JP3417649B2 - 日焼け止め化粧料 - Google Patents

日焼け止め化粧料

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JP3417649B2
JP3417649B2 JP07418794A JP7418794A JP3417649B2 JP 3417649 B2 JP3417649 B2 JP 3417649B2 JP 07418794 A JP07418794 A JP 07418794A JP 7418794 A JP7418794 A JP 7418794A JP 3417649 B2 JP3417649 B2 JP 3417649B2
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卓文 黒沢
定樹 高田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は肌への密着性が良く、耐
水性に優れ、塗布時の白さが目立たなく、使用感触が良
好で、かつ優れた紫外線吸収能を有する日焼け止め化粧
料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】油中水型乳化(以下W/O型と称す)基
剤は耐水性が良好で日焼け止め化粧料に用いられてき
た。一般にW/O型基剤は温度安定性、使用性に優れた
系が得られにくいという欠点があり、この点を改良した
技術として、水膨潤性粘土鉱物を第四級アンモニウム塩
型カチオン界面活性剤と、非イオン性界面活性剤とで処
理して得られる有機変性粘土鉱物からなるW/O型乳化
剤組成物がある(特開昭61−129033号)。
【0003】
【発明が解決すべき課題】この技術を用い紫外線防止剤
として酸化チタンを配合することは従来から行われてい
るが、紫外線防御効果を高めるために酸化チタンの配合
量を多くすると、伸びが重くなり、塗布色が白く目立
ち、自然な仕上がり感を損なうといった問題が生じるた
めに配合量には限界があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らはかかる実情
に鑑み、上記有機変性粘土鉱物を用いたW/O型日焼け
止め化粧料において、塗布色が白く目立たなくて紫外線
防御効果に優れたものを得るべく鋭意検討した結果、平
均粒径0.001〜0.1μm、でかつ長径と短径の平
均比率が2以上の疎水化紡錘状酸化チタンを配合すれば
解決できることを見い出し、本発明を完成した。
【0005】すなわち、本発明は、(a)(a 1 )水膨
潤性粘土鉱物、第四級アンモニウム塩型カチオン界面活
性剤及び非イオン性界面活性剤、又は、(a 2 )水膨潤
性粘土鉱物を第四級アンモニウム塩型カチオン界面活性
剤で処理した有機変性粘土鉱物及び非イオン性界面活性
剤、 (b)平均粒径0.001〜0.1μm、かつ長径と短
径の平均比率が2以上の疎水化紡錘状酸化チタン、 (c)油分、並びに (d)水 を含有してなる日焼け止め化粧料を提供するものであ
る。
【0006】以下、本発明の構成について述べる。本発
明に用いる水膨潤性粘土鉱物は、スメクタイト属に属す
る層状ケイ酸塩鉱物であり、一般には、モンモリロナイ
ト、バイデライト、ノントロライト、サポナイト、及び
ヘラクライト等があり、これらは天然又は合成品のいず
れであってもよい。市販品では、クニピア、スメクトン
(いずれもクニミネ工業)、ビーガム(バンダービルト
社)、ダイモナイト、フッ素四ケイ素雲母(いずれもト
ピー工業)、ラポナイト(ラポルテ社)等がある。本発
明の実施にあたっては、これらの水膨潤性粘土鉱物のう
ちから、一種または二種以上が任意に選択される。水膨
潤性粘土鉱物は、本発明の日焼け止め化粧料の全重量に
対し通常は0.2〜5.0重量%配合される。0.2重
量%未満では製品によっては温度安定性が不十分になる
