JP5475426B2 - 清掃シート - Google Patents

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Description

本発明は、床や畳、壁、窓等のゴミ等を拭き取るための清掃シートに関する。
短繊維を使用した清掃具としては、モップや織布としての雑巾等が古くから広く使用されてきた。これらは繰り返し使用されることから耐久性が必要とされていた。また、一般的には水等で濡らして使用されるため、繊維が強く撚られて形成されており繊維自身が動いてダスト等を絡め取るという機能は持っていなかった。
このような従来の清掃具とは別に、短繊維から形成された清掃具として、現在広く普及している不織布状の清掃具が知られている。例えば特許文献1には、低絡合の不織布と強度を保持するためのネットとを一体化して形成されたシート状の清掃具が開示されている。この清掃具においては、人が行う清掃の動作をエネルギーとして利用して短繊維が動き、それによって該短繊維の端部がダストを抱え込むように動き、ダストを絡め取り易いよう短繊維を低交絡に設計することで、効率良くダストを捕集できるようになっている。更に、低交絡にすることに起因する強度低下を補うため、樹脂ネットと一体化することで強度と捕集性を満足している。しかし、このような形態の清掃具には、溝や凹凸面への追従性や、ボリューム感を更に高めることが要求されている。
一方、長繊維を使用して追従性を大きく改善した清掃具が特許文献2に開示されている。この清掃具の構成によれば、凹凸面への追従性やボリューム感は大きく改善できる。しかし、長繊維であるためにダストを絡め取るという機能が弱く、また捉えたダストを離しやすいという課題があった。
特開平7−184815号公報 特開平11−276402号公報
本発明の目的は、前述した従来技術が有する欠点を解消し得る清掃シートを提供することにある。
本発明は、短繊維からなる繊維集合体が、基材シートの少なくとも一面に接合されて清掃部が形成されている清掃シートであって、
前記繊維集合体が、一方向に延びるひも状の形状を有し、かつより数(JIS L1095)が10〜200回/mである清掃シートを提供するものである。
本発明の清掃シートによれば、これまで達成し得なかった十分な捕集性及び強度、更に凹凸への追従性やボリューム感が達成される。
図1は、本発明の清掃シートの第1の実施形態を示す斜視図である。 図2は、図1におけるII-II線断面図である。 図3は、図1に示す清掃シートの一使用形態を示す斜視図である。 図4は、清掃シートの製造装置を示す模式図である。 図5は、本発明の清掃シートの第2の実施形態を示す斜視図(図1相当図)である。 図6は、本発明の清掃シートの第3の実施形態を示す斜視図(図1相当図)である。 図7は、本発明の清掃シートの第4の実施形態を示す斜視図(図1相当図)である。 図8は、本発明の清掃シートの第5の実施形態を示す斜視図(図1相当図)である。 図9(a)は、本発明の清掃シートの第6の実施形態を示す斜視図(図1相当図)であり、図9(b)は、図9(a)におけるb-b線断面図(図2相当図)である。 図10は、本発明の清掃シートの第7の実施形態を示す斜視図(図1相当図)である。
以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。図1には、本発明の清掃シートの第1の実施形態の斜視図が示されている。図2は、図1におけるII-II線断面図である。本実施形態の清掃シート10は、基材シート11を備えている。基材シート11は、長手方向X及びそれに直交する幅方向Yを有する矩形のものである。清掃シート10は、基材シートの一方の面上に、清掃部12を有している。清掃部12は、基材シート11の幅方向Yの中央域に位置している。基材シート11は、清掃部12の左右の両側縁12aから側方に延出して一対のフラップ11aを形成している。一方、長手方向Xに関し、清掃部12は、基材シート11の長手方向Xの全域に延びている。清掃部12は繊維集合体からなり、所定の厚みをもって形成されている。ここで、短繊維とは、紡績するために使用される繊維状の原材料をいい、一般的には長繊維をカットして短繊維を得ることができる。
