JP4036485B2 - ミシンの糸通し装置における針棒ロック装置 - Google Patents

ミシンの糸通し装置における針棒ロック装置 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は縫針の針穴へ糸を通すミシンの糸通し装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の針糸通し装置として、特開平5−7684号公報に開示された例がある。
【0003】
この装置は3本針のロックミシンに適用したものであり、図17にその構成を概略的に示しているように、針棒101に平行に配置され、上下動可能に設けられた糸通し棒111と、この糸通し棒111に設けられ糸通し棒111の軸心を中心として回動可能なフック保持部材112を有し、このフック保持部材112の先端へ糸通し用フック120を設けられている。また、針棒101に位置決めストッパ109が固定され、糸通し棒111には上下動可能な位置決め部材113が設けられている。
【0004】
糸通しの際に糸通し用フック120を使用する縫針4,5,6の各針穴4a,5a,6aに対応させるには、図示しないレバー部材を手動にて回動させる。この回動により位置決め部材113が上下動して糸通し用フック120の高さ位置を縫針の一つに選択対応させると共に、糸通し用フック120の回動半径rを変化させて前記縫針の一つに選択対応させる。
【0005】
この状態で、フック保持部材112を手動にて回動させると糸通し用フック120のフック部120bが図18(a)に示すように、選択された縫い針5の針穴5a内に進入する。この時、図示しない糸ゴマから導いた糸56をフック保持部材112の糸案内部112cへ案内させた後、選択された縫針5の針穴5aの前側に保持し、フック部120bに引っ掛ける。
【0006】
その後図18(b)に示すように糸通し用フック120を後方へ後退させるとフック部120bが糸56を引っ掛けながら針穴5bから後退し、糸56を針穴5a内に通す。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記の従来技術の場合、糸通し用フック120のフック部120bを縫針5の針穴5aに進入させた後、フック部120bから糸が抜けないように手操作にて糸を保持する必要があり、しかもこの保持は、針穴5aの手前側でフック部120bへ糸を引っ掛け、さらにフック部120bが後退して針穴に糸が通るまで行なう必要があり、且つ、糸端へ適度な張力を加えながら行う必要があった。この作業は技能に頼るところであり、また、糸56を保持する手の位置にはルーパーや布端切断用のメス等の装置が配置されているので作業の邪魔になり、糸通しミスが発生しやすい。
【0008】
また、フック部120bは図18に示すように下方に開放されている。このため、図18(b)に示すようにフック部120bが後退することにより針穴5aを通った糸56は、図18(c)に示すように糸通し用フック120が上昇を開始するとフック部120bから外れ、針穴5aの後方でループ状になり、糸端が針穴5aから後方へ抜けない状態になる。この状態では縫製開始が不可能であるため手操作にてループ状になった糸56を針穴5aから引き出して、糸端を針穴5aから抜き取る必要があるが、縫針5aの後方には押え等が配置してあるため、糸通し作業を困難なものとしている。
【0009】
従って本発明の目的は、糸通しの際に手操作にて糸を保持する必要のない糸通し装置を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、糸通しの後に手操作にて糸を針穴から抜き取る必要のない糸通し装置を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、以下の実施例の説明から明らかである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1記載の発明によれば、
針を固定し上下動可能な針棒と、
前記針棒が上死点位置で針穴へ糸を通す糸通し装置と、
その針棒へ取り付けられた針棒上下動ストッパー部材と、
針棒の前記上死点位置で前記ストッパー部材と当接して針棒の上下動を阻止可能なストッパー当接部材と指ガード部材とを有し回動可能な針棒上死点保持手段と、
前記針棒上死点保持手段を第1の位置と第2の位置の間で回動するストッパー当接部材移動手段とを備え、
第1の位置では前記ストッパー当接部材が前記ストッパー部材から離れると共に指ガード部材が針の前方に位置し、第2の位置ではストッパー当接部材がストッパー部材と当接すると共に指ガード部材が針の前方から離れることを特徴とするミシンの糸通し装置における針棒ロック装置が提供される。
