JP4024217B2 - 磁気ディスク装置 - Google Patents

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Description

本発明は、磁気ディスク装置に係り、特に、ディスク変形低減して磁気ディスクを固定するに好適な磁気ディスク装置に関する。
従来のディスク装置における磁気ディスクの固定方法としては、例えば、特開2001−291301号公報に記載されているように、ハブの下部に形成したフランジ部の上面を環状のディスク支持面として、このディスク支持面上に磁気ディスクとスペーサとを交互に積層し、一番上にクランプを載せ、クランプネジを締め付け、その締め付け力でクランプを変形させ、クランプ力をかけて磁気ディスクを固定するものが知られている。
また、上述の構造において、例えば、特開平6−28752号公報に記載のように、磁気ディスクとスペーサとの間にポリウレタンゴムのような摩擦係数の大きい弾性部材を挟んで組み立てられることも知られている。
特開2001−291301号公報 特開平6−28752号公報
しかしながら、特開2001−291301号公報に記載されたようなクランプは、板金加工で製作されるのが一般的である。板金加工で製作されたクランプでは加工精度を出すことが困難であり、磁気ディスクとの接触面での荷重分布に偏りが生じ、磁気ディスクの変形するという問題が生じる。
また、特開平6−28752号公報に記載されているように、磁気ディスクとスペーサとの間に弾性部材を挟む構成では、弾性部材が磁気ディスクに直接接触する構造となっている。この場合、高精度な加工が困難な弾性部材によって、ディスク変形が生じるという問題がある。
ところで、最近の磁気ディスク装置は、益々小型化大容量化が進んでいる。小型化の点からは、最近では、1.8”や1”の磁気ディスク装置が実用化されている。例えば、1”の磁気ディスク装置の容量は、現時点では、最大4GBであるが、さらに、4GB以上の例えば,6GB,8GB等の大容量ディスクでは、ディスク変形の影響が顕著となる。1枚の磁気ディスクで、さらに大容量化を図る際には、単位面積当たりの容量を大きくする他に、内周域まで記録可能にする必要がある。例えば、4GB以上の1”磁気ディスクでは、記録領域の最内周半径が7mm程度となる。一方、磁気ディスクの変形による書き込みエラーは、半径の自乗に反比例して増加する。従って、小型化大容量化を達成するためには、ディスク変形を極力低減する必要が生じる。
本発明の目的は、磁気ディスクの変形を小さくできる磁気ディスク装置を提供することにある。
記目的を達成するために、本発明は、回転駆動されて情報を記録する磁気ディスクと、外周に前記磁気ディスクを回転可能に支持するハブと、前記磁気ディスクの他方の面と接触して前記磁気ディスクを固定するためのクランプとを有し、前記磁気ディスクを回転させて、磁気ヘッドにより情報の記録再生を行う磁気ディスク装置において、前記ハブの外周に配置されたリング状のロータマグネットと、このロータマグネットと前記磁気ディスクとの間に介装されるとともに、前記クランプより低剛性の弾性部材と、前記磁気ディスクと前記弾性部材との間に介装されたスペーサとを備え、前記ハブ上面と前記クランプの下面とが接触することにより、前記ハブ上面が前記磁気ディスクの高さの基準となるようにしたものである。
かかる構成により、磁気ディスクの変形を小さくし得るものとなる。
)上記()において、好ましくは、前記クランプの前記磁気ディスクとの接触部と、前記スペーサの前記磁気ディスクとの接触部の少なくとも一つを、前記磁気ディスクに対して凸形状としたものである。
)上記()において、好ましくは、前記磁気ディスクと接触する前記スペーサの接触部と、前記クランプの前記磁気ディスクとの接触部との少なくとも一つを、対向する前記磁気ディスクの接触面の平面度以内としたものである。
)上記()において、好ましくは、前記弾性部材の自然長の内径を、前記ハブの外径以下としたものである。
