JP4022742B2 - リチウム電池用負極材料及びその製造方法 - Google Patents

リチウム電池用負極材料及びその製造方法 Download PDF

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    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、リチウム電池用負極材料、及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
リチウム二次電池は、起電力が高く、高エネルギー密度を有するものであり、近年、移動体通信機器、携帯用電子機器等の主電源としての利用が拡大している。
【0003】
リチウム電池における負極としては、黒鉛、結晶化度の低い炭素等の各種炭素材料が広く用いられているが、炭素材料からなる電極は、使用可能な電流密度が低く、しかも、理論容量も不十分であり、例えば炭素材料のひとつである黒鉛の理論容量は372mAh/gに過ぎない。
【0004】
一方、リチウム金属をリチウム二次電池の負極材料とする場合には、炭素材料を用いる場合と比べて理論容量は高くなるものの、充電時に負極にデンドライトが析出し、充放電を繰り返すことによって正極側に達して、内部短絡を起こす恐れがある。また、析出したデンドライトは、比表面積が大きいために反応活性度が高く、その表面で電子伝導性を欠いた溶媒の分解生成物からなる界面被膜を形成し、これにより電池の内部抵抗が高くなって充放電効率を低下させる要因となる。これらの理由で、負極材料としてリチウム金属を用いるリチウム二次電池は、信頼性が低く、サイクル寿命が短いという欠点がある。
【0005】
電池性能を更に向上させるためには、理論放電容量の大きい物質を負極材料として用いることが望まれる。例えば錫、珪素、銀などの元素、あるいはこれらの窒化物、酸化物等は、リチウムと合金を形成することによってリチウムを吸蔵することができ、その吸蔵量は炭素よりはるかに大きい値を示すことが知られている。
【0006】
しかしながら、これらの物質を負極材料とする場合には、充電・放電のサイクルを繰り返すうちに、リチウムの吸蔵・放出に伴う大きな膨張・収縮によって電極そのものの瓦解を生じるようになる。
【0007】
したがって、上記物質を負極材料とする場合には、大きな初期放電容量は得られるものの、充放電を繰り返すうちに微細化し、その結果、放電容量が大きく低下するという欠点がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記した従来技術の現状に鑑みてなされたものであり、その主な目的は、高い放電容量を維持しつつ、優れたサイクル特性を発揮できるリチウム電池用負極材料を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、上記した目的を達成すべく鋭意研究を重ねてきた。その結果、特定の3種類の成分をメカニカルアロイング処理によって合金化して得られる粉末では、Li吸蔵量が多い元素やLi吸蔵量が中間的な元素等は均一に分布し、Li吸蔵量が少ない元素及びこれを含む金属間化合物については偏析した状態となり、偏析したLi吸蔵量が少ない元素の存在によって、リチウムの吸蔵・放出に伴う膨張及び収縮が緩和されて、電極の劣化を抑制でき、リチウム電池用負極材料として優れた性能を有するものとなることを見出し、ここに本発明を完成するに至った。
【0010】
即ち、本発明は、下記のリチウム電極用負極材料及びその製造方法を提供するものである。
1. (i)Ag、Al、Bi、Sb及びZnから選ばれた少なくとも一種の元素からなるA成分、(ii)Ti、V、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Mo及びWから選ばれた少なくとも一種の元素からなるB成分、(iii)Sn、並びに(iv)上記(i)〜(iii)の元素の二種以上からなる合金、からなる複合粉末であって、各粉末中において、A成分、Sn、及びA成分とSnとの合金は均一に分布し、B成分及びB成分を含む合金は偏析した状態にある複合粉末からなるリチウム電池用負極材料。
2. 複合粉末中の元素の含有率が、A成分5〜60原子%、B成分10〜45原子%、及びSn20〜90原子%である上記項1に記載のリチウム電池用負極材料。