場合があり、また5.0重量%を越えて配合されると製
品によっては系の粘度が増大し使用性が劣る場合があ
る。本発明に用いる第四級アンモニウム塩型カチオン界
面活性剤は下記一般式化1で表されものである。
【0007】
【化1】 (式中、R1 は炭素数10〜22のアルキル基またはベ
ンジル基、R2 はメチル基または炭素数10〜22のア
ルキル基、R3 とR4 は炭素数1〜3のアルキル基また
はヒドロキシアルキル基、Xはハロゲン原子またはメチ
ルサルフェート残基を表す。)
【0008】具体的に挙げるならば例えば、ドデシルト
リメチルアンモニウムクロリド、ミリスチルトリメチル
アンモニウムクロリド、セチルトリメチルアンモニウム
クロリド、ステアリルトリメチルアンモニウムクロリ
ド、アラキルトリメチルアンモニウムクロリド、ベヘニ
ルトリメチルアンモニウムクロリド、ミリスチルジメチ
ルエチルアンモニウムクロリド、セチルジメチルエチル
アンモニウムクロリド、ステアリルジメチルエチルアン
モニウムクロリド、アラキルジメチルエチルアンモニウ
ムクロリド、ベヘニルジメチルエチルアンモニウムクロ
リド、ミリスチルジエチルメチルアンモニウムクロリ
ド、セチルジエチルメチルアンモニウムクロリド、ステ
アリルジエチルメチルアンモニウムクロリド、アラキル
ジエチルメチルアンモニウムクロリド、ベヘニルジエチ
ルメチルアンモニウムクロリド、ベンジルジメチルミリ
スチルアンモニウムクロリド、ベンジルジメチルセチル
アンモニウムクロリド、ベンジルジメチルステアリルア
ンモニウムクロリド、ベンジルジメチルベヘニルアンモ
ニウムクロリド、ベンジルメチルエチルセチルアンモニ
ウムクロリド、ベンジルメチルエチルステアリルアンモ
ニウムクロリド、ジステアリルジメチルアンモニウムク
ロリド、ジベヘニルジヒドロキシエチルアンモニウムク
ロリド、および相当するプロミド等、さらにジバルミチ
ルプロピルエチルアンモニウムメチルサルフェード等が
挙げられる。
【0009】本発明の実施にあたっては、これらのうち
一種または二種以上が任意に選択される。本発明におけ
る第四級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤の含有量
は、水膨潤性粘土鉱物100g対して40〜140ミリ
等量(以下meqと略す。)であることが好ましく、更
に好ましくは60〜120meqである。
【0010】本発明に用いる非イオン性界面活性剤は、
使用する油分構成により適当なHLBのものを選択でき
るが、通常の炭化水素系、エステル油等を使用した場合
には、そのHLB値が2−16の範囲内に存し、3−1
2のものがさらに好適である。例示すれば、ポリオキシ
エチレン2−30モル付加{以下POE(2−30)と
略す。}オレイルエーテル、POE(2−35)ステア
リルエーテル、POE(2−20)ラウリルエーテル、
POE(1−20)アルキルフェニルエーテル、POE
(6−18)ベヘニルエーテル、POE(5−25)2
−デシルペンタデシルエーテル、POE(3−30)2
−デシルテトラデシルエーテル、POE(8−16)2
−オクチルデシルエーテル等のエーテル型活性剤、およ
びPOE(4−60)硬化ヒマシ油、POE(3−1
4)脂肪酸モノエステル、POE(6−30)脂肪酸ジ
エステル、POE(5−20)ソルビタン脂肪酸エステ
ル等のエステル型活性剤、更にPOE(2−30)グリ
セリルモノイソステアレート、POE(10−60)グ
リセリルトリイソステアレート、POE(7−50)硬
化ヒマシ油モノイソステアレート、POE(12−6
0)硬化ヒマシ油トリイソステアレート等のエーテルエ
ステル型活性剤等のエチレンオキシド付加型界面活性
剤、およびデカグリセリルテトラオレート、ヘキサグリ
セリルトリイソステアレート、テトラグリセリルジイソ
ステアレート、ジグリセリルジイソステアレート等のポ