)上記()において、好ましくは、前記スペーサと前記クランプの少なくとも一つが、前記磁気ディスクとの接触面の表面粗さが、前記磁気ディスクの表面粗さと同等の高精度であり、前記磁気ディスクと前記スペーサ若しくは前記クランプが吸着するようにしたものである。
本発明によれば、磁気ディスクの変形を小さくすることができる。
以下、図1〜図4を用いて、本発明の第1の実施形態による磁気ディスク装置の構成について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態による磁気ディスク装置に用いるスピンドルモータの構成を示す断面図である。図2は、本発明の第1の実施形態による磁気ディスク装置の全体構成を示す平面図である。図3は、本発明の第1の実施形態による磁気ディスク装置の固定部の詳細構成を示す断面図である。図4は、比較例による磁気ディスク装置の固定部の断面図である。なお、各図において、同一符号は、同一部分を示している。
最初に、図2を用いて、本実施形態による磁気ディスク装置の全体構成について説明する。
磁気ディスク装置1は、磁気情報を記録する磁気ディスク2と、磁気ディスク2に情報の書き込み・読み出しを行なう磁気ヘッド3とを備えている。磁気ヘッド3は、磁気ディスク2に対向して設けられ、磁気ディスク2の回転中は磁気ディスク2に対し、微小の浮上量で浮上する。
ヘッドアセンブリ4は、先端部に磁気ヘッド3を保持するアーム5と、アーム5を磁気ディスク2の半径方向に回転移動を可能とするピボット8とにより構成されている。
磁気ディスク2は、ネジ20によってスピンドルモータ9に固定され、スピンドルモータ9よって回転可能に支持されている。
次に、図1を用いて、スピンドルモータ9の構成について説明する。
スピンドルモータ9は、ステータ12と、円筒状のハブ10の内径側に固定されたロータマグネット11とを備えている。ステータ12には、コイル13が巻回されている。ロータマグネット11は、ステータ12と対向している。ハブ10は、ベースプレート14に固定されたスリーブ15に対して、すべり軸受により回転自在に支持されている。ステータ12は、ベースプレート14に固定されている。コイル13に通電することにより、ハブ10が回転駆動される。
磁気ディスク2は、クランプ19と、Oリング17及びスペーサ18との間に挟まれ、ネジ20によってハブ10に対して固定されている。Oリング17は、クランプより低剛性の弾性部材からなる。また、Oリング17の自然長の内径は、ハブ10の外径以下となっている。このような寸法とすることにより、荷重を掛ける際のばらつきを低減できる。なお、磁気ディスク2の固定部の詳細構成については、図3を用いて後述する。
次に、図1,図2を用いて、磁気ディスク装置1の動作について説明する。
磁気ディスク装置1が起動すると、スピンドルモータ9が回転する。また、磁気ディスク2の面上から退避していたヘッドアセンブリ4の先端部の磁気ヘッド3が、磁気ディスク2に対して微小量に浮上して磁気ディスク2の半径方向に移動する。磁気ヘッド3を用いて、磁気ディスク2上の位置信号の情報を書き込みや読み出しが行なわれる。
磁気ディスク2に対する情報の書き込みや読み出しの作業が終了すると、スピンドルモータ9が停止する際には、ヘッドアセンブリ4先端の磁気ヘッド3は、磁気ディスク2の面上から退避する。
次に、図3を用いて、磁気ディスクの固定部の詳細構成について説明する。
ハブ10の外周側には、一体的にフランジ部16が形成されている。磁気ディスク2の下面とフランジ部16の上面との間には、ゴムを材質とするOリング17と、スペーサ18とが介装されている。また、磁気ディスク2の上面に、スペーサ18の下端面が接触している。ハブ10に対してネジ20を締結することで、Oリング17が変形し、ハブ10の上面の高さとクランプ19の下面の高さが一致する高さでクランプ19を固定する。
