JP3578956B2 - 床用清掃シート - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、モップ状の掃除具に装着されて用いられる取り替え式の清掃シートに関し、更に詳しくは、床上のほこり、髪の毛、固形ゴミ、しみ汚れ等の除去や、床の保護・つや出し等の床の清掃・手入れに用いられる家庭用又は業務用の湿式の床用清掃シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
床の土ボコリや綿ボコリ等を除去する乾式清掃の分野では、繊維を油剤処理した房状モップタイプ又は取り替え式シートタイプのモップ状掃除具が、手軽に広面積の床を清掃できる掃除具として知られている。しかし、このタイプの掃除具では床のしみ汚れは除去できず、また土ボコリの除去も充分なものではなかった。
【0003】
従来、床のしみ汚れ、土ボコリ等に対する清掃は、絞った濡れ雑巾を用い、腰をかがめて行われていた。また、床の保護・つや出しも、乾いた雑巾、タオル等にワックス剤を含ませて、前記の床の清掃と同様に腰をかがめて行われていた。例えば実用新案登録第2516320号明細書に記載されているように、洗浄剤を含浸させて手で直接拭くタイプの清掃シートが知られている。しかし、これをモップ状の掃除具に装着して清掃しても、床のシミ汚れの清掃性と片手で軽く拭ける操作性とを両立させることが困難であった。
【0004】
また、特表平11−508256号公報にも洗浄剤を含浸させて手で直接拭くタイプの清掃シートが記載されている。この清掃シートは、こすり動作の結果、シート表面から突出することができる長繊維を具備している。しかし、この清掃シートをモップ状の掃除具に装着して清掃すると、該長繊維が床の突起等に引っかかってシートが破れることがある。さらに、前記公報には、水性洗浄剤を含浸させる場合にはシートが疎水性の繊維から構成されることが好適であると記載されているが、その場合、モップ状の掃除具に装着して清掃すると、拭き始めに洗浄剤が出過ぎて広い面積を清掃する持続性がない。さらにシミ汚れや土ボコリの除去も充分でない。
【0005】
そのため、特に使い捨ての取り替えシートタイプの製品では、特開平10−262883号公報、特開平10−286206号公報および特許第2915840号明細書に記載のように、シート又は床の被清掃面に洗浄剤や水等を供給しながら清掃を行う方法が一般的となっている。しかし、そのような清掃方法は、モップ状の掃除具以外に洗浄剤を手に持ったり、清掃途中でシートを掃除具から外して水に濡らすなど、非常に手間の掛かるものである。また、水に濡らした後のしぼり加減が弱い場合には、清掃初期に水が床に出過ぎて逆に汚れを塗り広げることがある。また、乾式清掃用のモップのように柄の強度が弱いと、その操作性が悪くなることもある。さらに、一部の木質系の床に対してはクラック等の亀裂損傷を与えることもある。
【0006】
従って、本発明は、モップ状の掃除具に装着されて用いられ、二度拭きせずに床のシミ汚れや土ボコリが除去でき、安価であり、また髪の毛や綿ボコリも捕集できる湿式の床用清掃シートを提供することを目的とする。
また、本発明は、広い面積を清掃することができ、さらにモップ状の掃除具に装着して用いる場合に片手で軽く操作できる床用清掃シートを提供することを目的とする。
更に本発明は、床の保護・つや出し、除菌ができる床用清掃シートを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、清掃部と該清掃部に連結された棒状の把手とを具備した掃除具における該清掃部に装着されて用いられる、水性洗浄剤の含浸された床用清掃シートであって、
前記床用清掃シートは、400g/100cm2 荷重下での前記水性洗浄剤の放出量が0.004〜0.04g/100cm2 であり且つ表面に多数の凹凸部を有しており、
前記水性洗浄剤は、シート重量(乾燥基準)当たり100〜500重量%含浸されている床用清掃シートを提供することにより前記目的を達成したものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。図1には、本発明の床用清掃シート(以下、単に清掃シートという)の一実施形態の模式的な斜視図が示されている。
【0009】
本実施形態の清掃シート1は、内層2と、これを上下から挟持する一対の外層3,3とが一体化された積層シートに水性洗浄剤が含浸されて構成されている湿式シートである。
【0010】
水性洗浄剤は、積層シート重量〔即ち、未含浸状態(乾燥状態)の清掃シート1の重量基準〕あたり100〜500重量%含浸されている。含浸率が100重量%に満たないと、シミ汚れや土ボコリに対する十分な清掃性能が得られなくなる。500重量%を超えると床への洗浄剤の放出量が多くなりすぎて床に汚れや土ボコリが残留してしまい、さらに一部の木質系の床に対して悪影響を及ぼす。清掃性の一層の向上の点から、水性洗浄剤の含浸率は180〜350重量%、特に200〜300重量%であることが好ましい。水性洗浄剤の前記積層シートへの含浸率は、水性洗浄剤を積層シートに含浸させてそのままの状態またはマングル処理等で過剰の水性洗浄剤を除去した後、該積層シートの重量に対して無荷重下で測定される。
