記載の床用清掃シート。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載の床用清掃シートを用いてなる床用清掃具。
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