【0015】
【作用】
請求項1記載の発明の場合、糸通し作業のときにはストッパー当接部材移動手段を第2の位置へ移動させてストッパー当接部材を針棒上下動ストッパー部材と当接させて針棒上死点位置に固定する。糸通し作業が終了するとストッパー当接部材移動手段を第1の位置へ移動させて針棒の上下動を可能とすると共に指ガードを針の前方へ位置させる。
【0020】
【実施例】
以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明する。
【0021】
図1〜図8は本発明によるミシンの糸通し装置を3本針のロックミシンに適用した一実施例の構成を示す。図1〜図4は本実施例の全体構成を示しており、図1は特に閉ループ形成手段、閉ループ駆動手段、左右揺動手段を示し、図2は特に位置選択手段及び前後揺動手段を左右揺動手段と共に示し、図3は特に糸通しレバーの上下動を阻止する安全手段を示し、図4は特に針棒の上下動を阻止する上下動阻止手段を示している。図5〜図8は本実施例を構成するいくつかの要素を拡大して示したものである。図9及び図10は3本針の場合の針穴の配置の一例を示す図であり、図9は正面図であり、図10は本実施例による閉ループ形成手段と共に示す平面図である。
【0022】
糸通しベース板9は本実施例の糸通し装置の各機構部品を取り付けるための部品であり、針棒1の左方に配されミシンフレーム2に固定されている。この糸通しベース板9は前後及び左右に直交する2つの側壁9A,9Bからなり、左右方向に配置された側壁9Aには左右カム板16が取り付けられ、前後方向に配置された側壁9Bには前後カム板20が取り付けられている。
【0023】
針棒1はミシンフレーム2の支持部2a及び2bへ上下動可能に取り付けられている。この針棒1の下端部には針留3を介して3本の縫針4,5,6が着脱可能とされている。図4、図9及び図10に示すように、各縫針4,5,6はそれぞれ上下方向、ミシンの前後方向及びミシンの左右方向に異なった位置に配置されているので、針穴4a,5a,6aも同様に異なった位置にある。なお、本明細書においてミシンの左右方向或いはミシンの前後方向という場合は図4、図9及び図10に矢印を付して示した方向をいい、以下、これを単に左右方向或いは前後方向として説明する。
【0024】
針棒1にはミシンモータからの駆動力が主軸、クランク機構(いずれも図示せず)及びリンク機構7を介して伝達され、針棒1の中間に固定されリンク機構7に連結された針棒抱き8により上下方向へ往復動されるようになっている。
【0025】
糸通し棒取付板11は図6に示すように上下の腕部11e,11f及び左右の腕部11g,11hを設けられ、各腕部11e〜11hにそれぞれ貫通穴11a,11b,11c,11dが形成されている。また、糸通し棒取付板11の腕部11hには右方向へ延在する前後ガイド軸22が固定されている。
【0026】
糸通し棒10は糸通し棒取付板11の上下の貫通穴11a,11bへ挿入され、糸通し棒取付板11に対して上下動可能とされている。
【0027】
糸通し棒取付板11は左右方向の貫通穴11c,11dへ糸通し支点軸12を挿入され、糸通し支点軸12の左右端と糸通し棒取付板11の腕部11g,11hの間にはEリング13が装着されている。したがって、糸通し棒取付板11はその上下端が前後方向に揺動するように、糸通し支点軸12の軸心を支点として回動可能とされ、かつ糸通し支点軸12に対して左右方向には移動不能にされている。
【0028】
図7に示すように糸通しメタル14は前後方向と左右方向に直交した貫通穴14a,14bが設けられている。左右方向の貫通穴14aには糸通し支点軸12が挿入され、ねじ14cにより糸通しメタル14を糸通し支点軸12へ固定している。糸通しベース板9或いは図示しないミシンフレームへ回転可能に取り付けられた糸通しメタル軸15が左右カム板16を貫通して前方へ突出している。この糸通しメタル軸15の前方端が座金17を介して糸通しメタル14の前後方向の貫通穴14bへ挿入され、ねじ14dにより糸通しメタル軸15が糸通しメタル14へ固定されている。
【0029】
従って、左右カム板16及び糸通し棒10はそれぞれの上下端が左右に揺動するように、糸通しメタル軸15の軸心を中心として回動可能とされている。
【0030】