清掃部12を構成する繊維集合体20は、一方向に延びるひも状のものである(以下、ひも状繊維集合体という)。以下、このひも状繊維集合体20について説明する。ひも状繊維集合体20は、所定の太さを有し、その太さよりも十分に大きな長さを有する形状をしている。ひも状繊維集合体20は多数の短繊維の集合体からなる。短繊維は、互いに交絡した状態になっており、それによってひも状の形態が保たれている。
ひも状繊維集合体20を構成する多数の短繊維は、該繊維集合体20がひも状の形態を保つのに足る繊維交絡度をもって交絡している。したがって、保形性の観点からは、短繊維の繊維交絡度は高ければ高いほど好ましい。換言すれば、短繊維の繊維自由度は低ければ低いほど好ましい。しかし、繊維自由度が低いことは、ひも状繊維集合体20のダスト捕集性やダスト保持性の観点からマイナスに作用する。したがって、ひも状繊維集合体20を構成する短繊維は、該繊維集合体20が保形性を確保することを条件として、ダスト捕集能及び捕集されたダストの保持能を有するに足る高い繊維自由度を有していることが必要とされる。
具体的には、ひも状繊維集合体20を構成する短繊維は、JIS L1095 一般紡績糸試験方法に記載されるより数を尺度とする繊維自由度の程度が、10〜200回/mであり、好ましくは10〜180回/m、更に好ましくは20〜150回/mであると、ひも状繊維集合体20の保形性が確保されつつ、ひも状繊維集合体20が、満足すべきダスト捕集能及び捕集されたダストの保持能を発現する。これに対し、より数が10回/m未満であると、短繊維の交絡が十分でないことがあり、清掃動作によって繊維が抜け落ちる場合がある。一方、より数が200回/mを超えると、繊維自由度が十分でないことがあり、ダストの捕集性及び捕集したダストの保持性が十分でない場合がある。
ひも状繊維集合体20を構成する短繊維は、その繊維長が好ましくは12〜180mm、更に好ましくは38〜120mmである。繊維長をこの範囲内とすることで、ダストを絡め取って捕集する性能が高くなる。また、清掃中に短繊維が毛羽抜けすることが効果的に防止される。後述するように短繊維が捲縮を有する場合には、その捲縮を引き伸ばしてまっすぐにした状態での長さを、短繊維の長さとする。
短繊維の太さは、1.0〜8.0dtex、特に1.5〜6.6dtexであることが好ましい。太さをこの範囲内にすることによって、短繊維が適度な剛性を有するようになり、清掃部12が凹凸を有する清掃対象面、例えば敷居や引き戸のレールに十分に追従するようになる。また、部屋の隅並びにドアストッパー及びその周辺のような狭い場所に、清掃部12が十分に追従するようになる。更に、ダストの捕集性が向上する。
短繊維としては、捲縮を有するものを用いることが、ダストの捕集性が一層向上する観点から好ましい。捲縮繊維としては、二次元捲縮又は三次元捲縮したものを用いることができる。捲縮繊維は、その捲縮率(JIS L0208)が、5〜50%、特に10〜30%であることが好ましい。捲縮率は、繊維を引き伸ばしたときの長さAに対する、繊維を引き伸ばしたときの長さAと元の繊維の長さBとの差の百分率で定義され、下記の式から算出される。
捲縮率=(A−B)/A×100(%)
捲縮繊維の捲縮数は、ひも状繊維集合体20の嵩高さと関係している。詳細には、捲縮数が大きいほど、ひも状繊維集合体20は嵩高なものとなる。この観点から、捲縮数は3〜80、特に5〜40であることが好ましい。
前記の捲縮数は、JIS L1015に従い測定される。
