JPS6235446A - 蛍光ランプ - Google Patents
蛍光ランプInfo
- Publication number
- JPS6235446A JPS6235446A JP17377785A JP17377785A JPS6235446A JP S6235446 A JPS6235446 A JP S6235446A JP 17377785 A JP17377785 A JP 17377785A JP 17377785 A JP17377785 A JP 17377785A JP S6235446 A JPS6235446 A JP S6235446A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- phosphor
- metal borate
- lamp
- particle size
- phosphor film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野コ
本発明は蛍光ランプに関し、特にガラスバルブの内面に
形成された蛍光体膜において蛍光体に混合する金属硼酸
塩の混合量および平均粒径を特定範囲に設定することに
よる蛍光ランプの特性の改善に関する。
形成された蛍光体膜において蛍光体に混合する金属硼酸
塩の混合量および平均粒径を特定範囲に設定することに
よる蛍光ランプの特性の改善に関する。
[従来技術]
一般に蛍光ランプは例えば次の様に製作されている。即
ち、まず軟化温度が600ないし720℃のソーダガラ
スや鉛ガラスなどからなるストレートバルブの内面にハ
ロリン酸カルシウム蛍光体、バインダコ結着剤、溶剤を
含む懸濁液を流し塗りによって塗布膜を形成する。次に
このバルブを500ないし600℃に保たれた加熱炉に
入れバインダー。
ち、まず軟化温度が600ないし720℃のソーダガラ
スや鉛ガラスなどからなるストレートバルブの内面にハ
ロリン酸カルシウム蛍光体、バインダコ結着剤、溶剤を
含む懸濁液を流し塗りによって塗布膜を形成する。次に
このバルブを500ないし600℃に保たれた加熱炉に
入れバインダー。
溶剤を除去してバルブ内面に蛍光体膜を形成し、ストレ
ートバルブの両端に電子放射物質を被着された電極構体
を保持するステムを封着する。直管形蛍光ランプにおい
てはステムを封着したストレートバルブを排気装置のヘ
ッドに気密に固定し排気工程を経て完成されている。曲
管形蛍光ランプにおいてはステムを封着したストレート
バルブを排気装置のヘッドに気密に固定し加熱炉内で7
00ないし900℃の温度に加熱してストレートバルブ
を軟化させドラムに捲回して曲成したのち排気工程を経
て完成されている。
ートバルブの両端に電子放射物質を被着された電極構体
を保持するステムを封着する。直管形蛍光ランプにおい
てはステムを封着したストレートバルブを排気装置のヘ
ッドに気密に固定し排気工程を経て完成されている。曲
管形蛍光ランプにおいてはステムを封着したストレート
バルブを排気装置のヘッドに気密に固定し加熱炉内で7
00ないし900℃の温度に加熱してストレートバルブ
を軟化させドラムに捲回して曲成したのち排気工程を経
て完成されている。
ところで、これらの蛍光ランプの製造工程において、蛍
光体膜が蛍光体のみで形成されている場合、機械的衝撃
などにより蛍光体膜の剥離が生じるばかりでなく、ラン
プ点灯中においても蛍光体膜の剥離が生じる。
光体膜が蛍光体のみで形成されている場合、機械的衝撃
などにより蛍光体膜の剥離が生じるばかりでなく、ラン
プ点灯中においても蛍光体膜の剥離が生じる。
従って、従来においては直管形蛍光ランプでは例えば特
開昭5Ei−126247号公報にカルシウム、マグネ
シウムおよびバリウムの酸化物と無水硼酸とのモル比が
0.5ないし1.0であり、酸化ストロンチウムと上記
酸化物とのモル比が0.3ないし5×10−3である微
量のストロンチウムを含何する硼酸塩からなる無機結着
剤を蛍光体に混合して蛍光体膜の剥離を防止する方法が
開示されている。
開昭5Ei−126247号公報にカルシウム、マグネ
シウムおよびバリウムの酸化物と無水硼酸とのモル比が
0.5ないし1.0であり、酸化ストロンチウムと上記
酸化物とのモル比が0.3ないし5×10−3である微
量のストロンチウムを含何する硼酸塩からなる無機結着
剤を蛍光体に混合して蛍光体膜の剥離を防止する方法が
開示されている。
又、曲管形蛍光ランプにおいては例えば特公昭54−3
7437号公報に蛍光体と蛍光体に対し0.3ないし5
.0重量%の結着剤と直径0.1μ以下にしてかつ0.
3ないし5.0重量%のアルミナとバインダーを含む懸
濁液をストレートバルブの内面に塗布することによって
ストレートバルブの曲成時に生じる蛍光体膜の剥離を防
止する方法が開示されている。
7437号公報に蛍光体と蛍光体に対し0.3ないし5
.0重量%の結着剤と直径0.1μ以下にしてかつ0.
