JP4029262B2 - 空気調和機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、冷凍サイクルを用いる空気調和機に関し、特に圧縮機を2台以上搭載した冷暖房同時運転が可能なマルチ型空気調和機に好適である。
【0002】
【従来の技術】
冷暖房同時運転が可能なマルチ型空気調和機の冷房主体運転(暖房小容量運転)時において、外気温度が低い場合、冷房運転側の冷凍サイクルでは室外熱交換器は凝縮器として作用するので、室外熱交換器での熱交換量が増加し、凝縮圧力が低下し、圧縮機の吐出圧力が低下する。一方、暖房側室内機の吹出温度を高く保つには、室内熱交換器での凝縮圧力を上昇させなければならないので圧縮機の吐出圧力を上昇させる必要がある。
【0003】
このため、圧縮機を2台以上搭載した冷暖房同時運転が可能なマルチ型空気調和機において、各々の圧縮機から吐出する高圧冷媒を一度合流した後、分岐するような冷凍サイクルでは、冷房運転側の冷凍サイクルにとっては圧縮機の吐出圧力を必要以上に上昇させることになり、その分圧縮機入力も上昇することになる。そこで、冷房運転と暖房運転とが混在する場合の圧縮機入力を低減するため、各々の圧縮機から吐出する高圧冷媒の混合を防止することが知られ、例えば特開平5−1862号公報に記載されている。
【0004】
また、冷房運転と暖房運転とが混在する場合、室外機よりも室内機が上部にあるとそのヘッド差により液冷媒が冷房利用側室内機に供給されないと冷房能力不足が生じるが、液配管内を流れる液冷媒の一部をバイパスし、その液冷媒を減圧して得た低温の冷媒と液配管内を流れる液冷媒とを熱交換する過冷却回路を設け、冷房利用側室内機に液冷媒を供給して改善することが、例えば特開平7−4779号公報に開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術においては、冷暖同時運転時に夫々の圧縮機から吐出された高圧冷媒の混合を防止しているが、冷房運転の負荷が増加した場合、冷房側の冷媒循環量が低下する。そのため、一方の圧縮機(暖房側)から吐出した冷媒の一部を室外熱交換器で凝縮し、凝縮した液冷媒を冷房利用側室内機に供給すれば良いが、そうすると前述と同様になり、暖房利用側室内機の吹出温度を高く保つために圧縮機の吐出圧力を上昇させなければならない。圧縮機の吐出圧力を上昇させるためには、凝縮性能を低下させるために伝熱面積を小さくし、室外熱交換器内を液冷媒で埋めることになる。よって、冷凍サイクル内に封入する冷媒量が増加してしまい、空気調和機のコストアップにつながるのみならず、環境負荷が大きい機器となってしまう。
【0006】
また、特開平7−4779号公報に記載のものでは、各冷房利用側室内機に供給される液冷媒の一部が、それぞれ室内機入口においてバイパスされるので、冷房利用側室内機に供給されるの液冷媒の量によっては、液冷媒を過冷却するのに必要なバイパスする液冷媒が確保することが困難となる。さらに、バイパスすることにより、冷房側室内機に供給する液冷媒量が少量となり、冷房能力が確保できなくなる恐れがある。
【0007】
本発明の目的は、上記従来技術の課題を解決し、冷房及び暖房能力を充分に確保すると共に、圧縮機の入力を低減し、かつ使用する冷媒量を低減することにある。特に、室外機よりも室内機が上部に配置される場合でも冷房利用側室内機の冷房能力を充分確保することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、複数の圧縮機、室外熱交換器、室外膨張装置、受液器、室内膨張装置と室内熱交換器を備えた複数の室内機、とを連結した冷凍サイクルを有する空気調和機において、前記複数の圧縮機を、暖房利用側の前記圧縮機となる回転数制御が可能とされるインバータ圧縮機と、冷房利用側の前記圧縮機となる複数台の定速型圧縮機とし、前記暖房利用側の圧縮機から吐出される高圧ガス冷媒は暖房利用側となる前記室内機へ供給されて前記室内熱交換器で凝縮され、前記冷房利用側の前記圧縮機から吐出される高圧ガス冷媒は前記室外熱交換器で凝縮されて前記受液器を通った後に過冷却されて冷房利用側となる前記室内機へ供給し、前記室外熱交換器及び前記室外膨張装置を複数台設けて、前記一方の室外熱交換器で凝縮した液冷媒を、前記他方の室外熱交換器に前記室外膨張装置を介して導入し、前記冷房利用側の室内機に流れる冷媒量を調節するとともに、冷房利用側の前記圧縮機における複数台の定速型圧縮機の運転台数を制御する。