JP4022518B2 - 平面調整機構を有するプローブコンタクトシステム - Google Patents

平面調整機構を有するプローブコンタクトシステム Download PDF

Info

Publication number
JP4022518B2
JP4022518B2 JP2003505991A JP2003505991A JP4022518B2 JP 4022518 B2 JP4022518 B2 JP 4022518B2 JP 2003505991 A JP2003505991 A JP 2003505991A JP 2003505991 A JP2003505991 A JP 2003505991A JP 4022518 B2 JP4022518 B2 JP 4022518B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
probe
probe card
contact
substrate
adjustment mechanism
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003505991A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2002103775A1 (ja
Inventor
ロバート エドワード アルダズ
セオドア エイ コウリー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Advantest Corp
Original Assignee
Advantest Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from US09/883,789 external-priority patent/US6476626B2/en
Application filed by Advantest Corp filed Critical Advantest Corp
Publication of JPWO2002103775A1 publication Critical patent/JPWO2002103775A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4022518B2 publication Critical patent/JP4022518B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L22/00Testing or measuring during manufacture or treatment; Reliability measurements, i.e. testing of parts without further processing to modify the parts as such; Structural arrangements therefor
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R1/00Details of instruments or arrangements of the types included in groups G01R5/00 - G01R13/00 and G01R31/00
    • G01R1/02General constructional details
    • G01R1/06Measuring leads; Measuring probes
    • G01R1/067Measuring probes
    • G01R1/073Multiple probes
    • G01R1/07307Multiple probes with individual probe elements, e.g. needles, cantilever beams or bump contacts, fixed in relation to each other, e.g. bed of nails fixture or probe card
    • G01R1/07314Multiple probes with individual probe elements, e.g. needles, cantilever beams or bump contacts, fixed in relation to each other, e.g. bed of nails fixture or probe card the body of the probe being perpendicular to test object, e.g. bed of nails or probe with bump contacts on a rigid support

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)
  • Measuring Leads Or Probes (AREA)