ひも状繊維集合体20の横断面の形状に特に制限はなく、例えば円形、楕円形、矩形、扁平形等の形状を採用し得る。1本のひも状繊維集合体20の太さは、横断面が円形である場合には2〜20mm、特に3〜10mmであることが、凹凸面や溝への追従性が高くなる点、及びひも状繊維集合体20を基材シート11に固定しやすくなる点から好ましい。図1に示すひも状繊維集合体20、その延びる方向の全域にわたって太さが一様であるが、これに限られるものではない。例えば、数珠状の形状を有するものや、太さにムラがあるものも使用することができる。
本実施形態においては、基材シート10の全長にわたりひも状繊維集合体20が配置されているので、該ひも状繊維集合体20の長さは基材シート10の長さと実質的に同じである。しかしながら、これに代えて、例えば後述する図6に示すように、ひも状繊維集合体20の長さを基材シート10の長さよりも短くしてもよい。また、図5に示すように、ひも状繊維集合体20が、同一方向に延びるように波線状に配置されてもよい。
清掃シート10においては、複数のひも状繊維集合体20が、基材シート11の一面に、互いに間隔をおいて同一方向に延びるように直線状に配置されることで清掃部12が形成されている。したがって、ひも状繊維集合体20の太さが、清掃部12の厚みに相当する。隣り合うひも状繊維集合体20の間隔D(図2参照)は、1〜10mm、特に2〜6mmであることが好ましい。図1及び図2においては、隣り合うひも状繊維集合体20は所定の距離を隔てているが、これに代えて、基材シート11の一面に隙間なく、ひも状繊維集合体20を配置してもよい。あるいは、基材シート11の特定の位置、例えばY方向の中央部においては、隙間なくひも状繊維集合体20を配置し、該中央部の両側部においては、距離を隔ててひも状繊維集合体20を配置してもよい。
図1に示すように、基材シート11とひも状繊維集合体20とは、接合点13において接合されている。接合点13は、例えば基材シート11とひも状繊維集合体20の構成繊維との融着で形成されている。あるいは、基材シート11とひも状繊維集合体20の構成繊維との接着で形成されている。接合点13は規則的に配置されていてもよく、あるいはランダムに配置されていてもよい。後述する製造方法に従えば、接合点13は、規則的に配置される。各ひも状繊維集合体20においては、接合点13は、該ひも状繊維集合体20の延びる方向に沿って、所定の間隔をおいて形成されている。各ひも状繊維集合体20に形成される接合点13の数は、該ひも状繊維集合体20と基材シート11との固定が十分に行われるのに足る程度でよい。接合点13の数が多すぎると、短繊維の繊維自由度が低下し、捕集性が低下する傾向にある。これらの観点から、隣り合う接合点13の間隔は10〜100mm、特に20〜70mmであることが好ましい。
清掃部12における清掃シート10の厚みは300Pa荷重下において、2〜20mm、特に3〜10mmであることが好ましい。
ひも状繊維集合体20を構成する短繊維としては、例えば熱可塑性樹脂からなる合成繊維、コットンや麻、ウールなどの天然繊維、レーヨンなどの再生繊維、アセテートなどの半合成繊維などを用いることができる。これらの繊維は単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。ひも状繊維集合体20と基材シート11との接合のしやすさを考慮すると、短繊維として、熱融着が容易に行える材料である熱可塑性樹脂からなる合成繊維を用いることが好ましい。熱可塑性樹脂としては、ポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂、ビニル系樹脂などを用いることができる。合成繊維は、単一の樹脂から構成されていてもよく、あるいは2種以上の樹脂を組み合わせてなる複合繊維(例えば芯鞘型複合繊維やサイドバイサイド型複合繊維や分割繊維)であってもよい。
短繊維には薬剤が塗工されていてもよい。ドライな乾式清掃を目的とした薬剤の塗工によって、ごみの吸着を利用した捕集性が高まる。そのような薬剤としては各種油剤成分が挙げられる。油剤成分としては、例えば、鉱物油、合成油、シリコーン油などの油剤、及び該油剤成分に界面活性剤、溶剤、酸化防止剤、香料などを混合したものを用いることができる。油剤成分をはじめとする薬剤の塗工量は、短繊維の重量に対して0.1〜50重量%程度とすることができる。
