JPH0966014A

JPH0966014A - 清掃用払拭具

Info

Publication number: JPH0966014A
Application number: JP7248756A
Authority: JP
Inventors: Mihoko Inaba; 葉美穂子稲; Noriyuki Sakamoto; 本敬之坂; Toshinobu Kashiwada; 田利信柏
Original assignee: Lion Corp
Current assignee: Lion Corp
Priority date: 1995-09-01
Filing date: 1995-09-01
Publication date: 1997-03-11

Abstract

(57)【要約】【課題】ホコリ取り性能はもとより、つや出し洗剤の
塗工性、吸収性等も良好で、モップ用使い捨てシートと
して極めて好適な清掃用払拭具を提供する。【解決手段】長繊維不織布１の片面もしくは両面に、
親水性繊維４と捲縮性合成繊維５とからなる繊維ウェブ
３を積層して、清掃用払拭具を形成させる。該繊維ウェ
ブ３を構成する繊維同士、及び長繊維不織布１を構成す
る繊維２と上記繊維ウェブ３を構成する繊維４，５とは
一体化させる。捲縮性合成繊維５には、立体的な捲縮を
発現させる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、モップ用使い捨て
シート等として好適な、不織布利用の業務用または家庭
用の清掃用払拭具に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来より、床の汚れを除去する清掃用払
拭具として、ダストコントロール剤と呼ばれる油状物質
を含浸させた糸状物に柄を取り付けたモップ類が一般に
使用されている。これらは、いずれも油状物質の粘度を
利用して、ダストを吸着保持するものであるが、使用に
より清掃用払拭具の糸状物が汚れた場合、再使用のため
に洗濯が必要になる、という面倒があった。また、この
ような問題を解決するために、清掃用払拭具をレンタル
にすると、清掃用払拭具が汚れても回収日まで使い続け
なければならず、非衛生的であるという問題が生じてい
た。

【０００３】このような問題を解決するものとして、近
年、清掃用払拭具を使い捨て不織布シートにより形成し
たものが上市されている。このものは、使用により清掃
用払拭具が汚れた場合、シートを取り替えることにより
新しいシートを使用でき、簡便かつ衛生的である。しか
し、シートとして使用されている不織布は、清掃にかか
わる部分がＰＰメルトブロー等の合成繊維から成るもの
や、パルプやレーヨン等の親水性繊維から成るものがほ
とんどであるため、乾いた床面の清掃には適している
が、水分が存在する場合には使用が困難であった。すな
わち、前者は吸水性がないために水分を周囲に広げてし
まい、後者では吸水により床面との摩擦が大きくなり、
共に使いづらいものであった。

【０００４】また、近年のフローリングの増加に伴い、
床用つや出し洗剤の使用が増加しているが、使用に当た
っては床に膝をついて行わねばならず、使用性に劣るも
のである。その使用性の向上を図るには、モップ類を用
いて立ったまま使用することが考えられるが、従来のモ
ップ用不織布シートは、前述したように合成繊維または
親水性繊維からなるものがほとんどであり、使用が困難
であった。すなわち、前者は吸水性がないため、剤を塗
り広げることはできても、シートに汚れを保持すること
ができず、剤が汚れと共に塗工されてしまい、好ましく
ない。一方、後者は吸水性が大きすぎるため、汚れの保
持は可能であるが、剤がシートに吸収されるために塗工
性に劣るという問題があった。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】本発明の技術的課題
は、から拭き掃除におけるホコリ取り性能はもとより、
床用つや出し洗剤等の併用時にも汚れを保持することが
でき、かつ、パンクズや毛髪の捕集性にすぐれ、つや出
し洗剤の塗工性、吸収性が良好で、モップ用使い捨てシ
ートとして極めて好適な清掃用払拭具を提供することに
ある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の清掃用払拭具は、長繊維不織布の片面もし
くは両面に、親水性繊維と捲縮性合成繊維とからなる繊
維ウェブが積層されてなり、該繊維ウェブを構成する繊
維同士、及び長繊維不織布を構成する繊維と上記繊維ウ
ェブを構成する繊維が一体化しており、かつ、前記捲縮
性合成繊維に立体的な捲縮が発現していることを特徴と
するものである。上記清掃用払拭具において、捲縮性合
成繊維には、１インチあたり１０〜２０個の立体的な捲
縮が発現させ、また、親水性繊維の占める割合が２０〜
６０％、捲縮性合成繊維の占める割合が８０〜４０％で
あることが有効であり、さらに、油剤成分９５〜７０
％、界面活性剤５〜３０％よりなるダストコントロール
剤を不織布重量に対し１〜２０％担持させたものとする
のが好適である。