左右カム板16には円弧状のガイド溝16aが形成され、糸通しベース板9に固定されたガイドピン54がこのガイド溝16aへ挿入され、このガイドピン54と左右カム板16との間にEリング18が介在されている。このガイド溝16b及びガイドピン54は左右カム板16が糸通しメタル軸15を中心として回動する際に左右カム板16の前後方向の動きを規制するためのものである。
【0031】
左右カム板16の中央部にガイド溝16bが形成され、このガイド溝16bへ糸通し棒10に固定された左右ガイド軸19が係合している。したがって、糸通し棒10は左右カム板16と連動して糸通しメタル軸15の軸心を中心として回動し、その上下端が左右方向へ揺動可能となっている。
【0032】
糸通しベース板9の前後方向の側壁9Bの上部にはカム軸21が固定されており、前後カム板20の上部に形成された貫通穴(図示せず)へこのカム軸21が挿入され、カム軸21と前後カム板20の間にはEリング51が介在されている。したがって、前後カム板20はカム軸21の軸心を支点として前後方向へ揺動可能にされ、かつ左右方向への移動が阻止されている。
【0033】
前後カム板20の中央付近には直線状のガイド溝20bが形成され、糸通し棒取付板11に固定された前後ガイド軸22がこのガイド溝20bに挿入されている。従って、前後カム板20が前後方向に揺動すると糸通し棒取付板11及び糸通し棒10も前後カム板20と共に前後方向に揺動する。
【0034】
糸通しベース板9の左右に形成された貫通穴9a,9bへ切換軸50が図示しないEリングを介して回動可能かつ左右方向へは移動不能に挿入されている。この切換軸50の一端には、外周部にローレットを形成された切換つまみ25(位置選択手段)が固定されている。この切換軸50は作業者が回転させることにより、糸通し棒10を下端の位置を使用する針へ対応させるためのものである。例えば、切換摘み25のローレット溝のうち、使用する縫針4,5,6に対応する溝を、糸通しベース板9へ取り付けられた切換バネ53の先端部53aと係合させることにより回転位置を固定することができる。
【0035】
切換軸50は貫通穴9a,9bの間で中空円筒形状の切換カム52へ挿入されている。図5にこの切換カム52の周辺部が拡大して示されている。切換カム52にはU字溝52aが形成され、さらにガイド溝52bを形成された凸部52cが固定されている。
【0036】
切換軸50には切換カム軸23が固定されており、この切換カム軸23の一端は切換カム52のU字溝52aに係合している。切換カム軸23の他端は左右カム板16の下方に形成されたガイド溝16cに係合しており、切換カム52のガイド溝52bには前後カム板20の下方に固定されたガイドピン24が係合している。したがって、切換軸50を回転するとガイド溝16cの形状にしたがい左右カム板16が糸通しメタル軸15を中心として回動すると共に、ガイド溝52b及びガイドピン24を介して前後カム板20がカム軸21を中心として回動する。
【0037】
なお、ガイド溝16b、ガイド溝16c、左右ガイド軸19及び切換カム軸23は左右揺動手段を構成し、ガイド溝20b、前後ガイド軸22、ガイドピン24、ガイド溝52bは前後揺動手段を構成する。
【0038】
糸通しレバー26は上方腕部26cと下方腕部26dを有し、これら両腕部26c,26dに形成された貫通穴26a,26bへ糸通し棒10が上下方向へ摺動可能に挿入されている。
【0039】
糸通し棒10には、糸通しレバー26の上方腕部26cと糸通し棒取付板11の上方腕部11eの間にEリング27が装着され、このEリング27と糸通しレバー26の上方腕部26cの間及び糸通し棒取付板11の上方腕部11eの間にそれぞれ糸通し棒バネ28,29が設けられている。糸通し棒バネ28は糸通しレバー26を上方に付勢し、糸通し棒バネ29は糸通し棒取付板11を下方に付勢することにより、糸通し棒取付板11の下方腕部11f及び糸通しレバー26の下方腕部26dをバネ力により密着させる機能を有する。
【0040】
糸通し棒10の下方へ糸通しワイヤー31(閉ループ形成手段)が一点鎖線により示されているが、この糸通しワイヤー31は駆動手段(閉ループ駆動手段)30によりワイヤーガイド32から押し出されて前方へ移動して図示した一点鎖線の形状となる。駆動手段30は作動部30Aと駆動部30Bとを有し、作動部30Aは糸通しベース板9の上部へ取り付けられ、駆動部30Bは糸通し棒10の下端へねじ42により固定されている。図8はこの糸通しワイヤー31の駆動手段30の作動部30Aを示し、(a)は一部平面断面図、(b)は(a)の作動部30Aの先端部の正面図である。
【0041】
この駆動手段30は糸通しワイヤー31、ワイヤーガイド32、ワイヤーメタル33、ワイヤー軸34、ワイヤーメタル取付板35、アウターワイヤー36等により構成されている。