クランプ19とスペーサ18の材質は、マルテンサイト系ステンレス鋼としている。磁気ディスク2の基板材質としては、ガラスとアルミニウムとの二種類存在するが、磁気ディスク2と接触する磁気クランプ19とスペーサ18の材質であるマルテンサイト系ステンレス鋼との線膨張係数の差が小さいガラスが好ましいものである。
磁気ディスク装置1では、ヘッドアセンブリ4先端部の磁気ヘッド3が磁気ディスク2上を微小量で浮上するため、磁気ディスク2の設定高さの基準を精度よく設定する必要があるが、本発明の実施形態の磁気ディスク2の高さ基準は、ネジ20を締結しハブ10上面と接触させて固定するクランプ19の下面となる。
クランプ19とスペーサ18とは、磁気ディスク2と接触する面を平面研削しており、磁気ディスク接触面の平面度を2μm以下にしている。このディスク固定方法により、磁気ディスク2の上下の接触面にかかる荷重は磁気ディスク接触面に関して垂直となり、荷重分布は均一にできる。そのため、磁気ディスク2の変形を抑制することができる。なお、平面度を2μm以下にする方法としては、平面研削以外に、エッチング法等を用いることもできる。なお、プレス加工による平面度はせいぜい30μmであり、旋盤加工による平面度は15μm程度である。
特開2001−291301号公報に記載されているクランプは、板金加工で成型されているため、クランプの磁気ディスクとの接触部の平面度は30μm程度である。また、磁気ディスクと接触するハブのフランジ部は、旋盤加工されるため、その平面度は15μm程度である。このように平面度が悪い状態で、特開2001−291301号公報に記載されているように、クランプで磁気ディスクを固定した場合、クランプ及びハブの平面度が低い影響により、クランプ及びハブの表面の凹凸にならう形で、磁気ディスクが変形することになる。
一方、本実施形態では、磁気ディスク2と接触するクランプ19の平面度、スペーサ18の平面度は、2μm程度であることから、磁気ディスク2との接触面の平面度による磁気ディスク2の変形は低減することができる。
さらに、磁気ディスク2との接触面の平面度を、磁気ディスク2自体の平面度よりも高精度にすることで、磁気ディスク2の変形を抑制するだけでなく、磁気ディスク2自体の平面度を矯正する効果もある。
また、スペーサ18とクランプ19の磁気ディスク2との接触面の表面粗さを、磁気ディスク2の表面粗さと同程度の5nmという高精度としていることにより、磁気ディスク2とスペーサ18及びクランプ19との接触面において、互いに吸着することとなり、クランプ力を増加することができる。
上述したクランプ19の固定方法により、磁気ディスク2とスペーサ18とを介して、圧縮されたOリング17の弾性力を、磁気ディスク2とスペーサ18間、磁気ディスク2とクランプ19間とに伝達する。この弾性力は、衝撃時でも磁気ディスク2がずれない荷重とする。
フランジ部16の上面とクランプ19下面との間隔Bにより、磁気ディスク2の厚みとスペーサ18の板厚,Oリング17の変形後の厚みが決まるため、磁気ディスク接触面にかかる荷重は、仕様に示す衝撃により磁気ディスク2がずれない荷重となるように、Oリング17の断面径,変形量,硬度等を設定する。例えば、1”の磁気ディスクで、ずれないための仕様荷重4kgの場合、Oリング17の断面径を8φ,変形量を150μm,硬度を80とする。
ここで、特開平6−28752号公報のように弾性部材を挟む構成では、回転軸に沿う方向における磁気ディスクの組み付け精度の悪化を招く恐れがあるが、本実施形態のように、磁気ディスクをクランプとスペーサで挟む構成とし、弾性部材であるOリング17の弾性力で保持するようにしているため、磁気ディスクの組み付け精度を向上できる。
本実施形態では、ハブ10のフランジ部16が変形をしても、Oリング17のたわみによって、Oリング17の真上のスペーサ18の磁気ディスクとの接触面29は、ネジ20による締結時にハブ10の軸方向に垂直な面に平行に移動するために、磁気ディスク2の下面では、ハブ10の軸方向と平行に均等な荷重がかかる。
