JP4022910B2 - 洗浄剤組成物 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、洗浄剤組成物に関する。さらに詳しくは、本発明は、皮膚刺激性が低く、起泡性、耐硬水性、洗浄時と洗いあがりの使用感に優れ、適度な洗浄力を有し、かつ経時安定性の良好な洗浄剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
洗浄剤組成物は、被洗浄物の種類により、身体用、衣類用、硬質表面用などに分けられ、それぞれ処方上で異なった特徴を有している。しかし、洗浄剤組成物全般にわたり要求される共通の機能があり、近年それらは多様化してきている。すなわち、性能面では耐硬水性が良好で、起泡性に優れ、適度な洗浄力を有していること、実際に使用したときに使用感に優れていること、組成物が経時的に安定であること、さらに使用していて安全である、すなわち低刺激性であることなどが要求され、これらを総合的に満足する洗浄剤組成物が望まれている。
このような洗浄剤組成物を得るために、さまざまな試みがなされている。例えば、低刺激性の洗浄剤組成物を得るために低刺激性の界面活性剤が用いられ、そのような低刺激性の界面活性剤として、スルホコハク酸エステル型陰イオン性界面活性剤が開発されている。スルホコハク酸エステル型陰イオン性界面活性剤を用いた洗浄剤組成物としては、アミドエーテルサルフェート型陰イオン性界面活性剤を組み合わせた組成物(特開平2−232298号公報)、水溶性天然高分子又は天然高分子を化学的に変性した半合成高分子を組み合わせた組成物(特開平2−105895号公報)、脂肪酸塩を組み合わせた組成物(特開平1−163116号公報)などが開示されている。しかし、スルホコハク酸エステル型陰イオン性界面活性剤を使用した組成物は、経時安定性に問題があり、組成物が増粘したり、分離を起こしたりするため、低刺激性の界面活性剤でありながら使用量が限られている。また、スルホコハク酸エステル型陰イオン性界面活性剤の単独の性能をみた場合、起泡性が低く、使用後にややぬめり感が残るという欠点を有している。
一方、身体用洗浄剤組成物には、洗いあがりのさっぱり感、良好な泡切れなどの点から脂肪酸塩が有用であり、各種の界面活性剤を配合することにより脂肪酸塩単独での経時安定性の悪さなどの欠点を補った洗浄剤組成物が開発されている。このような脂肪酸塩をベースとした洗浄剤組成物としては、脂肪酸塩と合成界面活性剤とグリセリン、植物油などの保湿剤と陽イオン性高分子化合物を組み合わせた組成物(特開昭62−25199号公報)、脂肪酸のナトリウム塩と非イオン性界面活性剤又はアルキルエーテルサルフェート型陰イオン性界面活性剤を組み合わせた組成物(特開昭54−13512号公報)、脂肪酸のトリエタノールアミン塩とアシルグルタメート型陰イオン性界面活性剤を組み合わせた組成物(特開昭61−287992号公報)などが開示されている。しかし、脂肪酸塩をベースとした洗浄剤組成物は、使用後に強いつっぱり感を感じ、皮膚への刺激性も強いという問題がある。さらに、耐硬水性の点でも問題があり、使用する水の硬度によっては起泡性や洗浄性が著しく低下するという欠点を有している。これらの欠点を解決するために他の合成界面活性剤の比率を高くすると、洗いあがりのさっぱり感が損なわれ、ぬめり感を感じるようになったり、泡切れが悪くなったりするため、好ましい洗浄剤組成物を得ることは困難であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、皮膚刺激性が低く、起泡性、耐硬水性、洗浄時と洗いあがりの使用感に優れ、適度な洗浄力を有し、かつ経時安定性の良好な洗浄剤組成物を提供することを目的としてなされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記の課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、スルホコハク酸アミド型陰イオン性界面活性剤と両性界面活性剤を組み合わせた洗浄剤組成物が、低刺激性で、起泡性、耐硬水性、使用感に優れ、適度な洗浄力を有し、かつ経時安定性が良好であることを見いだし、この知見に基づいて本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、(A)一般式[1]で表されるスルホコハク酸アミド型陰イオン性界面活性剤
【化2】
Figure 0004022910