【0011】
清掃シート1は、400g/100cm2 荷重下での水性洗浄剤の放出量(以下、洗浄剤放出量という)が0.004〜0.04g/100cm2 である。洗浄剤放出量が0.004g/100cm2 未満であると、シミ汚れの除去性に劣り、0.04g/100cm2 超であると、モップ状の掃除具に清掃シート1を装着して清掃するときの操作性が悪くなる。シミ汚れの除去性及び操作性を一層良好にするためには、洗浄剤放出量は0.005〜0.03g/100cm2 、特に0.006〜0.02g/100cm2 であることが好ましい。
【0012】
清掃シート1の洗浄剤放出量を前記範囲内とするためには、例えば後述する、清掃シート1の凸部の面積率、凸部と凹部との高低差、水性洗浄剤の含浸率、水性洗浄剤が含浸されるシート(本実施形態では積層シート)の親水性の度合いや嵩高さ等をコントロールすればよい。
【0013】
洗浄剤放出量は、図2に示す方法で測定される。即ち、水性洗浄剤が所定量含浸されてなる清掃シートを、圧縮すること無く100×100mmの大きさに裁断する。110×110mmの大きさのアクリル板40の上に、この清掃シート1を載置する。底面が100×100mmの大きさの重り41(400g)を清掃シート1の上に載せて1分間放置した後、重り41及び清掃シート1を取り去って、アクリル板40の上に放出された洗浄剤の量を天秤で速やかに測定する。
【0014】
積層シート(即ち、水性洗浄剤が含浸される前の清掃シート1)は、その坪量が40〜200g/m2 であることが好適である。積層シートの坪量が40g/m2 未満であると、広い面積の床を拭くのに必要な量の洗浄剤を含浸しづらくなる。200g/m2 を超えると重量増加で操作性が劣る場合があり、またコストアップにもなる。前記坪量は50〜150g/m2 、特に55〜100g/m2 であることがより好ましい。また、その厚みは、乾燥状態において3g/cm2 の荷重下で、0.4〜5mm、特に0.6〜2mmであることが、洗浄剤の保持性並びに清掃シート1の操作性及びシート強度の面から好ましい。
【0015】
積層シートを構成する外層3は、本実施形態の清掃シート1の表面層を構成し、清掃シート1の使用時に床に接触する部位である。外層3は、繊維長20mm以上、特に30〜100mm、とりわけ35〜65mmの繊維から構成される不織布で構成されることが、清掃シート1の表面強度が十分に発現する面で好ましい。繊維長20mm以上の繊維から構成される不織布は、そのすべての構成繊維の繊維長が20mm以上であることを要せず、該不織布の原料中に及び/又は製造工程にて不可避的に混入及び/又は発生する繊維長20mm未満の繊維が含まれることは許容される。尚、本実施形態においては外層3が表面層に相当するが、洗浄剤の含浸されるシートが単一の層構造のものである場合には、該シートにおける表面層とは、該シートの表面及びその近傍の領域をいう。
【0016】
図1に示すように、積層シートには菱形格子状の熱エンボス加工が施されており、その表面にエンボス加工によって形成された多数の凸部4,4,・・と各凸部4を区切る直線状の凹部5とを有している。これにより、清掃時における清掃シート1と床との摩擦抵抗値が低減し、また水性洗浄剤の放出量を容易に前記範囲内にコントロールできる。凹部5は熱エンボス加工による熱及び圧力の適用によって凸部4よりも圧密化している。凸部4の面積は、清掃シート1の清掃面の見掛けの面積に対して30〜95%、特に40〜85%、とりわけ50〜80%であることが、洗浄剤放出量のコントロール、清掃時における髪の毛・綿ボコリの捕集性、モップの操作性の点から好ましい。ここで、清掃シート1の清掃面の見掛けの面積とは、清掃シート1の清掃面を平面視したときの面積をいう。
【0017】
積層シートの表面に凹凸部を形成する方法は、前述の熱エンボス加工に限られず、他の方法、例えば熱捲縮性繊維ウェブ又は熱収縮性繊維ウェブに非熱捲縮性繊維ウェブ又は非熱収縮性繊維ウェブを積層一体化した後、熱処理して起伏を発現させる加工法、熱収縮性のフィルムと繊維ウェブとを所定の部分で一体化した後、熱処理して凹凸を発現させる加工法、ウォータージェット等により熱収縮性の網状ネットと繊維ウェブとを一体化した後、熱処理して凹凸を発現させる加工法、スパンレース不織布の製造時に、搬送ワイヤーのパターンを該不織布に刻印して凹凸を発現させる加工法、繊維ウェブをパターンネット上に保持した状態で吸引し、該パターンネットのパターンを該繊維ウェブに刻印して凹凸を発現させる加工法等を用いることもできる。
