JPH08217618A - 油中水型乳化化粧料 - Google Patents

油中水型乳化化粧料

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JPH08217618A
JPH08217618A JP5498295A JP5498295A JPH08217618A JP H08217618 A JPH08217618 A JP H08217618A JP 5498295 A JP5498295 A JP 5498295A JP 5498295 A JP5498295 A JP 5498295A JP H08217618 A JPH08217618 A JP H08217618A
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JP
Japan
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water
clay mineral
oil type
poe
resin powder
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Application number
JP5498295A
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English (en)
Inventor
Naoko Amano
直子 天野
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Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Shiseido Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH08217618A publication Critical patent/JPH08217618A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、高温の環境におかれても乳化系が安
定で、肌上での伸びが軽く、しかもべたつかない油中水
型乳化化粧料を提供することを目的とする。 【構成】紫外線防止剤を含有し、更に、有機変性粘土鉱
物、揮発性成分、および球状樹脂粉末を含有することを
特徴とする油中水型乳化化粧料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、紫外線防止剤を含有
し、更に、有機変性粘土鉱物、揮発性成分、および球状
樹脂粉末を含有する油中水型乳化化粧料に係わるもので
あり、高温の環境におかれても乳化系が安定で、肌上で
の伸びが軽く、しかもべたつかない油中水型乳化化粧料
を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】油中水型(以下、W/O型という)乳化
系の製剤は、水油中型(以下、O/W型という)乳化製
剤よりも耐水性、耐汗性において優れた機能を有するこ
とが知られているが、サンスクリーンなどのサンケア製
品では高温の環境で使用されることが多いため、乳化安
定性を確保することが難しかった。一方、特開昭61−
129033号に開示されているような乳化技術の開発
によって、W/O乳化製剤の安定性の向上が図られてい
る。しかしながら、紫外線吸収剤が高配合される傾向に
ある近年のサンスクリーン剤においては、特開昭61−
129033号に開示されているような乳化技術によっ
て安定性を確保する事ができても、皮膚に塗布したとき
に「のび」が重くなったり、「べたつき」を感じるな
ど、使用性はむしろ損なわれる傾向があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、懸かる
事情に鑑み、鋭意検討の結果、紫外線防止剤を含有する
W/O型乳化化粧料において、有機変性粘土鉱物、揮発
性成分、および球状樹脂粉末を配合することにより、上