(ただし、式中、R1は炭素数10〜22のアルキル基又はアルケニル基であり、R2は水素、炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシエチル基であり、M1は水素、アルカリ金属、アルカリ土類金属又はアンモニウム若しくは有機アンモニウムであり、XとYはいずれか一方が水素で他方がSO32であり、M2は水素、アルカリ金属、アルカリ土類金属又はアンモニウム若しくは有機アンモニウムである。)、及び、(B)両性界面活性剤を含有し、(A)成分と(B)成分の合計量が5〜60重量%であり、(A)成分と(B)成分の重量比が1/20〜20/1であることを特徴とする洗浄剤組成物を提供するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
本発明の洗浄剤組成物は、(A)成分として、一般式[1]で表されるスルホコハク酸アミド型陰イオン性界面活性剤を含有する。
【化3】
Figure 0004022910
一般式[1]において、R1は炭素数10〜22のアルキル基又はアルケニル基であり、R2は水素、炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシエチル基であり、M1は水素、アルカリ金属、アルカリ土類金属又はアンモニウム若しくは有機アンモニウムであり、XとYはいずれか一方が水素で他方がSO32であり、M2は水素、アルカリ金属、アルカリ土類金属又はアンモニウム若しくは有機アンモニウムである。
一般式[1]において、R1で表される炭素数10〜22のアルキル基又はアルケニル基としては、例えば、直鎖状又は分岐したデシル基、ウンデシル基、ドデシル基、トリデシル基、テトラデシル基、ペンタデシル基、ヘキサデシル基、ヘプタデシル基、オクタデシル基、オレイル基、ノナデシル基、エイコシル基、ドコシル基などのほか、混合物であるヤシ油アルキル基、牛脂アルキル基などを挙げることができる。R1で表されるアルキル基又はアルケニル基の炭素数が9以下であると、毛髪や皮膚への刺激が強くなりすぎるおそれがある。R1で表されるアルキル基又はアルケニル基の炭素数が23以上であると、洗浄剤組成物の起泡性と経時安定性が低下するおそれがある。
【0006】
一般式[1]において、R2で表される炭素数1〜3のアルキル基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基を挙げることができる。一般式[1]において、R1で表される炭素数10〜22のアルキル基又はアルケニル基のほかに、R2で表される置換基の炭素数が4以上であると、洗浄剤組成物の起泡性と経時安定性が低下するおそれがある。
一般式[1]においてM1で表されるアルカリ金属としては、例えば、リチウム、ナトリウム、カリウムなどを挙げることができ、アルカリ土類金属としては、例えば、1/2カルシウム、1/2マグネシウムなどを挙げることができる。一般式[1]において、M1で表されるアンモニウム又は有機アンモニウムとしては、NH4基、有機基が1個置換したアンモニウム、有機基が2個置換したアンモニウム、有機基が3個置換したアンモニウムを挙げることができる。このような有機アンモニウムを形成する有機アミンとしては、例えば、メチルアミン、エチルアミン、プロピルアミン、ブチルアミン、ヘキシルアミン、オクチルアミンなどの脂肪族アミン、エタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、イソプロパノールアミン、ジイソプロパノールアミン、トリイソプロパノールアミンなどのアルカノールアミン、アニリンなどの芳香族アミン、モルホリン、ピリジン、ピロリジン、ピペリジンなどの複素環式アミンなどを挙げることができる。
【0007】
一般式[1]において、XとYは、いずれか一方が水素であり、他方がSO32であり、M2は、水素、アルカリ金属、アルカリ土類金属又はアンモニウム若しくは有機アンモニウムである。一般式[1]においてM2で表されるアルカリ金属としては、例えば、リチウム、ナトリウム、カリウムなどを挙げることができ、アルカリ土類金属としては、例えば、1/2カルシウム、1/2マグネシウムなどを挙げることができる。一般式[1]において、M2で表されるアンモニウム又は有機アンモニウムとしては、NH4基、有機基が1個置換したアンモニウム、有機基が2個置換したアンモニウム、有機基が3個置換したアンモニウムを挙げることができる。このような有機アンモニウムを形成する有機アミンとしては、例えば、メチルアミン、エチルアミン、プロピルアミン、ブチルアミン、ヘキシルアミン、オクチルアミンなどの脂肪族アミン、エタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、イソプロパノールアミン、ジイソプロパノールアミン、トリイソプロパノールアミンなどのアルカノールアミン、アニリンなどの芳香族アミン、モルホリン、ピリジン、ピロリジン、ピペリジンなどの複素環式アミンなどを挙げることができる。
