JP4061234B2 - 芝刈機の刈刃調整機構 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、芝刈機の刈刃調整機構に関し、より詳細には、リール刃と受け刃とのすり合わせ位置の受け刃位置調整機構と、受け刃の隙間調整機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ゴルフ場等の芝管理を目的とした芝刈機において、リールカッターやロータリーナイフ、ハンマーモア等の異なる刈刃を備えた芝刈機が開発されている。これらの芝刈機を作業目的に応じて適宜使い分けることで、より最適な作業を行うことができるようになっている。ゴルフ場で用いる芝刈機は、アンジュレーションが異なり、地表面が凹凸である場所においても、芝の刈高を均一にすることが要求される。
【0003】
グリーンの芝刈作業においては、ゴルフ競技におけるグリーンの役割上、繊細な作業が要求され、刈刃としてリールカッターを備えたグリーンモアと呼ばれる芝刈機が専用に用いられている。前記グリーンモアは、リール刃と受け刃のすり合せによって芝刈を行うものであるが、グリーンによって芝の硬さやアンジュレーション、また、目的とする刈高さ等が異なり、リール刃と受け刃の摺接位置によっては、リール刃による芝かじり等を引き起こしてしまう。
【0004】
また、この種の芝刈機に関するものとして、例えば、特許文献1に記載されているようなものが提案されていた。具体的には、車体に対して上下動かつ左右傾斜可能となるとともに、前記車体によって牽引されることとなるように連結具を介して車体に連結されたリール刃支持体を備え、アンジュレーション等の違いに対応した芝刈作業を行えるようにしている(特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特公平6−20379公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の芝刈機では次のような課題があった。
すなわち、従来の芝刈機においては、刈り高さとリール刃と受け刃の摺接具合は調節できるのであるが、受け刃の角度や前後位置を調節することは難しいため、グリーンの硬さやアンジュレーションが異なると、当該グリーンに対応する調整ができず、また、例えばゼブラ模様が出る、出ない等を目的とする芝刈作業を行うために刈り高さを調整すると芝をかじることがあった。
【0007】
さらに、前記特許文献1に記載された芝刈機においては、確かに、刈刃軸が固定された刈刃支持体が、芝刈機の車体から独立して連結されているため、地表表面の凹凸に合わせて芝刈作業を行うことができる。しかし、グリーンが異なれば一つの受け刃では対応することができず、目的とする芝刈り作業を行うには受け刃台を逐次取り替えなければならないという課題があった。
【0008】
そこで、本発明においては、芝刈機に関し前記従来の課題を解決するため、簡易な操作であらゆるグリーンに対応して受け刃の位置や傾斜角度を微調整できる、芝刈機の受け刃位置調整機構と、受け刃の隙間調整機構を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
請求項1においては、エンジン(4)からの動力によって回転駆動する刈刃軸(8)に形成されたリール刃(9)と、該リール刃(9)の下方に配置された受け刃(39)とのすり合せを調整する芝刈機の刈刃調整機構において、軸受け(12)にベアリング(31)を介して前記刈刃軸(8)を回転自在に支持し、該軸受け(12)は軸受けプレート(42)と一体化し、前記軸受け(12)は、固定ボルト(34)により、車体(2)の左右一端に配設されるフレーム(10)の内側面に固定し、該フレーム(10)の外側面には、固定部材(35)を、前記固定ボルト(34)により共締め固定し、前記固定部材(35)の同一半径上に配置した複数の貫通孔(37a・37b・37c)と、前記フレーム(10)の同一半径上に配置した複数のネジ孔(54a・54b・54c)は、それぞれ前記刈刃軸(8)を中心に回転させることで一致するように設け、これらの貫通孔およびネジ孔は、一組を一致させて掛止ボルト(60)を螺挿すると、残りの組が一致しない位置に配置しており、前記固定部材(35)とフレーム(10)を円周方向に僅かにずらして固定し、前記リール刃(9)と受け刃(39)との摺接位置である前後方向のすり合わせ位置、及び、受け刃(39)の水平軸からの傾斜角度(θ)を変更可能とし、受け刃位置調整機構を構成したものである。