【0042】
糸通しワイヤー31は菱形のパンタグラフ状のループに形成された線材状のもので、そのループの両端をパイプ状のワイヤー軸34へ挿入し、かしめ固定されている。ワイヤーガイド32はパイプ状のものであり、インサートリング37を介してワイヤーメタル33に固定されている。糸通しワイヤー31は、このワイヤーガイド32の内部の穴32cへ挿入され、通常の状態ではその大部分がワイヤーガイド32内に収納され駆動時にはワイヤーガイド32から前方へ飛び出して図1に示したような形状となるように、穴32cに沿って移動可能となっている。また、この穴32cはワイヤーガイド32の先端部32aにおいて図8(b)に示すように小さな楕円状となるように形成されており、糸通しワイヤー31の移動経路を規制している。またワイヤーガイド32の中間部32bは後方から前方に屈曲してL字状を呈している。
【0043】
ワイヤー軸34はワイヤーメタル33のガイド穴33aに挿入され、ワイヤーメタル33の軸心方向に往復運動可能とされている。
【0044】
また、ワイヤー軸34は糸通しワイヤー31の固定端の反対側にEリング38が固定されており、このEリング38とワイヤーメタル33のガイド穴33aの間にワイヤー軸バネ39が設けられ、ワイヤー軸34がこのワイヤー軸バネ39内に挿入されている。このワイヤー軸バネ39は糸通しワイヤー31をワイヤーガイド32の穴32c内へ引き込む方向へ付勢している。なお、Eリング38はワイヤー軸34の往復運動時にワイヤーメタル33の内壁部と摺動してワイヤー軸34をガイドする機能も有する。
【0045】
アウターワイヤー36は、周知の被覆付きの小径ワイヤー線による駆動力伝達手段で、自転車の制動装置等に使用されているものであり、被覆両端のワイヤー線ガイド部36a,36b、ピストン部36c,36d、ワイヤー線36e等から構成されている。
【0046】
ピストン部36c及びワイヤー線ガイド部36aは駆動部30Bを構成し、ワイヤー線ガイド部36aが、糸通しベース板9の上部に形成された貫通穴(図示せず)へ挿入され、ナット40によって糸通しベース板9へ固定されている。一方、ワイヤー線ガイド部36b及びワイヤーメタル33は、ねじ41,42によってワイヤーメタル取付板35へ抱き締め固定されている。
【0047】
ワイヤー線36eは両端のワイヤー線ガイド部36a,36bの貫通孔を挿通され、ピストン部36c,36dと一体的に固定され、その長手方向へ移動する際に前記ワイヤー線ガイド部36a,36bと摺動するようにされている。
【0048】
通常の状態ではピストン部36dがワイヤー線ガイド部36b及びワイヤー軸34と当接しており、この時にワイヤー軸バネ39が自由長さとなる。
【0049】
なお、作動部30Aは上記のねじ42によって糸通し棒10に固定されており、ワイヤーメタル取付板35のつば部35aによって作動部30Aの回転(長手方向軸線を中心とする回転)方向の運動が規制されている。
【0050】
また、ワイヤー線ガイド部36aはピストン部36cと密着し、図示しないバネ等により上方へ付勢されている。したがって駆動手段30の動作として、ピストン部36cを例えば指で下方へ押すと、糸通しワイヤー31がワイヤーガイド32から押し出され、指をピストン部36cから離すとワイヤーガイド32内に収納される。
【0051】
糸通しベース板9の前後方向の側壁9Bの上下に支持部9f,9gが形成されており、各支持部9f,9gへ形成された貫通穴9d,9eへ指ガード軸43が回転可能に取り付けられている。指ガード軸43の上端部にEリング45が固定され、このEリング45と糸通しベース板9の支持部9fの間の指ガード軸43へ針棒抱きストッパー44が挿通されて取り付けられている。
【0052】
糸通しベース板9の支持部9gの下方側で、指ガード軸43にEリング47が固定され、このEリング47と糸通しベース板9の支持部9gの間の指ガード軸43へ波座金46が挿通されて取り付けられている。この波座金46は指ガード軸43を下方へ加圧することにより針棒抱きストッパー44を糸通しベース板9の支持部9fへ押圧する作用を有する。なお、指ガード軸43の下端部へ固定されている指ガード48は、針元への指の進入を防止する進入防止装置である。
【0053】
一方、糸通しベース板9の支持部9gの上方側では、指ガード軸43にガイドピン54が固定され、このガイドピン54と支持部9gの間の指ガード軸43へ巻バネ49が挿通されて取り付けられている。この巻バネ49はスプリングピン55と係合しており、指ガード48を初期位置(図示した位置)へ位置させるようにその回転方向(図3の矢印C方向)へ加圧している。なお、指ガード48が初期位置にあるときは、針棒抱きストッパー44が糸通しレバー26のストッパ部26eの下方に位置し、糸通しレバー26を下方へ移動不可能としている。