【０００７】上記構成を有する清掃用払拭具において、
長繊維不織布は、スパンボンド法等により製造され、不
織布全体に強度を付与するものである。から拭き時のホ
コリ取り性能を満足するには、ホコリの大きさに拘わら
ず、それを長繊維不織布上の繊維ウェブにおいて吸着保
持できることが必要であり、そのためには、繊維間距離
を規定せず、繊維の動きにより繊維間距離が変化できる
ものが好ましい。しかるに、パンクズや毛髪等の大きな
ゴミは、一般に不織布の繊維間距離を大きく上回るた
め、繊維間への保持は困難である。これに対し、前記捲
縮性繊維は、そのからみつきにより大きなゴミを捕獲す
るのに有効なものである。さらに、床用つや出し洗剤併
用時の使用性においては、つや出し洗剤と共に汚れを吸
収し、かつ剤を吸収しすぎないことが必要であるが、上
記合成繊維と親水性繊維との適度な混合は、その使用性
のために極めて有効なものである。

【０００８】このように、上記清掃用払拭具は、から拭
き掃除におけるホコリ取り性能はもとより、床用つや出
し洗剤等の併用時にも汚れを保持することができ、か
つ、パンクズや毛髪の捕集性にすぐれ、つや出し洗剤の
塗工性、吸収性が良好で、モップ用使い捨てシートとし
て極めて好適なものである。

【０００９】

【発明の実施の形態】本発明の清掃用払拭具における捲
縮性合成繊維とは、加熱等によって立体的な捲縮を発現
する繊維を意味し、機械的な捲縮と区別するために使用
している。上記立体的な捲縮とは、図１の繊維１１のよ
うな螺旋状の捲縮だけでなく、図２の繊維１２のように
穏やかなカーブを描いて二次元方向に屈曲しているも
の、あるいは、図３の繊維１３のように、二次元的な屈
曲に捩れが加わったものなど、各種の捲縮を広く含むも
のである。このような立体的な捲縮は、繊維製造段階あ
るいは不織布製造段階で発現させることができる。つま
り、繊維製造工程の最終段階で加熱処理を施し、捲縮を
発現させても良いし、繊維製造行程では加熱処理を行わ
ず不織布にした後に加熱処理を施して捲縮を発現させて
も良い。

【００１０】捲縮性合成繊維としては、具体的には、熱
収縮率の異なる二種類以上の重合体からなる繊維であっ
て、エチレン−プロピレン共重合体／ポリプロピレン、
高密度ポリエチレン／ポリエチレンテレフタレート、高
密度ポリエチレン／ポリブチレンテレフタレート、ポリ
エチレンテレフタレート／変性ポリエステル、ポリプロ
ピレン／ポリエチレン、あるいは、ポリオレフィン／ポ
リアミド等の組み合わせからなり、偏心型芯鞘断面構造
もしくはサイドバイサイド型断面構造を有するものがこ
れに該当する。中でも、エチレン−プロピレンランダム
共重合体を第一成分、ポリプロピレンを第二成分とし、
第一成分を鞘成分、第二成分を芯成分とする偏心型の芯
鞘断面構造を有する複合繊維、もしくは両成分がサイド
バイサイド型に接合された複合繊維は、非常に強い捲縮
能を有し、７０℃程度の雰囲気下で加熱するだけで立体
的な捲縮を発現することから、好ましいものである。捲
縮の数は、１インチあたり１０〜２０個であることが好
ましい。

