JP4030652B2 - サンスクリーン剤および化粧下地料 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、肌から油分が脱脂されることを抑制し、肌への負担が少ないサンスクリーン剤、およ化粧下地料に関する。
【0002】
さらに詳しくは、サンスクリーン剤、化粧下地料の中の無機顔料等が肌から油分を脱脂する現象を抑制したサンスクリーン剤および化粧下地料に関する。
【0003】
【従来の技術】
近年、サンスクリーン剤の紫外線防御技術の向上に伴い、製剤中に配合される微粒子酸化チタンや微粒子酸化亜鉛等の配合割合が増加している。特に、ノンケミカルタイプと言われる有機系紫外線吸収剤無配合のタイプではこの傾向が強い。一般に、高SPF値を有する製品では、これらの無機顔料の配合量が20重量%を超えることも珍しくなくなっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
これらの無機顔料は平均一次粒子径が大変小さいものが用いられ(数10nmクラス)、顔料の比表面積が数10から100m2 /g以上のものも使用されている。小さい粒子を用いることで肌を均一に被覆して紫外線を防御する効果は高くなるが、一方で顔料の持つ吸油量が増大する。顔料のみを配合したサンスクリーン剤を使用したとすると、サンスクリーン剤中の揮発性油分が揮散した後、顔料が肌から油分を吸収してしまう問題が発生する。この問題は、サンスクリーン剤を化粧下地料として使用した場合に問題となり、例えば乾燥感、かゆみなどの現象が発生する場合がある。この現象は特に、ドライ肌やノーマル肌の肌症の人が、サンスクリーン剤を化粧下地に使用し、かつオフィス業務などのあまり汗や皮脂がでにくい環境で生活をした場合に発生しやすい。
すなわち、本発明は、肌から油分が脱脂されることを抑制し、肌への負担が少ないサンスクリーン剤、および化粧下地料を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明者らはこれらの問題に鑑み鋭意検討した結果、サンスクリーン剤、または化粧下地料中の不揮発性油分の量を特定範囲にコントロールすることで、顔料が肌から油分を脱脂する現象を抑制できることを見出した。
【0006】
すなわち、第1の本発明は、酸化チタン、酸化亜鉛から選ばれ、シリカやアルミナで被覆処理された無機顔料を製剤の総量に対して1〜40重量%、顔料を製剤の総量に対して1〜50重量%含有し、かつ顔料全体の吸油量の70重量%以上の量のエステル油、シリコーン化合物、有機系紫外線吸収剤から選ばれる不揮発性油分を含有することで、肌の脱脂が抑制されることを特徴とするサンスクリーン剤にある。
【0007】
第2の本発明は、酸化チタン、酸化亜鉛から選ばれ、シリカやアルミナで被覆処理された無機顔料を製剤の総量に対して1〜40重量%、顔料を製剤の総量に対して1〜50重量%含有し、かつ顔料全体の吸油量の70重量%以上の量のエステル油、シリコーン化合物、有機系紫外線吸収剤から選ばれる不揮発性油分を含有することで、肌の脱脂が抑制されることを特徴とする化粧下地料にある。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について詳説する。本発明で用いる無機顔料としては、紫外線吸収能力を有する酸化チタン、酸化亜鉛が使用される。上記の酸化チタン、酸化亜鉛無機顔料の粒子径としては、平均一次粒子径として5〜1000nmの範囲に入る微粒子顔料が、紫外線防御効果に優れることから好ましく、特に10〜100nmの範囲のものが好ましい。無機顔料の粒子の形状としては、球状、棒状、板状、針状、不定形状、紡錘状、多面体状、ヒトデ状などの形が挙げられるが特に限定されない。結晶型としては、ルチル型、アナターゼ型などの酸化チタン、無機顔料特有の結晶型、またはアモルファスのように結晶型を持たないものでも構わない。また、粒度分布はシャープであっても、ブロードであっても構わない。
【0009】
