JP4032742B2 - 空気調和機の加湿ユニット - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、加湿機能を備えた空気調和機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図7、図8は、例えば特開平8−128681号公報に開示された従来の加湿機能付き空気調和機を示す。図7は加湿機能付き空気調和機の構成図を示し、図7において、51は加湿機能付き空気調和機の室内機であり、内部に室内機熱交換器52、室内送風機53を配設している。59は室外機であり、内部に室外機熱交換器60、室外送風機61、加湿ユニット62などを配設している。
【0003】
図8は前記加湿ユニット62の具体的な構成例を示し、加湿ユニット62は送風ファン63、再生用加熱ヒータ64、ハニカム形状またはコルゲート状に成型された吸湿材65などによって構成されている。
【0004】
まず、室外空気から水分を吸湿材65に吸着する行程を図7、図8を用いて説明する。
吸気切換バルブ66が処理用空気通路70側に、また排気切換バルブ67が処理排出空気通路71側に切換えられた状態で、送風ファン63が回ると室外空気が室外吸気口68から吸気通路72を通り吸湿材65に届く。この時再生用加熱ヒータ64は通電されていない。そして、吸湿材65を通過しながら水分が吸湿材65に吸着されて乾燥空気になった室外空気は、排気通路73、処理排出空気通路71を通って処理空気排出口69から排出される。
【0005】
一定時間経過して吸湿材65が水分を十分に吸着した後、吸気切換バルブ66が脱着再生用空気通路57側に、また排気切換バルブ67を再生排出空気通路58側に切換えられた状態で、送風ファン63が回ると室内空気が室内吸気口54から吸気通路72を通り再生用加熱ヒータ64に届く。この時通電されている再生用加熱ヒータ64によって100〜140℃程度に加熱された室内空気は、吸湿材65を通過しながら吸湿材65に吸着していた水分を脱着し、湿り空気となって、排気通路73、再生排出空気通路58を通り再生空気排出口55から排出される。尚、前記脱着再生用空気通路57と再生排出空気通路58および冷媒を搬送する銅パイプ(図示せず)、電気配線(図示せず)が、室内機51と室外機59とをつなぐ配管パイプ56の中を通っている。
【0006】
そして、一定時間経過して吸湿材65に吸着していた水分が脱着してしまった後に、また前述の吸着行程にもどり、この吸着と脱着再生のサイクルを繰り返す。こうして室外空気の水分を例えば暖房運転時の室内送風機53による室内空気にミックスして室内に排出することで加湿する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように構成された従来の加湿機能付き空気調和機は、吸着剤65を通過する風路が常に一つであり、在来の回転型吸着剤のように連続して吸着脱着工程を行うことが不可能である。すなわち、連続して加湿が行えないという問題があった。また、室内の空気を再生用加熱ヒータ64で加熱するので加湿量は稼ぐことは出来るものの、室内機51側と室外機59側とを結ぶ脱着再生用空気通路57と再生排出空気通路58の通風パイプが2本になることにより、壁貫通の穴径が大きくないと通風パイプ内の圧力損失により騒音が室内まで伝搬するという問題があった。さらに、室外機熱交換器60の風上側に加湿ユニット62を配置しているため、風路の圧力損失が増え室外送風機61の動力を増すことになり、省エネが得られないという問題があった。
【0008】
本発明は上記の問題点を解消するためになされたもので、加湿空気の室内外搬送動力を低減し、低騒音化が図れる連続加湿機能を備えた空気調和機を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る請求項1記載の空気調和機の加湿ユニットは、室外から空気を吸い込み室外へ排出する第1の空気流路と、室外から空気を吸い込み送風パイプを介して室内へ排出する第2の空気流路と、この二つの空気流路に跨って配置され空気中の水分を吸着する吸着材が設けられた回転式加湿体と、前記第2の空気流路における加湿体の上流側に設けられた加熱手段とを備え、前記第2の空気流路における前記加湿体の下流側に冷却器とこの冷却器の凝縮水を溜める容器とを配置するとともにこの容器内に凝縮水を加熱する加熱手段と、前記容器内に凝縮水を加熱する加熱手段により昇温された高湿空気を室内外ダクトを介して搬送する加湿ファンとを設けたものである。