【００１１】一方、本発明の繊維ウェブにおける親水性
繊維は、不織布の吸水性を高めるために使用するもので
ある。従って、その種類は特に限定されず、レーヨン等
の再生繊維、コットン、パルプ等の天然繊維、あるいは
疎水性合成繊維に親水性処理を施したもの等を、任意に
選択して使用することができる。繊維ウェブ中に含まれ
る捲縮性合成繊維と親水性繊維との比率は、それぞれ、
８０〜４０％／２０〜６０％が適当である。親水性繊維
が２０％を割ると、吸水性が劣り、つや出し洗剤併用時
の汚れ落とし性が不良となる。一方、親水性繊維が６０
％を越えると、吸水性が大きくなり、つや出し洗剤の塗
工性が低下するだけでなく、塗工時の摩擦力が大きくな
り、使用性が低下する。

【００１２】上記清掃用払拭具において、から拭き時の
ホコリ取り性能を満足するには、ホコリの大きさに拘わ
らず、それを長繊維不織布上の繊維ウェブにおいて吸着
保持できることが必要であり、そのためには、繊維間距
離を規定せず、繊維の動きにより繊維間距離が変化でき
るものが好ましい。この条件に合う不織布としては、繊
維間が接着されていないスパンレース不織布が適当であ
る。

【００１３】また、上記清掃用払拭具では、不織布シー
ト全体に強度を付与するため、長繊維不織布が使用され
る。ここで、長繊維不織布とは、スパンボンド法等によ
り製造される不織布を指している。長繊維不織布の種類
は特に限定するものではないが、合成連続フィラメント
を集積した繊維シートにエンボスロールで加熱・加圧処
理を施すことにより、繊維同士が部分的に接着されて一
体化したものが特に好ましい。このような不織布は、強
度が大きく、また接着部以外の部分では繊維の自由度が
大きいため、繊維ウェブ中の繊維と絡合し易いからであ
る。長繊維不織布の素材は特に限定されず、ポリプロピ
レン、ポリエステル、ナイロン等で構成されたものを任
意に使用することができる。

【００１４】さらに、上記清掃用払拭具は、長繊維不織
布の片面もしくは両面に、捲縮性合成繊維と親水性繊維
の混合ウェブを積層し、これに高圧水流による絡合処理
等を施して、繊維ウェブを構成する繊維同士及び繊維ウ
ェブを構成する繊維と長繊維不織布を構成する繊維を絡
合一体化することにより製造される。なお、不織布製造
段階で立体捲縮を発現させる場合は、乾燥温度を好まし
い捲縮が発現する温度に設定すればよい。

【００１５】また、本発明の不織布シートに担持させる
ダストコントロール剤（ホコリ吸着剤）は、一般的に
は、鉱物油、合成油、シリコーン油等の油剤成分と界面
活性剤からなるものである。上記鉱物油としては、パラ
フィン系炭化水素、ナフテン系炭化水素、芳香属系炭化
水素等が用いられ、上記合成油としては、アルキルベン
ゼン油、ポリオレフィン油等が、シリコーン油として
は、ジメチルポリシロキサン、各種変性シリコーン等が
用いられる。上記界面活性剤としては、特に限定するも
のではないが、油剤成分と均一に混合し、かつ不織布の
水分吸収を妨げないものが好ましい。

【００１６】すなわち、上記界面活性剤としては、ＨＬ
Ｂが７以上で１３以下、好ましくは７以上で１１以下の
非イオン系界面活性剤が適当である。例えば、ポリオキ
シエチレン（３〜９モル）長鎖アルキルまたはアルケニ
ルエーテル、ポリオキシエチレン（３〜９モル）アルキ
ルフェニルエーテル等のポリエチレングリコールエーテ
ル型、ポリオキシエチレン（３〜９モル）長鎖脂肪酸エ
ステル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロ
ックコポリマー等が挙げられる。さらに、上記非イオン
系界面活性剤と共に、炭素数１０〜２２のアルキル基ま
たはアルケニル基を有するモノ長鎖アルキルトリメチル
アンモニウム塩、ジ長鎖アルキルジメチルアンモニウム
塩、モノ長鎖アルキルジメチルベンジルアンモニウム塩
等のカチオン系界面活性剤を添加することにより、ホコ
リの吸着性や抗菌性を付与することができる。ダストコ
ントロール剤を不織布に担持させる方法としては、ロー
ルコーター、スプレー塗工等が一般的であるが、特に限
定するものではない。

