JP3030764U - リール式芝刈り機 - Google Patents

リール式芝刈り機

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JP3030764U
JP3030764U JP1996002133U JP213396U JP3030764U JP 3030764 U JP3030764 U JP 3030764U JP 1996002133 U JP1996002133 U JP 1996002133U JP 213396 U JP213396 U JP 213396U JP 3030764 U JP3030764 U JP 3030764U
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弘 石田
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石田工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】芝刈り時に生じる騒音及び衝撃が低減され、各
刃の噛込み量及び切れ味を常時一定の状態に長期間維持
できるリール式芝刈り機を提供する。 【解決手段】回転刃の噛込み側端部に固定した噛込み防
止ガイドの外周縁部に固定刃を対接し、回転刃と固定刃
とを噛込み防止ガイドの外周縁部に沿って互いに噛合わ
せる。各走行車輪の回転力により回転刃を固定刃と対向
する方向に回転し、各刃により芝生全体を均一長さに刈
り取るので、各刃の噛込み部分に生じる騒音及び衝撃が
低減され、各刃の切れ味が長期間維持できる。且つ、各
刃の噛込み量が常時一定しているため、芝生を均一長さ
に刈り取る作業が確実に行え、見栄えの良い状態に芝刈
り仕上げできる。各刃により芝生を鋭角に切断するの
で、病害虫の発生が抑制され、芝生の生育が損なわれる
のを防止できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、例えば、ゴルフ場、野球場、サッカー場、競技場、公園、庭園、 牧場等の敷設部に敷設された天然の芝生を所定の長さに刈り取るために用いられ るリール式芝刈り機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、上述例のような場所に敷設された芝生を刈り取るための芝刈り機として は、例えば、芝刈り機本体に取付けられた車輪の回転力により回転刃を回転し、 或いは、芝刈り機本体に取付けられた原動機(ガソリン機関)又は電動機(電動 モータ)の回転力により回転刃を回転して、適宜場所に敷設された芝生を回転刃 と固定刃とで所定の長さに切断するリール式芝刈り機がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上述したリール式芝刈り機は、回転刃の各刃先部と固定刃の刃先部と を所定の噛込み角度に交差して、各刃の噛込み部分に供給される芝生を所定の長 さに切断するので、回転刃の各刃先部と固定刃の刃先部とを互いに噛合わせると き、回転刃及び固定刃の噛込み側端部が断続的に当接され、相互の噛込み時に生 じる騒音が大きくなるだけでなく、噛込み時に生じる衝撃により回転刃及び固定 刃の刃先が破損したり、回転刃及び固定刃の刃先が短期間で摩耗したりして、回 転刃及び固定刃の切断機能が低下するという問題点を有している。
【0004】 また、回転刃と固定刃との噛込み部分に隙間を形成することで、上述のような 問題が起きるのを防止できるが、芝刈り時に於いて、回転刃と固定刃との噛込み 部分に形成された隙間に芝生が噛込んだり、芝生が歪な状態に切断されるため、 芝生全体を均一長さに刈り取ることが困難であり、芝生の刈り取り面が不規則と なり芝刈り状態が悪くなる。且つ、病害虫等が発生する原因となり、芝生全体の 生育が損なわれるという問題点も有している。