記の如き安定性面と使用性面における問題点を解決し得
ることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、紫
外線防止剤を含有し、更に、有機変性粘土鉱物、揮発性
成分、および球状樹脂粉末を含有することを特徴とする
油中水型乳化化粧料に関する。請求項2に記載の油中水
型乳化化粧料は、有機変性粘土鉱物の配合量が0.1〜
1.5重量%であることを特徴とする。請求項3に記載の
油中水型乳化化粧料は、揮発性成分の配合量が20〜6
0重量%であることを特徴とする。請求項4に記載の油
中水型乳化化粧料は、球状樹脂粉末の配合量が0.5〜2
0重量%であることを特徴とする。請求項5に記載の油
中水型乳化化粧料は、揮発性成分が揮発性成分が、炭素
数6〜15の直鎖、分岐、環状の炭化水素および沸点が
260 oC以下のシリコーン油からなる群から選ばれる
ものであることを特徴とする。
【0005】以下、本発明の構成について詳述する。本
発明に使用される揮発性成分は、低沸点の炭化水素もし
くはシリコーン油である。低沸点の炭化水素としては、
炭素数6〜15の直鎖、分岐、もしくは環状の炭化水素
で、これらの炭化水素の沸点は大気圧下で260 oC以
下を示す。このような炭化水素の具体例としては、ヘキ
サン、オクタン、デカン、シクロヘキサン、イソオクタ
ン、キシレン、トルエン、イソパラフィン等が挙げられ
る。本発明において最適なものはイソパラフィンであ
り、市販品としてはアイソパーH(ESSO社)等があ
る。また、低沸点のシリコーン油としては、沸点260
oC以下(大気圧下)のもので、例としては、メチルポ
リ(n=5)シロキサン等のジメチルポリシロキサン、
オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシク
ロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキ
サン等のシクロジメチルポリシロキサンなどが挙げられ
る。本発明においてはこれらの揮発性成分の一種または
二種以上を選択して用いることができる。本発明におけ
る揮発性成分の配合量は、20〜60重量%である。2
0重量%未満の配合量では、皮膚上での「のび」を改善
することは困難であり、60重量%を越える配合量にお
いては、「あぶらっぽさ」が発現し、好ましくない。
【0006】本発明に使用される有機変性粘土鉱物は、
水膨潤性粘土鉱物を第四級アンモニウム塩型カチオン界
面活性剤で予め処理した市販品のカチオン変性粘土鉱物
を用いることができる。商品名としては、ベントン38
(レオックス社)や、ビーガムウルトラ(バンダービル
ド社)等が有名である。また、水膨潤性粘土鉱物を第四
級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤を配合し、処方
中で有機変性させることも可能である。本発明における
有機変性粘土鉱物の配合量は、0.1〜1.5重量%であ
り、好ましくは0.1〜1.0重量%である。0.1重量%未
満の配合量では、このW/O型乳化化粧料を安定化する
ことはできず、添加効果が得られない。一方、1.5重量
%を越える配合量では、基剤の粘度が上昇し、「のび」
が重くなり、使用感触上好ましくない。
【0007】有機変性粘土鉱物の調製に用いられる水膨
潤性粘土鉱物は、スメクタイト属に属する層状ケイ酸塩
鉱物であり、一般には、モンモリロナイト、バイデライ
ト、ノントロライト、サポナイト、およびヘクトライト
等があり、これらは天然又は合成品のいずれであっても
よい。市販品では、クニピア、スメクトン(いずれもク
ニミネ工業)、ビーガム(バンダービルド社)、ダイモ
ナイト、フッ素四ケイ素雲母(いずれもトピー工業)、
ラポナイト(ラポルテ社)等がある。有機変性粘土鉱物
の調製にあたっては、これらの水膨潤性粘土鉱物のうち
から一種又は二種以上が任意に選択される。
【0008】また、有機変性粘土鉱物の調製に用いられ
