JP4041082B2 - バリスタ及びバリスタの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、導電性ペースト、並びにこれを用いて形成された電極を備える電子部品及びバリスタに関する。
セラミック材料等からなる素体中に複数の内部電極を有する構造の電子部品として、コンデンサやバリスタ等が知られている。このような電子部品は、素体材料であるセラミックグリーンシート上に電極材料である導電性ペーストを塗布した後、これを複数積層させて積層体とし、さらに得られた積層体を焼成することによって形成されることが一般的である。
このような構造を有する電子部品においては、素体と内部電極との接触状態がその特性に大きく影響を与えることが知られている。例えば、上述した製造方法により製造される積層型のコンデンサ素子は、焼成時における素体材料と電極材料との体積変化率の違いにより、素体と電極との界面において、デラミネーションと呼ばれる剥離を生じる場合があった。こうなると、素体と電極との間に空隙が生じてしまい、コンデンサ素子の静電容量等の特性が低下する傾向にあった。
そこで、近年では、このようなデラミネーションの発生を低減するために、種々の方法が提案されている。例えば、特許文献1には、結晶粒子径が600Å以上のPd粉を含有する導電ペースト組成物が開示されている。当該文献においては、この導電ペーストは積層セラミックコンデンサの内部電極を形成するために用いられている。そして、上述した粒子径のPd粉を含む導電ペースト組成物によって、焼成時に生じやすかったPd粉の酸化反応を抑制することができ、これにより、Pd粉の酸化反応に基づく電極の体積変化を小さくできることが示されている。こうして、素子製造時のデラミネーションの発生が低減されている。
特開平6−290683号公報
しかしながら、上述した方法によっても、電子部品における素体と電極との間の空隙を十分に低減することは困難であった。特に、バリスタに対して上記従来技術を適用した場合には、素体−電極間の空隙を低減する効果は殆ど得られていなかった。
そこで、本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、電子部品において、素体と電極との界面に生じる空隙を十分に低減できる導電性ペースト、並びに、これから形成された電極を備える電子部品及びバリスタを提供することを特徴とする。
本発明者らが、積層型電子部品において素体と電極との間に生じる空隙について詳細に研究を行ったところ、かかる空隙は、上述したデラミネーションにのみ起因して生じるものではなく、電極周辺の素体が一部欠損することによっても生じ得ることを見出した。特に、バリスタに関しては、空隙の大部分が素体の欠損によって生じていることが確認された。
さらに、このような素体の欠損について更なる検討を進めた結果、電子部品の製造時において焼成を行う際には、電極となる導電性ペーストが部分的に過度に体積収縮を生じており、これが素体の欠損を形成していることを見出した。そこで、焼成時における電極材料の体積収縮を均一に生じさせることができれば、上述した素体の欠損に基づく電極−素体間の空隙を低減できるものと考え、本発明に到達した。
すなわち、本発明の導電性ペーストは、Pdからなる粒子を主成分として含み、且つ、0.1μm以下の粒径を有する粒子の含有量が20質量%未満である金属粉末を含有していることを特徴とする。
0.1μm以下の粒径を有する微細な粒子は凝集しやすい傾向にあり、これを含有している導電性ペーストは、焼成により電極を形成する際に、不均一に焼結されて部分的に過度の体積収縮を生じ、これが素体との間の空隙を形成するものと考えられる。ところが、上述の如く、本発明の導電性ペーストにおいては、このような微細な粒子の含有量が20質量%未満に抑えられている。このため、この導電性ペーストを焼成して電極を形成する際に、当該ペースト中の微細な粒子が凝集したとしても、かかる凝集に基づく電極の体積変化は僅少となる。その結果、電極材料の不均一な焼結に起因する素体の欠損は大幅に少なくなると考えられる。ただし、作用はこれに限定されない。
また、本発明の導電性ペーストに含まれる金属粉末においては、0.1μm以下の粒径を有する粒子を除く粒子の平均粒径が0.3μm以上であると好ましい。
上述の如く、電極−素体間のデラミネーションは、焼成時における電極材料と素体材料との体積変化率の違いにより生じるものである。特に、電極材料が主としてPdを含むものである場合には、焼成時のPdの酸化反応によって電極の体積が大きく変化する。このようなPdの酸化反応は、Pdが細かいほど多く生じることになる。
