JP4030971B2 - 食品用包装袋の製造方法 - Google Patents

食品用包装袋の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4030971B2
JP4030971B2 JP2004028903A JP2004028903A JP4030971B2 JP 4030971 B2 JP4030971 B2 JP 4030971B2 JP 2004028903 A JP2004028903 A JP 2004028903A JP 2004028903 A JP2004028903 A JP 2004028903A JP 4030971 B2 JP4030971 B2 JP 4030971B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
belt
sheet
film
packaging bag
food packaging
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2004028903A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005219319A (ja
Inventor
直人 白井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Howa Sangyo Co Ltd
Original Assignee
Howa Sangyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Howa Sangyo Co Ltd filed Critical Howa Sangyo Co Ltd
Priority to JP2004028903A priority Critical patent/JP4030971B2/ja
Publication of JP2005219319A publication Critical patent/JP2005219319A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4030971B2 publication Critical patent/JP4030971B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Packaging Frangible Articles (AREA)
  • Bag Frames (AREA)
  • Making Paper Articles (AREA)

Description

本発明は、サンドイッチやカステラなどの食品(以下、主として「サンドイッチ」という。)を包装する食品用包装袋の製造方法に関し、特に、サンドイッチを収納する収納部に隣接してヘッダ部が設けられている食品用包装袋の製造方法に関する。
直角三角形のサンドイッチは、例えば図5ないし図7に示すような食品用包装袋100に包装されて販売されている。この食品用包装袋100は、図5に示すように、重ね合わされている台形状の透明な表フィルム110および裏フィルム120の両側縁111,121が溶断シールされ、幅の狭い一端(以下、「上端」という。)が突片状に突出しているヘッダ部101とされ、幅の広い他端(以下、「下端」という。)がサンドイッチS(図8参照)の挿入口となる開口部102とされ、ヘッダ部101と開口部102との間がサンドイッチSの収納部103とされている。
そして、ヘッダ部101と収納部103との境界部は、帯状にシールされたシール部104とされている。ヘッダ部101は、両側縁111,121とシール部104だけでなく、端縁112,122もシールされている。一方、収納部103の開口部側端部103aは切除され、切欠き部105,105が設けられている。この切欠き部105,105によって開口部102を四角形状に開口するときに、溶断シールされた両側縁111,121が引き裂かれにくいようにされている。
また、ヘッダ部101を構成している裏フィルム120のほぼ中心部には、例えば逆U字形の切込線123が入れられ、切込線123の内側が摘み上げることのできる舌片状の摘み片124とされている。さらに、裏フィルム120の内側面には、摘み片124の位置からシール部104を交差して開口部102付近まで、裏フィルム120を引き裂くための細い帯状の切断手段(以下、「カットテープ」という。)130が貼着されている。
一方、表フィルム110の内面の中央には、汚れ防止フィルム140が貼着されており、例えばゆで卵とマヨネーズなどをミックスした具材のサンドイッチが収納部103内に収納されても、この具材が汚れ防止フィルム140に付着することにより、表フィルム110が汚れることなく、外観が損なわれないようにされている。
そして、重ね合わされた表フィルム110と裏フィルム120は、図6に示すように開口部102が長方形状に開口されることにより、裏フィルム120および表フィルム110の各側縁111,121に跨った部分が一対の対向する三角形状の側面部A,Aとなり、裏フィルム120の中間部分が長方形状の背面部Bとなり、そして表フィルム110の中間部分が長方形状の正面部Cとなり、収納部103内に空間が形成される。この収納部103内にサンドイッチSが収納されると、三角形状に切られた外側のパンが側面部Aと接合し、切り口が背面部Bと正面部Cに接合する。