【0018】
凸部4の面積は以下のようにして測定される。即ち、水性洗浄剤が所定量含浸された清掃シート(10cm×10cm)を1枚に広げて、水に濡れた部分が黒く濃色化されるお習字練習用半紙〔(株)呉竹精昇堂社製、KN37−10〕の上に置く。清掃シートの上に10cm×10cmのアクリル板(25g)を載せ、さらにその上に2000gの重りを載せて60秒間荷重をかけた。その後、すばやく重り及びアクリル板を取り除き、半紙の黒く濃色化された部分の面積を画像解析装置〔(株)ネクサス社製、New Qube〕を用いて求め、この値を凸部4の面積とした。さらに凸部4の面積を100cm2 (清掃シートの清掃面の見掛けの面積)で除した値を凸部4の面積率とした。
【0019】
前記エンボス加工によって形成される凹部5のパターン形状は、図1に示すものに特に限定されないが、連続した直線状、曲線状あるいはその両方を一部に有するパターンであることが好ましい。また、連続した直線状あるいは曲線状のパターンと、非連続の点状パターンとを組み合わせたパターンも好適に使用される。特に連続した線状の凹部5が相互に交わり、該凹部5によって閉鎖された凸部4が形成されることが、清掃シート1の表面強度を維持する面から好ましい。凹部5が直線状又は曲線状である場合は、その線幅は0.5〜3mmが好ましい。また、凹部5間の距離は清掃シート1に要求される特性等に応じて適宜調整される。
【0020】
清掃シート1における凸部4と凹部5との高低差は、洗浄剤放出量が前記範囲内となるようにコントロールされることが好ましく、具体的には0.02〜1mm、特に0.04〜0.7mmであることが好ましい。この高低差は、清掃シート1の断面をマイクロスコープ等を用いて観察することにより測定できる。
【0021】
積層シートの外層3は、前述の通り不織布から構成されていることが好ましい。不織布としては、シートの風合い及び髪の毛・綿ボコリの絡み取り性の観点から、低い繊維交絡状態を発現できるスパンレース不織布が好ましい。
【0022】
外層3を構成する繊維は、親水性セルロース繊維及び低融点の熱可塑性繊維を含むことが、清掃性、操作性及びシート強度を維持する面から好ましい。
【0023】
前記親水性セルロース繊維は、外層3の重量当たり30〜98重量%、特に50〜90重量%含まれていることが、シミ汚れや土ボコリを効率良く除去し得る点から好ましい。これは親水性セルロース繊維が汚れや土ボコリが溶解・分散した汚液を再吸収する特性に優れていることに起因している。前記親水性セルロース繊維としては、レーヨン、コットン繊維等が挙げられる。
【0024】
前記低融点の熱可塑性繊維は、外層3の重量当たり2〜70重量%、特に10〜50重量%含まれていることが、熱エンボスされた後のシート強度が向上し、また操作性が良好になる点から好ましい。
【0025】
前記低融点の熱可塑性繊維としては、融点200℃以下のものが好ましく、特に170℃以下のものが好ましい。具体的には、ポリエチレン系繊維、ポリプロピレン系繊維、低融点タイプのポリエチレンテレフタレート系繊維、ポリビニルアルコール繊維及びこれらの繊維の低融点繊維を鞘成分、高融点繊維を芯成分とした芯鞘状繊維や、低融点繊維と高融点繊維とのサイドバイサイド繊維が挙げられる。
【0026】
清掃性、操作性、シートの風合いを良好にする観点から、外層3は、前記親水性セルロース繊維及び前記低融点の熱可塑性繊維に加えて、その他の合成繊維を含むことができる。その他の合成繊維としては、ポリエステル系繊維、ポリアクリロニトリル系繊維、ナイロン繊維、アセテート系繊維、ポリビニルアルコール繊維、ポリ塩化ビニル系繊維等が挙げられる。
【0027】
外層3を構成する繊維の繊維径に特に制限は無いが、3.3dtex以下のものが好ましく、特に0.5〜2.0dtexのものが髪の毛・綿ボコリの絡み取り性の面から更に好ましい。また、該繊維の繊維長にも特に制限は無く、長繊維フィラメント及び短繊維ステープルファイバの何れも用いることができる。
【0028】
外層3の坪量は、積層シートに関して前述した坪量との関係で、8〜70g/m2 、特に15〜30g/m2 であることが好ましい。また、その厚み(それぞれの外層3の厚み)は、0.05〜5mmが好ましく、髪の毛・綿ボコリの捕集性及びコストの点から0.1〜2mm、特に0.2〜1mmであることがより好ましい。
【0029】
積層シートを構成する内層2は、紙、不織布、織物、樹脂製ネット等の種々のシート材料を用いることができる。これらシート材料は、清掃シートの強度を維持する点から高強度、例えば破断強度が200cN/25mm以上であることが好ましい。積層シートの坪量を100g/m2 以下にする場合には、水性洗浄剤を保持し、且つ積層シートの強度、厚み感及びクッション性を発現させる点から、内層2は低密度で嵩高であることが好ましい。そのような特性を有する内層2の構成材料としては、例えばサーマルボンド(エアスルー)不織布、スパンレース不織布、エアーレイド不織布等の不織布が好ましい。前記破断強度は高い程好ましいが、現実的には100N/25mm程度が上限値となる。