【００１７】図４は、上述した清掃用払拭具の構成を模
式的に示すもので、長繊維２を集積した繊維シートにお
ける該繊維同士を部分的に接着して一体化した長繊維不
織布１と、その片面に積層して一体化したところの、親
水性繊維４と捲縮性合成繊維５とからなる繊維ウェブ３
とを備えている。繊維ウェブ３を構成する繊維同士、及
び長繊維不織布１を構成する繊維と上記繊維ウェブ３を
構成する繊維は、明瞭に図示していないが、高圧水流に
よる絡合処理等を施すことにより絡合一体化されたもの
である。

【００１８】

【実施例】以下に示す実施例１〜３及び比較例１〜４に
おいて用いている繊維Ａ〜Ｃは、次のようなものであ
る。繊維Ａ：融点１４０℃のエチレン−プロピレンラン
ダム共重合体を第一成分とし、融点１６０℃のポリプロ
ピレンを第二成分とする繊度２デニール、繊維長５１ｍ
ｍのサイドバイサイド型断面構造を有する複合繊維（立
体捲縮１４個／１インチ）。繊維Ｂ：融点１６２℃のポリプロピレンからなる繊
度２デニール、繊維長５１ｍｍの単一繊維（機械捲縮１
６個／１インチ）。繊維Ｃ：繊度１．５デニール、繊維長４０ｍｍのレ
ーヨン繊維。

【００１９】実施例１〜３及び比較例１〜４において
は、上述の繊維Ａもしくは繊維Ｂと、繊維Ｃを、表１に
示す割合で混合し、パラレルカードで目付２０ｇ／ｍ²
の繊維ウェブを作成した。このウェブを、繊度１．５デ
ニールの長繊維が集積されてなり、エンボスロールによ
って０．５ｍｍの熱融着部が１ｃｍ² 当たり約２０個設
けられた、目付１５ｇ／ｍ² のスパンボンド不織布の両
面に積層した。そして、この積層体に、水圧５０ｋｇ／
ｃｍ² の細柱状水流を表裏両面からそれぞれ２回ずつ噴
射し、それらを一体化した。次いで、この不織布を熱風
貫通型乾燥機を用いて７０℃で乾燥した後、流動パラフ
ィン８５％、ポリオキシエチレン（ＥＯ＝３）アルキル
（Ｃ１２〜Ｃ１３）エーテル１５％よりなるダストコン
トロール剤を、不織布重量に対して５％スプレー塗工し
た。

【００２０】

【表１】

【００２１】比較例５繊度０．２〜０．３デニールを中心とする、目付５０ｇ
／ｍ² のポリプロピレンメルトブロー不織布に、上述の
ダストコントロール剤を不織布重量に対し５％スプレー
塗工した。比較例６融点２５８℃のポリエステルを芯成分、融点１３０℃の
ポリエチレンを鞘成分とした繊度２．５デニール、繊維
長５１ｍｍの芯鞘型断面構造を有する複合繊維を用い、
パラレルカードで目付５０ｇ／ｍ² の繊維ウェブを形成
した後、熱風貫通型乾燥機を用いて１５０〜１６０℃に
てシート化した。このヒートスルー不織布に対し、上述
のダストコントロール剤を不織布重量に対し５％スプレ
ー塗工した。

【００２２】これらの不織布シートに対する表１に示す
各特性の評価方法は、次の通りである。ダスト吸着性３０×３０ｃｍのフローリングに、試験用ダスト７種
（JIS Z8901)を１ｇ均一に散布し、７×１１ｃｍのスポ
ンジにサンプルを張り付けて固定したもので１０往復し
て、サンプルに吸着したダストの量を測定した。ダスト保持性ダスト吸着性測定後のサンプルを、３０ｃｍの高さから
１０回落下し、なお保持しているダストの量を測定し
た。