本発明で用いる無機顔料は、各種の表面処理が実施されていることが好ましい。表面処理の目的には2種類あり、1つは顔料特有の固体酸や光などの触媒活性を抑制するものであり、もう1つは表面の親水性、撥水性などの性質を変化させ、使用目的に適した特性を与えるためのものである。本発明の表面処理シリカ、アルミナ無機酸化物による被覆処理である
【0010】
本発明で用いる無機顔料としては、光触媒活性が抑制されたものを用いることが好ましく、本発明ではシリカやアルミナで被覆されたものを用いる。また、サンスクリーン剤として耐水性を向上させる必要性から、アルキルシラン、シリコーン類、金属石鹸などで被覆し、顔料表面が撥水化されていることが好ましい。
【0011】
本発明で言う顔料とは、上記の無機顔料以外の顔料であって、色素や樹脂粉末などの有機粉末や体質顔料などが挙げられる。例えば、赤色104号、赤色201号、黄色4号、青色1号、黒色401号等の色素、黄色4号Alレーキ、黄色203号Baレーキなどのレーキ色素、ナイロンパウダー、シルクパウダー、ウレタンパウダー、テフロンパウダー、シリコーンパウダー、セルロースパウダー、シリコーンエラストマー、ポリエチレンパウダー、ポリメタクリル酸メチルパウダー、ポリプロピレンパウダーなどの高分子、酸化クロム、カーボンブラック、群青、紺青などの有色顔料、タルク、マイカ、セリサイト、カオリンなどの体質顔料、雲母チタンなどのパール顔料、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、珪酸アルミニウム、珪酸マグネシウムなどの金属塩、シリカ、アルミナなどの無機粉体、ベントナイト、スメクタイトなどが挙げられる。これらの粉体の大きさや形状に特に制限はない。この内、シリコーンエラストマーの様な高分子系粉体は、皮膚に対する感触を滑らかなものとする効果が高いことから好ましい。
【0012】
本発明で言う顔料の吸油量とは、ガラス板上に顔料を置き、これに少量ずつ不揮発性油分を加え、練り合わせながら顔料の状態を観察し、全体がペースト化した時の不揮発性油分の割合のことを指す。例えば、ある顔料100重量部と、ある不揮発性油分50重量部とを混ぜた時に始めてペースト化した時には、この顔料の不揮発性油分に対する吸油量は50%と表記する。吸油量は顔料の種類、顔料の表面処理、油分の種類などによりその値が変化する。本発明では各顔料別と不揮発性油分別に吸油量のデータを取り、これを基に製品系の吸油率を決定する。以下にその方法の一例を示す。
【0013】
今、サンスクリーン剤中に顔料として撥水化処理酸化チタンがA重量%と撥水化処理酸化亜鉛がB重量%含まれていたとする。また、サンスクリーン剤中には不揮発性油分として、スクワランがC重量%、有機系紫外線吸収剤がD重量%含まれていたとする。この時の撥水化処理酸化チタンのスクワランに対する吸油量をAC%、有機系紫外線吸収剤に対する吸油量をAD%とし、同様に撥水化処理酸化亜鉛のスクワラン、有機酸系紫外線吸収剤に対する吸油量をそれぞれBC%、BD%とする。この場合、撥水化処理酸化チタンのスクワランに対する吸油量はA×(AC/100)であり、撥水化処理酸化亜鉛のスクワランに対する吸油量はB×(BC/100)であり、また、撥水化処理酸化チタンの有機系紫外線吸収剤に対する吸油量はA×(AD/100)であり、撥水化処理酸化亜鉛の有機系紫外線吸収剤に対する吸油量はB×(BD/100)となる。本発明では、このサンスクリーン剤中の顔料全体の最大吸油量(M)を、不揮発性油分の成分数をn(上記例ではnは2となる)とした場合に下記の様に規定する。
M=A×[(AC+AD)/100]/n+B×[(BC+BD)/100]/n
ここで、実際にサンスクリーン剤中に、スクワランはC重量%、有機系紫外線吸収剤はD重量%配合されているので、不揮発性油分の合計量はC+Dとなり、従ってこのサンスクリーン剤の顔料全体の吸油量に対する吸油率は〔(C+D)/M〕×100(%)と規定される。