特開2001−291301号公報に記載されているクランプ方式では、ネジの締結によるクランプのたわみによって、磁気ディスクを固定するための荷重を発生させる機構となっているため、その荷重が磁気ディスク下面と接触するハブの磁気ディスク接触面にかかることで、ハブのフランジ部が変形することになる。そのために、磁気ディスクもフランジ部の変形にならい、ひずみや反り等の変形が生じることになる。
一方、本実施形態では、上述したように、Oリング17のたわみを利用して、スペーサ18をハブ10の軸方向に垂直な面に平行に移動するために、磁気ディスク2の下面では、ハブ10の軸方向と平行に均等な荷重がかかるので、ハブ10のフランジ部16が変形することを防止でき、その結果、磁気ディスク2のひずみや反り等の変形を防止できる。
また、特開平6−28752号公報に記載されたものは、磁気ディスク下面が弾性部材と接触する構造であるため、弾性部材のたわみによって生じる荷重分布は、弾性部材の加工精度に依存するため、荷重分布にばらつきが生じ、ディスク変形をもたらすが、本実施形態では、磁気ディスクと接触するのは、スペーサ18であるため、荷重分布のばらつきを少なくすることができる。さらに、磁気ディスクが弾性部材と接触する構造では、長時間使用する磁気ディスク装置としては望ましくない構造であるが、本実施形態では、弾性部材は磁気ディスクとは直接接触しないため、好ましいものである。
また、本実施形態では、図3に示すように、スペーサ18の上面の外径が、下面の外径より小さい構造である凸部29を有するスペーサ18を用いており、この凸形状を有するスペーサ18を用いることで、ディスク変形を低減することができる。
例えば、図4に示す比較例のように、スペーサ18と磁気ディスク2との接触面やクランプ19と磁気ディスク2との接触面が平坦である場合には、磁気ディスク2が反ると、ディスク2の上面とクランプ19との接触位置X1と、ディスク2の下面とスペーサ18との接触位置X2との軸方向の位置がずれるため、磁気ディスク2が変形する。このような磁気ディスク2に生じる反りにより、磁気ヘッド3が、磁気ディスク2の径方向に移動するときに、磁気ディスク2と衝突してしまい、磁気ディスク2上の磁気情報の読み取りや書き込みが不可能となる恐れがある。それに対して、本実施形態のように、凸形状を有するスペーサ18を用いることで、たとえ、磁気ディスク2が反ったとしても、ディスク2の下面とスペーサ18との接触位置Y2(図3に図示)が変化しないため、ディスク変形を低減することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、磁気ディスク2とスペーサ18とを介して、圧縮されたOリング17の弾性力を、磁気ディスク2とスペーサ18間、磁気ディスク2とクランプ19間とに伝達するようにしているので、磁気ディスクの変形を小さくできる。したがって、例えば、1”で4GB以上の磁気ディスク装置を実用化できるものである。
また、ハブ10のフランジ部16が変形をしても、Oリング17のたわみによって、Oリング17の真上のスペーサ18の磁気ディスクとの接触面29は、ネジ20による締結時にハブ10の軸方向に垂直な面に平行に移動するために、磁気ディスク2の下面では、ハブ10の軸方向と平行に均等な荷重がかかるので、ハブのフランジ部が変形することを防止でき、その結果、磁気ディスクのひずみや反り等の変形を防止できる。
さらに、クランプ19やスペーサ18の磁気ディスク2と接触面は、平面研削やエッチングにより平面度をよくすることにより、磁気ディスク2の上下の接触面にかかる荷重は磁気ディスク接触面に関して垂直となり、荷重分布は均一にできる。そして、平面度を良くすることにより、磁気ディスク2との接触面の平面度による磁気ディスク2の変形は低減することができる。また、磁気ディスク2自体の平面度を矯正することもできる。