リグリセリン脂肪酸エステル、グリセリルモノステアレ
ート、グリセリルモノイソステアレート、グリセリルモ
ノオレート等のグリセリン脂肪酸エステル、等の多価ア
ルコール脂肪酸エステル型界面活性剤があげられる。こ
れらの中でデカグリセリルテトラオレート、ヘキサグリ
セリルトリイソステアレート、テトラグリセリルジイソ
ステアレート等のトリグリセリン以上のポリグリセリン
脂肪酸エステル、POE(2−12)オレイルエーテ
ル、POE(3−12)ステアリルエーテル、POE
(2−10)ラウリルエーテル、POE(2−10)ノ
ニルフェニルエーテル、POE(6−15)ベヘニルエ
ーテル、POE(5−20)2−デシルペンタデシルエ
ーテル、POE(5−17)2−デシルテトラデシルエ
ーテル、POE(8−16)2−オクチルデシルエーテ
ル等のPOE付加エーテル型活性剤、およびPOE(1
0−20)硬化ヒマシ油、POE(5−14)オレイン
酸モノエステル、POE(6−20)オレイン酸ジエス
テル、POE(5−10)ソルビタンオレイン酸エステ
ル等のPOE付加エステル型活性剤、POE(3−1
5)グリセリルモノイソステアレート、POE(10−
40)グリセリルトルイソステアレート等のPOE付加
エーテルエステル型活性剤等のエチレンオキシド付加型
の非イオン性界面活性剤が特に好ましい。
【0011】また、油分にジメチルポリシロキサン、メ
チルフェニルシロキサン、メチルハイドロジェンポリシ
ロキサン、高級脂肪酸変性オルガノシロキサン、高級ア
ルコール変性オルガノポリシロキサン、トリメチルシロ
キシシリケート等のシリコーン油を使用する場合には、
下記一般式化2、化3、化4、化5で表されるポリオキ
シアルキレン変性オルガノポリシロキサンを使用するの
が好ましい。
【0012】
【化2】
【0013】
【化3】
【0014】
【化4】
【0015】
【化5】
【0016】(式中、Rは炭素数1乃至3のアルキル
基、又はフェニル基、R´は水素、又は炭素数1乃至1
2のアルキル基、pは1乃至5の整数、mは5乃至10
0の整数、nおよびxは1乃至50の整数、tおよびy
はO乃至50の整数である。)
【0017】油相にシリコーン油を使用する場合、上記
ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサンのう
ちポリオキシアルキレン基の含有率が5〜40重量%の
ものが好ましい。5重量%未満ではポリオキシアルキレ
ン変性オルガノポリシロキサンがシリコーン油に溶解し
て十分な効果が得られず、40重量%を超えると親水性
が増大し好ましくない。
【0018】非イオン性界面活性剤の含有量は水膨潤性
粘土鉱物100gに対して75〜2000gが好まし
く、更に好ましくは100〜1500gである。有機変
性粘土鉱物の配合量は本発明で係る日焼け止め化粧料全
量中0.25〜5重量%であり、更に0.5〜3重量%
が好ましい。
【0019】本発明における有機変性粘土鉱物はたとえ
ば、水、アセトンあるいは低級アルコール等の低沸点溶
剤中で水膨潤性粘土鉱物と第四級アンモニウム塩型カチ
オン界面活性剤と非イオン性界面活性剤とを分散攪拌処
理するか、または予め水膨潤性粘土鉱物と第四級アンモ
ニウム塩型カチオン界面活性剤とを低沸点溶剤中で処理
してカチオン変性粘土鉱物を得てから非イオン性界面活
性剤で処理し、次いで低沸点溶剤を除去することによっ
て得られる。後者の場合、水膨潤性粘土鉱物と第四級ア
ンモニウム塩型カチオン界面活性剤をあらかじめ処理し
た市販品のカチオン変性粘土鉱物を用いてもよい。水膨
潤性粘土鉱物と第四級アンモニウム塩型カチオン界面活
性剤の配合比を調節し粘稠性を調節しようするならばそ
れぞれを単独に配合するほうが応用範囲が広い。
【0020】また、本発明の日焼け止め化粧料の製造方
法は、あらかじめ水膨潤性粘土鉱物を第四級アンモニウ
ム塩型カチオン界面活性剤と非イオン性界面活性剤とで