【0010】
また、請求項2記載の空気調和機の加湿ユニットは、室外から空気を吸い込み室外へ排出する第1の空気流路と、室外から空気を吸い込み送風パイプを介して室内へ排出する第2の空気流路と、この二つの空気流路に跨って配置され空気中の水分を吸着する吸着材が設けられた回転式加湿体と、前記第2の空気流路における加湿体の上流側に設けられた加熱手段とを備え、前記第2の空気流路における前記加湿体の下流側に冷却器とこの冷却器の凝縮水を溜める容器とを配置するとともに前記冷却器と容器との間で前記第2の空気流路から分岐され、前記容器との間に形成される通風路を設け、この通風路に前記容器内に空気を吹き込むポンプを設けたものである。
【0012】
また、請求項3記載の空気調和機の加湿ユニットは、前記第2の空気流路における送風パイプの出口側開口を空気調和機の室内機内に配置したものである。
【0013】
また、請求項4記載の空気調和機の加湿ユニットは、室外から空気を吸い込み室外へ排出する第1の空気流路と、室外から空気を吸い込み室外へ排出する第2の空気流路と、この二つの空気流路に跨って配置され空気中の水分を吸着する吸着材が設けられた回転式加湿体と、前記第2の空気流路における加湿体の上流側に設けられた加熱手段とを備え、前記第2の空気流路における前記加湿体の下流側に冷却器とこの冷却器の凝縮水を溜める容器とを配置するとともにこの容器内に設けられたドレン用ヒータにより昇温された凝縮水を空気調和機の室内機に搬送する配管を設け、この配管の出口側開口に透湿膜を設けたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態における空気調和機の概略構成図である。
図1において、30は室内機であり、内部に室内機熱交換器31、室内機ファン32を配設している。20は室外機、21は前記室外機20の上部に配置された加湿ユニットである。
前記室外機20は、図示していないが周知の通り室外機熱交換器、室外送風機などを備え、室外吸込口(図示せず)から外気を吸込み、熱交換し排出口(図示せず)から屋外へ排気される。前記加湿ユニット21内で生成された加湿空気は加湿ユニット21内の送風手段により、壁40に設けた壁穴41を連通して前記室内機30と加湿ユニット21とをつなぐ送風用の室内外ダクト8で搬送され、室内機30にて室内機熱交換器31の吸入側に吸入され、室内機ファン32により室内に加湿される。
一般に加湿量は次の(1)式で求める。
W=m・△X――――――――――(1)
ここで、W(kg/h):加湿量、m(kg/h):加湿空気流量、△X(kg/kg'):加湿空気と外気の絶対湿度差である。
上記加湿量Wを増やすには、加湿空気流量mを増やすか絶対湿度差△Xを増やすかである。加湿空気流量mを増やすと良いように考えられるが、室内外の壁40に開けられる壁穴41は、あまり大きく出来ないのが現状である。この壁穴41には通常、図示しないが冷媒配管、室内機ドレンパイプ、電気配線が既に通っており、太いダクトを通すことは困難な場合が多い。室内外ダクト8が細い場合、加湿空気流量を増やしていくと、圧力損失が大きくなり、加湿ファン7の動力が増えてしまい、かつ室内への騒音増を招くことになってしまう。そこで、絶対湿度差△Xを増やし、できるだけ高湿の加湿空気を搬送することができれば、細い室内外ダクト8で低騒音化を図ることができる。
【0015】
図2(a)は前記加湿ユニット21の加湿機構概略構成図である。
この加湿ユニット21は、仕切壁12で二分して形成した第1の空気流路10(以下、吸着風路という)および第2の空気流路11(以下、脱着風路という)を配置し、前記両風路10、11の軸方向に通気性を有するハニカム構造の空気中の水分を吸着する吸着材が設けられた回転式加湿体1(以下、デシカントロータという)を、前記吸着風路10および脱着風路11を遮るように仕切壁12に貫設させて、前記吸着風路10は前記デシカントロータ1と吸着ファン2を配置して形成され、一方の脱着風路11は、加熱ヒータ3、前記デシカントロータ1、冷却器4、ドレン用ヒータ6を備えたドレンタンク5および前記室内機30へ加湿空気を送風する加湿ファン7を配置して形成される。そして、前記加湿ファン7と前記室内機30とが前記室内外ダクト8によりつながれる。尚、前記デシカントローター1はハニカム構造の多孔質基材に、吸着材として、例えばゼオライト、シリカゲル、活性炭等を塗布あるいは表面処理あるいは含浸したものを使用する。