顔料と不揮発性油分の種類が増えた場合も上記と同様に各係数を増やしていくことで計算できる。
【0014】
本発明では、こうして計算した吸油率(最大吸油量に対する不揮発性油分の配合量の割合)が70重量%以上であることが必要である。吸油率が70重量%未満では、化粧下地料として使用した場合に乾燥感が発生する問題がある。尚、計算上は肌からの脱脂は吸油率100重量%以上の場合に防げる筈であるが、吸油量の測定方法自体が誤差が大きいことから、70重量%以上で実効ある効果が発現されるものと考えられる。また、この誤差のため、本発明では吸油量を測定する際には、測定値の一の位を四捨五入したものを使用することが好ましい。また、肌タイプとして乾燥肌を対象とする場合には、より肌からの脱脂を避けるため、吸油率が80重量%以上であることが好ましい。
【0015】
本発明では基本的に上記の方法で吸油率を得ることが好ましいが、配合成分が複雑になり、吸油量が規定できない場合には、製品をシャーレ上に載せ、50℃の送風乾燥下に揮発性成分を除去し(実際的には、24時間程度乾燥させることが好ましい)、得られた塗膜を粉砕し、ついで一定重量の塗膜粉砕物をガラス板に乗せて、不揮発性油分の代表としてスクワランを用い、スクワランの吸油量(重量)を測定して、粉体重量とスクワランの吸油量の比で算出する方法を用いることができる。但し、製品中に乾燥により皮膜を形成するシリコーン樹脂やアクリル変性シリコーンなどの成分が含まれている場合であって、乾燥により硬い皮膜を形成してしまう場合に於いては、製品に一定量のスクワランを事前に混合したものを乾燥・粉砕し、ついで一定重量の塗膜粉砕物をガラス板に乗せてスクワランの吸油量を測定し、後から吸油率を補正する方法がある。
【0016】
また、本発明の吸油量の例としては、例えば石原産業社製の微粒子酸化チタンであるTTO−55Aグレードを例にとってみると、表1に示すような値となった。
【0017】
【表1】
Figure 0004030652
【0018】
本発明で言う不揮発性油分とは、常圧下での沸点または昇華点が240℃以上の油剤を指す。従って、例えば4量体、5量体の環状シリコーンなどの揮発性シリコーン油、エタノール、イソプロピルアルコール、軽質流動イソパラフィン、N−メチルピロリドン、石油エーテル、代替フロン、水は揮発性油分とみなし、不揮発性油分には含まれない。
【0019】
本発明で用いる不揮発性油分は、常温で液状であっても、固体状、ペースト状であっても構わない。固体状、ペースト状の油剤を用いる場合では、一度別の油剤や溶媒に溶解してから用いることが好ましい。本発明で用いる不揮発性油分は、ミリスチン酸ミリスチル、ラウリン酸ヘキシル、オレイン酸デシル、ミリスチン酸イソプロピル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、モノステアリン酸グリセリン、フタル酸ジエチル、モノステアリン酸エチレングリコール、オキシステアリン酸オクチルなどのエステル類ジメチルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン、フルオロアルキル・ポリオキシアルキレン共変性オルガノポリシロキサン、アルキル変性オルガノポリシロキサン、末端変性オルガノポリシロキサン、フッ素変性オルガノポリシロキサン、アモジメチコーン、アミノ変性オルガノポリシロキサン、シリコーンゲル、アクリルシリコーン、トリメチルシロキシケイ酸、シリコーンRTVゴムなどのシリコーン化合物パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル、パラジメチルアミノ安息香酸2−エチルヘキシル、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−硫酸、2,2’−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、p−メトキシハイドロケイ皮酸 ジエタノールアミン塩、パラアミノ安息香酸(以後、PABAと略す)、サリチル酸ホモメンチル、メチル−O−アミノベンゾエート、2−エチルヘキシル−2−シアノ−3,3−ジフェニルアクリレート、オクチルジメチルPABA、サリチル酸オクチル、2−フェニル−ベンズイミダゾール−5−硫酸、サリチル酸トリエタノールアミン、3−(4−メチルベンジリデン)カンフル、2,4−ジヒドロキシベンゾフェニン、2,2’,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−N−オクトキシベンゾフェノン、4−イソプロピル ジベンゾイルメタン、ブチルメトキシジベンゾイルメタン、4−(3,4−ジメトキシフェニルメチレン)−2,5−ジオキソ−1−イミダゾリジンプロピオン酸2−エチルヘキシルなどの有機系紫外線吸収剤から選ばれる
【0020】
本発明のサンスクリーン剤、化粧下地料における顔料の配合量、製剤の総量に対して、顔料が1〜50重量%であり、特に好ましくは3〜40重量%である。この範囲であれば吸油率の調整が可能である。また、この内の紫外線防御効果を有する酸化チタン、酸化亜鉛から選ばれ、シリカやアルミナで被覆処理された無機顔料の配合量、製剤の総量に対して1〜40重量%であり、特に好ましくは5〜35重量%である。この範囲であれば、紫外線防御効果が確保できる。また、有機系紫外線吸収剤の量としては、無配合もしくは、製剤の総量に対して1〜25重量%が好ましく、特に好ましくは1〜15重量%であり、さらに好ましくは3〜10重量%である。無配合の場合には、ノンケミカルサンスクリーンとしての製品訴求ができるメリットがあり、また、有機系紫外線吸収剤を配合した場合でも、この範囲であれば実効性のある紫外線防御が可能である。
【0021】
本発明で言う肌の脱脂の有無の確認方法としては、製品の実用試験にて確認することが好ましい。ドライ肌またはノーマル肌などの非脂性肌の肌症を持つ女性パネラーを10名程度用意し、試作品を使用してもらい、肌に乾燥感などの異常が感じられたかを調査する方法が好ましい。
【0022】
本発明では、上記の各成分以外に、通常化粧料に用いられる樹脂、粘剤、抗酸化剤、抗炎症剤などの生理活性成分、防腐剤、香料、保湿剤、塩類、溶媒、キレート剤、中和剤、pH調整剤などの成分を同時に配合することができる。この内、生理活性成分と溶媒を配合することが好ましい。
【0023】
抗酸化剤の例としては、トコフェロール類、SOD、フェノール類、テルペン類、ブチルヒドロキシトルエン、ビタミンC、ビタミンE、カテキン類、グルコース、ヒアルロン酸、β−カロチン、テトラヒドロクルクミン、茶抽出物、ゴマ抽出物、アントシアニン、配糖体などの植物系等の抗酸化剤など従来公知の物質を用いることができる。また、他の生理活性成分の例としては、セラミド類、セレブロシド類、ビタミン剤、メントール、プロポリス、ヒアルロン酸及びその塩、デオキシリポ核酸及びその塩、アミノ酸、ヒドロキシ酸などの有機酸類、ラクトフェリンなどの糖蛋白質、酵素、血行促進剤、収斂剤、痩身剤、抗炎症剤等であり、それ以外には植物由来、海藻由来などの成分がある。例えば、アシタバエキス、アボガドエキス、アマチャエキス、アルテアエキス、アルニカエキス、アロエエキス、アンズエキス、アンズ核エキス、イチョウエキス、ウイキョウエキス、ウコンエキス、ウーロン茶エキス、エイジツエキス、エチナシ葉エキス、オウゴンエキス、オウバクエキス、オウレンエキス、オオムギエキス、オトギリソウエキス、オドリコソウエキス、オランダカラシエキス、オレンジエキス、海水乾燥物、海藻エキス、加水分解エラスチン、加水分解コムギ末、加水分解シルク、カモミラエキス、カロットエキス、カワラヨモギエキス、甘草エキス、カルカデエキス、カキョクエキス、キウイエキス、キナエキス、キューカンバーエキス、グアノシン、クチナシエキス、クマザサエキス、クララエキス、クルミエキス、グレープフルーツエキス、クレマティスエキス、クロレラエキス、クワエキス、ゲンチアナエキス、紅茶エキス、酵母エキス、ゴボウエキス、コメヌカ発酵エキス、コメ胚芽油、コンフリーエキス、コラーゲン、コケモモエキス、サイシンエキス、サイコエキス、サイタイ抽出液、サルビアエキス、サボンソウエキス、ササエキス、サンザシエキス、サンショウエキス、シイタケエキス、ジオウエキス、シコンエキス、シソエキス、シナノキエキス、シモツケソウエキス、シャクヤクエキス、ショウブ根エキス、シラカバエキス、スギナエキス、セイヨウキズタエキス、セイヨウサンザシエキス、セイヨウニワトコエキス、セイヨウノコギリソウエキス、セイヨウハッカエキス、セージエキス、ゼニアオイエキス、センキュウエキス、センブリエキス、ダイズエキス、タイソウエキス、タイムエキス、茶エキス、チョウジエキス、チガヤエキス、チンピエキス、トウキエキス、トウキンセンカエキス、トウニンエキス、トウヒエキス、ドクダミエキス、トマトエキス、納豆エキス、ニンジンエキス、ニンニクエキス、ノバラエキス、ハイビスカスエキス、バクモンドウエキス、パセリエキス、蜂蜜、ハマメリスエキス、パリエタリアエキス、ヒキオコシエキス、ビサボロール、ビワエキス、フキタンポポエキス、フキノトウエキス、ブクリョウエキス、ブッチャーブルームエキス、ブドウエキス、プロポリス、ヘチマエキス、ベニバナエキス、ペパーミントエキス、ボダイジュエキス、ボタンエキス、ホップエキス、マツエキス、マロニエエキス、ミズバショウエキス、ムクロジエキス、メリッサエキス、モモエキス、ヤグルマギクエキス、ユーカリエキス、ユキノシタエキス、ユズエキス、ヨクイニンエキス、ヨモギエキス、ラベンダーエキス、リンゴエキス、レタスエキス、レモンエキス、レンゲソウエキス、ローズエキス、ローズマリーエキス、ローマカミツレエキス、ローヤルゼリーエキスなどを挙げることができる。
【0024】
溶媒の例としては、精製水、エタノール、軽質流動イソパラフィン、低級アルコール、エーテル類、LPG、フルオロカーボン、N−メチルピロリドン、フルオロアルコール、代替フロン、次世代フロン、揮発性シリコーンなどが挙げられる。また、精製水の代わりにミネラルウォーターなどを用いることも可能である。
【0025】
本発明のサンスクリーン剤、化粧下地料の剤型としては、二層状、油中水型エマルション、水中油型エマルション、ジェル状、スプレー、ムース状、油性、固型状など従来公知の剤型を使用することができるが、特に二層状、油中水型エマルション、水中油型エマルション、ジェル状の形態を持つものが使用性に優れることから好ましい。
【0026】
また、本発明のサンスクリーン剤を化粧下地料として使用した後に、ファンデーション、特にパウダーファンデーションを塗布する場合には、化粧下地料を塗布する前に、ローションやライトミルクなどで肌を整えても構わず、また化粧下地料とファンデーションの間にコンシーラーやフィルターカバーなどの補正料を用いても良く、さらにはファンデーションを使用した後にプレストパウダーなどの補正料を使用しても構わない。サンスクリーン剤、化粧下地料の中でも、特にノンケミカル製剤が肌から脂分を脱脂してしまう現象があり、このため肌に負担がかかっていたのを、本発明の脱脂を抑制したサンスクリーン剤、化粧下地料を用いることで肌の負担を減らすことができる。また、本発明のサンスクリーン剤、化粧下地料は、肌タイプにより効果に影響を受け、肌タイプとして非脂性肌の場合には有効であるが、脂性肌の場合には効果が得られないことが多い。
【0027】
【実施例】
以下、実施例および比較例によって本発明をさらに詳細に説明する。
【0028】
(1)官能特性評価
専門パネラー20名によって、試作品(化粧料)の官能特性を評価した。評価項目としては、「肌の乾燥感、かゆみがあるか」について行った。肌の乾燥感、かゆみが感じられなかった場合を+5点、肌がかゆい、乾くと感じた場合を0点とし、その間を計4段階で評価し、全員の点数の合計を以て評価結果とした。従って、点数が高いほど、評価が高いことを示す。尚、試験は試作品を使用した上に、市販の通年使用タイプの紫外線防御効果を有している2ウェイタイプのパウダーファンデーションを塗布する条件で試験を行った。また、専門パネラーの肌タイプとしては、非脂性肌のパネラーを選択して実施した。