【００２３】パンクズ捕集性３０×３０ｃｍのフローリングに、市販のドライパン粉
１ｇを均一に散布し、７×１１ｃｍのスポンジにサンプ
ルを張り付けて固定したもので３往復させ、パンクズの
落としにくさについて官能評価を行った。〇，△，×に
よる評価は、次の通りである。〇：取ったパンクズを落としにくい。 △ ：取ったパンクズを落とすことがある。 × ：取ったパンクズを落としやすい。

【００２４】毛髪捕集性３０×３０ｃｍのフローリングに、１０ｃｍにカットし
た人の毛髪１０本を重ならないように散布し、７×１１
ｃｍのスポンジにサンプルを張り付けて固定したもので
３往復させ、毛髪の取り易さ、落としにくさについて官
能評価を行った。〇，△，×による評価は、次の通りで
ある。〇：毛髪８〜１０本を取り、取った毛髪を落としに
くい。 △ ：毛髪５〜７本を取るが、取った毛髪を落としや
すい。 × ：毛髪を５本以上取らない。

【００２５】つや出し洗剤塗工性１ｍのフローリングに床用つや出し洗剤５ｇを散布し、
床用モップのヘッドにサンプルをセットしたもので塗工
したときの、剤の塗工性について官能評価を行った。
〇，×による評価は、次の通りである。〇：スムーズに塗工でき、塗り上がりが均一であ
る。 × ：塗工時にひっかかったり、塗り上がりが不均一
である。

【００２６】つや出し洗剤吸収性塗工性評価を行ったサンプルに関し、つや出し剤の吸収
性や汚れの保持性について官能評価を行った。〇，×に
よる評価は、次の通りである。〇：吸収性があり、汚れをシートに保持している。 × ：吸収性が少なく、汚れをシートに保持しない。

【００２７】これらの試験結果によれば、比較例１〜６
に比して、本発明の実施例ではすぐれた各種特性を有す
ることがわかる。

【００２８】

【発明の効果】以上に詳述したように、本発明によれ
ば、から拭き掃除におけるホコリ取り性能はもとより、
床用つや出し洗剤等の併用時にも汚れを保持することが
でき、かつ、パンクズや毛髪の捕集性にすぐれ、つや出
し洗剤の塗工性、吸収性が良好であって、モップ用使い
捨てシートとして極めて好適な清掃用払拭具を得ること
ができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の清掃用払拭具において用いる捲縮性合
成繊維の捲縮状態の一例を示す説明図である。

【図２】同捲縮性合成繊維の捲縮状態の他の一例を示す
説明図である。

【図３】同捲縮性合成繊維の捲縮状態のさらに他の一例
を示す説明図である。

【図４】本発明にかかる清掃用払拭具の模式的断面図で
ある。

【符号の説明】

１長繊維不織布２長繊維３繊維ウェブ４親水性繊維５捲縮性合成繊維

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】長繊維不織布の片面もしくは両面に、親水
性繊維と捲縮性合成繊維とからなる繊維ウェブが積層さ
れてなり、該繊維ウェブを構成する繊維同士、及び長繊維不織布を
構成する繊維と上記繊維ウェブを構成する繊維が一体化
しており、かつ、前記捲縮性合成繊維に立体的な捲縮が発現している、こ
とを特徴とする清掃用払拭具。
【請求項２】捲縮性合成繊維に、１インチあたり１０〜
２０個の立体的な捲縮が発現していることを特徴とする
請求項１に記載の清掃用払拭具。
【請求項３】親水性繊維の占める割合が２０〜６０％、
捲縮性合成繊維の占める割合が８０〜４０％である請求
項１または請求項２に記載の清掃用払拭具。
【請求項４】油剤成分９５〜７０％、界面活性剤５〜３
０％よりなるダストコントロール剤を、不織布重量に対
し１〜２０％担持させたことを特徴とする請求項１ない
し請求項３のいずれかに記載の清掃用払拭具。