また、磁気ディスク2の高さ基準は、クランプ19の下面となるので、磁気ディスク2の設定高さの基準を精度よく設定できる。
さらに、凸部29を有するスペーサ18を用いることで、ディスク変形を低減することができる。
次に、図5を用いて、本発明の第2の実施形態による磁気ディスク装置の構成について説明する。なお、磁気ディスク装置の全体構成は、図2に示したものと同様である。また、磁気ディスク装置に用いるスピンドルモータの全体構成は、図1に示したものと同様である。
図5は、本発明の第2の実施形態による磁気ディスク装置の固定部の詳細構成を示す断面図である。なお、図1〜図3と同一符号は、同一部分を示している。
本実施形態においては、スペーサ18Aと、クランプ19Aの形状を、図3に示したものとは異ならせている。すなわち、スペーサ18Aは、図3のスペーサ18のように凸部29を有しておらず、磁気ディスク2との接触面は平板状である。一方、クランプ19Aは、外周部より内周側に円環状の窪み30が形成され、よって、最外周部には、磁気ディスク2のと接触する凸部31が形成されている。窪み30の内径は磁気ディスク2の内径より小さく、外径は磁気ディスク2の内径より大きく形成されている。
凸部31を有するクランプ19Aは、Oリング17の弾性力により数μm上方向にたわむが、そのたわみにより、磁気ディスク2との接触部が凸部31の内径部の位置Z1となり、接触部形状は円となる。一方、磁気ディスク2の下面の荷重分布のモーメント中心を位置Z2とすると、凸部31の内径部の位置Z1を位置Z2に一致させることにより、磁気ディスク2に反りを無くすことができる。
なお、図3に示したスペーサ18の凸部29と、図5に示したクランプ19Aの凸部31の両方を備えても良いものである。
本実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
次に、図6を用いて、本発明の第3の実施形態による磁気ディスク装置の構成について説明する。なお、磁気ディスク装置の全体構成は、図2に示したものと同様である。また、磁気ディスク装置に用いるスピンドルモータの全体構成は、図1に示したものと同様である。
図6は、本発明の第3の実施形態による磁気ディスク装置の固定部の詳細構成を示す断面図である。なお、図1〜図3,図5と同一符号は、同一部分を示している。
図3及び図5に示した実施形態では、Oリング17の圧縮による生じる弾性力を、磁気ディスク2とスペーサ18との間、磁気ディスク2とクランプ19との間に伝達したのに対して、本実施形態では、Oリング17の代りに、皿バネ23を用いて、皿バネ23を圧縮することによる弾性力を利用している。なお、皿バネ23の代わりに、円錐筒形状のゴムを用いても同様の効果を得ることができる。
本実施形態によれば、前述の実施形態と同様に、磁気ディスク2にかかる荷重分布は均一にすることができ、磁気ディスク2の変形を抑制することができる。また、磁気ディスク2との接触面の平面度は、磁気ディスク2自体の平面度よりも高精度にすることで、磁気ディスク2の変形を抑制するだけでなく、磁気ディスク2自体の平面度を矯正することもできる。
次に、図7を用いて、本発明の第4の実施形態による磁気ディスク装置の構成について説明する。なお、磁気ディスク装置の全体構成は、図2に示したものと同様である。また、磁気ディスク装置に用いるスピンドルモータの全体構成は、図1に示したものと同様である。
図7は、本発明の第4の実施形態による磁気ディスク装置の固定部の詳細構成を示す断面図である。なお、図1〜図3と同一符号は、同一部分を示している。