3ないし5.0重量%のアルミナとバインダーを含む懸
濁液をストレートバルブの内面に塗布することによって
ストレートバルブの曲成時に生じる蛍光体膜の剥離を防
止する方法が開示されている。
これらの蛍光ランプによれば、結着剤によってランプ製
造工程中およびランプ点灯中における蛍光体膜の剥離を
防止することができるものの、蛍光ランプの初期光束、
働程特性、ガラス強度および電極付近の黒化などそのラ
ンプ特性が損なわれる傾向にある。
造工程中およびランプ点灯中における蛍光体膜の剥離を
防止することができるものの、蛍光ランプの初期光束、
働程特性、ガラス強度および電極付近の黒化などそのラ
ンプ特性が損なわれる傾向にある。
[発明が解決しようとする問題点コ
上述の先行技術に開示された金属硼酸塩(結着剤)は蛍
光体膜の剥離に対して極めて有効であるものの、それ自
身、光透過性に乏しいこともあって、蛍光体膜への混合
量が増加する程、光束も減少する傾向にある。
光体膜の剥離に対して極めて有効であるものの、それ自
身、光透過性に乏しいこともあって、蛍光体膜への混合
量が増加する程、光束も減少する傾向にある。
その上、この金属硼酸塩は粒径が0.1〜0,3μ程度
と小さい上に、その融点がバインダーより低いこともあ
って、ストレートバルブの焼成時にバインダーが金属硼
酸塩によって包み込まれて蒸し焼き状態となり、完全に
焼成されない。このために、蛍光体膜の輝度を損ない、
初期光束の低下の原因となり、好ましくない。
と小さい上に、その融点がバインダーより低いこともあ
って、ストレートバルブの焼成時にバインダーが金属硼
酸塩によって包み込まれて蒸し焼き状態となり、完全に
焼成されない。このために、蛍光体膜の輝度を損ない、
初期光束の低下の原因となり、好ましくない。
それ故に、本発明の目的は簡単な構成によって蛍光体膜
の剥離防止効果を損なうことなく光束の維持特性を効果
的に改善できる蛍光ランプを提供することにある。
の剥離防止効果を損なうことなく光束の維持特性を効果
的に改善できる蛍光ランプを提供することにある。
[問題を解決するための手段]
従って、本発明は上述の目的を達成するために、ガラス
バルブの内面に蛍光体、金属硼酸塩を含む蛍光体膜を形
成したものにおいて、上記金属硼酸塩を蛍光体に対し0
.5ないし5.0重量%混合すると共に、それの平均粒
径を0.5ないし3.0μに設定したものである。
バルブの内面に蛍光体、金属硼酸塩を含む蛍光体膜を形
成したものにおいて、上記金属硼酸塩を蛍光体に対し0
.5ないし5.0重量%混合すると共に、それの平均粒
径を0.5ないし3.0μに設定したものである。
しかし乍ら、金属硼酸塩の平均粒径が0.5μ未満であ
ると焼成工程において焼成不足を生じ初期光束が低下す
るほかランプ点灯中の働程特性も悪化する。また平均粒
径が0.3μを越えるとランプ製造工程及びランプ点灯
中に蛍光体膜の剥離が生じる。さらに蛍光体に対する金
属硼酸塩の混合量が0.5重量%未満では蛍光体膜の剥
離が生じる。
ると焼成工程において焼成不足を生じ初期光束が低下す
るほかランプ点灯中の働程特性も悪化する。また平均粒
径が0.3μを越えるとランプ製造工程及びランプ点灯
中に蛍光体膜の剥離が生じる。さらに蛍光体に対する金
属硼酸塩の混合量が0.5重量%未満では蛍光体膜の剥
離が生じる。
また5、0重量%を越えるとそのランプ特性は著しく悪
化する。従って、その範囲を逸脱することは好ましくな
い。
化する。従って、その範囲を逸脱することは好ましくな
い。
[作用]
この発明によれば、金属硼酸塩の平均粒径と混合量を特
定範囲に設定することにより蛍光体膜の剥離防止効果を
損なうことなくランプ特性を改善することができる。
定範囲に設定することにより蛍光体膜の剥離防止効果を
損なうことなくランプ特性を改善することができる。
[実施例]
次に本発明の実施例について説明する。
実施例1
ハロリン酸カルシウム蛍光体 80KGO,
3CaO−0,7BaO−1,5B、03(金属硼酸塩
)3%のエチルセルロース・キジロール溶液 140L
アルミナ(A魁o、) 1.2
KGよりなり、かつ金属硼酸塩の蛍光体に対する混合量
を0.5〜5重量%の範囲内で、それのFSSS (ブ
イッシャサブシーブサイザ)による平均粒径を0.3〜
3.5μの範囲内でそれぞれ変化させた懸濁液をストレ
ートバルブに塗布し、FCL 30!/2Bの環形蛍光
ランプを製作し、初期光束、 2000時間点灯後0光
束維持率、蛍光体膜の剥離の有無について測定した処、
下表に示す結果が得られた。
3CaO−0,7BaO−1,5B、03(金属硼酸塩
)3%のエチルセルロース・キジロール溶液 140L
アルミナ(A魁o、) 1.2
KGよりなり、かつ金属硼酸塩の蛍光体に対する混合量
を0.5〜5重量%の範囲内で、それのFSSS (ブ
イッシャサブシーブサイザ)による平均粒径を0.3〜
3.5μの範囲内でそれぞれ変化させた懸濁液をストレ
ートバルブに塗布し、FCL 30!/2Bの環形蛍光
ランプを製作し、初期光束、 2000時間点灯後0光
束維持率、蛍光体膜の剥離の有無について測定した処、
下表に示す結果が得られた。
上表より明らかなように、金属硼酸塩の混合量が増加す
る程、初期光束は減少している。一方、2000時間点
灯後における光束維持率は金属硼酸塩の平均粒径が0.