本発明の洗浄剤組成物において、(A)成分である一般式[1]で表されるスルホコハク酸アミド型陰イオン性界面活性剤は、1種を単独で用いることができ、あるいは、2種以上を組み合わせて用いることができる。
【0008】
本発明の洗浄剤組成物は、(B)成分として、両性界面活性剤を含有する。使用する両性界面活性剤には特に制限はなく、例えば、アルキルベタイン、アミドベタイン、イミダゾリニウムベタイン、アミドアミノ酸型両性界面活性剤、アルキルグリシン、アルキルイミノジ酢酸、β−アルキルアミノプロピオン酸、アルキルイミノジプロピオン酸、アルキルジアミノエチルグリシン、アルキルスルホベタイン、アミドスルホベタイン、アルキルホスホベタインなどを挙げることができる。これらの両性界面活性剤の具体例としては、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ステアリルジヒドロキシエチルアミノ酢酸ベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン、パーム核油脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ラウリン酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドエチルヒドロキシエチルグリシンナトリウム塩、ヤシ油脂肪酸アミドヒドロキシエチルエチルイミノジ酢酸ナトリウム塩、ラウリルグリシン、ラウリルイミノジ酢酸ナトリウム塩、ヤシ油アルキルイミノジ酢酸カリウム塩、β−ラウリルアミノプロピオン酸ナトリウム塩、ラウリルイミノジプロピオン酸ナトリウム塩、ラウリルジアミノエチルグリシン、ラウリルジメチル−2−ヒドロキシプロピルスルホベタイン、オレイン酸アミドプロピルジメチル−2−ヒドロキシプロピルスルホベタイン、N−(2−ラウリル−2−ヒドロキシエチル)−N−メチルアミノエタノールリン酸エステルナトリウム塩などを挙げることができる。
本発明の洗浄剤組成物において、(B)成分である両性界面活性剤は、1種を単独で用いることができ、あるいは、2種以上を組み合わせて用いることができる。
【0009】
本発明の洗浄剤組成物において、(A)成分と(B)成分の合計量は5〜60重量%であり、より好ましくは10〜45重量%である。(A)成分と(B)成分の合計量が5重量%未満であると、起泡性と洗浄力に劣り、洗浄後のさっぱり感が得られないおそれがある。(A)成分と(B)成分の合計量が60重量%を超えると、皮膚刺激性が強く、洗浄力が過度になり、洗浄後に肌につっぱり感が感じられ、経時安定性が低下するおそれがある。
本発明の洗浄剤組成物において、(A)成分と(B)成分の重量比は1/20〜20/1である。(A)成分が少なく、(A)成分と(B)成分の重量比が1/20未満であると、起泡性が低下し、洗浄時にぬめり感が感じられ、洗浄後のさっぱり感が不足するおそれがある。(B)成分が少なく、(A)成分と(B)成分の重量比が20/1を超えると、起泡性と経時安定性が低下するおそれがある。
本発明の洗浄剤組成物には、必要に応じて、一般に洗浄剤に配合される成分、例えば、セタノール、ステアリルアルコールなどの高級アルコール、グリセリン、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−ブタンジオールなどの多価アルコール、スクワラン、ホホバ油、オリーブ油、ヒマシ油、ラノリン、レシチンなどの油分、セルロースエーテル型陽イオン性高分子化合物、陽イオン性ポリビニルピロリドン誘導体、陽イオン性ポリアミド誘導体、ポリ塩化ジメチルジアリルアンモニウム、塩化ジメチルジアリルアンモニウムとアクリルアミドの共重合体、アルキルポリエチレンイミンなどの陽イオン性高分子化合物、高重合度メチルポリシロキサン、ジメチルシロキサン−メチル(ポリオキシエチレン)シロキサン共重合体などのシリコーン誘導体、エチレングリコールジステアレート、スチレンポリマーなどのパール化剤、パラオキシ安息香酸エステル、安息香酸ナトリウム、フェノキシエタノールなどの防腐剤、5−メチル−2−イソプロピルシクロヘキサノール、トウガラシチンキなどのトニック剤、エチレンジアミン四酢酸塩、クエン酸、ニトリロトリ酢酸三ナトリウムなどのキレート剤、ベンゾフェノン誘導体、ベンゾトリアゾール誘導体などの紫外線吸収剤、その他色素、香料などを、本発明の効果を損なわない程度に配合することができる。