【0005】 この考案は上記問題に鑑み、回転刃と固定刃とを噛込み防止ガイドの外周縁部 に沿って互いに噛合わせることにより、各刃の噛込み部分に生じる騒音及び衝撃 が低減され、各刃の噛込み量及び切れ味を常時一定の状態に長期間維持できるリ ール式芝刈り機の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の考案は、芝刈り機本体に軸支した回転刃の噛込み側端部に、該 回転刃の刃先部と同一外径寸法となる噛込み防止ガイドを形成し、上記回転刃の 刃先部及び噛込み防止ガイドの外周縁部に対して上記固定刃の刃先部を径方向に 対接したリール式芝刈り機であることを特徴とする。
【0007】 請求項2記載の考案は、上記請求項1記載の構成と併せて、上記噛込み防止ガ イドを、上記回転刃の噛込み側端部に対して着脱可能に取付けたリール式芝刈り 機であることを特徴とする。
【0008】 請求項3記載の考案は、上記請求項1又は2記載の構成と併せて、上記固定刃 の刃先部を、上記回転刃の刃先部及び噛込み防止ガイドの外周縁部に対して対接 される方向に付勢する刃先付勢手段を設けたリール式芝刈り機であることを特徴 とする。
【0009】 請求項4記載の考案は、上記請求項3記載の構成と併せて、上記刃先付勢手段 を、上記回転刃の刃先部及び噛込み防止ガイドの外周縁部に対して上記固定刃の 刃先部を対接する方向に弾性を付与するバネ部材又はゴム部材で構成したリール 式芝刈り機であることを特徴とする。
【0010】 請求項5記載の考案は、上記請求項1,2,3又は4記載の構成と併せて、上 記回転刃と固定刃とを、該回転刃の刃先部と固定刃の刃先部とが互いに対接され る方向に相対移動する刃先可動手段を設けたリール式芝刈り機であることを特徴 とする。
【0011】
【作用】
請求項1記載のリール式芝刈り機は、回転刃の噛込み側端部に固定した噛込み 防止ガイドの外周縁部に固定刃を対接して、回転刃と固定刃とを噛込み防止ガイ ドの外周縁部に沿って互いに噛合わせることで、回転刃と固定刃との噛込み部分 に生じる騒音及び衝撃が低減され、各刃の切れ味が損なわれるのを防止できる。
【0012】 請求項2記載のリール式芝刈り機は、上記請求項1記載の作用と併せて、回転 刃の噛込み側端部に噛込み防止ガイドを着脱可能に固定することで、例えば、噛 込み防止ガイドの摩耗又は破損により回転刃と固定刃との噛込み量が変動した場 合、噛込み防止ガイドを交換するだけで回転刃と固定刃との噛込み量を任意設定 できる。
【0013】 請求項3記載のリール式芝刈り機は、上記請求項1又は2記載の作用と併せて 、例えば、バネ部材又はゴム部材等の刃先付勢手段により回転刃と固定刃とを対 接方向に付勢することで、各刃の噛込み量が変動するのを防止でき、常時一定の 噛込み状態を維持できる。
【0014】 請求項4記載のリール式芝刈り機は、上記請求項3記載の作用と併せて、バネ 部材又はゴム部材の弾性により回転刃と固定刃とを対接方向に付勢することで、 バネ部材又はゴム部材の弾性に応じて各刃の噛込み強さを任意設定でき、芝生を 切断するのに必要な切れ味が得られる。
【0015】 請求項5記載のリール式芝刈り機は、上記請求項1又は2記載の作用と併せて 、刃先可動手段により回転刃と固定刃とを対接方向に相対移動することで、各刃 の噛込み量を可変調節することができる。
【0016】
【考案の効果】 この考案によれば、回転刃と固定刃とを噛込み防止ガイドの外周縁部に沿って 互いに噛合わせるので、各刃の噛込み部分に生じる騒音及び衝撃が低減され、従 来例のように各刃が破損したり、短期間で摩耗したりするのを防止でき、各刃の 切れ味が長期間維持できる。しかも、回転刃と固定刃とを対接方向に付勢するこ とで、各刃が摩耗又は破損しても噛込み量が変動せず、常時一定の噛込み状態を 維持できる。且つ、各刃の噛込み量が常時一定しているため、各刃の間に芝生が 噛込んだり、切断ミスしたりせず、芝生全体を均一長さに刈り取る作業が確実に 行え、見栄えの良い状態に芝刈り仕上げできる。各刃により芝生を鋭角に切断す るので、病害虫の発生が抑制され、芝生の生育が損なわれるのを防止できる。
【0017】 加えて、噛込み防止ガイドの摩耗又は破損により回転刃と固定刃との噛込み量 が変動した場合、噛込み防止ガイドを着脱交換するだけで、回転刃と固定刃とを 所定の噛込み量を設定できる。回転刃と固定刃とを対接方向に付勢するバネ部材 やゴム部材の弾性を変更するだけで、各刃の噛込み強さを任意設定でき、芝生を 切断するのに必要な切れ味が得られる。且つ、回転刃と固定刃とを対接方向に相 対移動することで、各刃の噛込み部分が必要以上に強い力で対接されるのを防止 でき、回転刃に付与される接触抵抗を小さくして、芝生を切断するのに適した噛 込み量に可変調節することができる。