【0029】
(2)紫外線防御効果
専門パネラー5名を用いて、試作品(化粧料)の紫外線防御効果を評価した。日中、屋外でテニスを行い、日焼け(即時黒化)の状態から表2に示す評価基準に従って評価した。パネラー全員の点数の合計を以て評価結果とした。従って、点数が高いほど、紫外線防御効果が高いことを示す。
【0030】
【表2】
Figure 0004030652
【0031】
本発明では、顔料として表面処理無機顔料2種(微粒子酸化チタンおよび微粒子酸化亜鉛)とシリコーン系有機顔料1種を用いて検討を行った。まず、本実施例で用いた表面処理無機顔料の概要を示す。
【0032】
表面処理微粒子酸化チタン
微粒子酸化チタンとしては平均一次粒子径17nmのルチル型微粒子酸化チタンを湿式法処理により、シリカとアルミナにて被覆処理し、これにオクチルトリエトキシシランを処理した。得られた表面処理微粒子酸化チタンは、撥水性、紫外線防御効果に優れ、かつ光触媒活性が低いこと(ESRにより確認)が確認された。この表面処理微粒子酸化チタンの吸油量を測定したところ、表3に示す値が得られた。
【0033】
表面処理微粒子酸化亜鉛
母材となる微粒子酸化亜鉛としては住友大阪セメント社製のZnO−350グレードを使用した。微粒子酸化亜鉛とメチルハイドロジェンポリシロキサンを混合した後、800℃にて2時間焼成し、酸化亜鉛表面にシリカ層を形成させた後、さらにメチルハイドロジェンポリシロキサンにて被覆・加熱処理した。得られた表面処理微粒子酸化亜鉛は、撥水性、紫外線防御効果に優れ、かつ光触媒活性が低いこと(ESRにより確認)が確認された。この表面処理微粒子酸化亜鉛の吸油量を測定したところ、表3に示す値が得られた。
【0034】
また、シリコーン系有機顔料としては東レ・ダウコーニング・シリコーン社製のトレフィルE−507グレードをそのまま使用した。このシリコーン系有機顔料の吸油量を測定したところ、表3に示す値が得られた。
【0035】
【表3】
Figure 0004030652
【0036】
以下に上記顔料を用いて、サンスクリーン剤を作製した実施例を示す。
【0037】
実施例1
下記表4に示す処方に従ってサンスクリーン剤を得た。尚、シリコーン系有機顔料である東レ・ダウコーニング・シリコーン社製のトレフィルE−507グレードは事前にメチルフェニルポリシロキサンにて50重量%に希釈し、2軸の押し出し混練り装置を用いて混練りしたペーストを使用した。尚、単位は重量%である(以下同様)。
【0038】
【表4】
Figure 0004030652
【0039】
各原料を粗混合した後、ディスパーにて混合し、ステンレスボールと共に容器に充填して製品とした。
【0040】
吸油率の計算は下記の様に実施した。
最大吸油量は、不揮発性油分の成分数が4であるので、〔2×(0.6+0.6+0.8+0.7)+20×(0.5+0.5+0.5+0.5)+10×(2.8+1.2+1.5+2.6)〕/4=(5.4+40+81)/4=31.6重量部 であり、配合されている不揮発性油分の量は15+5+8+10=38重量部 であるので、吸油率は38/31.6×100=120%と計算される。
【0041】
比較例1
実施例1と同じ顔料、不揮発性油分を用い、表5に示す処方にて製品を得た。
【0042】
【表5】
Figure 0004030652
【0043】
各原料を粗混合した後、ディスパーにて混合し、ステンレスボールと共に容器に充填して製品とした。
【0044】
最大吸油量は実施例1と同じ31.6重量部であり、配合されている不揮発性油分の量は12.5重量部であるので、
吸油率は12.5/31.6×100=40% と計算される。
【0045】
実施例2
下記に示す処方に従ってノンケミカルタイプのサンスクリーン剤を得た。尚、シリコーン系有機顔料である東レ・ダウコーニング・シリコーン社製のトレフィルE−507グレードは事前にメチルフェニルポリシロキサンにて50重量%に希釈し、2軸の押し出し混練り装置を用いて混練りしたペーストを使用した。