【0030】
内層2が繊維から構成されている場合、該繊維としては、レーヨン、コットン、パルプ、ポリビニルアルコール繊維等の親水性繊維を用いることができる。また、内層2の厚みを増し、且つクッション性を高める観点から、疎水性繊維を主に用いることも好ましい。例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系繊維、ポリエステル繊維、ナイロン等のポリアミド系繊維、ポリアクリロニトリル系繊維及びこれらの繊維の芯鞘型繊維やサイドバイサイド型繊維等の複合繊維が挙げられる。これらの繊維には立体クリンプがかかっていることが、内層2の厚みが増し、またクッション性が良好になる点から好ましい。また、熱処理加工によって積層シートの表面に凹凸部を形成する場合には、熱収縮性繊維や熱捲縮性繊維が用いられる。
【0031】
内層2が繊維から構成されている場合、該繊維の繊維径に特に制限は無いが、1.0〜7.0dtexであることが、厚みやクッション性を高める点から好ましい。また、該繊維の繊維長にも特に制限は無く、長繊維フィラメント及び短繊維ステープルファイバの何れも用いることができる。
【0032】
内層2の坪量は、積層シートに関して前述した坪量との関係で、20〜150g/m2 、特に25〜80g/m2 であることが好ましい。また、その厚みは、0.2〜4.8mmであることが好ましく、厚みやクッション性を高める点及び使い捨てに抵抗感のないコストを満足する点から0.4〜3mm、特に0.6〜2mmであることがより好ましい。
【0033】
前述の内層2及び外層3から構成される積層シートは、例えば以下の方法により好ましく製造される。先ず、外層3となる低交絡で繊維自由度の高いスパンレース不織布を製造する。これとは別に内層2となる低密度で嵩高なサーマルボンド不織布を製造する。内層2の両面に外層3を配して熱エンボス加工を施し三者を一体化させて積層シートを形成する。
【0034】
別の好ましい製造法としては、先ず内層2となるサーマルボンド不織布の両面にカード法等によって作製した繊維ウエブを重ね合わせた状態とした後、高圧水流を用いた絡合処理(ウォーターニードリング処理)を施して該繊維ウエブの繊維間を絡合させて外層3を構成するスパンレース不織布を形成すると共に該繊維ウエブがサーマルボンド不織布からなる内層2に対しても絡合状態で一体化した低交絡複合スパンレース不織布を製造する。このようにして得られた不織布はシート材料であるサーマルボンド不織布の両面に、繊維ウエブの繊維絡合で形成された不織布状の繊維集合体(スパンレース不織布)が、その構成繊維の絡合と共に前記シート材料に対しても絡合状態で一体化している。次いでこれに熱エンボス加工を施して積層シートを形成する。
【0035】
どのような製造方法を用いる場合でも、髪の毛や綿ボコリを効果的に絡み取る観点から、使用時に床に接触する表面層の繊維1本1本の自由度を上げること、即ち、表面層を低い繊維交絡状態にすることが好適である。
【0036】
本実施形態の清掃シート1における表面層の繊維交絡状態の指標として、静摩擦抵抗値を採用することができる。静摩擦抵抗値は、図3に示す方法で測定される。即ち、サンドペーパー(3M社製耐水ペーパー Techno sander 粒度1200番)20を張り付けた、底面が10cm×10cmの重り(サンドペーパーを含む全重量400g)21を、水平な台23上にしっかりと固定された、水性洗浄剤の含浸された清掃シート22(200mm×280mm)表面に、サンドペーパーのサンド面が清掃シートに対面するように載置する。重りの側面に糸24を取り付け、この糸24の他端を滑車25を介して引張試験機(オリエンティック社製、RTM−25)のロードセル26に取り付ける。引張試験機を作動させ、重り21を500mm/minの速度で 水平に30mm移動させ、その際の初期の最大静摩擦抵抗値を測定し、これを表面層の繊維交絡度の指標とする。測定は、清掃シートの製造工程におけるシートの流れ方向(MD)と幅方向(CD)について実施する。サンドペーパーは1回の測定ごとに新しいものに交換する。
【0037】
水性洗浄剤の含浸された清掃シートの表面層においては、繊維が低交絡状態、即ち、繊維1本1本の自由度が高い状態である程、繊維がサンドペーパーに引っかかるために、静摩擦抵抗値は高い値を示す傾向が認められる。
【0038】