る第四級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤は、下記
化1で表されるものである。
【0009】
【化1】
【0010】(式中R1は炭素数10〜22のアルキル
基又はベンジル基、R2はメチル基又は炭素数10〜2
2のアルキル基、R3とR4は炭素数1〜3のアルキル
基またはヒドロキシアルキル基、Xはハロゲン原子又は
メチルサルフェート残基を表す。)
【0011】具体例を上げるならば例えば、ドデシルト
リメチルアンモニウムクロリド、ミリスチルトリメチル
アンモニウムクロリド、セチルトリメチルアンモニウム
クロリド、ステアリルトリメチルアンモニウムクロリ
ド、アラキルトリメチルアンモニウムクロリド、ベヘニ
ルトリメチルアンモニウムクロリド、ミリスチルジメチ
ルエチルアンモニウムクロリド、セチルジメチルエチル
アンモニウムクロリド、ステアリルジメチルエチルアン
モニウムクロリド、アラキルジメチルエチルアンモニウ
ムクロリド、ベヘニルジメチルエチルアンモニウムクロ
リド、ミリスチルジエチルメチルアンモニウムクロリ
ド、セチルジエチルメチルアンモニウムクロリド、ステ
アリルジエチルメチルアンモニウムクロリド、アラキル
ジエチルメチルアンモニウムクロリド、ベヘニルジエチ
ルメチルアンモニウムクロリド、ベンジルジメチルミリ
スチルアンモニウムクロリド、ベンジルジメチルセチル
アンモニウムクロリド、ベンジルジメチルステアリルア
ンモニウムクロリド、ベンジルジメチルベヘニルアンモ
ニウムクロリド、ベンジルメチルエチルセチルアンモニ
ウムクロリド、ベンジルメチルエチルステアリルアンモ
ニウムクロリド、ジステアリルジメチルアンモニウムク
ロリド、ジベヘニルジヒドロキシエチルアンモニウムク
ロリド、および相当するブロミド等、さらにジパルミチ
ルプロピルエチルアンモニウムメチルサルフェート等が
挙げられる。有機変性粘土鉱物の調製ににあたっては、
これらのうち一種または二種以上が任意に選択される。
【0012】本発明に使用される球状樹脂粉末は、ポリ
アミド樹脂粉末(ナイロン粉末)、ポリエチレン粉末、
ポリメタクリル酸メチル粉末、ポリスチレン粉末、スチ
レンとアクリル酸の共重合体樹脂粉末、ベンゾグアナミ
ン樹脂粉末、ポリ四弗化エチレン粉末、セルロース粉
末、トリメチルシルセスキオキサン粉末などが挙げられ
る。これらの粉末は疎水化処理されていても構わない。
疎水化処理方法は、粉末表面に油脂を吸着させたり、水
酸基等の官能基を利用し、エステル化やエーテル化を起
こさせ粉末を親油的にする油脂処理法、脂肪酸の亜鉛塩
やマグネシウム塩を用いる金属石鹸処理法、ジメチルポ
リシロキサンまたはメチル水素ポリシロキサンを用いる
シリコーン処理法、パーフルオロアルキル基を有するフ
ッ素化合物で処理する方法などが挙げられる。本発明に
おける球状樹脂粉末の配合量は、 0.5重量%から20重
量%が好ましい。 0.5重量%未満では球状樹脂粉末が有
するさらさらした感触を得ることはできず、20重量%
を超えるとざらついた使用感触を生ずる。
【0013】本発明における紫外線防止剤としては、紫
外線吸収剤や紫外線散乱剤であって化粧品に使用するこ
とができるものが用いられる。紫外線吸収剤としては、
パラアミノ安息香酸 (以下 PABA と略す) 、PABAモノグ
リセリンエステル、N,N-ジプロポキシPABAエチルエステ
ル、N,N-ジエトキシPABAエチルエステル、N,N-ジメチル
PABAエチルエステル、N,N-ジメチルPABAブチルエステ
ル、N,N-ジメチルPABA チルエステル等の安息香酸系紫
外線吸収剤、ホモメンチル-N- アセチルアントラニレー
ト等のアントラニル酸系紫外線吸収剤、アミルサリシレ
ート、メンチルサリシレート、ホモメンチルサリシレー
ト、オクチルサリシレート、フェニルサリシレート、ベ
ンジルサリシレート、p-イソプロパノールフェニルサリ
シレート等のサリチル酸系紫外線吸収剤、オクチルシン
ナメート、エチル-4- イソプロピルシンナメート、メチ
ル-2,5- ジイソプロピルシンナメート、エチル-2,4- ジ