【0018】
【実施例】
図面は作業者の手で走行移動させながら芝生を所定の長さに刈り取りする第1 実施例のリール式芝刈り機を示し、図1に於いて、このリール式芝刈り機1は、 芝刈り機本体2の下面側中央部に軸支した回転刃3と、同機の下面側中央部に固 定した固定刃4とを対接して、芝刈り機本体2の前端側に軸支した各走行車輪5 ,5の回転力により回転刃3を切断方向に回転すると共に、同機の後端側に軸支 した各補助車輪6…により任意の走行高さに支持して、ゴルフ場や牧場等の敷設 部Aに敷設された芝生Bを回転刃3と固定刃4とで所定の長さに切断する。且つ 、芝刈り機本体2の上面側中央部に連結した把持部7を作業者の手で把持して、 同機を任意方向に走行移動させながら芝生Bを所定の長さに刈り取りする。
【0019】 上述した芝刈り機本体2は、図2、図3、図4にも示すように、同機を構成す る2枚の各取付け枠2a,2aを所定間隔に隔てて左右に配設し、各取付け枠2 a,2aの前端側外壁面に突設した各車軸8,8の軸端部に各走行車輪5,5を 自由回転可能に軸受し、各取付け枠2a,2aの前端側内壁面に突設した各車軸 8,8の軸端部に各軸受部材9,9の基端部を固定し、各軸受部材9,9の遊端 部間に回転刃3の回転中心部に固定した回転軸17を回転可能に軸架している。 且つ、各取付け枠2a,2aの中央部外壁面よりも外側に回転軸17の両端部を 所定長さ突出し、同回転軸17の両端部に固定した各ピニオンギャ10,10と 、各走行車輪5,5の内周面に刻設した各インターナルギャ11,11とを噛合 して、各走行車輪5,5の回転力により各ピニオンギャ10,10及び各インタ ーナルギャ11,11を介して回転刃3を切断方向に回転すると共に、各ピニオ ンギャ10,10に内蔵した各一方向クラッチ12,12により回転刃3が切断 方向に回転される一方向に各走行車輪5,5の回転力を伝達する。
【0020】 一方、各取付け枠2a,2aの中央下縁部に形成した各挿通部13,13に各 ネジ部材15,15を下方から挿通し、各軸受部材9,9の遊端側に形成した各 螺合部14,14に各ネジ部材15,15を螺合して、各ネジ部材15,15の 中央部軸周面に圧縮装填した各コイルスプリング16,16の弾性により離間方 向に付勢している。且つ、各ネジ部材15,15の回動操作により各軸受部材9 ,9の遊端側を上下動して、回転刃3と固定刃4との噛合い量を可変調節する。
【0021】 前述した回転刃3は、図5及び図6にも示すように、各取付け枠2a,2aの 中央部内壁面よりも内側であって、回転軸17の両端部に固定した各支持板18 ,18の外周縁部間に、複数枚(例えば、6枚)の各刃板19…を円周方向に対 して所定間隔に隔てて溶接固定又はネジ部材で締付け固定し、回転軸17の軸周 面に対して各刃板19…を所定の角度に傾斜した状態に固定すると共に、回転刃 3を構成する各刃板19…の刃先部に対して、各取付け枠2a,2aの中央下縁 部に固定した固定刃4の刃先部とを所定の噛込み角度に交差して径方向に対接し ている。且つ、図7及び図8に示すように、回転刃3と固定刃4との噛込み側端 部と対応する回転軸17の一側端部に、各刃板19…の刃先部と同一外径寸法に 形成した円形(例えば、円板形、リング形)の噛込み防止ガイド20を形成又は 固定し、各刃板19…の噛込み側端部と噛込み防止ガイド20の一側端部とを当 接した状態に固定して、回転刃3を構成する各刃板19…の刃先部及び噛込み防 止ガイド20の外周縁部に対して固定刃4の刃先部を径方向に対接している。な お、上述した回転刃3の噛込み側端部に噛込み防止ガイド20を形成又は固定し た状態で、各刃板19…及び噛込み防止ガイド20の外周縁部を同一外径寸法に 研磨加工する。