【0010】
【実施例】
以下に、実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例によりなんら限定されるものではない。
なお、実施例及び比較例においては、(A)成分及び(B)成分として下記の化合物を使用した。
(A)成分
スルホコハク酸アミド型陰イオン性界面活性剤A1:一般式[1]において、R1がドデシル基、R2が水素、M1が水素、XとYのいずれか一方が水素で他方がSO3Naである化合物。
スルホコハク酸アミド型陰イオン性界面活性剤A2:一般式[1]において、R1がヤシ油アルキル基、R2が水素、M1がトリエタノールアンモニウム基、XとYのいずれか一方が水素で他方がSO32、M2がトリエタノールアンモニウム基である化合物。
スルホコハク酸アミド型陰イオン性界面活性剤A3:一般式[1]において、R1がドデシル基、R2がメチル基、M1が水素、XとYのいずれか一方が水素で他方がSO3Naである化合物。
スルホコハク酸アミド型陰イオン性界面活性剤A4:一般式[1]において、R1がヤシ油アルキル基、R2がヒドロキシエチル基、M1が水素、XとYのいずれか一方が水素で他方がSO3Naである化合物。
スルホコハク酸アミド型陰イオン性界面活性剤A5:一般式[1]において、R1がドデシル基、R2が水素、M1が水素、XとYのいずれか一方が水素で他方がSO3Kである化合物。
スルホコハク酸アミド型陰イオン性界面活性剤A6:一般式[1]において、R1がヤシ油アルキル基、R2がメチル基、M1が水素、XとYのいずれか一方が水素で他方がSO3NH4である化合物。
スルホコハク酸アミド型陰イオン性界面活性剤A7:一般式[1]において、R1がヤシ油アルキル基、R2がヒドロキシエチル基、M1がカリウム、XとYのいずれか一方が水素で他方がSO3Kである化合物。
スルホコハク酸アミド型陰イオン性界面活性剤A8:一般式[1]において、R1がヤシ油アルキル基、R2が水素、M1が水素、XとYのいずれか一方が水素で他方がSO3Naである化合物。
スルホコハク酸アミド型陰イオン性界面活性剤A9:一般式[1]において、R1がドデシル基、R2がヒドロキシエチル基、M1が水素、XとYのいずれか一方が水素で他方がSO3Kである化合物。
スルホコハク酸アミド型陰イオン性界面活性剤A10:一般式[1]において、R1がヤシ油アルキル基、R2が水素、M1がナトリウム、XとYのいずれか一方が水素で他方がSO3Naである化合物。
スルホコハク酸アミド型陰イオン性界面活性剤A11:一般式[1]において、R1がドデシル基、R2がヒドロキシエチル基、M1が水素、XとYのいずれか一方が水素で他方がSO3Naである化合物。
(B)成分
両性界面活性剤B1:ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン。
両性界面活性剤B2:ヤシ油脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン。
両性界面活性剤B3:ラウリルイミノジ酢酸ナトリウム塩。
両性界面活性剤B4:ヤシ油脂肪酸アミドエチルヒドロキシエチルグリシンナトリウム塩。
両性界面活性剤B5:パーム核油脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン。
両性界面活性剤B6:ヤシ油アルキルイミノジ酢酸カリウム塩。
洗浄剤組成物の評価は、下記の方法により行った。ただし、経時安定性は、実施例12は(9)経時安定性bにより評価し、その他の実施例及び比較例は(8)経時安定性aにより評価した。また、実施例1〜10及び比較例1〜10の洗浄剤組成物はボディシャンプーとして評価し、実施例11〜17の洗浄剤組成物はそれぞれの用途に応じて評価した。
(1)皮膚刺激性
健康な皮膚をもつ男女各10名に対して、洗浄剤組成物の0.5重量%水溶液を用い、上腕部内側にて24時間のクローズドパッチテストを行ない、肉眼判定により評価する。皮膚に全く変化がみられない場合を0点、皮膚に若干の紅斑がみられる場合を1点、皮膚に明らかに紅斑又は浮腫がみられる場合を2点として20名の平均値を求める。
この評価において、平均値が0.5点未満の場合は皮膚刺激性が弱いとされ、平均値が0.5点以上1.0点未満の場合は皮膚刺激性が中程度であるとされ、平均値が1.0点以上の場合は皮膚刺激性が強いとされる。
(2)起泡性
20名の女性をパネラーとし、洗浄剤組成物5gで洗浄したときの起泡性を評価する。よく泡が立つと感じた場合を2点、あまり泡立たないと感じた場合を1点、泡立ちが悪いと感じた場合を0点として20名の平均値を求める。