イソプロピルシンナメート、メチル-2,4- ジイソプロピ
ルシンナメート、プロピル-p- メトキシシンナメート、
イソプロピル-p- メトキシシンナメート、イソアミル-p
- メトキシシンナメート、オクチル-p- メトキシシンナ
メート(2- エチルヘキシル-p- メトキシシンナメート)
、2-エトキシエチル-p- メトキシシンナメート、シク
ロヘキシル-p- メトキシシンナメート、エチル- α- シ
アノ−β- フェニルシンナメート、2-エチルヘキシル-
α- シアノ- β- フェニルシンナメート、グリセリルモ
ノ-2- エチルヘキサノイル- ジパラメトキシシンナメー
ト、さらに、3,4,5−トリメトキシケイ皮酸3−メ
チル−4−〔メチルビス(トリメチルシロキシ)シリ
ル〕のようなシリコーン系桂皮酸誘導体等の桂皮酸系紫
外線吸収剤、2,4-ジヒドロキシベンゾフェノン、2,2'-
ジヒドロキシ-4- メトキシベンゾフェノン、2,2'- ジヒ
ドロキシ-4,4'-ジメトキシベンゾフェノン、2,2',4,4'-
テトラヒドロキシベンゾフェノン、2-ヒドロキシ-4- メ
トキシベンゾフェノン、2-ヒドロキシ-4- メトキシ-4'-
メチルベンゾフェノン、2-ヒドロキシ-4- メトキシベン
ゾフェノン-5- スルホン酸塩、4-フェニルベンゾフェノ
ン、2-エチルヘキシル-4'-フェニル- ベンゾフェノン-2
- カルボキシレート、2-ヒドロキシ-4-n- オクトキシベ
ンゾフェノン、4-ヒドロキシ-3- カルボキシベンゾフェ
ノン等のベンゾフェノン系紫外線吸収剤、3-(4'-メチル
ベンジリデン)-d,1- カンファー、3-ベンジリデン-d,1
- カンファー、ウロカニン酸、ウロカニン酸エチルエス
テル、2-フェニル-5- メチルベンゾキサゾール、2,2'-
ヒドロキシ-5- メチルフェニルベンゾトリアゾール、2-
(2'-ヒドロキシ-5'-t-オクチルフェニル) ベンゾトリア
ゾール、2-(2'-ヒドロキシ-5'-メチルフェニルベンゾト
リアゾール、ジベンザラジン、ジアニソイルメタン、4-
メトキシ-4'-t-ブチルジベンゾイルメタン、5-(3,3- ジ
メチル-2- ノルボルニリデン)-3-ペンタン-2- オン、そ
の他、シリコン変性紫外線吸収剤、フッ素変性紫外線吸
収剤等が挙げられるが、これらに限定されるわけではな
い。
【0014】また紫外線散乱剤としては、酸化チタン、
酸化亜鉛、酸化セリウム、酸化鉄などがあり、紫外線防
止効果を有するものであればこれらの粒子径は限定され
るものではない。さらに、各種表面処理やマイカ等の上
に複合化処理が施されていても特に問題ない。
【0015】本発明には、乳化剤として、好ましくはH
LB値が2〜16の非イオン性界面活性剤が用いられ、
中でもHLB値が3〜12のものが特に好ましい。具体
例としては、ポリオキシエチレン2〜30モル付加{以
下POE(2〜30)と略す}オレイルエーテル、PO
E(2〜35)ステアリルエーテル、POE(2〜2
0)ラウリルエーテル、POE(1〜20)アルキルフ
ェニルエーテル、POE(6〜18)ベヘニルエーテ
ル、POE(5〜25)2−デシルペンタデシルエーテ
ル、POE(3〜30)2−デシルテトラデシルエーテ
ル、POE(8〜16)2−オクチルデシルエーテル等
のエーテル型活性剤、およびPOE(4〜60)硬化ヒ
マシ油、POE(3〜14)脂肪酸モノエステル、PO
E(6〜30)脂肪酸ジエステル、POE(5〜20)
ソルビタン脂肪酸エステル等のエステル型活性剤、さら
にPOE(2〜30)グリセリルモノイソステアレー
ト、POE(10〜60)グリセリルトリイソステアレ
ート、POE(7〜50)硬化ヒマシ油モノイソステア
レート、POE(12〜60)硬化ヒマシ油トリイソス
テアレート等のエーテルエステル型活性剤等のエチレン
オキシド付加型界面活性剤、およびデカグリセリルテト
ラオレート、ヘキサグリセリルトリイソステアレート、
テトラグリセリルジイソステアレート、ジグリセリルイ