これに対し、本発明の導電性ペーストにおいては、金属粉末における0.1μm以下の粒径を有する粒子を除く粒子の平均粒径が0.3μm以上となっている。これは、一般的に用いられる導電性ペーストに含まれているものよりも大きいサイズである。したがって、このような金属粉末を含有している導電性ペーストによれば、焼成時にPdが酸化される割合が従来に比して少なくなり、これに起因する電極の体積変化も小さくなる。
このように、導電性ペーストに含有させるPd粒子を主成分として含む金属粉末に、0.1μm以下の粒径を有する粒子の含有量が20質量%未満であり、且つ、その平均粒径が0.3μm以上であるものを用いると、電子部品における電極周辺の欠損を少なくできるのみならず、電極−素体間のデラミネーションも抑止できる。その結果、電極と素体との界面の空隙を大幅に低減できるようになる。
また、本発明による電子部品は、電子部品素体層と、この電子部品素体層に接するように設けられた電極とを少なくとも備えており、電極が、Pdからなる粒子を主成分として含み、且つ、0.1μm以下の粒径を有する粒子の含有量が20質量%未満である金属粉末を含有する導電性ペーストから形成されたものであることを特徴とする。
このように、本発明の電子部品は、上記本発明の導電性ペーストから形成された電極を備えるものである。したがって、この電子部品においては、電極と電子部品素体層との界面の空隙が極めて少なされた状態となっている。このため、電子部品として高い特性を発揮し得るものとなる。
この電子部品においては、上記導電性ペースト中の金属粉末における0.1μm以下の粒径を有する粒子を除く粒子の平均粒径が0.3μm以上であると好ましい。こうすることで、電極−素体間のデラミネーションも低減することができ、これにより両者の界面の空隙が一層低減される。
より具体的には、電子部品における電極は、上記導電性ペーストを焼成して形成されたものであると好ましい。
このように、本発明の電子部品においては、電極と電子部品素体との界面の空隙が極めて少なくされている。そして、より好適な場合には、この界面は以下に示すような状態となっている。すなわち、電極を含む所定の断面において、この電極における電子部品素体層と対向している領域は、下記式(1);
(L/L)×100 ≦ 8…(1)
[式中、Lは、電子部品素体と接触していない領域の長さ、Lは、電子部品素体と対向している領域の全長を示す。]
で示される関係を満たしている。
本発明によるバリスタは、バリスタ層と、このバリスタ層を挟むように配置された一対の電極とを少なくとも備えており、この電極が、Pdからなる粒子を主成分として含み、且つ、0.1μm以下の粒径を有する粒子の含有量が20質量%未満である金属粉末を含有する導電性ペーストを焼成して形成されたものであることを特徴とする。
また、本発明のバリスタは、上述した構造を複数積層させた積層型のものであってもよい。すなわち、本発明によるバリスタは、3以上の電極と、隣接する電極間に設けられたバリスタ層とを備え、電極は、Pdからなる粒子を主成分として含み、且つ、0.1μm以下の粒径を有する粒子の含有量が20質量%未満である金属粉末を含有する導電性ペーストを焼成して形成されたものであることを特徴としてもよい。
ここで、バリスタとは、電圧によって抵抗値が非直線的に変化する素子であり、所定の電圧値(バリスタ電圧)を超える電圧が印加されると素子の抵抗が大きく減少し、バリスタ電圧以下ではほとんど流れなかった電流が急激に流れ始めるといいう特性を有するものである。このようなバリスタは、例えば電子機器の回路中に組み込まれ、サージ等の異常電圧が回路内に発生した場合には、これによる異常電流を通すためのバイパスとして働く。つまり、サージ等による電子機器の破壊を防止するための保護素子として機能する。
ところが、バリスタにおいて、電極とバリスタ層との界面に空隙が形成されていると、サージ等による異常電流は、バリスタ層における電極と接触している部分に集中して流れ込むようになる。こうなると、バリスタ層が局所的に発熱してしまい、この熱によって素子が破壊される場合がある。つまり、電極−バリスタ層の界面に空隙を有しているバリスタは、サージ等、特に静電気放電(ESD:electrostatic discharge)に対する耐性(静電気耐量)が低い傾向にある。このように静電気耐量が低いバリスタを備える電子機器は、静電気等によって破壊されやすく、それ故に信頼性が低いものとなる。
