JP4031236B2 - 異収縮混繊糸及びそれを用いた布帛 - Google Patents

異収縮混繊糸及びそれを用いた布帛 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自然環境に悪影響を及ぼす可能性のある重金属を排出することなく、容易に均整な表面外観を呈するスエード調布帛を得ることができる異収縮混繊糸に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
極細糸を用いて均整な表面外観を呈する布帛を得ようとすると、極細糸が十分に開繊し、布帛表面に凹凸を形成しないことが重要である。しかし、極細糸はそのしなやかさからして、繊維同士が集束しやすい性質を有するため、今日までその解決方法が未達のままであった。例えば特開平4−91249号公報には、わざさわざ一方のマルチフイラメントを過剰供給しながら混繊することにより、たるみやループを形成して引き揃え斑、地割れ、イラツキ斑などの欠点解消を図っているが、この方法では、混繊斑や形態斑が必然的に混在するため、極細糸を用いると均整のとれた表面外観を呈する布帛を得ることは困難である。また特開平7−102436号公報には、開繊手段として極細マルチフイラメントに仮撚加工を施す方法が採用されているが、このような方法では、フイラメントが本来有するタッチが消失して捲縮タッチとなるだけでなく、捲縮による表面乱れが起こるという欠点を有する。さらに特開平7−126951号公報には、極細分割型複合糸と高収縮糸とを混繊する方法が提案されているが、この方法では、極細糸の性質はそのまま残るため、機械的に剥離又は溶剤で一方成分を溶出して分割極細化後の極細糸は、従来と同様に繊維同士が部分的に集束しやすく、均整な表面外観を呈する布帛は得られない。
【0003】
かかる問題を解消するため、本発明者らは先に極細化可能な太細複合糸と高収縮糸とを混繊する方法を提案した(特願2000−120866)。確かにこの方法によれば、極細化された各単繊維は開繊・分散しやすく、凹凸感のない均整な表面外観を呈するスエード調布帛を得ることができるものの、極細化するために複合繊維の一成分であるアルカリ易溶解性ポリエステルを溶解除去しているため、該ポリエステルを製造時に使用される重金属成分は排水中に排出されるという問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記従来事情を背景になされたもので、その目的は、自然環境に悪影響を及ぼす可能性のある重金属を排出することがなく、且つ、極細糸が十分開繊・分散しやすくて凹凸感のない均整な表面外観を呈するスエード調布帛を得るに好適な異収縮混繊糸及びその製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記目的を達成するため鋭意検討した結果、低収縮糸として微細な太さ斑を有する極細化可能な太細複合糸、高収縮糸として太さ斑を有しない糸を混繊すれば、布帛となした後に該複合糸の一方成分を除去して極細糸となしても、その微細な太さ斑により該極細糸の開繊・分散が向上するため、均整のとれた表面外観を呈する布帛が得られること、その際、溶解除去成分として重金属を含有しない特定のアルカリ易溶解性ポリエステルを使用すれば、排水の自然界に及ぼす影響を低減しつつ容易に極細化できることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0006】
かくして、本発明によれば、
「互いに沸水収縮率が異なる2種のフィラメントからなる異収縮混繊糸において、低収縮側のフィラメントAは、そのフィラメント数が8〜72本、ウースターイブネス(U%)が0.5〜2.5%、アルカリ易溶解性成分を溶解除去することにより0.04〜0.70dtexのアルカリ難溶性成分からなる極細繊維に分割可能で、且つ、下記a〜bを同時に満足する太細複合繊維であり、他方高収縮側のフィラメントBは、単繊維繊度が1.5〜8.0dtex、フイラメント数が6〜48本の太さ斑を有しない均一糸であることを特徴とする異収縮混繊糸。