ソステアレート等のポリグリセリン脂肪酸エステル、グ
リセリルモノステアレート、グリセリルモノイソステア
レート、グリセリルモノオレート等のグリセリン脂肪酸
エステル、等の多価アルコール脂肪酸エステル型界面活
性剤が挙げられる。これらの中でデカグリセリルテトラ
オレート、ヘキサグリセリルトリイソステアレート、テ
トラグリセリルジイソステアレート、ジグリセリルイソ
ステアレート等のジグリセリン以上のポリグリセリン脂
肪酸エステル、POE(2〜12)オレイルエーテル、
POE(3〜12)ステアリルエーテル、POE(2〜
10)ラウリルエーテル、POE(2〜10)ノニルフ
ェニルエーテル、POE(6〜15)ベヘニルエーテ
ル、POE(5〜20)2−デシルペンタデシルエーテ
ル、POE(5〜17)2−デシルテトラデシルエーテ
ル、POE(8〜16)2−オクチルデシルエーテル等
のPOE付加エーテル型活性剤、およびPOE(10〜
20)硬化ヒマシ油、POE(5〜14)オレイン酸モ
ノエステル、POE(6〜20)オレイン酸ジエステ
ル、POE(5〜10)ソルビタンオレイン酸エステル
等のPOE付加エステル型活性剤、POE(3〜15)
グリセリルモノイソステアレート、POE(10〜4
0)グリセリルトリイソステアレート等のPOE付加エ
ーテルエステル型活性剤等のエチレンオキシド付加型の
非イオン性界面活性剤が特に好ましい。また、ポリオキ
シアルキレン変性オルガノポリシロキサンなどを使用し
てもよい。本発明の実施にあたってはこれら非イオン性
活性剤の中から一種または二種以上が任意に選択されて
用いられる。
【0016】本発明には、上記必須成分に加えて、必要
に応じて本発明の効果を損なわない範囲で、通常の化粧
品、医薬品に配合される成分を配合される。例えばワセ
リン、ラノリン、セレシン、マイクロクリスタリンワッ
クス、カルナバロウ、キャンデリラロウ、高級脂肪酸、
高級アルコール等の固形・半固形油分;スクワラン、流
動パラフィン、エステル油、ジグリセライド、トリグリ
セライド、シリコーン油等の流動油分;パーフルオロポ
リエーテル、パーフルオロデカリン、パーフルオロオク
タン等のフッ素系油剤;水溶性および油溶性ポリマー、
界面活性剤、無機および有機顔料、有機染料等の色剤、
防腐剤、酸化防止剤、色素、増粘剤、pH調整剤、香料、
保湿剤、薬剤、金属イオン封鎖剤、消炎剤、収れん剤、
アミノ酸およびその塩、分散剤等を配合することができ
る。
【0017】
【実施例】次に実施例によって本発明をさらに詳細に説
明する。本発明は、これによって限定されるものではな
い。 〔実施例1、比較例1〜3〕W/Oクリーム ・組成 ─────────────────────────────────── 原料名 実施例1 比較例1 比較例2 比較例3 ─────────────────────────────────── 重量% 重量% 重量% 重量% (1)テ゛カメチルシクロヘ゜ンタシロキサン 28 28 ── 28 (2)セチルイソオクタノエート 2 2 30 2 (3)ホ゜リオキシエチレン・ 2 2 2 2 メチルホ゜リシロキサン共重合体 (4)オクチルメトキシシンナメート 7 7 7 7 (5)2ーヒト゛ロキシ4-メトキシヘ゛ンソ゛フェノン 0.5 0.5 0.5 0.5 (6)4-tert-フ゛チル 0.5 0.5 0.5 0.5 -4'-メトキシヘ゛ンソ゛イルメタン 0.5 0.5 0.5 0.5 (7)ヒ゛タミンE アセテート 0.05 0.05 0.05 0.05 (8)パラベン 適量 適量 適量 適量 (9)香料 適量 適量 適量 適量 (10)有機変性粘土鉱物 0.5 0.5 0.5 ── (商品名:ヘ゛ントン38) (11)疎水化処理酸化チタン 2 2 2 2 (12)ナイロンハ゜ウタ゛ー(球状粉末) 8 ── ── 8 (13)疎水化処理タルク ── 8 8 ── (14)シ゛フ゜ロヒ゜レンク゛リコール 5 5 5 5 (15)EDTA・3Na ・2H2O 0.1 0.1 0.1 0.1 (16)精製水 残余 残余 残余 残余 ─────────────────────────────────── ・製法 (1) 〜(10)を70℃に加熱溶解し、(11)〜(13)を加えデ