【0054】
糸通し棒10の支持部9fの上面に凸部9hが形成され、一方針棒抱きストッパー44は、支持部9fとの接触面に凹部44a,凹部44bを有し、通常の状態では凹部44aが凸部9hと係合していて、指ガード48を初期位置に保持している。2つの凹部44a,44bは指ガード軸43を中心として90度離れた位置へ設けられている。
【0055】
なお、凸部9h、指ガード軸43、凹部44a,44b及び指ガード48はストッパー部材移動手段を構成する。
以上の構成を有する糸通し装置において、縫針4へ糸通しを実施する際の動作を説明する。
まず主軸に固定されたはずみ車(いずれも図示せず)を手動にて回転させ、針棒1を上死点に位置させる。
【0056】
この状態で指ガード48を手動にて左方(図3の矢印B方向)へ加圧すると、波座金46のバネ圧に抗して指ガード軸43が上方に移動して針棒抱きストッパー44の凹部44aと糸通しベース板9の凸部9hの係合が外れる。従って、指ガード48は指ガード軸43の軸心を中心として左方へ回動を始める。90度回転したところで針棒抱きストッパー44の凹部44bが支持部9fの凸部9hと係合することにより指ガード48がロックされる。
【0057】
この時図4の一点鎖線で示すように針棒抱きストッパー44の上面44cが針棒抱き8の下方に位置し、針棒1を上死点位置で位置を固定し、針棒1の上下動を不可能とする。
【0058】
次に、切換バネ53の先端部53aを持ち上げて切換摘み25から離し、切換摘み25を左方向(図1の矢印A方向)へ回転させた後、切換バネ53の先端部53aを切換摘み25の溝部に係合させることによって切換摘み25を固定する。
【0059】
この切換摘み25の回転により、切換カム軸23の先端が下方へ移動すると共に切換カム52のガイド溝52bが上方へ移動する。切換カム軸23の下方移動により左右カム板16はその下端が右方へ移動するように糸通しメタル14の軸心を中心として時計方向に回動し、ガイド溝52bの上方移動により前後カム板20はその下端が後方へ揺動するようにカム軸21を中心として時計方向に回動する。
【0060】
したがって、ガイド溝16bと係合する左右ガイド軸19を介して糸通し棒10も連動してその下端が右方向に揺動するように回動する。また、ガイド溝20bと係合する前後ガイド軸22を介して糸通し棒取付板11及び糸通し棒10も連動してその下端が後方へ揺動するように回動する。なお、使用する縫針4,5,6の位置に応じて切換摘み25の回転量を変化させことにより、左右カム板16、前後カム板20の揺動量も変化させる。
【0061】
この状態で糸通しレバー26の摘み部26fを手動にて下方へ移動させる。この時、糸通し棒バネ28,29は圧縮されるが、ガイドピン54がガイド溝16aの下端に接触するまで糸通し棒バネ28が自由長さを維持するように両糸通し棒バネ28,29のばね定数が決定されている。従って、糸通し棒10は糸通しレバー26と共に下降する。
【0062】
この下降の際に糸通し棒10は、糸通し棒取付板11の貫通穴11c,11dに沿って前後方向に傾斜した状態を保ち、さらに左右ガイド軸19と係合した左右カム板16のガイド溝16bの形状にならって左右方向に揺動する。
【0063】
左右ガイド軸19がガイド溝16bの下端に接触するまで糸通し棒10が下方へ移動すると糸通し棒10の下方への移動は停止するが、この時ワイヤーガイド32の先端32aが縫針4の針穴4aの後方に位置し、糸通しワイヤー31が目的とする縫針4の高さ方向及び前後左右の位置と対応した位置に達する。換言すれば、ガイド溝16b、ガイド溝16cの形状及び切換摘み25の回転量は、糸通し棒10が停止したときに糸通しワイヤー31が目的とする縫針4,5,6の針穴4a,5a,6aの高さ方向及び前後左右の位置と対応した位置に達するように決定されている。
【0064】
この状態でさらに糸通しレバー26の摘み部26fを下方に押すと、糸通し棒10は停止した状態で、糸通しレバー26のみ糸通し棒10に沿って下方へ移動する。
【0065】
この時糸通しレバー26の上方腕部26cの下面がアウターワイヤー36のピストン部36cと当接し、ピストン部36cを下方に押す。このため 図11(a)及び(b)に示すように、ワイヤーガイド32の先端から糸通しワイヤー31が矢印の方向へ押し出され縫針4の後方から針穴4aを通り、縫針4の前方でパンタグラフ状の大きなループを形成する。