この評価において、平均値が1.5点以上の場合は起泡性が良好であるとされ、平均値が1.0点以上1.5点未満の場合は起泡性がやや悪いとされ、平均値が1.0点未満の場合は起泡性が悪いとされる。
(3)耐硬水性
洗浄剤組成物の1重量%水溶液50mlを、底に黒い十字を引いた容量100mlのビーカーに入れ、撹拌する。この水溶液に、人工硬水(CaCl21.1重量%水溶液、CaCO3換算1.0重量%)を滴下し、上からビーカーの底の黒い十字が見えなくなった時点の人工硬水の滴下量(ml)から、次式により水溶液中のCaCO3濃度を計算する。
CaCO3濃度(ppm)=[(滴下量)/(滴下量+50)]×104
この評価において、CaCO3濃度が300ppm以上の場合は耐硬水性が良好であるとされ、CaCO3濃度が100ppm以上300ppm未満の場合は耐硬水性が中程度であるとされ、CaCO3濃度が100ppm未満の場合は耐硬水性が不良であるとされる。
(4)洗浄力
洗浄剤組成物の1重量%水溶液を用いて、Terg−O−tometerで、ウールモスリンの人工汚染布を、40℃、70rpm、10分の条件で洗浄する。洗浄した人工汚染布を乾燥したのち、カラーコンピューター[スガ試験機(株)、SM−4]を用いて表面反射率を測定し、下記の式より洗浄力を計算する。
洗浄力(%)=(A/B)×100
A:(洗浄後の人工汚染布の反射率)−(洗浄前の人工汚染布の反射率)
B:(汚染しないウールモスリンの反射率)−(洗浄前の人工汚染布の反射率)
この評価において、洗浄力が60%以上である場合は洗浄力が過度であるとされ、洗浄力が25%以上60%未満である場合は洗浄力が適度であるとされ、洗浄力が25%未満である場合は洗浄力が弱いとされる。
(5)洗浄時のぬめり感
20名の女性をパネラーとし、洗浄剤組成物5gで洗浄したときのぬめり感を評価する。ぬめり感を感じなかった場合を2点、ややぬめり感が強いと感じた場合を1点、ぬめり感がしつこくてすすぎに時間がかかると感じた場合を0点として20名の平均値を求める。
この評価において、平均値が1.5点以上の場合はぬめり感がないとされ、平均値が1.0点以上1.5点未満の場合はややぬめり感があるとされ、平均値が1.0点未満の場合はぬめり感がしつこいとされる。
(6)洗浄後の肌のつっぱり感
20名の女性をパネラーとし、洗浄剤組成物5gで洗浄した後の肌のつっぱり感を評価する。肌が全くつっぱらないと感じた場合を2点、少しつっぱると感じた場合を1点、非常につっぱると感じた場合を0点として、20名の平均値を求める。
この評価において、平均値が1.5点以上の場合はつっぱり感がないとされ、平均値が1.0点以上1.5点未満の場合は少しつっぱり感があるとされ、平均値が1.0点未満の場合は非常につっぱるとされる。
(7)洗浄後のさっぱり感
20名の女性をパネラーとし、洗浄剤組成物5gで洗浄した後のさっぱり感を評価する。非常にさっぱりすると感じた場合を2点、あまりさっぱりしないと感じた場合を1点、ぬるついて全くさっぱりしないと感じた場合を0点として、20名の平均値を求める。
この評価において、平均値が1.5点以上の場合は十分なさっぱり感が得られるとされ、平均値が1.0点以上1.5点未満の場合はさっぱり感があまり得られないとされ、平均値が1.0点未満の場合はさっぱり感が得られないとされる。
(8)経時安定性a
洗浄剤組成物を、−5℃、25℃及び45℃の条件下に1ヶ月間保存し、その外観を観察して、次の3段階で評価する。
○:安定性良好(いずれの温度でも透明溶解又は微濁状態で、外観の変化がない)。
△:安定性やや不良(いずれかの温度でやや濁り又は着色を生じる)。
×:安定性不良(いずれかの温度で分離、沈澱が認められる、固化する、又は着色が著しい)。
(9)経時安定性b
洗浄剤組成物を、−5℃、25℃及び45℃の条件下に1ヶ月間保存し、その外観を観察して、次の2段階で評価する。
○:安定性良好(いずれの温度でも、保存前と外観の変化がない)。
×:安定性不良(いずれかの温度で分離が認められる、固化する、又は着色が著しい)。
(10)洗浄時のすすぎ性
20名の女性をパネラーとし、洗浄剤組成物5gで頭髪を洗浄し、すすいだときの感触を評価する。頭髪がきしまず、すすぎがスムースな場合を2点、すすぎ時にややきしみ感を感じる場合を1点、きしみが強く、不快感を感じる場合を0点として20名の平均値を求める。
この評価において、平均値が1.5点以上の場合はすすぎ性が良好であるとされ、平均値が1.0点以上1.5点未満の場合はすすぎ性が十分でないとされ、平均値が1.0点未満の場合はすすぎ性が不良であるとされる。
(11)洗浄後の手の感触
