JP4024911B2 - 表示データ送出制御回路 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は,システムバスに接続され,CPUからの書き込みデータを送出する制御を行う表示データ送出制御回路に係り,特に,液晶表示器(以下,LCDという)のコントローラ等への表示データ(表示制御データを含む)を送出する表示データ送出制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
プロセッサ(CPU)を備え,ファームウェアによって動作するシステムにおいて,オペレーションパネル部にLCDコントローラを持ち,プロセッサからLCDコントローラへ制御データを送出してLCDに表示を行うような装置では,一般に,LCDへの制御データの送出は,ファームウェアが時間監視を行いながら,それぞれの制御データをレジスタにライトすることで行っている。
【0003】
図6は,従来の回路の例を示す。
アドレスデコーダ61およびレジスタ62は,プロセッサが接続されるシステムバスに接続される。LCDへデータを表示する場合,ファームウェアは,システムバスを介して,レジスタ62のアドレスと書き込みの制御信号をアドレスデコーダ61へ送り,データをレジスタ62へ書き込む。レジスタ62のデータは,LCDクロックを発生するタイミング発生回路63によって,ドライバ64を介してLCDコントローラへ送出される。
【0004】
図7は,LCDの制御データをライトする時間間隔の例を示す。
LCDの制御データをライトする時間間隔は,図7に示すように,通常100μs以上必要であるため,ファームウェアは,制御データを1回ライトした後に,規定時間を空けるためにループしたり,またはライトした後にタイマを起動して100μs後に割り込みを発生させて,次の制御データをライトするようにしている。このため,LCDの制御データを書いている間は,プロセッサが本来の処理を実行できないという問題があった。
【0005】
また,LCD表示を1回だけのライトで済ましてしまうと,静電気などによって表示が壊れてしまった場合に,壊れた状態が続くことになるので,LCD表示が静電気などによって壊れてしまうことを想定し,LCDへ定期的に表示データを送出することが行われている。この場合,プロセッサは,定期的に図6に示すレジスタ62にデータの書き込みを行う必要があり,プロセッサ本来の作業ができず,効率が落ちるという問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記問題点の解決を図り,LCD等の表示装置へ複数データをライトする場合に,プロセッサは100μsの時間間隔を置かないで連続してLCD用レジスタにライト可能にし,また,書き込みのタイミングをコマンドに合わせて簡単に変更ができるようにし,また,静電気等による表示の破壊対策のためにLCDへ定期的にデータを送る場合でも,自動的に送られるようにすることにより,プロセッサの処理負担を軽減し,プロセッサが本来のシステムの処理に専念できるようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
図1は,本発明の構成例を示すブロック図である。
図中,1は本発明に係る表示データ送出制御回路,2はシステム全体の制御を行うプロセッサ(CPU),3はプロセッサ2が実行する命令列等を記憶するROM,4はシステムバス,5はオペレーションパネル部の表示装置,11はプロセッサ2から表示データが書き込まれるLCD用レジスタ,12は先入れ先出し型のFIFOデータ保持回路,13はデータを送出するタイミングを制御するタイミング制御回路,14は時間を計測するタイマ,51はLCDコントローラ,52は液晶表示器(LCD)を表す。
【0008】
FIFOデータ保持回路12は,FIFO(First-in First-out)メモリまたは多段に接続されたレジスタから構成され,LCD用レジスタ11により受けた表示装置5への表示データを一時的に保持する回路である。
【0009】
タイミング制御回路13は,FIFOデータ保持回路12が保持する表示データを,指定された間隔で表示装置5へ送出するタイミングを制御する。この表示データ送出の間隔はタイマ14によって変更することができる。
【0010】
また,FIFOデータ保持回路12は,書き込まれた表示データを保持するとともに,併せて表示データ送出の間隔を定めるタイマ情報を保持することができ,タイミング制御回路13は,FIFOデータ保持回路12から読み出された表示データに付随するタイマ情報によって,表示データ送出のタイミングを制御する。
【0011】
また,FIFOデータ保持回路12は,書き込まれた表示データが有効であるか無効であるかを示す情報を保持することができ,タイミング制御回路13は,FIFOデータ保持回路12から読み出された表示データが有効であるか無効であるかにより,表示装置5へその表示データを送出するか否かを制御する。CPU2は,必要であればLCD用レジスタ11に無効データを書き込むことにより,表示装置5への表示データ送出のタイミングを遅らせることができる。
【0012】
また,静電気等による表示の破壊に対処するために,FIFOデータ保持回路12を,LCD52の表示データを1画面分保持することができる大きさにする。タイミング制御回路13は,FIFOデータ保持回路12から読み出されて表示装置5へ送出される表示データを,繰り返しFIFOデータ保持回路12へ書き込むことにより,表示装置5へ定期的に表示データが送出されるように制御する。
【0013】
表示装置5が液晶表示器によって構成される場合の例を示したが,液晶表示器に限らず,同様な表示器に本発明を適用することが可能である。
【0014】
【発明の実施の形態】
図2は,本発明の第1の実施の形態による回路例を示す。
アドレスデコーダ16およびLCD用レジスタ11は,図1に示すシステムバス4に接続される。アドレスデコーダ16が受けた制御信号およびアドレスによって,LCD用レジスタ11へ表示データが書き込まれる。
【0015】
FIFO部分120は,図1に示すFIFOデータ保持回路12に相当し,多段に接続されるレジスタ121a〜121cによって構成される。
FIFOコントロール回路131およびタイミング発生回路132は,図1に示すタイミング制御回路13に相当し,FIFO部分120への書き込みと,FIFO部分120から読み出したデータを,ドライバ17を介して表示装置側へ送る制御を行う。データを送出するタイミングは,データ間隔指定レジスタ15で指定された時間間隔に従って決める。データ間隔指定レジスタ15は,何μsの間隔でデータを送出するかを指定する値を保持するレジスタであり,図1のシステムバス4に接続される。または,外部から設定可能な適当なスイッチ素子等に接続される。