【0016】
上記のように構成された加湿ユニットの動作について、図2(a)の加湿機構概略構成図をもとに説明する。
前記吸着風路10では外気(A)を吸込み、デシカントローター1に水分を吸着させ、乾燥空気(B)を吸着ファン2により屋外に排気する。一方、前記脱着風路11では、加湿ファン7により外気(A)を吸い込み加熱ヒータ3により昇温され加熱空気(C)になる。そして前記デシカントローター1が回転することにより、前記吸着風路10で吸着した水分が脱着風路11側に移行し、前記加熱空気(C)により水分を脱着して高湿空気(D)となる。さらに、絶対湿度差を上げるため、高湿空気(D)を冷却器4により冷却して結露させドレンをドレンタンク5に貯める(E)。ドレンタンク5内にはドレン用ヒーター6が備えられており、このヒーター6により昇温され高湿空気(F)となる。この高湿空気(F)が前記加湿ファン7により、前記室内機30とつなぐ前記室内外ダクト8で搬送され、室内機30にて室内機熱交換器31の吸入側に吸入され、前記室内機ファン32により室内に加湿される。図2(b)はこれらの状態変化を空気線図上で表した図である。横軸が温度T、縦軸が絶対湿度Xを表す。
【0017】
従来の加湿方式では図2(b)中のDにおける絶対湿度差△X´に加湿流量を乗じて加湿量を演算している。本実施の形態での絶対湿度差は図2(b)中の△Xとなり大幅に絶対湿度差がアップする。もし従来の加湿方式と同じ加湿量であるとしたら絶対湿度差△Xが大きいので、加湿流量mを小さくできるため、加湿ファン7の動力を低減できるとともに室内外ダクト8を細くでき、圧損低下により低騒音化を図ることができる。
【0018】
以上のように本実施の形態においては、デシカントローターで脱着した加湿空気を一旦冷却凝縮させ再昇温させて絶対湿度を大幅にアップさせることにより、加湿流量を小さくできるため加湿ファンの動力が低減でき、また、室内外ダクトの圧損が低減するので室内への低騒音化が図れるものである。
【0019】
尚、暖房運転の場合前記室外機20の室外機熱交換器が蒸発器として作動しており、前記冷却器4を室外機熱交換器と兼用するようにしてもよい。
【0020】
実施の形態2.
本実施の形態における空気調和機の概略構成図は図1と同様であるため、ここでの図示及び説明を省略する。
図3(a)は、本発明の実施の形態2における加湿ユニット21の加湿機構概略構成図である。尚、図3(a)において、上記実施の形態1図2(a)の加湿機構概略構成図と同一または相当部分は同一符号を付し説明を省略する。
図3(a)において、9は前記脱着風路11に設けられた脱着ファンであり、この脱着ファン9で外気を吸入し、吸入した外気を前記加熱ヒータ3で加熱し前記デシカントローター1で脱着する。13は前記冷却器4の風下側で分岐され、前記ドレンタンク5との間に形成される通風路14に設けられ、空気を前記ドレンタンク5内の凝縮水に吹き入れる空気ポンプである。
【0021】
上記のように構成された加湿ユニットの動作について、図3(a)の加湿機構概略構成図をもとに説明する。
前記吸着風路10では外気(A)を吸込み、デシカントローター1に水分を吸着させ、乾燥空気(B)を吸着ファン2により屋外に排気する。一方、脱着風路11では、脱着ファン9により外気(A)を吸い込み加熱ヒータ3により昇温され加熱空気(C)になる。そして前記デシカントローター1が回転することにより、前記吸着風路10で吸着した水分が脱着風路11側に移行し、前記加熱空気(C)により水分を脱着して高湿空気(D)となる。さらに、絶対湿度差を上げるため、高湿空気(D)を冷却器4により冷却して結露させドレンをドレンタンク5に貯める(E)。ドレン以外の一部の空気は分離され通風路14から空気ポンプ13に吸い込まれ、そして前記ドレンタンク5内の凝縮水に吹き込まれ、このときドレンタンク5内のドレン用ヒーター6により昇温された凝縮水との直接接触により高湿空気(F)となる。この高湿空気(F)が前記室内機30とつなぐ前記室内外ダクト8で搬送され、室内機30にて室内機熱交換器31の吸入側に吸入され、前記室内機ファン32により室内に加湿される。図3(b)はこれらの状態変化を空気線図上で表した図である。横軸が温度T、縦軸が絶対湿度Xを表す。