【0066】
この大きなループに糸ゴマ(図示せず)から導いた糸56の糸端を通し、糸通しレバー26の摘み部26fから指を離すと、糸通し棒バネ28の伸長圧により糸通しレバー26が上昇する。このため糸通しレバー26の上方腕部26cがピストン部36cから離れるので、ピストン部36cが上方へ移動し、糸通しワイヤー31はワイヤーガイド32内へ引き込まれる。この時糸通しワイヤー31は、図11(c)に示すように糸56を2つ折りにした状態で針穴4a後方に脱出しながら該針穴4a内へ糸56を通す。
【0067】
さらに糸通し棒バネ29の伸長力により糸通し棒10が糸通しレバー26と共に上昇すると図11(d)に示すように糸通しワイヤー31が上方へ移動し、その際に針穴4aから糸56の下端を抜き取る。
【0068】
最後に指ガード48を右方(図3の矢印C方向)へ戻して、指ガード48を針穴4a,5a,6aの前方へ位置させ、且つ針棒抱きストッパー44を糸通しレバー26のストッパ部26eの下方へ位置させると糸通し作業は終了する。
【0069】
図12〜図14は本発明によるミシンの糸通し装置を3本針のロックミシンに適用した他の実施例の装置の一部を示す図である。
【0070】
図12に示すように糸通しレバー26の下端へ支持部26gを該糸通しレバー26と一体的に設け、該支持部26gへ糸掴み台58及び糸掴み板59が取り付けられている。その他は第一の実施例と同一であるのでその説明を省略する。
【0071】
図13は糸掴み台58及び糸掴み板59の斜視図、図14は図12の平面図である。
糸掴み台58及び糸掴み板59はそれぞれ貫通孔58a,59aを形成され、これら貫通孔58a,59aを通された軸57を介して支持部26gへ回転可能に取り付けられている。なお、61はEリングである。
【0072】
糸掴み台58は突起部58b,58cを設けられ、これら突起部58b,58cがそれぞれ糸掴み板59の長孔59b,59cと嵌合する。従って、糸掴み台58と糸掴み板59は軸57を中心として連動して回転する。また、糸掴み台58は一端へ水平に突出した腕部58eを設けられ、他端にガイド部58dを設けられている。一方糸掴み板59には、上方に突出するラッチ部59eが設けられている。このラッチ部59eの上端はくの字状に形成されている。なお、糸掴み台58のガイド部58d側端部は糸掴み板59のガイド部59d側端部と若干離隔されており、図14に示すようにこれら両ガイド部58d,59dの間に針糸56を挿入可能とされている。
【0073】
糸通しレバー26の支持部26gには糸掴み台58の腕部58eの上方へ板バネ62が固定されている。この板バネ62は通常の状態では腕部58eから離れているが、糸掴み台58及び糸掴み板59が図12の矢印D方向へ回動する際に腕部58eと係合し、糸掴み台58及び糸掴み板59へ逆方向の弾性力によるモーメントを与える。
【0074】
糸通しレバー26の支持部26gにはさらに、糸掴み板59のラッチ部59eと対応する位置にラッチ部26hが形成されている。通常の状態ではラッチ部59eの上端がラッチ部26hを越えて上方へ突出している。
【0075】
なお、糸掴み台58及び糸掴み板59は、糸通しワイヤー31を駆動するために糸通しレバー26と糸通し棒10が相対移動する際、糸掴み台58の腕部58eが糸通し棒10の下端に固定された駆動手段30の作動部30Aのねじ41或いはねじ42と当接することにより軸57を中心として回動するようになっている。ねじ41,42に変えて糸通し棒10の下端にストッパーを設け、このストッパーに腕部58eが当接するようにしてもよい。なお、ラッチ部26h、糸掴み台58、糸掴み板59、板バネ62は糸通し手段を構成する。さらに糸掴み台58、糸掴み板59、ねじ41、ねじ42、軸57は下降手段を構成する。
【0076】
以下、図15及び図16を参照して本実施例の動作を説明する。図15は糸掴み台58及び糸掴み板59が回動する際の動作を説明するための正面図であり(a)は腕部58eがねじ42と当接した瞬間の正面図、(b)は糸掴み台58及び糸掴み板59が回動して針糸56が糸通しワイヤー31のループ内に挿入された状態を示す図である。図16は糸掴み板59のラッチ部59eの動作を説明するための図であり(a)〜(e)は糸掴み台58及び糸掴み板59が回動する際の各段階における糸通しレバー26、糸掴み板59及び糸掴み台58の関係を示す断面図、(f)は(e)の平面図である。なお、(a)は図15(a)のI−I断面図であり、(b)〜(e)も同様な断面図であるが説明の便宜上、一部の部材を省略して示してある。
【0077】