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態による空気調和機を図1ないし図6を参照してて説明する。図1ないし図6に記載の矢印の向きは、冷房主体(暖房小容量)運転時の冷媒の流れ方向を示し、主として冷房主体運転時について説明するが、本冷凍サイクルは全室冷房、全室暖房、暖房主体(冷房小容量)運転時においても同様である。
【0020】
図1において、1aはその回転数が可変とされたインバータ圧縮機であり、インバータ圧縮機1aから吐出した高圧冷媒は、四方弁2a、室外高圧ガス阻止弁14を介して、高圧ガス接続配管15から各室内機40a、40b、40c、40dに接続された高圧ガス接続枝配管151a、151b、151c、151dに供給される。圧縮機1b、1cから吐出した高圧冷媒は、四方弁2b、室外熱交換器3b、室外膨張装置4b、受液器5、室外液配管6、室外液阻止弁7を介して、液接続主配管8から各室内機40a、40b、40c、40dに接続された液接続枝配管81a、81b、81c、81dに供給される。
【0021】
暖房利用側室内機40dでは、高圧ガス開閉弁510dを開け、低圧ガス開閉弁511dを閉じることで、高圧ガス接続枝配管151dから供給される高圧ガス冷媒を室内熱交換器10dで凝縮する。凝縮した液冷媒(またはガス液二相の冷媒)は室内膨張装置9dから液接続枝配管81dを介して、液接続主管8に導出される。
【0022】
一方、冷房利用側室内機40a、40b、40cでは、高圧ガス開閉弁510a、510b、510c、510dを閉じ、低圧ガス開閉弁511a、511b、511c、511dを開けることで、液接続枝配管81a、81b、81cから供給される液冷媒(またはガス・液二相の冷媒)を室内膨張装置9a、9b、9cで減圧した後、室内熱交換器10a、10b、10cで蒸発する。蒸発したガスまたは、ガス・液二相の冷媒は低圧ガス接続枝配管111a、111b、111c、低圧ガス接続主配管11、アキュムレータ13を介して、圧縮機1a、1b、1cに吸入される。
【0023】
次に、空調負荷が変化した場合の冷凍サイクルの制御方法について説明する。
暖房利用側の空調負荷が変化した場合は、インバータ圧縮機1aの回転数を制御することで、任意の暖房能力に設定することができる。冷房側の空調負荷が変化した場合は、圧縮機1b、1cを全てまたは、どちらか1台をインバータ圧縮機とした場合は、インバータ圧縮機の回転数を制御することで、任意の冷房能力に設定することができる。
【0024】
圧縮機1b、1c共に定速圧縮機とした場合は、受液器5の後流側からバイパスする液冷媒のバイパス量を減圧装置16の開度で制御して、つまり、減圧装置16で減圧した低温のガス・液二相の冷媒と室外液配管6中の液冷媒との熱交換量を過冷却装置17で調整すれば、冷房利用側室内機の入口における冷媒の比エンタルピ量を制御することになるので、それと共に、圧縮機1b、1cの運転台数を制御することで任意の冷房能力に設定することができる。また、圧縮機1b、1cを共に定速圧縮機とした場合、室外熱交換器3bで凝縮した液冷媒の1部を、室外熱交換器3a側に導入し、冷房利用側室内機40a、40b、40cに流れる冷媒量を調整すると共に、圧縮機1b、1cの運転台数を制御することでも任意の冷房能力に設定することができる。
【0025】