そして、開口部102側の表フィルム110と裏フィルム120は、図7に示すように折り込まれて底部Dとされ、この底部Dは粘着テープ(図示せず)などによって封緘されることにより、サンドイッチSが包装された状態となる。
包装されたサンドイッチSを食するには、片方の手の指でヘッダ部101を摘み、他方の手の指で裏フィルム120に設けられた摘み片124を摘んで真っ直ぐ下方向へ引っ張る。すると、カットテープ130が裏フィルム120のシール部104を裁断し、さらに真っ直ぐ下方向に引っ張ることにより、裏フィルム120を下方へ引き裂く。裏フィルム120が底部Dの方まで引き裂かれることにより、食品用包装袋100は開封され、サンドイッチSを取り出すことができる。
なお、重ね合わされる2本の帯状シートから台形状の食品用包装袋を製造するようにした「食品用包装袋の製造方法」が特許文献1に開示され、食品用包装袋に設けられたヘッダ部を四角形状とした「サンドイッチ等食品の包装用袋」が特許文献2に開示されている。
特開2000−289704号公報 実開平6−16244号公報
特許文献1に開示された「食品用包装袋の製造方法」は、図8に示すように、2本の帯状シート1,2が上下に重ね合わされ、この帯状シート1,2の一方の側部Xに食品用包装袋100のヘッダ部101と開口部102とが交互に連続し、帯状シート113,123の他方の側部Yに食品用包装袋100の開口部102とヘッダ部101とが交互に連続するようにして、台形状の食品用包装袋100を交互に逆向きに連続して製造するものである。各食品用包装袋100の各側縁111,121間は、帯状にヒートシールされ、このヒートシールされる部分が切断される。
一方、特許文献2に開示された「サンドイッチ等食品の包装用袋」は、図9(a)に示すように、ヘッダ部101が四角形状とされている。四角形状のヘッダ部101の各側縁は、食品用包装袋100がサンドイッチを収納および包装した状態において(図6および図7参照。)、長方形状となる背面部Bおよび正面部Cの各側縁と直線状に連続する。このようなヘッダ部101は、台形状でなく四角形状であることから、背面部Bおよび正面部Cとデザイン的に一体となり、ヘッダ部101に付する商標や模様などの多様化を図ることができる。
しかし、このような特許文献2に開示されたサンドイッチ等食品の包装用袋を、特許文献1に開示された方法によって製造すると、ヘッダ部101が長方形状であるため、図9(b)に示すように、隣り合っている食品用包装袋100,100間に間隔Gが生じ、この部分において廃棄ロスLが生じる。
そこで、本発明は、一次的に廃棄ロスが生じることなく、ヘッダ部を四角形状に形成することができるようにし、二次的にヘッダ部が腰を有するようにした食品用包装袋の製造方法を提供することを課題とする。
本発明に係る食品用包装袋の製造方法は、上下に重ね合わされて繰り出され、千鳥状に設けられた帯状のシール部によって接合されている2本の帯状シートを、昇降動する一対のヒータカッターによって幅方向に溶断シールすることにより、前記シール部の各端部と接する一対の側縁を形成し、該側縁間に前記シール部を挟んでヘッダ部と外端側に開口部を有する収納部とを設けた食品用包装袋を連続して製造する食品用包装袋の製造方法において、前記2本の帯状シート間に四角形状の補強フィルムを挟み込み、該補強フィルムの基端部が前記シール部にシールされるように補強フィルムをヘッダ部内に収納し、前記ヒータカッターは、狭い間隔で平行に対峙して前記帯状シートの一方の側部に接離する狭窄部と、広い間隔で平行に対峙して前記帯状シートの他方の側部に接離する拡幅部と、テーパ状に対峙して前記帯状シートの中間部に接離する傾斜部とを備え、該狭窄部、傾斜部および拡幅部が直列に連結されたものであり、該ヒータカッターが、前記狭窄部の間隔と前記拡幅部の間隔とを加算したピッチで、前記2本の帯状シートを溶断シールすることにより、ヘッダ部の両側縁と収納部の開口部側端部の両側縁がともに平行な包装体を交互に逆向きに連続して製造し、該包装体の収納部の開口部側端部に切欠き部を形成することを特徴としている。
この食品用包装袋の製造方法によれば、一対のヒータカッターが直列に連結された狭窄部と傾斜部と拡幅部とから構成され、この一対のヒータカッターによって上下に重ね合わされて繰り出される2本の帯状シートを幅方向に溶断シールすることにより、包装体を交互に逆向きに連続して製造することができる。この包装体のヘッダ部は、ヒータカッターの狭窄部が平行に対峙することによって四角形状に形成され、収納部の開口部側端部は、ヒータカッターの拡開部が平行に対峙することによって四角形状に形成される。
そして、2本の帯状シートが、狭窄部の間隔と拡幅部の間隔とを加算したピッチで繰り出されて溶断シールされることにより、包装体がヘッダ部と収納部とを交互に逆向きに連続して製造される。すなわち、2本の帯状シートが前記のピッチで繰り出されることにより、ヒータカッターの狭窄部と既に製造された包装体のヘッダ部との間に収納部の開口部側端部が形成され、同時に、ヒータカッターの拡幅部と既に製造された包装体の収納部の開口部側端部との間に四角形状のヘッダ部が形成される。