処理したのち油分に配合し増粘させ、そこに水相乳化し
てもよいし、また、水相中に水膨潤性粘土鉱物を添加し
十分膨潤させ分散した後、あらかじめ油相中に第四級ア
ンモニウム塩型カチオン界面活性剤と非イオン性界面活
性剤を入れ、均一に溶解した中に添加乳化してもよい。
【0021】本発明で用いられる疎水化紡錘状酸化チタ
ンは、平均粒径0.001〜0.1μm、でかつ長径と
短径の平均比率が2以上のものが好ましい。更に好まし
くは平均粒径0.003〜0.08μm、長経と短径の
平均比率が3〜20のものである。
【0022】かかる紡錘状酸化チタンは、例えば平均粒
子径0.004〜0.05μm、長径と短径の平均比率
が5〜15、比表面積40〜120m2 /g、スクワラ
ン吸油量53ml/100g、表面を高級脂肪酸と水和
アルミナで処理した酸化チタンである微粒子酸化チタン
100−Tとして帝国化工株式会社より販売されている
ものがある。
【0023】酸化チタンの表面処理法としては、例えば
酸化チタン表面に油脂を吸着させたり、水酸基等の官能
基を利用し、エステル化やエーテル化を起こさせ酸化チ
タンを親油的にする油脂処理法、脂肪酸の亜鉛塩やマグ
ネシウム塩を用いる金属石鹸処理法、ジメチルポリシロ
キサンまたはメチル水素ポリシロキサンを用いるシリコ
ーン処理法、パーフルオロアルキル基を有するフッ素化
合物で処理する方法等が挙げられる。
【0024】本発明において、疎水化紡錘状酸化チタン
の配合量は剤型に応じて変えることができるが、化粧料
中に0.05〜60重量%、特に1〜25重量%配合さ
れることが望ましい。0.05重量%未満では、紫外線
防止効果に乏しく、60重量%を超えて配合すると、チ
タンの凝集等を生じ、使用性が劣る場合がある。
【0025】本発明においては更に粉末として樹脂粉末
を配合してもよい。疎水化紡錘状酸化チタンを多量に配
合すると紫外線防御効果は高まるが、塗布時にきしみ感
が生ずることがあり、樹脂粉末を配合するとこの点が改
善される。樹脂粉末としては、ナイロンパウダー、ポリ
メチルメタクリレート、スチレン−ジビニルベンゼン共
重合体、ポリエチレン粉末、ポリメチルシルセスキオキ
サン粉末、多孔性ビニル系ポリマー、アクリレートコポ
リマー等が挙げられる。これらの中でナイロンパウダ
ー、ポリメチルメタクリレート、ポリエチレン粉末、ポ
リメチルシルセスキオキサン粉末が好ましく、特に好ま
しくはポリメチルシルセスキオキサン粉末である。樹脂
粉末は疎水化処理していても構わない。疎水化処理方法
は粉末表面に油脂を吸着させたり、水酸基等の官能基を
利用し、エステル化やエーテル化を起こさせ樹脂粉末を
親油的にする油脂処理法、脂肪酸の亜鉛塩やマグネシウ
ム塩を用いる金属石鹸処理法、ジメチルポリシロキサ
ン、メチル水素ポリシロキサン等を用いるシリコーン処
理法、パーフルオロアルキル基を有するフッ素化合物で
処理する方法等が挙げられる。
【0026】これら樹脂粉末は、形状が球状の方がきし
み感の改善には効果がある。配合量は本発明の日焼け止
め化粧料全量中0.01〜40重量%、好ましくは1〜
20重量%である。
【0027】本発明の日焼け止め化粧料には必要に応じ
て紫外線吸収剤、疎水化紡錘状酸化チタン以外の紫外線
散乱剤を配合することができる。本発明に使用される紫
外線吸収剤は、オクチルメトキシシンナメート等の桂皮
酸系紫外線吸収剤、2−ヒドロキシ−4−メトキシベン
ゾフェノン等のベンゾフェノン等のベンゾフェノン系紫
外線吸収剤、オクチルジメチルPABA等のPABA系
紫外線吸収剤、オクチルサリシレート等のサリチル酸系
紫外線吸収剤、メチルベンジリデンカンファー等のカン
ファー系紫外線吸収剤、ジベンゾイルメタン系紫外線吸
収剤、ベンズイミダゾール系紫外線吸収剤、ベンズトリ
アゾール系紫外線吸収剤、メンチルアントラニレート等
のアントラニル誘導体等がある。