【0022】 上述した噛込み防止ガイド20を形成する方法として、例えば、図7に示すよ うに、回転刃3を構成する各刃板19…と回転軸17の一側端部に挿嵌した噛込 み防止ガイド20とを溶接し、又は、各刃板19…の刃先部と同一外径寸法に形 成した回転軸17の一側端部に噛込み防止ガイド20を刻設する。噛込み防止ガ イド20の摩耗又は破損により回転刃3と固定刃4との噛込み量が変動した場合 、各取付け枠2a,2aから回転軸17の両端部を引抜いて回転刃3全体を交換 する。或いは、図8に示すように、回転刃3を構成する回転軸17の一側端部を 噛込み防止ガイド20の回転中心部に対して回転不可に差込み、同側端部に差込 んだ抜止めリング39の一側周縁部に締付けネジ40を径方向に螺合して噛込み 防止ガイド20を抜止め固定する。回転刃3と固定刃4との噛込み量が変動した 場合、抜止めリング39及び締付けネジ40を取外して噛込みリング20のみを 交換する。
【0023】 前述した一方向クラッチ12は、図4に示すように、回転軸17の両端部に形 成した各ガイド孔21,21に各ロックピン22,22を径方向に挿入し、各ロ ックピン22,22と対向する各ピニオンギャ10,10の内周面に複数(例え ば、2カ所、3カ所、4カ所)の各係止溝23…を形成して、各ガイド孔21, 21に圧縮装填した各コイルスプリング24,24の弾性により各ロックピン2 2,22を各ピニオンギャ10,10の各係止溝23…に対して係止される方向 に付勢している。つまり、ロックピン22とピニオンギャ10の各係止溝23… とが互いに係止される方向に回転したとき走行車輪5の回転力が伝達され、相互 の係止が解除される方向に回転したとき走行車輪5の回転力が遮断されるため、 左右の各走行車輪5,5を独立回転することができ、芝刈り機本体2の方向転換 が容易に行える。
【0024】 前述した各補助車輪6…は、図9にも示すように、芝刈り機本体2を構成する 各取付け枠2a,2aの後端側下縁部に各補助アーム25,25の基端部を上下 回動可能に軸支し、各補助アーム25,25の遊端部間に架設した支軸26上に 1個又は2個以上の各補助車輪6…を自由回転可能に軸受し、各補助アーム25 ,25の基端部に固定した各調節レバー27,27を上下方向に回動操作して、 各調節レバー27,27の遊端側に突設した各係止ピン28,28を、各取付け 枠2a,2aの後端側上縁部に複数形成(例えば、2カ所、3カ所)した任意位 置の各係止孔29…に係止固定することで、各補助車輪6…を任意の走行高さに 上下調節する。
【0025】 図示実施例は上記の如く構成するものにして、以下、リール式芝刈り機1によ り芝生Bを刈り取るときの動作を説明する。 先ず、図1及び図2に示すように、ゴルフ場や牧場等の敷設部Aに敷設された 芝生Bの任意位置に芝刈り機本体2を載置した後、同機に連結した把持部7を作 業者の手で把持して任意方向に走行移動させる。同時に、図3及び図4に示すよ うに、芝刈り機本体2に軸支した各走行車輪5,5の回転力により回転刃3を固 定刃4と対向する方向(切断方向)に回転して、回転刃3の各刃板19…と固定 刃4とを所定の噛込み角度に交差させ、各刃3,4の噛込み部分に供給される芝 生Bを所定の長さに順次切断するので、敷設部Aに敷設した芝生B全体を均一長 さに刈り取ることができ、見栄えの良い状態に芝刈り仕上げできる。
【0026】 つまり、図5及び図6に示すように、回転刃3の噛込み側端部に固定した噛込 み防止ガイド20の外周縁部に固定刃4を対接し、回転刃3と固定刃4とを噛込 み防止ガイド20の外周縁部に沿って互いに噛合わせるので、回転刃3と固定刃 4との噛込み部分に生じる騒音及び衝撃が低減され、従来例のように各刃3,4 が破損したり、短期間で摩耗したりするのを防止でき、各刃3,4の切れ味が長 期間維持できる。且つ、各刃3,4の噛込み量が一定しているため、各刃3,4 の間に芝生Bが噛込んだり、切断ミスしたりせず、芝生B全体を均一長さに刈り 取る作業が確実に行える。各刃3,4により芝生Bを鋭角に切断するので、病害 虫の発生が抑制され、芝生Bの生育が損なわれるのを防止できる。
【0027】 且つ、各ネジ部材15,15の回動操作により各軸受部材9,9の遊端側を上 下動して、回転刃3と固定刃4とを対接方向に相対移動することで、各刃3,4 の噛込み部分が必要以上に強い力で対接されるのを防止でき、芝生Bを切断する のに適した噛込み量に可変調節することができる。