繊維交絡状態の指標となる清掃シート1における表面層の静摩擦抵抗値は、900〜2500cNであることが好ましい。900cN未満であると、髪の毛や綿ボコリの良好な絡み取り性が得られにくくなる。2500cNを超えるとシートの表面強度が弱くなって繊維が床板のバリ等に引っかかることがあり、またモップの操作性が重くなることもある。髪の毛・綿ボコリの絡み取り性と清掃シートの表面強度、モップの操作性を両立する観点からは、静摩擦抵抗値は1100〜2200cN、特に1200〜2000cNの範囲が好ましい。清掃シート1のMD及びCDの何れの方向においても静摩擦抵抗値が前記範囲内であることが最も好ましいが、少なくとも何れか一方の方向における静摩擦抵抗値が前記範囲内であれば十分である。
【0039】
積層シートは、その破断強度が200cN/25mm以上、特に300〜8000cN/25mmであることが、清掃時に要求されるシート強度が十分となることと髪の毛・綿ボコリの絡み取り性とを両立させる点から好ましい。前記破断強度は、積層シートの流れ方向(MD)及び幅方向(CD)の少なくとも何れか一方が前記の値を満たしていれば十分である。
【0040】
積層シートには水性洗浄剤が含浸されて本実施形態の清掃シート1が形成される。これにより、湿式シートとしての特性が発現する。水性洗浄剤としては、25℃での粘度が20〜30000mPa・sのものを用いることが好ましい。この範囲の粘度の水性洗浄剤を用いることにより、(1)清掃初期に床に放出される水性洗浄剤の量が低減されて、清掃の最初から最後までの水性洗浄剤の放出量が均一になり、(2)広い面積の被清掃面に対する清掃持続性が向上し、(3)清掃初期でも水性洗浄剤の放出量が低いので、清掃シートの被清掃面に対する摩擦抵抗値が低下し、(4)清掃初期でも水性洗浄剤の放出量が低いので、清掃シート表面の繊維自由度が大きく、髪の毛や綿ボコリを繊維によって絡み取って保持するという利点がある。詳細には、水性洗浄剤の粘度が20mPa・s未満であると、清掃初期に床に放出される水性洗浄剤の量を低減させにくいことがある。30000Pa・sを超えると、水性洗浄剤を積層シートに含浸することが困難になる場合がある。清掃初期の水性洗浄剤放出量の低減及び積層シートへの水性洗浄剤の含浸工程でのハンドリング性を一層向上させる点から、前記粘度は100〜1000mPa・s、特に300〜800mPa・sであることがより好ましい。
【0041】
前記粘度はブルックフィールド型粘度計を用いて測定される。使用ローター及び回転数は、水性洗浄剤の粘度に応じて適宜変更する。
【0042】
水性洗浄剤は、水不溶性の固体粒子を実質的に含んでいないことが好ましい。水性洗浄剤に水不溶性の固体粒子が配合された場合、被清掃面にその固体粒子が残留し、二度拭きを要することがある。ただし、不純物等として微量、例えば0.1重量%程度まで含まれていても差し支えはない。
【0043】
水性洗浄剤は水を媒体とし、界面活性剤、アルカリ剤、増粘剤及び水溶性溶剤を含有することが好ましい。水性洗浄剤に含有される各成分はすべて実質的に水溶性であることが好ましい。水性洗浄剤中に含有される不揮発残留成分については、10重量%以下であることが清掃後の仕上がり性の面で好ましく、特に5重量%以下、とりわけ1重量%以下であることが好ましい。
【0044】
界面活性剤としては、陰イオン界面活性剤、非イオン界面活性剤、陽イオン界面活性剤及び両性界面活性剤の何れもが用いられ、特に洗浄性と仕上がり性の両立の面から、ポリオキシアルキレン(アルキレンオキサイド付加モル数1〜20)アルキル(炭素数8〜22の直鎖又は分岐鎖)エーテル、アルキル(炭素数8〜22の直鎖又は分岐鎖)グリコシド(平均糖縮合度1〜5)、ソルビタン脂肪酸(炭素数8〜22の直鎖又は分岐鎖)エステル、及びアルキル(炭素数6〜22の直鎖又は分岐鎖)グリセリルエーテル等の非イオン活性剤並びにアルキルカルボキシベタイン、アルキルスルホベタイン、アルキルヒドロキシスルホベタイン、アルキルアミドカルボキシベタイン、アルキルアミドスルホベタイン、アルキルアミドヒドロキシスルホベタイン等のアルキル炭素数8〜24の両性界面活性剤が好適に用いられる。界面活性剤は、水性洗浄剤中に、0.01〜1.0重量%、特に0.05〜0.5重量%含有されることが、洗浄性及び被清掃面の仕上がり性の面で好ましい。
【0045】
アルカリ剤としては、水酸化ナトリウム等の水酸化物、炭酸ナトリウム等の炭酸塩、硫酸水素ナトリウム等のアルカリ性の硫酸塩、第1リン酸ナトリウム等のリン酸塩、酢酸ナトリウム、コハク酸ナトリウム等の有機アルカリ金属塩、アンモニア、モノ、ジ又はトリエタノールアミン等のアルカノールアミン、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール等のβ−アミノアルカノール並びにモルホリン等が挙げられ、特に感触とpHの緩衝性の点でモノ、ジ又はトリエタノールアミン等のアルカノールアミン、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール等のβ−アミノアルカノール並びにモルホリンが好ましい。アルカリ剤は、水性洗浄剤中に、0.01〜1重量%、特に0.05〜0.5重量%含有されることが、洗浄性及び感触の面で好ましい。