5μ以上の時、85%以上となっているが、0.3μで
は75%程度であり、0.5μ以上での改善効果が大き
くなっている。又、平均粒径が3.0μを越え3.5μ
になると、蛍光体膜の剥離が発生している。従って、金
属硼酸塩の平均粒径は0.5〜0.3 μが適当であ
る。
る程、初期光束は減少している。一方、2000時間点
灯後における光束維持率は金属硼酸塩の平均粒径が0.
5μ以上の時、85%以上となっているが、0.3μで
は75%程度であり、0.5μ以上での改善効果が大き
くなっている。又、平均粒径が3.0μを越え3.5μ
になると、蛍光体膜の剥離が発生している。従って、金
属硼酸塩の平均粒径は0.5〜0.3 μが適当であ
る。
実施例2
ハロリン酸カルシウム蛍光体 EiOKGO
,3Ca0 ・0.7BaO−1,58203(0,5
μ) 1.8KG3%のエチルセルロース・キジ
ロール溶液 140Lアルミナ
1.2KGよりなる懸濁液をストレートバル
ブに塗布し、FLIOWの直管形蛍光ランプを製作し、
特性測定した処、初期光束は521(JLm)、200
0時間点灯後の光束維持率は91.3%であった。又、
蛍光体膜の剥離は全く認められなかった。さらには原因
について明らかではないが、2000時間点灯後におけ
る電極近傍のスパッターを面積比でほぼI/IGに減少
できた。
,3Ca0 ・0.7BaO−1,58203(0,5
μ) 1.8KG3%のエチルセルロース・キジ
ロール溶液 140Lアルミナ
1.2KGよりなる懸濁液をストレートバル
ブに塗布し、FLIOWの直管形蛍光ランプを製作し、
特性測定した処、初期光束は521(JLm)、200
0時間点灯後の光束維持率は91.3%であった。又、
蛍光体膜の剥離は全く認められなかった。さらには原因
について明らかではないが、2000時間点灯後におけ
る電極近傍のスパッターを面積比でほぼI/IGに減少
できた。
尚、本発明は環形蛍光ランプ、直管形蛍光ランプの他、
U形、ダブルU形などの電球形蛍光ランプ装置用の曲管
形蛍光ランプにも適用できる。
U形、ダブルU形などの電球形蛍光ランプ装置用の曲管
形蛍光ランプにも適用できる。
[発明の効果コ
以上のように本発明によれば、蛍光体に対する金属硼酸
塩の混合量、金属硼酸塩の平均粒径を一定の範囲に特定
することにより、蛍光体膜の剥離防止効果を損なうこと
な(、光束特性を効果的に改善できる。
塩の混合量、金属硼酸塩の平均粒径を一定の範囲に特定
することにより、蛍光体膜の剥離防止効果を損なうこと
な(、光束特性を効果的に改善できる。
Claims (1)
- ガラスバルブの内面に蛍光体、金属硼酸塩を含む蛍光体
膜を形成したものにおいて、上記金属硼酸塩を蛍光体に
対し0.5ないし5.0重量%混合すると共に、それの
平均粒径を0.5ないし3.0μに設定したことを特徴
とする蛍光ランプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17377785A JPS6235446A (ja) | 1985-08-06 | 1985-08-06 | 蛍光ランプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17377785A JPS6235446A (ja) | 1985-08-06 | 1985-08-06 | 蛍光ランプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6235446A true JPS6235446A (ja) | 1987-02-16 |
Family
ID=15966951
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17377785A Pending JPS6235446A (ja) | 1985-08-06 | 1985-08-06 | 蛍光ランプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6235446A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007524972A (ja) * | 2004-02-02 | 2007-08-30 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | 低圧水銀蒸気放電ランプ及びコンパクトな蛍光灯 |
US7511919B2 (en) * | 2004-02-16 | 2009-03-31 | Hitachi Global Storage Technologies Japan, Ltd. | Magnetic disk apparatus |
-
1985
- 1985-08-06 JP JP17377785A patent/JPS6235446A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007524972A (ja) * | 2004-02-02 | 2007-08-30 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | 低圧水銀蒸気放電ランプ及びコンパクトな蛍光灯 |
US7511919B2 (en) * | 2004-02-16 | 2009-03-31 | Hitachi Global Storage Technologies Japan, Ltd. | Magnetic disk apparatus |
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