本実施形態の清掃シート10をウエットな湿式清掃の目的ために用いる場合には、これに洗浄剤を含浸することによって、シミ汚れや固形物のこびりつき汚れが溶解して洗浄性が高まる。洗浄剤としては、界面活性剤、溶剤、除菌剤、防腐剤、香料、水などを混合したものを用いることができる。洗浄剤の含浸量は、短繊維の重量に対して、20〜500重量%程度とすることができる。
ドライな乾式清掃及びウエットな湿式清掃の目的のために用いられることに加え、本実施形態の清掃シート10は、水、市販されている洗浄剤、ワックス剤等の液を拭き伸ばしたり、拭き取ったり、含浸したりするといった、雑巾のような使い方をすることもできる。
以上の短繊維からなるひも状繊維集合体20は、一般的には紡績工程による撚り合わせによって製造されたものが使用される。
ひも状繊維集合体20が固定される基材シート11としては、ひも状繊維集合体20との接合の容易さの点から、例えば合成樹脂からなる各種不織布やフィルム、パルプからなる抄紙板紙、パルプに合成樹脂を混抄した抄紙板紙、あるいはそれらの複合材を用いることができる。不織布を用いる場合には、例えばスパンレース不織布、エアスルー不織布、スパンボンド不織布、エアレイド不織布などが好適な例として挙げられる。これらの不織布の坪量は、強度やこしの強さ等の点から、3〜200g/m2、特に10〜100g/m2であることが好ましい。同様の理由から、フィルムを用いる場合、その坪量は3〜500g/m2、特に10〜250g/m2であることが好ましい。抄紙板紙を用いる場合、その坪量は10〜500g/m2、特に20〜250g/m2であることが好ましい。基材シート11を構成する合成樹脂としては、短繊維を構成する合成樹脂として前述したものと同様のものを用いることができる。
清掃シート10は、例えば図3に示すように、清掃具100に装着されて使用される。清掃具100は、清掃シート10が装着可能なヘッド部101及びヘッド部101に自在継手103を介して連結された棒状の柄102から構成されている。ヘッド部101の装着面(底面)は、平面視で長方形状であり、通常の使用態様においては、清掃具100は、ヘッド部101をその幅方向に移動(特に往復移動)させて清掃を行う。清掃シート10は、基材シート11を利用して、ヘッド部101及びヘッド部101に連結された柄102を備えた清掃具100におけるヘッド部101に装着される。清掃シート10は、基材シート11における清掃部12が設けられていない側がヘッド部101の装着面(底面)に対向するように、ヘッド部101に装着される。次に、基材シート11におけるフラップ11aをヘッド部101の上面側に折り返す。更にフラップ11aを、ヘッド部101における、放射状のスリットを有する可撓性の複数のシート保持部104内に押し込む。このように、基材シート11のフラップ11aを利用して、清掃シート10を清掃具100のヘッド部101に固定することができる。なお、基材シート11が、後述する図7及び図8に示す実施形態のようにネット(スクリム)を含んでいる場合には、基材シート11とシート保持部104との係合力が高くなるので好ましい。本実施形態の清掃シート10は、この状態で、例えば、フローリング、壁、天井、ガラス、畳、鏡や家具、家電製品、家の外壁、自動車のボディなどの硬質表面の拭き清掃に用いることができる。
次に、本実施形態の清掃シート10の好適な製造方法について図4を参照しながら説明する。図4に示す製造装置50においては、先ず、基材シート11の原反ロール11Aから原反11’が繰り出される。これとは別に、予め製造されたひも状繊維集合体20の巻き取りロール20Aからひも状繊維集合体20’の長尺状原料20’が繰り出される。ひも状繊維集合体20は、好適には、短繊維の繊維長が12〜180mm、太さ1.0〜8.0dtex、捲縮率が5〜50%、捲縮数3〜80の範囲の短繊維を使用し、紡績工程によって、リング撚糸機等を使用して製造される。繰り出された原反11’の一方の面上に、長尺状原料20’が配置される。なお、図4においては、ひも状繊維集合体20’の長尺状原料20’が1本繰り出されているように表されているが、実際は複数本が繰り出されている。
