JP4057125B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、半導体記憶装置に関し、特に、クロック信号に同期して動作する同期型半導体記憶装置に関する。より特定的には、同期型半導体記憶装置のデータ出力に対する制御回路に関し、より具体的には、無効データの出力を防止するための構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
図21は、従来の同期型半導体記憶装置のデータ読出時の動作を示すタイミングチャート図である。以下、図21を参照して同期型半導体記憶装置の動作について説明する。
【0003】
この同期型半導体記憶装置は、外部から与えられるクロック信号extCLKに同期して外部から与えられる制御信号の取込およびデータの出力を行なう。外部クロック信号extCLKは、たとえばシステムクロックである。
【0004】
クロックサイクル♯1の外部クロック信号extCLKの立上がりエッジにおいて、ロウアドレスストローブ信号/RASをLレベルに設定しかつコラムアドレスストローブ信号/CASおよびライトイネーブル信号/WEをHレベルに設定する。これらの制御信号の状態の組合せは、アクティブコマンドと呼ばれ、同期型半導体記憶装置において、そのとき同時に与えられるアドレス信号に従って行選択動作が行なわれる。標準DRAMのRAS−CAS遅延時間が経過すると、内部で列選択動作を行なうことができる。
【0005】
クロックサイクル♯3において、外部クロック信号extCLKの立上がりエッジにおいて、ロウアドレスストローブ信号/RASおよびライトイネーブル信号/WEをHレベルに設定しかつコラムアドレスストローブ信号/CASをLレベルに設定する。これらの制御信号の状態の組合せは、リードコマンドと呼ばれ、そのとき同時に与えられるアドレス信号に従って列選択動作が行なわれ、選択メモリセルのデータの読出が行なわれる。
【0006】
このデータ読出時において、内部で列選択を行ない、この選択列上の選択メモリセルのデータを外部へ読出すために、内部でのデータ転送に時間を要する。したがって、クロック信号♯4において最初のデータが出力され、クロックサイクル♯5のクロック信号extCLKの立上がりエッジにおいて出力データDoutが確定状態となる。以降、内部で最初のアドレス信号を先頭アドレスとして、所定のシーケンスで列アドレス信号が生成されて列選択が行なわれ、連続的に、データの読出が行なわれる。したがって、クロックサイクル♯6、♯7および♯8それぞれの外部クロック信号extCLKの立上がりエッジにおいてデータがそれぞれ確定状態となり、外部の装置によりサンプリングされる。
【0007】
リードコマンドが与えられてから有効データが現れるまでのクロックサイクル数をCASレイテンシと呼び、1つのリードコマンドが与えられたときに連続的に読出されるデータの数(1つのデータ出力端子あたり)をバースト長と呼ぶ。図21において、CASレイテンシが2であり、バースト長が4の場合の読出動作が一例として示される。
【0008】
クロックサイクル♯9の外部クロック信号extCLKの立上がりエッジにおいて、ロウアドレスストローブ信号/RASおよびライトイネーブル信号/WEをLレベルに設定しかつコラムアドレスストローブ信号/CASをHレベルに設定する。これらの制御信号の状態の組合せは、プリチャージコマンドと呼ばれ、アレイのプリチャージ動作が指示される。すなわち、内部での選択行が非選択状態へ駆動され、メモリセルアレイが所定のプリチャージ状態に復帰し、この同期型半導体記憶装置はスタンバイ状態となる。
【0009】
図21に示すように、外部クロック信号extCLKに同期して外部信号を取込むことにより、各制御信号の確定タイミングは、外部クロック信号extCLKに対して決定され、制御信号のスキューなどに対するタイミングマージンを考慮する必要がなく、内部動作を速いタイミングで行なうことができ、高速アクセスが可能となる。また、データDoutを外部クロック信号extCLKに同期して出力するため、高速のデータ転送が可能となる。
【0010】
図22は、従来の同期型半導体記憶装置のデータ読出に関連する部分の構成を概略的に示す図である。図22において、従来の同期型半導体記憶装置は、行列状に配列される複数のメモリセルを有するメモリセルアレイ900と、外部から与えられるアドレス信号をクロック信号に同期して取込み内部行および列アドレス信号を生成するアドレス入力バッファ902と、アドレス入力バッファ902から与えられた内部行アドレス信号に従って、メモリセルアレイ900のアドレス指定された行(ワード線)を選択状態へ駆動するための行選択回路904と、アドレス入力バッファ902からの内部列アドレス信号に従ってメモリセルアレイ900のアドレス指定された列(ビット線対)を選択するための列選択回路906と、データ読出時、列選択回路906により選択された列上のメモリセルのデータを読出すための読出回路908と、活性化時内部クロック信号CLKOに同期して読出回路908から与えられた読出データRDを受けてバッファ処理し、外部データDoutを生成する出力回路910と、外部から与えられるクロック信号extCLKをバッファ処理して内部クロック信号intCLKおよびCLKOを生成するクロックバッファ912と、内部クロック信号intCLKに同期して外部から与えられる制御信号/RAS、/CASおよび/WEの論理状態を判定し、該判定結果を示す信号を生成するコマンドデコーダ914と、このコマンドデコーダ914からの出力信号に従って指定された動作を行なうための制御回路916を含む。
【0011】
制御回路916は、コマンドデコーダ914から行選択動作に関連する動作モード指示(アクティブコマンドおよびプリチャージコマンド)が与えられたとき活性化され、行選択に関連する回路の動作を制御する行系制御回路916aと、コマンドデコーダ914からの列選択に関連する指示(リードコマンドおよびデータ書込を示すライトコマンド)が与えられると活性化され、列選択に関連する回路の動作を制御する列系制御回路916bと、列系制御回路916bからの読出許可信号OEMFに従って出力回路910を活性化する出力制御回路916cを含む。この出力制御回路916cからの出力許可信号(出力バッファイネーブル信号)OEMの活性化時、出力回路910が活性化され、内部クロック信号CLKOに同期してデータDoutを出力する。
【0012】
行系制御回路916aは、アドレス入力バッファ902、行選択回路904、図示しないビット線プリチャージ回路およびセンスアンプ回路の動作を制御するが、図22においては、行選択回路904の動作を制御するように示す。列系制御回路916bは、アクセスコマンド(リードコマンドおよびライトコマンド)が与えられたときに、読出許可信号OEMFを活性化する。この読出許可信号OEMFの活性状態の間、列選択および内部データの読出が行なわれる。列選択回路906は、コラムデコーダおよび選択列を内部データ線に接続するI/Oゲートを含む。読出回路908は、内部データ線上のデータを増幅するプリアンプ回路を含む。この読出回路は、また内部構成に応じて、内部クロック信号intCLKに同期してプリアンプ回路の出力信号を転送する転送ゲートを含んでもよい。
【0013】
出力回路910は、内部クロック信号CLKOに同期して読出回路908から与えられる読出データRDを取込むゲート回路と、出力許可信号OEMの活性化時、このゲート回路の出力信号をバッファ処理して出力する出力バッファを含む。列系制御回路916bは、またアドレス入力バッファ902の列アドレス取込タイミングをも決定するが、図22において、図面を簡略化するために示していない。
【0014】
図23は、図22に示すクロックバッファ912の構成の一例を示す図である。図23においてクロックバッファ912は、外部クロック信号extCLKをバッファ処理して内部クロック信号intCLKを生成するバッファ回路912aと、外部クロック信号extCLKをバッファ処理して読出用内部クロック信号CLKOを生成するバッファ回路912bを含む。内部クロック信号intCLKと読出用の内部クロック信号CLKOは、互いに同期した信号である。これらの内部クロック信号intCLKおよびCLKOは、常時発生される(クロックイネーブル信号を用いない場合)。
【0015】
図24は、図22に示す列系制御回路916bに含まれるOEMF信号発生回路の構成の一例を示す図である。図24において、OEMF信号発生回路は、内部クロック信号intCLKに同期して動作し、データ読出指示信号/READをバースト長期間遅延するバースト長カウンタ920aと、データ読出指示信号/READを一方入力に受けるNAND回路920bと、バースト長カウンタ920aの出力するリセット信号/RSTとNAND回路920bの出力信号とを受けるNAND回路920cとを含む。NAND回路920bは、その他方入力に、NAND回路920cの出力信号を受けて、読出許可信号OEMFを出力する。読出指示信号/READはリードコマンドが与えられたとき、所定期間活性状態のLレベルとなる信号である。バースト長カウンタ920aは、内部クロック信号intCLKに同期して動作し、この読出指示信号/READをバースト長期間シフトし、バースト長期間経過後、リセット信号/RSTを活性化する。次にこの図24に示すOEMF信号発生回路の動作を図25に示すタイミングチャート図を参照して説明する。
【0016】
外部クロック信号extCLKの立上がりエッジでリードコマンドが与えられると、図22に示すコマンドデコーダ914は、内部クロック信号intCLKに同期してリードコマンドが与えられたことを検出し、読出指示信号/READを所定期間Lレベルの活性状態に駆動する。この読出指示信号/READの活性化に応答して、NAND回路920bからの読出許可信号OEMFがHレベルの活性状態となる。リセット信号/RSTは、Hレベルであり、NAND回路920cが両入力にHレベルの信号を受け、その出力信号をLレベルへ駆動する。これにより、読出指示信号/READがHレベルに立上がっても、読出許可信号OEMFは、Hレベルの活性状態を維持する。この読出許可信号OEMFの活性状態の間、列系制御回路916bの制御のもとに、メモリセル列の選択、選択メモリセルデータの読出が行なわれる。バースト長期間(図25においてバースト長4の場合の動作を示す)をカウントするバースト長カウンタ920aは、リードコマンドが与えられてから4クロックサイクル(バースト長期間)経過後に、リセット信号/RSTを内部クロック信号intCLKに同期してLレベルの活性状態へ1クロックサイクル期間駆動する。このリセット信号/RSTがLレベルに立下がると、NAND回路920cの出力信号がHレベルとなり、NAND回路920bは、両入力の信号がともにHレベルとなり、読出許可信号OEMFをLレベルに駆動する。これにより、NAND回路920cの出力信号はHレベルに固定され、リセット信号/RSTがHレベルに復帰しても、読出許可信号OEMFは、非活性状態を維持する。
【0017】
この読出許可信号OEMFをバースト長期間のみ活性化することにより、バースト長のデータの読出が行なわれる。
【0018】
図26は、図22に示す出力制御回路916cおよび出力回路910の構成の一例を示す図である。図26において、出力制御回路916cは、図22に示す列系制御回路916bから出力される読出許可信号OEMFを内部クロック信号intCLKの(CASレイテンシ−1)クロックサイクル遅延する(CASレイテンシ−1)クロックシフタ916caを含む。(CASレイテンシ−1)クロックシフタ916caは、内部クロック信号intCLKに同期してシフト動作を行ない、読出許可信号OEMFを(CASレイテンシ−1)クロックサイクル期間遅延して出力許可信号(出力バッファイネーブル信号)OEMを生成する。
【0019】
出力回路910は、内部クロック信号CLKOに同期して動作し、図22に示す読出回路908からの内部読出データを取込みラッチするゲート回路910aと、出力許可信号OEMの活性化時活性化され、ゲート回路910aのラッチデータDDを装置外部へ出力する出力バッファ回路910bを含む。
【0020】
ゲート回路910aは、内部クロック信号CLKOがHレベルのときに活性化されて内部読出データRDを反転するトライステートインバータバッファ910aaと、このトライステートインバータバッファ910aaの出力信号を反転して内部データDDを出力バッファ回路910bへ与えるインバータ回路910abと、インバータ回路910abの出力データDDを反転してインバータ910abの入力部へ伝達するインバータ回路910acを含む。インバータ回路910abおよび910acはインバータラッチを構成する。
【0021】
出力バッファ回路910bは、データDDを反転するインバータ回路910baと、出力許可信号OEMとデータDDを受けるAND回路910bbと、インバータ910baの出力信号と出力許可信号OEMを受けるAND回路910bcと、AND回路910bbの出力信号がHレベルのときに導通し、電源電圧Vccレベルの出力データDoutを生成するnチャネルMOSトランジスタ910bdと、AND回路910bcの出力信号がHレベルのとき導通し、接地電圧VSSレベルの出力データDoutを生成するnチャネルMOSトランジスタ910beを含む。AND回路910bbおよび910bc各々は、通常、NAND回路とインバータ回路で構成される。次にこの図26に示す出力制御回路916cおよび出力回路910の動作を図27に示すタイミングチャート図を参照して説明する。
【0022】
内部クロック信号intCLKおよびCLKOは、外部クロック信号extCLKに同期して発生される。したがって、ゲート回路910aのトライステートインバータバッファ910aaは、常時活性/非活性を繰返し、内部読出データRDの取込みおよびラッチを繰返す。
【0023】
クロックサイクル♯0においてリードコマンドが与えられると、このクロックサイクル♯0において、読出許可信号OEMFがHレベルの活性状態となる。ここで、CASレイテンシが2でありバースト長が4の動作について説明する。この読出許可信号OEMFの活性化に従って、列系制御回路916b(図22参照)の制御のもとに、メモリセルの選択が行なわれ、選択メモリセルのデータが読出される。
【0024】
この内部読出データRDが、クロックサイクル♯1において、内部クロック信号CLKOの立上がりに応答してゲート回路910aに取込まれ、この内部クロック信号CLKOの立下がりに応答してラッチされる。CASレイテンシが2であるため、(CASレイテンシ−1)クロックシフタ916caからの出力許可信号OEMが、クロックサイクル♯1において、内部クロック信号intCLKに同期して活性状態となる。この出力許可信号OEMがHレベルの活性状態となると、出力バッファ回路910bが活性化されて出力低インピーダンス状態となり、ゲート回路910aから与えられたデータをバッファ処理して出力する。
【0025】
バースト長が4であるため、読出許可信号OEMFが、クロックサイクル♯4において非活性状態となり、読出回路908(図22参照)の読出動作が停止される。一方、内部クロック信号CLKOは常時発生されており、この内部読出データRDの取込ラッチ動作を繰返す。したがって、このゲート回路910aは、クロックサイクル♯4において、最後のバースト長データを内部クロック信号CLKOの立上がりに同期して取込み、その立下がりに同期してラッチする。このバースト長のデータの最後のデータが出力されると、クロックサイクル♯5において、出力許可信号OEMがLレベルの非活性状態となり、出力バッファ回路910bは出力ハイインピーダンス状態となる。これにより、バースト長4のデータが外部クロック信号extCLKに同期して順次出力される。
【0026】
なお、図27に示すタイミングチャート図において斜線で示す領域は、無効データの領域である。
【0027】
図28は、従来の同期型半導体記憶装置の他の構成を示す図である。この図28に示す同期型半導体記憶装置は、図22に示す同期型半導体記憶装置と、出力回路910からのデータ出力に対しマスクをかける機能を備えている点で異なる。すなわち、この図28に示す同期型半導体記憶装置は、外部から与えられるデータ出力マスク指示DQMに応答して、内部クロック信号intCLKに同期して内部マスク指示信号DQM0を発生して出力制御回路916cへ与える内部マスク指示信号発生回路930を含む。この出力制御回路916cは、内部マスク指示信号発生回路930からの内部マスク指示信号DQM0が活性状態にあり、データ出力にマスクをかけることを示しているときには、出力許可信号OEMを非活性状態へ駆動し、出力回路910を出力ハイインピーダンス状態に設定する。他の構成は、図22に示す構成と同じであり、対応する部分には同一参照番号を付す。