【0022】
前述したように従来の加湿方式では図3(b)中のDにおける絶対湿度差△X´に加湿流量を乗じて加湿量を演算している。本実施の形態での絶対湿度差は図3(b)中のΔXとなり大幅に絶対湿度差がアップする。もし従来の加湿方式と同じ加湿量であるとしたら絶対湿度差△Xが大きいので、加湿流量mを小さくできるため、室内外ダクト8を細くでき、圧損低下により低騒音化を図ることができる。
【0023】
以上のように本実施の形態においては、デシカントローターで脱着した加湿空気を一旦冷却凝縮させて再昇温させ、さらに空気ポンプにより空気と凝縮水を直接接触させることにより高湿空気を生成させて、絶対湿度を大幅にアップさせることにより加湿流量を小さくできるため、室内外ダクトの圧損が低減するので室内への低騒音化が図れるものである。
【0024】
尚、暖房運転の場合前記室外機20の室外機熱交換器が蒸発器として作動しており、上記実施の形態1同様に前記冷却器4を室外機熱交換器と兼用するようにしてもよい。
【0025】
実施の形態3.
本実施の形態における空気調和機の概略構成図は図1と同様であるため、ここでの図示及び説明を省略する。
図4(a)は、本発明の実施の形態3における加湿ユニット21の加湿機構概略構成図である。尚、図4(a)において、上記実施の形態1の図2(a)加湿機構概略構成図と同一または相当部分には同一符号を付し説明を省略する。
図4(a)において、15は前記ドレンタンク5内に設けられた超音波振動子である。
【0026】
上記のように構成された加湿ユニットの動作について、図4(a)の加湿機構概略構成図をもとに説明する。
前記吸着風路10では外気(A)を吸込み、デシカントローター1に水分を吸着させ、乾燥空気(B)を吸着ファン2により屋外に排気する。一方、前記脱着風路11では、加湿ファン7により外気(A)を吸い込み加熱ヒータ3により昇温され加熱空気(C)になる。そして前記デシカントローター1が回転することにより、前記吸着風路10で吸着した水分が脱着風路11側に移行し、前記加熱空気(C)により水分を脱着して高湿空気(D)となる。さらに、絶対湿度差を上げるため、高湿空気(D)を冷却器4により冷却して結露させドレンをドレンタンク5に貯める(E)。そしてドレンタンク5内に設けられた超音波振動子15を稼動させ、この超音波振動子15により過飽和の高湿空気(F)となる。この高湿空気(F)が前記加湿ファン7により、前記室内機30とをつなぐ前記室内外ダクト8で搬送され、室内機30にて室内機熱交換器31の吸入側に吸入され、前記室内機ファン32により室内に加湿される。図4(b)はこれらの状態変化を空気線図上で表した図である。横軸が温度T、縦軸が絶対湿度Xを表す。
【0027】
前述したように従来の加湿方式では図4(b)中のDにおける絶対湿度差△X´に加湿流量を乗じて加湿量を演算している。本実施の形態での絶対湿度差は図4(b)中の△Xとなり大幅に絶対湿度差がアップする。もし従来の加湿方式と同じ加湿量であるとしたら絶対湿度差△Xが大きいので加湿流量mを小さくできるため、加湿ファン7の動力を低減できるとともに室内外ダクト8を細くでき、圧損低下により低騒音化を図ることができる。
【0028】
以上のように本実施の形態においては、デシカントローターで脱着した加湿空気を一旦冷却凝縮させ、さらに超音波振動子により過飽和空気とすることにより高湿空気を生成させ、絶対湿度を大幅にアップさせることにより加湿流量を小さくできるため、加湿ファンの動力を低減できる。また、室内外ダクトの圧損が低減するので室内への低騒音化が図れるものである。
【0029】
尚、暖房運転の場合前記室外機20の室外機熱交換器が蒸発器として作動しており、上記実施の形態1同様に前記冷却器4を室外機熱交換器と兼用するようにしてもよい。
【0030】
また、前記室内外ダクト8内での結露を防止するため、室内外ダクト8の吸い込み前に加熱ヒーターを設けるようにしてもよい。
【0031】
実施の形態4.