長尺状原料20’が載置された原反11’は、エンボス装置54に導入される。エンボス装置54は、周面に多数の突起54cが分散配置された第1のロール54aと、該第1のロール54aに対向配置されたアンビルロール54bとを備えている。両ロール54a,54bは、第1のロール54aにおける突起54cが、アンビルロール54bの周面と接触するか、又は該周面に近接するような距離関係で配置されている。両ロール54a,54bのうち、少なくとも第1のロール54aは加熱されている。このようなエンボス54装置の他に、ロール54aに対向配置されたアンビルロール54bのロールに代えて、第1のロール54aの突起54cと同様のロールを配置し、突起54cどうしを接触させるエンボス方法(Tip to Tip方式)を用いることもできる。エンボス装置54を用いた熱及び圧力の作用によって、長尺状原料20’を構成する短繊維及び原反11’が溶融固化し、該長尺状原料20’と原反11’とが接合する。この接合によって、複数の接合点13(図1参照)が形成される。接合点13の形状は、おおむねドット(円形)状で示されているが、これに代えて楕円状、三角状、四角状やV字状、十字状などのドット(円形)状以外の形状を用いることもできる。
このようにして、長尺状の清掃シート10’が得られる。このシート10’は幅方向裁断装置56に導入される。幅方向裁断装置56は、ロールの軸方向に延びる凸条刃56cが、周方向に所定間隔をおいて配置された第1のロール56aと、該第1のロール56aに対向配置されたアンビルロール56bとを備えている。両ロール56a,56bは、第1のロール56aにおける凸条刃56cが、アンビルロール56bの周面と接触するか、又は該周面に近接するような距離関係で配置されている。シート10’が、幅方向裁断装置56に導入されることで、該シート10’は、所定間隔をおいて幅方向に沿って切断される。この切断によってシート10’は枚葉のものとなり、目的とする清掃シート10が得られる。
なお、本製造方法においては、薬剤塗工装置を、図4に示すエンボス装置54のすぐ下流の位置に設置してもよい。薬剤の塗工には、例えば噴霧装置が用いられる。また、薬剤の塗工にグラビアロール塗工方法を用いてもよい。
次に、本発明の第2ないし第7の実施形態を、図5ないし図10を参照しながら説明する。これらの実施形態については、第1の実施形態と異なる点についてのみ説明し、特に説明しない点については第1の実施形態に関する説明が適宜適用される。また、図5ないし図10において、図1ないし図4と同じ部材には同じ符号を付してある。
図5に示す第2の実施形態においては、複数のひも状繊維集合体20が、同一方向に延びるように波線状に配置されている。各ひも状繊維集合体20は、互いに間隔をおいて配置されている。波線状に配置されたひも状繊維集合体20は、その頂点の位置に接合部13が形成されている。本実施形態によれば、第1の実施形態に比べ、流れ方向(X方向)のダストを効率良く捕集することができる。
図6に示す第3の実施形態においては、複数のひも状繊維集合体20からなる繊維集合体群21が、一方向(図中X方向)に延びる列をなして複数の繊維集合体列21Aを形成している。そして、各繊維集合体列21Aにおいて、繊維集合体20は、その少なくとも一端部が自由に動くことが可能に配置されている(図6においては両端部)。繊維集合体群21を構成する各ひも状繊維集合体20は、これまでに説明してきた実施形態のひも状繊維集合体20よりも長さが短いものである。具体的には、10〜60mm、特に20〜40mmであることが好ましい。各ひも状繊維集合体20においては、その長手方向の略中央部に接合部13が形成されている。その結果、接合部13から互いに反対の方向へ延びる部位22,23はパイル状の形態となる。本実施形態の清掃シート10は、第1の実施形態の清掃シートにおいて、各ひも状繊維集合体20を、隣り合う接合部13の間で切断することで製造される。本実施形態の清掃シート10によれば、毛足が長くなることでより複雑な形状に追従できるという利点がある。