これに対して、本発明のバリスタにおける電極は、上記本発明の導電性ペーストから形成されたものであることから、バリスタ製造時における焼成の際にバリスタ層の欠損を引き起こし難い。このため、本発明のバリスタは、電極−バリスタ層界面の空隙が従来に比して大幅に低減されたものとなり、高い静電気耐量を有するものとなる。
また、上記バリスタにおいても、上記導電性ペースト中の金属粉末における0.1μm以下の粒径を有する粒子を除く粒子の平均粒径が0.3μm以上であると好ましい。こうすることで、電極−バリスタ層間のデラミネーションも低減することができ、これにより両者の界面の空隙が一層低減される。
このように、本発明のバリスタは、電極とバリスタ層との界面の空隙が大幅に低減されたものである。そして、より好適な場合には、この界面は以下に示すような状態となっている。すなわち、電極を含む所定の断面において、この電極におけるバリスタ層と対向している領域が、下記式(2);
(L/L)×100 ≦ 8…(2)
[式中、Lは、バリスタ層と接触していない領域の長さ、Lは、バリスタ層と対向している領域の全長を示す。]
で示される関係を満たしている。
バリスタにおいて、電極バリスタ層との界面の空隙がこの程度に抑制されていると、電極−バリスタ層間の接触の悪さに起因する静電気耐量の低下が極めて少なくなり、このようなバリスタは優れた静電気耐量を有するものとなる。
本発明によれば、電子部品において素体と電極との界面に生じる空隙を十分に低減できる導電性ペースト、この導電性ペーストから形成された電極を備える電子部品、及び、この電子部品の一種であり、優れた静電気耐量を有するバリスタを提供することが可能となる。
以下、本発明の好適な実施形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、上下左右等の位置関係は、図面の位置関係に基づくものとする。
まず、実施形態に係る導電性ペーストについて説明する。
本実施形態の導電性ペーストは、Pdからなる粒子を主成分として含み、且つ、0.1μm以下の粒径を有する粒子の含有量が20質量%未満である金属粉末を含有するものである。そして、このような金属粉末が、例えば有機バインダや有機溶剤等と混合されてペースト状とされている。
この導電性ペーストの金属粉末中に含まれる、0.1μm以下の粒径を有する粒子の含有量は、17質量%未満であると好ましく、15質量%未満であるとより好ましく、10質量%未満であると更に好ましい。金属粉末中の0.1μm以下の粒径を有する粒子の含有量が20質量%を超えると、この導電性ペーストを用いてバリスタ等の電子部品における電極を形成した場合に、電子部品の素体に欠損が生じやすくなる。こうなると、得られる電子部品の電極−素体界面に無視し得ない程度の空隙が生じてしまい、電子部品の特性、信頼性等が低下する傾向にある。
このような導電性ペーストにおいて、金属粉末は、0.1μm以下の粒径を有する粒子を除く粒子の平均粒径が0.3μm以上であると好ましく、0.4μm以上であるとより好ましく、1μm以上であるとさらに好ましい。金属粉末における0.1μm以下の粒径を有する粒子を除く粒子の平均粒径がこれらの好適な範囲であると、電子部品製造時に電極及び素体を焼成する際にPdの酸化反応が生じにくくなり、かかる酸化反応に伴う電極材料の体積変化に基づく電極−素体間のデラミネーションが発生し難くなる傾向にある。
また、導電性ペーストは、Pdを主成分として含有している限り、電子部品の特性を向上させるために他の金属を更に含有していてもよい。このような金属としてはAg等が挙げられ、その一部がPdと合金を形成していてもよい。
金属粉末と混合する有機バインダや有機溶剤としては、通常電子部品における電極形成用ペーストに用いられるものを適用できる。具体的には、有機バインダとしては、エチルセルロース、ポリビニルブチラール等が好ましい。また、有機溶剤としては、アセトン、トルエン等が挙げられる。さらに、導電性ペースト中には、上述した成分に加えて、テルピネオール、ブチルカルビトール等を更に含有していてもよい。
次に、図1〜3を参照して本発明の電子部品の一例であるバリスタについて説明する。
図1は、実施形態に係るバリスタの断面構成を説明する図である。図1に示されるバリスタ100は、バリスタ層2と内部電極4とが交互に積層されたバリスタ素体1と、このバリスタ素体1の両端部に設けられた外部端子3とを備えるものである。また、外部端子3は、バリスタ素体1側から順に設けられた外部電極6、Niめっき層8及びSnめっき層10の3層構造からなるものである。