a:アルカリ易溶解性成分が、原子番号30より大きな原子を含有せず、金属スルホネート基含有イソフタル酸成分及び平均分子量が1000〜20000のポリアルキレングリコール成分を夫々下記式を満足する割合で含有する共重合ポリエステル
▲1▼1.5≦S≦3.0
▲2▼8.0≦P≦13.0
但し、Sは金属スルホネート基含有イソフタル酸成分の共重合ポリエステル中の共重合量(モル%)であり、Pはポリアルキレングリコールの共重合ポリエステル中の含有量(重量%)
b:アルカリ難溶性成分の繊維軸方向の太細比(面積比)が2.5以下」
が提供され、また、
「フィラメント数が8〜72本、自然延伸倍率が1.8以下、伸度が120〜200%、アルカリ易溶解性成分を溶解除去することにより0.042〜0.90dtexのアルカリ難溶性成分からなる極細繊維に分割可能で、且つ、下記cを満足する太細複合繊維を、温度80〜230℃で1.05〜1.35倍に延伸してウースターイブネス(U%)が0.5〜2.5%の太細複合繊維となし、次いで、単繊維繊度が1.5〜8.0dtex、フイラメント数が6〜48本の太さ斑を有しない均一糸と混繊することを特徴とする異収縮混繊糸の製造方法。
c:アルカリ易溶解性成分が、原子番号30より大きな原子を含有せず、金属スルホネート基含有イソフタル酸成分及び平均分子量が1000〜20000のポリアルキレングリコール成分を夫々下記式を満足する割合で含有する共重合ポリエステル
▲1▼1.5≦S≦3.0
▲2▼8.0≦P≦13.0
但し、Sは金属スルホネート基含有イソフタル酸成分の共重合ポリエステル中の共重合量(モル%)であり、Pはポリアルキレングリコールの共重合ポリエステル中の含有量(重量%)」
が提供される。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
先ず、本発明の異収縮混繊糸を構成する一方成分の低収縮側のフィラメントAは、アルカリ易溶解性成分を溶解除去することによりアルカリ難溶性成分からなる極細繊維に分割可能な太細複合繊維であり、例えば後加工段階で一方成分を溶解除去することにより、他方成分を極細糸にでき、該極細糸が繊維軸方向に太細斑を有するものをいう。複合形態としては分割可能であればよく、特に種類は限定されないが、溶解分割型太細複合繊維、溶解割繊型太細複合繊維のいずれかを選択すること、特にアルカリ易溶解性ポリマー中にアルカリ難溶性ポリマーが島状に分散(繊維軸方向には実質的に連続)してる海島型複合形態を有するものが好ましい。
【0008】
該複合繊維を構成するポリマーの組合わせは、上記のとおりアルカリ溶液に対する溶解性が互いに異なり、アルカリ難溶性成分を極細糸として分割できる限りどのような組合わせでもよい。なかでも、得られる織編物等の風合や取扱い性などの観点から、アルカリ難溶性成分はエチレンテレフタレートが95モル%以上のポリエチレンテレフタレート系ポリエステルが好ましい。
【0009】
一方、アルカリ易溶解性成分は、原子番号30より大きな原子を含有せず、金属スルホネート基含有イソフタル酸成分及び平均分子量が1000〜20000のポリアルキレングリコール成分を夫々下記式を満足する割合で含有する共重合ポリエステルである必要がある。
▲1▼1.5≦S≦3.0
▲2▼8.0≦P≦13.0
但し、Sは金属スルホネート基含有イソフタル酸成分の共重合ポリエステル中の共重合量(モル%)であり、Pはポリアルキレングリコールの共重合ポリエステル中の含有量(重量%)
ここで、Sが1.5未満の場合にはアルカリ溶液への溶解性が不十分となり、一方3.0を超える場合には溶融粘度が高くなりすぎ固有粘度を上げることが困難になって脆いものとなりやすく、紡糸性も低下するので好ましくない。また、ポリアルキレングリコールの平均分子量が1000未満の場合には共重合ポリエステルの耐熱性が低下し、一方20000を越えるとポリエステル中に共重合することが困難になり製糸中又は後加工中にスカムとして析出して工程安定性を悪化させるので好ましくない。さらに、該ポリアルキレングリコールの含有量Pが8.0重量%未満の場合にはアルカリ溶液への溶解性が不十分となり、一方13.0を超える場合には耐熱性が低下して製糸性が悪化するので好ましくない。