図7に示す第4の実施形態の清掃シート10は、基材シート11の種類が第1の実施形態と相違する。詳細には、本実施形態における基材シート11は、ネット(スクリム)111aから構成されている。ネット111aは格子状のものである。そのメッシュサイズ、線径、線間距離は、清掃シート10の強度や、清掃部12を構成するひも状繊維集合体20との接合性等を考慮して決定される。具体的には、ネット111aの線径は10〜5000μmが好ましく、更に好ましくは50〜1000μmである。ネット111aはその線径が部分的に異なっていてもよく、その場合は太い部分の線径が前記の値であることが好ましい。ネット111aの線間距離は0.1〜30mmが好ましく、更に好ましくは5〜15mmである。ネット111aは、例えば合成樹脂から構成されている。本実施形態の清掃シート10によれば、これを図3に示す清掃具100に装着した状態で、シート保持部104とネット111aとの係合力が高まるという利点がある。
図8に示す第5の実施形態の清掃シート10も、基材シート11の種類が第1の実施形態と相違する。詳細には、本実施形態における基材シート11は、ネット(スクリム)111aと不織布111bとの複合体から構成されている。ネット111aとしては、第3の実施形態と同様のものを用いることができる。不織布111bとしては、第1の実施形態と同様のものを用いることができる。ネット111aと不織布111bとは、例えば熱融着や接着剤による接着で接合されている。基材シート11においては、ネット111aが清掃部12側を向き、不織布111bが清掃部12と反対側を向いている。本実施形態の清掃シート10によれば、図7に示す実施形態の清掃シートと同様の効果が奏される。
図9及び図10に示す第6及び第7の実施形態の清掃シート10は、同一方向に延びる複数のひも状繊維集合体20が、隙間なく配置されている第1の繊維集合体群31を有している。また、第1の繊維集合体群31とは別に、第1の繊維集合体群31の延びる方向と同方向に延びる複数のひも状繊維集合体20が、所定の間隔をおいて配置されている第2の繊維集合体群32を有している。第1の繊維集合体群31と第2の繊維集合体群32とは、隣り合って配置されている。
更に詳述すると、図9に示す第6の実施形態においては、先に述べたとおり、基材シート11の特定の位置、例えばY方向の中央部において、隙間なくひも状繊維集合体20が配置されて第1の繊維集合体群31が形成されている。中央部の両側部においては、距離を隔てて複数のひも状繊維集合体20が配置されて第2の繊維集合体群32が形成されている。第1の繊維集合体群31及び第2の繊維集合体群32を構成する各繊維集合体20は、すべて同一方向に延び、かつ直線状に配されている。
図9(b)に示すように、第1の繊維集合体群31においては、これを構成する各ひも状繊維集合体20間には実質的に隙間がない。「実質的に隙間がない」とは、意図的に各ひも状繊維集合体20間に隙間を設けることを除外する趣旨であり、清掃シート10の製造過程における条件の変動等に起因して、不可避的に各繊維集合体20間に隙間が生ずることは許容される趣旨である。ここで、実質的に隙間がない状態とは、例えば0〜0.1mmの範囲を言う。実質的に隙間がないように各ひも状繊維集合体20を配して第1の繊維集合体群31を形成すると、米粒や豆粒のような粒状のごみを、隣り合う2本のひも状繊維集合体20によって首尾良く挟み取ることができる。ここで、ひも状繊維集合体の隙間を0.01mmに設定して粒状ゴミの捕集評価を行ったところ、捕集率は90%であった。一方、ひも状繊維集合体の隙間を1mmと3mmに設定して粒状ゴミの捕集評価を行ったところ、捕集率はいずれも30%であった。以上から、実質的に隙間がない状態での粒状ごみの挟み取り性の効果は確認できた。粒状ゴミの捕集評価は、ゴマ粒を10粒散布した後、清掃面を木製のフローリングの溝(National社製KER7UE V溝深さ1mm、幅2mm)を追従させるように5往復清拭し、清拭後、清掃面に残ったゴマ粒の数を目視観察して、判定を行った。ひも状繊維集合体としては、繊維長120mm、捲縮数15、捲縮率18%のポリエステル短繊維の交絡体を用いた(後述する実施例1で用いたものと同じである。基材シートについても実施例で用いたものと同じである。)。