3. A成分がAg、Bi及びSbから選ばれた少なくとも一種の元素であり、B成分が、Fe、Co、Ni、Cu及びMoから選ばれた少なくとも一種の元素である上記項1または2に記載のリチウム電池用負極材料。
4. Ag、Al、Bi、Sb及びZnから選ばれた少なくとも一種の元素からなるA成分、Ti、V、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Mo及びWから選ばれた少なくとも一種の元素からなるB成分、及びSnからなる原料物質を混合し、メカニカルアロイング処理を行って複合粉末を形成することを特徴とする上記項1〜3のいずれかに記載されたリチウム電池用負極材料の製造方法。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明のリチウム電極用負極材料の有効成分である複合粉末は、(i)Ag、Al、Bi、Sb及びZnから選ばれた少なくとも一種の元素からなるA成分、(ii)Ti、V、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Mo及びWから選ばれた少なくとも一種の元素からなるB成分、(iii)Sn、並びに(iv)上記(i)〜(iii)の元素の二種以上からなる合金、からなる複合粉末であって、各粉末中において、A成分、Sn、及びA成分とSnとの合金は均一に分布し、B成分、及びB成分を含む合金は偏析した状態である。
【0012】
この様な複合粉末に含まれる元素の内で、Snはリチウムと化合物を形成し易く、リチウム吸蔵量が多い元素であり、Ag、Al、Bi、Sb及びZnから選ばれた少なくとも一種の元素であるA成分は、リチウムと化合するが、リチウム吸蔵量が中間的な元素である。また、Ti、V、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Mo及びWから選ばれた少なくとも一種の元素であるB成分は、リチウムと化合し難く、リチウム吸蔵量が少ない元素である。
【0013】
上記した複合粉末では、この様なリチウム吸蔵量が多いSn、リチウム吸蔵量が中間的なA成分、及びSnとA成分との合金が均一に分布し、リチウム吸蔵量が小さいB成分及びB成分を含む合金が偏析した状態である。この様な複合粉末は、リチウム吸蔵量が多いSn、リチウム吸蔵量が中間的なA成分、及びSnとA成分との合金が均一に分布した状態にあることによって、リチウムの吸蔵・放出が容易である。また、リチウムと化合し難くリチウム吸蔵量が少ない元素であるB成分及びB成分を含む合金が偏析していることによって、リチウムの吸蔵・放出に伴う膨張及び収縮を緩和することができる。その結果、該複合粉末は、放電容量が高く、しかも充放電に伴う劣化が少ないものとなり、リチウム電池用負極材料として用いた場合に、高い放電容量と優れたサイクル特性を両立することができる。
【0014】
尚、リチウム吸蔵量が少ない元素であるB成分及びB成分を含む合金が偏析した状態とは、例えば、各粉末についてX線マイクロアナリシス法によって元素分析をした場合に、B成分が粒子全体に均一に分布することなく、B成分の分布状態が不均一な状態をいう。
【0015】
上記した複合粉末に含まれる成分の内で、SnとA成分との合金とは、SnにA成分が固溶した合金相、SnとA成分の金属間化合物相、A成分にSnが固溶した合金相などから形成され、通常、組成が連続的に変化するものである。
【0016】
また、B成分を含む合金とは、SnにB成分が固溶した合金相、SnとB成分の金属間化合物相、B成分にSnが固溶した合金相などから形成されるB成分とSnとの合金;A成分にB成分が固溶した合金相、A成分とB成分の金属間化合物相、B成分にA成分が固溶した合金相などから形成されるA成分とB成分との合金;SnにA成分とB成分が固溶した合金相、A成分にSnとB成分が固溶した合金相、B成分にSnとA成分が固溶した合金相、Sn、A成分及びB成分の金属間化合物相などから形成されるA成分、B成分及びSnの合金等を意味する。
【0017】
上記複合粉末では、各元素の割合は、A成分5〜60原子%、B成分10〜45原子%、及びSn20〜90原子%であるであることが好ましく、A成分10〜40原子%程度、B成分5〜40原子%程度、及びSn35〜70原子%程度であることがより好ましい。
【0018】
本発明では、特に、A成分としては、Ag、Bi及びSbから選ばれた少なくとも一種の成分が好ましく、B成分としては、Fe、Co、Ni、Cu及びMoから選ばれた少なくとも一種の成分が好ましい。
【0019】
本発明の複合粉末は、その大きさについては、特に限定的ではないが、後述するメカニカルアロイング法で製造した場合に、通常、1μm程度以下の微細な一次粒子が生成し、一次粒子は凝集して二次凝集物となっており、二次凝集物の粒度は、通常はレ−ザ回折法による粒径で最大が38〜150μm程度であり、20〜105μm程度であることがより好ましい。また、該二次凝集物の平均粒径は、45μm程度以下であることが好ましく、10μm程度以下であることがより好ましい。
【0020】
上記した複合粉末における元素の分布状態は、この様な二次凝集物についての元素の分布状態である。
【0021】
本発明負極材料の有効成分である上記した複合粉末は、A成分、B成分及びSnからなる原料物質を混合し、メカニカルアロイング処理を行って、好ましくは一次粒子径を1μm以下とすることによって製造することができる。メカニカルアロイング処理における遠心加速度(投入エネルギー)は、5〜20G程度であることが好ましく、7〜15G程度であることがより好ましい。
【0022】
メカニカルアロイング処理自体は公知の方法をそのまま適用すれば良い。例えば、原料混合物を機械的接合力により混合・付着を繰返しながら複合化(一部合金化)させることによって目的とする複合粉末を得ることができる。使用する装置としては、一般に粉体分野で使用される混合機、分散機、粉砕機等をそのまま使用することができる。具体的には、ライカイ機、ボ−ルミル、振動ミル、アジテ−タ−ミル等が例示される。特に、ネットワ−ク間に存在する電池活物質を主成分とする粉末の積み重なりを少なくするためには、複合化操作中に重なり合ったり、凝集したりした粉末を1粒子づつに効率良く分散させる必要があるので、せん断力を与えることのできる混合機を用いることが望ましい。これらの装置の操作条件は特に限定されるものではない。
【0023】
上記した複合粉末からなる本発明の負極材料は、リチウム電池用の負極材料として有用である。リチウム電池用負極の具体的な構成は、負極材料として本発明材料を用いる他は、公知のものと同様でよい。例えば、必要に応じて樹脂系バインダ−、導電助材等を配合し、銅箔集電体等の公知の集電体上に電極層を形成させて一体化することによって負極を作製することができる。さらに、公知のリチウムイオン電池の電池要素(正極、セパレ−タ−、電解液等)を用い、公知のリチウムイオン電池の組立方法に従ってリチウムイオン電池を製造することができる。
【0024】
【発明の効果】
本発明の負極材料は、優れた放電容量を有し、しかも充放電を繰り返した場合にも微粉化や担持体からの脱落が無く、炭素材料と同等のサイクル特性を維持することができる。
【0025】
このため、本発明の負極材料は、安定した長寿命の充放電サイクル特性を発揮できるものとして有用性の高いものである。
【0026】
【実施例】
以下、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明する。
【0027】
実施例1〜19
(1)複合粉末の合成
下記表1に示す各比率(原子%)となるように金属粉末を混合し、滑剤としてステアリン酸「F2000」(新日本理化製)を0.5質量%添加し、フリッチェ製遊星ボ−ルミルに投入し、メカニカルアロイング処理を行うことにより複合粉末を得た。
(2)電極・電池の作製及び評価
ポリビニリデンフルオライド(PVdF)をN-メチルピロリドン(NMP)に溶解させたペ−スト10質量%、複合粉末85質量%及びカ−ボンブラック5質量%を添加、混合し、スラリ−を調製した。
【0028】
次いで、電解銅箔(福田金属箔粉工業製)に上記スラリ−をのせて、ドクタ−ブレ−ドでラミネ−トし、シ−ト化した。この作製したシ−トを10分間、80℃で乾燥させ、NMPを揮発させた後、ロ−ルプレスをして、強固に密着接合させた。これを1cm2の円形ポンチで抜き取り、これを120℃で12時間以上の真空乾燥させて試験電極とした。
【0029】
ドライボックス中で、試験電極をカソ−ドとし、金属リチウムをアノ−ドとし、1モルのLiPF6/エチレンカ−ボネ−ト(EC)+ジメチルカ−ボネ−ト(DMC)(EC:DMC=1:2(体積比))溶液を電解液とし、コイン型電池(CR2032タイプ)を作製した。
【0030】