まず図示しない糸ゴマから導かれた針糸56の下端を、図14に示したように糸掴み台58のガイド部58dと糸掴み板59のガイド部59dの間に挿入し、糸掴み台58及び糸掴み板59の弾性力により保持させる。
【0078】
次に、第一の実施例の動作の説明で詳述したように、糸通しレバー26の摘み部26fを下方に移動させ、図15(a)に示すようにワイヤーガイド32を縫針4の針孔4aの後方へ位置させる。
【0079】
さらに摘み部26fを下方へ押すと糸通しレバー26が糸通し棒10に対して相対移動して下降するため、糸通しワイヤー31が駆動されて図15(b)に示したよう縫針4の針穴4aを貫通してループを形成する。この駆動と並行して糸掴み台58の腕部58eがねじ41との係合により糸掴み台58及び糸掴み板59が矢印D方向へ回動する。この回動により、糸掴み台58及び糸掴み板59のガイド部58d,59d側が下降するため、保持された針糸56の下端が糸通しワイヤー31のループ内に挿入される。
【0080】
図16を参照して糸掴み台58及び糸掴み板59の回動の際のラッチ部59eの作用を説明する。図16(a)は図12或いは図15(a)に示した通常の状態或いは腕部58eがねじ42と係合した瞬間の状態、図16(b)〜(d)は糸掴み台58及び糸掴み板59の回動の各段階で16(d)は回動量が最大となった段階である。(b)及び(c)に示すように、糸掴み台58のラッチ部59eが支持部26gに対して下降する方向へ回動する際には糸通しレバー26のラッチ部26hと当接してもラッチ部59eのみがたわみ、糸掴み台58と糸掴み板59とが離隔することはない。
【0081】
針糸56が糸通しワイヤー31のループ内に挿入された後、摘み部26fを離すと糸通しレバー26が上方へ移動するので、糸掴み台58と糸掴み板59とは逆方向に回動して元の位置へ戻る。この時ラッチ部59eは図16(e)に示したように糸通しレバー26のラッチ部26hと係合すると(f)に示したように糸掴み板59のガイド部59dが糸掴み台58のガイド部58dから離れる方向へたわむ。従ってガイド部58d,59dから針糸56が開放される。この時糸通しワイヤー31は図11(c)及び(d)に示したようにワイヤーガイド32内に引き込まれるので、針糸56が針穴4a内に通され、糸通しが完了する。
【0082】
本実施例によれば、糸ゴマから導かれた針糸端56aを、ガイド部58d,59dへ引っ掛けるだけで縫針への糸通し作業が可能となり、目視に頼ることなく縫製技能の熟練も必要としない。
【0083】
以上本発明のミシンの糸通し装置を実施例に基づいて説明したが、本発明はこの実施例には限定されず種々変形可能である。
【0084】
例えば本発明は本縫いミシンのような1本の縫針を有するものにも適用可能である。この場合、左右カム板16及び前後カム板20を用いず、糸通し棒取付板11と直接糸通しベース板9へ固定する構成とすることができる。
【0085】
【発明の効果】
本発明によれば、糸通し作業のときにはストッパー当接部材移動手段を第2の位置へ移動させてストッパー当接部材を針棒上下動ストッパー部材と当接させて針棒上死点位置に固定する。糸通し作業が終了するとストッパー当接部材移動手段を第1の位置へ移動させて針棒の上下動を可能とすると共に指ガードを針の前方へ位置させるので、確実に糸通し作業が行なえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるミシンの糸通し装置を3本針のロックミシンに適用した一実施例の構成を示し、特に閉ループ形成手段、閉ループ駆動手段、左右揺動手段を示す斜視図である。
【図2】 図1の実施例の構成を示し、特に位置選択手段及び前後揺動手段を左右揺動手段と共に示す斜視図である。
【図3】 図1の実施例の構成を示し、特に特に糸通しレバーの上下動を阻止する安全手段を示す斜視図である。
【図4】 図1の実施例の構成を示し、特に針棒の上下動を阻止する安全手段を示す斜視図である。
【図5】 図1の実施例の位置選択手段の一部拡大斜視図である。
【図6】 図1の実施例の糸通し棒取付板の斜視図である。
【図7】 図1の実施例の糸通しメタルはの斜視図である。
【図8】 図1の実施例の糸通しワイヤーの駆動手段の作動部を示し、(a)は一部平面断面図、(b)は作動部の先端部の正面図である。
【図9】 3本針の場合の針穴の配置の一例を示す正面図である。
【図10】3本針の場合の針穴の配置の一例を図1の実施例による閉ループ形成手段と共に示す平面図である。
【図11】 図1の実施例の動作を説明するための斜視図であり、(a)は糸通しワイヤーが針穴の後方に到達した状態を示し、(b)は糸通しワイヤーが大きなループを形成して針穴を通過した状態を示し、(c)は糸通しワイヤーが針穴から後方へ脱出した状態を示し、(d)は糸通しワイヤーが上昇し始めた状態を示す。
【図12】 本発明によるミシンの糸通し装置の他の実施例の一部を示す斜視図である。
【図13】 図12の実施例の糸掴み台及び糸掴み板の斜視図である。
【図14】 図12の平面図である。
【図15】 図12の実施例の糸掴み台及び糸掴み板が回動する際の動作を説明するための正面図であり(a)は腕部がねじと当接した瞬間の正面図である。
【図16】 図12の実施例の糸掴み板のラッチ部の動作を説明するための図であり(a)〜(e)は糸掴み台及び糸掴み板が回動する際の各段階における糸通しレバー、糸掴み板及び糸掴み台の関係を示す断面図である。
【図17】 従来例によるミシンの糸通し装置の正面図である。
【図18】 従来例の糸通しの動作を説明する図であり、(a)は針の前方にて糸を糸通し用フックへ引っ掛けた状態を示し、(b)は糸通し用フックが針の後方へ移動した状態を示し、(c)は糸通し用フックが上昇した状態を示す。
【符号の説明】
16b,16c,19,23 左右揺動手段
20b,22,24,52b 前後揺動手段
9h,43,44a,44b,48 ストッパー部材移動手段
26h,58,59,62 糸通し手段
58d,59d 糸保持部 26h,59e 糸開放手段
1 針棒 2 ミシンフレーム
2a 支持部 3 針留
4,5,6 縫針 4a,5a,6a 針穴
7 リンク機構
8 針棒抱き(針棒上下動ストッパー部材)
9 糸通しベース板 9A,9B 側壁
9a,9b,9d,9e 貫通穴 9f,9g 支持部
9h 凸部 10 糸通し棒
11 糸通し棒取付板 11a〜11d 貫通穴
11e〜11h 腕部 12 糸通し支点軸
13 Eリング 14 糸通しメタル
14a,14b 貫通穴 14c,14d ねじ
15 糸通しメタル軸 16 左右カム板
16a ガイド溝 16b ガイド溝
16c ガイド溝 17 座金
18 Eリング 19 左右ガイド軸
20 前後カム板 20b ガイド溝
21 カム軸 22 前後ガイド軸
23 切換カム軸 24 ガイドピン
25 切換摘み(位置選択手段) 26 糸通しレバー
26a,26b 貫通穴 26c,26d 腕部
26e ストッパ部(糸通しレバー上下動ストッパー部材)
26f 摘み部
26g 支持部 26h ラッチ部
27 Eリング 28,29 糸通し棒バネ
30 駆動手段(閉ループ駆動手段)
30A 作動部 30B 駆動部
31 糸通しワイヤー(閉ループ形成手段)
32 ワイヤーガイド 32a 先端部
32b 中間部 32c 穴
33 ワイヤーメタル 33a ガイド穴
34 ワイヤー軸 35 ワイヤーメタル取付板
35a つば部 36 アウターワイヤー
36a,36b ワイヤー線ガイド部
36c,36d ピストン部 36e ワイヤー線
37 インサートリング 38 Eリング
39 ワイヤー軸バネ 40 ナット
41,42 ねじ 43 指ガード軸
44 針棒抱きストッパー(ストッパー当接部材)
44a,44b 凹部
44c 上面 45 Eリング
46 波座金 47 Eリング
48 指ガード 49 巻バネ
50 切換軸 51 Eリング
52 切換カム 52a U字溝
52b ガイド溝 52c 凸部
53 切換バネ 53a 先端部
54 ガイドピン 55 スプリングピン
56 糸 56 針糸
56a 針糸端 57 軸
58 糸掴み台 58a,59a 貫通孔
58b,58c 突起部 58d,59d ガイド部
58e 腕部 59 糸掴み板
59b,59c 長孔 59e ラッチ部
61 Eリング 62 板バネ

Claims (1)

  1. 針を固定し上下動可能な針棒と、
    前記針棒が上死点位置で針穴へ糸を通す糸通し装置と、
    その針棒へ取り付けられた針棒上下動ストッパー部材と、
    針棒の前記上死点位置で前記ストッパー部材と当接して針棒の上下動を阻止可能なストッパー当接部材と指ガード部材とを有し回動可能な針棒上死点保持手段と、
    前記針棒上死点保持手段を第1の位置と第2の位置の間で回動するストッパー当接部材移動手段とを備え、
    第1の位置では前記ストッパー当接部材が前記ストッパー部材から離れると共に指ガード部材が針の前方に位置し、第2の位置ではストッパー当接部材がストッパー部材と当接すると共に指ガード部材が針の前方から離れることを特徴とするミシンの糸通し装置における針棒ロック装置。
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