Description

技術分野
本発明は、被試験半導体デバイスとの電気的接続を確立するための多数のコンタクタを有する半導体テストシステムに関し、特に多数のコンタクタの先端と被試験半導体ウエハのコンタクトパッドのようなコンタクトターゲットとの間の距離を均一になるように調整するための平面調整機構を有するプローブコンタクトシステムに関する。
背景技術
LSIやVLSI回路のような高集積度且つ高スピードの電子デバイスをテストする場合には、プローブカード上に装備された高性能のコンタクトストラクチャを使用しなければならない。コンタクトストラクチャは、基本的に、多数のコンタクタまたはプローブ素子とそれらを搭載するコンタクト基板(「スペーストランスフォーマー」とも称される)とにより構成されている。コンタクト基板は、プローブカード(「PCB基板」とも称される)上に搭載され、LSIやVLSIチップ、半導体ウエハのテスト、半導体ウエハやダイのバーンイン、パッケージされた半導体デバイス等のテストやバーンイン、プリント回路基板等をテストするために用いられる。
被試験半導体デバイスが半導体ウエハの形態をしている場合には、ICテスタのような半導体テストシステムを、自動ウエハプローバ等の基板ハンドラーに接続して、その半導体ウエハのテストを自動的に実行する。このような構成例を第1図に示しており、半導体テストシステムは、一般に別のハウジングとして形成されたテストヘッド100を有している。そのテストヘッド100とテストシステム本体は、ケーブル束110により電気的に接続している。テストヘッド100と基板ハンドラー400は、例えばモーター510により作動するマニピュレータ500により互いに機械的および電気的に接続されている。被試験半導体ウエハは、基板ハンドラー400によりテストヘッド100のテスト位置に自動的に供給される。
テストヘッド100上では、半導体テストシステムにより生成されたテスト信号が、被試験半導体ウエハに供給される。被試験半導体ウエハ(例えば半導体ウエハ上に形成されたIC回路)から、テスト信号が与えられた結果として出力された信号が、半導体テストシステムに送信される。半導体テストシステムは、その出力信号と期待値データを比較し、半導体ウエハ上のIC回路が正しく機能しているかを検証する。
図1において、テストヘッド100と基板ハンドラー400とは、インターフェイス部140を介して互いに接続されている。インターフェイス部140(「テストフィクスチャ」あるいは「ピンフィクスチャ」とも称される)は、テストヘッドの配線形状に固有の電気回路接続を有するプリント回路基板であるパフォーマンスボード120(図2)と、同軸ケーブル、ポゴピン、コネクタ等により構成されている。
図2において、テストヘッド100は多数のプリント回路基板150(「ピンカード」とも称される)を有し、それら回路基板数は半導体テストシステムのテストチャンネル(テストピン)の数に対応している。プリント回路基板150のそれぞれは、パフォーマンスボード120に備えられた対応するコンタクトターミナル121(接続端子)と接続するためのコネクタ160を有している。パフォーマンスボード上には、更にフロッグリング130が、基板ハンドラー400に対するコンタクト位置を正確に決定するために搭載されている。フロッグリング130は、例えばZIFコネクタまたはポゴピンのような、多数のコンタクトピン141を有しており、同軸ケーブル124を介して、パフォーマンスボード120のコンタクトターミナル121に接続している。
図2に示すように、テストヘッド100は基板ハンドラー400上に配置しており、インターフェイス部140を介して機械的および電気的に基板ハンドラー400に接続している。基板ハンドラー400には、チャック180上に被試験半導体ウエハ300が搭載されている。この例では、プローブカード170が被試験半導体ウエハ300の上部に備えられている。プローブカード170は、被試験半導体ウエハ300上のIC回路の回路端子またはコンタクトパッドのようなコンタクトターゲットと接触するために、多数のプローブコンタクタ(カンチレバーまたはニードル)190を有している。
プローブカード170の電気ターミナル(コンタクトパッド)は、フロッグリング130に備えられたコンタクトピン141と電気的に接続している。コンタクトピン141は、同軸ケーブル124を経由して、パフォーマンスボード120上のコンタクトターミナル121に接続している。それぞれのコンタクトターミナル121は、テストヘッド100内の対応するプリント回路基板150に接続している。また、プリント回路基板150は、数百の内部ケーブルを有するケーブル束110を介して、半導体テストシステム本体と接続している。
この構成の下で、チャック180上の半導体ウエハ300の表面(コンタクトターゲット)に、プローブコンタクタ190が接触し、半導体テストシステムから半導体ウエハ300にテスト信号を与える。さらに、半導体テストシステムは、半導体ウエハ300からの結果出力信号を受信する。上記のように、半導体テストシステムは、被試験半導体ウエハ300からの結果出力信号を、あらかじめ形成した期待値と比較して、半導体ウエハ300上の回路が正しく機能しているかを検証する。
このような半導体ウエハのテストにおいては、例えば数百または数千のような多数のコンタクタを使用しなければならない。そのような構成において、全てのコンタクタが、コンタクトターゲットに対して同一の圧力で同時に接触するように、各コンタクタの先端の平面高さを均一にする(平坦化)必要がある。コンタクタの先端が平坦化できない場合には、一部のコンタクタのみが対応するコンタクトターゲットと電気的接続を形成し、他のコンタクタは電気的接続を形成しない状態が生じることになり、半導体ウエハのテストを正確に実施することが不可能になる。この場合、全てのコンタクタをコンタクトターゲットに接続するには、半導体ウエハをプローブカードにより強く押し当てなければならなくなる。その結果、コンタクタにより、過度の圧力を受けた半導体ウエハ上のチップが、物理的な損傷を被るような問題が生じてしまう。
米国特許番号5861759は、プローブカードのプローブ先端平面化システムを開示している。このシステムは、プローブカードの複数の接触点により定義された第1面を、プローバー上に支持された半導体ウエハの上面により定義された第2面に対して平坦化する。この平坦化プロセスを簡単に説明する。半導体ウエハの上面を基準として、プローブカード上の接触点として選択した少なくとも3点について、その高さをカメラを介して計測する。そして、測定された値に基づいて、第2面を基準とする第1面の位置を計算する。
この計算結果情報と、プローバーとテスタの幾何学的位置情報を用いて、高さ調整のための2点について、その高さ変数を決定して、第2面に対する第1面を平坦化する。この従来技術は、接触点の高さを平坦化するために、その高さを目視するためのカメラを必要とするので、コストを増加させ、またシステム全体としての信頼性を低下させる問題がある。
米国特許番号5974662は、プローブカードアセンブリのプローブ素子の先端を平坦化する方法を開示している。プローブ素子は、スペーストランスフォーマ(コンタクト基板)に直接に取り付けられている。スペーストランスフォーマの方向、従ってプローブ素子の方向は、プローブカードを基準として、すなわちプローブカードの方向を変更せずに、調整することができるように構成されている。この方法では、電気導電金属板(仮想ウエハ)が、目的とする半導体ウエハの代わりに基準面として用いられる。更にケーブルとコンピュータが設けられ、コンピュータの画面上において、プローブの先端のそれぞれが導電金属板と電気通路を形成したか否かを、例えば白黒のドットにより表示する。
この表示画面におけるビジュアルイメージに基づいて、プローブの先端の平面高さを、プローブの先端全てが金属板と同時に接触するように、差動(デイファレンシャル)スクリューを回転させて調整する。しかし、この従来技術は、プローブ素子全ての導電通路を確立させるために導電金属板を用いるので、この金属板を装着し、かつそれを目的とする半導体ウエハに置き換えるための余分な時間を必要とする。更に、この方法は、プローブ素子の導電金属板との接触、非接触の状態を表示するために、コンピュータ等の表示器を必要とするため、全体としての費用が必然的に増加する。
このような状況において、半導体ウエハの表面に対して、コンタクタの先端部の平坦面を、より簡単に低コストで調整できるプローブコンタクトシステムが必要とされている。