【0010】
本発明においては、上記アルカリ易溶解成分(共重合ポリエステル)中に、原子番号が30より大きな原子を実質的に含有していない(ここで実質的に含有していないとは、積極的に含有させてはいないことをいい、不純物として含有している程度は含まれない)ことが大切である。かくすることにより、該アルカリ易溶解性共重合ポリエステルをアルカリ溶液で溶解除去する際、該溶出液をそのまま排出しても自然環境に重金属の悪影響を及ぼすといったことが防止できる。
【0011】
次に該太細複合繊維のウースターイブネス(U%)は、前記アルカリ易溶解性成分を除去する前に測定した時の値であって、その値は0.5〜2.5%の範囲、好ましくは0.5〜1.5%の範囲とする必要がある。0.5%未満の場合には、極細糸化した後の極細糸間の開繊性が低下して本発明の目的とする均整な表面外観を呈する布帛を得ることができなくなるので好ましくない。一方、2.5%を越える場合には、極細糸の太細斑が目立つようになり、また布帛の凹凸感も大きくなり、均整な外観が得られなくなるので好ましくない。
【0012】
また、該極細糸の繊維軸方向の太細斑は、面積比でいって2.5以下、好ましく1.7以下とする必要があり、該比が2.5を超える場合には、太細間での光沢差が生じて筋斑が発生しやすくなり、均整性が損なわれるので好ましくない。
【0013】
また、該極細糸の単繊維繊度は、0.04〜0.70dtex、好ましくは0.05〜0.40dtexの範囲である必要があり、0.04dtex未満の場合には、本発明によっても極細糸間を開繊させることは困難になり、均整な表面外観が得られなくなるので好ましくない。一方、0.70dtexを越える場合には、単繊維の開繊は十分できるが、スエード調布帛を得ることができなくなる。なお、複合繊維中のアルカリ難溶性成分の断面積は、繊維軸方向の太細斑を別にすれば、すなわち、太部同士又は細部同士を比較すると、その比は最大で1.5、好ましくは1.2以下、特に好ましくはほぼ均一であることが、均整な表面外観を得る上で好ましい。
【0014】
なお、該太細複合繊維の伸度は、80〜180%の範囲、特に100〜170%の範囲が好ましく、かかる複合繊維では、海成分を溶解除去して得られる極細糸の配向が適度なので、該極細糸の機械的な特性を維持しながらソフトなタッチに優れたスエード調布帛が得られ好ましい。
【0015】
次に、本発明の異収縮混繊糸中の上記太細複合繊維のフィラメント数は、多すぎても少なすぎても後述する均一糸と混繊する際の均一混合性が低下するので、8〜72本、特に16〜60本の範囲とする必要がある。
【0016】
本発明の異収縮混繊糸を構成するもう一方の高収縮側のフィラメントBは、太さ斑を有しない均一糸であって、その単繊維繊度が1.5〜8.0dtex、好ましくは2.0〜5.0dtexの範囲である必要がある。該フィラメントBが太さ斑を有する場合では、該高収縮糸の斑に起因して均整性が低下し、本発明の目的を達成できなくなる。なお、ここでいう太さ斑を有しないとは、通常のフラットな太細を意識していないマルチフィラメントのことであり、かかる通常のマルチフィラメントが有している、ウースターイブネス(U%)でいって0.2%程度以下の太さ斑を有していてもよいことは勿論である。
【0017】
また該単繊維繊度が1.5dtex未満の場合には、混繊による繊維間の絡み合いが強くなりするため、前記複合繊維を処理して形成される極細糸の開繊性が低下し、均整な表面外観を呈する布帛を得ることができなくなる。一方、8.0dtexを超える場合には、前記複合繊維との混繊性が低下して混繊不良となり、同じく均整な表面外観を呈する布帛を得ることができなくなる。
【0018】