冷房能力及び暖房能力を空調負荷に応じて制御する際に、インバータ圧縮機1aから吐出した高圧冷媒と圧縮機1b、1cから吐出した高圧冷媒とを完全に分離しているので、インバータ圧縮機1aと圧縮機1b、1cの吐出圧力を別々に設定することができ、例えば外気温度が低い場合、冷房運転側の冷凍サイクルでは、室外熱交換器3bでの熱交換量が増加するので、室外熱交換器3bでの凝縮圧力を低く抑えることができ、圧縮機1b、1cの吐出圧力を低く設定することができる。また、インバータ圧縮機1aの吐出側から圧縮機1a、1b、1cの吸入側へ流れないような逆止弁18を設けることが望ましい。
【0026】
暖房運転側の冷凍サイクルでは、暖房利用側室内機40dの吹出温度を高く保つために、インバータ圧縮機1aの吐出圧力を圧縮機1b、1cの吐出圧力よりも高く設定すれば良いので、冷房運転側の冷凍サイクルで使用する圧縮機1b、1cと暖房運転側の冷凍サイクルで使用するインバータ圧縮機1aのそれぞれの吐出圧力を、空気調和機の運転効率が最も高くなる圧力にして圧縮機入力を低減することができる。このとき、室外膨張装置4aを全閉、もしくは微開とすることで、室外熱交換器3bは低圧となり、室外熱交換器3b内に液冷媒が溜まることがない。よって、冷凍サイクルに封入する冷媒量を低減することができる。
【0027】
図2は、他の実施の形態を示し、図1のものに対して、室外機31aに接続された室外液分岐配管8a、室外低圧ガス分岐配管11a、室外高圧ガス分岐配管15aと室外機31bに接続された室外液分岐配管8b、室外低圧ガス分岐配管11b、室外高圧ガス分岐配管15bとをそれぞれ液接続主配管8、低圧ガス接続主配管11、高圧ガス接続主配管15に接続している。
【0028】
図2のものによれば、室内機の増設によって、室外機として必要な発生能力が増加したとしても、室外機31aもしくは室外機31bを増設して容易に対応することができる。
【0029】
図3は、さらに他の実施の形態を示し、図2のものに対して各室外機31a、31bに搭載した過冷却装置17a、17bの代わって、各室外機35a、35bに接続した室外液分岐配管8a、8bとを合流した液接続主配管8に過冷却装置17cを配設したものである。
【0030】
本例によれば、室外機35a、35bが多数台接続されたものであっても、過冷却装置17cを1箇所に配置すれば良く、冷房利用側の空調負荷が変化したときに、過冷却装置17cでの熱交換量を調整する際には、減圧装置16cの開度のみを制御すればよいので、制御性が向上し、ひいては空気調和機の信頼性が向上する。図4は、さらに他の形態を示し、図1の室外液配管6中の液冷媒と室外液配管6からバイパスした後に減圧した冷媒とを、熱交換する過冷却装置17により室外液配管6中の液冷媒を過冷却するのに対して、受液器5から導出した液冷媒を室外熱交換器3a、3bと共に空冷されるサブクーラ20に導入することで、液冷媒を過冷却するものである。
【0031】
圧縮機1b、1cを共に定速圧縮機とした場合、冷房利用側の空調負荷が変化したときは室外送風装置19の回転数を制御し風量を調整することで、受液器5から導出した液冷媒のサブクーラ20での熱交換量を調整することができる。よって、冷房利用側室内機入口における冷媒の比エンタルピ量を制御でき、任意の冷房能力に設定することができる。
【0032】
サブクーラ20は既存の室外熱交換器を複合化して利用できることから、室外液配管6の液冷媒を過冷却するための過冷却装置を設置する必要がなく、小型化、あるいは低価格化に有利となる。
【0033】
図5は、さらに、他の実施の形態を示し、図1の室外液配管6中の液冷媒と室外液配管6からバイパスした後に減圧した冷媒とを、熱交換する過冷却装置17により室外液配管6中の液冷媒を過冷却するのに対して、室外液配管6中の液冷媒を過冷却専用の冷凍サイクルを用いて過冷却するものである。
【0034】