発明の開示
従って、本発明の目的は、全コンタクタの先端高さ平面と被試験半導体ウエハの表面間の距離を調整することができる平面調整機構を有するプローブコンタクトシステムを提供することにある。
また、本発明の他の目的は、多数のコンタクタを有するコンタクト基板により構成されたコンタクトストラクチャを搭載したプローブカードと、そのコンタクタの先端高さ調整する平面調整機構を備えたプローブコンタクトシステムを提供することにある。
また、本発明の更に他の目的は、コンタクト基板上に設けられたコンタクタの全てが、半導体ウエハの表面に同時に接触するように、コンタクト基板と被試験半導体ウエハ間の距離を調整する平面調整機構を備えたプローブコンタクトシステムを提供することにある。
また、本発明の更に他の目的は、コンタクタが半導体ウエハに接触する際に、各コンタクタが半導体ウエハの表面に対し同一の圧力を発揮するように、コンタクト基板と被試験半導体ウエハ間の距離を調整する平面調整機構を備えたプローブコンタクトシステムを提供することにある。
本発明では、コンタクトターゲットと電気的接続を形成するためのプローブコンタクトシステムに装備された平面調整機構は、多数のコンタクタを有するコンタクト基板と、そのコンタクタと半導体テストシステムのテストヘッド間に電気的接続を形成するためのプローブカードと、そのプローブカード上にコンタクト基板を固定させる手段と、プローブカードをプローブコンタクトシステムのフレームに接続するためのプローブカードリングと、プローブカードとプローブカードリングをプローブカード上の3点以上の位置において接続する部材であって、それぞれがプローブカードとプローブカードリング間のギャップを調整可能に回転する複数の接続部材と、により構成している。
また、本発明の他の態様における平面調整機構では、ターゲット基板は平坦性を調整するための被試験半導体ウエハあるいは基準プレートであり、コンタクト基板の所定位置において、そのターゲット基板とコンタクト基板間のギャップを計測するギャップセンサーと、プローブカードとプローブカードリング間のギャップを制御して、コンタクタの先端とコンタクトターゲットとの間の距離が互いに同一になるように上記接続部材を調整するための回転調整デバイスとをさらに有して構成している。
本発明のプローブコンタクトシステムは、好ましくは、コンタクト基板とプローブカードを電気的に接続するためその間に設けられた導電エラストマと、コンタクト基板を支持するためにそのコンタクト基板と導電エラストマ間に設けられたサポートフレームとをさらに有して構成される。
また、本発明の更に他の様態においては、コンタクト基板とプローブカードを接続する接続部材は、ボルトとナットにより構成されており、ナットはプローブカードの表面に回転可能に支持され、上記回転調整デバイスはそのナットと係合するための底部開口を有し、それぞれ3点の位置において、コンタクト基板とターゲット基板間のギャップが互いに同一になるように、その底部開口とナットを係合して上記接続部材を回転させる。
また、本発明の更に他の様態においては、平面調整装置は、コンタクト基板とターゲット基板間の距離を調整する自動システムである。平面調整装置は、コントローラからのコントロール信号に基づいてナットを回転させるためのモーターを有している。コントローラは、測定されたギャップ値を計算してコントロール信号を形成する。
また、本発明の更に他の様態においては、平面調整装置は、コンタクト基板とターゲット基板間の距離を調整するために、プローブカードとプローブカードリング間に薄片(シム)を重ねて挿入して、そのシムの挿入数を調整することにより、プローブカードリングに対するプローブカードの傾きを調整して、コンタクタの先端とコンタクトターゲットとの間の距離が互いに同一になるように構成している。これにより低コストで平面調整装置を実現できる。
本発明によれば、プローブコンタクトシステムは、コンタクタの先端と被試験半導体ウエハまたは基準プレートの表面間の距離を調整することができる。平面調整機構を用いて、コンタクト基板と半導体ウエハ間の距離を調整することにより、コンタクト基板に搭載したコンタクタの全てが、半導体ウエハの表面に同一の圧力で同時に接触することができる。
本発明のプローブコンタクトシステムに用いる平面調整機構は、細かなステップでプローブカード上のナットを回転させる回転調整デバイスを有しており、これによりコンタクト基板と半導体ウエハ間の距離を容易に且つ正確に調整することができる。本発明の平面調整機構は、プローブカードにナットを駆動するモーターと、ギャップセンサーで測定されたギャップ値に基づいて、モーターにコントロール信号を送出するコントローラを用いることにより、自動システムとして構成することも可能である。またプローブカードとプローブカードリング間に薄片(シム)を重ねて挿入して高さを調整する方式の場合、極めて低コストにより平面調整機構を実現できる。
発明を実施するための最良の形態
本発明のプローブコンタクトシステムに用いるコンタクトストラクチャの例について、図3と図4を参照して説明する。他の多くの異なるタイプのコンタクトストラクチャについても、本発明のプローブコンタクトシステムに実現可能である。図3のコンタクトストラクチャ10は、半導体製造工程を介して生成されたビーム形状(シリコンフィンガ)のコンタクタ30を有している。
コンタクトストラクチャ10は、基本的に、コンタクト基板20(スペーストランスフォーマー)と多数のシリコンフィンガコンタクタ30により構成されている。コンタクトストラクチャ10は、被試験半導体ウエハ300上のコンタクトパッド320のようなコンタクトターゲット上に位置合わされており、コンタクタ30と半導体ウエハ300が押し当てられたときに、その間で電気的接続が確立される。図3には、2つのコンタクタ30しか示していないが、半導体ウエハのテスト等の実際の応用では、数百または数千のような多数のコンタクタ30が、コンタクト基板20上に配列して用いられる。またコンタクタ30の形状は各種のものがあり、図3のビーム形状に限るものではない。
このような多数のコンタクタは、シリコン基板上において、フォトリソグラフィ(写真製版)工程のような半導体製造工程により同時に作成され、例えばセラミック、シリコン、アルミナ、グラスファイバ、あるいは他の材料により構成するコンタクト基板20に搭載されている。半導体ウエハ上のコンタクトパッド320間のピッチは、例えば50マイクロメータまたはそれ以下の微少サイズであり、コンタクト基板20に搭載されるコンタクタ30は、半導体ウエハ300と同様の半導体製造工程により形成されるので、容易に同等のピッチサイズで配列することができる。
シリコンフィンガコンタクタ30を、図3および図4に示すようにコンタクト基板20上に直接的に搭載してコンタクトストラクチャを形成し、そのコンタクトストラクチャを図2のプローブカード170に搭載している。シリコンフィンガコンタクタ30は、非常に小さなサイズで形成することができるので、コンタクトストラクチャ、従って本発明のコンタクタを搭載したプローブカードの動作可能な周波数範囲を容易に2GHzあるいはそれ以上に増加させることができる。また、微少サイズであるため、プローブカードのコンタクタの数は2000またはそれ以上に増加させることができ、これによって例えば32個またはそれ以上のメモリデバイスのテストを、同時に並行に実施することができる。
図3では、各コンタクタ30は、フィンガ(ビーム)形状の導電層35を有する。また、コンタクタ30は、コンタクト基板20に固定するためのベース40をさらに有する。コンタクト基板20の底部において、導電層35と相互接続トレース24が接続されている。このような相互接続トレース24と導電層35間は、例えばハンダボール28を介して接続される。コンタクト基板20間は更に、バイアホール23と電極22を有している。電極22は、ワイヤまたは導電エラストマを介して、コンタクト基板20をポゴピンブロックあるいはICパッケージ等の外部ストラクチャに接続される。
従って、半導体ウエハ300が上方に移動すると、シリコンフィンガコンタクタ30と半導体ウエハ300上のコンタクトターゲット320は、互いに機械的および電気的に接続する。その結果、コンタクトターゲット320からコンタクト基板20上の電極22にわたって信号通路が形成される。相互接続トレース24、バイアホール23、電極22は、ポゴピンブロックまたはICパッケージ等の外部ストラクチャのピッチに適合するように、コンタクタ30の微少ピッチをファンアウト(広大)する機能も同時に果たしている。