【0010】
請求項2においては、請求項1記載の芝刈機の刈刃調整機構において、該軸受けプレート(42)の斜め後部上方にはパイプ状の把持部(42a)を形成し、該把持部(42a)内部に雌ネジを設け、該把持部(42a)にネジ棒(46)を螺合し、該ネジ棒(46)の上部側にはバネ(45)を外嵌し、端部上に調整ナット(44)を螺装し、該調整ナ ット(44)をネジ棒(46)に固定可能とし、前記ネジ棒(46)の下方端部にボルト(47)を螺着固定し、該ボルト(47)の軸部には、受け刃アーム(41)の端部に設けた円筒状の接続部(49)とバネ(48)を貫装し、該接続部(49)はボルト(47)の軸方向に摺動可能で、かつ、受け刃アーム(41)の回動を許容可能とし、該受け刃アーム(41)の他端には受け刃(39)を固定し、該受け刃アーム(41)の中途部は、前記軸受けプレート(42)の一部に回動自在に枢支し、前記調整ナット(44)の螺装位置を調整することにより、前記受け刃(39)の隙間調整機構(38)を構成したものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明する。図1は本発明に係る芝刈機を示す斜視図、図2はベルト伝動装置の側面図である。また、図3は刈刃軸のフレームによる支持部分を示す正面断面図、図4は軸受け部の側面図、図5はフレームの嵌入孔形成部分を示す側面図、図6は固定部材の正面図、図7は同じく側面断面図である。さらに、図8は本発明に係る芝刈機の受け刃を位置調整機構で調整し、リール刃9の先端が回動する軌跡の最下点と受け刃39の先端との距離をW1としまた、受け刃39の水平軸からの傾斜角度をθ1とした側面図、図9は、リール刃9の先端が回動する軌跡の最下点と受け刃39の先端との距離をW2としまた、受け刃39の水平軸からの傾斜角度をθ2とした側面図、図10は、リール刃9の先端が回動する軌跡の最下点と受け刃39の先端との距離をW3としまた、受け刃39の水平軸からの傾斜角度をθ3とした側面図である。
【0012】
まず、本実例に係る芝刈機の全体構造について説明する。なお、以下、図1に示す芝刈機1において、ハンドル13が突設される方向を後方とする。図1および図2に示すように、芝刈機1の車体2には、右側部上にエンジン4が配設され、後部に左右軸方向に車軸30が軸支されている。該車軸30には、左右一対の移動用車輪3が取り付けられ、該移動用車輪3は、前記エンジン4により回転駆動可能とされている。該芝刈機1は、場所移動する際には前記移動用車輪3により走行し、刈取り作業をする際には移動用車輪3が取り外され、前記車軸30の同軸上に設けられた後部ローラ5により走行する。
【0013】
車体2の前端部には、左右軸方向に刈刃軸8が軸支されている。該刈刃軸8には、螺旋状に曲げて形成される刃物を数枚組み合わせて構成されるリール刃9が、外周方向に突設されている。なお、該刈刃軸8は、軸受け12を介して、車体2の左右一端に配設されるフレーム10に支持されている。該刈刃軸8の前方部には、前ローラ6が、前記フレーム10の前端部に固着された前ローラ支持体7により上下摺動可能に支持されている。前ローラ支持体7を調節して前ローラ6を上下位置調節することで刈り高さを調節できるようにしている。
【0014】
図2に示すように、車体2の左側部にはベルト伝動機構11が配設されている。前記エンジン4からの動力が、該エンジン4の左側方に配設された図示せぬ伝動機構2aから、伝動軸19を介して該ベルト伝動機構11に伝達される。前記伝動軸19の一側端には、出力プーリ22と歯付きプーリ24がそれぞれ固設されている。該出力プーリ22から、ベルト29を介して前記刈刃軸8に固設された刈刃駆動プーリ25へと動力が伝動され、刈刃軸8に突設されたリール刃9により刈取り作業が可能となる。なお、この伝達機構は、リール刃クラッチ26のテンションプーリ26aを前記ベルト29に当接させるテンションプーリ式クラッチ機構であり、リール刃クラッチ26はハンドル13に設けたリール刃クラッチレバー18により回動操作される。