【0046】
増粘剤としては、天然多糖類、セルロース系高分子及びデンプン系高分子等の半合成高分子、ビニル系高分子及びポリエチレンオキシド等のその他合成高分子、粘土鉱物等の水溶性高分子が挙げられる。特にベタツキ感、ヌルツキ感の低いポリアクリル酸系増粘剤若しくはアクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体系増粘剤又はこれらの混合物が好ましい。これらアクリル酸系増粘剤は、ナトリウム塩の状態で粘性を発現するのが好ましい。増粘剤は、水性洗浄剤中に、0.01〜2重量%、特に0.02〜1重量%含有されることが、被清掃面の仕上がり性の点で好ましい。
【0047】
水溶性溶剤としては、1価アルコール、多価アルコール及びその誘導体から選ばれる1種以上のものが好適である。特に仕上がり性の点から蒸気圧267Pa(2mmHg)以上のものが好ましい。例えば、エタノール、イソプロピルアルコール、プロパノール、エチレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル等が好ましい。水溶性溶剤は、水性洗浄剤中に、1〜50重量%、特に1〜20重量%含有されることが、臭い及び皮膚刺激性の低減の点から好ましい。
【0048】
水性洗浄剤には、前述の成分に加えて除菌剤を含有させることもできる。これによって、水性洗浄剤に、洗浄効果に加えて除菌効果を付与することができる。除菌剤としては、過酸化水素、次亜塩素酸、次亜塩素酸ナトリウム、第4級アンモニウム塩、安息香酸ナトリウム、パラオキシ安息香酸ナトリウム、ポリリジンのような天然除菌剤等が挙げられ、特に第4級アンモニウム塩、ポリリジン等の天然除菌剤が配合安定性及び除菌性能の点から好ましく用いられる。除菌剤は、水性洗浄剤中に、0.005〜2重量%、特に0.01〜1重量%含有されることが、除菌効果と皮膚刺激性低減とのバランスの点から好ましい。
【0049】
更に、水性洗浄剤には必要に応じ、香料、防黴剤、色素(染料、顔料)、キレート剤、ワックス剤等を含有させることもできる。
【0050】
水性洗浄剤の媒体である水は、水性洗浄剤中に、50〜99.9重量%、特に80〜99重量%含有されることが、被清掃面の仕上がり性の点から好ましい。
【0051】
本実施形態の清掃シート1は、図4に示すように、清掃部11と該清掃部11に連結された棒状の把手12とを具備した掃除具10における該清掃部11に装着されて床の清掃に用いられる。詳細には、清掃具10は、清掃シート1が装着可能である平坦な清掃部11、及び清掃部11と自在継手13を介して連結した棒状の把手12から構成されており、清掃シート1は、清掃部11に設けられた放射状のスリットを形成する可撓性の複数の片部14によって固定されるようになされている。
【0052】
本発明は前記実施形態に制限されない。例えば、前記実施形態における清掃シート1は、三層構造の積層シートに水性洗浄剤が含浸されてなるものであるが、該積層シートに代えて、単層、二層又は四層以上の構造のシートを用いてもよい。例えば、前記実施形態において、内層2の片面にのみ外層3を積層してもよい。
【0053】
また、前記実施形態における清掃シート1の表面における凸部の形状は、シートの製造のし易さや、清掃シート1の操作性等に応じて種々の形状とすることができる。
【0054】
【実施例】
次に、実施例に基づいて本発明を更に具体的に説明する。尚、本発明は、以下の実施例に何ら限定されない。
実施例及び比較例に先立ち、評価試験の方法を説明する。
【0055】
1)洗浄剤放出量
前述の方法に従い測定した。
【0056】
2)清掃シートの表面層の繊維自由度の指標となる静摩擦抵抗値
前述した方法に従い測定した。尚、400gの荷重は、クイックルワイパー〔花王(株)製〕に、清掃シートを装着して床を清掃した場合にシートにかかる平均荷重にほぼ相当する。
【0057】
3)凸部の面積率及び凸部と凹部との高低差
前述の方法に従い測定した。
【0058】
4)髪の毛の捕集率
クイックルワイパー〔花王(株)製〕に、清掃シートを装着した。30cm×60cmのフローリング(松下電工製 ウッディタイルMT613T)上に約10cmの髪の毛を5本散布し、その上に清掃シートを乗せて一定のストローク(60cm)で2往復清掃して清掃シートに捕集された髪の毛の本数を測定した。この操作を連続6回実施して、30本中何本の髪の毛が捕集されたかを測定した。捕集された髪の毛の数を30で除し、これに100を乗じて、その値を髪の毛の捕集率(%)とした。
【0059】
5)ダスト(土ぼこり)の捕集性