【0046】
【表6】
Figure 0004030652
【0047】
成分Aの各原料を粗混合した後、ディスパーにて混合した。成分Aを撹拌しながら、事前に防腐剤を均一に溶解した成分Bをゆっくりと投入した。得られた溶液をステンレスボールと共に容器に充填して製品とした。
【0048】
吸油率の計算は下記の様に実施した。最大吸油量は、エステル油、シリコーン化合物、有機系紫外線吸収剤から選ばれる不揮発性油分の成分数がであるので、〔22×(0.5+0.5+0.5+0.5)+5×(2.8+1.2+2.6+1.6)〕/4=(44+41)/4=21.25重量部であり、配合されているエステル油、シリコーン化合物、有機系紫外線吸収剤から選ばれる不揮発性油分の量は5+2+3+7=17重量部であるので、吸油率は17/21.25×100=80%と計算される。
【0049】
比較例2
実施例2と同じ顔料、不揮発性油分を用い、表7に示す処方にてノンケミカルタイプのサンスクリーン剤を得た。尚、シリコーン系有機顔料は実施例2と同じものを使用した。
【0050】
【表7】
Figure 0004030652
【0051】
成分Aの各原料を粗混合した後、ディスパーにて混合した。成分Aを撹拌しながら、事前に防腐剤を均一に溶解した成分Bをゆっくりと投入した。得られた溶液をステンレスボールと共に容器に充填して製品とした。
【0052】
吸油率の計算は下記の様に実施した。最大吸油量は、エステル油、シリコーン化合物、有機系紫外線吸収剤から選ばれる不揮発性油分の成分数がであるので、〔22×(0.5+0.5+0.5+0.5)+5×(2.8+1.2+2.6+1.6)〕/4=(44+41)/4=21.25重量部であり、配合されているエステル油、シリコーン化合物、有機系紫外線吸収剤から選ばれる不揮発性油分の量は5+2+2+2=11重量部であるので、吸油率は11/21.25×100=52%と計算される。
【0053】
以下、上記の実施例および比較例の評価結果を表8に示す。
【0054】
【表8】
Figure 0004030652
【0055】
表8より、本発明の実施例1、2は比較例1、2と比べて肌の乾燥感やかゆみを感じないことが判る。また、紫外線防御効果については両者共に紫外線防御効果に優れており、不揮発性油分を増やしたことによる影響は認められなかった。このことから、本発明の各実施例は肌への負担を軽減していることが判った。
【0056】
以上のことから、本発明は、酸化チタン、酸化亜鉛から選ばれ、シリカやアルミナで被覆処理された無機顔料を製剤の総量に対して1〜40重量%、顔料を製剤の総量に対して1〜50重量%含有し、かつ顔料全体の吸油量の70重量%以上の量のエステル油、シリコーン化合物、有機系紫外線吸収剤から選ばれる不揮発性油分を含有するサンスクリーン剤、および化粧下地料が、肌の脱脂が抑制され、肌への負担を軽減する効果を有していることは明らかである。

Claims (2)

  1. 酸化チタン、酸化亜鉛から選ばれ、シリカやアルミナで被覆処理された無機顔料を製剤の総量に対して22〜40重量%、顔料を製剤の総量に対して1〜50重量%含有し、かつ顔料全体の吸油量の70重量%以上の量のエステル油、シリコーン化合物、有機系紫外線吸収剤から選ばれる不揮発性油分を含有することで、肌の脱脂が抑制されることを特徴とするサンスクリーン剤。
  2. 酸化チタン、酸化亜鉛から選ばれ、シリカやアルミナで被覆処理された無機顔料を製剤の総量に対して22〜40重量%、顔料を製剤の総量に対して1〜50重量%含有し、かつ顔料全体の吸油量の70重量%以上の量のエステル油、シリコーン化合物、有機系紫外線吸収剤から選ばれる不揮発性油分を含有することで、肌の脱脂が抑制されることを特徴とする化粧下地料。
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