バリスタ層2としては、金属酸化物系のバリスタ材料から構成されるものが好適である。この金属酸化物系のバリスタ材料としては、CuOに代表される酸化銅系や、ZnOに代表される酸化亜鉛系のバリスタ材料が挙げられる。なかでも、ZnOはバリスタ電圧前後における抵抗値の変化が大きく、これによりサージ等から電子機器を保護する能力が高いことから極めて好適である。このようなバリスタ層2は、5〜60μm程度の厚さを有していると、良好なバリスタ電圧が得られるため好ましい。
バリスタ層2は、このようなバリスタ材料を主成分として含む他、その他の微量添加物を更に含有していると好ましい。微量添加物としては、上記主成分以外の金属酸化物が挙げられ、例えば、Pr、Co、Al、K、La、Si、Ca等の金属単体やこれらの酸化物を組み合わせて含有させると好ましい。
一対の内部電極4は、それぞれの一端部がバリスタ素体1において対向する端面に交互に露出するように略平行に設けられており、各内部電極4は上記各一端部において外部端子3(外部電極6)と電気的に接続されている。この内部電極4は、上述した実施形態のような導電性ペーストから形成されたものであり、具体的には、この導電性ペーストを焼成して得られたものであると好ましい。こうして形成された内部電極4は、粒径が0.1μmを超えるような粒子の含有量が極めて少ない状態となっている。
バリスタ素体1は、一対の内部電極4に挟まれたバリスタ層2と、両方の内部電極4の外側に形成されたバリスタ層2とから構成されている。このような構成を有するバリスタ素体1は、図示しないが、その最外層が保護層により覆われていてもよい。このような保護層としては、バリスタ層2と同一又は異なる材料からなるセラミック材料や、ガラス材料等からなるものが例示できる。バリスタ素体1が、これらの保護層に覆われていると、後述する外部端子3の取り付け時等に、バリスタ素体1がダメージを受けることを少なくすることができる。
外部端子3を構成する外部電極6は、バリスタ素体1の両端面を覆うように設けられている。この外部電極6は、内部電極4を構成しているPd等の金属と電気的に良好に接続できる金属材料からなるものであると好ましい。例えば、Agは、Pdからなる内部電極4との電気的な接続性が良好であり、しかもバリスタ素体1の端面に対する接着性が良好であることから、外部電極6用の材料として好適である。このような外部電極6は、通常10〜50μm程度の厚さとされる。
さらに、外部電極6のバリスタ素体1に対して外側の表面には、この外部電極6を覆うように、厚さ0.5〜2μm程度のNiめっき層8、及び厚さ2〜6μm程度のSnめっき層10が順に形成されている。これらのめっき層は、主としてバリスタ100をはんだリフローにより基板等に搭載する際の、はんだ耐熱性やはんだ濡れ性を向上することを目的として形成されるものである。
よって、このような目的が達成される限り、外部電極6表面に形成させるめっき層は、必ずしも上述した材料の組み合わせに限定されない。めっき層を構成し得るその他の材料としては、例えば、Sn−Pb合金等が挙げられ、上述のNiやSnと組み合わせて用いても好適である。また、めっき層は、必ずしも3層構造に限定されるものではなく、1〜2層又は4層以上の構造を有するものであってもよい。
ここで、図2及び図3を参照してバリスタ100におけるバリスタ層2と内部電極4との界面の状態を説明する。図2は、図1に示したバリスタ100におけるII−II線に沿う切断面を拡大して示す模式図である。また、図3は、従来のバリスタにおける図2と同様の切断面を拡大して示す模式図である。
図2と図3とを比較すると、図2に示される本実施形態のバリスタ100においては、バリスタ層2と内部電極4との界面の空隙30の数は、図3に示される従来のバリスタにおけるバリスタ層22と内部電極24との界面の空隙30の数よりも大幅に少なくなっていることが確認できる。
このようにバリスタ層2と内部電極4との界面の空隙が低減されたバリスタ100においては、内部電極4とバリスタ層2との界面が以下に示すような関係を満たしていると好ましい。すなわち、バリスタ100の所定の断面において、内部電極4におけるバリスタ層2と接触していない領域の長さが、内部電極4におけるバリスタ層2と対向している領域の全長に対して8%以下となっている。ここで、所定の断面とは、バリスタ層2と電極4との積層方向に対して平行であり、一対の内部電極4の両方を含む断面をいうものとする。このような断面としては、具体的には、バリスタ層2と電極4との積層方向に対して平行であり、バリスタ素体1を等分するような断面が挙げられる。