過冷却専用の冷凍サイクルは、圧縮機1h、室外熱交換器3h、室外膨張装置4h、過冷却装置17hを順次接続してなる冷凍サイクルであり、圧縮機1hから吐出した高圧ガス冷媒は、室外熱交換器3hで凝縮し、その凝縮した液冷媒を室外膨張装置4hで減圧し、減圧して得られたガス・液二相の冷媒は、過冷却装置17hで室外液配管6中を流れる液冷媒と熱交換することで蒸発し、圧縮機1hに吸入される。過冷却装置17hにおける、室外液配管6中の液冷媒との熱交換量は、過冷却専用の冷凍サイクルの冷凍能力によって任意に設定できることから、室外機33と室内機40a、40b、40c、40dとを接続する接続配管8、11、15の配管長が長い場合においても、冷房利用側室内機40a、40b、40cでの冷房能力の低下を抑えることができる。
【0035】
また、冷房利用側の空調負荷が変化した場合、圧縮機1b、1c共に定速圧縮機、かつ圧縮機1hをインバータ圧縮機としたときは、インバータ圧縮機1hの回転数を制御することで、過冷却装置17hにおける室外液配管6中の液冷媒との熱交換量を制御し、任意の冷房能力に設定することができる。同様に冷房利用側の空調負荷が変化した場合、圧縮機1b、1c、1hを全て定速圧縮機としたときは、室外膨張装置4hの開度を調整し、過冷却専用の冷凍サイクル中を循環する単位時間あたりに流れる冷媒量を調整することで、過冷却装置17hでの室外液配管6中の液冷媒との熱交換量を制御し、任意の冷房能力に設定することができる。
【0036】
図6はさらに他の実施の形態を示し、冷房利用側室内機を室内機40a、40b、40cとし、暖房利用側室内機を室内機40dとした、冷房主体運転時を示している。
【0037】
冷房利用側室内機40a、40b、40cに接続した切換ユニット51a、51b、51c内の高圧ガス開閉弁510a、510b、510cは閉じているので、高圧ガス接続枝配管151a、151b、151c内の高圧・高温のガス冷媒は、切換ユニット51a、51b、51c近傍の雰囲気空気と熱交換し、凝縮することで、液冷媒となる。この液冷媒は、過冷却バイパス弁513a、513b、513cを開けることで、過冷却減圧装置520a、520b、520cで減圧され、低温のガス・液二相の冷媒となる。さらに、低温のガス・液二相の冷媒と液接続枝配管81a、81b、81c中の液冷媒(または、ガス・液二相の冷媒)は、切換ユニット51a、51、51c内の室内過冷却装置530a、530b、530cと熱交換することによって、液接続枝配管81a、81b、81c中の液冷媒(または、ガス・液二相の冷媒)は、過冷却される(または、ガス冷媒が凝縮し冷媒のかわき度が小さくなる)。ゆえに、冷房利用側室内熱交換器10a、10b、10c入口の冷媒の比エンタルピが減少するので、冷房利用側室内機の冷房能力不足は抑制される。よって、室外機34よりも室内機40a、40b、40c、40dが上部にある場合、特に冷房運転と暖房運転とが混在するときにおいても、冷房能力不足を回避できる。
【0038】
また、全室暖房、または暖房主体運転の場合は、室外熱交換器3a、3bともに蒸発器として作用するため、外気低温時では室外熱交換器3a、3bは着霜する。一般に室外熱交換器が着霜した場合は、圧縮機から吐出した高圧・高温のガス冷媒を室外熱交換器に導入し、導入した冷媒が凝縮する際の排熱を利用して、室外熱交換器に付いた霜を溶かす、除霜運転を実施する。しかし、除霜運転の間、室内熱交換器は蒸発器として作用することから、暖房運転ができないので、快適性が損なわれる。
【0039】
そこで、本例では、四方弁2a、2bと室外高圧ガス阻止弁14との間に逆止弁18b、18cを配設することで、圧縮機1aから吐出した高圧ガス冷媒が、四方弁2bに流入しないとともに、圧縮機1b、1cから吐出した高圧ガス冷媒も四方弁2aに流入しない。ゆえに、四方弁2a、2bはそれぞれ他方の四方弁2b、2aに関係なく、独立に駆動することができる。よって、一方の室外熱交換器は蒸発器として、他方の室外熱交換器は凝縮器として用いることができるため、除霜運転の間、暖房利用側室内機の運転を停止する必要がないので、快適性を損なうことがない。
【0040】