【0016】
図3は,LCD用レジスタ11が受け取るデータの構成を示す。
LCD用レジスタ11は,この例では16ビットのデータを受け取るように構成され,上位の7ビットは,データ送出間隔を指定するビットである。データ送出間隔の値T1として,0〜127の値を指定することが可能であり,この値T1は,データ間隔指定レジスタ15が例えば100μsのデータ間隔を指定していれば,FIFO部分120が保持するデータを送出後に,T1×100μs待ち,その後に次のデータを送るように,タイミング発生回路132に指示を与えるためのものである。
【0017】
送出有効無効ビットは,値が“0”であれば「無効」,“1”であれば「有効」を示し,無効の場合には,このデータは表示装置側へ送出せず,次のデータに移ることを指示し,有効の場合には,このデータを表示装置へ送出することを指示する。
【0018】
LCDデータ部は,実際に表示装置側へ送る8ビットのデータを保持する。
図4は,転送データのタイミング例を示す。
図4(a),(b)のように,T1=1で,送出有効無効ビットが“1”(有効)のデータが書き込まれると,そのLCDデータは100μsの間隔で表示装置へ送出される。図4(c)のように,T1=1で,送出有効無効ビットが“0”(無効)のデータが書き込まれると,100μsの間隔でデータ送出のタイミング制御が行われるが,無効であるため実際にはデータの送出が抑止され,200μs後に次のデータの送出の制御が行われる。
【0019】
図4(d),(e)のように,T1=3のデータが書き込まれると,データ送出間隔が3倍となり,300μsの間隔でデータが送出される。
図5は,本発明の第2の実施の形態による回路例を示す。
【0020】
この第2の実施の形態は,図2に示す第1の実施の形態のものに静電気等による表示破壊対策のための機能を付加したものである。第1の実施の形態との違いは,次の点である。
【0021】
まず,FIFO部分120は,1画面分のデータを保持する大きさを持つ。また,FIFO部分120から読み出されて,ドライバ17から表示装置側へ送出されるデータは,同時にセレクタ18を介してFIFO部分120に書き戻されるようになっている。
【0022】
FIFOコントロール回路131は,LCD用レジスタ11に上位のプロセッサからの書き込みデータがあると,LCD用レジスタ11のデータをFIFO部分120に書き込むようにセレクタ18を制御し,LCD用レジスタ11に新しい書き込みデータがない場合には,データの送出タイミングで送出データをFIFO部分120に書き戻すようにセレクタ18を制御する。
【0023】
これによって,表示データが,繰り返しLCDへ送られるので,静電気等により表示内容が壊れても,すぐに再表示されることになる。この再表示は自動的に行われるので,上位のプロセッサは1画面分のデータを連続して1回書き込むだけで,他は何ら意識する必要はない。
【0024】
【発明の効果】
以上説明したように,本発明によれば,LCD等の表示制御用にFIFOを搭載することで,プロセッサはLCD等の表示のためのループや割り込みの処理が不要になり,システム本来の処理を多く遂行できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成例を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態による回路例を示す図である。
【図3】LCD用レジスタが受け取るデータの構成を示す図である。
【図4】転送データのタイミング例を示す図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態による回路例を示す図である。
【図6】従来の回路の例を示す図である。
【図7】LCDの制御データをライトする時間間隔の例を示す図である。
【符号の説明】
1 表示データ送出制御回路
11 LCD用レジスタ
12 FIFOデータ保持回路
13 タイミング制御回路
14 タイマ
2 CPU
3 ROM
4 システムバス
5 表示装置
51 LCDコントローラ
52 LCD
Claims (3)
- システムバスに接続され,表示装置へ表示データを転送する回路において,
表示装置へ送出する表示データと,その表示装置へ送出する表示データごとに表示データ送出の間隔を定めるタイマ情報とを一時的に保持する先入れ先出し型のデータ保持回路と,
前記データ保持回路が保持する表示データを前記表示装置へ送出するタイミングを,前記表示データとともに前記データ保持回路から読み出した前記タイマ情報によって制御するタイミング制御回路とを備えた
ことを特徴とする表示データ送出制御回路。 - 請求項1記載の表示データ送出制御回路において,
前記データ保持回路は,書き込まれた表示データが有効であるか無効であるかを示す情報を保持する手段を持ち,
前記タイミング制御回路は,前記データ保持回路から読み出された表示データが有効であるか無効であるかにより,前記表示装置へ表示データを送出するか否かを制御するように構成された
ことを特徴とする表示データ送出制御回路。 - 請求項1または請求項2記載の表示データ送出制御回路において,
前記データ保持回路は,前記表示装置へ送出する表示データを1画面分保持し,
前記データ保持回路から読み出されて表示装置へ送出される表示データを,前記データ保持回路へ再書き込みする制御を行う回路を備え,
前記表示装置へ前記タイミング制御回路の制御により定期的に表示データを送出するように構成された
ことを特徴とする表示データ送出制御回路。
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JPH11143679A JPH11143679A (ja) | 1999-05-28 |
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JP30240697A Expired - Fee Related JP4024911B2 (ja) | 1997-11-05 | 1997-11-05 | 表示データ送出制御回路 |
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JP (1) | JP4024911B2 (ja) |
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1997
- 1997-11-05 JP JP30240697A patent/JP4024911B2/ja not_active Expired - Fee Related
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