【0028】
図29は、図28に示す内部マスク指示信号発生回路930の構成を概略的に示す図である。図29において、内部マスク指示信号発生回路930は、外部から与えられるデータマスク指示DQMを受けてバッファ処理する入力バッファ930aと、入力バッファ930aからの信号が活性状態にあるとき内部クロック信号intCLKの立上がりに応答してワンショットのパルス信号を発生するワンショットパルス発生回路930bと、ワンショットパルス発生回路930bからのワンショットパルス信号DQM0Fを内部クロック信号intCLKに同期してラッチするラッチ回路930cを含む。
【0029】
この図29に示す内部マスク指示信号発生回路930の構成においては、外部からのマスク指示DQMが活性状態となると、次のクロックサイクルにおけるデータ出力に対しマスクがかけられる。
【0030】
図30は、図29に示すワンショットパルス発生回路930bの構成の一例を示す図である。図30において、ワンショットパルス発生回路930bは、内部クロック信号intCLKと入力バッファの出力信号DQMiを受けるAND回路930baと、AND回路930baの出力信号を反転しかつ所定時間遅延する反転遅延回路930bbと、AND回路930baの出力信号と反転遅延回路930bbの出力信号を受けて信号DQM0Fを出力するAND回路930bcを含む。図29に示す入力バッファ930aの出力する信号DQMiは、活性化時Hレベルである。したがって、内部クロック信号intCLKがHレベルに立上がると、マスク指示が与えられたときにはAND回路930baの出力信号がHレベルに立上がり、信号DQM0Fが所定期間Hレベルの活性状態となる。
【0031】
なお、図30に示すワンショットパルス発生回路の構成に代えて、AND回路930baの出力信号がHレベルのときにセットされ、所定時間経過後にリセットされるセット/リセットフリップフロップが用いられてもよい。このセット/リセットフリップフロップから、信号DQM0Fが出力される。
【0032】
図31は、図29に示すラッチ回路930cの構成の一例を示す図である。図31において、ラッチ回路930cは、信号DQM0Fを反転するインバータ930caと、内部クロック信号intCLKと信号DQM0Fを受けるNAND回路930cbと、インバータ930caの出力信号と内部クロック信号intCLKを受けるNAND回路930ccと、NAND回路930cbの出力信号を一方入力に受けるNAND回路930cdと、NAND回路930ccの出力信号とNAND回路930cdの出力信号とを受けるNAND回路930ceを含む。NAND回路930ceの出力信号がNAND回路930cdの他方入力へ与えられる。NAND回路930cdから内部マスク指示信号DQM0が出力される。
【0033】
この図31に示すラッチ回路930cにおいては、内部クロック信号intCLKがHレベルのときに、NAND回路930cbおよび930ccがインバータとして動作し、信号DQM0Fを通過させる。NAND回路930cdおよび930ceは、ラッチ回路を構成し、これらのNAND回路930cbおよび930ccから与えられた信号をラッチする。したがって、信号DQM0Fが活性状態となると、内部クロック信号intCLKに同期してこのラッチ回路内に取込まれてラッチされ、そのクロックサイクル期間ラッチ状態に維持される。次に、この図29から図31に示す内部マスク指示信号発生回路930の動作を図32に示す波形図を参照して説明する。
【0034】
クロックサイクル♯0において、外部からのマスク指示DQMがHレベルに駆動され、クロックサイクル♯1の外部クロック信号extCLKの立上がりエッジにおいて、Hレベルに保持される。内部クロック信号intCLKは、外部クロック信号extCLKに同期して発生されており、図30に示すワンショットパルス発生回路930bから、この内部クロック信号intCLKの立上がりに応答して、信号DQM0Fが所定時間Hレベルとなる。内部クロック信号intCLKがHレベルのとき、ラッチ回路930cが与えられた信号を取込むため、このHレベルの信号DQM0Fがラッチ回路930cに取込まれ、内部マスク指示信号DQM0がHレベルに立上がる。この内部クロック信号intCLKがHレベルの間、信号DQM0FはHレベルを保持する。内部クロック信号intCLKがLレベルに立下がると、ラッチ回路930cは、NAND回路930cbおよび930ccの出力信号がHレベルとなり、ラッチ状態になる。
【0035】
クロックサイクル♯2において再び内部クロック信号intCLKがHレベルに立上がったとき、外部からのマスク指示DQMがLレベルであれば、ワンショットパルス発生回路930bからの信号DQM0FはLレベルであり、応じてこの内部クロック信号intCLKの立上がりに同期して、ラッチ回路930cからの内部マスク指示信号DQM0がLレベルへ駆動される。この内部マスク指示信号DQM0に従って出力許可信号OEMが非活性化される。したがって、クロックサイクル♯1の立上がりエッジにおいて外部からマスク指示が与えられたとき、クロックサイクル♯2において確定状態となるべきデータに対するマスクがかけられる。
【0036】
図33は、図28に示す出力制御回路916cの構成を概略的に示す図である。図33において、出力制御回路916cは、列系制御回路916b(図28参照)からの内部読出許可信号OEMFを(CASレイテンシ−2)クロックサイクル遅延する(CASレイテンシ−2)クロックシフタ940aと、内部マスク指示信号DQM0を反転するインバータ940bと、(CASレイテンシ−2)クロックシフタ940aの出力信号とインバータ940bの出力信号とを受けるAND回路940cと、AND回路940cの出力信号を内部クロック信号intCLKの1クロックサイクル期間遅延する1クロックシフタ940dを含む。この1クロックシフタ940dから出力許可信号OEMが出力される。
【0037】
(CASレイテンシ−2)クロックシフタ940aおよび1クロックシフタ940dは、ともに内部クロック信号intCLKに同期してシフト動作を行なう回路であり、その基本構成は、図31に示すラッチ回路と同様である。
【0038】
出力回路の構成は、先の図26に示す構成と同じであり、1クロックシフタ940dからの出力許可信号OEMの活性化時、出力回路が、内部クロック信号intCLKに同期してデータを出力する。
【0039】
図34は、図28に示す同期型半導体記憶装置のデータ読出シーケンスを示すタイミングチャート図である。この図34において、CASレイテンシが2であり、またバースト長が4の場合のデータ読出動作が示される。CASレイテンシが2の場合、図33に示す(CASレイテンシ−2)クロックシフタ940aは、遅延動作は行なわないため、読出許可信号OEMFと(CASレイテンシ−2)クロックシフタ940aの出力信号OEMFSは同じタイミングで発生される。以下、図28から図34を参照して、この図28に示す同期型半導体記憶装置のデータ読出動作について説明する。
【0040】
クロックサイクル♯0においてリードコマンドが与えられる。このリードコマンドに従って、クロックサイクル♯0から読出許可信号OEMFがバースト長期間の間Hレベルの活性状態へ駆動される。このとき、また(CASレイテンシ−2)クロックシフタ940aからの信号OEMFSも同様にHレベルの活性状態へ駆動される。この読出許可信号OEMFに従って、内部でメモリセルの列選択および内部データの読出が行なわれる。
【0041】
クロックサイクル♯1のクロック信号extCLKの立上がりエッジで、外部からのマスク指示信号DQMがHレベルに設定され、データ出力マスクの指示が与えられる。このデータ出力マスク指示に応答して、クロックサイクル♯1において内部マスク指示信号DQM0が1クロックサイクル期間Hレベルに立上がり、図33に示すインバータ940bの出力信号がLレベルとなる。出力許可信号OEMは、クロックサイクル♯1から活性状態となる。内部マスク指示信号DQM0が活性状態とされても、これは図33に示す1クロックシフタ940dに与えられるため、このクロックサイクル♯1において、出力許可信号OEMは活性状態を保持する。これにより、内部で読出回路から読出されたRDに従って出力回路において内部読出データDDが生成されて外部へ出力される。
【0042】
クロックサイクル♯2においては、図33に示す1クロックシフタ940dからの出力許可信号OEMが、この内部マスク指示信号DQM0に従って1クロックサイクル期間Lレベルの非活性状態となり、応じて出力回路が出力ハイインピーダンス状態となる。内部読出データRDの出力回路での転送は行なわれるが、外部へは出力されず、データ出力にマスクがかけられる。データ出力マスク指示DQMは、クロックサイクル♯1の外部クロック信号extCLKの立上がりエッジにおいて活性状態とされているだけである。したがって、クロックサイクル♯2、♯3および♯4においては、内部マスク指示信号DQM0は、再び非活性状態となり、応じてクロックサイクル♯3および♯4においては、出力許可信号OEMが再びHレベルの活性状態となり、内部読出データRDに従って出力回路において内部読出データDDが生成されて外部へ出力される。
【0043】
この図34に示すように、クロックサイクル♯1においてデータ出力マスク指示DQMを活性状態とすることにより、2クロックサイクル目のデータ出力に対し、マスクをかけることができる。これにより、外部のプロセサは、必要なデータのみを取込むことができる。
【0044】
【発明が解決しようとする課題】
図26に示す出力制御回路および出力回路の構成においては、出力許可信号OEMがLレベルからHレベルになるときに、ゲート回路からのデータDDが確定状態となっていなければ、すなわちこの出力許可信号OEMに対する内部データDDのセットアップ時間tSが十分でない場合には、図27のDout2に示すように、無効データが出力される。出力許可信号OEMの立上がりに対する内部データDDのセットアップ時間tSが十分な長さを有し、この出力許可信号OEMの活性化時、内部データDDが確定状態にあれば、図27の出力データDout1に示すように、先頭データにおいて無効データは出力されない。
【0045】
また、出力許可信号OEMがHレベルからLレベルの非活性状態に移行するとき、内部データDDは、確定状態を保持している必要がある。すなわち、この出力許可信号OEMの非活性化に対する内部DDのホールド時間tHが短い場合には、図27に示すように、出力データDout1に無効データが出力される。このホールド時間tHが十分な長さであれば、図27の出力データDout2に示すように、無効データが出力されない。
【0046】
しかしながら、内部データDDは、内部クロック信号CLKOに同期して出力回路に取込まれており、また出力許可信号OEMも、内部クロック信号intCLKに同期して変化する。これらの内部クロック信号CLKOおよびintCLKは、外部クロック信号extCLKから生成されており、互いに同期したクロック信号である。したがって、これらの出力許可信号OEMおよび内部データDDは、ほぼ同じタイミングで変化するため、十分な長さのセットアップ時間tSおよびホールド時間tHをともに実現するのは困難である。したがって、内部データDDおよび出力許可信号OEMの発生タイミングを全体としてずらせるために、出力許可信号OEMが内部データDDに対し前方向に移行するかまたは後ろ方向に移行することができるだけであり、セットアップ時間tSが短くなるかまたはホールド時間tHが短くなり、出力データとして、図27に示す出力データDout1またはDout2が得られ、無効データをなくすのが困難である。
【0047】
この無効データは、出力データDoutの外部クロック信号extCLKに対するセットアップ時間およびホールド時間ならびにアクセス時間(リードコマンドから与えられてから有効データを読出すことができるまでの時間)などの仕様値を満足していれば、データ処理に対して、この無効データはサンプリングされないため、また有効データが確実にサンプリングされるため特に問題は生じない。しかしながら、このような無効データが出力された場合、短期間に出力データDoutが変化するため、この出力回路において電源ノイズが発生し、回路誤動作を生じさせるという問題が生じる。特に、この電源ノイズがシステム電源に乗る場合、このデータをサンプリングするプロセサにおいて、その動作電源電圧が変動し、誤動作(ハイレベル/ローレベルの誤判定、データ入出力タイミングのずれによる回路誤動作)などが生じ、正確なデータ処理を行なうことができず、正確に動作するシステムを構築することができなくなるという問題が生じる。また、このような無効データが生じる場合、この無効データに対するマージンを見込んでアクセス時間を考慮する必要があり、アクセス時間を短くすることができなくなるという問題が生じる。
また、図33に示す出力制御回路を用いてデータ出力を行なう場合、出力許可信号OEMは、先の図27に示す場合と同様、先頭データおよび最終バーストデータに対するセットアップ時間およびホールド時間のみならず、データマスクのための問題が生じる。すなわち、内部データマスク指示信号DQM0は図31に示すように、内部クロック信号intCLKに同期して変化する。したがって、出力許可信号OEMも、その内部クロック信号intCLKに同期して変化するため、データマスク指示が与えられたときの出力許可信号の非活性化および活性化に対するセットアップ時間およびホールド時間が問題となる。すなわち、図34に示すように、クロックサイクル♯2における出力許可信号OEMの非活性化に対し、この内部データDD(0)のホールド時間tHが短ければ、このデータ出力マスク時において無効データが生じる(出力データDout1)。また、このクロックサイクル♯3における出力許可信号OEMの活性化時において、3番目のデータ(2)のセットアップ時間tSが短い場合には、同様に、図34の出力データDout2に示すように無効データが出力される。したがってデータ出力マスクをかける場合においても、無効データが出力され、電源ノイズなどによる回路誤動作を生じさせる。
【0048】
それゆえに、この発明の目的は、無効データが出力されるのを確実に防止することができる出力回路を備える同期型半導体記憶装置を提供することである。
【0049】
この発明の他の目的は、出力許可信号に対する内部データのセットアップ時間およびホールド時間を十分に確保することのできる出力制御回路を提供することである。
【0050】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る半導体記憶装置は、要約すれば、有効データのみを、出力バッファ回路へ伝達するように構成したものである。すなわち、出力バッファ回路へ内部読出データを伝達するゲート回路を、必要な期間のみ導通状態とする。
【0051】
請求項1に係る半導体記憶装置は、複数のメモリセルと、データ読出モード時、これら複数のメモリセルのうちの選択メモリセルのデータを通過させるためのゲート回路と、データ出力許可時このゲート回路から与えられたデータを外部へ出力するための出力回路と、クロック信号に同期してこのゲート回路を導通させるための出力制御回路を備える。この出力制御回路は、データ出力不許可移行に応答してゲート回路をクロック信号と独立に非導通状態とする
【0055】
力制御回路が、データ読出モードを指定するデータ読出指示に従ってクロック信号の所定数のサイクル後に内部読出許可信号を活性化するための手段と、この内部読出許可信号を所定時間遅延する第1の遅延回路と、この第1の遅延回路の出力信号とクロック信号とを受け、第1の遅延回路の出力信号の活性状態の間クロック信号に同期してゲート回路を導通させる制御論理と、第1の遅延回路の出力信号を所定時間さらに遅延して出力回路へ与えて、その出力信号の活性状態の間出力回路にゲート回路からのデータを外部に出力させるための第2の遅延回路とを備える。
【0056】
請求項に係る半導体記憶装置は、請求項の出力制御回路が、この出力回路からの選択メモリセルデータの出力にマスクをかけるためのマスク指示の活性化時、第1の遅延回路へ与えられる読出許可信号を非活性化する手段をさらに備える。
【0057】