またフィラメントBとフィラメントAとの沸水収縮率差は2%以上、特に3%以上であることが好ましい。該沸水収縮率差が2%未満の場合には、得られる異収縮混繊糸を熱処理後に極細化処理しても、極細糸が主として糸条の表面に配される芯鞘型二層構造糸は得難く、本発明の目的を達成することが困難となる。かかる高収縮糸を構成するポリマーは、得られる布帛の風合からポリエステル、特に第3成分を共重合させたポリエチレンテレフタレートが好ましい。勿論、該ポリエステルは、前記太細複合繊維のアルカリ易溶解性成分に使用される共重合ポリエステルと比較して難溶解性である必要があることは改めていうまでもない。好ましく用いられる第3成分としては、イソフタル酸、ビスフェノールA及びそのエチレンオキサイド付加体、ネオペンチルグリコールなどをあげることができるが、その共重合量は、高収縮特性を発揮する上では通常2モル%以上であり、上限は得られる布帛の風合や機械的特性の点から通常は20モル%以下である。
【0019】
次にフィラメントB(均一糸)のフイラメント数は6〜48本、好ましくは12〜36本の範囲とする必要があり、該本数が6本未満では、太細複合繊維の各フイラメントを分散する効果は少なくなり、逆に48本を超える場合には、絡み部分が多くなりすぎ、それが原因でブロック状の形態が所々に形成されるため、均整な表面外観が得られなくなる。なお、太細複合繊維(フィラメントA)と均一糸との合計のフィラメント数は、あまりに多くなると混繊乱れにより一部フイラメントが乱れて均整な表面外観を呈さなくなるので、120本以下、好ましくは72本以下とし、また太細複合繊維のフイラメント数を均一糸のフイラメント数の4倍以下、好ましくは3.5倍以下とするのが望ましい。
【0020】
次に、以上に説明した異収縮混繊糸を製造するための好ましい方法について説明する。
まず、アルカリ易溶解性ポリマーを一方成分、それより溶解速度の遅いポリマーを他方成分として複合紡糸して得た、フィラメント数が8〜72本、好ましくは12〜60本、自然延伸倍率が1.8以下、好ましくは1.2〜1.6、伸度が120〜200%、好ましくは130〜180%、さらにアルカリ難溶性成分の単繊維繊度が0.042〜0.90dtex、好ましくは0.05〜0.40dtexの複合未延伸糸を用いる。
【0021】
ここで該未延伸糸の伸度が120%未満の場合には、後述する斑延伸を施こそうとしてもアルカリ難溶性成分に太細斑を形成することができなくなり、溶解処理により形成される極細糸の開繊性が不十分となる。一方200%を超える場合には、該斑延伸により発現されるウースターイブネス(U%)が大きくなりすぎ、極細糸の太細斑が目立つようになり、また布帛の凹凸感も大きくなり、均整な外観が得られなくなるので好ましくない。
【0022】
次に、未延伸糸の自然延伸倍率は高い程、斑を形成させるための延伸に幅が大きくなって多種多様な斑形成が可能となるが、逆に異常延伸斑が発生しやすくなる。この延伸斑は、自然延伸倍率が小さいほど発生し難くなるが、逆に小さくなると本発明の目的とする太細を形成する際の安定性が低下するので、本発明においては、自然延伸倍率は1.8以下が必要であり、好ましくは1.2〜1.6倍の範囲とする。この範囲であれば、次に述べる斑延伸により、本発明にかかる太細複合繊維を得ることができる。
【0023】
本発明においては、上記未延伸糸を温度80〜230℃、好ましくは110〜210℃で1.05〜1.35倍、好ましくは1.10〜1.25倍に延伸(斑延伸)してウースターイブネス(U%)が0.5〜2.5%の海島型太細複合繊維となす。ここで延伸温度が80℃未満の場合には、不規則な斑が発生しやすいだけでなくウースターイブネスが大きくなりすぎるので好ましくない。一方230℃を超える場合には過熱されて安定に延伸することが困難になるので好ましくない。
【0024】
延伸中の糸が受ける温度は、加熱体の種類に応じて熱処理時間等を調整をすることにより設定できるので、該調整ができれば、接触タイプだけでなく、非接触タイプの加熱体をも使用することができる。なお、非接触タイプの加熱体で延伸を行なう際には、予め加熱ローラに数ターンさせて十分に予熱した(加熱ローラ温度は90℃〜130℃が好ましい)後、非接触加熱体での延伸を行なうことが好ましく、単に非接触加熱体のみで延伸しようとすると、延伸斑が発生しやすくなる。より好ましい延伸方法は、加熱ローラと加熱プレート(接触)との併用であって、この際も、加熱ローラ温度は90℃以上が好ましく、加熱プレート温度は加熱プレート単独使いの際よりも低くするのがよい。