20名の女性をパネラーとし、洗浄剤組成物5gで皿を洗浄し、すすいだ後の手の感触を評価する。手がぬるつかず、感触がよい場合を2点、やや手に洗浄剤組成物が残留しているような感触がある場合を1点、手がぬるつき、不快な場合を0点として20名の平均値を求める。
この評価において、平均値が1.5点以上の場合は手の感触がよいとされ、平均値が1.0点以上1.5点未満の場合はやや不快感があるとされ、平均値が1.0点未満の場合は手の感触が悪いとされる。
実施例1
スルホコハク酸アミド型陰イオン性界面活性剤A1を5重量部、両性界面活性剤B1を5重量部、精製水を90重量部配合して洗浄剤組成物を調製した。
この洗浄剤組成物について、男女各10名に対して皮膚刺激性のテストを行ったところ、皮膚刺激性の平均値は0.2点であり、皮膚刺激性が弱いとされる境界値0.5点をはるかに下回っていた。
20名の女性パネラーによる起泡性試験の平均値は1.6点であり、起泡性は良好であった。
耐硬水性試験では、CaCO3濃度926ppmであり、耐硬水性が良好とされる境界値300ppmの3倍以上であって、耐硬水性に優れていた。
ウールモスリンの人工汚染布を用いた洗浄力試験では、洗浄力32.5%であり、適度な洗浄力とされている25〜60%の範囲に入っていた。
20名の女性パネラーがボディシャンプーとして使用したとき、洗浄時のぬめり感の平均値1.8点、洗浄後の肌のつっぱり感の平均値1.8点、洗浄後のさっぱり感の平均値1.7点であり、使用感は総体的に良好であった。
経時安定性試験では、−5℃、25℃、45℃で1カ月間保存した試料は、いずれも透明溶解状態を保ち、外観に変化は生じなかった。
実施例2〜10
第1表に示す配合組成の洗浄剤組成物を調製し、その性能を評価した。結果を第1表に示す。
【0011】
【表1】
Figure 0004022910
【0012】
【表2】
Figure 0004022910
【0013】
第1表の結果から、実施例1〜10の本発明の洗浄剤組成物は、皮膚刺激性が低く、起泡性、耐硬水性、洗浄時と洗いあがりの使用感に優れ、適度な洗浄力を有し、かつ経時安定性も良好であることが分かる。
比較例1
スルホコハク酸アミド型陰イオン性界面活性剤A1を2重量部、両性界面活性剤B1を1重量部、精製水を97重量部配合して洗浄剤組成物を調製した。
この洗浄剤組成物について、男女各10名に対して皮膚刺激性のテストを行ったところ、皮膚刺激性の平均値は0.1点であり、皮膚刺激性が弱いとされる境界値0.5点をはるかに下回っていた。
20名の女性パネラーによる起泡性試験の平均値は0.4点であり、起泡性は悪かった。
耐硬水性試験では、CaCO3濃度566ppmであり、耐硬水性が良好とされる境界値300ppmの約2倍であって、耐硬水性は良好であった。
ウールモスリンの人工汚染布を用いた洗浄力試験では、洗浄力21.2%であり、適度な洗浄力とされている25〜60%の範囲を下回り、洗浄力が不足していた。
20名の女性パネラーがボディシャンプーとして使用したとき、洗浄時のぬめり感の平均値1.9点、洗浄後の肌のつっぱり感の平均値1.8点で良好であったが、洗浄後のさっぱり感の平均値1.3点であり、あまりさっぱりしないと感じたパネラーが多かった。
経時安定性試験では、−5℃、25℃、45℃で1カ月間保存した試料は、いずれも透明溶解状態を保ち、外観に変化は生じなかった。
比較例2〜10
第2表に示す配合組成の洗浄剤組成物を調製し、その性能を評価した。結果を第2表に示す。
【0014】
【表3】
Figure 0004022910
【0015】
【表4】
Figure 0004022910
【0016】
(A)成分と(B)成分の合計量が5重量%より少ない比較例1及び比較例2の洗浄剤組成物は、起泡性が低く、洗浄力が小さく、洗浄後のさっぱり感が得られない。
(A)成分と(B)成分の合計量が60重量%を超える比較例3及び比較例4の洗浄剤組成物は、皮膚刺激性が強く、洗浄力が過度であり、洗浄後の肌のつっぱり感があり、経時安定性がやや不良である。
(A)成分と(B)成分の重量比が1/20未満である比較例5の洗浄剤組成物は、起泡性がやや悪く、洗浄時にぬめり感が強く、洗浄後のさっぱり感が得られない。
(A)成分と(B)成分の重量比が20/1を超える比較例6の洗浄剤組成物は、起泡性がやや悪く、経時安定性がやや不良である。
(A)成分の代わりにスルホコハク酸ラウリル二ナトリウム塩を使用した比較例7の洗浄剤組成物は、起泡性がやや悪く、洗浄時のぬめり感が強く、洗浄後のさっぱり感が得られず、経時安定性が不良である。