また、ヒータカッターの傾斜部が連続して製造される包装体の収納部の各側縁を共通して溶断シールする。したがって、連続して製造される包装体間に隙間が生じず、2本の帯状シートから廃棄ロスが生じないようにすることができる。そして、包装体の収納部の開口部側端部は、平行に形成されるが、後工程において切除され、切欠き部が形成される。この切欠き部によって、開口部を開口するときに、溶断シールされた収納部の両側縁が開裂しにくいようにすることができる。
この食品用包装袋の製造方法によれば、補強フィルムがヘッダ部内に収納され、補強フィルムの基端部がシール部によってシールされることにより、ヘッダ部が腰を有するようになり、ヘッダ部を折れ曲がりにくくすることができる。
また、前記食品用包装袋の製造方法において、前記帯状シートと同じ方向に繰り出される帯状の内シートを、長さ方向に切断するとともに、前記ヘッダ部の幅とほぼ同一の幅で幅方向に切断することにより、汚れ防止フィルムと前記補強フィルムとを形成し、該汚れ防止フィルムと補強フィルムとを一方の帯状シートの裏面に重ね合わせてポイントシールすることが好ましい。
この食品用包装袋の製造方法によれば、補強フィルムが汚れ防止フィルムを形成する帯状の内シートから形成されることにより、汚れ防止フィルムを包装体内に収納する一連の工程で、補強フィルムをヘッダ部内に収納することができる。また、汚れ防止フィルムは、補強フィルムと別体とされ、ポイントシールされることにより、食品用包装袋に包装されたサンドイッチなどの食品が食品用包装袋内で動いても、汚れ防止フィルムはその動きに追従し、食品用包装袋が汚れないようにすることができる。なお、内シートが繰り出される方向は、帯状シートの進行方向と同一方向だけでなく、逆方向であってもよい。
また、前記食品用包装袋の製造方法において、前記内シートは、補強フィルムが前記帯状シートの各側部に重なり合うように2本繰り出されることが好ましい。
この食品用包装袋の製造方法によれば、2本の内シートが繰り出されることにより、一方の内シートから形成される補強フィルムが帯状シートの一方の側部上に重ね合わされ、他方の内シートから形成される補強フィルムが帯状シートの他方の側部上に重ね合わされることにより、包装体が交互に逆向きに連続して製造されても、補強フィルムと汚れ防止フィルムとを包装体内に効率的に収納することができる。
本発明によれば、狭い間隔で平行に対峙する狭窄部と、広い間隔で平行に対峙する拡開部と、この狭窄部と拡開部とを直列の方向に連結する傾斜部とによって構成されるヒータカッターが、上下に重ね合わされて繰り出される2本の帯状シートを溶断シールするため、四角形状のヘッダ部を備えた食品用包装袋を交互に逆向きに連続して製造することができる。そして、繰り出される2本の帯状シートを狭窄部と拡幅部の幅のピッチで溶断シールすることにより、連続して製造される袋本体の側縁間に隙間が生じず、廃棄ロスが出ないようにすることができる。この結果、帯状シートを無駄にすることがなくなるため、食品用包装袋のコストダウンを図ることができる。
また、ヘッダ部が四角形状とされることにより、収納部内に食品を収納した際に形成される正面部および背面部の側縁とヘッダ部の側縁とが直線状になり、正面部および背面部とヘッダ部とがデザイン的に一体となることから、優れた意匠性が発揮され、商品の売上の向上に寄与することができる。
本発明に係る食品用包装袋の製造方法の一実施形態について、図1から図4を参照しながら説明する。なお、従来と同一部分は、同一符号を付して説明する。
本実施形態における食品用包装袋の製造方法は、図1に示すような一対のヒータカッター10を使用する。このヒータカッター10は、狭い間隔で平行に対峙する狭窄部11と、広い間隔で平行に対峙する拡幅部12と、テーパ状の傾斜部13とからなり、一方と他方とが線対称になるように直列に連結されている。このようなヒータカッター10は、上下に重ね合わされて間歇的に繰り出される2本の帯状シート1,2の一方の側部Xに狭窄部11が接離し、他方の側部Yに拡幅部12が接離し、中間部Zに傾斜部13が接離するように昇降動する。
このヒータカッター10の上流側には、2組の端部ヒータ20,20が配備されている。各端部ヒータ20は、外側部21と内側部22とから構成され、前記ヒータカッター10の狭窄部11と拡幅部12が2本の帯状シート1,2に接離する予定の部位に接離するように昇降動する。
2本の帯状シート1,2は、このような端部ヒータ20が配置される上流側において、図2に示すように、離隔した状態で間歇的に搬送される。例えば、裏フィルム120の原反である帯状シート(以下、「裏側の帯状シート」ともいう。)2が直線状に搬送され、この裏側の帯状シート2の上側に間隔をあけて表フィルム110の原反である帯状シート(以下、「表側の帯状シート」ともいう。)1が蛇行して搬送される。
裏側の帯状シート2が表側の帯状シート1と対向している上面は裏フィルム120の裏面となり、この裏側の帯状シート2の搬送途中に、カットテープ130の原反3を巻き付けたローラ30と、包装用袋に摘み片124(図4参照)を形成するために、切込線123を入れるための刃(図示せず)が配備されている。
一方、表側の帯状シート1の裏面は、裏側の帯状シート2と対向する下向きで繰り出された後、蛇行することによって上向きとなり、その後、再び下向きとなる。表側の帯状シート1の裏面が上向きとなる位置に、補強フィルム141と汚れ防止フィルム140(図4参照)の原反である帯状の内シート4を巻き付けたローラ40が配備されている。ローラ40は、内シート4が表側の帯状シート1の進行方向と同一方向または逆方向に繰り出されるように配備されている。
このローラ40に近接して、図3に示すように、内シート4を狭い幅の帯体4aと広い幅の帯体4bとに間隔をあけて長さ方向に分離する丸刃41と、この分離された両帯体4a,4bを幅方向に上下から挟んで切断する平刃42とが配備されている。丸刃41によって、狭い幅の帯体4aがヘッダ部101の高さとほぼ同じ幅に切断される。また、平刃42によって、両帯体4a,4bがヘッダ部101の幅と同一またはわずかに狭い幅に切断され、狭い幅の帯体4aを切断した方が補強フィルム141とされ、広い幅の帯体4bの方が汚れ防止フィルム140とされる。
なお、丸刃41は図3に示すように、間隔をあけて一対配置されることにより、補強フィルム141と汚れ防止フィルム140との間に間隔があくようにしてもよいし、図示しないが、1枚の丸刃41によって、補強フィルム141と汚れ防止フィルム140との間に間隔があけられず、切れ目が入れられているだけとしてもよい。
そして、補強フィルム141が表側の帯状シート1の両側部X,Y上に載せられるように、ローラ40は表側の帯状シート1の上方に表側の帯状シート1の中心線を対称軸として2台配置される。したがって、各ローラ40に近接して配置される丸刃41および平刃42も、表側の帯状シート1の中心線を対称軸として配置される。
次に、このような装置を使用して食品用包装袋を製造する方法について説明する。裏側の帯状シート2と表側の帯状シート1は、図2に示すように離隔して繰り出され、間歇的に搬送される。そして、裏側の帯状シート2の搬送途中において、ローラ30から繰り出される原反3がカットテープ130の幅に切断され、このカットテープ130が全長にわたって裏側の帯状シート2の裏面に貼付される。次に、このカットテープ130の一端部を囲むような切込線123を裏側の帯状シート2に入れ、切込線123内に摘み片124を設ける。
一方、表側の帯状シート1は、蛇行して、裏面が上向きとなる位置において補強フィルム141と汚れ防止フィルム140とがポイントシールP,P,Pされる。補強フィルム141と汚れ防止フィルム140とは、図3に示すようなローラ40から繰り出される内シート4が丸刃41と平刃42で切断された後、表側の帯状シート1の端縁112からはみ出さないように、表側の帯状シート1の端部X,Yに載せられる。内シート4は2本繰り出されるが、一方の補強フィルム141が表側の帯状シート1の一方の側部XにポイントシールPされ、他方の補強フィルム141が表側の帯状シート1の他方の側部YにポイントシールPされる。
また、補強フィルム141は、表側の帯状シート1の端縁112付近1か所にポイントシールPされ、汚れ防止フィルム140は、補強フィルム141と反対側の2か所にポイントシールP,Pされる。この補強フィルム141と汚れ防止フィルム140とは、2枚の丸刃42または1枚の丸刃42によって間隔があけられ、または切れ目が入れられ、分離した状態となっている。
このような表側の帯状シート1と前記裏側の帯状シート2とは重なり合った後、図1に示すように、端部ヒータ20によって2本の帯状シート1,2と補強フィルム141とがヒートシールされる。端部ヒータ20の外側部21が、2本の帯状シート1,2の端縁112,122付近を帯状にヒートシールし、内側部22がヘッダ部101となる部分の基端部を帯状にヒートシールし、それぞれ、ヘッダ部101の幅と同じ幅の帯状のシール部106,104が設けられる。補強フィルム141は、前工程において表側の帯状シート1とポイントシールPされているが、このポイントシールPされた部分と重なるようにヒータ20の外側部21が2本の帯状シート1,2の端縁112,122付近と補強フィルム141の先端部とを帯状にヒートシールする。
また、補強フィルム141の基端部側の端縁は、シール部104よりもわずかにはみ出している。したがって、汚れ防止フィルム140は、シール部104にシールされず、そして、補強フィルム141との間に間隔が設けられ、あるいは切込が入れられ、補強フィルム141と分離しているため、2か所のポイントシールP,Pによってのみ固定され、ポイントシールP,Pされていないヘッダ部101側が動けるようになっている。
このように端部ヒータ20によってヒートシールされた2本の帯状シート1,2は、間歇的に搬送され、下流側において、ヘッダ部101の端縁112,122がヒータカッター(図示せず)によって溶断シールされる。ただし、ヘッダ部101の端縁112,122付近にシール部106が設けられているため、ヘッダ部101の端縁112,122の溶断シールを省略することもできる。
そして、2本の帯状シート1,2がさらに下流側に搬送された位置において、ヒータカッター10が下降し、前記シール部106,104を挟むように2本の帯状シート1,2を溶断シールする。すると、シール部106,104の各端部と接する一対の両側縁111,121が溶断シールされた包装体91が製造される。この包装体91は、重ね合わされる裏フィルム120と表フィルム110の両側縁111,121間に、シール部104を介してヘッダ部101と収納部103とを有している。なお、補強フィルム141の基端部側の端縁は、収納部103内にわずかにはみ出した状態となっている。
ヘッダ部101の両側縁111,121は、ヒータカッター10の狭窄部11によって平行に溶断シールされる。また、収納部103の開口部側端部103aは、ヒータカッター10の拡幅部12によってヘッダ部101の両側縁111,121と平行かつ同じ長さに溶断シールされる。
続いて、ヒータカッター10が上昇した後、前記狭窄部11側すなわちヘッダ部101を形成した側部Xにおいて、ヒータカッター10の拡幅部12の間隔、かつ、前記拡幅部12側すなわち収納部103の開口部102を形成した側部Yにおいて、ヒータカッター10の狭窄部11の間隔のピッチをあけて、ヒータカッター10が2本の帯状シート1,2上に下降する。すると、前記のように2本の帯状シート1,2が溶断シールされ、前記の包装体91と同じ向きの包装体93が製造される。同時に、この包装体93と先行して製造された包装体91との間に逆向きの包装体92が製造される。
逆向きの包装体92の下流側の側縁111,121は、先行して製造された包装体91の上流側の側縁111,121が溶断シールされるときに形成されている。また、逆向きの包装体92の上流側の側縁111,121は、先行して製造された包装体91と同じ向きの包装体93の下流側の側縁111,121が溶断シールされることによって形成される。また、隣接している包装体91,92;92,93のヘッダ部101の側縁111,121と収納部103の開口部側端部103aの側縁111,121とが同時に溶断シールされる。したがって、隣接している包装体91,92;92,93の側縁111,121間には隙間が生じず、包装体91,92,93…を製造するに際して廃棄ロスが生じない。
このようにして、包装体91,92,93…は交互に逆向きに連続して製造される。そして、包装体91,92,93…は、収納部103の開口部側端部103aが切除され、切欠き部105,105が形成されることにより、図4に示すような食品用包装袋100が完成する。
なお、図4に示す食品用包装袋100のシール部104は、摘み片124の部分をシールしないように波形の細幅部104aを設け、また、補強フィルム141の両側部を保持するように突出部104bが設けられている。波形の細幅部104aによってカットテープ130がシール部104を引き裂きやすくなり、突出部104bによってヘッダ部101が折れ曲がりにくくなる。ただし、細幅部104aや突出部104bは設けないようにしてもよい。
このような食品用包装袋100は、開口部102が長方形状に開口されることにより、一対の対向する三角形状の側面部A,Aと、長方形状の背面部Bおよび正面部Cが形成される(図6参照)。開口部102は、ブロワ−で空気が送り込まれることによって開口するが、開口部側端部103aには切欠き部105,105が形成されていることから、この開口部側端部103aで溶断シールされた側縁111,121は開裂しにくいようになっている。
そして、開口部102からサンドイッチSを収納し、開口部102が封緘されると、サンドイッチが食品用包装袋100に包装された状態となる。この食品用包装袋100は、長方形状の背面部Bおよび正面部Cに連続して四角形状のヘッダ部101が連続して設けられ、背面部Bおよび正面部Cの各側縁とヘッダ部101の側縁とがほぼ直線状に連続していることから、食品用包装袋100は洗練された外観を有することとなる。しかも、このヘッダ部101は、補強フィルム141の基端部が全長にわたってシール部104でシールされていることから、折れ曲がりにくく、ヘッダ部101に表示された商標や意匠などが見やすくなっている。
また、包装されたサンドイッチSの切り口は、汚れ防止フィルム140に接合する。この汚れ防止フィルム140は2か所でポイントシールP,Pされているだけであるため、サンドイッチが収納部103内で動いたとしても、汚れ防止フィルム140がこの動きに追従し、表フィルム110は汚れないようにされている。
そして、片方の手の指でヘッダ部101を摘み、他方の手の指で摘み片124を摘んで真っ直ぐ下方へ引っ張ると、カットテープ130が裏フィルム120のシール部104を裁断し、さらに真っ直ぐ下方に引っ張ることにより、裏フィルム120が開裂され、この部分からサンドイッチSを取り出して、食することができる。
なお、本発明は、前記実施の形態に限定することなく、特許請求の範囲に記載した技術的事項の範囲内において種々変更することができる
本発明に係る食品用包装袋の製造方法の一実施形態を示す斜視図である。 本発明に係る食品用包装袋の製造方法の一実施形態を示す概略正面図である。 本発明に係る食品用包装袋の製造方法の一実施形態を示す概略斜視図である。 本発明に係る食品用包装袋の製造方法によって製造された食品用包装袋の平面図である。 従来の食品用包装袋の平面図である。 従来の食品用包装袋の食品を包装する途中の斜視図である。 従来の食品用包装袋の食品を包装した後の斜視図である。 従来の食品用包装袋の製造方法を示す斜視図である。 (a)は図8と異なる従来の食品用包装袋の平面図であり、(b)はこの食品用包装袋の製造方法を示す平面図である。
符号の説明
1……帯状シート
2……帯状シート
3……内シート
10……ヒータカッター
11……狭窄部
12……拡幅部
13……傾斜部
91……包装体
92……包装体
93……包装体
100……食品用包装袋
101……ヘッダ部
102……開口部
102a…開口部側端部
103……収納部
104……シール部
105……切欠き部
106……シール部
111……側縁
121……側縁
140……汚れ防止フィルム
141……補強フィルム
P……ポイントシール
X……一方の側部
Y……他方の側部
Z……中間部

Claims (3)

  1. 上下に重ね合わされて繰り出され、千鳥状に設けられた帯状のシール部によって接合されている2本の帯状シートを、昇降動する一対のヒータカッターによって幅方向に溶断シールすることにより、前記シール部の各端部と接する一対の側縁を形成し、該側縁間に前記シール部を挟んでヘッダ部と外端側に開口部を有する収納部とを設けた食品用包装袋を連続して製造する食品用包装袋の製造方法において、
    前記2本の帯状シート間に四角形状の補強フィルムを挟み込み、該補強フィルムの基端部が前記シール部にシールされるように補強フィルムをヘッダ部内に収納し、
    前記ヒータカッターは、狭い間隔で平行に対峙して前記帯状シートの一方の側部に接離する狭窄部と、広い間隔で平行に対峙して前記帯状シートの他方の側部に接離する拡幅部と、テーパ状に対峙して前記帯状シートの中間部に接離する傾斜部とを備え、該狭窄部、傾斜部および拡幅部が直列に連結されたものであり、
    該ヒータカッターが、前記狭窄部の間隔と前記拡幅部の間隔とを加算したピッチで、前記2本の帯状シートを溶断シールすることにより、ヘッダ部の両側縁と収納部の開口部側端部の両側縁がともに平行な包装体を交互に逆向きに連続して製造し、
    該包装体の収納部の開口部側端部に切欠き部を形成することを特徴とする食品用包装袋の製造方法。
  2. 前記帯状シートと同じ方向に繰り出される帯状の内シートを、長さ方向に切断するとともに、前記ヘッダ部の幅とほぼ同一の幅で幅方向に切断することにより、汚れ防止フィルムと前記補強フィルムとを形成し、該汚れ防止フィルムと補強フィルムとを一方の帯状シートの裏面に重ね合わせてポイントシールする工程を含むことを特徴とする請求項1に記載の食品用包装袋の製造方法。
  3. 前記内シートは、補強フィルムが前記帯状シートの各側部に重なり合うように2本繰り出されることを特徴とする請求項2に記載の食品用包装袋の製造方法。
JP2004028903A 2004-02-05 2004-02-05 食品用包装袋の製造方法 Expired - Lifetime JP4030971B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004028903A JP4030971B2 (ja) 2004-02-05 2004-02-05 食品用包装袋の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004028903A JP4030971B2 (ja) 2004-02-05 2004-02-05 食品用包装袋の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005219319A JP2005219319A (ja) 2005-08-18
JP4030971B2 true JP4030971B2 (ja) 2008-01-09

Family

ID=34995347

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004028903A Expired - Lifetime JP4030971B2 (ja) 2004-02-05 2004-02-05 食品用包装袋の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4030971B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4680271B2 (ja) * 2008-01-31 2011-05-11 信和産業株式会社 食品用包装袋及びその製造方法
WO2010090932A2 (en) * 2009-02-03 2010-08-12 Graphic Packaging International, Inc. Canister style package with opening feature
JP6771914B2 (ja) * 2016-03-22 2020-10-21 株式会社カナオカ サンドイッチ用包装袋
JP6937127B2 (ja) * 2017-02-01 2021-09-22 朋和産業株式会社 食品用包装材、食品包装体
JP7113615B2 (ja) * 2017-12-27 2022-08-05 朋和産業株式会社 包装袋、包装袋の製造方法
SE542898C2 (en) 2018-08-31 2020-08-18 Å&R Carton Lund Ab A composite container with separable top, a body blank, and a method of separating a top end portion from a main body of the container
SE544358C2 (en) 2019-07-02 2022-04-19 A & R Carton Lund Ab Method of producing a packaging container and a packaging container

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005219319A (ja) 2005-08-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4030971B2 (ja) 食品用包装袋の製造方法
JP4764835B2 (ja) 米飯加工食品用包装袋の製袋方法及び米飯加工食品用包装袋
JP6292375B2 (ja) おにぎり包装材及び該包装材に包装されたおにぎり包装体
JP5782294B2 (ja) 米飯加工食品用包装材
JP7312602B2 (ja) 食品用包装材、食品包装体及び包装材原反の製造方法
JP2005035673A (ja) サンドイッチ等の食品包装袋及びその製造方法
JP4990061B2 (ja) 食品用包装袋及びその製造方法
JPWO2020170483A1 (ja) 包装用シートの製造方法及び包装用シート原反の製造方法
JP4680271B2 (ja) 食品用包装袋及びその製造方法
JP5103124B2 (ja) 米飯加工食品用包装体及び米飯加工食品用包装袋
JP5797970B2 (ja) 包装体及び包装機
JP2007161321A (ja) 棒状食品用包装材及びその製造方法
JP2020200069A (ja) 食品用包装袋および食品用包装袋の製造方法
JP3870172B2 (ja) 食品用包装袋の製造方法
JP4122316B2 (ja) サンドイッチ等の食品包装袋
JP7343297B2 (ja) 食品用包装材及び包装材原反の製造方法
JP4104515B2 (ja) ヒートシーラ
JP3842225B2 (ja) 食品用の包装袋およびその製造方法
JP7369563B2 (ja) 食品用包装材及び食品包装体
JP7319855B2 (ja) 包装材原反の製造方法
JP7540693B2 (ja) サンドイッチ包装袋の組立シート
JP2010269838A (ja) 包装袋及び包装袋の製造方法
JP5085262B2 (ja) おにぎり用包装材
JP2001192043A (ja) 袋状容器及びその製造方法
JP7290595B2 (ja) 食品用包装袋

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070614

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070622

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070820

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071012

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071017

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4030971

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101026

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111026

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121026

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131026

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term