ィスパーで分散混合する(油相)。(14)〜(16)を混合し
て70℃に加熱し、油相にディスパーで撹拌しながら徐
々に加え、十分均一に混合撹拌、冷却する。
【0018】<安定性の評価>化粧料をガラス瓶に充填
し、0 oC、室温、50 oCに1ヵ月放置後、評価を行っ
た。安定性評価は、下記の三段階評価にて評価した。 ○:全く分離が見られない。 △:ごく僅かに油分が分離する。 ×:著しい油分の分離が認められる。 <使用性の評価(のび)>専門パネル10名により、調製
した試料を実際に使用して官能試験を行った。評価結果
は、次の表示で表すことにする。 ◎:10名中8名以上が良好と回答した ○:10名中6名以上が良好と回答した △:10名中4名以上が良好と回答した ×:10名中4名未満が良好と回答した <使用性の評価(べたつき)>専門パネル10名により、
調製した試料を実際に使用して官能試験を行った。評価
結果は、次の表示で表すことにする。 ◎:10名中8名以上がべたつかず良好と回答した ○:10名中6名以上がべたつかず良好と回答した △:10名中4名以上がべたつかず良好と回答した ×:10名中4名未満がべたつかず良好と回答した
【0019】〔評価結果〕実施例1および比較例1〜3
について上記の方法で、安定性および使用性について評
価した。その結果を表1に示す。
【0020】
【表1】 ───────────────────────────────── 評価項目 実施例1 比較例1 比較例2 比較例3 ───────────────────────────────── 安定性 0 oC ○ ○ ○ × RT ○ ○ ○ △ 50 oC ○ ○ ○ × ───────────────────────────────── 使用性(のび) ◎ △ △ ○ ───────────────────────────────── 使用性(べたつき) ◎ △ × ○ ─────────────────────────────────
【0021】〔実施例2〕W/O乳液 ・組成 (1)オクタメチルシクロテトラシロキサン 55重量% (2)流動パラフィン 3 (3)ホ゜リオキシエチレン・メチルホ゜リシロキサン共重合体 3 (4)オクチルメトキシシンナメート 3 (5) シ゛ハ゜ラメトキシ桂皮酸モノオクチルク゛リセリン 2 (6)シ゛ステアリルシ゛メチルアンモニウムクロリト゛ 0.3 (7)ビタミンEアセテート 0.02 (8)パラベン 適量 (9)香料 適量 (10)球状ポリエチレン末 2 (11)疎水化処理タルク 5 (12)グリセリン 4 (13)スメクトン 0.5 (14)ヘキサメタリン酸ソーダ 0.03 (15)精製水 残余 ・製法 (1) 〜(9) を70 oCに加熱溶解し、(10)〜(11)を加え
ディスパーで分散混合する(油相)。(12)に(13)を湿潤
させて(14)〜(15)と混合して70 oCに加熱し、油相に
ディスパーで撹拌しながら徐々に加え、十分均一に混合
撹拌、冷却する。
【0022】〔実施例3〕W/Oクリーム ・組成 (1)軽質イソパラフィン 7重量% (2)テ゛カメチルシクロヘ゜ンタシロキサン 18 (3)ク゛リセリルモノオレート 1.5 (4)シ゛ク゛リセリルシ゛イソステアレート 2.1 (5)シ゛ステアリルシ゛メチルアンモニウムクロリト゛ 0.4 (6)オクチルメトキシシンナメート 5 (7)ハ゜ラメトキシ桂皮酸イソフ゜ロヒ゜ル 5 (8)スクワラン 5 (9)パラベン 適量 (10)香料 適量 (11)トリメチルシルセスキオキサン粉末 20 (商品名:トスハ゜ール145) (12)1,3-ブチレングリコール 7 (13)モンモリロナイト 1 (商品名:クニピアG-4) (14)ク゛リチルリチン 酸シ゛カリウム 0.05 (15)EDTA・3Na・2H2O 0.05 (16)精製水 残余 ・製法 (1) 〜(10)を70 oCに加熱溶解し、(11)を加えディス