図5は、本実施の形態における空気調和機の概略構成図である。
尚、図5において、上記実施の形態1の図1に示す空気調和機の概略構成図と同一または相当部分には同一符号を付して説明を省略する。
図6(a)は、本実施の形態における加湿ユニット21の加湿機構概略構成図である。尚、図6(a)において、上記実施の形態2の図3(a)加湿機構概略構成図と同一または相当部分には同一符号を付して説明を省略する。
図5、図6(a)において、16は前記タンク5内の凝縮水を搬送する送水ポンプ、17は前記ドレンタンク5内と前記室内機30との間に前記送水ポンプ16を介して配置された水配管であり、該水配管17の前記室内機30の出口側開口には透湿膜18が設けられている。
【0032】
上記のように構成された加湿ユニットの動作について図6(a)の加湿機構概略構成図をもとに説明する。
前記吸着風路10では外気(A)を吸込み、デシカントローター1に水分を吸着させ、乾燥空気(B)を吸着ファン2により屋外に排気する。一方、前記脱着風路11では、脱着ファン9により外気(A)を吸い込み加熱ヒータ3により昇温され加熱空気(C)になる。そして前記デシカントローター1が回転することにより、吸着風路10で吸着した水分が脱着風路11側に移行し、前記加熱空気(C)により水分を脱着して高湿空気(D)となる。さらに、絶対湿度差を上げるため、高湿空気(D)を冷却器4により冷却して結露させドレンをドレンタンク5に貯める(E)。ドレン以外の空気は分離され屋外に排気される。そしてドレンタンク5内にはドレン用ヒーター6が備えられており、このヒーター6により昇温された凝縮水を送水ポンプ16により汲み上げて水配管17を通して、前記室内機30の例えば吸込み側に設けた透湿膜18に搬送する。透湿膜18では水分がしみ出し、室内機ファン32により室内に加湿される(F)。図6(b)はこれらの状態変化を空気線図上で表した図である。横軸が温度T、縦軸が絶対湿度Xを表す。
【0033】
前述したように従来の加湿方式では図6(b)中のDにおける絶対湿度差△X´に加湿流量を乗じて加湿量を演算している。本実施の形態での絶対湿度差は図6(b)中の△Xとなり大幅に絶対湿度差がアップする。もし従来の加湿方式と同じ加湿量であるとしたら絶対湿度差△Xが大きく、また水分のまま室内機30側に搬送できるので水配管17を細くできるとともに、空気を搬送しないので低騒音化を図ることができるものである。
【0034】
以上のように本実施の形態においては、デシカントローターで脱着した加湿空気を一旦冷却凝縮させて再昇温させ、凝縮水のまま室内機に搬送するので水配管を細くすることができるとともに、空気を搬送しないので低騒音化を図ることができるものである。
【0035】
尚、暖房運転場合、前記室外機20の室外機熱交換器が蒸発器として作動しており、上記実施の形態1同様に前記冷却器4を室外機熱交換器と兼用するようにしてもよい。
【0036】
【発明の効果】
以上のように本発明に係る請求項1の空気調和機の加湿ユニットは、第2の空気流路の回転式加湿体で脱着した加湿空気を一旦冷却凝縮させ再昇温させて絶対湿度をアップさせるようにしたので、加湿流量を小さくできるため加湿空気の搬送動力が低減でき、また、送風用の室内外ダクトの圧損が低減するので室内への低騒音化が図れる。
【0037】
また、請求項2の空気調和機の加湿ユニットは、前記第2の空気流路の回転式加湿体で脱着した加湿空気を一旦冷却凝縮させて再昇温させ、空気ポンプにより空気と凝縮水を直接接触させることにより高湿空気を生成させて絶対湿度をアップさせるようにしたので、加湿流量を小さくできるため送風用の室内外ダクトの圧損が低減するので、上記請求項1同様に室内への低騒音化が図れる。
【0039】
また、請求項3の空気調和機の加湿ユニットは、前記第2の空気流路における送風用の室内外ダクトの出口側開口を空気調和機の室内機内に配置して、加湿空気を搬送するようにしたので、従来例のように加湿するための室内機側と室外機側とを結ぶ通風パイプが2本とも必要とせず、よって壁貫通の穴径を小さくでき工事性、美観性のよい空気調和機が得られる。