【0028】本発明の日焼け止め化粧料には、化粧品、
医薬品等で用いられる一般的な油分は全て用いることが
できる。油分を例示すれば、流動パラフィン、スクワラ
ン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス等の炭化
水素系油分、イソプロピルミリステート、セチルイソオ
クタノエート、グリセリルトリオクタノエート等のエス
テル油、オクタメチルテトラシロキサン、デカメチルペ
ンタシロキサン、ジメチルポリシロキサン、メチルフェ
ニルポリシロキサン、等のシリコーン油、軟質ゴム状を
呈するジメチルポリシロキサン、末端水酸基含有ジメチ
ルポリシロキサン、末端水酸基含有メチルフェニルポリ
シロキサン等の高分子シリコーン、ラノリン、ビースワ
ックス、オリーブ油、やし油、サフラワー油、ヒマシ
油、綿実油、ホホバ油、カルナバロウ、マカデミアナッ
ツ油、脂肪酸類、高級アルコール類などが挙げられる。
【0029】これらの油分の配合量は本発明の日焼け止
め化粧量全量中5〜90重量%程度であり、10〜80
重量%が好ましい。
【0030】この他、本発明の日焼け止め化粧料には必
要に応じて本発明の効果を損なわない範囲で、アミノ酸
及びその塩、低級アルコール、多価アルコール、ムコ多
糖類、保湿剤、増粘剤、防腐剤、酸化防止剤、金属イオ
ン封鎖剤、pH調整剤、消炎剤、ビタミン、ホルモン等
の薬剤、生薬、収斂剤、顔料、分散剤、香料などを配合
することができる。
【0031】
【発明の効果】本発明の日焼け止め化粧料は、肌への密
着性が良く、耐水性に優れ、塗布時の白さが目立たな
く、使用感触が良好で、かつ優れた紫外線防御能を有し
ており、従来の酸化チタンの使用により生じていた問題
点を一挙に解決するものである。すなわち、塗布色の白
さが目立たないので酸化チタンの配合量を多くすること
ができ、紫外線防御効果が従来の酸化チタンを配合した
場合に比べ格段に向上する。有機変性粘土鉱物によるW
/O型基剤の特徴と相まって、通常のW/O型基剤に比
べ肌への密着性、耐水性に優れ、使用感触も良好であ
る。本発明の日焼け止め化粧料は特に高い紫外線防御効
果を期待する場合に有用である。
【0032】
【実施例】次に実施例によって本発明をさらに詳細に説
明する。なお、本発明は、これによって限定されるもの
ではない。なお、実施例で用いた疎水化紡錘状酸化チタ
ンは平均粒径0.003〜0.08μm,長径と短径の
平均比率が3〜20のものである。各成分の配合量は重
量%である。
【0033】 実施例1(日焼け止めクリーム) (1)デカメチルシクロペンタシロキサン 36.6 (2)流動パラフィン 5.0 (3)ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン 1.5 (4)ジステアリルジメチルアンモニウムクロリド 0.6 (5)オクチルメトキシシンナメート 5.0 (6)パラベン 適 量 (7)香料 適 量 (8)疎水化紡錘状酸化チタン 10.0 (9)イオン交換水 30.0 (10)グリセリン 10.0 (11)スメクトン 1.0 製法 (1)〜(7)を70℃に加熱混合溶解し、予め油相を
調整しておく。次に(8)を加え、ディスパーで分散混
合する。(9)〜(11)を70℃で分散混合してから
油相へディスパーで攪拌しながら徐々に加え、十分均一
に混合攪拌、冷却して目的の日焼け止めクリームを得
た。
【0034】比較例1 実施例1において、疎水化防錘状酸化チタンのかわりに
比較品(平均粒径0.03〜0.04μ、直径と短径の
平均比率1.3)を用い、実施例1と同じ製法で日焼け
止めクリームを製造した。