パーで分散混合する(油相)。(12)に(13)を湿潤させ、
(14)〜(16)と混合して70 oCに加熱し、油相にディス
パーで撹拌しながら徐々に加え、十分均一に混合撹拌、
冷却する。
【0023】〔実施例4〕W/O乳液 ・組成 (1)テ゛カメチルシクロヘ゜ンタシロキサン 20重量% (2)オクタメチルシクロテトラシロキサン 20 (3)メチルホ゜リシロキサン(シリコン KF-96A) 4 (4)POE ク゛リセロールトリイソステアリン 酸エステル 1.5 (5)オクチルメトキシシンナメート 3 (6)3,4,5-トリメトキシケイ皮酸3-メチル-4- [ メチルヒ゛ス(トリメチルシロキシ)シリル ] 3 (7)有機変性粘土鉱物 0.3 (商品名:ベントン38) (8)ビタミンEアセテート 0.05 (9)パラベン 適量 (10)香料 適量 (11)疎水化処理酸化チタン 2 (12)ポリメタクリル酸メチル粉末 8 (13)グリセリン 5 (14)PEG6000 0.2 (15)精製水 残余 ・製法 (1) 〜(10)を70 oCに加熱し、ディスパーで分散混合
する。(11)〜(12)を加えて再度ディスパーで分散混合す
る。(13)〜(14)を溶解して(15)を加え70 oCに加熱
し、油相にディスパーで撹拌しながら徐々に加え、十分
均一に混合撹拌、冷却する。
【0024】〔実施例5〕W/Oクリーム ・組成 (1)テ゛カメチルシクロヘ゜ンタシロキサン 33重量% (2)セチルイソオクタノエート 8 (3)ワセリン 2 (4)固形パラフィン 0.5 (5)オクチルメトキシシンナメート 6 (6)4-tert-フ゛チル-4'-メトキシヘ゛ンソ゛イルメタン 0.1 (7)シ゛ステアリルシ゛メチルアンモニウムクロリト゛ 0.5 (8)ホ゜リオキシエチレン・メチルホ゜リシロキサン共重合体 3 (9)パラベン 適量 (10)香料 適量 (11)疎水化処理酸化亜鉛 5 (12)球状ポリエチレン末 0.5 (13)1,3−ブチレングリコール 8 (14)スメクトン 0.8 (15)精製水 残余 ・製法 (1) 〜(10)を70 oCに加熱溶解し、(11)〜(12)を加え
ディスパーで分散混合する。(13)に(14)を湿潤させ、(1
5)と混合して70 oCに加熱し、油相にディスパーで撹
拌しながら徐々に加え、十分均一に混合撹拌、冷却す
る。
【0025】
【発明の効果】紫外線防止剤を含有したW/O型乳化化
粧料において、有機変性粘土鉱物、揮発性成分、および
球状樹脂粉末を配合することにより、肌上に塗布したと
き「のび」がかるくなり、べたつかなくなるばかりでは
なく、安定性面においても飛躍的向上が得られる。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紫外線防止剤を含有し、更に、有機変性
    粘土鉱物、揮発性成分、および球状樹脂粉末を含有する
    ことを特徴とする油中水型乳化化粧料。
  2. 【請求項2】 有機変性粘土鉱物の配合量が0.1〜1.5
    重量%である請求項1記載の油中水型乳化化粧料。
  3. 【請求項3】 揮発性成分の配合量が20〜60重量%
    である請求項1または請求項2記載の油中水型乳化化粧
    料。
  4. 【請求項4】 球状樹脂粉末の配合量が0.5〜20重量
    %である請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の油
    中水型乳化化粧料。
  5. 【請求項5】 揮発性成分が、炭素数6〜15の直鎖、
    分岐、環状の炭化水素および沸点が260 oC以下のシ
    リコーン油からなる群から選ばれる1種または2種以上
    である請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の油中
    水型乳化化粧料。
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