比較例8の洗浄剤組成物は比較例7の洗浄剤組成物に比べて(B)成分を増やしているが、(A)成分の代わりにスルホコハク酸ラウリル二ナトリウム塩を使用しているため、洗浄時のぬめり感が強く、洗浄後のさっぱり感が得られず、経時安定性が不良である。
(A)成分の代わりにラウリン酸ナトリウム塩を使用した比較例9の洗浄剤組成物は、皮膚刺激性が強く、耐硬水性は中程度であり、洗浄力が過度であり、洗浄後の肌のつっぱり感が強く、経時安定性が不良である。
比較例10の洗浄剤組成物は比較例9の洗浄剤組成物に比べて(B)成分を増やしているが、(A)成分の代わりにミリスチン酸カリウム塩を使用しているため、洗浄力が過度であり、洗浄後の肌のつっぱり感があり、経時安定性がやや不良である。
実施例11
スルホコハク酸アミド型陰イオン性界面活性剤A5を30重量部、両性界面活性剤B5を10重量部、プロピレングリコールを1重量部、パラオキシ安息香酸メチルを0.3重量部、パラオキシ安息香酸プロピルを0.1重量部、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム塩0.1重量部、香料を0.3重量部、精製水を58.2重量部配合して、透明ボディシャンプー組成物を調製した。
この透明ボディシャンプー組成物について、男女各10名に対して皮膚刺激性のテストを行ったところ、皮膚刺激性の平均値は0.3点であり、皮膚刺激性が弱いとされる境界値0.5点を下回っていた。
20名の女性パネラーによる起泡性試験の平均値は1.7点であり、起泡性は良好であった。
耐硬水性試験では、CaCO3濃度876ppmであり、耐硬水性に優れていた。
ウールモスリンの人工汚染布を用いた洗浄力試験では、洗浄力41.2%であり、適度な洗浄力とされる範囲に入っていた。
20名の女性パネラーが使用したとき、洗浄時のぬめり感の平均値1.8点、洗浄後の肌のつっぱり感の平均値1.7点、洗浄後のさっぱり感の平均値1.7点であり、使用感は良好であった。
経時安定性試験では、−5℃、25℃、45℃で1カ月間保存した試料は、いずれも透明溶解状態を保ち、外観に変化は生じなかった。
実施例12
スルホコハク酸アミド型陰イオン性界面活性剤A6を15重量部、両性界面活性剤B3を10重量部、エチレングリコールジステアレートを2重量部、フェノキシエタノールを0.3重量部、パラオキシ安息香酸メチルを0.2重量部、香料を0.3重量部、精製水を72.2重量部配合して、パール状ボディシャンプー組成物を調製した。
このパール状ボディシャンプー組成物について、男女各10名に対して皮膚刺激性のテストを行ったところ、皮膚刺激性の平均値は0.3点であり、皮膚刺激性が弱いとされる境界値0.5点を下回っていた。
20名の女性パネラーによる起泡性試験の平均値は1.7点であり、起泡性は良好であった。
耐硬水性試験では、CaCO3濃度602ppmであり、耐硬水性に優れていた。
ウールモスリンの人工汚染布を用いた洗浄力試験では、洗浄力40.0%であり、適度な洗浄力とされる範囲に入っていた。
20名の女性パネラーが使用したとき、洗浄時のぬめり感の平均値1.8点、洗浄後の肌のつっぱり感の平均値1.8点、洗浄後のさっぱり感の平均値1.8点であり、使用感は良好であった。
経時安定性試験では、−5℃、25℃、45℃で1カ月間保存した試料は、いずれも保存前と外観に変化は生じなかった。
実施例13
スルホコハク酸アミド型陰イオン性界面活性剤A7を20重量部、両性界面活性剤B4を5重量部、イソブチレンテトラマーを0.5重量部、クエン酸を0.3重量部、サリチル酸ナトリウムを0.3重量部、パラオキシ安息香酸メチルを0.2重量部、精製水を73.7重量部配合して、無香料ボディシャンプー組成物を調製した。
この無香料ボディシャンプー組成物について、実施例11と同様にして評価を行った。結果を第3表に示す。
実施例14
スルホコハク酸アミド型陰イオン性界面活性剤A8を15重量部、両性界面活性剤B1を5重量部、グリセリンを1重量部、オリーブ油を0.3重量部、5−メチル−2−イソプロピルシクロヘキサノールを0.3重量部、パラオキシ安息香酸メチルを0.3重量部、パラオキシ安息香酸プロピルを0.1重量部、香料を0.3重量部、精製水を77.7重量部配合して、清涼感のあるハンドソープ組成物を調製した。
この清涼感のあるハンドソープ組成物について、実施例11と同様にして評価を行った。結果を第3表に示す。
実施例15
スルホコハク酸アミド型陰イオン性界面活性剤A9を20重量部、両性界面活性剤B6を15重量部、プロピレングリコールを2重量部、スクワランを0.5重量部、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム塩を0.3重量部、パラオキシ安息香酸メチルを0.3重量部、パラオキシ安息香酸プロピルを0.1重量部、香料を0.3重量部、精製水を61.5重量部配合して、洗顔用洗浄剤組成物を調製した。