すなわち、このようなバリスタ層2と内部電極4との界面の状態は、下記式(2)で表すことができる。式中、Lは、内部電極4におけるバリスタ層2と接触していない領域の長さ、Lは、内部電極4におけるバリスタ層2と対向している領域の全長を示している。
(L/L)×100 ≦ 8…(2)
ここで、図2を参照して上述した関係について説明する。図2において、内部電極4における「バリスタ層2と接触していない領域の長さ」Lとは、同図において、La1及びLa2で表される領域の長さの合計である。また、「内部電極4におけるバリスタ層2と対向している領域」Lとは、内部電極4の幅方向(図2中の左右方向)の長さLe1、及び厚さ方向(図2中の上下方向)の長さLe2の合計を2倍した値である。なお、通常、電極の厚さは極めて薄いことから、上記Lとして、電極の幅方向の長さLe1を2倍した値のみを採用することもできる。かかる値を採用する場合の目安として、(Le2/Le1)の値が0.1以下となる場合が挙げられる。
上述した関係は、換言すれば、所定の断面における内部電極2とバリスタ層4との界面において内部電極4が空隙部30と接触している程度を示すものであり、上記式(1)における(L/L)×100で表される値は、このような界面に空隙が形成されている割合(このような割合を以下、「空隙率」という)を示す値であるということができる。
なお、本発明のバリスタにおいては、上記空隙率は0%であること、つまりバリスタ層と内部電極との界面に空隙が形成されていないことが理想的であるが、バリスタにおける静電気耐量等の特性を低下させない限りにおいて、若干の空隙が形成されていても構わない。この空隙率は、好ましくは6%以下であり、より好ましくは5%以下であり、更に好ましくは3%以下である。
次に、図4を参照して上述の構成を有するバリスタ100を製造する方法について説明する。図4は、本実施形態のバリスタを製造する方法を示すフローチャートである。
まず、バリスタ層2を構成する主成分であるZnO、及びPr、Co、Al及びKの金属又は酸化物等の微量添加物を所定の割合となるように各々秤量した後、各成分を混合してバリスタ材料を調整する(ステップS11)。この場合、微量添加物は、主成分であるZnOに対してppm単位の量となるように混合させることが好ましい。その後、このバリスタ材料に有機バインダ、有機溶剤、有機可塑剤等を加えて、ボールミル等を用いて20時間程度混合・粉砕を行ってスラリーを得る。
このスラリーを、ドクターブレード法等の公知の方法により、例えばポリエチレンテレフタレートからなるフィルム上に塗布した後、乾燥して厚さ30μm程度の膜を形成する。こうして得られた膜をフィルムから剥離してグリーンシートを得る(ステップS12)。
次に、このグリーンシート上に、上記実施形態の導電性ペーストをスクリーン印刷等の印刷法等により所定のパターンで塗布した後、この導電性ペーストを乾燥させて所定のパターンを有する導電性ペースト層を形成する(ステップS13)。
それから、導電性ペースト層が形成されたグリーンシートを2枚作成した後、これらをグリーンシートと導電性ペースト層とが交互となるように重ねて積層体を形成する(ステップS14)。こうして得られた積層体における導電性ペースト上に、上述したグリーンシートを更に重ねた後、所望のサイズに切断してグリーンチップを得る。
その後、このグリーンチップに、180〜400℃、0.5〜24時間程度の加熱処理を実施して脱バインダを行った後、さらに、1000〜1400℃、0.5〜8時間程度の焼成を行い(ステップS15)、バリスタ素体1を得る。この焼成によって、グリーンチップにおけるグリーンシートはバリスタ層2となり、導電性ペースト層は内部電極4となる。こうして得られたバリスタ素体1には、次の外部電極6を形成する工程を実施する前に、研磨材等とともに研磨容器に入れるなどして素子表面の平滑処理を施してもよい。
次いで、バリスタ素体1の両端部に、一対の内部電極4のそれぞれに接するように、主としてAgを含む外部電極用ペーストを塗布した後、このペーストに対して550〜850℃程度の加熱(焼き付け)処理を行い、Agからなる一対の外部電極6を形成する(ステップS16)。そして、外部電極6の外側表面に、電解めっき等によりNiめっき層8及びSnめっき層10を順次積層して外部端子3を形成する(ステップS17)。こうしてバリスタ100が得られる。
このように構成されたバリスタ100においては、内部電極4が本発明の導電性ペーストから形成されたものであるため、バリスタ層2と内部電極4との間の空隙が極めて少ない状態となっている。これは、以下に示す要因によるものと考えられる。すなわち、本発明の導電性ペーストは、0.1μm以下の粒径を有する粒子の含有量が20質量%である金属粉末を含有している。このような金属粉末は、内部電極4を形成させる際の焼成において、均一に焼結されやすいという特性を有している。このため、従来の導電性ペーストを用いた場合のような、電極材料の不均一な焼結に基づく部分的に過度な体積変化を生じることが少なくなり、これによりバリスタ層に形成される欠損も少なくなる。その結果、バリスタ層2と内部電極4との界面の空隙が低減される。
加えて、好適な場合には、導電性ペースト中の金属粉末は、その平均粒径が0.3μm以上となっている。このような平均粒径を有している金属粉末は、焼成時に酸化される割合が従来よりも少なく、その結果、かかる酸化反応に伴う電極材料の体積変化も小さくなる。こうして、バリスタ層2と内部電極4との体積変化率の差に基づくデラミネーションが低減され、両者の界面の空隙がさらに低減される。
そして、このようにバリスタ層2と内部電極4との界面の空隙が低減されたバリスタ100によれば、以下に示す作用・効果が得られるようになる。すなわち、従来、電極とバリスタ層との間に空隙が形成されたバリスタにおいては、例えば、サージ等による異常電流が進入した場合に、電極と接触している部分のバリスタ層に集中して電流が流れ込み、これにより局所的な発熱が生じて素子が破壊されやすかった。
これに対して、本発明によるバリスタ100は、バリスタ層2と内部電極4との接触が良好であるため、サージ等による異常電流はバリスタ層2中に均一に流れ込むようになる。このため、バリスタ100においては、従来のように局所的に発熱することが少なくなり、これによりサージ等による素子の破壊も低減される。このように、バリスタ100は、サージ、例えば静電気放電等に対して優れた耐性(静電気耐性)を有するものとなる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明してきたが、本発明は必ずしもこれらの実施形態に限定されるものではない。
例えば、上述したバリスタ100は、一対の内部電極4が一層のバリスタ層2を挟んだ構造を有していたが、本発明のバリスタは、このような構造が複数積層された積層型のチップバリスタであってもよい。このような積層型のバリスタによれば、更なる静電気耐量の向上や更なる低電圧駆動等を図れるようになる。
また、本発明の電子部品は、上述した例のバリスタに限定されず、例えば、電子部品素体層として誘電体層を備えるコンデンサ素子としてもよい。このようなコンデンサ素子においても、電極と誘電体層との界面の空隙を少なくすることができ、かかるコンデンサの静電容量等の特性を向上させることが可能となる。
以下、本発明を実施例により更に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
[実施例1]
(バリスタの製造)
まず、純度99.9%のZnO(97.725mol%)に、Pr(0.5mol%)、Co(1.5mol%)、Al(0.005mol%)、K(0.05mol%)、Cr(0.1mol%)、Ca(0.1mol%)及びSi(0.02mol%)を添加してバリスタ材料を調製した。また、これと並行して、Pd粒子からなる金属粉末、有機バインダ及び有機溶剤を混合することにより内部電極形成用の導電性ペーストを調製した。
このバリスタ材料及び導電性ペーストを用い、図4に示す手順に従って、バリスタ材料からなるバリスタ層2、Pdからなる内部電極4、Agからなる外部電極6、Niめっき層8、並びにSnめっき層10から構成され、幅0.6mm、長さ0.3mmのサイズを有する図1に示す構造のバリスタを製造した。
ここで、バリスタの製造においては、導電性ペーストに含有させる金属粉末として、0.1μmを超える粒径を有するPd粒子と、0.1μm以下の粒径を有するPd粒子とを混合したものを用いた。そして、実施例1においては、金属粉末として、0.1μmを超える粒径を有するPd粒子が平均粒径1μmのPd粒子であり、0.1μm以下の粒径を有するPd粒子の含有量が50、30、20、17、15及び10質量%であるものをそれぞれ準備して、各種のバリスタを得た。この粒子の粒径は、熱電子放出型走査電子顕微鏡(SEM;JSM−5300、日本電子製)を用いて内部電極形成用の導電性ペーストを観察し、得られた結果に基づいて粒径分布を直接測定することによって求めた。なお、得られたバリスタは、金属粉末中の0.1μm以下の粒径を有するPd粒子の含有量が、50、30、20、17、15及び10であるものを、それぞれNo.1、2、3、4、5及び6のバリスタとした。