請求項3に係る半導体記憶装置は、複数のメモリセルと、データ読出モード時、これら複数のメモリセルのうちの選択メモリセルのデータを通過させるためのゲート回路と、データ出力許可時このゲート回路から与えられたデータを外部へ出力するための出力回路と、クロック信号に同期してこのゲート回路を導通させるための出力制御回路とを備える。この出力制御回路は、データ出力不許可移行に応答してゲート回路をクロック信号と独立に非導通状態とする。出力制御回路は、データ読出モードを指定するデータ読出指示に従ってクロック信号の所定数のサイクル後に内部読出許可信号を活性化するための手段と、この内部読出許可信号を遅延して第1の遅延時間を有する第1の遅延信号と、この第1の遅延時間よりも長い第2の遅延時間を有する第2の遅延信号と、この第2の遅延時間よりも長い第3の遅延時間を有する第3の遅延信号を発生する遅延手段とを備える。第2の遅延信号は、クロック信号に同期して発生されて出力回路へ与えられる。
【0058】
この請求項の出力制御回路はさらに、第1および第3の遅延信号とクロック信号とを受け、第1および第3の遅延信号の活性状態の間クロック信号に同期してゲート回路を導通状態とする制御論理とを含む。
【0059】
請求項に係る半導体記憶装置は、請求項の遅延手段が、クロック信号に同期して動作し、内部読出許可信号をクロック信号の半サイクル、1サイクルおよび1.5サイクル遅延して前記第1、第2および第3の遅延信号をそれぞれ生成する遅延回路を含む。
【0060】
請求項に係る半導体記憶装置は、請求項の出力制御回路がさらに、この出力回路からの選択メモリセルデータの出力にマスクをかけるマスク指示に応答して、遅延手段へ与えられる読出許可信号を非活性するための手段を備える。
【0061】
請求項に係る半導体記憶装置は、複数のメモリセルと、データ読出モード時、これら複数のメモリセルのうちの選択メモリセルのデータを通過させるためのゲート回路と、データ出力許可時このゲート回路から与えられたデータを外部へ出力するための出力回路と、クロック信号に同期してこのゲート回路を導通させるための出力制御回路とを備える。この出力制御回路は、データ出力不許可移行に応答してゲート回路をクロック信号と独立に非導通状態とする。出力制御回路は、データ読出モードを指定するデータ読出指示に従ってクロック信号の所定数のサイクル後に内部読出許可信号を発生するための手段と、この内部読出許可信号を遅延して第1の遅延時間を有する第1の遅延読出信号と、この第1の遅延時間よりも長い第2の遅延時間を有しかつクロック信号に同期した第2の遅延読出信号と、第2の遅延時間よりも長い第3の遅延時間を有する第3の遅延読出信号を発生するための読出遅延回路と、出力バッファ回路からの選択メモリセルデータの出力にマスクをかけるマスク指示に応答して内部マスク指示信号を発生させるための手段と、内部マスク指示信号を受け、それぞれ第1、第2および第3の遅延時間を有する第1、第2および第3の遅延マスク指示信号を発生するためのマスク遅延手段と、第1の遅延読出信号と第1の遅延マスク指示信号とクロック信号とを受け、第1の遅延読出信号の活性状態および第1の遅延マスク指示信号の非活性状態時にクロック信号に同期してゲート回路を導通させる制御論理を備える。出力バッファ回路は、第2の遅延読出信号の活性状態と第2の遅延マスク指示信号の非活性状態とに応答してゲート回路から与えられた選択メモリセルデータを外部へ出力する手段を含む。
【0062】
請求項に係る半導体記憶装置は、請求項の装置が、さらに、第3の遅延読出信号と第3の遅延マスク指示信号とを受け、第3の遅延読出信号の活性状態と第3の遅延マスク指示信号の非活性状態とに応答して制御論理の出力信号をゲート回路へ与えて、この制御論理の出力信号に従ってゲート回路の導通非導通を制御しかつそれ以外の状態の組合せのときにはこの制御論理の出力信号の論理レベルに拘らずゲート回路を導通状態にする第2の制御論理を備える。
【0063】
請求項に係る半導体記憶装置は、請求項の装置において第1、第2および第3の遅延時間は、それぞれ、クロック信号の半サイクル、1サイクル、および1.5サイクル期間である。
【0064】
請求項に係る半導体記憶装置は、複数のメモリセルと、データ読出モード時、これら複数のメモリセルのうちの選択メモリセルのデータを通過させるためのゲート回路と、データ出力許可時このゲート回路から与えられたデータを外部へ出力するための出力回路と、出力バッファ回路からの選択メモリセルデータの出力にマスクをかけるマスク指示に応答して内部マスク指示信号を発生するための手段と、クロック信号に同期してこのゲート回路を導通させるための出力制御回路とを備える。この出力制御回路は、データ出力不許可移行に応答してゲート回路をクロック信号と独立に非導通状態とする。出力制御回路は、データ読出モードを指定するデータ読出指示に従ってクロック信号の所定サイクル後に内部読出許可信号を生成する手段と、この内部読出許可信号を遅延して出力許可信号を生成する手段と、内部マスク指示信号を受けて第1の遅延時間およびこの第1の遅延時間よりも長い第2の遅延時間を内部マスク指示信号に対して有する第1および第2の遅延マスク指示信号を生成する遅延回路と、第1の遅延マスク指示信号とクロック信号とを受け、第1の遅延マスク指示信号の非活性時クロック信号に同期してゲート回路を導通させる制御論理を備える。出力回路は、出力許可信号の活性状態と第2の遅延マスク指示信号の非活性状態に応答してゲート回路からのデータを外部へ出力し、それ以外出力ハイインピーダンス状態となる。
【0065】
請求項10に係る半導体記憶装置は、請求項の出力許可信号生成手段が、クロック信号に同期して動作し内部読出許可信号をクロック信号の所定サイクル期間遅延して出力許可信号を生成する手段を含む。遅延回路はこのクロック信号の半サイクルおよび1クロックサイクル期間内部マスク指示信号を遅延して第1および第2の遅延マスク指示信号を生成する手段を含む。
【0066】
請求項11に係る半導体記憶装置は、請求項10の装置がさらに、ゲート回路前段に設けられ、ゲート回路へ与えられるデータをラッチするデータラッチを含む。
【0067】
出力回路からのデータ出力を不許可するデータ出力不許可のときには、この出力バッファ回路へ読出データを伝達するゲート回路を、クロック信号と独立に非導通状態として出力回路へのデータの伝達を禁止する。これにより、出力回路へは、出力すべきデータのみが伝達されることになり、無効データが外部へ出力されるのを防止することができる。
【0068】
【発明の実施の形態】
[実施の形態1]
図1は、この発明の実施の形態1に従う同期型半導体記憶装置のデータ読出部の構成を概略的に示す図である。図1において、同期型半導体記憶装置は、従来と同様、メモリセルアレイ900、このメモリセルアレイ900のアドレス指定された列を選択するための列選択回路906、列選択回路906により選択されたメモリセルデータを読出すための読出回路908、およびこの読出回路908からの内部読出データRDを外部へ出力データDoutとして出力するための出力回路910を含む。出力回路910の構成は、図26に示す構成と同様、クロック信号に応答して導通し、内部読出データRDから内部データDDを生成するゲート回路910aと、この内部データDDをバッファ処理して出力データDoutを生成する出力バッファ910bを含む。
【0069】
この同期型半導体記憶装置は、さらに、外部クロック信号extCLKを受けて、この外部クロック信号extCLKに同期した内部クロック信号intCLKを生成するクロック入力バッファ2と、外部から与えられる制御信号/RAS、/CASおよび/WEを受けて内部クロック信号intCLKの立上がりエッジでこれらの制御信号の論理状態を判定して与えられたコマンドを識別するコマンドデコーダ914と、コマンドデコーダ914からの内部読出指示信号/READに従って列選択動作を制御する列系制御回路916bを含む。列系制御回路916bは、コマンドデコーダ914からの内部読出指示信号/READに従ってバースト長期間活性状態となる信号OEMFを生成するOEMF信号発生回路920と、この信号OEMFの活性化時活性化され、列選択回路906および読出回路908の動作を制御する選択/読出制御回路921を含む。OEMF信号発生回路920の構成は、図24に示す構成と同じである。
【0070】
同期型半導体記憶装置はさらに、OEMF信号発生回路920からの信号OEMFと外部から与えられるデータ出力マスク指示DQMとを受け、データ出力用の内部クロック信号intCLKOおよび出力許可信号OEMを生成するデータ出力制御回路1を含む。このデータ出力制御回路1は、出力許可信号(出力バッファイネーブル信号)OEMを、出力回路910に含まれる出力バッファ910bへ与え、出力用の内部クロック信号intCLKOを、ゲート回路910aに与える。データ出力制御回路1は、データ出力にマスクをかけるときおよび出力許可信号OEMの非活性化移行時、ゲート回路910aを非導通状態とし、読出回路908からの内部読出データRDが、出力バッファ910bへ伝達されるのを禁止する。また、出力許可信号OEMの活性化時、ゲート回路910aを出力バッファ回路910bの活性化より早いタイミングで導通状態へ駆動する。これにより、後に説明するように、不要データの伝達による無効データの外部出力を防止する。次に各部の構成について説明する。
【0071】
[クロック入力バッファ]
図2(A)は、図1に示すクロック入力バッファ2の構成の一例を示す図である。図2(A)において、クロック入力バッファ2は、外部からのクロック信号extCLKとクロックイネーブル信号ENABLEを受けるNAND回路2aと、NAND回路2aの出力信号を反転して内部クロック信号intCLKを生成するインバータ回路2bを含む。クロックイネーブル信号ENABLEは、外部から与えられるクロックイネーブル信号であってもよく、また内部で、特定の動作モード(たとえばパワーダウンモード)が指定されたときに内部で発生される信号であってもよい。
【0072】
この図2(A)に示すクロック入力バッファ2の構成においては、その動作波形図を図2(B)に示すように、クロックイネーブル信号ENABLEがLレベルの非活性状態のときには、NAND回路2aの出力信号がHレベルに固定され、内部クロック信号intCLKはLレベルに固定される。したがってクロックイネーブル信号ENABLEが非活性状態の間、内部回路は新たな動作を行なわず、先の状態を保持する。したがって内部回路は動作せず信号線の充放電は行なわれず、消費電流が低減される。たとえばパワーダウンモードまたはスリープモードなどのように、長時間にわたってスタンバイ状態に同期型半導体記憶装置が置かれる場合に、このクロックイネーブル信号ENABLEを非活性状態として、消費電流を低減する。クロックイネーブル信号ENABLEがHレベルに立上がると、NAND回路2aがインバータとして動作し、外部クロック信号extCLKに従って内部クロック信号intCLKが生成される。
【0073】
[クロック入力バッファ2]
図3(A)は、図1に示すクロック入力バッファの他の構成例を示す図である。図3(A)において、クロック入力バッファ2は、外部クロック信号extCLKを所定時間遅延しかつ反転する反転遅延回路2cと、外部クロック信号extCLKと反転遅延回路2cの出力信号とを受けるNAND回路2dと、NAND回路2dの出力信号を反転して内部クロック信号intCLKを生成するインバータ2eを含む。反転遅延回路2cの有する遅延時間は、外部クロック信号extCLKのHレベル期間よりも短い。
【0074】
この図3(A)に示すクロック入力バッファ2においては、図3(B)の波形図に示すように、外部クロック信号extCLKがHレベルに立上がると、反転遅延回路2cの出力信号はまだHレベルにあり、NAND回路2dの出力信号がLレベルとなり、応じて内部クロック信号intCLKがインバータ回路2eによりHレベルへ駆動される。反転遅延回路2cの有する遅延時間が経過すると、反転遅延回路2cの出力信号がLレベルに立下がり、応じてNAND回路2dの出力信号がHレベルとなり、内部クロック信号intCLKがLレベルとなる。したがって、この図3(A)に示すクロック入力バッファ2の構成の場合、内部クロック信号intCLKは、外部クロック信号extCLKに同期した一定のパルス幅を有する信号となる。これにより、外部クロック信号extCLKのパルス幅が、ノイズなどの影響により変動しても、内部クロック信号intCLKのパルス幅は一定であり、内部クロック信号intCLKに同期して動作する回路部分を正確に、外部クロック信号extCLKのノイズの影響を受けることなく動作させることができる。
【0075】
[クロック入力バッファ3]
図4(A)は、クロック入力バッファのさらに他の構成を示す図である。図4(A)において、クロック入力バッファ2は、奇数段のインバータで構成され、外部クロック信号extCLKを所定時間遅延しかつ反転する反転遅延回路2fと、クロックイネーブル信号ENABLEと外部クロック信号extCLKと反転遅延回路2fの出力信号とを受けるNAND回路2gと、NAND回路2gの出力信号を反転して内部クロック信号intCLKを生成するインバータ回路2hを含む。反転遅延回路2fの有する遅延時間は、外部クロック信号extCLKのHレベル期間よりも短い。
【0076】
この図4(A)に示すクロック入力バッファの構成においては、図4(B)にその動作波形図を示すように、クロックイネーブル信号ENABLEがLレベルのときには、NAND回路2gの出力信号がHレベルに固定され、内部クロック信号intCLKがLレベルに固定される。したがって、この状態においては、内部回路の動作は停止される。
【0077】
クロックイネーブル信号ENABLEがHレベルに立上がると、図3(A)に示すクロック入力バッファの構成と同様、外部クロック信号extCLKの立上がりに同期して、内部クロック信号intCLKがHレベルに立上がる。反転遅延回路2fの有する遅延時間が経過すると、この内部クロック信号intCLKがLレベルに低下する。したがって、この図4(A)に示すクロック入力バッファの構成においても、クロックイネーブル信号ENABLEに従って、内部回路の動作を停止させて低消費電流を実現し、また内部クロック信号intCLKが発生されるときには、そのパルス幅を一定とし内部回路動作タイミングを一定とする。
【0078】
この図2(A)、図3(A)、および図4(A)に示すクロック入力バッファのいずれの構成が用いられてもよく、また従来と同様、単に外部クロック信号extCLKをバッファ処理するバッファ回路が用いられてもよい。
【0079】
[データ出力制御回路の構成1]
図5は、図1に示すデータ出力制御回路1と出力回路の構成を概略的に示す図である。出力回路910のゲート回路910aおよび出力バッファ回路910bは、図26に示す従来の出力回路と同じ構成であり、対応する部分には同一の参照番号を付し、その詳細説明は省略する。
【0080】
図5において、データ出力制御回路1は、外部から与えられるデータ出力マスク指示DQMに従って内部マスク指示信号DQM0を生成する内部マスク指示信号発生回路1aと、図1に示すOEMF信号発生回路から与えられる読出許可信号OEMFを(CASレイテンシ−2)クロックサイクル遅延する(CASレイテンシ−2)クロックシフタ1bと、内部マスク指示信号DQM0を反転するインバータ回路1cと、(CASレイテンシ−2)クロックシフタ1bの出力信号とインバータ回路1cの出力信号とを受けるAND回路1dと、AND回路1dの出力信号を内部クロック信号intCLKの1クロックサイクル期間遅延する1クロックシフタ1eと、1クロックシフタ1eからの出力許可信号OEMと内部クロック信号intCLKとに従ってゲート回路910aの導通/非導通を制御する制御論理ゲート1fと、1クロックシフタ1eからの出力許可信号OEMを所定時間遅延して出力バッファ回路910bへ与える遅延回路1gを含む。
【0081】
内部マスク指示信号発生回路1aは、図29から図31に示す内部マスク指示信号発生回路と同じ構成を備え、外部から与えられるデータ出力マスク指示DQMの活性化時、内部クロック信号intCLKに同期して1クロックサイクル期間内部マスク指示信号DQM0を活性化する。
【0082】
AND回路1dは、インバータ回路1cの出力信号と(CASレイテンシ−2)クロックシフタ1bの出力信号OEMFSを受けるNANDゲートと、このNANDゲートの出力信号を受けるインバータを含む。制御論理ゲート1fは、内部クロック信号intCLKと出力許可信号OEMを受けるNANDゲートと、このNANDゲートの出力信号を受けるインバータとを含み、相補な出力用内部クロック信号CLKOおよび/CLKOを生成する。制御論理ゲート1fは、内部クロック信号intCLKおよび出力許可信号OEMがHレベルにあり、データ出力が許可されているときに、ゲート回路910aに含まれるトライステートインバータバッファ910aaを能動化し、読出回路から与えられたデータRDを取込み出力バッファ回路910bへ与えさせる。