【0035】 実施例2(日焼け止めクリーム) (1)デカメチルシクロペンタシロキサン 26.6 (2)流動パラフィン 5 (3)ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン 1.5 (4)ジステアリルジメチルアンモニウムクロリド 0.6 (5)オクチルメトキシシンナメート 5 (6)パラベン 適 量 (7)香料 適 量 (8)疎水化紡錘状酸化チタン 10 (9)ポリメチルシルセスキオキサン 10 (10)イオン交換水 30 (11)グリセリン 10 (12)スメクトン 1 製法 (1)〜(7)を70℃に加熱混合溶解し、予め油相を
調整しておく。次に(8)、(9)を加え、ディスパー
で分散混合する。(10)〜(12)を70℃で分散混
合してから油相へディスパーで攪拌しながら徐々に加
え、十分均一に混合攪拌、冷却して目的の日焼け止めク
リームを得た。
【0036】 実施例3(クリーム状ファンデーション) (1)デカメチルシクロペンタシロキサン 30.5 (2)流動パラフィン 10 (3)ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン 0.15 (4)ベンジルジメチルステアリルアンモニウムクロライド 0.05 (5)オクチルメトキシシンナメート 8 (6)パラベン 適 量 (7)香料 適 量 (8)疎水化紡錘状酸化チタン 0.05 (9)タルク 15 (10)着色顔料 適 量 (11)イオン交換水 30 (12)グリセリン 5 (13)スメクトン 0.2 製法 (1)〜(7)を70℃に加熱混合溶解し、予め油相を
調整しておく。次に(8)、(9)、(10)を加え、
ディスパーで分散混合する。(11)〜(13)を70
℃で分散混合してから油相へディスパーで攪拌しながら
徐々に加え、十分均一に混合攪拌、冷却して目的のクリ
ーム状ファンデーションを得た。
【0037】 実施例4(日焼け止めクリーム) (1)流動パラフィン 40 (2)グリセリルトリイソステアレート 1 (3)ジステアリルジメチルアンモニウムクロリド 0.05 (4)オクチルメトキシシンナメート 5 (5)2−ヒドロキシ4−メトキシベエンゾフェノン 2 (6)パラベン 適 量 (7)香料 適 量 (8)疎水化紡錘状酸化チタン 1 (9)イオン交換水 39.15 (10)1,3−ブチレングリコール 5 (11)ビーガム 0.4 製法 (1)〜(7)を70℃に加熱混合溶解し、予め油相を
調整しておく。次に(8)を加え、ディスパーで分散混
合する。(9)〜(11)を70℃で分散混合してから
油相へディスパーで攪拌しながら徐々に加え、十分均一
に混合攪拌、冷却して目的の日焼け止めクリームを得
た。
【0038】 実施例5 日焼け止めクリーム (1)デカメチルシクロペンタシロキサン 31.4 (2)ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン 2 (3)パラベン 適 量 (4)香料 適 量 (5)ベントン38 1 (6)疎水化紡錘状酸化チタン 20 (7)ポリメチルシルセスキオキサン 5 (8)イオン交換水 30 (9)グリセリン 10 製法 (1)〜(4)を70℃に加熱混合溶解し、予め油相を
調整しておく。次に(5)、(6)を加え、ディスパー
で分散混合する。(7)〜(9)を70℃で分散混合し
てから油相へディスパーで攪拌しながら徐々に加え、十
分均一に混合攪拌、冷却して目的の日焼け止めクリーム
を得た。なお、ベントン38とは、モンモリロナイト1
00gを100megのジステアリルジメチルアンモニ
ウムクロライドで処理した有機変性粘土鉱物である。
(米国ナショナルレッド社製)
【0039】実施例6 (1)スクワラン 30.7 (2)POE(10モル)グリセロールトリイソステアレート 2 (3)ベンジルジメチルベヘニルアンモニウムクロリド 0.8 (4)パラベン 適 量 (5)香料 適 量 (6)疎水化紡錘状酸化チタン 25 (7)イオン交換水 30 (8)グリセリン 10 (9)ラポナイト 1.2 製法 (1)〜(5)を70℃に加熱混合溶解し、予め油相を