【0015】
前記歯付きプーリ24から、歯付きベルト27を介して歯付きプーリ20へ動力が伝達され、歯付きプーリ20と同軸に固設される歯付きプーリ23から、歯付きベルト28を介して駆動プーリ21へ動力が伝達される。該駆動プーリ21は前記車軸30に固設されているため、該駆動プーリ21にエンジン4からの動力が伝達されると、上述したように前記移動用車輪3と後部ローラ5とが走行駆動できるようにしているのである。なお、前記動力の伝動機構はベルトとプーリに限定するものではなく、チェーンとスプロケットや歯車等を介して伝動する構成とすることもできる。
【0016】
また、車体2の後端部には、ハンドル13が後斜上方に延出して設けられている。該ハンドル13の先端部に配設される把持部14の近傍には、エンジン4の回転数を調節するアクセルレバー15および前記移動用車輪3を制御するブレーキ装置を操作するブレーキレバー16が設けられている。また、図示せぬ走行クラッチの操作を行うための走行クラッチレバー17と、前記リール刃クラッチ26の操作を行うためのリール刃クラッチレバー18とが配設されている。
【0017】
このように構成した芝刈機1においては、前記エンジン4により、車軸30と同軸上に設置された移動用車輪3と後部ローラ5を回転駆動して車体2を走行させるとともに、前記リール刃9を回転駆動させて芝刈を行うようにしているのである。そして、車体2の走行に伴って、移動回転する前ローラ6により押さえつけられた芝が、後述するようなリール刃9と受け刃39とのすり合わせにより刈り取られる。
【0018】
なお、本実施例に係る芝刈機1においては、車体2の前方部にグラスキャッチャーを装着して、刈屑の収集を行いながら芝刈作業を行うことができる。また、前記リール刃9と前ローラ6との間にサッチング刃を左右軸方向に並設させてもよい。該サッチング刃を前ローラと逆回転させ、該サッチング刃により垂直刈りを行うことができるのである。
【0019】
ここで、本発明に係る刈刃調整機構について以下に説明する。まず、受け刃39の回動手段について説明する。図3に示すように、軸受け12には嵌入孔12aが設けられ、該嵌入孔12aには前記刈刃軸8が挿入されている。該刈刃軸8の一端部がベアリング31を介して回転自在に支持され、刈刃軸8の軸受け12より外側の部分には、前記刈刃駆動プーリ25が一体的に固設されている。前記ベアリング31と刈刃駆動プーリ25の間には、前記刈刃軸8の抜け止めのために止輪32が嵌装され、刈刃駆動プーリ25の左右軸方向の固定位置を一定に調節するためにカラー33が嵌装されている。前記軸受け12は固定ボルト34によりフレーム10の内側面に取り付け固定されており、該フレーム10の外側面には、固定部材35が前記固定ボルト34により共締めされて取り付け固定されている。
【0020】
図4に示すように、前記軸受け12は軸受けプレート42と一体形成して軸受体とし、該軸受けプレート42には受け刃の隙間調整機構38が取り付けられている。該受け刃の隙間調整機構38は、前記軸受けプレート42とネジ棒46と接続部49と受け刃39を支持する受け刃アーム41等からなり、軸受けプレート42の斜め後部上にはパイプ状の把持部42aが形成され、該把持部42a内部には図示せぬ雌ネジが設けられており、該把持部42aにネジ棒46が螺合されている。該ネジ棒46上の上部側に支持パイプ部50、バネ45が外嵌されて、端部上に調整ナット44a・44bが螺装され、該調整ナット44aはネジ58によりネジ棒46に固定している。
【0021】
前記ネジ棒46の下方端部にはボルト47が螺着され、ネジ棒46下端に形成したナット部46aをスパナ等の工具で締め込み固定する。該ボルト47の軸部には受け刃アーム41の端部に設けた接続部49とバネ48が貫装されている。該接続部49は円筒状に構成して、接続部49の軸心(左右方向)と直角方向にボルト孔を前記ボルト47の径よりも大きく開口して挿入し、該接続部49はボルト47の軸方向に摺動可能、かつ、受け刃アーム41の回動は許容できるようにし、前記バネ48により接続部49をネジ棒46下端側に付勢している。該受け刃アーム41の他端は受け刃台40が固定され、該受け刃台40の下面に受け刃39が固定されている。なお、該受け刃39は、消耗したときに交換するために受け刃台40に脱着可能に装着されている。そして、前記受け刃台40と受け刃アーム41はボルト43により前記軸受けプレート42に回動自在に枢支されている。