クイックルワイパー〔花王(株)製〕に、清掃シートを装着した。100cm×100cmのフローリング(松下電工製 ウッディタイルMT613T)上にJIS試験用ダスト7種(関東ローム層、細粒)を0.1g散布し(ハケを用いて全面に均一散布)、フローリングを1往復で4列清掃した。この操作を連続6回した後、汚れた清掃シートを乾燥させて重量(シート+洗浄剤不揮発成分+ダスト)を測定し、含浸前に測定したシート重量と理論上残留する洗浄剤不揮発成分重量を差し引いてダストの捕集量を算出した。捕集されたダストの重量を、散布した全ダスト重量(0.6g=0.1g×6回)で除し、これに100を乗じて、その値をダストの捕集率(%)とした。
【0060】
6)6畳目の醤油乾燥汚れの除去性
フローリング(面積:1畳)上に市販の醤油を1滴(0.02g)たらして、ドライヤーで乾燥させた。クイックルワイパー〔花王(株)製〕に、清掃シートを装着して別のきれいなフローリングを5畳分連続して清掃した後に、乾燥した醤油汚れが付着したフローリング1畳を清掃して以下の基準で評価を行った。尚、先に清掃する5畳分のフローリングは約90cmの距離を1往復拭くのを1ストロークとし、それを1畳の長手方向(180cm)に2列、短手方向(90cm)に4列拭いて1畳分の清掃とした。醤油汚れの付着したフローリングは汚れの上のみを拭いて、その清掃回数と汚れ落ちの関係を評価した。
○:10往復以下の清掃で完全に汚れが除去できた。
○〜△:15往復の清掃で完全に汚れが除去できた。
△:20往復の清掃で完全に汚れが除去できた。
△〜×:30往復の清掃で完全に汚れが除去できた。
×:30往復を超えても完全に汚れは除去できなかった。
【0061】
7)ワイパーの操作性及び拭き始めのワイパー操作荷重
クイックルワイパー〔花王(株)製〕に、清掃シートを装着して、フローリング板(松下電工製 ウッデイタイルEタイプ KER501)を片手で拭き始める時のワイパーの操作性を以下の基準で目視評価した。
○:ほとんど抵抗感を感じない。
○〜△:やや抵抗感を感じるが、片手で拭ける。
△:抵抗感を感じるが、片手で拭ける。
×:大きな抵抗感があり、片手で拭いた時にワイパーの柄がたわむ。
【0062】
8)摩擦抵抗値
水平な台23上に置かれたフローリング板27(松下電工製 ウッディフロアシート KER601)の上に10cm×10cmに裁断した清掃シートを載置する。この清掃シート上に、サンドペーパー(3M社製耐水ペーパー Techno sander 粒度1200番)20を張り付けた底面が10cm×10cmの重り(サンドペーパーを含む全重量400g)21を、サンドペーパーのサンド面が清掃シートに対面するように載置する。重りの側面に糸24を取り付け、この糸24の他端を滑車25を介して引張試験機(オリエンティック社製、RTM−25)のロードセル26に取り付ける。引張試験機を作動させ、重り21を500mm/minの速度で 水平に30mm移動させ、その際の初期の最大静摩擦抵抗値を測定し、この値を摩擦抵抗値とする。測定は、シートの製造工程におけるシートの流れ方向(MD)と幅方向(CD)との双方について実施し、その平均値を採用した。
【0063】
〔実施例1〜5〕
芯がポリプロピレンからなり鞘がポリエチレンからなる芯鞘構造で、立体クリンプ形状をもつ低融点繊維(2.8dtex×51mm、鞘成分の融点130℃)を用いて坪量27g/m2 のエアースルー不織布を作製した。繊維同士を温度140℃で熱接着させた。このエアスルー不織布の破断強度は流れ方向(MD)が1790cN/25mm、幅方向(CD)が240cN/25mmであった。
【0064】
一方、レーヨン繊維(1.7dtex×40mm)と、アクリル繊維(0.9dtex×51mm)と、芯がポリプロピレンからなり鞘がポリエチレンからなる芯鞘繊維(1.0dtex×38mm)とを、重量比50/25/25の比率で混合し、常法のカード機で作製した坪量19g/m2 の繊維ウエブを、前記エアースルー不織布の上下に積層した。次いで、低エネルギー条件でウォーターニードリング処理を施し、エアースルー不織布と繊維ウエブとを交絡させて繊維自由度の高い表面層を有する坪量65g/m2 の複合スパンレース不織布を調製した。超音波エンボス機を用い、調製した不織布の全面にダイヤ柄の凹凸模様からなるエンボス加工を施した。
【0065】
水/エタノール/2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール/ドデシルグルコシド(縮合度1.4)/増粘剤(カーボポールETD2020、日光ケミカル社製)=93.73/6/0.1/0.1/0.07(重量比)からなる水性洗浄剤(粘度:500mPa・s/25℃)を、得られた不織布に含浸させて床用清掃シートを調製した。水性洗浄剤の含浸率は、不織布重量に対して150%(実施例1)、250%(実施例2)、300%(実施例3)、350%(実施例4)であった。尚、カーボポールETD2020はアクリル酸・メタクリル酸アルキル(炭素数10〜30)共重合体である。
【0066】