【0028】 図10は芝刈り機本体2に軸支した回転刃3を、例えば、原動機(ガソリン機 関)や電動機(電動式モータ)等の駆動機30により回転する第2実施例のリー ル式芝刈り機1を示し、芝刈り機本体2の上面側中央部に配設した駆動機30の 駆動力により各プーリ31,32及び駆動ベルト33を介して回転刃3を固定刃 4と対向する方向(切断方向)に回転させるので、各走行車輪5,5の回転力に より回転刃3を回転するよりも大きなトルクが得られ、同回転刃3を一定の回転 速度に制御できる。第1実施例と同様に、敷設部Aに敷設された芝生Bを所定の 長さに刈り取る作業が容易に行えると共に、芝生B上を何回も往復移動させるよ うな手間及び作業が省け、刈り取り作業の能率アップを図ることができる。
【0029】 図11は回転刃3及び噛込み防止ガイド20に対して対接される方向に固定刃 4をコイルバネ34により回動付勢した第3実施例の切断構造を示し、各取付け 枠2a,2aの中央下縁部間に軸架した支軸35上に固定刃4の基端部を前後回 動可能に軸受し、同支軸35に巻回したコイルバネ34の一端側を取付け枠2a の下縁部に係止し、他端側を支軸35上に軸受した固定刃4の後面側に係止して 、コイルバネ34の弾性により、回転刃3及び噛込み防止ガイド20に対して対 接される方向に固定刃4を回動付勢することで、第1実施例と同様に、回転刃3 と固定刃4との噛込み部分に生じる騒音及び衝撃が小さくなり、各刃3,4が破 損又は短期摩耗するのを防止でき、各刃3,4の切れ味が長期間維持できると共 に、各刃3,4が摩耗又は破損しても噛込み量が変動せず、常時一定の噛込み状 態を維持できる。且つ、コイルバネ34の弾性を変更するだけで、各刃3,4の 噛込み強さを任意設定でき、芝生Bを切断するのに必要な切れ味が得られる。
【0030】 図12は回転刃3及び噛込み防止ガイド20に対して対接される方向に固定刃 4を板バネ36により回動付勢した第4実施例の切断構造を示し、各取付け枠2 a,2aの中央下縁部間に架設した金属製又は樹脂製の板バネ36を、同縁部間 の支軸35上に軸受した固定刃4の後面側に当接して、板バネ36の弾性により 、回転刃3及び噛込み防止ガイド20に対して対接される方向に固定刃4を回動 付勢することで、第3実施例と同様に、各刃3,4が摩耗又は破損しても噛込み 量が変動せず、常時一定の噛込み状態を維持できる。且つ、板バネ36の弾性を 変更するだけで、各刃3,4の噛込み強さを任意設定できる。
【0031】 図13は回転刃3及び噛込み防止ガイド20に対して対接される方向に固定刃 4を押圧ゴム37により回動付勢する第5実施例の切断構造を示し、各取付け枠 2a,2aの中央下縁部間に架設した固定板38の先端部に、各刃3,4を対接 するのに必要な弾性を有する押圧ゴム37を固定し、同縁部間の支軸35上に軸 受した固定刃4の後面側に押圧ゴム37を圧接して、圧接ゴム37の弾性により 、回転刃3及び噛込み防止ガイド20に対して対接される方向に固定刃4を回動 付勢することで、第3実施例と同様に、各刃3,4が摩耗又は破損しても噛込み 量が変動せず、常時一定の噛込み状態を維持できる。且つ、圧接ゴム37の弾性 を変更するだけで、各刃3,4の噛込み強さを任意設定できる。
【0032】 この考案の構成と、上述の実施例との対応において、 この考案の刃先付勢手段は、実施例のコイルバネ34と、支軸35と、板バネ 36と、圧接ゴム37、固定板38とに対応し、 以下同様に、 バネ部材は、コイルバネ34と、板バネ36とに対応し、 ゴム部材は、圧接ゴム37に対応し、 刃先可動手段は、車軸8と、軸受部材9と、挿通部13と、螺合部14と、ネ ジ部材15と、コイルスプリング16とに対応するも、 この考案は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
【0033】 上述した実施例では、回転刃3及び固定刃4の噛込み側端部と対応する回転軸 17の一側端部に噛込み防止ガイド20を回動不可に抜止め固定しているが、例 えば、回転軸17の両側端部に各噛込み防止ガイド20,20を一体的に形成又 は固定するもよく、第1実施例と同等の作用効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のリール式芝刈り機による芝刈り動