【0040】
また、請求項4の空気調和機の加湿ユニットは、前記第2の空気流路の回転式加湿体で脱着した加湿空気を一旦冷却凝縮させて再昇温させ、凝縮水のまま室内機に搬送して加湿するようにしたので、配管を細くすることができるとともに、空気を搬送しないので低騒音化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1における空気調和機の概略構成図である。
【図2】 (a)はこの発明の実施の形態1に係る加湿ユニットの加湿機構概略構成図で、(b)は状態変化を表した図である。
【図3】 (a)はこの発明の実施の形態2に係る加湿ユニットの加湿機構概略構成図で、(b)は状態変化を表した図である。
【図4】 (a)はこの発明の実施の形態3に係る加湿ユニットの加湿機構概略構成図で、(b)は状態変化を表した図である。
【図5】 この発明の実施の形態4における空気調和機の概略構成図である。
【図6】 (a)はこの発明の実施の形態4に係る加湿ユニットの加湿機構概略構成図で、(b)は状態変化を表した図である。
【図7】 従来の加湿機能付空気調和機の概略構成図である。
【図8】 図7の加湿ユニットの要部概略構成図である。
【符号の説明】
1 デシカントローター、 2 吸着ファン、 3 加熱ヒーター、 4 冷却器、 5 ドレンタンク、 6 ドレン用ヒーター、 7 加湿ファン、 8室内外ダクト、 9 脱着ファン、 10 吸着風路、 11 脱着風路、 12 仕切壁、 13 空気ポンプ、 15 超音波振動子、 16 送水ポンプ、 17 水配管、 18 透湿膜、 20 室外機、 21 加湿ユニット、 30 室内機、 31 室内機熱交換器、 32 室内機ファン、 40 壁、 41 壁穴。
Claims (4)
- 室外から空気を吸い込み室外へ排出する第1の空気流路と、室外から空気を吸い込み送風パイプを介して室内へ排出する第2の空気流路と、この二つの空気流路に跨って配置され空気中の水分を吸着する吸着材が設けられた回転式加湿体と、前記第2の空気流路における加湿体の上流側に設けられた加熱手段とを備え、前記第2の空気流路における前記加湿体の下流側に冷却器とこの冷却器の凝縮水を溜める容器とを配置するとともにこの容器内に凝縮水を加熱する加熱手段と、前記容器内に凝縮水を加熱する加熱手段により昇温された高湿空気を室内外ダクトを介して搬送する加湿ファンとを設けたことを特徴とする空気調和機の加湿ユニット。
- 室外から空気を吸い込み室外へ排出する第1の空気流路と、室外から空気を吸い込み送風パイプを介して室内へ排出する第2の空気流路と、この二つの空気流路に跨って配置され空気中の水分を吸着する吸着材が設けられた回転式加湿体と、前記第2の空気流路における加湿体の上流側に設けられた加熱手段とを備え、前記第2の空気流路における前記加湿体の下流側に冷却器とこの冷却器の凝縮水を溜める容器とを配置するとともに前記冷却器と容器との間で前記第2の空気流路から分岐され、前記容器との間に形成される通風路を設け、この通風路に前記容器内に空気を吹き込むポンプを設けたことを特徴とする空気調和機の加湿ユニット。
- 前記第2の空気流路における送風パイプの出口側開口を空気調和機の室内機に配置したことを特徴とする請求項1または2に記載の空気調和機の加湿ユニット。
- 室外から空気を吸い込み室外へ排出する第1の空気流路と、室外から空気を吸い込み室外へ排出する第2の空気流路と、この二つの空気流路に跨って配置され空気中の水分を吸着する吸着材が設けられた回転式加湿体と、前記第2の空気流路における加湿体の上流側に設けられた加熱手段とを備え、前記第2の空気流路における前記加湿体の下流側に冷却器とこの冷却器の凝縮水を溜める容器とを配置するとともにこの容器内に設けられたドレン用ヒータにより昇温された凝縮水を空気調和機の室内機に搬送する配管を設け、この配管の出口側開口に透湿膜を設けたことを特徴とする空気調和機の加湿ユニット。
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