一方、第2の繊維集合体群32においては、隣り合う2本のひも状繊維集合体20の間に隙間が設けられているので、ごみを捕獲する空間は大きくなり、粒状のごみの挟み取りは容易でないが、ひも状繊維集合体20自体の有する繊維自由度に起因して、綿ごみや毛髪、獣毛等の繊維状のごみが首尾良く絡め取られる。また、凹凸面への追従性が確保される。この観点から、第2の繊維集合体群32におけるひも状繊維集合体20間の距離D(図9(b)参照)を、1〜20mm、特に2〜10mmに設定することが好ましい。
図10に示す第7の実施形態においては、第1の繊維集合体群31と第2の繊維集合体群32とが、基材シート11の幅方向Yにおいて交互に配置されている。本実施形態においても、図9に示す実施形態と同様に、第1の繊維集合体群31によって粒状のごみが首尾良く挟み取られるとともに、第2の繊維集合体群32によって繊維状のごみが首尾良く絡め取られる。
このように、図9及び図10に示す実施形態の清掃シート10は、繊維状のごみの捕集性に優れるだけでなく、繊維の絡み取りでは捕集しづらい粒状のごみも首尾良く捕集できるという利点を有する。なお、図9及び図10に示す実施形態の清掃シートでは、第1及び第2の繊維集合体群31,32を構成するひも状繊維集合体20が直線状に配置されていたが、これに代えて、第1の繊維集合体群31及び/又は第2の繊維集合体群32を構成するひも状繊維集合体20を、図5に示すように波線状に配置してもよい。ひも状繊維集合体20を波線状に配置する場合、隣り合うひも状繊維集合体20間の距離とは、一方のひも状繊維集合体20におけるある位置から他方のひも状繊維集合体20へ向けて引いた直線のうち、最短距離となる直線の長さのことをいう。
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は前記の実施形態に制限されない。前記の実施形態においては、清掃シート10を、図3に示す清掃具に装着して使用した例を示したが、これに代えて清掃シート10を、本出願人の先の出願に係る特開平9−299305号公報に記載の、挿入空間を有する扁平な袋状に形成された清掃シートとなし、該清掃シートを、同公報に記載のハンディワイパータイプの清掃具に装着してもよい。あるいは清掃シート10を手で直接把持して清掃を行ってもよい。
また、前記実施形態においては、基材シート11の片面にのみ清掃部12を形成したが、これに代えて基材シート11の両面に清掃部12を形成してもよい。
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明する。しかしながら本発明の範囲は、かかる実施例に制限されない。
〔実施例1〕
図4に示す装置を用い清掃シート10を製造した。基材シート11として、坪量30g/m2のスパンボンド不織布を用いた。この不織布は、繊度2.2dtexのポリエステル繊維から構成されていた。基材シート11は、長手方向Xの長さが280mm、幅方向Yの長さが210mmであった。この基材シート11の一面上に、ひも状繊維集合体20を8mm間隔で直線状に配置した。配置した領域は、基材シート11の幅方向Yの中央域の長さ105mmの範囲において、長手方向Xの全域(280mm)にわたる領域であった。ひも状繊維集合体20は、繊維長120mm、捲縮数15、捲縮率18%のポリエステル短繊維の交絡体から構成されていた。具体的には、リング撚糸機を使用して、3本の単糸を撚り合わせることで1本の糸を形成し、これをひも状繊維集合体20とした。その横断面は円形であり、太さは5mm、より数(JIS L1095)は100回/mであった。ひも状繊維集合体20と基材シート11とを、超音波シール機によって接合し、清掃部12を形成した。接合点13は円形であり、長手方向Xにおける間隔は30mmであった。このようにして図1及び図2に示す清掃シート10を得た。