(空隙率の測定)
No.1〜6の各バリスタを用い、以下に示すようにして、バリスタ層と内部電極との界面の空隙率を測定した。すなわち、まず、それぞれのバリスタにおけるバリスタ素体を、外部端子と接している両端面と平行な平面で当該バリスタ素体を等分するように切断した。次いで、この切断面をSEMで観察した。そして、得られたSEM写真における、内部電極の幅方向(図2中の左右方向)の長さを2倍した値をLとし、内部電極におけるバリスタ層と接触していない領域の長さの合計をLとして、これらの値を下記式(2)に代入することによって、各バリスタにおけるバリスタ層と電極との間の空隙率Rを算出した。得られた結果を表1に示す。
R=L/L×100 …(2)
(不良率の測定)
No.1〜6のバリスタについて、それぞれ100個ずつサンプルを作製し、用いたPd粒子の平均粒径に対して不良のバリスタが得られる割合(不良率)を、以下に示す方法にしたがって算出した。
すなわち、まず、各サンプルのバリスタ電圧を測定した。バリスタ電圧は、バリスタの外部端子に印加する電圧を徐々に大きくしていき、バリスタに1mAの電流が流れた時点の電圧の値とした。
次に、バリスタ電圧測定後の各サンプルに対し、IEC61000−4−2規格に則った人体モデル(HBM、Human Body Model)に基づいて静電気放電を行った。なお、かかる静電気放電の条件は、静電エネルギー蓄電容量を150pF、放電抵抗を330Ωとし、印加電圧を30kVとした。
さらに、上述の静電気放電を行った後の各サンプルのバリスタ電圧を、上述したのと同様にして測定した。次いで、各サンプルについて得られた静電気放電前後のバリスタ電圧を比較し、それぞれのサンプルにおける静電気放電によりバリスタ電圧が変化した割合(変化率)を算出した。この変化率が10%以上であったサンプルを不良と判断した。そして、No.1〜6のバリスタに対応するそれぞれ100個のサンプルのうち、不良と判断されたものの数を数え、その割合(%)を不良率として算出した。得られた結果を表1に示す。
Figure 0004041082


[実施例2]
(バリスタの製造)
導電性ペーストに含有させる金属粉末において、1μmの平均粒径を有するPd粒子に代えて0.3μmの平均粒径を有するPd粒子を用いたこと以外は、実施例1と同様にして各種のバリスタを得た。得られたバリスタを、0.1μm以下の粒径を有するPd粒子の含有量に対応して、それぞれNo.7〜12のバリスタとした。
(空隙率及び不良率の測定)
No.7〜12の各バリスタを用い、実施例1と同様にしてそれぞれの空隙率及び不良率を測定した。得られた結果を表2に示す。
Figure 0004041082

[実施例3]
(バリスタの製造)
導電性ペーストに含有させる金属粉末において、1μmの平均粒径を有するPd粒子に代えて0.4μmの平均粒径を有するものを用いたこと以外は、実施例1と同様にして各種のバリスタを得た。得られたバリスタを、0.1μm以下の粒径を有するPd粒子の含有量に対応して、それぞれNo.13〜18のバリスタとした。
(空隙率及び不良率の測定)
No.13〜18の各バリスタを用い、実施例1と同様にしてそれぞれの空隙率及び不良率を測定した。得られた結果を表3に示す。
Figure 0004041082

[実施例4]
(バリスタの製造)
導電性ペーストに含有させる金属粉末において、1μmの平均粒径を有するPd粒子に代えて0.5μmの平均粒径を有するものを用いたこと以外は、実施例1と同様にして各種バリスタを得た。得られたバリスタを、0.1μm以下の粒径を有するPd粒子の含有量に対応して、それぞれNo.19〜24のバリスタとした。
(空隙率及び不良率の測定)
No.19〜24の各バリスタを用い、実施例1と同様にしてそれぞれの空隙率及び不良率を測定した。得られた結果を表4に示す。
Figure 0004041082

[実施例5]
(バリスタの製造)
導電性ペーストに含有させる金属粉末において、1μmの平均粒径を有するPd粒子に代えて3μmの平均粒径を有するものを用いたこと以外は、実施例1と同様にして各種バリスタを得た。得られたバリスタを、0.1μm以下の粒径を有するPd粒子の含有量に対応して、それぞれNo.25〜30のバリスタとした。
(空隙率及び不良率の測定)
No.25〜30の各バリスタを用い、実施例1と同様にしてそれぞれの空隙率及び不良率を測定した。得られた結果を表5に示す。
Figure 0004041082
表1〜5より、金属粉末において、いずれの粒径を有するPd粒子を用いた場合であっても、0.1μm以下の粒径を有する粒子の含有率が20質量%以下である場合に、20質量%よりも多い場合に比べて顕著にバリスタの不良率が低くなることが判明した。このことから、0.1μm以下の粒径を有する粒子の含有量が20質量%以下である金属粉末を含有する本発明の導電性ペーストから電極を形成させたバリスタは、優れた静電気耐量を有していることが確認された。また、いずれの場合であっても、不良率を効果的に低減できたときのバリスタ層−電極界面の空隙率は8%以下であった。
[実施例6]
(バリスタの製造)
導電性ペーストに含有させる金属粉末として、それぞれ0.1、0.15、0.20、0.25、0.3、0.4、0.5、1.0及び3.0μmの平均粒径を有しており、0.1μm以下の粒径を有するPd粒子を含有させなかったPd粒子を用いたこと以外は、実施例1と同様にして各種のバリスタを得た。得られたバリスタを、Pd粒子の平均粒径に対応して、それぞれNo.31〜39のバリスタとした。
(空隙率及び不良率の測定)
No.31〜39の各バリスタを用い、実施例1と同様にしてそれぞれの空隙率及び不良率を測定した。得られた結果を表6に示す。
Figure 0004041082
表6より、金属粉末として、0.3μm以上の平均粒径を有するPd粒子を用いた場合に、バリスタの不良率が劇的に低くなることが判明した。このことから、0.3μm以上の平均粒子を有するPd粒子を含む金属粉末を含有する本発明の導電性ペーストから形成された電極を有するバリスタは、優れた耐静電気容量を有していることが確認された。また、この場合においても、不良率を効果的に低減できたときのバリスタ層−電極界面の空隙率は8%以下であった。
実施形態に係るバリスタの断面構造を説明する図である。 図1に示したバリスタ100のII−II線に沿う切断面を拡大して示す模式図である。 従来のバリスタにおける図2と同様の切断面を拡大して示す模式図である。 実施形態のバリスタを製造する方法を示すフローチャートである。
符号の説明
1…バリスタ素体、2…バリスタ層、3…外部端子、4…内部電極、6…外部電極、8…Niめっき層、10…Snめっき層、30…空隙、100…バリスタ。

Claims (6)

  1. バリスタ層と、該バリスタ層を挟むように配置された一対の電極と、を備え、
    前記電極は、Pdからなる粒子を主成分として含み、且つ、0.1μm以下の粒径を有する粒子の含有量が20質量%未満である金属粉末を含有する導電性ペーストを焼成して形成されたものであることを特徴とするバリスタ。
  2. 3以上の電極と、隣接する前記電極間に設けられたバリスタ層とを備え、
    前記電極は、Pdからなる粒子を主成分として含み、且つ、0.1μm以下の粒径を有する粒子の含有量が20質量%未満である金属粉末を含有する導電性ペーストを焼成して形成されたものであることを特徴とするバリスタ。
  3. 前記金属粉末においては、0.1μm以下の粒径を有する前記粒子を除く粒子の平均粒径が0.3μm以上であることを特徴とする請求項1又は2記載のバリスタ。
  4. 前記電極を含む所定の切断面において、前記電極における前記バリスタ層と対向している領域が、下記式(2);
    (L/L)×100 ≦ 8…(2)
    [式中、Lは、バリスタ層と接触していない領域の長さ、Lは、バリスタ層と対向している領域の全長を示す。]
    で示される関係を満たしていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のバリスタ。
  5. バリスタ層と、該バリスタ層を挟むように配置された一対の電極と、を備えるバリスタを製造するバリスタの製造方法であって、
    Pdからなる粒子を主成分として含み、且つ、0.1μm以下の粒径を有する粒子の含有量が20質量%未満である金属粉末を含有する導電性ペーストを焼成して前記電極を形成する工程を有する、ことを特徴とするバリスタの製造方法。
  6. 3以上の電極と、隣接する前記電極間に設けられたバリスタ層とを備えるバリスタを製造するバリスタの製造方法であって、
    Pdからなる粒子を主成分として含み、且つ、0.1μm以下の粒径を有する粒子の含有量が20質量%未満である金属粉末を含有する導電性ペーストを焼成して前記電極を形成する工程を有することを特徴とするバリスタの製造方法。
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