【0022】
該受け刃の隙間調整機構38において、前記調整ナット44aをスパナ等の工具で締め込む方向(右回り)に回動した場合には、接続部49が下方向に移動し、前記受け刃アーム41がボルト43を回動支点として図4において右回りに回動され、前記受け刃39が上方に回動されて、リール刃と受け刃39の間隔が狭くなる。ナット部46aを逆方向に回動すると、リール刃と受け刃39の間隔が広くなる。つまり、リール刃または受け刃39が摩耗すると、リール刃と受け刃がすり合わなくなり、芝の品質に大きな影響を及ぼす。そこで、常に芝の品質を一定するために、前記調整ナット部44aを操作して、ボルト43を支点に該受け刃39を回動させ、受け刃39を前記リール刃9の先端に摺接するように調整するのである。
【0023】
また、図5に示すように、前記フレーム10の刈刃軸8の支持部分には嵌入孔10aが形成され、該嵌入孔10aの下部からフレーム10の下端までを切り欠いた切欠部10bが形成されている。該切欠部10bの幅dは、前記刈刃軸8が該切欠部10bを通過可能な寸法に設定され、前記軸受け12が取り付けられた状態の刈刃軸8を、該切欠部10bを通じて嵌入孔10aに嵌入できるようにしている。
【0024】
該切欠部10bを形成することで、一体構造とされた前記軸受け12と受け刃の隙間調整機構38によって、予めリール刃9の先端と受け刃39との摺接位置を調整した状態で、刈刃軸8を前記嵌入孔10aに嵌入させることができる。そのため、本発明に係る芝刈機1の組み立て作業が容易となるとともに、フレーム10から刈刃軸8を容易に取り外すことができ、各構成部材のメンテナンスが容易となる。
【0025】
図6および図7に示すように、前記固定部材35には、板状部材の一面側に円筒形状のインロー部55が突出して形成されている。上述のように前記軸受け12とフレーム10とには、それぞれ嵌入孔12aと嵌入孔10aとが形成されており、前記インロー部55の外径が、該嵌入孔12aおよび嵌入孔10aの内径と略同一に形成されている。そして、該嵌入孔12aおよび嵌入孔10aに、該固定部材35のインロー部55が外側から嵌入され、フレーム10に対する軸受け12の位置決めを行うことができるようしているのである。また、このインロー部55は受け刃39の位置を変更する場合、円周方向に回転するので、ガイドとすることができ、ネジに無理な力がかからず、調整が簡単に行えるようになる。
【0026】
次に、受け刃39の受け刃位置調整機構について説明する。
前記刈刃軸8には、前記受け刃39を取り付けた軸受体(軸受け12・軸受けプレート42)が回動可能に支持され、該軸受体と本体側のフレーム10との間に受け刃位置調整機構が構成されている。つまり、図4に示すように、前記軸受け12には略同一円周上に固定用のネジ孔51・51・51・51および調整ネジ貫通用の長孔52・52・52が設けられ、図5に示すように、前記フレーム10には略同一円周上に固定ネジ貫通用の長孔53・53・53・53および調整用のネジ孔54a・54b・54cがそれぞれ設けられている。また、軸受け12とフレーム10の両者に跨がって固定される固定部材35には、図6に示すように、略同一円周上に固定用貫通孔36・36・36・36および調整用の貫通孔37a・37b・37cがそれぞれ設けられ、最外側に位置する固定部材35の貫通孔37の近傍側面にはメモリまたはインジケータとなる指針35a・35b・35cが付されて、調整する場合の固定位置の選択が容易にできるようにしている。
そして、これら複数の孔の位置が一致するように同一半径の円周上に配置しており、前記固定ボルト34は該固定部材35の貫通孔36からフレーム10の長孔53を貫通して軸受け12のネジ孔51に螺挿して固定され、軸受け12と固定部材35との間にフレーム10を挟んで固定されるのである。
【0027】