放電容量評価は次のようにして実施した。まず、上記電池を、0.2mA/cm2 の定電流で0Vに達するまで放電し、10分間の休止後、0.20mA/cm2 の定電流で1.0Vに達するまで充電させた。これを、1サイクルとして、繰り返し充放電を行って放電容量を調べた。各実施例の複合粉末について、サイクル数と放電容量を表1に示す。尚、表1には、比較として、表1の比較例1〜16に記載した2成分系合金、又は比較例17〜32に記載した単独金属を負極材料として用いた場合についてもサイクル数と放電容量を示す。
【0031】
【表1】
Figure 0004022742
【0032】
表1から明らかなように、各実施例の複合粉末を用いた場合には、初期放電容量が高く、しかも50サイクル後の放電容量も十分維持されていることが判る。
【0033】
また、実施例2の複合粉末(Sn/Ag/Fe(原子%)=48/36.4/15.6)の断面の走査電子顕微鏡写真(SEM)及びX線マイクロアナリシス法による各元素の分布状態を示す分布図を図1に示し、実施例3の複合粉末(Sn/Ag/Fe(原子%)=48/26/26)の断面の走査電子顕微鏡写真(SEM)及びX線マイクロアナリシス法による各元素の分布状態を示す分布図を図2に示す。図1及び図2より、実施例2及び3の各複合粒子では、Ag及びSnは粒子全体に均一に分布しているのに対して、B成分であるFeは部分的に偏析していることが判る。
【0034】
また、実施例2の複合粉末(Sn/Ag/Fe(原子%)=48/36.4/15.6)について、放電容量とサイクル数との関係のグラフを図3に示す。図3には、比較として、Ag/Sn(原子%)=52/48の複合粉末を負極材料として用いた場合の結果、及びSn、Ag及びFeの各金属を単独で負極材料として用いた場合の結果についても示す。
【0035】
図3から明らかなように、実施例2の複合粉末を用いた負極材料は、優れたサイクル特性を有することが判る。
【0036】
更に、図4には、実施例3の複合粉末(Sn/Ag/Fe(原子%)=48/26/26)を負極材料として使用し、300サイクルまで充放電を繰り返した場合について放電容量とサイクル数との関係のグラフを示す。
【0037】
図4から、実施例3の複合粉末を負極材料として用いる場合には、初期容量が550mAh/g程度であって、300サイクル後でも200mAh/gの容量を維持しており、優れたサイクル寿命を有することが判る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例2で得られた複合粉末の断面の走査電子顕微鏡写真(SEM)及びX線マイクロアナリシス法による各元素の分布状態を示す分布図。
【図2】実施例3で得られた複合粉末の断面の走査電子顕微鏡写真(SEM)及びX線マイクロアナリシス法による各元素の分布状態を示す分布図。
【図3】実施例2で得られた複合粉末について、放電容量とサイクル数との関係を表すグラフ。
【図4】実施例3で得られた複合粉末について、放電容量とサイクル数との関係を表すグラフ。

Claims (3)

  1. (i)Ag、Al、Bi、Sb及びZnから選ばれた少なくとも一種の元素からなるA成分、(ii)Ti、V、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Mo及びWから選ばれた少なくとも一種の元素からなるB成分、及び(iii)Sn、からなる原料物質を混合し、5〜20Gの遠心加速度で一次粒子径が1μm以下となるまでメカニカルアロイング処理を行って得られる複合粉末であって、元素の含有率がA成分5〜60原子%、B成分10〜45原子%、及びSn20〜90原子%である複合粉末からなるリチウム電池用負極材料。
  2. A成分がAg、Bi及びSbから選ばれた少なくとも一種の元素であり、B成分が、Fe、Co、Ni、Cu及びMoから選ばれた少なくとも一種の元素である請求項1に記載のリチウム電池用負極材料。
  3. Ag、Al、Bi、Sb及びZnから選ばれた少なくとも一種の元素からなるA成分、Ti、V、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Mo及びWから選ばれた少なくとも一種の元素からなるB成分、及びSnからなる原料物質を混合し、5〜20Gの遠心加速度で一次粒子径が1μm以下となるまでメカニカルアロイング処理を行って複合粉末を形成することを特徴とする請求項1又は2に記載されたリチウム電池用負極材料の製造方法。
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