【0083】
図6は、図5に示す(CASレイテンシ−2)クロックシフタ1bの構成を概略的に示す図である。図6において、(CASレイテンシ−2)クロックシフタ1bは、内部クロック信号intCLKに同期して、読出許可信号OEMFを1クロックサイクル期間遅延する1クロックシフタ1baと、この1クロックシフタ1baの出力信号を、さらに内部クロック信号intCLKに同期して1クロックサイクル期間遅延する1クロックシフタ1bbと、CASレイテンシが4であることを示す信号CL4および/CL4の活性化時1クロックシフタ1bbの出力信号を通過させるトライステートバッファ1bcと、CASレイテンシが3であることを示す信号CL3および/CL3の活性化時1クロックシフタ1baの出力信号を通過させるトライステートバッファ1bdと、CASレイテンシが2であることを示す信号CL2および/CL2の活性化時読出許可信号OEMFを通過させるトライステートバッファ1beと、これらのトライステートバッファ1bc、1bdおよび1beの出力信号を共通に受けて反転して信号OEMFSを生成するインバータ1bfを含む。
【0084】
図7は、図6に示す(CASレイテンシ−2)クロックシフタ1bの動作を示すタイミングチャート図である。以下、図6および図7を参照して、この図6に示す(CASレイテンシ−2)クロックシフタの動作について説明する。
【0085】
リードコマンドが与えられると、その外部クロック信号のクロックサイクル(内部クロック信号intCLKのクロックサイクル♯0)から、読出許可信号OEMFがバースト長期間Hレベルとなる。図7においては、バースト長が4であり、4クロックサイクル期間読出許可信号OEMFがHレベルの活性状態となり、内部クロック信号intCLKのサイクル♯4において読出許可信号OEMFがLレベルの非活性状態になる動作が一例として示される。
【0086】
CASレイテンシ(CL)が2の場合には、トライステートバッファ1be(図6参照)が動作し、残りのトライステートバッファ1bcおよび1bdは、出力ハイインピーダンス状態となる。したがって、CASレイテンシが2の場合には、この読出許可信号OEMFがトライステートバッファ1beおよびインバータ1bfにより選択されて、内部クロック信号intCLKのクロックサイクル♯0からバースト長期間Hレベルの活性状態となる。
【0087】
CASレイテンシが3の場合(CL=3)、トライステートバッファ1bdが動作し、残りのトライステートバッファ1bcおよび1beは、出力ハイインピーダンス状態となる。したがって、1クロックシフタ1baの出力信号が選択されて信号OEMFSが出力されるため、内部クロック信号intCLKのサイクル♯1から信号OEMFSがHレベルの活性状態となり、クロックサイクル♯5においてLレベルの非活性状態となる。
【0088】
CASレイテンシが4の場合(CL=4)、トライステートバッファ1bcが動作し、トライステートバッファ1bdおよび1beが出力ハイインピーダンス状態となる。したがって、1クロックシフタ1baおよび1bbを通した信号が選択されて信号OEMFSが出力される。すなわち、CASレイテンシが4の場合には、読出許可信号OEMFよりも2クロックサイクル遅れた信号OEMFSが生成される。すなわち、内部クロック信号のサイクル♯2からサイクル♯6の間、信号OEMFSがHレベルの活性状態となる。このトライステートバッファ1bc〜1beを用いて読出許可信号のシフト期間(遅延期間)を調整することにより、CASレイテンシに応じて、信号OEMFSの活性化タイミングを調整することができ、複数のCASレイテンシに1つの半導体記憶装置で対処することができる。
【0089】
図8(A)は、図6に示す1クロックシフタ1baおよび1bbならびに図5に示す1クロックシフタ1eの構成を示す図である。図8(A)においては、これらの1クロックシフタを共通に示すため、入力信号INおよび出力信号OUTを用いる。図8(A)において、1クロックシフタは、入力信号INを反転するインバータ1xaと、インバータ1xaを介して与えられる内部クロック信号intCLKと入力信号INを受けるNAND回路1xbと、インバータ1xaからの内部クロック信号/intCLKとインバータ1xaの出力信号とを受けるNAND回路1xcと、インバータ1xbの出力信号を一方入力に受けるNAND回路1xbと、NAND回路1xcの出力信号とNAND回路1xdの出力信号φAとを受けるNAND回路1xfを含む。NAND回路1xfの出力信号がNAND回路1xdの他方入力へ与えられる。NAND回路1xdおよび1xfはフリップフロップを構成する。
【0090】
1クロックシフタは、さらに、内部クロック信号intCLKとNAND回路1xdの出力信号φAとを受けるNAND回路1xgと、内部クロック信号intCLKとNAND回路1xfの出力信号とを受けるNAND回路1xhと、NAND回路1xgの出力信号を一方入力に受けるNAND回路1xiと、NAND回路1xhおよび1xiのそれぞれの出力信号を受けるNAND回路1xjを含む。NAND回路1xjの出力信号がNAND回路1xiの他方入力へ与えられる。NAND回路1xiから出力信号OUTが出力される。次に、この図8(A)に示す1クロックシフタの動作を図8(B)に示すタイミングチャート図を参照して説明する。
【0091】
クロックサイクル♯aにおいて、入力信号INがHレベルに立上がる。このとき、内部クロック信号/intCLKはLレベルであり、NAND回路1xbおよび1xcは、その出力信号がHレベルに固定されており、信号φAの状態は変化しない。したがって、出力信号OUTはその状態が変化せずLレベルを維持する。
【0092】
このクロックサイクル♯aにおいて内部クロック信号intCLKがLレベルに立下がると、応じて補の内部クロック信号/intCLKがHレベルに立上がり、NAND回路1xbおよび1xcがインバータとして動作し、入力信号INがNAND回路1xbを介してNAND回路1xdへ与えられ、信号φAの状態が変化する。このとき、内部クロック信号intCLKはLレベルであり、NAND回路1xgおよび1xhのそれぞれの出力信号はHレベルに固定されており、出力信号OUTの状態が変化しない。したがって、このNAND回路1xb〜1xdおよび1xfにより、半クロックサイクル遅延する遅延回路が実現される。
【0093】
クロックサイクル♯bにおいて内部クロック信号intCLKがHレベルに立上がると、NAND回路1xgおよび1xhがインバータとして動作し、信号φAを通過させ、出力信号OUTが応じて変化する。この動作が繰返され、入力信号INがHレベルの間、出力信号OUTがHレベルを維持する。
【0094】
クロックサイクル♯cにおいて入力信号INがLレベルに立下がると、クロックサイクル♯cの内部クロック信号intCLKの立下がりに応答して、この入力信号INが伝達されて内部信号φAの状態が変化する。内部クロック信号intCLKはLレベルであり、出力信号OUTの状態は変化しない。クロックサイクル♯dにおいて内部クロック信号intCLKがHレベルに立上がると、NAND回路1xgを介して信号φAが伝達され、出力信号OUTが変化する。したがって、入力信号INを内部クロック信号intCLKの1クロックサイクル期間遅延した信号OUTをシフト動作により得ることができる。
【0095】
次に、図9に示すタイミングチャート図を参照して、図5に示すデータ出力制御回路および出力回路の動作について説明する。ここで、図9においては、CASレイテンシが2でありバースト長が4の場合のデータ読出動作が示される。また、内部クロック信号intCLKは、外部クロック信号extCLKに従って、ワンショットのパルス形態で発生される(図3(A)または図4(A)のクロック入力バッファを用いる)。
【0096】
外部クロック信号extCLKのサイクル♯0においてリードコマンドが与えられる。このリードコマンドに従って、クロックサイクル♯0において読出許可信号OEMFが内部クロック信号intCLKの立上がりに同期して活性状態へ駆動される。CASレイテンシが2であるため、(CASレイテンシ−2)クロックシフタ1bからの信号OEMFSも、この読出許可信号OEMと同時に活性状態へ駆動される。この読出許可信号OEMFに従ってメモリセルアレイにおいて列選択動作が図1に示す選択/読出制御回路921の制御の下に行なわれ、選択メモリセルデータが読出回路908へ与えられる。この読出データRDが、クロックサイクル♯0の後半部において確定状態となる。
【0097】
このクロックサイクル♯1の外部クロック信号extCLKの立上がりエッジにおいて外部からのデータ出力マスク指示DQMがHレベルの活性状態とされ、応じてクロックサイクル♯1から1クロックサイクル期間内部マスク指示信号DQM0が活性状態となる。この内部データマスク指示信号DQM0は、内部クロック信号intCLKに同期して変化する(図29から図31参照)。
【0098】
このクロックサイクル♯1においては、読出データRDが確定状態となる。制御論理ゲート1f(図5参照)は、出力許可信号OEMがLレベルの非活性状態にあるため、読出用のクロック信号CLKOをLレベルの非活性状態に保持する。クロックサイクル♯1において、出力許可信号OEMがHレベルに立上がると、内部クロック信号intCLKとこの出力許可信号OEMに従って読出用のクロック信号CLKOがHレベルへ駆動され、ゲート回路910aが導通し、読出データRDが出力バッファ回路910bへ伝達される。この出力許可信号OEMは、内部クロック信号intCLKに同期してHレベルの活性状態へ駆動される。したがって、確定状態となった読出データRDを確実に出力バッファ回路910bへ伝達することができる。出力許可信号OEMは、遅延回路1gを介して出力バッファ回路910bへ与えられる。したがって、この遅延出力許可信号OEMDに従って出力バッファ回路910bが能動化され、内部データDDをバッファ処理して外部読出データDoutを生成する。したがって、図9に示す出力データDout1に示すように、遅延出力許可信号OEMDと出力許可信号OEMの間の遅延時間が十分な長さであれば、この遅延出力許可信号OEMDに対する内部データDDのセットアップ時間を十分な長さにすることができ、無効データが出力されるのを防止することができる。
【0099】
クロックサイクル♯1における外部マスク指示DQMの活性化に従って、クロックサイクル♯2において、出力許可信号OEMがLレベルの非活性状態へ駆動される。これにより、クロックサイクル♯2におけるデータ出力用の内部クロック信号CLKOは、非活性状態(Lレベル)を維持し、ゲート回路910aは非導通状態を維持する。したがって、このゲート回路910aは、クロックサイクル♯1において取込んだ読出データRD(0)を持続的にこのクロックサイクル♯2においても出力し、内部データDDの、遅延出力許可信号OEMDに対するホールド時間tHは、次のクロックサイクル♯3における内部データDDの変化時点まであり、十分な長さのホールド時間を得ることができ、出力許可信号OEMの変化時における無効データの出力が防止される。
【0100】
再び、クロックサイクル♯3において、出力許可信号OEMが活性状態となる。この出力許可信号OEMの活性化に応答して、出力用のクロック信号CLKOがHレベルに立上がり、ゲート回路910aが導通し、読出回路から与えられたデータRDが、内部データDDとして出力バッファ回路910bへ伝達される。この場合においても、クロックサイクル♯1と同様にして、出力許可信号OEMは、出力用のクロック信号CLKOと同期しており、遅延出力許可信号OEMDの立上がりに対する内部データDDのセットアップ時間は遅延回路1gにより十分な長さにされており、無効データが出力されるのを防止することができる。
【0101】
以降クロックサイクル♯4においてバースト長の最後のデータが出力され、クロックサイクル♯5において出力許可信号OEMがLレベルに立下がる。この出力許可信号OEMがLレベルに立下がると、内部クロック信号CLKOもLレベルを維持し、ゲート回路910aは、クロックサイクル♯4において取込みラッチしたデータを持続的に出力する。したがって、この遅延出力許可信号OEMDに対するバースト長の最後のデータDD(3)のホールド時間は十分な長さに設定することができ、この場合においても、無効データが出力されるのを防止することができる。
【0102】
この図5に示すデータ出力制御回路の構成においては、出力許可信号OEMがHレベルのときのみ、出力用のクロック信号CLKOを発生させ、データ出力マスク時およびバーストデータ終了時においてはこの出力用クロック信号CLKの発生を停止させるので、不安定な内部読出データRDが内部データDDとして出力バッファ回路に伝達されないように構成することができ、この出力許可信号OEMに対するホールド時間tHを十分な長さに設定することができる。
【0103】
ゲート回路910aの遅延時間が比較的短い場合には、内部データDDの出力許可信号OEMに対するセットアップ時間が短く無効データが出る可能性がある(図9の出力データDout2参照)。しかしながら、遅延回路1gを用いて遅延出力許可信号OEMDを生成して出力バッファ回路へ与えることにより、このセットアップ時間tSを十分な長さに設定することができ、無効データの発生を確実に抑制することができる。
【0104】
以上のように、この発明の実施の形態1に従えば、出力許可信号が活性状態のときのみ内部クロック信号に同期してゲート回路を導通状態として内部読出データを取込んで出力バッファ回路へ伝達しているため、出力許可信号に対する内部データのホールド時間を十分な長さに設定することができ、出力バッファ回路が出力ハイインピーダンス状態となるときの無効データの出力を確実に防止することができる。また、この出力許可信号の遅延信号を用いて出力バッファ回路のイネーブル/ディスエーブルを制御することにより、内部データの出力バッファ回路イネーブルに対するセットアップ時間を十分な長さに設定することができ、セットアップ時間およびホールド時間ともに十分な長さをもつ内部データを生成することができ、応じて無効データの出力を確実に防止することができる。
【0105】
これにより、無効データに起因する電源ノイズの発生を抑制することができ、このシステム電源変動に起因するプロセサまたはロジックなどの回路部分における誤動作が生じるのを防止することができ、システム全体の動作マージンを改善することができる(ノイズに対するマージンを考慮して動作マージンを決定する必要があるため)。
【0106】
[実施の形態2]
図10は、この発明の実施の形態2に従う半導体記憶装置の要部の構成を示す図である。図10においては、データ出力制御回路1および出力回路910の構成を示す。データ出力制御回路1は、先の実施の形態1(図5参照)と同様、内部マスク指示信号発生回路1aと、(CASレイテンシ−2)クロックシフタ1bと、内部マスク指示信号発生回路1aと内部マスク指示信号DQM0を反転するインバータ1cと、インバータ1cの出力信号と(CASレイテンシ−2)クロックシフタ1bの出力信号を受けるAND回路1dと、このAND回路1dの出力信号を補の内部クロック信号/intCLKに従ってシフトする半クロックシフタ1eaと、半クロックシフタ1eaの出力信号OEMFS2を内部クロック信号intCLKに従ってシフトする半クロックシフタ1eaと、この半クロックシフタ1eaの出力信号OEMFS2と内部クロック信号intCLKとに従ってゲート回路910aに対する出力用内部クロック信号CLKOおよび/CLKOを生成する制御論理ゲート1hを含む。
【0107】
半クロックシフタ1eaおよび1ebは、図8(A)に示す1段のシフトステージにそれぞれ対応する。したがって、これらの半クロックシフタ1eaおよび1ebは、実施の形態1における1クロックシフタ1eを、半クロックシフタに2分割したものと等価であり、出力許可信号OEMよりも半クロックサイクル進んだ信号OEMFS2を用いて出力用の内部クロック信号CLKOを生成する。この点が異なっているだけであり、他の構成は、実施の形態1(図5参照)と同様である。出力回路910も、実施の形態1と同様であり、対応する部分には同一の参照番号を付し、その詳細説明は省略する。
【0108】
次に、この図10に示す出力制御回路および出力回路の動作を図11に示すタイミングチャート図を参照して説明する。ここで、図11においては、CASレイテンシが2であり、バースト長が4の場合のデータ読出動作が示される。
【0109】