前記フレーム10に形成された長孔53の短辺は、前記固定ボルト34の軸径よりも大きく、刈刃軸8を中心とした円弧状の長孔に形成されている。このように長孔の貫通孔とすることで、該固定ボルト34を弛めた状態で前記長孔53の長辺方向の溝幅分だけ、前記軸受け12と固定部材35との位置を変更可能としている。なお、固定部材35等がフレーム10から落下するのを防止するために、該固定部材35等が上方支持されるように、U字板56がボルト57により取り付けられている。
【0028】
このように、前記受け刃位置調整機構を配設した軸受け12と固定部材35を回転自在に車体2に取り付け可能とすることで、リール刃9と受け刃39とのすり合せ位置を容易に変更できるのである。また、刈刃軸8を中心に前記受け刃39を回動させるため、リール刃9と受け刃39との摺接(すり合わせ状態)は変わらず(リール刃と受け刃39の間隔は同じ)、芝刈作業を妨げることがない。さらに、受け刃39を水平面に対して傾斜角度を変更して、すり合わせ位置を前後に移動することで、芝への食い込みや、砂の巻き上げ等も調整することができ、グリーンのゼブラカット模様もその出方に変化をつけることができる。
【0029】
そこで、上述の受け刃位置調整機構を構成する、軸受け12の前記フレーム10への固定位置の調整機構について、一実施例を以下に説明する。
前記リール刃9と受け刃39との摺接位置および受け刃39の傾斜角度を変えると、低刈を行う場合やゼブラ模様を出したい場合等の様々な作業目的に対応できるようになる。
本実施例においては、固定部材35に設けた前記貫通孔37a・37b・37cと、フレーム10に設けたネジ孔54a・54b・54cとの対応を円周方向に僅か(所定角度)ずつずらして設け、前記軸受け12は固定部材35と一体的に固定して、フレーム10に対して所定角度ずつ回動させることで位置変更して、何れか一組の孔が合致して固定できるようにしている。
【0030】
具体的には図8乃至図10に示すように、前記固定部材35の貫通孔37a・37b・37cが、フレーム10のネジ孔54a・54b・54cにそれぞれ刈刃軸8を中心回転させることで一致するように設けられている。そして、これらの貫通孔およびネジ孔は、一組(例えば貫通孔37aとネジ孔54a)を一致させて、掛止ボルト60を螺挿すると、残り(貫通孔37bとネジ孔54bおよび貫通孔37cとネジ孔54c)が一致しない位置に形成されている。
【0031】
図8は、前記貫通孔37aとネジ孔54aを一致させて掛止ボルト60にて固定させた後、フレーム10を挟んで軸受け12と固定部材35とを共締めして取り付けられた状態のベルト伝動装置11の側面を図示したものである。この状態においては、前記リール刃9の先端が回動する軌跡の最下点(刈刃軸8の中心の垂線)と受け刃39の先端との距離W1が短く、また、受け刃39の水平軸からの傾斜角度θ1が低く(小さく)なるように調整されている。したがって、この調整で芝刈を行うと、刈刃の芝への食い込みが悪く芝を寝かせた状態で刈るため、低刈りには不向きであるが、グリーンのゼブラ模様をはっきりと現すことができる。
【0032】
また、図9に示すように、前記貫通孔37bとネジ孔54bを一致させて掛止ボルト60にて固定させた場合には、前記貫通孔37aとネジ孔54aを一致させた場合よりも、刈刃軸を中心に前記軸受け12が反時計方向に回動される。そして、前記距離W2はW1よりも長く(W2>W1)、すなわち、リール刃9と受け刃39との摺接位置が前記リール刃9の先端が回動する軌跡の最下点よりもより後方になるように調整される。また、傾斜角度θ2はθ1よりも大きく(θ2>θ1)なるように調整される。したがって、この調整で芝刈を行うと、芝を程よく立たせた状態で刈るため低刈りに向いており、砂をほとんど巻き上げず、グリーンのゼブラを程よく現すことができる。
【0033】
さらに、図10に示すように、前記貫通孔37cとネジ孔54cを一致させて掛止ボルト60にて固定させた場合には、前記貫通孔37bとネジ孔54bを一致させた場合よりも、さらに前記軸受け12が反時計方向に回動される。そして、前記距離W3はW1およびW2よりも長く(W3>W2>W1)、すなわち、前記摺接位置がさらに後方になるように調整される。また、傾斜角度θ3もθ1およびθ2より大きく(θ2>θ2>θ1)なるように調整される。この調整で芝刈を行うと、刈刃の芝への食い込みが良く芝を極端に立たせた状態で刈るため、低刈りに向いている。一方で、砂を巻き上げ、グリーンのゼブラはほとんど出ない。また、芝を立たせて刈り込むため、グルーミング等が不要になるのである。