前記と同様の洗浄剤組成で増粘剤を配合せずに調製した水性洗浄剤(25℃での粘度が4mPa・s)を更に調製し、これを前記不織布と同様の不織布に含浸率250%で含浸させて床用清掃シートを調製した(実施例5)。
【0067】
〔比較例1〕
実施例1において、水性洗浄剤(25℃での粘度が500mPa・s)を、含浸率が400%となるように含浸させて床用清掃シートを調製した。
【0068】
〔比較例2〕
実施例1で得られたスパンレース不織布を再度実施例1よりも高いエネルギーでウォーターニードリング処理して、実施例1よりも繊維自由度の低い複合スパンレース不織布を作製した。その後は、実施例1と同様にエンボス加工を施し、水性洗浄剤を不織布重量に対して100%含浸させて床用清掃シートを調製した。
【0069】
〔比較例3〕
実施例1において、複合スパンレース不織布にエンボス加工を施さない以外は実施例1と同様にして床用清掃シートを調製した。
【0070】
実施例及び比較例で得られた床用清掃シートについて、前述した1)〜8)の評価を行った。その結果を以下の表1に示す。
【0071】
【表1】
【0072】
表1に示す結果から明らかな通り、実施例1〜5の床用清掃シート(本発明品)によれば、適度な量の洗浄剤が放出されることにより床のシミ汚れの除去性に優れることが判る。また、ワイパーの操作性も良好であり、小さいな力で清掃が出来ることが判る。更に、表面の繊維自由度が高く、髪の毛及びダストの捕集性が優れることが判る。
【0073】
【発明の効果】
本発明によれば、モップ状の掃除具に装着されて用いられ、操作性よく、床のシミ汚れを効果的に清掃することができる安価な湿式の床用清掃シートが提供される。
また本発明によれば、乾式及び湿式のシートの特性を兼備しており、床上のほこり、髪の毛、固形ゴミと共にしみ汚れも除去できるから拭き不要の床用清掃シートが提供される。
更に本発明によれば、床の保護・つや出し、除菌ができる床用清掃シートが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の床用清掃シートの一実施形態を模式的に示す斜視図である。
【図2】洗浄剤放出量の測定方法を示す模式図である。
【図3】静摩擦抵抗値の測定方法を示す模式図である。
【図4】本発明の床用清掃シートが掃除具に装着された状態を示す斜視図である。
【図5】本発明の床用清掃シートを用いてフローリングを清掃したときの摩擦抵抗値の測定方法を示す模式図である。
【符号の説明】
1 床用清掃シート
2 内層
3 外層
4 凸部
10 掃除具
11 清掃部
12 把手
Claims (8)
- 清掃部と該清掃部に連結された棒状の把手とを具備した掃除具における該清掃部に装着されて用いられる、水性洗浄剤の含浸された床用清掃シートであって、
前記床用清掃シートは、400g/100cm2荷重下での前記水性洗浄剤の放出量が0.004〜0.04g/100cm2であり且つ表面に多数の凹凸部を有しており、
前記水性洗浄剤は、シート重量(乾燥基準)当たり100〜500重量%含浸されている床用清掃シート。 - 前記水性洗浄剤が含浸される前記床用清掃シートは、その坪量が40〜200g/m2で、且つ使用時において床に接触する表面層が繊維長20mm以上の繊維からなる不織布で構成されており、且つ多数の凸部及び熱及び圧力の適用によって圧密化した多数の凹部を有している請求項1記載の床用清掃シート。
- 前記表面層は、該表面層の重量(乾燥基準)当り親水性セルロース繊維30〜98重量%及び低融点の熱可塑性繊維2〜70重量%を含んでおり、前記凸部の面積が、前記清掃シートの清掃面の見掛けの面積に対して30〜95%である請求項1又は2記載の床用清掃シート。
- 前記床用清掃シートは、高強度を有するシート材料の片面あるいは両面に、繊維ウェブの繊維絡合で形成された不織布状の繊維集合体が、その構成繊維間の絡合と共に該シート材料に対しても絡合状態で一体化された積層シートに前記水性洗浄剤が含浸されてなり、該積層シートの破断強度が200cN/25mm以上であって、前記不織布状の繊維集合体の坪量がそれぞれ8〜70g/m2である請求項1〜3の何れかに記載の床用清掃シート。
- 前記水性洗浄剤の含浸された前記清掃シートにおける前記表面層の、サンドペーパー(粒度1200番)に対する静摩擦抵抗値が900〜2500cNである請求項1〜4の何れかに記載の床用清掃シート。
- 前記水性洗浄剤の25℃での粘度が20〜30000mPa・sである請求項1〜5の何れかに記載の床用清掃シート。
- 前記凸部は、連続した線状の前記凹部が相互に交わり、該凹部によって閉鎖されて形成されている請求項1〜6の何れかに記載の床用清掃シート。
- 前記凸部の面積が、清掃シートの清掃面の見掛けの面積に対して30〜95%である請求項1〜7の何れかに記載の床用清掃シート。
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