さらに、全室冷房運転時においては、圧縮機1a、1b、1cを全て冷房運転で用いるため、圧縮機1a、1b、1c吐出された高圧ガス冷媒は、室外熱交換器3a、3bに流入する。高圧ガス接続主配管15及び高圧ガス接続枝配管151a、151b、151c、151d中の冷媒は、逆止弁18b、18cによって、低圧とはならない。そのため、暖房運転から全室冷房運転に切り替わったとき、高圧ガス接続主配管15及び高圧ガス接続枝配管151a、151b、151c、151d中の冷媒は高圧なので、冷媒の密度が大きいため冷媒量が増加する。
【0041】
本例では、過冷却バイパス弁513a、513b、513c、513dを開けることで、高圧ガス接続枝配管151a、151b、151c、151d中の冷媒は、低圧ガス接続枝配管111a、111b、111c、111dに導出することができるので、高圧ガス接続枝配管151a、151b、151c、151d中は低圧となるため、冷媒量を低減できる。特に、沸点の異なる少なくとも2種類以上の冷媒を混合してなる非共沸混合冷媒を用いることが好ましい。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、冷房及び暖房能力を充分に確保すると共に、圧縮機の入力を低減し、かつ使用する冷媒量を低減した冷暖房同時運転が可能なマルチ型空気調和機を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による空気調和機の冷凍サイクルの系統図(冷房主体運転時)。
【図2】他の実施の形態本発明による空気調和機の冷凍サイクルの系統図(冷房主体運転時)。
【図3】さらに、他の実施の形態による空気調和機の冷凍サイクルの系統図(冷房主体運転時)。
【図4】さらに、他の実施の形態による空気調和機の冷凍サイクルの系統図(冷房主体運転時)。
【図5】さらに、他の実施の形態による空気調和機の冷凍サイクルの系統図(冷房主体運転時)。
【図6】さらに、他の実施の形態による空気調和機の冷凍サイクルの系統図(冷房主体運転時)。
【符号の説明】
1b、1c、1e、1f、1g、1h…圧縮機、1a、1d…インバータ圧縮機、2a、2b、2c、2d、2e、2h…四方弁、3a、3b、3c、3d、3e、3h…室外熱交換器、4a、4b、4c、4d、4e、4h…室外膨張装置、5…受液器、6、6a、6b…室外液配管、7、7a、7b…室外液阻止弁、8…液接続主配管、8a、8b…室外液分岐配管、81a、81b、81c、81d…液接続枝配管、9a、9b、9c、9d…室内膨張装置、10a、10b、10c、10d…室内熱交換器、11…低圧ガス接続主配管、12、12a、12b…室外低圧ガス阻止弁、13、13a、13b…アキュムレータ、14、14a、14b…室外高圧ガス阻止弁、15…高圧ガス接続主配管、16、16a、16b、16c…減圧装置、17、17a、17b、17c…室外過冷却装置、18、18a、18b、18c、18e…逆止弁、19…室外送風装置、20…サブクーラ、30、31a、31b、32、33、34、35a、35b…室外機、40a、40b、40c、40d…室内機。

Claims (1)

  1. 複数の圧縮機、室外熱交換器、室外膨張装置、受液器、室内膨張装置と室内熱交換器を備えた複数の室内機、とを連結した冷凍サイクルを有する空気調和機において、
    前記複数の圧縮機を、暖房利用側の前記圧縮機となる回転数制御が可能とされるインバータ圧縮機と、冷房利用側の前記圧縮機となる複数台の定速型圧縮機とし、前記暖房利用側の圧縮機から吐出される高圧ガス冷媒は暖房利用側となる前記室内機へ供給されて前記室内熱交換器で凝縮され、前記冷房利用側の前記圧縮機から吐出される高圧ガス冷媒は前記室外熱交換器で凝縮されて前記受液器を通った後に過冷却されて冷房利用側となる前記室内機へ供給し、前記室外熱交換器及び前記室外膨張装置を複数台設けて、前記一方の室外熱交換器で凝縮した液冷媒を、前記他方の室外熱交換器に前記室外膨張装置を介して導入し、前記冷房利用側の室内機に流れる冷媒量を調節するとともに、冷房利用側の前記圧縮機における複数台の定速型圧縮機の運転台数を制御することを特徴とする空気調和機。
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