【0034】
このように、本実施例においては前記フレーム10と固定部材35とを掛止ボルト60により固着させるものであるが、同一半径上に配置した前記各貫通孔37a・37b・37cの間のそれぞれの角度と、ネジ孔54a・54b・54cの間のそれぞれの角度とを異なる角度とすることで、円周方向に僅かにずらして固定するだけで、前記リール刃9と受け刃39との摺接位置(前後方向のすり合わせ位置)および受け刃39の傾斜角度を変更させることができ、刈り取り作業の異なる効果を奏することができるのである。そして、予め複数組の貫通孔等を所定角度づつずらせて設けることで、決められた前記リール刃9と受け刃39との摺接位置および受け刃39の傾斜角度となるようにして、変更を簡単に行えるようにしているのである。
【0035】
なお、固定位置は本実施例では3箇所であるが、2箇所または4箇所以上であってもよい。また、ネジ等を用いて無段階に調節するように構成することもできる。また、前記掛止ボルト60をノブネジ等にすることで、スパナ等が不要になり、より簡易に受け刃39を回動させることができる。
【0036】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成したので、以下に示すような効果を奏する。
請求項1に示す如く、エンジン(4)からの動力によって回転駆動する刈刃軸(8)に形成されたリール刃(9)と、該リール刃(9)の下方に配置された受け刃(39)とのすり合せを調整する芝刈機の刈刃調整機構において、軸受け(12)にベアリング(31)を介して前記刈刃軸(8)を回転自在に支持し、該軸受け(12)は軸受けプレート(42)と一体化し、前記軸受け(12)は、固定ボルト(34)により、車体(2)の左右一端に配設されるフレーム(10)の内側面に固定し、該フレーム(10)の外側面には、固定部材(35)を、前記固定ボルト(34)により共締め固定し、前記固定部材(35)の同一半径上に配置した複数の貫通孔(37a・37b・37c)と、前記フレーム(10)の同一半径上に配置した複数のネジ孔(54a・54b・54c)は、それぞれ前記刈刃軸(8)を中心に回転させることで一致するように設け、これらの貫通孔およびネジ孔は、一組を一致させて掛止ボルト(60)を螺挿すると、残りの組が一致しない位置に配置しており、前記固定部材(35)とフレーム(10)を円周方向に僅かにずらして固定し、前記リール刃(9)と受け刃(39)との摺接位置である前後方向のすり合わせ位置、及び、受け刃(39)の水平軸からの傾斜角度(θ)を変更可能とし、受け刃位置調整機構を構成したので、組み立て容易な芝刈機を提供し、かつ、前記刈刃軸を中心に前記受け刃を回動させて、前記リール刃と受け刃との摺接位置および受け刃の傾斜角度を変更することが可能となり、異なる数種類の受け刃台を作業ごとに取り替える必要がなく、簡易な操作でリール刃と受け刃との摺接を変えることなくその摺接位置等のみを変更して、グリーンのアンジュレーションや凹凸等の違いに対応して、芝刈を行うことができる。
【0037】
請求項2に記載の如く、請求項1記載の芝刈機の刈刃調整機構において、該軸受けプレート(42)の斜め後部上方にはパイプ状の把持部(42a)を形成し、該把持部(42a)内部に雌ネジを設け、該把持部(42a)にネジ棒(46)を螺合し、該ネジ棒(46)の上部側にはバネ(45)を外嵌し、端部上に調整ナット(44)を螺装し、該調整ナット(44)をネジ棒(46)に固定可能とし、前記ネジ棒(46)の下方端部にボルト(47)を螺着固定し、該ボルト(47)の軸部には、受け刃アーム(41)の端部に設けた円筒状の接続部(49)とバネ(48)を貫装し、該接続部(49)はボルト(47)の軸方向に摺動可能で、かつ、受け刃アーム(41)の回動を許容可能とし、該受け刃アーム(41)の他端には受け刃(39)を固定し、該受け刃アーム(41)の中途部は、前記軸受けプレート(42)の一部に回動自在に枢支し、前記調整ナット(44)の螺装位置を調整することにより、前記受け刃(39)の隙間調整機構(38)を構成したので、作業目的に応じて、リール刃と受け刃との間隔をすり合わせ位置を設定した状態で容易に調節でき、品質を一定にすることが容易にでき、メンテナンス性を向上できる。そして、芝への食い込み状態も容易に変更できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る芝刈機を示す斜視図。