【0025】
次に延伸倍率は、1.05倍未満では島成分(極細糸)に太細を形成することができなくなり、一方1.35倍を超える場合には斑がハッキリしすぎてウースターイブネス(U%)が2.5%を超えるようになるので好ましくない。
【0026】
以上に述べた方法により得られた太細複合繊維は、常法により製造された単繊維繊度が1.5〜8.0dtex、フイラメント数が6〜48本の太さ斑を有しない均一高収縮糸(フィラメントB)と混繊して異収縮混繊糸となす。混繊方法は、従来公知の方法を採用すればよく、例えばインタレースノズルを用いるのが一般的であり好ましい。
【0027】
以下、図面に基づいてさらに具体的に説明する。図2は、本発明の異収縮混繊糸の製造工程の一概略図である。図において、複合未延伸糸(1)を製造工程のクリルスタンドに、一方太さ斑を有しない均一糸(2)を別のクリルスタンドに配置する。複合未延伸糸をコツトローラ(3)に通し、供給ローラ(4)に数ターンさせ、その間の糸張力は延伸を加えない程度に張った状態として走行させ、加熱プレート(5)に接触させた後、段付ローラ(6)大径ローラ間で斑延伸と熱処理を同時に行い小ローラに入る手前でインターレースノズル(7)に導くが、その際、均一糸も段付きローラの大径ローラに導き数ターン後、該ノズル(7)の手前で両糸を引き揃え、ノズルに圧搾空気を供給して混繊した後、小径ローラに数ターンして異収縮混繊糸(8)として巻き取る。
【0028】
図3は、本発明の異収縮混繊糸を製造するための別の工程概略図である。ここでは、複合未延伸糸(1−1)をクリルスタンドに、一方均一糸(2−1)は別のクリルスタンドに配置する。複合未延伸糸をコツトローラ(3−1)に通し、加熱ローラ(4−1)に数ターンさせ、その間の糸張力は延伸を加えない程度に張った状態として走行させ、非接触加熱体(5−1)に通した後、段付ローラ(6−1)大径ローラ間で斑延伸と熱処理を同時に行い小ローラに入る手前でインターレースノズル(7−1)に導くが、その際、均一糸も段付きローラの大径ローラに導き数ターン後、該ノズル(7−1)の手前で両糸を引き揃え、ノズルに圧搾空気を供給して混繊した後、小径ローラに数ターンして異収縮混繊糸(8−1)として巻き取る。
【0029】
また図4は、本発明の異収縮混繊糸を製造するための別の工程の概略図である。ここで、複合未延伸糸(1−2)をクリルスタンドに、一方均一糸(2−2)を別のクリルスタンドに配置する。複合未延伸糸をコツトローラ(3−2)に通し、加熱ローラ(4−2)に数ターンさせ、その間の糸張力は延伸を加えない程度に張った状態として走行させ、加熱プレート(5−2)に通した後、段付ローラ(6−2)大径ローラ間で斑延伸と熱処理を同時に行い小ローラに入る手前でインターレースノズル(7−2)に導くが、その際、均一糸も段付きローラの大径ローラに導き数ターン後、該ノズル(7−2)の手前で両糸を引き揃え、ノズルに圧搾空気を供給して混繊した後、小径ローラに数ターンして異収縮混繊糸(8−2)として巻き取る。
【0030】
【実施例】
以下、実施例をあげて本発明をさらに具体的に説明する。なお、実施例中の各測定項目は下記の方法で測定した。
【0031】
ウースターイブネス(U%)
日本計測器工業製のウースターイブネス(U%)測定機を用い、糸速度100m/分、ハーフイナート、仮撚り数5500回/分にて測定した。
【0032】
沸水収縮率
試料を枠周1.125mの検尺機を用いて、10回の綛を作り、0.0177cN/dtex(0.02g/de)の荷重を綛にかけて綛カセ長L0を測り、次に荷重をはずして、98℃の温水中に30分浸漬した後、取り出し、和紙で水分を切り水平状態で自然乾燥し、再び前記荷重をかけて綛長L1を測り、次式より沸水収縮率(%)を算出した。
沸水収縮率(%)=((L0−L1)/L0)×100