外部クロック信号extCLKのクロックサイクル♯0においてリードコマンドが与えられる。このリードコマンドに従って、読出許可信号OEMFがHレベルの活性状態となる。CASレイテンシが2であるため、(CASレイテンシ−2)クロックシフタ1bからの信号OEMFSも、このクロックサイクル♯0においてHレベルに立上がる。このクロックサイクル♯0においては、外部マスク指示信号DQMはLレベルであるため、ゲート回路1dからの信号OEMFS2も、信号OEMFSの立上がりに応答してHレベルに立上がる。次いで、半クロックシフタ1eaが、内部クロック信号intCLKの立下がりに同期して、このゲート回路1dの出力信号OEMFS2を取込み、信号OEMFS2DをHレベルに駆動する。このクロックサイクル♯0において、内部でメモリセル列の選択および選択メモリセルのデータの読出が行なわれ、クロックサイクル♯0の後半において、読出データRDが確定状態となる。信号OEMFS2Dは、Hレベルになるが、内部クロック信号intCLKはLレベルであり、したがって、このクロックサイクル♯0においては、出力用のクロック信号CLKOはLレベルを保持する。
クロックサイクル♯1において、内部クロック信号intCLKがHレベルに立上がると、信号OEMFS2DがHレベルにあるため、応じて制御論理ゲート1hからの出力用のクロック信号CLKOもHレベルとなり、読出データRDがゲート回路910aを介して出力バッファ回路910bへ伝達される。また、内部クロック信号intCLKの立上がりに同期して、半クロックシフタ1ebが、半クロックシフタ1eaの出力信号OEMFS2Dを取込み、出力許可信号OEMをHレベルに立上げる。この出力許可信号OEMがHレベルに立上がると、出力バッファ回路910bが能動化され、この内部データDDをバッファ処理して外部データDoutを生成する。
【0110】
また、このクロックサイクル♯1において、外部からのデータ出力マスク指示DQMが、Hレベルとなり、内部クロック信号intCLKの立上がりに同期して、内部マスク指示信号DQM0がHレベルに立上がる。この内部マスク指示信号DQM0がHレベルに立上がると、半クロックシフタ1eaは、このゲート回路1dの出力信号OEMFS2をLレベルに立下げる。内部クロック信号intCLKはHレベルにあり、半クロックシフタ1eaは、ラッチ状態にあり、その出力信号OEMFS2Dは、Hレベルにある。内部クロック信号intCLKがLレベルに立下がると、半クロックシフタ1eaがゲート回路1dの出力信号OEMFS2を取込み、その出力信号OEMFS2DをLレベルに立下げ、出力用の内部クロック信号CLKOをLレベルに保持する。この内部クロック信号intCLKの立下がりに応答して、半クロックシフタ1ebは、ラッチ状態となるため、この半クロックシフタ1ebからの出力許可信号OEMは、このクロックサイクル♯1の間Hレベルを維持する。
【0111】
クロックサイクル♯2においては、半クロックシフタ1eaは、内部クロック信号intCLKがHレベルの間ラッチ状態にあるため、その出力信号OEMFS2Dは、Lレベルを維持し、出力用の内部クロック信号CLKOは、制御論理ゲート1hにより、Lレベルに保持される。したがって、クロックサイクル♯1から♯2において読出されたデータRD(1)のゲート回路910aへの取込は禁止され、先のクロックサイクル♯1において読出されたデータDD(0)が、出力バッファ回路910bへ与えられる。
【0112】
内部クロック信号intCLKがHレベルに立上がると、半クロックシフタ1ebは、この半クロックシフタ1eaの出力信号OEMFS2Dを取込み、出力許可信号OEMをLレベルに立下げる。したがって、出力バッファ回路910bが出力ハイインピーダンス状態となる。この出力許可信号OEMの非活性化により、内部データDDは、ゲート回路910aから持続的にこのクロックサイクル♯2の間与えられているため、十分なホールド時間tHを確保することができ、無効データの出力は生じない。
【0113】
外部からのデータ出力マスク指示DQMは、クロックサイクル♯1において活性化されるだけであり、クロックサイクル♯2においては、Lレベルに駆動され、応じて内部マスク指示信号DQM0も、このクロックサイクル♯2において内部クロック信号intCLKの立上がりに同期してLレベルに立下がる。この内部マスク指示信号DQM0の立下がりに応答して、ゲート回路1dからの信号OEMFS2がHレベルに立上がる(信号OEMFSは、バースト長期間持続的にHレベルを保持する)。クロックサイクル♯2において、信号OEMFS2がHレベルに立上がると、この内部クロック信号intCLKの立下がりに同期して、半クロックシフタ1eaが信号OEMF2を取込み、その出力信号OEMFS2Dを、Hレベルに駆動する。このクロックサイクル♯2において、信号OEMFS2DがHレベルに立上がっても、半クロックシフタ1ebは内部クロック信号intCLKの立下がりに応答してラッチ状態にあり、出力許可信号OEMは、Lレベルの非活性状態を維持する。
【0114】
クロックサイクル♯3において、内部クロック信号intCLKがHレベルに立下がると、信号OEMFS2Dは、Hレベルにあるため、出力用の内部クロック信号CLKOがHレベルに立上がり、ゲート回路910aを導通状態とし、内部読出データRD(2)を、出力バッファ回路910bへ伝達する。
【0115】
一方、半クロックシフタ1ebは、この内部クロック信号intCLKの立上がりに同期して半クロックシフタ1eaの出力信号OEMFS2Dを取込み、出力許可信号OEMをHレベルに駆動する。
【0116】
制御論理ゲート1hは、信号OEMFS2Dが、Hレベル状態にあるときはバッファとして動作し、内部クロック信号intCLKに従って出力用の内部クロック信号CLKOを生成する。一方、半クロックシフタ1ebは、内部クロック信号intCLKの立上がりに同期して信号OEMFS2Dを取込み、出力許可信号OEMを生成する。したがって、データ出力用の内部クロック信号CLKOの立上がりよりも遅いタイミングで、出力許可信号OEMがHレベルの活性状態となる。したがって、ゲート回路910aが、出力許可信号OEMが活性状態となるより早いタイミングで導通して内部読出データRDを取込み、出力バッファ回路910bへ伝達する。この後、出力許可信号OEMが活性状態となるため、この出力許可信号OEMに対する内部データDDのセットアップ時間tSとしては、十分長い時間をとることができる。データ出力マスク状態からデータ出力状態への移行時においても、無効データが出力されることはなく、安定に、内部読出データRDに従って出力データDoutを生成することができる。特に、半クロックシフタ1ebの有する遅延時間が、ゲート回路910aの有する遅延時間よりも、十分長ければ、このセットアップ時間tSを十分な長さにすることができる。
【0117】
クロックサイクル♯4において、バースト長データはすべて読出されたため、内部クロック信号intCLKの立上がりに同期して、読出許可信号OEMFおよび(CASレイテンシ−2)クロックシフタ1bからの信号OEMFSがLレベルに立下がる。これにより、ゲート回路1dの出力信号OEMFS2もLレベルに立下がり、内部クロック信号intCLKの立下がりに同期して半クロックシフタ1eaがこの信号OEMFS2を取込み、その出力信号OEMFS2DをLレベルに立下げる。半クロックシフタ1ebは、内部クロック信号intCLKの立下がりに同期してラッチ状態となり、出力許可信号OEMは、Hレベルを維持する。したがって、このクロックサイクル♯4において、内部読出データRD(3)が、出力用の内部クロック信号CLKOに従ってゲート回路910aを介して出力バッファ回路910bへ伝達されて、出力データDoutが出力バッファ回路910bにより生成される。
【0118】
クロックサイクル♯5において、半クロックシフタ1ebが、Lレベルの信号OEMFS2Dを取込み、出力許可信号OEMを、内部クロック信号intCLKの立上がりに同期してLレベルに駆動する。これにより、出力回路910が、出力ハイインピーダンス状態となる。この状態においてゲート回路910aはラッチ状態にあり(内部クロック信号CLKOは、信号OEMFS2DがLレベルであり、Lレベルを維持する)、データDDの出力許可信号OEMの立下がりに対するホールド時間は十分な長さであり、この出力ハイインピーダンス状態への移行時の無効データの出力は生じない。
【0119】
この図10に示すように、出力許可信号OEMよりも半クロックサイクル早い信号OEMFS2Dを用いて出力用の内部クロック信号CLKOを生成することにより、出力許可信号の変化に対するセットアップ時間およびホールド時間を十分な長さに設定することができ、無効データの出力を防止することができる。
【0120】
特に、出力用の内部クロック信号CLKOを生成する制御論理ゲート1hおよび内部読出データRDを取込んで出力バッファ回路910bへ内部データDDを伝達するゲート回路910aの有する遅延時間を、半クロックシフタ1ebの有する遅延時間に比べて無視することのできる値とすることにより、確実に、この出力許可信号OEMに対する内部データDDのセットアップ時間tSを所望の時間に設定することができ、また出力許可信号OEMを遅延する必要がなく、高速のデータ読出が可能となる。
【0121】
[実施の形態3]
図12は、この発明の実施の形態3に従う半導体記憶装置の要部の構成を示す図である。図12においても、データ出力制御回路1および出力回路910の構成が示される。図12において、データ出力制御回路1は、図示しないOEMF信号発生回路からの読出許可信号OEMFを内部クロック信号intCLKに従ってシフトする(CASレイテンシ−2)クロックシフタ1bと、(CASレイテンシ−2)クロックシフタ1bの出力信号OEMFSを内部クロック信号intCLKの半クロックシフトする半クロックシフタ1eaと、半クロックシフタ1eaの出力信号OEMFSDを内部クロック信号intCLKの半クロックサイクルシフトする半クロックシフタ1ebと、半クロックシフタ1ebの出力信号OEMを、さらに内部クロック信号intCLKの半クロックサイクルシフトする半クロックシフタ1ecと、半クロックシフタ1eaおよび1ecの出力信号OEMFSDおよびOEMDと内部クロック信号intCLKとに従ってデータ出力用の内部クロック信号CLKOを生成する制御論理ゲート1iを含む。
【0122】
半クロックシフタ1ebからの出力許可信号OEMは、出力バッファ回路910bへ与えられる。半クロックシフタ1eaおよび1ecは、補の内部クロック信号/intCLKに同期して与えられた信号を取込み、半クロックシフタ1ebは、内部クロック信号intCLKに同期して与えられた信号を取込む。
【0123】
制御論理ゲート1iは、内部クロック信号intCLKと半クロックシフタ1eaからの信号OEMFSDを受けるNAND回路1iaと、NAND回路1iaの出力信号と半クロックシフタ1ecからの信号OEMDを受けてデータ出力用の内部クロック信号CLKOを生成するNAND回路1ibを含む。ゲート回路910aおよび出力バッファ回路910bの構成は、先の実施の形態に示す構成と同じであり、対応する部分には同一の参照番号を付し、その説明は省略する。
【0124】
この図12に示す構成においては、半クロックシフタ1ecからの信号OEMDがLレベルの非活性状態のときには、データ出力用の内部クロック信号CLKOはHレベルとなり、ゲート回路910aは、内部読出データRDを出力バッファ回路910へ伝達する。したがって、出力許可信号OEMが活性状態となる前に、内部読出データRDが出力バッファ回路910bに伝達されるため、内部データDDの出力許可信号OEMに対するセットアップ時間を長くとることができる。また、信号OEMFSDがLレベルの非活性状態となりかつ信号OEMDがHレベルの活性状態のときには、データ出力用の内部クロック信号CLKOがLレベルとなり、ゲート回路910aは非導通状態となり、与えられたデータのラッチ状態となる。したがって、出力許可信号OEMが非活性状態となる前に、ゲート回路910aがラッチ状態となり、この内部データDDの出力許可信号OEMに対するホールド時間を長くすることができる。これにより、無効データの出力を防止することができる。以下、図13に示すタイミングチャート図を参照してこの図12に示すデータ出力制御回路および出力回路の動作について説明する。
【0125】
クロックサイクル♯0においてリードコマンドが与えられると、内部クロック信号intCLKの立上がりに同期して、読出許可信号OEMFがHレベルに立上がる。CASレイテンシが2であるため、(CASレイテンシ−2)クロックシフタ1bからの信号OEMFSもHレベルに立上がる。半クロックシフタ1eaは、補の内部クロック信号/intCLKに同期して与えられた信号を取込むため、このクロックサイクル♯0において内部クロック信号intCLKに従って信号OEMFSDがHレベルに立上がる。このクロックサイクル♯0においては、出力許可信号OEMおよび信号OEMDは、ともにLレベルの非活性状態にあり、出力バッファ回路910bは出力ハイインピーダンス状態にある。一方、制御論理ゲート1iの出力する内部クロック信号CLKOはHレベルとなり、ゲート回路910aのトライステートインバータバッファ910aaが作動状態にある。したがって、サイクル♯0において読出されたデータRDが、ゲート回路910aを介して出力バッファ回路910bにまで伝達される。
【0126】
クロックサイクル♯1において、内部クロック信号intCLKに同期して半クロックシフタ1ebが、与えられた信号OEMFSDを取込み、出力許可信号OEMをHレベルに駆動する。これにより、出力バッファ回路910bが、出力低インピーダンス状態となり、内部データDDをバッファ処理して、出力データDoutを生成する。出力バッファ回路910bが作動状態となったとき、すなわち出力許可信号OEMがHレベルの活性状態となったときには、既に内部データDDは伝達されているため、この出力許可信号OEMに対する内部データDDのセットアップ時間tSは十分な長さを有しており、無効データを生じることなく内部データDDに従って出力データDoutが生成される。
【0127】
このクロックサイクル♯1において、内部クロック信号intCLKの立下がりに同期して、半クロックシフタ1ecが出力許可信号OEMを取込み、その出力信号OEMDをHレベルに駆動し、制御論理ゲート1iに含まれるNAND回路1ibが、インバータとして動作する。このときには、信号OEMFSDもHレベルであり、NAND回路1iaもインバータとして動作し、内部クロック信号intCLKに従って出力用の内部クロック信号CLKOが生成される。したがって、バースト長期間の間、すなわちクロックサイクル♯2、♯3および♯4の間、内部読出データRDに従って内部データDDが生成されて出力データDoutが生成される。
【0128】
クロックサイクル♯4において、バースト長期間が経過するため、読出許可信号OEMFが非活性状態となり、また(CASレイテンシ−2)クロックシフタ1bからの信号OEMFSもLレベルに立下がる。内部クロック信号intCLKがHレベルの間、半クロックシフタ1eaはラッチ状態にあるため、信号OEMFSDはHレベルを保持し、内部クロック信号intCLKの立下がりに同期して、信号OEMFSDがLレベルに立下がる。これにより、NAND回路1iaの出力信号がHレベルとなり、信号OEMDがこのときまだHレベルにあるため、NAND回路1ibからのクロック信号CLKOはLレベルに保持される。
【0129】
クロックサイクル♯5において、内部クロック信号intCLKの立上がりに同期して、半クロックシフタ1ebが、信号OEMFSDを取込み、出力許可信号OEMを、非活性状態のLレベルへ駆動する。これにより、出力バッファ回路910bが出力ハイインピーダンス状態となる。このクロックサイクル♯5において内部クロック信号intCLKがHレベルへ立上がっても、信号OEMDがHレベルにあるため、制御論理ゲート1iからのクロック信号CLKOは、Lレベルを維持し、ゲート回路910aは、ラッチ状態を維持する。
【0130】
出力用内部クロック信号CLKOは、クロックサイクル♯5における内部クロック信号intCLKの立下がりに同期して、半クロックシフタ1ecが出力許可信号OEMを取込み、信号OEMDをLレベルに駆動するまでLレベルに保持される。したがって、出力許可信号OEMの非活性化時における内部データDDは、出力許可信号OEMに対し内部クロック信号intCLKの半クロックサイクル期間のホールド時間tHを有し、確実に、この出力許可信号OEMの非活性化時における無効データの出力を防止することができる。以降、内部クロック信号CLKOはHレベルに保持され、ゲート回路910aが導通状態に保持されるものの、出力バッファ回路910bは、出力許可信号OEMの非活性化により、出力ハイインピーダンス状態を保持する。