【図2】 ベルト伝動装置の側面図。
【図3】 刈刃軸のフレームによる支持分を示す正面断面図。
【図4】 軸受け部の側面図。
【図5】 フレームの嵌入孔形成部分を示す側面図。
【図6】 固定部材の正面図。
【図7】 同じく側面断面図。
【図8】 本発明に係る芝刈機の受け刃を位置調整機構で調整し、リール刃9の先端が回動する軌跡の最下点と受け刃39の先端との距離をW1としまた、受け刃39の水平軸からの傾斜角度をθ1とした側面図。
【図9】 リール刃9の先端が回動する軌跡の最下点と受け刃39の先端との距離をW2としまた、受け刃39の水平軸からの傾斜角度をθ2とした側面図。
【図10】 リール刃9の先端が回動する軌跡の最下点と受け刃39の先端との距離をW3としまた、受け刃39の水平軸からの傾斜角度をθ3とした側面図。
【符号の説明】
1 芝刈機
2 車体
8 刈刃軸
9 リール刃
10 フレーム
12 軸受け
34 固定ボルト
35 固定部材
37a・37b・37c 貫通孔
38 受け刃の隙間調整機構
39 受け刃
40 受け刃台
42 軸受けプレート
54a・54b・54c ネジ孔
60 掛止ボルト

Claims (2)

  1. エンジン(4)からの動力によって回転駆動する刈刃軸(8)に形成されたリール刃(9)と、該リール刃(9)の下方に配置された受け刃(39)とのすり合せを調整する芝刈機の刈刃調整機構において、軸受け(12)にベアリング(31)を介して前記刈刃軸(8)を回転自在に支持し、該軸受け(12)は軸受けプレート(42)と一体化し、前記軸受け(12)は、固定ボルト(34)により、車体(2)の左右一端に配設されるフレーム(10)の内側面に固定し、該フレーム(10)の外側面には、固定部材(35)を、前記固定ボルト(34)により共締め固定し、前記固定部材(35)の同一半径上に配置した複数の貫通孔(37a・37b・37c)と、前記フレーム(10)の同一半径上に配置した複数のネジ孔(54a・54b・54c)は、それぞれ前記刈刃軸(8)を中心に回転させることで一致するように設け、これらの貫通孔およびネジ孔は、一組を一致させて掛止ボルト(60)を螺挿すると、残りの組が一致しない位置に配置しており、前記固定部材(35)とフレーム(10)を円周方向に僅かにずらして固定し、前記リール刃(9)と受け刃(39)との摺接位置である前後方向のすり合わせ位置、及び、受け刃(39)の水平軸からの傾斜角度(θ)を変更可能とし、受け刃位置調整機構を構成したことを特徴とする芝刈機の刈刃調整機構。
  2. 請求項1記載の芝刈機の刈刃調整機構において、該軸受けプレート(42)の斜め後部上方にはパイプ状の把持部(42a)を形成し、該把持部(42a)内部に雌ネジを設け、該把持部(42a)にネジ棒(46)を螺合し、該ネジ棒(46)の上部側にはバネ(45)を外嵌し、端部上に調整ナット(44)を螺装し、該調整ナット(44)をネジ棒(46)に固定可能とし、前記ネジ棒(46)の下方端部にボルト(47)を螺着固定し、該ボルト(47)の軸部には、受け刃アーム(41)の端部に設けた円筒状の接続部(49)とバネ(48)を貫装し、該接続部(49)はボルト(47)の軸方向に摺動可能で、かつ、受け刃アーム(41)の回動を許容可能とし、該受け刃アーム(41)の他端には受け刃(39)を固定し、該受け刃アーム(41)の中途部は、前記軸受けプレート(42)の一部に回動自在に枢支し、前記調整ナット(44)の螺装位置を調整することにより、前記受け刃(39)の隙間調整機構(38)を構成したことを特徴とする芝刈機の刈刃調整機構。
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