ビーム形状のシリコンフィンガコンタクタ30は、ばね力を有するので、半導体ウエハ300がコンタクト基板20に押し付けられた時、導電層35の先端に十分な接触力を発揮する。導電層35の先端は、コンタクトターゲット320に押し当てられた時、そのターゲット上の酸化金属層を貫通するような、削り取り作用(スクラビング効果)を達成できるように、鋭利に形成されていることが望ましい。例えば、半導体ウエハ300上のコンタクトターゲット320の表面に酸化アルミニウム層を有する場合は、低接触抵抗で電気的接続を実現するためにその酸化アルミニウム層の削り取り動作が必要となる。
ビーム形状のコンタクタ30により生じたばね力により、コンタクトターゲット320に対し適切な接触力をもたらす。また、シリコンフィンガコンタクタ30のばね力により発揮された弾性により、コンタクト基板20、コンタクトターゲット320、半導体ウエハ300、およびコンタクタ30のそれぞれにおけるサイズまたは平面のばらつきを補償することができる。しかし、多数のコンタクタ全てをコンタクトターゲットに対し、ほぼ同一の圧力で同時に接続させるためには、本発明による平面調整機構を用いる必要がある。
導電層35の材質の例は、ニッケル、アルミニウム、銅、ニッケルパラジウム、ロジウム、ニッケル金、イリジウム、または他のデボジションが可能な材料等である。半導体テストの応用の場合におけるシリコンフィンガコンタクタ30のサイズの例は、100−500マイクロメータの全体的高さ、100−600マイクロメータの水平方向長さ、そして50マイクロメータまたはそれ以上のピッチを有するコンタクトターゲット320に対し、30−50マイクロメータのビーム幅である。
図4は、複数のシリコンフィンガコンタクタ30を有する図3のコンタクト基板20の底面図を示している。実際のシステムでは、数百のような多数のコンタクタが、図4に示すように配列される。相互接続トレース24は、図4に示すように、コンタクタ30のピッチをバイアホール23や電極22のピッチに拡張させる。コンタクタ30のベース40とコンタクト基板20の接触点(コンタクタ30の内側の領域)には、接着剤33が供給されている。接着剤33は更に、コンタクタ30の横側(図4のコンタクタ30の上部と下部)にも供給されている。接着剤33の例は、エポキシ、ポリイミド、シリコン等の熱硬化性樹脂接着剤、アクリル、ナイロン、フェノキシ、オレフィン等の熱可塑性樹脂接着剤、および紫外線硬化性接着剤等である。
図5は、図3および図4のコンタクトストラクチャを用いて、プローブコンタクトシステムを形成する際の全体組立て構成例を示す断面図である。このプローブコンタクトシステムは、図2の被試験半導体デバイスとテストヘッド間のインターフェイスとして用いられている。この例では、インターフェイス部は、導電エラストマ50と、プローブカード60と、ポゴピンブロック(フロッグリング)130とが、図5に示すような順で、コンタクトストラクチャ10の上部に配備されている。
導電エラストマ50、プローブカード60、ポゴピンブロック130は、互いに機械的および電気的に接続されている。従って、ケーブル124とパフォーマンスボード120を介して、コンタクタ30の先端からテストヘッド100までの間に電気的通路が形成される(図2)。このような構成において、半導体ウエハ300とプローブコンタクトシステムが押し付けられると、被試験デバイス(半導体ウエハ300上のコンタクトパッド320)と半導体テストシステム間に電気的コミュニケーションが確立する。
ポゴピンブロック(フロッグリング)130は、図2のポゴピンブロック130と同一であり、ポゴピン等の多数の柔軟性のあるピンを有して、プローブカード60とパフォーマンスボード120間をインターフェイスする。ポゴピンの上端には、同軸ケーブル等のケーブル124が接続され、パフォーマンスボード120を介して、図2のテストヘッド100のプリント回路基板(ピンカード)150に信号を伝送する。プローブカード60は、多数の電極すなわちコンタクトパッド62、65を、その上面と底面に有している。電極62、65は、相互接続トレース63を介して接続されており、ポゴピンブロック130のポゴピンのピッチに整合するように、コンタクトストラクチャのピッチをファンアウト(広大)している。
導電エラストマ50は、コンタクトストラクチャ10とプローブカード60間に備えられている。導電エラストマ50は、コンタクトストラクチャの電極22とプローブカードの電極62間の垂直方向の不均一性やばらつきを補償することにより、その間の電気的コミュニケーションを確保する。導電エラストマ50は、弾性のあるシートであり、多数の導電ワイヤを垂直方向に有することにより、単方向の電気伝導を形成している。例えば、導電エラストマ50は、シリコンゴムシートと多数の縦配列の金属フィラメント等から構成されている。金属フィラメント(ワイヤ)は、図5の垂直方向、すなわち導電エラストマ50の水平シートと直角方向に設けられている。金属フィラメント間のピッチは例えば0.02mm、シリコンゴムシートの厚さは例えば0.2mm等である。このような導電エラストマは、例えば信越ポリマー社により製造されており、市場で入手できる。
図6は、本発明の平面調整機構を有するプローブコンタクトシステムの構成例を示す断面図である。複数のコンタクタ30を搭載したコンタクト基板20(スペーストランスフォーマ)は、サポートフレーム55と導電エラストマ50を介して、プローブカード60に取り付けられている。コンタクト基板20を支持するサポートフレーム55は、ネジ250で構成する固定手段によりプローブカード60に接続している。ネジ250に代えて、他の固定手段を用いることも可能である。図5を参照して上で説明したように、導電エラストマ50は、垂直方向のみに、従って、コンタクト基板20とプローブカード60間で電気的伝導を実現している。この導電エラストマを用いることが好ましいが、他の手段を用いて、コンタクト基板20の上面に有する電極22とプローブカード60の底面に有する電極62との間を接続することも可能である。
コンタクト基板20の底面において、ギャップセンサーの一部として電極292が設けられている。コンタクト基板の表面(底面)に代えて、この電極292を、サポートフレーム55の底面に形成することも可能である。電極292は、コンタクト基板20の底面に例えば3点の位置に配置される。この電極292の各位置は、好ましくは、三角形あるいは多角形の頂点を形成するように、コンタクト基板20の端部に近接した位置となっている。
図6の例では更に、半導体ウエハ300上に設けられたギャップセンサー290と、ギャップセンサー290から信号を受信するギャップ測定器280を示している。ギャップセンサー290は基本的に電極であり、半導体ウエハ300の表面において、コンタクト基板20の底面に設けられた上記電極292と対向する位置、従って、例えば上記の3点の位置に配置されている。この例では、各ギャップセンサーは、一対の電極290、292によりキャパシタ(静電容量)を構成している。
ギャップセンサー290と電極292間の関係を、逆にすることもできる。すなわち、ギャップセンサー290をコンタクト基板20の底面に設け、電極292を半導体ウエハ300の上面に設ける。半導体ウエハ300の表面に形成された導電パッドを、電極292として用いてもよい。また、プローブコンタクトシステムを顧客に出荷する前に、このシステムの平坦調整を実施するために、半導体ウエハ300に代えて、金属、セラミック、またはアルミナ等による基準プレートを用いることもできる。
プローブカード60は、プローブカードリング242を介して、プローブコンタクトシステムのフレーム240に搭載されている。プローブカードリング242は、ネジ254等の固定手段によりフレーム240に接続されている。ナット260とボルト262による接続部材が、プローブカード60とプローブカードリング242間のギャップを調整するために備えられている。この構成が、本発明の平面調整機構の主要部分となっている。
接続部材は、差動スルリュー等のような他の各種の構成を用いることができる。この接続部材(ナット260)は、プローブカード上に3点以上の位置に設けられている。このナット260の各位置は、三角形または多角形の頂点を形成するような位置であり、プローブカード60の外端に近接している。コンタクタ先端の平面調整において、容易に且つ正確にナット260を回転するために、回転調整デバイス220を用いることが好ましい。回転調整デバイス220は、後で詳しく説明するように、細かいステップでナット260を回転させるために特別に作成されたツールである。