【0131】
以上のように、この発明の実施の形態3に従えば、出力用の内部クロック信号CLKは、ゲート回路を導通状態に保持する状態に設定し、出力バッファ回路の出力インピーダンスを制御する出力許可信号の遅延信号により、内部クロック信号に従って出力用クロック信号を生成し、かつこの出力許可信号よりも半クロックサイクル進んだ信号を用いて内部クロック信号の発生を停止し、その後遅延出力許可信号により、ゲート回路を導通状態に保持しているため、出力許可信号の活性化時には、既にデータが出力バッファ回路へ与えられており、また出力許可信号OEMの非活性化時には、内部クロック信号の発生が停止され、ゲート回路がラッチ状態となっているため、内部データのセットアップ時間およびホールド時間を十分な長さにすることができ、無効データの出力を防止することができる。
【0132】
[実施の形態4]
図14は、この発明の実施の形態4に従う半導体記憶装置の要部の構成を示す図である。この図14においても、データ出力制御回路1および出力回路910の構成が示される。この図14に示す構成は、内部マスク指示信号発生回路1aからの内部マスク指示信号DQM0と(CASレイテンシ−2)クロックシフタ1bの出力信号OEMFSとを用いて、出力用の内部クロック信号CLKOおよび出力許可信号OEMを生成する点において、図12に示す構成とは異なっている。
【0133】
すなわち、図14に示す構成においては、内部マスク指示信号発生回路1aからの内部マスク指示信号DQM0を反転するインバータ1cと、インバータ1cの出力信号と(CASレイテンシ−2)クロックシフタ1bの出力信号OEMFSとを受けてその出力信号OEMFS2を半クロックシフタ1eaへ与えるAND回路1dが設けられる。他の構成は、図12に示す構成と同じであり、単に半クロックシフタ1eaからの信号名が異なるだけである。次に、この図14に示す回路の動作を図15に示すタイミングチャート図を参照して説明する。
【0134】
クロックサイクル♯0においてリードコマンドが与えられ、内部クロック信号intCLKの立上がりに同期して、読出許可信号OEMFがHレベルに立上がり、バースト長が4であるため、クロックサイクル♯4までそのHレベルを維持する。CASレイテンシが2であるため、(CASレイテンシ−2)クロックシフタ1bからの信号OEMFSも内部クロック信号intCLKの立上がりに同期してHレベルに立上がり、応じてAND回路1dの出力信号OEMFS2もHレベルに立上がる。信号OEMDは、Lレベルにあるため、制御論理ゲート1iにおけるNAND回路1ibから出力される内部クロック信号CLKOは、Hレベルを維持し、ゲート回路910aは導通状態にある。
【0135】
このクロックサイクル♯0において、内部クロック信号intCLKの立上がりに同期して、半クロックシフタ1eaから出力される信号OEMFS2DがHレベルに立上がる。
【0136】
クロックサイクル♯1において、外部からのデータ出力マスク指示DQMがHレベルとなり、内部クロック信号intCLKの立上がりに従って、内部マスク指示信号DQM0がHレベルとなり、応じて、AND回路1dからの信号OEMFS2がLレベルに立下がる。半クロックシフタ1eaが、内部クロック信号intCLKの立下がりに同期して、信号OEMFS2を取込み、その出力信号OEMFS2DをLレベルに駆動する。
【0137】
一方、半クロックシフタ1ebは、このクロックサイクル♯1の内部クロック信号intCLKの立上がりに同期して、Hレベルの信号OEMFS2Dを取込み、出力許可信号OEMをHレベルへ駆動する。このとき、内部読出データRDは、導通状態のゲート回路910aを介して出力バッファ回路910bにまで伝達されており、出力バッファ回路910bは、この活性状態の出力許可信号OEMに従って内部データDDをバッファ処理して出力データDoutを生成する。したがって、この場合、先の実施の形態3と同様、内部データDDのセットアップ時間tSは十分な長さを有しており、無効データを伴うことなく出力データDoutが生成される。
【0138】
このクロックサイクル♯1において、内部クロック信号intCLKの立下がりに同期して、半クロックシフタ1ecが、Hレベルの出力許可信号OEMを取込み、その出力信号OEMDをHレベルへ駆動する。信号OEMFS2Dは、内部クロック信号intCLKの立下がりに同期して、Lレベルに駆動されており、したがって制御論理ゲート1iのNAND回路1ibは、その両入力がHレベルとなり、内部クロック信号CLKOをLレベルに固定する。
【0139】
クロックサイクル♯2において、内部クロック信号intCLKの立上がりに同期して、内部マスク指示信号DQM0がLレベルに立下がる(外部からのデータ出力マスク指示DQMは、2番目に出力されるデータに対するマスクのみを指示する)。この内部マスク指示信号DQM0の立下がりに応答して、AND回路1dからの信号OEMFS2がHレベルへ立上がり、続いて、内部クロック信号intCLKの立下がりに同期して、半クロックシフタ1eaからの信号OEMFS2DがHレベルに立上がり、制御論理ゲート1iのNAND回路1iaが、インバータとして動作する。
【0140】
このクロックサイクル♯2においては、また半クロックシフタ1ebが、内部クロック信号intCLKの立上がりに同期して、Lレベルの信号OEMFS2Dを取込むため、出力許可信号OEMがLレベルに駆動され、出力バッファ回路910bが出力ハイインピーダンス状態となる。このクロックサイクル♯2においては、出力用内部クロック信号CLKOは、内部クロック信号intCLKがHレベルの間Lレベルに固定されており、したがって、ゲート回路910aはラッチ状態にある。続いて内部クロック信号intCLKの立下がりに同期して、半クロックシフタ1ecからの信号OEMDがLレベルに立下がり、内部クロック信号CLKOがHレベルとなる。したがって、このクロックサイクル♯2において出力許可信号OEMが、Lレベルの非活性状態へ移行したとき、内部データDDは、内部クロック信号intCLKの半クロックサイクル期間ラッチ状態にあるため、十分なホールド時間tHを出力許可信号OEMに対して有している。したがって、このマスク状態への移行時に、無効データが出力されるのを防止することができる。
【0141】
内部クロック信号CLKOがHレベルに立上がると、ゲート回路910aが導通し、内部読出データRD(1)を出力バッファ回路910bへ伝達する。しかしながら、この状態においては、既に出力許可信号OEMがLレベルに駆動されており、出力バッファ回路910bは出力ハイインピーダンス状態にあり、この伝達されたデータDD(1)は出力されない。続いてクロックサイクル♯2において、新たな内部読出データRDが伝達されて確定状態となる。内部クロック信号CLKOはHレベルにあり、ゲート回路910aは導通状態にあるため、読出データRD(2)が出力バッファ回路910bに伝達される。
【0142】
クロックサイクル♯3において、内部クロック信号intCLKの立上がりに同期して、半クロックシフタ1ebがHレベルの信号OEMFS2Dを取込むため、出力許可信号OEMがHレベルへ立上がり、続いて内部クロック信号intCLKの立下がりに同期して、半クロックシフタ1ecからの信号OEMDがHレベルに立上がる。したがって、出力許可信号OEMの活性状態への移行時、既に内部読出データRD(2)が、データDD(2)として、出力バッファ回路910bへ伝達されているため、セットアップ時間tSは十分な長さであり、無効データを伴うことなく内部データDD(2)をバッファ処理して、出力データDout(2)が出力される。
【0143】
続いてクロックサイクル♯4において、バースト長期間が経過したため、信号OEMFおよびOEMFSがLレベルに立下がり、続いて信号OEMFS2がLレベルに立下がると、内部クロック信号intCLKの立下がりに同期して、信号OEMFS2DもLレベルに立下がり、NAND回路1iaの出力信号がHレベルに固定される。したがって、このクロックサイクル♯4においては、内部クロック信号intCLKがHレベルの期間、信号OEMFS2DおよびOEMDがともにLレベルにあるため、内部クロック信号intCLKに従って内部クロック信号CLKOが出力され、内部読出データRDが出力バッファ回路910bへ伝達されて出力される。内部クロック信号intCLKがLレベルに立下がると、信号OEMFS2DがLレベルとなり、NAND回路1ib、その両入力がHレベルとなるため、その出力される内部クロック信号CLKOをHレベルに固定する。これにより、ゲート回路910aがラッチ状態となる。
【0144】
クロックサイクル♯5において、内部クロック信号intCLKの立上がりに同期して、半クロックシフタ1ebがLレベルの信号OEMFS2Dを取込み、出力許可信号OEMをLレベルへ立下げる。このときには、まだ内部クロック信号CLKOはLレベルにあり、ゲート回路910aはラッチ状態にある。内部クロック信号intCLKがLレベルに立下がると、半クロックシフタ1ecがこのLレベルの出力許可信号OEMを取込み、その出力信号OEMDをLレベルに駆動する。これにより、出力用の内部クロック信号CLKOがHレベルに固定される。したがって、出力許可信号OEMの非活性化への移行時、内部読出データDDは、半クロックサイクル期間ラッチ状態にあるため、ホールド時間tHは十分な長さを有しており、無効データの出力は防止される。
【0145】
すなわち、出力許可信号OEMが同期する内部クロック信号intCLKに従って内部読出データを出力バッファ回路へ転送していないため、内部データの出力許可信号に対するセットアップ時間およびホールド時間を十分な長さに設定することができ、無効データの出力を防止することができる。出力許可信号の活性化への移行時には、先に内部読出データを出力バッファ回路へ伝達し、出力許可信号の非活性化時には、このゲート回路をラッチ状態に保持しているためである。
【0146】
[実施の形態5]
図16は、この発明の実施の形態5に従う半導体記憶装置の要部の構成を示す図である。図16においても、データ出力制御回路1および出力回路910の部分の構成を示す。図16において、データ出力制御回路1は、図12に示すデータ出力制御回路1と同様、読出許可信号OEMFを(CASレイテンシ−2)クロックサイクル遅延させる(CASレイテンシ−2)クロックシフタ1bと、この(CASレイテンシ−2)クロックシフタ1bの出力信号OEMFSを半クロックサイクル遅延する半クロックシフタ1edと、半クロックシフタ1edの出力信号OEMFSDをさらに半クロックサイクル遅延する半クロックシフタ1efと、半クロックシフタ1efの出力信号OEMをさらに半クロックサイクル遅延する半クロックシフタ1egを含む。半クロックシフタ1edおよび1egは、補の内部クロック信号/intCLKに従って与えられた信号を取込みラッチする。半クロックシフタ1efは、内部クロック信号intCLKに従って与えられた信号を取込みラッチする。
【0147】
データ出力制御回路1は、さらに、外部から与えられるデータ出力マスク指示extDQMに従って内部マスク指示信号DQM0を生成する内部マスク指示信号発生回路1aと、この内部マスク指示信号発生回路1aからの内部マスク指示信号DQM0を半クロックサイクル遅延する半クロックシフタ1jaと、半クロックシフタ1jaの出力信号DQM0Dをさらに半クロック遅延する半クロックシフタ1jbと、半クロックシフタ1jbの出力信号DQMiをさらに半クロック遅延する半クロックシフタ1jcを含む。半クロックシフタ1jaおよび1jcが、補の内部クロック信号/intCLKに従って与えられた信号を取込みラッチし、半クロックシフタ1jbが、内部クロック信号intCLKに従って与えられた信号を取込みラッチする。
【0148】
データ出力制御回路1は、さらに、半クロックシフタ1edからの信号OEMFSDと、半クロックシフタ1jaの出力信号DQM0Dと半クロックシフタ1acの出力信号DQMDに従ってデータ出力用の内部クロック信号CLKOを生成する制御論理ゲート1kを含む。この制御論理ゲート1kは、内部クロック信号intCLKと半クロックシフタ1edの出力信号OEMFSDとインバータ1xを介して与えられる半クロックシフタ1jaの出力信号DQM0Dを受けるNAND回路1kaと、半クロックシフタ1egの出力信号OEMDとNAND回路1kaの出力信号とインバータ1yを介して与えられる半クロックシフタ1jcの出力信号DQMDを受けて、データ出力用の内部クロック信号CLKOを生成するNAND回路1kbを含む。この内部クロック信号CLKOは、インバータにより反転されて補の内部クロック信号/CLKOとなり、ゲート回路910aに含まれるトライステートインバータバッファ910aaの導通/非導通を制御する。
【0149】
ゲート回路910aは、従来と同様の構成を備える。出力バッファ回路910bは、ゲート回路910aの出力信号を反転するインバータ910baと、半クロックシフタ1efからの出力許可信号OEMと半クロックシフタ1jbからの内部マスク指示DQMiとゲート回路910aの出力信号とを受けるAND回路910bfと、出力許可信号OEMと内部データ出力マスク指示DQMiとインバータ910baの出力信号とを受けるAND回路910bgと、AND回路910bfの出力信号がHレベルのとき導通し、Hレベル(電源電圧レベル)の出力信号Doutを生成するnチャネルMOSトランジスタ910bdと、AND回路910bgの出力信号がHレベルのとき導通し、接地電圧レベルの出力信号Doutを生成するnチャネルMOSトランジスタ910beを含む。
【0150】
出力バッファ回路910bは、したがって出力許可信号OEMが活性状態にありかつ内部データ出力マスク指示DQMiが非活性状態のときに、ゲート回路910aから与えられたデータに従って出力データDoutを生成する。この図16に示すデータ出力制御回路1の構成においては、内部マスク指示信号DQMiと出力許可信号OEMとが別々の経路を介して形成され、出力バッファ回路910bにおいて、これらの出力許可信号OEMおよび内部データ出力マスク指示DQMiに従ってその出力インピーダンスを制御する。
【0151】
制御論理ゲート1kは、出力バッファ回路910bの出力ハイインピーダンス移行時においては、ゲート回路910aをラッチ状態に設定し、出力低インピーダンス状態への移行時には、速いタイミングでゲート回路910aを導通状態に設定し、これにより、セットアップ時間およびホールド時間を長くする。次に、この図16に示すデータ出力制御回路1および出力回路910の動作を図17に示すタイミングチャート図を参照して説明する。なお、図17においても、CASレイテンシが2でありバースト長が4である場合のデータ読出動作が示される。
【0152】
クロックサイクル♯0においてリードコマンドが与えられ、内部クロック信号intCLKの立上がりに同期して内部読出許可信号OEMFがHレベルに立上がり、また(CASレイテンシ−2)クロックシフタ1bからの信号OEMFSもHレベルに立上がり、次いで、半クロックシフタ1edからの出力信号OEMFSDが、内部クロック信号intCLKの立下がりに同期してHレベルに立上がる。この読出許可信号OEMFの活性化に従って内部でメモリセルの選択が行なわれデータの読出が行なわれる。
【0153】
クロックサイクル♯1において、外部から与えられるデータ出力マスクextDQMがHレベルとなり、内部クロック信号intCLKの立上がりに同期して、内部マスク指示信号発生回路1aからの信号DQM0がHレベルに立上がる。また、半クロックシフタ1efからの出力許可信号OEMが内部クロック信号intCLKの立上がりに同期してHレベルの活性状態へ移行し、内部クロック信号intCLKの立下がりに同期して、半クロックシフタ1egからの信号OEMDがHレベルに立上がる。この信号OEMDがHレベルに立上がると、そのときには既に半クロックシフタ1jaからの信号DQM0DがHレベルに立上がり、インバータ1xの出力信号がLレベルとなり、NAND回路1kaの出力信号がHレベルとなる。半クロックシフタ1acからの信号DQMDはまだLレベルであり、インバータ1yの出力信号はHレベルである。したがって、NAND回路1kbからの出力信号CLKOは、この信号OEMDの立上がりに応答してLレベルへ立下がる。これにより、クロックサイクル♯1において読出された内部読出データRDが、ゲート回路910aに取込まれて次いでラッチ状態となる。
【0154】