調整しておく。次に(6)を加え、ディスパーで分散混
合する。(7)〜(9)を70℃で分散混合してから油
相へディスパーで攪拌しながら徐々に加え、十分均一に
混合攪拌、冷却して目的の日焼け止めクリームを得た。
【0040】実施例7 (1)スクワラン 20.7 (2)グリセロールモノイソステアレート 8 (3)ジステアリルジメチルアンモニウムクロリド 3 (4)オクチルメトキシシンナメート 3 (5)2−ヒドロキシ4−メトキシベエンゾフェノン 1 (6)パラベン 適 量 (7)香料 適 量 (8)疎水化紡錘状酸化チタン 40 (9)イオン交換水 30 (10)グリセリン 5 (11)スメクトン 5 製法 (1)〜(7)を70℃に加熱混合溶解し、予め油相を
調整しておく。次に(6)を加え、ディスパーで分散混
合する。(9)〜(11)を70℃で分散混合してから
油相へディスパーで攪拌しながら徐々に加え、十分均一
に混合攪拌、冷却して目的の日焼け止めクリームを得
た。
【0041】比較例2 (1)流動パラフィン 10 (2)グリセリルモノステアレート 2 (3)セタノール 1 (4)ステアリン酸 1 (5)パルミチン酸 1 (6)オクチルメトキシシンナメート 5 (7)パラベン 適 量 (8)香料 適 量 (9)1,3−ブチレングリコール 10 (10)モンモリロナイト 2 (11)トリエタノールアミン 1 (12)イオン交換水 55.8 (13)酸化チタン 10 (平均粒径0.03〜0.04μ、長径と短径の平均比率1.3) 製法 (1)〜(8)の油相、(9)〜(12)の水相をそれ
ぞれ70℃に加熱し、完全溶解する。水相に油相を加え
て、乳化機で乳化する。乳化物を熱交換機を用いて冷却
し、クリームを得た。
【0042】実施例8 (1)スクワラン 44.495 (2)セチルイソオクタノエート 10 (3)ジグリセリルジイソステアレート 0.06 (4)ジステアリルジメチルアンモニウムクロリド 0.015 (5)パラベン 適 量 (6)香料 適 量 (7)疎水化紡錘状酸化チタン 0.03 (8)イオン交換水 35 (9)グリセリン 10 (10)クニピア 0.1 製法 (1)〜(6)を70℃に加熱混合溶解し、予め油相を
調整しておく。次に(7)を加え、ディスパーで分散混
合する。(8)〜(10)を70℃で分散混合してから
油相へディスパーで攪拌しながら徐々に加え、十分均一
に混合攪拌、冷却して目的のクリームを得た。
【0043】実施例9 (1)デカメチルシクロペンタシロキサン 10.7 (2)ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン 2 (3)ベンジルジメチルステアリルアンモニムクロリド 8 (4)パラベン 適 量 (5)香料 適 量 (6)疎水化紡錘状酸化チタン 65 (7)イオン交換水 5 (8)グリセリン 2 (9)スメクトン 7 製法 (1)〜(5)を70℃に加熱混合溶解し、予め油相を
調整しておく。次に(6)を加え、ディスパーで分散混
合する。(7)〜(9)を70℃で分散混合してから油
相へディスパーで攪拌しながら徐々に加え、十分均一に
混合攪拌、冷却して目的のクリームを得た。
【0044】(1)安定性の評価 <評価方法>試料を50℃、25℃、0℃に1ヶ月間保
存し、安定性を観察した。 <評価基準> 分離が全く見られない :◎ 液相(油相又は水相)の分離がやや見られる:○ 液相(油相又は水相)の分離が生じた :△ 著しい液相の分離が認められた :×
【0045】(2)塗布時の白さの目立ちの評価 <評価方法>評価専門パネル20名により、塗布時の白
さの目立ちの評価を行った。 <評価基準> 20名中16名以上が良好と回答した:◎ 20名中12名以上が良好と回答した:○ 20名中6名以上が良好と回答した :△ 20名中6名未満が良好と回答した :×
【0046】(3)耐水性の評価 <評価方法>評価専門パネル20名により、各試料を塗
布し、2時間後に水洗を行い耐水性を評価した。 <評価基準> 20名中16名以上が良好と回答した:◎ 20名中12名以上が良好と回答した:○ 20名中6名以上が良好と回答した :△ 20名中6名未満が良好と回答した :×
【0047】(4)肌への密着性の評価 <評価方法>評価専門パネル20名により、各試料を塗
布し、肌への密着性を評価した。 <評価基準> 20名中16名以上が良好と回答した:◎ 20名中12名以上が良好と回答した:○ 20名中6名以上が良好と回答した :△ 20名中6名未満が良好と回答した :×
【0048】(5)日焼け防止効果の評価 <評価方法>評価専門パネル20名により、紫外線の強
い6、7月の晴れた日に試料を使用してもらい、日焼け
防止効果を評価した。 <評価基準> 20名中16名以上が良好と回答した:◎ 20名中12名以上が良好と回答した:○ 20名中6名以上が良好と回答した :△ 20名中6名未満が良好と回答した :× 実施例1〜9、比較例1、2について上記の方法で評価
した結果を表1に示す。
【0049】
【表1】
【0050】表1の結果から明らかなように、本発明品
は比較品に比べて塗布時の白さの目立ち、耐水性に優
れ、かつ温度安定性が良好な日焼け止め化粧料であっ
た。また、樹脂粉末を配合した実施例2および5は使用
性においてきしみ感のないものであった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長井 功 神奈川県横浜市港北区新羽町1050番地 株式会社資生堂 第1リサーチセンター 内 (72)発明者 伊藤 建三 神奈川県横浜市港北区新羽町1050番地 株式会社資生堂 第1リサーチセンター 内 (56)参考文献 特開 平3−193710(JP,A) 特開 昭62−191039(JP,A) 特開 昭61−245836(JP,A) 特開 昭62−281812(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61K 7/00 - 7/50

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)(a 1 )水膨潤性粘土鉱物、第四
    級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤及び非イオン性
    界面活性剤、又は、(a 2 )水膨潤性粘土鉱物を第四級
    アンモニウム塩型カチオン界面活性剤で処理した有機変
    性粘土鉱物及び非イオン性界面活性剤、 (b)平均粒径0.001〜0.1μm、かつ長径と短
    径の平均比率が2以上の疎水化紡錘状酸化チタン、 (c)油分、並びに (d)水 を含有してなる日焼け止め化粧料。
  2. 【請求項2】 前記長径と短径の平均比率が3〜20で
    あることを特徴とする請求項1記載の日焼け止め化粧
    料。
  3. 【請求項3】 第四級アンモニウム塩型カチオン界面活
    性剤の含有量が水膨潤性粘土鉱物100gに対して40
    〜140ミリ当量であり、非イオン性界面活性剤の含有
    量が水膨潤性粘土鉱物100gに対して75〜2000
    gである前記有機変性粘土鉱物の含有量が日焼け止め化
    粧料全量中0.25〜5重量%である請求項1または2
    記載の日焼け止め化粧料。
  4. 【請求項4】 疎水化紡錘状酸化チタンの含有量が日焼
    け止め化粧料全量中0.05〜60重量%である請求項
    1乃至3記載の日焼け止め化粧料。
  5. 【請求項5】 樹脂粉末をさらに日焼け止め化粧料全量
    中0.01〜40重量%配合してなる請求項1乃至4記
    載の日焼け止め化粧料。
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