被試験半導体ウエハ300は、ウエハプローバのような基板ハンドラー400(図1、図2)のチャック180に搭載される。図示していないが、プローブコンタクトシステムのフレーム240と基板ハンドラーのハウジングは、互いに機械的に接続されていることは周知である。したがってこの例では、プローブカード60とコンタクトストラクチャ20の角度あるいは傾斜は、プローブカードリング242(したがってプローブコンタクトシステムのフレーム240)に対し調整され、これによりコンタクタ30の先端の平坦性が調整される。
ナット260の回転により、ボルト262を垂直方向に動作させるので、プローブカード60とプローブカードリング242間のギャップを変更することになり、結果としてコンタクト基板20と半導体ウエハ300間のギャップを変更することになる。この構成において、プローブカード60の垂直位置は、3点以上の位置で変更されるので、コンタクト基板20に搭載されたコンタクタ30の先端高さを、半導体ウエハ300の表面に対し均一となるように調整することができる。すなわち、プローブカード60とコンタクト基板20は互いに固定されているので、プローブカードリング242、例えばプローブコンタクトシステムのフレーム240に対しプローブカードの傾斜を変更することにより、コンタクタ30の先端平面が調整される。
ギャップセンサー290は、上記のように例えばキャパシタンスセンサーであって、ギャップセンサー290と対向する電極292との間(ギャップ)のキャパシタンスを測定するものである。測定されたキャパシタンスの値は、センサーと電極間の距離の関数となる。このようなギャップセンサーの例としては、米国マサチューセッツ州のキャパシテック社が提供するモデルHPT−500−Vがある。ギャップ測定器280により測定された、ギャップセンサー290と電極292間のギャップを観測することにより、システム使用者は、3点以上の位置のそれぞれのギャップが互いに同一になるように、回転調整デバイス220を用いてナット260を回転させる。
図7は、本発明のプローブコンタクトシステムの、プローブカード60とプローブカードリング242の上面を示す斜視図である。プローブカードリング242は、ネジ254のような固定手段によりプローブコンタクトシステムのフレーム240に固定されている。平坦調整をするナット(接続部材)260は、プローブカード60の外端の少なくとも3点の位置に備えられている。このようなナット260の各位置は、例えば正三角形の各頂点に対応している。図7では更に、コンタクト基板20をプローブカード60に固定するためのネジ250を示している。
図10において、プローブカード60の表面に形成されるナット260の構成例を示している。回転調整デバイス220の底部は、プローブカード60上のナット260に適合する開口を有している(図8C参照)。プローブカード60には、回転調整デバイス220による回転量を簡単に観察できるように、ナット260の周りに半径状のスケール262またはマークを有している。プローブカード60には更に、回転調整デバイス220のペグ(突起)225が挿入できるペグ穴264を有している。
図8A−図8Cは、本発明の回転調整デバイス220のそれぞれ上面図、正面図、底面図である。図8Bの正面図に示すように、回転調整デバイス220は、基本的に、上部ノブ221、下部ノブ222、ノブベース223とにより構成されている。図8Aの上面図に示すように、上部ノブ221の上面には、プローブカード60に備えられた半径状スケール262(図10参照)との組み合わせにより、使用者が回転の度合いが分かるようなマークが設けられている。上部ノブ221と下部ノブ222は、例えばネジ等で結合穴221aを介して固定される。上部ノブ221の横面には、滑り止めのために、切り込み(ノッチ)または把持テープを設けることが好ましい。
図8Bおよび図8Cに示すように、ノブベース223と下部ノブ222は、互いに回転可能に接続されている。ノブベース223は、底部にペグ225を有しており、そのペグ225をプローブカード60のペグ穴264(図10)に挿入する。従って、使用する際には、ノブベース223はプローブカード60に固定され、上部ノブ221と下部ノブ222はノブベース223上を回転してナット260の回転を調整する。上部ノブ221は、下方に延長した部分221bと開口221cを有する。ナット260は、この開口221cに係合し、上部ノブ221と下部ノブ222の回転によって回転される。
図9A−図9Gは、本発明の回転調整デバイス220の構成例を詳細に示す分解図である。図9Aの上部ノブ221は、下方に延長した部分221bを有しており、平坦調整する際にプローブカード60上のナット260に届くようになっている。図9Dの下部ノブ222は、図9Cのプランジャ233と図9Bのばね232を挿入できる多数の保持穴235を有する。図示していないが、保持穴235の底の直径は、下部ノブ222の底面からプランジャ233の先端だけが突き出るよう減少している。プランジャ233は、例えば低フリクションプラステイック、あるいはデュポント社から提供されているアセテルやデリン等の潤滑プラステイックにより構成されている。
図9Fのノブベース223は、その上面に多数の半径溝236を有している。組み立てられたとき、プランジャ233の先端は、ばね232による下方への圧力により、この半径溝236に係合する。下部ノブ222の保持穴235のピッチとノブベース223の半径溝236の周辺方向ピッチは、互いに少し異なるように構成されている。従って、ナット260を回転するとき、回転調整デバイス220は、利用者にクリック音を響かせながら、半径溝236のプランジャ233との係合により、極めて小さな回転ステップを形成する。
ノブベース223は、図9Eの上部保持リング234と図9Gの下部保持リング238とにより、下部ノブ222に取り付けられている。フランジ237を有する上部保持リング234は、下部ノブ222の開口から挿入され、下部ノブ222の底部の位置で保持される。ノブベース223を、下部ノブ222と下部保持リング238間に挟んだ状態で、上部保持リング234と下部保持リング238を接続することによって、ノブベース223を下部ノブ222と上部ノブ221に回転可能に固定している。
図11は、平面調整機構を有する本発明のプローブコンタクトシステムの別の実施例を示す断面図である。この例では、中間リング246が、プローブカード60とプローブカードリング242間に備えられている。この中間リング246とプローブカード60は、ネジ258(図12参照)等の固定手段により互いに接続されている。この例の平面調整機構(例えばナット260とボルト262により構成された接続部材)は、中間リング246とプローブカードリング242を互いに3点あるいはそれ以上の位置で接続するように備えられている。
図6および図7の実施例と同様に、ナット260の回転により、ボルト262を垂直方向に移動させるので、中間リング246(プローブカード60)とプローブカードリング242間のギャップを変えることとなり、結果としてコンタクト基板20と半導体ウエハ300間のギャップを変えることになる。この構成では、中間リング246の垂直位置、例えばプローブカード60の外端は、3点の位置において変更される。従って、コンタクト基板20に搭載されたコンタクタ30の先端高さは、半導体ウエハ300の表面に対し均一になるように調整される。この例では、プローブカード60とコンタクト基板20は互いに固定的に接続されており、またプローブカード60と中間リング246は互いに固定的に接続されている。このように、コンタクタ30の先端の平坦性が、プローブカードリング242の表面、例えばプローブコンタクトシステムのフレーム240に対し、中間リング246に固定されたプローブカード60の傾斜を変えることにより調整される。
図12は、図11の実施例による本発明のプローブコンタクトシステムにおいて、プローブカード60、中間リング246、プローブカードリング242の上面を示す斜視図である。プローブカードリング242は、ネジ254等の固定手段により、プローブコンタクトシステムのフレーム240に接続されている。平坦調整をするためのナット(接続部材)260は、三角形の頂点の位置に該当するように、中間リング246上の3点の位置に形成されている。ナット260は、中間リング246とプローブカードリング242を接続して、回転によりその間のギャップ量を調整する。