出力許可信号OEMが、Hレベルであるため、また内部読出データ出力マスク指示DQMiもLレベルであるため、出力バッファ回路910bが、このゲート回路910aを介して与えられたデータDDに従った出力データDoutを生成する。出力許可信号OEMの活性化への移行時においては、既にHレベルの内部クロック信号CLKOに従ってゲート回路910aが内部読出データRDを出力バッファ回路910bに転送しており、十分なセットアップ時間が与えられており、無効データを出力することなく、有効データのみが出力される。
【0155】
半クロックシフタ1jaからの信号DQM0DがHレベルの1クロックサイクルの間、インバータ1xの出力信号はLレベルであり、応じてNAND回路1kaの出力信号がHレベルにあり、半クロックシフタ1jcの出力信号DQMDがHレベルに立上がるまで、出力用の内部クロック信号CLKOはLレベルを保持する。したがってこの状態においてゲート回路910aがラッチ状態を保持し、クロックサイクル♯2において内部読出データRDが伝達されても、この内部読出データRDは、この間転送されない。
【0156】
クロックサイクル♯2の内部クロック信号intCLKの立下がりに同期して、半クロックシフタ1jcの出力信号DQMDがHレベルに立上がると、インバータ1yの出力信号がLレベルとなり、NAND回路1kbの出力信号CLKOがHレベルとなり、ゲート回路910aが導通し、読出データRDが出力バッファ回路910bに伝達される。しかしながら、このとき、クロックサイクル♯2の内部クロック信号intCLKの立上がりに同期して、半クロックシフタ1jbからの信号DQMiがHレベルに立上がり、応じて補の内部マスク信号/DMQiがLレベルとなるため、出力バッファ回路910bは出力ハイインピーダンス状態にあり、したがってこの無効データDD(1)は出力されない。
【0157】
クロックサイクル♯3において内部クロック信号intCLKの立上がりに同期して、半クロックシフタ1jbからの信号DQMiがLレベルに立下がり、応じて補の内部マスク信号/DQMiがHレベルとなり、再び出力バッファ回路910bが出力低インピーダンス状態となる。このとき、内部クロック信号CLKOはクロックサイクル♯2の内部クロック信号intCLKの立下がりに同期して信号DQMDに従ってHレベルに立上がっており、この状態は、クロックサイクル♯3の内部クロック信号intCLKが立下がるまで保持される。したがって、この信号DQMiが立下がる前に、内部読出データRDが出力バッファ回路910bまで伝達されており、したがって十分なセットアップ時間があり、無効データは出力されることなく、有効データが出力される。
【0158】
クロックサイクル♯4においては、信号DQM0DおよびDQMDがともにLレベルとなり、また信号OEMDはHレベルであるため、内部クロック信号intCLKに従って出力用の内部クロック信号CLKOが生成され、内部読出データRD(3)がゲート回路910aを介して出力バッファ回路910bへ与えられて、最後のデータDout(3)が出力される。
【0159】
クロックサイクル♯5において内部クロック信号intCLKの立上がりに同期して出力許可信号OEMがLレベルに立下がり、出力バッファ回路910bが出力ハイインピーダンス状態となる。このとき、信号OEMFSDが、クロックサイクル♯4の内部クロック信号intCLKの立下がりに同期してLレベルに立下がっており、制御論理ゲート1kのNAND回路1kaの出力信号がHレベルとなり、応じてNAND回路1kbの出力信号もLレベルとなっており、ゲート回路910aはラッチ状態にある。出力用内部クロック信号CLKOは、このクロックサイクル♯5における内部クロック信号intCLKの立下がりに同期して信号OEMDがLレベルに立下がるとHレベルに復帰する。したがって、この内部クロック信号intCLKの半クロックサイクル期間、ゲート回路910aはラッチ状態にあり、出力許可信号OEMの非活性化時における内部データDDのホールド時間tHは十分な長さを有しており、無効データの出力は防止される。
【0160】
以上のように、この発明の実施の形態5に従えば、出力許可信号OEMと内部データ出力マスク指示DQMiが別々の経路を介して生成されて出力バッファ回路において両者に従って出力インピーダンスが制御される構成においても、データ出力許可移行時においては、ゲート回路を導通状態として先に出力バッファ回路へデータを転送し、データ出力許可からデータ出力不許可移行時においては、ゲート回路をラッチ状態に保持するように出力許可信号および内部データ出力マスク指示信号の半クロックサイクル位相のずれた信号を用いてゲート回路の導通/非導通を制御しているため、内部データ信号のセットアップ時間およびホールド時間を十分な長さに設定することができ、無効データが出力されることのない出力回路を実現することができる。
【0161】
[実施の形態6]
図18は、この発明の実施の形態6に従う半導体記憶装置の要部の構成を示す図である。この図18においても、データ出力制御回路1および出力回路910の部分の構成が示される。図18において、データ出力制御回路1は、読出許可信号OEMFを(CASレイテンシ−2)クロックサイクル遅延する(CASレイテンシ−2)クロックシフタ1bと、この(CASレイテンシ−2)クロックシフタ1bの出力信号OEMFSを1クロックサイクル遅延して出力許可信号OEMを生成する1クロックシフタ1eと、外部からのデータ出力マスク指示extDQMに従って内部マスク指示信号DQM0を生成する内部マスク指示信号発生回路1aと、この内部マスク指示信号DQM0をクロック信号intCLKの半クロックサイクル期間遅延する半クロックシフタ1jaと、半クロックシフタ1jaの出力信号DQM0Dを内部クロック信号の半クロックサイクル遅延して内部データ出力マスク指示DQMiを生成する半クロックシフタ1jbと、半クロックシフタ1jaの出力信号DQM0Dと内部クロック信号intCLKに従ってデータ出力用の内部クロック信号CLKOおよび/CLKOを生成する制御論理ゲート1mを含む。
【0162】
この制御論理ゲート1mは、インバータ1mcを介して与えられる信号DQM0Dおよび内部クロック信号intCLKを受けて補の内部クロック信号/CLKOを生成するNAND回路1maと、NAND回路1maの出力信号を反転して出力用内部クロック信号CLKOを生成するインバータ1mbを含む。
【0163】
出力回路910は、出力用内部クロック信号CLKOおよび/CLKOに従って導通状態およびラッチ状態となるゲート回路910aと、出力許可信号OEMおよび内部データ出力マスク指示/DQMiに従ってその出力インピーダンスが制御され、ゲート回路910aからの内部データDDを出力する出力バッファ回路910bを含む。このゲート回路910aおよび出力バッファ回路910bの構成は、先の図16に示す構成と同じであり、対応する部分には同一参照番号を付す。
【0164】
この出力バッファ回路910bは、内部データ出力マスク指示/DQMiおよび出力許可信号OEMを受けている。しかしながら、(CASレイテンシ−2)クロックシフタ1bの出力信号OEMFSと内部マスク指示信号DQM0を受けるAND回路の出力信号を1クロックシフタ1eへ与える図5に示す構成と同じ構成が用いられてもよい。
【0165】
この図18に示すデータ出力制御回路1においては、制御論理ゲート1mが、データマスク指示信号DQM0Dに従って出力用内部クロック信号CLKOの発生を停止している。したがってマスクがかけられる期間のみ、内部クロック信号CLKOの生成が停止される。すなわちゲート回路910aがラッチ状態となる。次にこの図18に示す回路の動作を図19に示すタイミングチャート図を参照して説明する。ここで、図19においては、CASレイテンシが2であり、バースト長が4である場合の動作が示される。
【0166】
クロックサイクル♯0においてリードコマンドが与えられ、内部クロック信号intCLKの立上がりに同期して、読出許可信号OEMFがHレベルに立上がり、また(CASレイテンシ−2)クロックシフタ1bの出力信号OEMFSもHレベルに立上がる。内部マスク指示信号DQM0は非活性状態のLレベルであり、また信号DQM0DもLレベルであり、内部クロック信号intCLKに従って出力用内部クロック信号CLKOおよび/CLKOが生成される。このクロックサイクル♯0において選択メモリセルのデータの読出が行なわれる。
【0167】
クロックサイクル♯1において、外部からのマスク指示extDQMがHレベルとなり、内部クロック信号intCLKの立上がりに同期して、内部マスク指示信号DQM0が1クロックサイクル期間Hレベルになる(データ出力マスクは、クロックサイクル♯1においてのみ与えられる)。次いで、内部クロック信号intCLKの立下がりに同期して半クロックシフタ1jaの出力信号DQM0DがHレベルに立上がり、制御論理ゲート1mに含まれるNAND回路1maの出力信号がHレベル、インバータ1mbの出力信号CLKOがLレベルとなり、ゲート回路910aはラッチ状態となる。このクロックサイクル♯1において、内部クロック信号intCLKの立上がりに同期して出力許可信号OEMがHレベルへ立上がり、ゲート回路910aにより伝送された内部データDDに従って出力データDoutが生成される。
【0168】
クロックサイクル♯2においては、内部クロック信号intCLKの立上がりに同期して、内部データ出力マスク指示DQMiがHレベルとなり、出力バッファ回路910bが出力ハイインピーダンス状態となる。この状態において、出力用内部クロック信号CLKOはLレベルを保持するため、ゲート回路910aはラッチ状態を保持し、この出力バッファ回路910bが出力ハイインピーダンス状態へ移行するときの内部データDDのホールド時間tHは、1クロックサイクル期間となり、十分な長さであり、無効データは出力されない。クロックサイクル♯2において、内部クロック信号intCLKの立下がりに同期して、半クロックシフタ1jaの出力信号DQM0DがLレベルとなり、応じて制御論理ゲート1mが、内部クロック信号intCLKに従って出力用内部クロック信号CLKOおよび/CLKOを生成する。
【0169】
クロックサイクル♯3において、内部クロック信号intCLKの立上がりに同期して、内部データ出力マスク指示DQMiがLレベルとなり、出力バッファ回路910bが、与えられた内部データDDに従って出力データDoutを生成する。
【0170】
次に、クロックサイクル♯4において、バースト長期間が経過し、読出許可信号OEMFが内部クロック信号intCLKの立上がりに同期してLレベルに立下がり、また(CASレイテンシ−2)クロックシフタ1bの出力信号OEMFSもLレベルに立下がる。このときまだ出力許可信号OEMはHレベルであり、また内部クロック信号CLKOが生成されるため、この内部読出データRD(3)がクロック信号CLKOに従ってゲート回路910aを介して出力バッファ回路910bへ与えられ、バースト長の最後のデータDD(3)が出力データとして生成される。
【0171】
次いでクロックサイクル♯5において、出力許可信号OEMがLレベルに内部クロック信号intCLKの立上がりに同期して立下がり、出力バッファ回路910bが出力ハイインピーダンス状態となる。
【0172】
この出力許可信号OEMに対する内部データDDのセットアップ時間tSは、1クロックシフタ1eの遅延時間(ゲート遅延カウントを、制御論理ゲート1mの有する遅延時間およびゲート回路910aの有する遅延時間よりも長くすることにより、十分な長さにすることができる。しかしながら、この場合、出力許可信号OEMの非活性化への移行時内部データDDのホールド時間tHが短くなり、図19の出力データDout1において出力ハイインピーダンス移行時に無効データが出力される可能性がある。逆に、セットアップ時間tSを短くした場合、ホールド時間tHが長くなり、出力許可信号OEMの非活性化への移行時の無効データは出力されないものの、セットアップ時間tSが短くなり、図19に示すデータDout2のように、無効データが出力される可能性がある。これを防止するためには、バースト長の最後のデータ出力時においては、内部読出データRD′をラッチ状態に保持する。この場合、セットアップ時間tSを十分な長さにとっておけば、すなわち、出力許可信号OEMの活性化よりも速いタイミングでデータ出力用内部クロック信号CLKOがHレベルへ立上がり、ゲート回路910aが導通する構成とすれば、ホールド時間tHは十分な長さを有するため、内部データDD′および出力データDout1′に示すように、無効データは出力されない。この内部データDD′に対しては、内部クロック信号CLKOが生成され、ラッチされた読出データRD′(3)が繰返し与えられるため、内部データDD′としても同じデータが持続的に与えられるため、ホールド時間tHを長くすることができる。
【0173】
図20は、この内部読出データRD′および内部データDD′を生成するための部分の構成を示す図である。
【0174】
図20において、読出回路908と出力回路910の間に、信号OEMFSに従って導通状態/ラッチ状態となる転送回路10が設けられる。この転送回路10は、信号OEMFSの活性化時読出回路908から与えられる内部読出データRDを反転するトライステートインバータバッファ10aと、トライステートインバータバッファ10aの出力信号を反転して内部読出データRD′を生成するインバータ10bと、インバータ10bの出力信号RD′を反転してインバータ10bの入力部へ伝達するインバータ10cを含む。インバータ10bおよび10cは、インバータラッチを構成する。
【0175】
この図20に示す構成に従えば、転送回路10は、図19に示す信号波形図において、クロックサイクル♯0から♯4において与えられた内部読出データRDに従って読出データRD′を生成して出力回路910のゲート回路910aへ与える。信号OEMFSがLレベルの非活性状態のときにはトライステートインバータバッファ10aは出力ハイインピーダンス状態となり、転送回路10は、ラッチ状態となる。したがって、クロックサイクル♯4において信号OEMFSが、内部クロック信号intCLKの立上がりに同期してLレベルに立下がると、そのときに与えられている内部読出データRD(3)をラッチした状態となり、出力許可信号OEMの立下がりに対する内部データDD′のホールド時間を十分に長くすることができる。信号OEMFSは、出力許可信号OEMよりも、1クロックサイクル進んだ信号であり、出力許可信号OEMに対する内部データDD′のセットアップ時間tSを十分な長さに取っても、この出力許可信号OEMの非活性化時の内部データDD′のホールド時間tHを十分な長さに設定することができ、無効データの出力を防止することができる。
【0176】
なお、この図20に示す構成に代えて、読出回路908の最終段において内部読出データバスを駆動するプリアンプに、ラッチ機能を持たせるように構成してもよい。この場合、プリチャージコマンドが与えられたときに、このプリアンプをリセットし、内部読出データバス線を所定の電圧レベルにプリチャージする構成が用いられればよい。なお、図20に示すラッチを行なう構成は単なる一例であり、この転送回路10が、読出回路908に含まれてもよい。また、バースト長の最終データがラッチされる構成であれば、任意の構成を利用することができる。
【0177】
以上のように、この発明の実施の形態6に従えば、内部データマスク指示に従って出力用の内部クロック信号の発生を停止しているため、データ出力マスク時において無効データが出力されるのを防止することができる。特に、バースト長の最終データをラッチすることにより、セットアップ時間およびホールド時間をともに十分な長さに設定することができ、確実に無効データの出力を防止することができる。
【0178】
【発明の効果】
以上のように、この発明に従えば、データ出力不許可移行時においては、出力バッファ回路へは、確定状態のデータが常時与えられるように、内部データを出力バッファ回路へ伝達するゲート回路へ与えられるクロック信号の発生を制御しているため、無効データの発生を確実に防止することができる。
【0179】
すなわち、請求項1に係る発明に従えば、出力バッファ回路を介して外部へ出力される選択メモリセルデータを出力バッファ回路へ与えるゲート回路の導通/非導通を、データ出力不許可移行に応答してクロック信号と独立に非導通状態とするように構成しているため、データ出力不許可移行時における出力バッファ回路へ与えられるデータのホールド時間を十分な長さに保持することができ、無効データの出力を防止することができる。
【0183】
請求項に係る発明に従えば、さらに、データ読出許可信号の遅延信号を用いて出力バッファ回路を活性化しかつこの出力バッファ回路活性化よりも速い信号を用いてクロック信号に同期してゲート回路を導通させているため、出力バッファ回路が作動状態となる前に、確定データを出力バッファ回路へ伝達することができ、無効データの出力を防止することができる。
【0184】
請求項に係る発明に従えば、マスク指示の活性化時、この内部読出許可信号を非活性化して、クロック信号を非活性化してゲート回路を非導通状態に保持しているため、ゲート回路がラッチ状態となり、出力バッファ回路から、マスク時において無効データを出力するのを防止することができる。またマスク終了時においては、速いタイミングで、クロック信号が生成されてゲート回路が導通しているため、確定データを、確実に、出力バッファ回路へ与えることができ、またこのときにも無効データの出力が防止される。
【0185】
請求項に係る発明に従えば、出力バッファ回路を活性/非活性化する第2の遅延信号よりも位相の進んだ第1の遅延信号および遅れた第3の遅延信号両者を用いてゲート回路の導通/非導通をクロック信号に同期して行なっているため、出力バッファ回路動作時においては、速いタイミングでゲート回路が導通して、確定データを出力バッファ回路へ与え、出力バッファ回路の非活性化移行時においては、ゲート回路が速いタイミングでラッチ状態となるため、この非活性化移行時において無効データが出力されるのを防止することができる。
【0186】
請求項に係る発明に従えば、内部読出許可信号をクロック信号の半サイクルずつ遅延して第1、第2および第3の遅延信号を生成して、ゲート回路の導通/ラッチを制御しているため、正確なタイミングでゲート回路の導通/ラッチを制御することができ、確実に無効データが出力されるのを防止することができる。
【0187】
請求項に係る発明に従えば、マスク指示が与えられたときには、内部読出許可信号を非活性化しているため、確実に、マスク時において、無効データが出力バッファ回路へゲート回路を介して伝達されるのを防止することができる。
【0188】
請求項に係る発明に従えば、データ読出指示が与えられたときに活性化される読出許可信号を遅延して第1、第2および第3の遅延読出信号を生成し、また別系統において、マスク指示信号に従って第1、第2および第3の遅延マスク指示信号を生成し、第1の遅延読出信号、第1の遅延マスク指示信号およびクロック信号に従ってゲート回路の導通/ラッチを制御しているため、出力バッファ回路がデータ出力を行なうべきでないときには、無効データの伝達を確実に防止することができる。
【0189】
請求項に係る発明に従えば、さらに第3の遅延読出信号と第3の遅延マスク指示信号とに従って、データ出力不許可移行時においては、このゲート回路をラッチ状態に設定しているため、正確に、データ出力終了時におけるデータのホールド時間を十分な長さに取ることができ、また、その後はゲート回路を導通させており、確定データを出力バッファ回路へ伝達することができ、無効データの出力を防止することができる。
【0190】
請求項に係る発明に従えば、これら第1、第2および第3の遅延時間は、クロック信号の半サイクル、1サイクルおよび1.5サイクルに設定しており、正確なタイミングで各遅延信号を生成してゲート回路の導通/ラッチを制御することができる。
【0191】
請求項に係る発明に従えば、読出許可信号に従って出力許可信号を生成して出力バッファ回路を活性化し、マスク指示が与えられると、このマスク指示信号の活性/非活性に従ってクロック信号を選択的にゲート回路へ与えてゲート回路の導通/ラッチを制御しているため、データ出力にマスクをかけるときに確実にゲート回路を非導通状態のラッチ状態として、出力バッファ回路に無効データが伝達されるのを防止することができる。
【0192】
請求項10に係る発明に従えば、遅延マスク指示信号を、半サイクルおよび1クロックサイクルマスク指示信号を遅延して生成しているため、正確なタイミングでこれらの遅延信号を生成してゲート回路の導通/ラッチを制御することができ、確実に無効データを出力バッファ回路を介して外部へ出力されるのを防止することができる。
【0193】
請求項11に係る発明に従えば、このゲート回路前段に、バースト長の最終データをラッチする回路を設けているため、出力バッファ回路が出力ハイインピーダンス状態となるとき、確実に、確定データを出力バッファ回路へ与えることができ、無効データの出力が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に従う半導体記憶装置の全体の構成を概略的に示す図である。
【図2】 (A)は、図1に示すクロック入力バッファの構成の一例を示す図であり、(B)は、(A)に示す回路の動作を示す信号波形図である。
【図3】 (A)は、図1に示すクロック入力バッファの他の構成例を示す図であり、(B)は、その動作波形を示す図である。
【図4】 (A)は、図1に示すクロック入力バッファのさらに他の構成を示す図であり、(B)は、その動作波形を示す図である。
【図5】 この発明の実施の形態1に従う半導体記憶装置の要部の構成を概略的に示す図である。
【図6】 図5に示す(CASレイテンシ−2)クロックシフタの構成を概略的に示す図である。
【図7】 図6に示す回路の動作を示す信号波形図である。
【図8】 (A)は、図5および図6に示す1クロックシフタの構成の一例を示し、(B)は、そのタイミングチャート図である。
【図9】 図5に示す回路の動作を示すタイミングチャート図である。
【図10】 この発明の実施の形態2に従う半導体記憶装置の要部の構成を概略的に示す図である。
【図11】 図10に示す回路の動作を示すタイミングチャート図である。
【図12】 この発明の実施の形態3に従う半導体記憶装置の要部の構成を概略的に示す図である。
【図13】 図12に示す回路の動作を示すタイミングチャート図である。
【図14】 この発明の実施の形態4に従う半導体記憶装置の要部の構成を概略的に示す図である。
【図15】 図14に示す回路の動作を示すタイミングチャート図である。
【図16】 この発明の実施の形態5に従う半導体記憶装置の要部の構成を概略的に示す図である。
【図17】 図16に示す回路の動作を示すタイミングチャート図である。
【図18】 この発明の実施の形態6に従う半導体記憶装置の要部の構成を概略的に示す図である。
【図19】 図18に示す回路の動作を示すタイミングチャート図である。
【図20】 図19に示す動作波形図に示されるラッチを実現するための回路構成を概略的に示す図である。
【図21】 従来の同期型半導体記憶装置のデータ読出動作を示すタイミングチャート図である。
【図22】 従来の同期型半導体記憶装置の全体の構成を概略的に示す図である。
【図23】 図22に示すクロックバッファの構成を概略的に示す図である。
【図24】 図22に示す信号OEMFを発生する部分の構成を概略的に示す図である。
【図25】 図24に示す回路の動作を示すタイミングチャート図である。
【図26】 図22に示す出力制御回路および出力回路の構成を概略的に示す図である。
【図27】 図26に示す回路の動作を示すタイミングチャート図である。
【図28】 従来の同期型半導体記憶装置の他の構成を概略的に示す図である。
【図29】 図28に示す内部マスク指示信号発生回路の構成を概略的に示す図である。
【図30】 図29に示すワンショットパルス発生回路の構成の一例を示す図である。
【図31】 図29に示すラッチ回路の構成を概略的に示す図である。
【図32】 図29から図31に示す回路の動作を示すタイミングチャート図である。
【図33】 図28に示す出力制御回路の構成を概略的に示す図である。
【図34】 図28に示す半導体記憶装置のデータ読出動作を示すタイミングチャート図である。
【符号の説明】
1 データ出力制御回路、2 クロック入力バッファ、900 メモリアレイ、906 列選択回路、908 読出回路、910 出力回路、910a ゲート回路、910b 出力バッファ回路、916b 列系制御回路、920 OEMF信号発生回路、1a 内部マスク指示信号発生回路、1b (CASレイテンシ−2)クロックシフタ、1d ゲート回路、1e 1クロックシフタ、1f制御論理ゲート、1g 遅延回路、1ea,1eb 半クロックシフタ、1h制御論理ゲート、1i 制御論理ゲート、1ec 半クロックシフタ、1k制御論理ゲート、1ed,1ef,1eg 半クロックシフタ、1ja,1jb,1jc 半クロックシフタ、1m 制御論理ゲート、10 転送回路。

Claims (11)

  1. 各々がデータを記憶する複数のメモリセル、
    データ読出モード時、前記複数のメモリセルのうちの選択メモリセルのデータを通過させるためのゲート回路、
    データ出力許可時、前記ゲート回路から与えられたデータを外部に出力するための出力回路、および
    クロック信号に同期して前記ゲート回路を導通させるとともにデータ出力不許可移行に応答して、前記ゲート回路を前記クロック信号と独立に非導通状態とするための出力制御回路を備え、
    前記出力制御回路は、
    前記データ読出モードを指定するデータ読出指示に従って前記クロック信号の所定数のサイクル後に内部読出許可信号を活性化するための手段と、
    前記内部読出許可信号を所定時間遅延するための第1の遅延回路と、
    前記第1の遅延回路の出力信号と前記クロック信号とを受け、前記第1の遅延回路の出力信号の活性状態の間前記クロック信号に同期して前記ゲート回路を導通させる制御論理と、
    前記第1の遅延回路の出力信号をさらに所定時間遅延して前記出力回路へ与え、該出力信号の活性状態の間前記出力回路に前記ゲート回路からのデータを外部に出力させるための第2の遅延回路を備える半導体記憶装置。
  2. 前記出力制御回路は、
    前記出力回路からの選択メモリセルデータの出力にマスクをかけるためのマスク指示の活性化に応答して、前記第1の遅延回路へ与えられる内部読出許可信号を非活性化する手段をさらに備える、請求項記載の半導体記憶装置。
  3. 各々がデータを記憶する複数のメモリセル、
    データ読出モード時、前記複数のメモリセルのうちの選択メモリセルのデータを通過させるためのゲート回路、
    データ出力許可時、前記ゲート回路から与えられたデータを外部に出力するための出力回路、
    および
    クロック信号に同期して前記ゲート回路を導通させるとともにデータ出力不許可移行に応答して、前記ゲート回路を前記クロック信号と独立に非導通状態とするための出力制御回路を備え、
    前記出力制御回路は、
    前記データ読出モードを指定するデータ読出指示に従って前記クロック信号の所定数のサイクル後に内部読出許可信号を活性化するための手段と、
    前記内部読出許可信号を遅延して第1の遅延時間を有する第1の遅延信号、前記第1の遅延時間よりも長い第2の遅延時間を有しかつ前記クロック信号に同期しかつ前記出力回路へ与えられる第2の遅延信号および前記第2の遅延時間よりも長い第3の遅延時間を有する第3の遅延信号を発生するための遅延手段と、
    前記第1および第3の遅延信号と前記クロック信号とを受け、前記第1および第3の遅延信号の活性状態の間、前記クロック信号に同期して前記ゲート回路を導通状態とする制御論理を含む半導体記憶装置。
  4. 前記遅延手段は、前記クロック信号に同期して動作し、前記内部読出許可信号を前記クロック信号の半サイクル、1サイクル、および1.5サイクルそれぞれ遅延して前記第1、第2および第3の遅延信号を生成する遅延回路を含む、請求項記載の半導体記憶装置。
  5. 前記出力制御回路はさらに、
    前記出力回路からの選択メモリセルデータの外部への出力にマスクをかけるマスク指示に応答して、前記遅延手段へ与えられる内部読出許可信号を非活性化するための手段をさらに備える、請求項記載の半導体記憶装置。
  6. 各々がデータを記憶する複数のメモリセル、
    データ読出モード時、前記複数のメモリセルのうちの選択メモリセルのデータを通過させるためのゲート回路、
    データ出力許可時、前記ゲート回路から与えられたデータを外部に出力するための出力回路、
    前記出力回路からの選択メモリセルデータの出力にマスクをかけるマスク指示に応答して、内部マスク指示信号を発生させるための手段、および
    クロック信号に同期して前記ゲート回路を導通させるとともにデータ出力不許可移行に応答して、前記ゲート回路を前記クロック信号と独立に非導通状態とするための出力制御回路を備え、
    前記出力制御回路は、
    前記データ読出モードを指定するデータ読出指示に従って前記クロック信号の所定数のサイクル後に内部読出許可信号を発生するための手段と、
    前記内部読出許可信号を遅延して第1の遅延時間を有する第1の遅延読出信号、前記第1の遅延時間よりも長い第2の遅延時間を有しかつ前記クロック信号に同期した第2の遅延読出信号および前記第2の遅延時間よりも長い第3の遅延時間を有する第3の遅延読出信号を発生するための読出遅延回路と、
    記内部マスク指示信号を受け、それぞれ前記第1、第2および第3の遅延時間を有する第1、第2および第3の遅延マスク指示信号を発生するためのマスク遅延手段と、
    前記第1の遅延読出信号、前記第1の遅延マスク指示信号および前記クロック信号を受け、前記第1の遅延読出信号の活性状態および前記第1の遅延マスク指示信号の非活性状態の間、前記クロック信号に同期して前記ゲート回路を導通させる制御論理を備え、
    前記出力回路は、
    前記第2の遅延読出信号の活性状態と前記第2の遅延マスク指示信号の非活性状態とに応答して、前記ゲート回路から与えられる選択メモリセルデータを外部へ出力するための手段を含む半導体記憶装置。
  7. 前記第3の遅延読出信号と前記第3の遅延マスク指示信号とを受け、前記第3の遅延読出信号の活性状態と前記第3の遅延マスク指示信号の非活性状態とに応答して、前記制御論理の出力信号を前記ゲート回路へ与え、前記第3の遅延読出信号および前記第3の遅延マスク指示信号がそれぞれ活性状態および非活性状態の組合せのとき以外の状態の時には前記制御論理の出力信号の論理レベルに拘らず前記ゲート回路を導通状態にする第2の制御論理をさらに備える、請求項記載の半導体記憶装置。
  8. 前記第1、第2および第3の遅延時間は前記クロック信号の半サイクル、1サイクル、および1.5サイクル期間である、請求項記載の半導体記憶装置。
  9. 各々がデータを記憶する複数のメモリセル、
    データ読出モード時、前記複数のメモリセルのうちの選択メモリセルのデータを通過させるためのゲート回路、
    データ出力許可時、前記ゲート回路から与えられたデータを外部に出力するための出力回路、
    前記出力回路からの選択メモリセルデータの出力にマスクをかけるマスク指示に応答して、内部マスク指示信号を発生するための手段、および
    クロック信号に同期して前記ゲート回路を導通させるとともにデータ出力不許可移行に応答して、前記ゲート回路を前記クロック信号と独立に非導通状態とするための出力制御回路を備え、
    前記出力制御回路は、
    前記データ読出モードを指定するデータ読出指示に従って前記クロック信号の所定数のサイクル後に内部読出許可信号を生成するための手段と、
    前記内部読出許可信号を遅延して出力許可信号を生成する手段と、
    記内部マスク指示信号を受けて、第1の遅延時間および前記第1の遅延時間よりも長い第2の遅延時間を前記内部マスク指示信号に対してそれぞれ有する第1および第2の遅延マスク指示信号を生成するための遅延回路と、
    前記第1の遅延マスク指示信号と前記クロック信号とを受け、前記第1の遅延マスク指示信号の非活性時前記クロック信号に同期して前記ゲート回路を導通させる制御論理とを備え、
    前記出力回路は、
    前記出力許可信号の活性状態と前記第2の遅延マスク指示信号の非活性状態とに応答して前記ゲート回路から与えられたデータを外部へ出力し、それ以外出力ハイインピーダンス状態となる半導体記憶装置。
  10. 前記出力許可信号生成手段は、前記クロック信号に同期して動作し、前記内部読出許可信号を前記クロック信号の所定サイクル期間遅延して前記出力許可信号を生成するための手段を含み、
    前記遅延回路は前記クロック信号の半サイクルおよび1クロックサイクル期間前記内部マスク指示信号を遅延して前記第1および第2の遅延マスク指示信号を生成する手段を含む、請求項記載の半導体記憶装置。
  11. 前記ゲート回路前段に設けられ、前記ゲート回路へ与えられるデータをラッチするデータラッチをさらに備える、請求項10記載の半導体記憶装置。
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