この洗顔用洗浄剤組成物について、実施例11と同様にして評価を行なった。結果を表3に示す。
実施例16
スルホコハク酸アミド型陰イオン性界面活性剤A10を8重量部、両性界面活性剤B2を5重量部、両性界面活性剤B4を3重量部、セルロースエーテル型陽イオン性高分子化合物[ダイセル化学工業(株)、ジェルナーQH300]を0.5重量部、クエン酸を0.5重量部、パラオキシ安息香酸メチルを0.3重量部、パラオキシ安息香酸プロピルを0.1重量部、香料を0.3重量部、精製水を82.3重量部配合して、ヘアシャンプー組成物を調製した。
このヘアシャンプー組成物について、男女各10名に対して皮膚刺激性のテストを行ったところ、皮膚刺激性の平均値は0.2点であり、皮膚刺激性が弱いとされる境界値0.5点を大きく下回っていた。
20名の女性パネラーによる起泡性試験の平均値は1.7点であり、起泡性は良好であった。
耐硬水性試験では、CaCO3濃度991ppmであり、耐硬水性に優れていた。
ウールモスリンの人工汚染布を用いた洗浄力試験では、洗浄力36.2%であり、適度な洗浄力とされる範囲に入っていた。
経時安定性試験では、−5℃、25℃、45℃で1カ月間保存した試料は、いずれも透明溶解状態を保ち、外観に変化は生じなかった。
20名の女性パネラーが使用したとき、洗浄時のすすぎ性の平均値は1.7点であり、すすぎ性は良好であった。
実施例17
スルホコハク酸アミド型陰イオン性界面活性剤A11を20重量部、両性界面活性剤B3を5重量部、両性界面活性剤B5を5重量部、プロピレングリコールを2重量部、パラオキシ安息香酸メチルを0.3重量部、パラオキシ安息香酸プロピルを0.1重量部、香料を0.3重量部、精製水を67.3重量部配合して、台所用液体洗浄剤組成物を調製した。
この台所用液体洗浄剤組成物について、男女各10名に対して皮膚刺激性のテストを行ったところ、皮膚刺激性の平均値は0.3点であり、皮膚刺激性が弱いとされる境界値0.5点を下回っていた。
20名の女性パネラーによる起泡性試験の平均値は1.7点であり、起泡性は良好であった。
耐硬水性試験では、CaCO3濃度842ppmであり、耐硬水性に優れていた。
ウールモスリンの人工汚染布を用いた洗浄力試験では、洗浄力40.3%であり、適度な洗浄力とされる範囲に入っていた。
経時安定性試験では、−5℃、25℃、45℃で1カ月間保存した試料は、いずれも透明溶解状態を保ち、外観に変化は生じなかった。
20名の女性パネラーが使用したとき、洗浄後の手の感触の平均値は1.7点であり、手の感触は良好であった。
実施例11〜17の結果を、第3表に示す。
【0017】
【表5】
Figure 0004022910
【0018】
第3表の結果から、実施例11〜17の本発明の透明ボディシャンプー組成物、パール状ボディシャンプー組成物、無香料ボディシャンプー組成物、ハンドソープ組成物、洗顔用洗浄剤組成物、ヘアシャンプー組成物及び台所用液体洗浄剤組成物は、いずれも皮膚刺激性が低く、起泡性、耐硬水性、洗浄時と洗いあがりの使用感に優れ、適度な洗浄力を有し、かつ経時安定性も良好であることが分かる。
【0019】
【発明の効果】
本発明の洗浄剤組成物は、皮膚刺激性が低く、起泡性、耐硬水性、洗浄時と洗いあがりの使用感に優れ、適度な洗浄力を有し、かつ経時安定性が良好であるので、ボディシャンプー組成物、ヘアシャンプー組成物、ハンドソープ組成物、洗顔用洗浄剤組成物、台所用液体洗浄剤組成物などとして好適に使用することができる。

Claims (1)

  1. (A)一般式[1]で表されるスルホコハク酸アミド型陰イオン性界面活性剤
    Figure 0004022910
    (ただし、式中、R1は炭素数10〜22のアルキル基又はアルケニル基であり、R2は水素、炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシエチル基であり、M1は水素、アルカリ金属、アルカリ土類金属又はアンモニウム若しくは有機アンモニウムであり、XとYはいずれか一方が水素で他方がSO32であり、M2は水素、アルカリ金属、アルカリ土類金属又はアンモニウム若しくは有機アンモニウムである。)、及び、(B)両性界面活性剤を含有し、(A)成分と(B)成分の合計量が5〜60重量%であり、(A)成分と(B)成分の重量比が1/20〜20/1であることを特徴とする洗浄剤組成物。
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