本実施形態では、スピンドルモータ9Aの構造が、図3に示したものとは異なっている。すなわち、ハブ10Aの外周に沿ってロータマグネット11Aが備えられる。ロータマグネット11Aに対向して設置したステータ12Aのコイル13Aに通電することで、ハブ10Aを回転駆動する。また、ハブ10Aは、ベースプレート14に固定されたスリーブ15に対して、すべり軸受により回転自在に支持された構造となっている。ロータマグネット11Aの上面には、ロータマグネット11Aによって生じる磁界が磁気ヘッド3に影響を及ぼさないように磁気シールド24が設けてある。磁気シールド24上面には、第1の実施形態と同様に、順にOリング17、スペーサ18、磁気ディスク2を載せ、ネジ20を締結することで、クランプ19の下面がハブ10A上面に接触する位置でクランプ19を固定する。
以上の構成により、本実施形態においても、第1の実施形態と同様に、磁気ディスク2にかかる荷重分布は均一にすることができ、磁気ディスク2の変形を抑制することができる。さらに、磁気ディスク2との接触面の平面度は、磁気ディスク2自体の平面度よりも高精度にすることで、磁気ディスク2の変形を抑制するだけでなく、磁気ディスク2自体の平面度を矯正することもできる。
本発明の第1の実施形態による磁気ディスク装置に用いるスピンドルモータの構成を示す断面図である。 本発明の第1の実施形態による磁気ディスク装置の全体構成を示す平面図である。 本発明の第1の実施形態による磁気ディスク装置の固定部の詳細構成を示す断面図である。 図4は、比較例による磁気ディスク装置の固定部の断面図である。 本発明の第2の実施形態による磁気ディスク装置の固定部の詳細構成を示す断面図である。 本発明の第3の実施形態による磁気ディスク装置の固定部の詳細構成を示す断面図である。 本発明の第4の実施形態による磁気ディスク装置の固定部の詳細構成を示す断面図である。
符号の説明
1…磁気ディスク装置
2…磁気ディスク
3…磁気ヘッド
4…ヘッドアセンブリ
5…アーム
8…ピボット
9…スピンドルモータ
10…ハブ
11…ロータマグネット
12…ステータ
13…コイル
14…ベースプレート
15…スリーブ
16…フランジ部
17…Oリング
18…スペーサ
19…クランプ
20…ネジ
23…皿バネ
24…磁気シールド
29,31…凸部
30…窪み

Claims (5)

  1. 回転駆動されて情報を記録する磁気ディスクと、外周に前記磁気ディスクを回転可能に支持するハブと、前記磁気ディスクの他方の面と接触して前記磁気ディスクを固定するためのクランプとを有し、
    前記磁気ディスクを回転させて、磁気ヘッドにより情報の記録再生を行う磁気ディスク装置において、
    前記ハブの外周に配置されたリング状のロータマグネットと、
    このロータマグネットと前記磁気ディスクとの間に介装されるとともに、前記クランプより低剛性の弾性部材と、
    前記磁気ディスクと前記弾性部材との間に介装されたスペーサとを備え、
    前記ハブの上面と前記クランプの下面とが接触することにより、前記ハブの上面が前記磁気ディスクの高さの基準となることを特徴とする磁気ディスク装置。
  2. 請求項1に記載の磁気ディスク装置において、
    前記クランプの前記磁気ディスクとの接触部と、前記スペーサの前記磁気ディスクとの接触部の少なくとも一つが、前記磁気ディスクに対して凸形状であることを特徴とする磁気ディスク装置。
  3. 請求項1に記載の磁気ディスク装置において、
    前記磁気ディスクと接触する前記スペーサの接触部と、前記クランプの前記磁気ディスクとの接触部との少なくとも一つが、対向する前記磁気ディスクの接触面の平面度以内であることを特徴とする磁気ディスク装置。
  4. 請求項1に記載の磁気ディスク装置において、
    前記弾性部材の自然長の内径が、前記ハブの外径以下であることを特徴とする磁気ディスク装置。
  5. 請求項1に記載の磁気ディスク装置において、
    前記スペーサと前記クランプの少なくとも一つが、前記磁気ディスクとの接触面の表面粗さが、前記磁気ディスクの表面粗さと同等の高精度であり、前記磁気ディスクと前記スペーサ若しくは前記クランプが吸着することを特徴とする磁気ディスク装置。
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