〔実施例2及び3並びに比較例1及び2〕
ひも状繊維集合体20のより数を、以下の表1に示す値とする以外は実施例1と同様にして清掃シート10を得た。
〔評価〕
実施例及び比較例で得られた清掃シートを、花王株式会社製のクイックル(登録商標)ワイパーのヘッド部に装着し、ごみの捕集性及び清掃シートからの繊維のケバ抜け防止性を次の方法で評価した。その結果を表1に示す。清掃対象面として、木製のフローリングの溝(National社製KER7UE V溝深さ1mm、幅2mm)を使用した。捕集性は、長さ10cmの毛髪を10本散布した後、清掃面を追従させるように5往復清拭した。清拭後、清掃面に残った毛髪を目視観察して判定を行った。ケバ抜け防止性は、ウレタンスポンジを2Nの圧力で押し当て、1分間回転させたときに抜けた繊維の量を透明な粘着テープでとり目視で判定した。評価基準は以下のとおりである。
・ごみの捕集性
○:凹凸部分及びその周辺部に毛髪の75%以上を捕集する。
△:凹凸部分及びその周辺部に散布量の50%以上の毛髪を捕集する。
×:凹凸部分及びその周辺部に散布量の50%未満の毛髪を捕集する。
・ケバ抜け防止性
○:テープの一部に繊維が付着するものの、繊維の脱落がほとんど観察されない
△:テープ表面の1/3以下の領域に繊維の付着が確認される
×:テープ表面の1/2超の領域に繊維の付着が確認される
Figure 0005475426
表1に示す結果から明らかなように、各実施例の清掃シートは、比較例の清掃シートに比べ、捕集性やケバ抜け防止性が良好であることが判る。これに対して、ダスト捕集能及びダスト保持能を有するに足る繊維自由度を有していない比較例1の清掃シートはごみの捕集性に劣ることが判る。また、ひも状の形状を保持し得ない比較例2の清掃シートは、ケバ立ちが著しいことが判る。
10 清掃シート
11 基材シート
12 清掃部
20 ひも状繊維集合体

Claims (6)

  1. 短繊維からなる繊維集合体が、基材シートの少なくとも一面に接合されて清掃部が形成されている清掃シートであって、
    前記繊維集合体が、一方向に延びるひも状の形状を有し、かつより数(JIS L1095)が10〜200回/mであり、
    同一方向に延びる複数の前記繊維集合体が、隙間なく配置されている第1の繊維集合体群と、
    前記第1の繊維集合体群の延びる方向と同方向に延びる複数の前記繊維集合体が、所定の間隔をおいて配置されている第2の繊維集合体群とを有し、
    前記第1の繊維集合体群と前記第2の繊維集合体群とは隣り合って配置されており、
    前記第1の繊維集合体群における前記繊維集合体の距離を0〜0.1mmに設定し、
    前記第2の繊維集合体群における前記繊維集合体の距離を1〜20mmに設定した清掃シート
  2. 複数の前記繊維集合体が、同一方向に延び、かつ直線状に配置されている請求項1記載の清掃シート。
  3. 複数の前記繊維集合体が、同一方向に延び、かつ波線状に配置されている請求項1記載の清掃シート。
  4. 複数の前記繊維集合体からなる繊維集合体群が一方向に延びる列をなして複数の繊維集合体列を形成しており、各繊維集合体列において、該繊維集合体はその少なくとも一端部が自由に動くことが可能に配置されている請求項1記載の清掃シート。
  5. 第1の繊維集合体群の両側に、第2の繊維集合体群が配置されている請求項記載の清掃シート。
  6. 第1の繊維集合体群と第2の繊維集合体群とが交互に配置されている請求項記載の清掃シート。
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