図10で示したと同様に、中間リング246上に、ナット260の半径スケールとペグ穴264を有するようにしてもよく、その場合、回転調整デバイス220を用いてナット260を容易にかつ正確に回転させることができきる。
図13は、平面調整機構を有する本発明のプローブコンタクトシステムの更に別の実施例を示す断面図である。この例の平面調整機構は、コンタクト基板と半導体ウエハまたは基準プレート間の距離を調整する自動システムになっている。平面調整機構は、コントローラ430からのコントロール信号に基づいて、ナット260を回転するためのモーター420を有している。コントローラ430は、ギャップ測定器280からのギャップ測定値を計算することにより、モーター420によるナット260の回転量を決定するコントロール信号を発生する。
図14および図15は、本発明の平面調整機構を有するプローブコンタクトシステムのさらに別の構成例を示す。図14はその断面図であり、図15はその上面斜視図である。
図6−図13の実施例の場合と同様に、多数のコンタクタ30が搭載されたコンタクト基板20(スペーストランスフォーマ)は、サポートフレーム55と導電エラストマ50を介してプローブカード60に取り付けられている。コンタクト基板20を支持するサポートフレーム55は、ネジ350等の固定手段によりプローブカード60に接続されている。図5を参照して上で説明したように、導電エラストマ50は、コンタクト基板20とプローブカード60間において、垂直方向のみに電気接続を実現している。
コンタクト基板20の底面、あるいはまたサポートフレーム55の底面に電極292が備えられる。電極292は、コンタクト基板20の底面の3点あるいはそれ以上の位置に配置される。電極292の各位置は、三角形または多角形の頂点を形成するように、コンタクト基板20の端に近接していることが望ましい。
プローブカード60は、プローブカードリング360を介してプローブコンタクトシステムのフレーム340に備えられる。プローブカードリング360は、ネジ352等の固定手段によりフレーム340に固定的に接続される。プローブカード60とプローブカードリング360の間には、コンタクタ30の平坦性を調整するために、薄い板状のプレートまたはフィルム等のシム70(薄片)が1つ以上挿入される。シム70の例としては、テフロンフィルム、マイラーフィルム、金属フィルム、金属プレート等である。被試験半導体ウエハ300は、ウエハプローバのような基板ハンドラー400(図1)のチャック18上に配置される。図示していないが、周知のように、プローブコンタクトシステムのフレーム340と基板ハンドラーのハウジングは、互いに機械的に接続されている。
図14の例では更に、半導体ウエハ300上に設けられたギャップセンサー290と、そのギャップセンサー290から信号を受信するギャップ測定器280を有している。ギャップセンサー290は基本的に電極であり、半導体ウエハ300の表面において、コンタクト基板20の底面に設けられた上記電極292と対向する位置、例えば上記の3点の位置に配置されている。ギャップセンサー290と電極との関係は、逆にすることも可能である。すなわち、ギャップセンサー290をコンタクト基板20の底面に備え、電極292を半導体ウエハ300の上面に備えるようにしてもよい。また、プローブコンタクトシステムを顧客に出荷する前に、そのシステムの平坦調整を実施するために、半導体ウエハ300に代えて、セラミックやアルミナ等による基板を基準プレートとして用いることもできる。
上記のギャップセンサー290は、図6および図7を参照して説明したように、キャパシタンスセンサーであって、ギャップセンサー290と対向する電極292との間(ギャップ)のキャパシタンスを測定するものである。測定されたキャパシタンスの値は、センサーと電極間の距離の関数となる。キャパシタンス値からギャップ値を知ることにより、上記3点の位置のそれぞれのギャップ値が互いに同一になるように、プローブカード60とプローブカードリング360間に挿入するシム70の数を調整する。
図15は、図14の実施例による本発明のプローブコンタクトシステムの、プローブカード60の上面を示す斜視図である。シム70は、図15に示すように、プローブカード60とプローブカードリング360間の例えば3点あるいはそれ以上の位置に挿入する。このような3点位置を用いるときは、それぞれが正三角形の各頂点に対応していることが望ましい。挿入するシム70の数により、プローブカードの角度、したがってプローブカードに固定されたコンタクト基板20の角度が調整される。このような調整は、上記各3点位置において、電極290と電極292間の距離をギャップセンサとギャップ測定器280により測定した結果に基づいて行う。
本発明において、上述の説明では、プローブカードリング242と中間リング246は円形の形状を有しているが、これらは四角等のような他のどのような形状でもよい。必要なのは、プローブカード60を、ウエハプローバのような基板ハンドラーのハウジングあるいはプローブコンタクトシステムのフレームに調整機構を介して結合することである。
本発明によれば、プローブコンタクトシステムは、コンタクタの先端と被試験半導体ウエハまたは基準プレートの表面間の距離を調整することができる。平面調整機構を用いて、コンタクト基板と半導体ウエハ間の距離を調整することにより、コンタクト基板に搭載したコンタクタの全てが、半導体ウエハの表面に同一の圧力で同時に接触することができる。
本発明のプローブコンタクトシステムに用いる平面調整機構は、細かなステップでプローブカード上のナットを回転させる回転調整デバイスを有しており、これによりコンタクト基板と半導体ウエハ間の距離を容易に且つ正確に調整することができる。本発明の平面調整機構は、プローブカードにナットを駆動するモーターと、ギャップセンサーで測定されたギャップ値に基づいて、モーターにコントロール信号を送出するコントローラを用いることにより、自動システムとして構成することも可能である。
本発明のプローブコンタクトシステムに用いる平面調整機構において、その平面調整としてシム(薄片)を用いる場合には、安価な部材により、実用に充分な平面調整を実現することができる。
好ましい実施例しか明記していないが、上述した開示に基づき、添付した請求範囲の記載内で、本発明の精神を離れることなく、本発明の様々な形態や変形が可能である。
【図面の簡単な説明】
図1は、テストヘッドを有する半導体テストシステムと基板ハンドラーの構成を示す概念図である。
図2は、半導体テストシステムのテストヘッドを基板ハンドラーに接続するための詳細な構成例を示す図である。
図3は、本発明のプローブコンタクトシステムのプローブカードに搭載するビーム形状(シリコンフィンガ)のコンタクタを有するコンタクトストラクチャ例を示す断面図である。
図4は、複数のビーム形状のコンタクタを有する第3図のコンタクトストラクチャの底面を示す概念図である。
図5は、図3および図4のコンタクトストラクチャを図2の被試験半導体デバイスとテストヘッド間のインターフェイスとして構成したプローブコンタクトシステムの全体組立て構成を示す断面図である。
図6は、本発明の平面調整機構を有するプローブコンタクトシステムの構成例を示す断面図である。
図7は、図6のプローブコンタクトシステムに用いるプローブカードとプローブカードリングの上面を示す斜視図である。
図8A−図8Cは、本発明の平面調整機構とともに用いる回転調整デバイスのそれぞれ上面図、正面図および底面図である。
図9A−図9Gは、本発明の回転調整デバイスに用いる各部品とその組立構造を示す分解図である。
図10は、本発明の回転調整デバイスと平面調整の構造を有するプローブカードの上面を示す斜視図である。
図11は、本発明の平面調整機構を有するプローブコンタクトシステムの他の例を示す断面図である。
図12は、図11のプローブコンタクトシステムに用いるプローブカード、プローブカードリング、および中間リングの上面を示す斜視図である。
図13は、本発明の平面調整機構を有するプローブコンタクトシステムのさらに他の例を示す断面図である。
図14、本発明の平面調整機構を有するプローブコンタクトシステムのさらに他の例を示す断面図である。
図15は、図14のプローブコンタクトシステムに用いるプローブカードとプローブカードリングの上面を示す斜視図である。

Claims (31)

  1. ターゲット基板に設けられたコンタクトターゲットと電気的接続を形成するためのプローブコンタクトシステムに用いる平面調整機構において、
    その表面に多数のコンタクタを有するコンタクト基板と、
    そのコンタクタと半導体テストシステムのテストヘッド間に電気的接続を形成するためのプローブカードと、
    そのプローブカード上にコンタクト基板を固定させる手段と、
    プローブカードとプローブコンタクトシステムのフレームを機械的に接続するために、そのフレームに固定されているプローブカードリングと、
    プローブカードとプローブカードリングを、プローブカード上の3点以上の位置において接続するための部材であって、それぞれがプローブカードとプローブカードリング間の距離を調整可能に回転する接続部材と、
    上記接続部材を調整するための回転調整デバイスと、
    により構成され、
    上記回転調整デバイスは、上部ノブとノブベースを有し、上記ノブベースは上記プローブカードに固定的に係合し、上記上部ノブは上記ノブベースを通して下方に延長した、底部開口を有する下方延長部を有し、
    上記上部ノブの回転により上記接続部材を回転させて上記プローブカードリングと上記プローブカード間の距離を変更し、上記コンタクト基板上のコンタクタの平面調整をするプローブコンタクトシステムの平面調整機構。
  2. 上記コンタクト基板の所定位置において、コンタクト基板とターゲット基板間のギャップを測定するためのギャップセンサーを更に有しており、上記ターゲット基板は、上記コンタクト基板に対する平面調整をするための被試験半導体ウエハあるいは基準プレートにより構成されている、請求範囲1項に記載のプローブコンタクトシステムの平面調整機構。
  3. 上記コンタクト基板とプローブカードとの間に、電気的接続を形成するための導電エラストマを更に有する、請求範囲1項に記載のプローブコンタクトシステムの平面調整機構。
  4. 上記プローブカードリングとプローブカードを接続するための上記接続部材は、ボルトとナットで構成される、請求範囲1項に記載のプローブコンタクトシステムの平面調整機構。
  5. 上記プローブカードリングとプローブカードを接続するための上記接続部材は、差動スクリューで構成される、請求範囲1項に記載のプローブコンタクトシステムの平面調整機構。
  6. 上記ギャップセンサーは、上記コンタクト基板とターゲット基板との間のギャップを、そのギャップセンサーとそれに対向する電極との間のキャパシタンスを計測することにより決定する、請求範囲2項に記載のプローブコンタクトシステムの平面調整機構。
  7. 上記ギャップセンサーは、上記ターゲット基板の上表面あるいは上記コンタクト基板の底表面に設けられる、請求範囲2項に記載のプローブコンタクトシステムの平面調整機構。
  8. 上記基準プレートは、上記ギャップセンサーに対向する位置に電極を設けたセラミック基板またはアルミナ基板で構成される、請求範囲2項に記載のプローブコンタクトシステムの平面調整機構。
  9. 上記基準プレートは、コンタクト基板に搭載される全てのコンタクタが、その基準プレートの表面に対して同一の圧力で同時に接触するように、各コンタクタの先端の平面高さを均一にする金属プレートである、請求範囲2項に記載のプローブコンタクトシステムの平面調整機構。
  10. 上記接続部材を有する3点の位置は、それぞれ正三角形の各頂点に対応する、請求範囲1項に記載のプローブコンタクトシステムの平面調整機構。
  11. 上記プローブカードとプローブカードリングを接続する上記接続部材は、ボルトとナットにより構成されており、そのナットは上記プローブカードの表面に回転可能に支持され、上記回転調整デバイスはそのナットと係合するための上記底部開口を有し、上記3点位置の各位置において、コンタクト基板とターゲット基板との間のギャップが互いに同一になるように、その底部開口とナットを係合させて上記接続部材を回転する、請求範囲1項に記載のプローブコンタクトシステムの平面調整機構。
  12. 上記回転調整デバイスは、さらに下部ノブを有し、上記上部ノブと下部ノブは互いに機械的に接続されており、その下部ノブとノブベースは互いに回転可能に取り付けられており、上記ノブベースはその回転により上記3点位置の各位置における上記接続部材を回転して上記ギャップを調整する、請求範囲1項に記載のプローブコンタクトシステムの平面調整機構。
  13. 上記回転調整機構デバイスの上記下部ノブは、プランジャとスプリングを搭載するための複数の保持穴を備えており、そのスプリングのばね力により、そのプランジャの下部先端がその下部ノブの底面から突起するようにその保持穴に搭載され、上記回転調整デバイスの上記ノブベースは、複数の半径溝が設けられており、上記上部ノブと下部ノブが回転するとき上記プランジャの上記下部先端がその溝に係合し、上記保持穴のピッチと上記半径溝の円周方向ピッチは互いに異なって形成されている、請求範囲12項に記載のプローブコンタクトシステムの平面調整機構。
  14. 上記プランジャは、低フリクションプラスチック、あるいは潤滑プラスチックにより構成されている、請求範囲13項に記載のプローブコンタクトシステムの平面調整機構。
  15. 上記コンタクト基板と上記導電エラストマとの間に、上記コンタクト基板を支持するためのサポートフレームを更に有しており、上記接続部材は、上記プローブカードとそのサポートフレームとの間に引き渡されている、請求範囲3項に記載のプローブコンタクトシステムの平面調整機構。
  16. 上記導電エラストマは、シリコンゴムシートと垂直方向に設けられた金属フィラメントにより構成され、これにより垂直方向にのみ電気通信を形成する、請求範囲3項に記載のプローブコンタクトシステムの平面調整機構。
  17. ターゲット基板に設けられたコンタクトターゲットと電気的接続を形成するためのプローブコンタクトシステムに用いる平面調整機構において、
    その表面に多数のコンタクタを有するコンタクト基板と、
    そのコンタクタと半導体テストシステムのテストヘッド間に電気的接続を形成するためのプローブカードと、
    そのプローブカードにコンタクト基板を固定させる手段と、
    そのプローブカードの外周部に取り付けられた中間リングと、
    その中間リングを介してプローブカードとプローブコンタクトシステムのフレームを機械的に結合するために、そのフレームに固定して取り付けられたプローブカードリングと、
    その中間リングとプローブカードリングを、中間リング上の3点位置において接続するための部材であって、それぞれが中間リングとプローブカードリング間の距離を調整可能に回転する複数の接続部材と、
    上記接続部材を調整するための回転調整デバイスと、
    により構成され、
    上記回転調整デバイスは、上部ノブとノブベースを有し、上記ノブベースは上記プローブカードに固定的に係合し、上記上部ノブは上記ノブベースを通して下方に延長した、底部開口を有する下方延長部を有し、
    上記上部ノブの回転により上記接続部材を回転させて上記プローブカードリングと上記中間リング間の距離を変更し、上記コンタクト基板上のコンタクタの平面調整をするプローブコンタクトシステムの平面調整機構。
  18. 上記コンタクト基板の所定位置において、上記コンタクト基板と上記ターゲット基板間のギャップを計測するためのギャップセンサーを更に有しており、上記ターゲット基板は、コンタクタ先端の平坦性を調整するための被試験半導体ウエハあるいは基準プレートである、請求範囲17項に記載のプローブコンタクトシステムの平面調整機構。
  19. 上記コンタクト基板とプローブカードとの間に、電気的接続を形成するための導電エラストマを更に有する、請求範囲17項に記載のプローブコンタクトシステムの平面調整機構。
  20. 上記ギャップセンサーは、上記コンタクト基板とターゲット基板との間のギャップを、そのギャップセンサーとそれに対向する電極との間のキャパシタンスを計測することにより決定する、請求範囲18項に記載のプローブコンタクトシステムの平面調整機構。
  21. 上記ギャップセンサーは、上記ターゲット基板の上表面あるいは上記コンタクト基板の底表面に設けられる、請求範囲18項に記載のプローブコンタクトシステムの平面調整機構。
  22. 上記基準プレートは、上記ギャップセンサーに対向する位置に電極を設けたセラミック基板またはアルミナ基板で構成される、請求範囲18項に記載のプローブコンタクトシステムの平面調整機構。
  23. 上記中間リングとプローブカードリングを接続する上記接続部材は、ボルトとナットにより構成されており、そのナットは上記中間リングの表面に回転可能に支持され、上記回転調整デバイスはそのナットと係合するための上記底部開口を有し、上記3点の各位置において、コンタクト基板とターゲット基板との間のギャップが互いに同一になるように、その底部開口とナットを係合して上記接続部材を回転する、請求範囲17項に記載のプローブコンタクトシステムの平面調整機構。
  24. 上記コンタクト基板と上記導電エラストマとの間に、上記コンタクト基板を支持するためのサポートフレームを更に有しており、上記接続部材は、上記プローブカードとそのサポートフレームとの間に引き渡されている、請求範囲19項に記載のプローブコンタクトシステムの平面調整機構。
  25. コンタクトターゲットと電気的接続を形成するためのプローブコンタクトシステムに用いる平面調整機構において、
    その表面に多数のコンタクタを有するコンタクト基板と、
    そのコンタクタと半導体テストシステムのテストヘッド間に電気的接続を形成するためのプローブカードと、
    そのプローブカード上にコンタクト基板を固定させる固定手段と、
    プローブカードとプローブコンタクトシステムのフレームを機械的に接続するために、そのフレームに固定されているプローブカードリングと、
    3点またはそれ以上の位置において、上記プローブカードとプローブカードリングの間に挿入され、その挿入数を、上記コンタクタの先端と上記コンタクトターゲットの表面との距離が均一になるように調整するためのシムと、
    により構成されるプローブコンタクトシステムの平面調整機構。
  26. 上記コンタクト基板の所定位置において、コンタクト基板とターゲット基板間のギャップを測定するためのギャップセンサーを更に有している、請求範囲25項に記載のプローブコンタクトシステムの平面調整機構。
  27. 上記コンタクト基板とプローブカードとの間に、電気的接続を形成するための導電エラストマを更に有する、請求範囲25項に記載のプローブコンタクトシステムの平面調整機構。
  28. 上記ギャップセンサーは、上記コンタクト基板とターゲット基板との間のギャップを、そのギャップセンサーとそれに対向する電極との間のキャパシタンスを計測することにより決定する、請求範囲26項に記載のプローブコンタクトシステムの平面調整機構。
  29. 上記ターゲット基板は、平坦を調整するための被試験半導体ウエハあるいは基準プレートにより構成されている、請求範囲25項に記載のプローブコンタクトシステムの平面調整機構。
  30. 上記基準プレートは、上記ギャップセンサーに対向する位置に電極を設けたセラミック基板またはアルミナ基板で構成される、請求範囲29項に記載のプローブコンタクトシステムの平面調整機構。
  31. 上記コンタクト基板と上記導電エラストマとの間に、上記コンタクト基板を支持するためのサポートフレームを更に有しており、上記固定手段は、上記プローブカードとそのサポートフレームとの間に引き渡されている、請求範囲27項に記載のプローブコンタクトシステムの平面調整機構。
JP2003505991A 2001-06-18 2002-06-18 平面調整機構を有するプローブコンタクトシステム Expired - Fee Related JP4022518B2 (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US09/883,789 US6476626B2 (en) 2000-05-31 2001-06-18 Probe contact system having planarity adjustment mechanism
US09/883,789 2001-06-18
US09/885,437 2001-06-20
US09/885,437 US6586956B2 (en) 2000-05-31 2001-06-20 Probe contract system having planarity adjustment mechanism
PCT/JP2002/006054 WO2002103775A1 (fr) 2001-06-18 2002-06-18 Systeme de contact sonde pourvu d'un mecanisme de reglage du plan