【0033】
島成分(極細糸)の太細比
太細複合繊維を構成する全フイラメントをアルカリ溶液で処理して海成分を完全に溶解して極細糸(島成分)のみとし、任意の極細糸について光学顕微鏡で太部と細部の直径を測定し、その比を算出(n10の平均)した。なお、島成分の繊度分布については、斑延伸する前の複合糸について、全フイラメントをアルカリ溶液で処理して海成分を完全に溶解して極細糸(島成分)のみとし、パラフインに包埋し、ミクロトームにて切片をつくる。これを光学顕微鏡にて測定し、個々の断面直径を測り、最大直径と最小直径を選びだす。この作業を初めから5回繰り返し、5回中の最大直径と最小直径を夫々さらに抽出し、その最大直径を最小直径で割って繊度分布とした。
【0034】
[実施例1]
海島型複合繊維の島成分として、酸化チタン0.3wt%含有のポリエチレンテレフタレート(固有粘度0.63)、アルカリ易溶解性の海成分として5−ナトリウムスルホイソフタルル酸1.5モル%とポリエチレングリコール(分子量4000)10重量%とを重合触媒としてチタン化合物を用いて共重合した、原子番号が30以上の原子を実質的に含有しないポリエチレンテレフタレート(固有粘度0.63)を用い、通常の複合紡糸口金から島及び海成分を同時紡糸して図1アに類似した断面形状の海島型複合未延伸糸を得た。その際の紡糸温度は290℃、紡糸速度は3000m/分で、総繊度は122dtex、フイラメント数は36本、1フィラメント中の島数は25、島成分の重量割合は65%(島成分の単繊度は0.088dtex)、海成分35%、引張切断伸度160%、自然延伸倍率1.6倍の未延伸糸を得た。
【0035】
この複合未延伸糸を、図2に示す製造工程に掛け、その際の延伸条件としては、供給ローラと段付きローラ間の延伸倍率は1.15倍、加熱プレート(ヒーター長36cm)温度は200℃、延伸速度400m/分で斑延伸を行った。一方均一糸用として、イソフタル酸を10モル%共重合したボリエチレンテレフタレートを紡糸温度280℃、紡糸速度1450m/分で紡糸した未延伸糸を87℃の加熱ローラに6ターンし延伸ローラ温度120℃に3ターン巻きつけて、3倍に延伸して得た、沸水収縮率が15%、55dtex/12フィラメントの高収縮均一糸を用いた。
【0036】
両糸を段付きローラ上で引き揃え、同工程のインターレースノズルを用いて圧搾空気圧力196kPa(2kg/cm2)、弛緩率2%で混繊し172dtex/48フィラメントの異収縮混繊糸を得た。なお、海島型複合未延伸糸を単独で上記条件と同一で斑延伸して物性をみると、117dtex/36フィラメント、伸度110%、U%が0.6%で島成分の太細比は1.7であった。
【0037】
この混繊糸を経糸及び緯糸に用い、経糸には600回のS撚り、緯糸には1000回のSZ撚りを施して綾変化組織で製織した。得られた生機は100℃の温水で精錬処理した後、中和しプレセットとしてピンテンター装置を用いて経方向に1%緯(幅)方向に5%の弛緩率で180℃下30秒乾熱セットした。次いで、90℃の35g/リッターの水酸化ナトリウム水溶液で30%減量加工して海成分を溶解し、島成分を極細糸として分割した後、通常の高圧染色(130℃45分)で、ベイジュ色に染色した。染色前後の織物の収縮率は経方向3%、緯(幅)方向5%の収縮率であり、この収縮は均一糸の収縮力によるもので、該均一糸は織物内層部に位置して表面からは観察することは困難であった。その後風乾させ、ファイナルセットとして160℃1分乾熱でセットして、織物を仕上た。織物目付は220g/m2、仕上り織密度は経288本/25.4mm、緯155本/25.4mmであった。織物は均整な表面外観を呈し、極細糸は集団で密着することなく、開繊効果も十分なスエード調の織物にしあがった。追加加工として、織物をバフ加工(400番のサンドペーパを回転シャフトに巻きつけ、その表面上にかすかに接触するよう、織物表面を移動しながら、繊維を切断し毛羽とする)することにより、均整でよりソフトな風合に仕上がった。また、アルカリ減量工程においては、該海成分ポリマーに元素記号30より大なる元素を含まないため、海成分溶解に際して重金属の廃液としての流出は見られなかった。
【0038】
[実施例2]
実施例1に用いた海島型複合未延伸糸と均一糸とを図3に示す装置を用い、加熱ローラ温度120℃、延伸倍率は実施例1と同じ1.15倍、非接触加熱体(スリットタイプ)は温度220℃とした他は、実施例1と同じ条件で異収縮混繊糸を得た。海島型複合未延伸糸単独で、上記条件と同一で延伸して物性を見てみると117dtex/36フィラメント、伸度は115%、U%は0.5%、島成分の太細比は1.4であった。
【0039】
この混繊糸を実施例1と同じ方法で製織染色仕上を行い、製品に仕上た。織物目付230g/m2、仕上織密度は経229本/25.4mm、緯157本/25.4mmとほぼ実施例1同等の製品であった。織物は均整な表面外観を呈し、極細糸が集団で密着することなく、開繊効果も十分なスエード調の織物にしあがった。追加加工として、織物をバフ加工(400番のサンドペーパを回転シャフトに巻きつけ、その表面上にかすかに接触するよう、織物表面を移動しながら、繊維を切断し毛羽とする)することにより、均整でよりソフトな風合いに仕上がった。
【0040】
[実施例3]
海成分ポリマーのポリエチレングリコール分子量4000の共重合率を13重量%とした以外は実施例1と同様の方法で混繊糸を得、織物を仕上げた。織物は実施例1と同等の品位に仕上がった。また、実施例1と同様に、海成分溶解に際して廃液中には重金属の流出は認められなかった。
【0041】
[実施例4]
海成分ポリマーの5−ナトリウムスルホイソフタルル酸共重合率を3.0モル%とした以外は実施例1と同様の方法で混繊糸を得、織物を仕上げた。織物は実施例1と同等の品位に仕上がった。また、実施例1と同様に、海成分溶解に際して廃液中には重金属の流出は認められなかった。
【0042】
[比較例1]
実施例1と同等の紡糸方法で、海島型複合未延伸糸として総繊度133dtex、フイラメント数36本、島数25、島成分重量割合65%、海成分35%、引張り切断伸度160%、自然延伸倍率1.6倍の未延伸糸を得た。この未延伸糸を実施例1同様の図2に示す装置を用い、加熱プレート70℃として1.15倍に延伸して117dtex/36フィラメント、U%3.0%の太細糸としたところで、実施例1と同じ均一糸を同様に混繊して、172dtex/48フィラメントの異収縮混繊糸を得た。
【0043】
この混繊糸を、経糸・緯糸に用い、経糸に600回のS撚り、緯糸に1000回のSZ撚りを施して綾変化組織で製織した。得られた生機は実施例1と同様の方法で染色仕上げを行い織物を得た。織物の表面は凸凹外観をしており、けっして均整といえる表面外観ではく、拡大観察してみると、部分的に極細糸が集束密着しあって開繊した部分との形態差が凹凸を形成していた。
【0044】
[比較例2]
実施例1と同じ口金、ポリマーを用い、同じ紡糸方法により198dtex/36フィラメントの海島型複合未延伸糸を得、次いで延伸倍率1.7倍、加熱プレート160℃で延伸してU%が0.2%の太細斑のでない延伸を施して117dtex/36フィラメントの海島型複合繊維を得た。この複合繊維を実施例1と同じ均一糸と、実施例1と同様にして混繊し、172dtex/48フィラメントの混繊糸となした。以下実施例1と同様にして織物を仕上たが、得られた織物は極細糸が所々集束しあい、筆先のような形態部が各所に点在して、けっして均整とは言えるものではなかった。
【0045】
[比較例3]
海成分として原子番号51のアンチモン化合物を重合触媒として用いた共重合ポリエステルを用いた以外は実施例1と同じ方法により混繊糸を得、織物を仕上げた。織物は実施例1と同様に均整な表面外観をなし、島繊維が集団で密着することなく、開繊効果も充分なスエード調の織物に仕上がったが、アルカリ減量工程における廃液中にアンチモン化合物の流出が認められた。
【0046】
【発明の効果】
本発明の異収縮混繊糸によれば、天然繊維の有する自然な斑を再現するのではなく、合成繊維の均一性をより強調した均整な表面外観をしたスエード調布帛を提供することができ、しかも、アルカリ易溶解成分には原子番号30より大きな原子を含有しないポリエステルを使用しているため、重金属を廃液中に流出させることがなく自然環境の保護の点からも有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる複合繊維の横断面の概略図である。
【図2】本発明の異収縮混繊糸を製造するための工程を示す一概略図である。
【図3】本発明の異収縮混繊糸を製造するための別の工程を示す一概略図である。
【図4】本発明の異収縮混繊糸を製造するためのさらに別の工程を示す一概略図である。
【符号の説明】
A アルカリ難溶性成分
B アルカリ易溶性成分
1,1−1,1−2 太細複合繊維
2,2−1,2−2 太さ斑を有しない均一糸
3,3−1,3−2 コットローラ
4,4−1,4−2 供給ローラ
5,5−1,5−2 加熱プレート
6,6−1,6−2 段付ローラ
7,7−1,7−2 インターレースノズル
8,8−1,8−2 異収縮混繊糸

Claims (6)

  1. 互いに沸水収縮率が異なる2種のフィラメントからなる異収縮混繊糸において、低収縮側のフィラメントAは、そのフィラメント数が8〜72本、ウースターイブネス(U%)が0.5〜2.5%、アルカリ易溶解性成分を溶解除去することにより0.04〜0.70dtexのアルカリ難溶性成分からなる極細繊維に分割可能で、且つ、下記a〜bを同時に満足する太細複合繊維であり、他方高収縮側のフィラメントBは、単繊維繊度が1.5〜8.0dtex、フイラメント数が6〜48本の太さ斑を有しない均一糸であることを特徴とする異収縮混繊糸。
    a:アルカリ易溶解性成分が、原子番号30より大きな原子を含有せず、金属スルホネート基含有イソフタル酸成分及び平均分子量が1000〜20000のポリアルキレングリコール成分を夫々下記式を満足する割合で含有する共重合ポリエステル
    ▲1▼1.5≦S≦3.0
    ▲2▼8.0≦P≦13.0
    但し、Sは金属スルホネート基含有イソフタル酸成分の共重合ポリエステル中の共重合量(モル%)であり、Pはポリアルキレングリコールの共重合ポリエステル中の含有量(重量%)
    b:アルカリ難溶性成分の繊維軸方向の太細比(面積比)が2.5以下
  2. 太細複合繊維が海島型太細複合繊維である請求項1記載の異収縮混繊糸。
  3. 太細複合繊維の伸度が80〜180%である請求項1又は2記載の異収縮混繊糸。
  4. 均一糸を構成するポリマー及び太細複合繊維のアルカリ難溶性成分がいずれもポリエステルである請求項1〜3のいずれか1項に記載の異収縮混繊糸。
  5. フィラメント数が8〜72本、自然延伸倍率が1.8以下、伸度が120〜200%、アルカリ易溶解性成分を溶解除去することにより0.042〜0.90dtexのアルカリ難溶性成分からなる極細繊維に分割可能で、且つ、下記cを満足する太細複合繊維を、温度80〜230℃で1.05〜1.35倍に延伸してウースターイブネス(U%)が0.5〜2.5%の太細複合繊維となし、次いで、単繊維繊度が1.5〜8.0dtex、フイラメント数が6〜48本の太さ斑を有しない均一糸と混繊することを特徴とする異収縮混繊糸の製造方法。
    c:アルカリ易溶解性成分が、原子番号30より大きな原子を含有せず、金属スルホネート基含有イソフタル酸成分及び平均分子量が1000〜20000のポリアルキレングリコール成分を夫々下記式を満足する割合で含有する共重合ポリエステル
    ▲1▼1.5≦S≦3.0
    ▲2▼8.0≦P≦13.0
    但し、Sは金属スルホネート基含有イソフタル酸成分の共重合ポリエステル中の共重合量(モル%)であり、Pはポリアルキレングリコールの共重合ポリエステル中の含有量(重量%)
  6. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の異収縮混繊糸を構成繊維として含む織編物。
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