作を示す側面図。
【図2】回転刃及び固定刃の取付け状態を示す側面図。
【図3】走行車輪及び回転軸の動力伝達構造を示す側面
図。
【図4】走行車輪及び回転軸の動力伝達構造及び一方向
クラッチの構造を示す断面図。
【図5】回転刃及び固定刃の対接状態を示す正面図。
【図6】回転刃及び固定刃による芝生の切断状態を示す
側面図。
【図7】回転刃の噛込み側端部に噛込み防止ガイドを形
成した構造を示す正面図。
【図8】回転刃の噛込み側端部に噛込み防止ガイドを固
定した構造を示す正面図。
【図9】補助車輪の取付け状態を示す側面図。
【図10】第2実施例のリール式芝刈り機による芝刈り
動作を示す側面図。
【図11】第3実施例の各刃をコイルバネの弾性で対接
する構造を示す側面図。
【図12】第4実施例の各刃を板バネの弾性で対接する
構造を示す側面図。
【図13】第5実施例の各刃を押圧ゴムの弾性で対接す
る構造を示す側面図。
【符号の説明】
A…敷設部 B…芝生 1…リール式芝刈り機 2…芝刈り機本体 3…回転刃 4…固定刃 5…走行車輪 6…補助車輪 7…把持部 8…車軸 9…軸受部材 10…ピニオンギャ 11…インターナルギャ 15…ネジ部材 16…コイルスプリング 17…回転軸 18…支持板 19…刃板 20…噛込み防止ガイド 30…駆動機 34…コイルバネ 36…板バネ 37…圧接ゴム 39…抜止めリング 40…締付けネジ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年6月7日
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図3】
【図2】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図11】
【図10】
【図12】
【図13】

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】芝刈り機本体に軸支した回転刃を、該機本
    体に固定した固定刃と対向する方向に回転して、適宜敷
    設部に敷設された芝生を回転刃と固定刃とで所定の長さ
    に切断するリール式芝刈り機であって、上記回転刃の噛
    込み側端部に、該回転刃の刃先部と同一外径寸法となる
    噛込み防止ガイドを形成し、上記回転刃の刃先部及び噛
    込み防止ガイドの外周縁部に対して上記固定刃の刃先部
    を径方向に対接したリール式芝刈り機。
  2. 【請求項2】上記噛込み防止ガイドを、上記回転刃の噛
    込み側端部に対して着脱可能に固定した請求項1記載の
    リール式芝刈り機。
  3. 【請求項3】上記固定刃の刃先部を、上記回転刃の刃先
    部及び噛込み防止ガイドの外周縁部に対して対接される
    方向に付勢する刃先付勢手段を設けた請求項1又は2記
    載のリール式芝刈り機。
  4. 【請求項4】上記刃先付勢手段を、上記回転刃の刃先部
    及び噛込み防止ガイドの外周縁部に対して上記固定刃の
    刃先部を対接する方向に弾性を付与するバネ部材又はゴ
    ム部材で構成した請求項3記載のリール式芝刈り機。
  5. 【請求項5】上記回転刃と固定刃とを、該回転刃の刃先
    部と固定刃の刃先部とが互いに対接される方向に相対移
    動する刃先可動手段を設けた請求項1,2,3又は4記
    載のリール式芝刈り機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007072618A1 (ja) * 2005-12-22 2007-06-28 Kinboshi Engei Mfg. Co., Ltd. 芝刈機
JP2013013380A (ja) * 2011-07-06 2013-01-24 Daishin:Kk 芝刈り機における固定刃取り付け構造

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