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2002103775A1 JPWO2002103775A1 (ja) 2004-10-07
JP4022518B2 true JP4022518B2 (ja) 2007-12-19

Family

ID=27128703

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003505991A Expired - Fee Related JP4022518B2 (ja) 2001-06-18 2002-06-18 平面調整機構を有するプローブコンタクトシステム

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP4022518B2 (ja)
KR (1) KR100863114B1 (ja)
DE (1) DE10296944T5 (ja)
WO (1) WO2002103775A1 (ja)

Families Citing this family (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006010629A (ja) * 2004-06-29 2006-01-12 Tokyo Electron Ltd 平行調整機構を備えたプローブカード
KR100675487B1 (ko) * 2005-06-02 2007-01-30 주식회사 파이컴 프로브 카드
JP4860242B2 (ja) * 2005-11-11 2012-01-25 東京エレクトロン株式会社 プローブ装置
JP4895175B2 (ja) * 2006-05-19 2012-03-14 横河電機株式会社 ギャップ計および水分測定装置
JP5101060B2 (ja) * 2006-07-31 2012-12-19 日本発條株式会社 プローブカードの平行度調整機構
KR100806736B1 (ko) * 2007-05-11 2008-02-27 주식회사 에이엠에스티 프로브 카드 및 그 제조방법
US7960989B2 (en) * 2008-12-03 2011-06-14 Formfactor, Inc. Mechanical decoupling of a probe card assembly to improve thermal response
JP2012215591A (ja) * 2012-08-03 2012-11-08 Nhk Spring Co Ltd プローブカードの平行度調整機構
JP6374642B2 (ja) 2012-11-28 2018-08-15 株式会社日本マイクロニクス プローブカード及び検査装置
JP6515007B2 (ja) * 2015-09-30 2019-05-15 東京エレクトロン株式会社 ウエハ検査方法及びウエハ検査装置
TWI702404B (zh) 2019-03-18 2020-08-21 中華精測科技股份有限公司 探針卡測試裝置
TWI765312B (zh) * 2019-11-04 2022-05-21 旺矽科技股份有限公司 邊緣感測器及其點測方法
KR102259225B1 (ko) * 2020-04-16 2021-06-01 스테코 주식회사 프로브 카드
TWI738449B (zh) 2020-08-03 2021-09-01 致茂電子股份有限公司 晶圓檢測系統及其晶圓檢測設備
KR20230152314A (ko) * 2022-04-27 2023-11-03 (주)티에스이 프로브의 돌출길이가 조정되는 프로브 헤드
KR20230152313A (ko) * 2022-04-27 2023-11-03 (주)티에스이 프로브의 돌출길이가 조정되는 프로브 헤드
KR102520852B1 (ko) * 2022-10-14 2023-04-13 주식회사 유니밴스 프로브카드용 탑 보강판
CN116338411B (zh) * 2023-05-26 2023-08-04 中诚华隆计算机技术有限公司 用于测试芯粒的针卡伺服控制设备、系统和方法
CN116338410B (zh) * 2023-05-26 2023-07-28 中诚华隆计算机技术有限公司 用于测试芯粒的针卡控制装置、控制系统和控制方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06124982A (ja) * 1992-01-14 1994-05-06 Mitsubishi Electric Corp 半導体試験装置
JPH05218149A (ja) * 1992-02-04 1993-08-27 Tokyo Electron Ltd プローブ装置
JPH0621166A (ja) * 1992-06-30 1994-01-28 Mitsubishi Electric Corp ウエハプローバ
JPH0621172A (ja) * 1992-07-06 1994-01-28 Mitsubishi Electric Corp ウェハプロービング装置及びウェハプロービング方法
JP2000150594A (ja) * 1998-11-05 2000-05-30 Hitachi Ltd 接続装置および押さえ部材付配線フィルムの製造方法並びに検査システムおよび半導体素子の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
KR100863114B1 (ko) 2008-10-13
KR20030025293A (ko) 2003-03-28
WO2002103775A1 (fr) 2002-12-27
DE10296944T5 (de) 2004-04-29
JPWO2002103775A1 (ja) 2004-10-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4637400B2 (ja) プローブコンタクトシステムの平面調整機構
JP4022518B2 (ja) 平面調整機構を有するプローブコンタクトシステム
US6762612B2 (en) Probe contact system having planarity adjustment mechanism
US6677771B2 (en) Probe contact system having planarity adjustment mechanism
KR100430208B1 (ko) 시험조립체
TWI407119B (zh) 具有預選定之總順從性量的探針卡裝置
US8134381B2 (en) Connection board, probe card, and electronic device test apparatus comprising same
KR100196195B1 (ko) 프로우브 카드
US6078186A (en) Force applying probe card and test system for semiconductor wafers
JP3502874B2 (ja) 接続装置およびその製造方法
KR20010113485A (ko) 접촉 구조 및 그 조립 메카니즘
KR20070085122A (ko) 프로브 카드 인터페이스 어셈블리 및 그 제조 방법
JPH07321170A (ja) Ic回路試験用プローブ集成体
US10295566B2 (en) Method of providing a high density test contact solution
JP2966671B2 (ja) プローブカード
JP5100217B2 (ja) プローブカード及び電子部品試験装置
US6486688B2 (en) Semiconductor device testing apparatus having a contact sheet and probe for testing high frequency characteristics
TW201825917A (zh) 具有晶粒級及接針級順應性之探針卡總成及其相關聯系統與方法
JP2000088884A (ja) プローブカード
JPH03120474A (ja) プローブカード
JP2533430Y2 (ja) Icウエーハ試験用プローブカード
JP2000147005A (ja) コンタクトユニット及び電気的接続装置
JP2001021616A (ja) ベアチップ検査用補助装置と検査方法
KR20030024060A (ko) 반도체소자의 프로브장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050315

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070515

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070710

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070918

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071001

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101005

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111005

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees