JP6374642B2 - プローブカード及び検査装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体集積回路の通電試験等に用いるプローブカード及び検査装置に関するものである。
従来、半導体集積回路のような被検査体の電気的検査には、被検査体の複数の電極に個別に接触するプローブを備えたプローブカードが用いられている。このプローブカードは、典型的に円盤状であり、一方の面に前記被検査体と電気的に接続される複数のプローブが設けられ、該プローブカードの周囲を検査装置によって着脱可能に支持されている。
このプローブカードにおいて、複数のプローブの先端が作る平面の平面度が所定の平面度(例えば30μm以下)以下になると、被検査体の電極と接触できず、電気的検査が行えなくなることがある。このため、プローブカードの一方の面の平面度を前記所定の平面度以上に維持するために前記プローブカードの平坦性を調整可能とする検査装置がある(特許文献1参照)。
特開2008−216060号公報
この検査装置では、前記プローブカードのプローブ基板の前記プローブが設けられた側と反対の側に、雌ねじを備える複数のアンカー受け部が設けられている。さらに前記プローブカードの前記反対の側には、ポゴピンブロック及び配線基板を間に挟んで基準体が配置されている。前記基準体には、個別に前記アンカー受け部の雌ねじと螺合する雄ねじを先端に備えるアンカー部が設けられている。
この検査装置では、前記アンカー受け部の雌ねじに対して前記アンカー部の雄ねじの螺合状態を調整することにより、前記プローブカードと前記基準体との相対位置を変位させ、前記プローブカードの平坦性を調整することができる。
ところで、この検査装置において、例えば前記プローブカード132の前記アンカー受け部134a、134bは図10に示すように前記プローブカードの前記反対の側において同心円136,138の上に形成されている。同心円136上に形成された4つのアンカー受け部134aは、同心円136上で等間隔となる位置に配置されている。同様に同心円138上に形成された8つのアンカー受け部134bは、同心円138上で等間隔となる位置に配置されている。
図10において、同心円136上に配置された4つのアンカー受け部134aは、互いに隣接する3つのアンカー受け部134aと仮想線で結んだ場合、前記3つのアンカー受け部134aに囲まれた領域すなわち2つの2等辺三角形の単位形状140を形成する。
また、同心円138上に配置された8つのアンカー受け部134bは、互いに隣接するアンカー受け部134a及び134bと仮想線で結んだ場合、1つのアンカー受け部134bと2つのアンカー受け部134aに囲まれた2等辺三角形の単位形状142と、2つのアンカー受け部134bと1つのアンカー受け部134aに囲まれた2等辺三角形の単位形状144とを形成する。
図10において、これらの2等辺三角形140、142、144は、各辺の長さが異なることから、面積が異なる。すなわち3つのアンカー受け部134a、134bに囲まれた領域の面積がそれぞれ異なることから、各アンカー受け部134a、134bがそれぞれ支持する単位面積の大きさに差が生じる。その結果、前記プローブカードに当該プローブカードを撓ませる力が作用した際、各アンカー受け部134a、134bに作用する前記力に差が生じ、前記力により各2等辺三角形の単位形状140、142、144の領域に生じる撓み量にも差が生じる。これにより、前記プローブカードの平面度が低下することとなる。
本発明の目的は、上記問題点を鑑みて被検査体を検査する際のプローブカードの撓みを抑制し、該プローブカードの平面度が低下することを抑制することにある。
上記課題を達成するため、本発明の第1の態様のプローブカードは、被検査体に接触して検査を行うプローブカードであって、一方の面に複数のプローブを備え、他方の面に複数のアンカー受け部が設けられたプローブ基板と、前記プローブ基板の周囲を支持するように設けられている支持体とを備え、前記プローブ基板の前記他方の面には、前記複数のアンカー受け部のうち少なくとも前記プローブの存在領域内に位置するものは規則的に、かつ互いの距離が等しく配置されていることを特徴とする。
本態様によれば、プローブカードの他方の面において複数のアンカー受け部のうち少なくともプローブの存在領域内に位置するものは規則的に、かつ互いの距離が等しく配置されていることから、プローブカードにおいて前記規則的且つ等距離で互いに隣接する複数のアンカー受け部により作られる領域の面積は同じになる。すなわちプローブカードのプローブの存在領域内において、前記プローブカードがアンカー受け部と当接するアンカーを備える基準体に支持された際、各アンカー毎に支持されるプローブカードの単位面積を同じにできる。従って、プローブカードを撓ませる力が各アンカー毎及び前記単位面積毎にばらつくことが無く、各単位面積に対して一様に作用する。その結果、プローブカードの撓みを低減することができ、該プローブカードの平面度が低下することを抑制することができる。
尚、本明細書における「プローブの存在領域」とは、プローブカードの中心と該プローブカードの中心から外周方向に最も離れた位置にあるプローブとの距離を半径とする円の内側の領域のことである。
また、本明細書における「アンカー受け部は互いの距離が等しく配置されている」における「互いの距離が等しく」とは、厳密な意味で距離が等しいことは要求されない。該アンカー受け部とアンカーとが互いの当接面の少なくとも一部を接触させることができる範囲で、当該アンカー受け部の軸心の位置が当該アンカーの軸心とずれている状態における隣り合うアンカー受け部間の距離は本明細書において「等しい」範囲に含まれることとする。
本発明の第2の態様のプローブカードは、第1の態様において、前記プローブ基板の中心から放射方向に、前記規則的且つ等距離で配置され互いに隣接する複数のアンカー受け部で作られる単位形状が少なくとも2つ存在することを特徴とする。
本態様によれば、プローブ基板のプローブ存在領域内において複数の同じ面積の単位形状がプローブ基板の中心から放射方向に配置されていることから、前記プローブ基板を撓ませる力が前記プローブ基板に作用した際、各単位形状には同じ大きさの力が作用することとなる。このため、プローブ基板が撓んだとしても、各単位形状において同じ撓み量となることから、プローブ基板の平面度が低下することを抑制することができる。
本発明の第3の態様のプローブカードは、第2の態様において、隣接する3点のアンカー受け部が作る単位形状は正三角形であることを特徴とする。
本態様によれば、プローブカードのプローブ存在領域内においてアンカー受け部が形成する面積の等しい正三角形の単位形状が形成されていることから、プローブ基板に該プローブ基板を撓ませようとする力が作用した際、全ての正三角形の単位形状に等しく前記力が作用する。このため、各単位形状毎に前記力の差が生じないことから、各単位形状毎の撓みの差を抑制することができる。その結果、プローブ基板の平面度を所定の平面度(例えば30μm以下)以上に維持することができる。
本発明の第4の態様のプローブカードは、第2の態様において、隣接する4点のアンカー受け部が作る単位形状は正方形であることを特徴とする。
本態様によれば、プローブカードのプローブ存在領域内においてアンカー受け部が形成する面積の等しい正方形の単位形状が形成されていることから、プローブ基板に該プローブ基板を撓ませようとする力が作用した際、全ての正方形の単位形状に等しく前記力が作用する。このため、各単位形状毎に前記力の差が生じないことから、各単位形状毎の撓みの差を抑制することができる。その結果、プローブ基板の平面度を所定の平面度(例えば30μm以下)以上に維持することができる。
本発明の第5の態様のプローブカードは、第1の態様から第3の態様のいずれか一の態様において、前記複数のアンカー受け部の1つが前記プローブ基板の中心に配置されていることを特徴とする。
本態様によれば、プローブ基板の中心にアンカー受け部が設けられていることから、プローブ基板の中心がアンカーにより支持されることとなりプローブ基板の剛性を高めることができる。これにより、プローブ基板の撓みを抑制することができ、該プローブカードの平面度が低下することを抑制することができる。
本発明の第6の態様のプローブカードは、第1の態様から第5の態様のいずれか一の態様において、前記プローブ基板の前記他方の面には複数のポゴピンと個別に接触する複数の端子部を備え、前記端子部の存在領域の外側であって、前記プローブ基板の外周より内側に、減圧室を形成するためのシール部材接触領域を備えていることを特徴とする。
プローブカードをアンカー受け部とアンカー部とを当接させて基準体に支持させた際、プローブカードの前記端子存在領域はポゴピンからの反力を受ける。このため、プローブ基板の外周より内側の減圧室において、前記端子存在領域は大気圧とポゴピンからの反力によってプローブ基板の受ける力のバランスが取れている状態となる。一方、端子部存在領域の外側では、ポゴピンからの反力を受けられないことからプローブ基板の受ける力のバランスが取れていない状態となる。その結果、プローブ基板の端子部存在領域の内側と外側とでは生じる撓みに差が生じることとなる。
本実施例では、端子部の存在領域の外側であって、前記プローブ基板の外周より内側にシール部材接触領域を設けることから、プローブ基板の外周より内側に形成される減圧室内においてポゴピンからの反力を受けない領域を小さくすることができる。これにより、プローブ基板に生じる撓みに差が生じることを低減することができる。
また、本実施例によれば、プローブ基板のシール部材接触領域では、該プローブ基板に接触するシール部材を介してポゴピンブロックからの反力を受ける。これによりプローブ基板において、前記端子存在領域及び前記シール部材接触領域のそれぞれがポゴピン及びポゴピンブロックから反力を受ける。従って、前記端子存在領域と当該端子存在領域の外側の領域において反力の有無により撓みが生じることを防止することができ、該プローブカードの平面度が低下することを抑制することができる。
本発明の第7の態様のプローブカードは、第1の態様から第5の態様のいずれか一の態様において、前記プローブ基板の前記他方の面には複数のポゴピンと個別に接触する複数の端子部を備え、前記端子部の存在領域の外側であって、前記プローブ基板の外周より内側に、減圧室を形成するためのシール部材を備えていることを特徴とする。
本態様によれば、プローブカードをアンカー受け部とアンカー部とを当接させて基準体に支持させた際、プローブカードの前記端子存在領域はポゴピンからの反力を受ける。このとき、プローブ基板の前記端子存在領域の外側の領域では、シール部材を介してポゴピンブロックと接触し、該ポゴピンブロックからの反力を受ける。これによりプローブ基板において、前記端子存在領域及び前記端子存在領域の外側の領域のそれぞれがポゴピン及びポゴピンブロックから反力を受ける。従って、前記端子存在領域と当該端子存在領域の外側の領域において反力の有無により撓みが生じることを防止することができ、該プローブカードの平面度が低下することを抑制することができる。
本発明の第8の態様のプローブカードは、第1の態様から第7の態様のいずれか一の態様において、規則的に、かつ互いの距離が等しく配置されている複数の前記アンカー受け部に加えて少なくとも1つのアンカー受け部が前記プローブ基板の前記他方の面の前記プローブの存在領域内に設けられ、該少なくとも1つのアンカー受け部は、隣接する前記複数のアンカー受け部との互いの距離が前記複数のアンカー受け部間の距離と異なることを特徴とする。
本態様において、前記プローブ基板の前記他方の面の前記プローブの存在領域内には規則的に、かつ互いの距離が等しく配置されている複数のアンカー受け部により複数の同じ面積の単位形状が形成されている。このため、前記プローブ基板を撓ませる力が前記プローブ基板に作用した際、各単位形状には同じ大きさの力が作用するので、プローブ基板が撓んだとしても、各単位形状において同じ撓み量となることから、プローブ基板の平面度が低下することを抑制することができる。
上記のように、前記アンカー受け部が前記規則的かつ等距離にて配置されて、前記プローブ基板に同じ面積の前記単位形状が形成されている状態では、前記距離の異なる他のアンカー受け部が設けられていても、前記プローブ基板の前記平面度の低下はほとんど問題にならない。したがって、該平面度を低下することなく、前記他のアンカー受け部を必要に応じて設けることができる。
本発明の第9の態様の検査装置は、第1の態様から第8の態様のいずれか一の態様におけるプローブカードと、前記プローブ基板の他方の面の側に位置し、前記端子部と電気的に接続するポゴピンを複数備えるポゴピンブロックと、前記プローブカードの前記アンカー受け部と当接するアンカー部を複数備え、前記アンカー受け部と前記アンカー部とが当接した状態において前記プローブカードの平面度を規定する基準体と、前記ポゴピンブロックと前記基準体との間に配置され、前記ポゴピンの前記端子部と接触する側と反対の側に対して個別に電気的に接続される複数の端子を備える配線基板と、前記プローブカードが前記支持体を介して取り付けられるとともに前記プローブカードの前記プローブと接触する被検査体を載置するステージを備えるプローバーと、前記配線基板と電気的に接続されるテスターとを備えていることを特徴とする。
本態様によれば、第1から第8のいずれか一の態様と同様の効果を当該検査装置において得ることができる。
本発明の第1の実施例に係るプローブカードを備える検査装置の側面図。 本発明の検査装置においてプローブカードとポゴピンブロックとを離間させた状態を示す側面図。 本発明の検査装置においてプローブカード、ポゴピンブロック、プローバー等をそれぞれ離間させた状態を示す分解側面図。 (A)はプローブカードにおけるプローブ基板と支持部材との係合状態を示す側断面図であり、(B)はプローブカードにおけるプローブ基板及び支持部材の分解状態を示す側断面図。 第1の実施例に係るプローブカードにおけるアンカー受け部の配置状態を示す平面図。 ポゴピンがプローブ基板及び基準体に接触した状態を示す側面図。 第1の実施例に係るプローブカードがアンカー受け部及びアンカー部を介して基準体に支持された状態を示す片側断面図。 第2の実施例に係るプローブカードにおけるアンカー受け部の配置状態を示す平面図。 第3の実施例に係るプローブカードにおけるアンカー受け部の配置状態を示す平面図。 従来のプローブカードにおけるアンカー受け部の配置状態を示す平面図。 第2の実施例の変更例に係るプローブカードにおけるアンカー受け部の配置状態を示す平面図。 第3の実施例の変更例に係るプローブカードにおけるアンカー受け部の配置状態を示す平面図。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。尚、各実施例において同一の構成については、同一の符号を付し、最初の実施例においてのみ説明し、以後の実施例においてはその構成の説明を省略する。
図1及び図2を参照して検査装置10の構成要素について説明する。検査装置10は、プローバー12と、テスター14と、プローブカード16と、ポゴピンブロック18と、配線基板20と、基準体22とを備えている。プローバー12は、チャックトップ24と、検査ステージ26とを備えている。
検査ステージ26は、Xステージ、Yステージ、Zステージ及びθステージを組み合わせて構成されている。検査ステージ26の上部には、チャックトップ24が設けられている。このため、チャックトップ24は、水平面状でX軸方向及びこれに直角なY軸方向と、前記水平面(XY面)に垂直な垂直方向すなわちZ軸方向に位置調整が可能であり、またZ軸まわりに回転姿勢(θ方向)が調整可能である。
さらにチャックトップ24の上部には載置面28が設けられ、被検査体30が載置される。尚、本実施例において被検査体30は、多数の集積回路が組み込まれた半導体ウエハである。
チャックトップ24の載置面28の上方には、プローブカード16がその周囲をプローバー12に支持された状態で配置されている。プローブカード16の「一方の面」としての下面32(図1において−Z方向側)には複数のプローブ34が下面32から−Z方向に突出した状態で配置されている。
プローブカード16の「他方の面」としての上面36(図1において+Z方向側)にはポゴピンブロック18が配置されている。ポゴピンブロック18は、複数のポゴピン38を備えている。ポゴピンブロック18は、後述するプローブカード16のアンカー受け部40と、当該基準体に設けられたアンカー部42とを当接させた状態においてプローブカード16のプローブ34と配線基板20の各端子部21(図6参照)とを電気的に接続する。また、ポゴピンブロック18は、該ポゴピンブロックの上面及び下面においてポゴピン38の存在領域の外側に環状のシール部材44が設けられている。
ポゴピンブロック18の上方(図1において+Z方向側)には、配線基板20が配置されている。配線基板20の下面には、複数の端子部21(図6参照)が設けられ、個別にポゴピン38と接触している。また、配線基板20は基準体22の下面に取り付けられている。配線基板20及び基準体22内には、図示しない配線路が設けられている。前記配線路の一端は、配線基板20の下面の端子部21にそれぞれ接続され、他端は基準体22の上面に設けられた電極(図示せず)にそれぞれ接続されている。基準体22の前記電極は、テスター14と接続ケーブル46を介して電気的に接続されている。
基準体22は、配線基板20を介してプローブカード16に向けて突出する複数のアンカー部42を備えている。基準体22は、該基準体の上方(図1において+Z方向)に位置するテスター14に支持されている。テスター14は、Z軸方向に移動可能に構成されている。
このため、テスター14を−Z方向に変位させ、ポゴピン38の下端が、プローブ基板52の端子部87に接触した際、プローブカード16の上面36とポゴピンブロック18の下面側のシール部材44とが接触し、プローブカード16の上面36とポゴピンブロック18の下面との間にシール部材44に囲まれた空間48が形成される。空間48は、図示しない給排気手段により空間48内の空気が排気され、負圧状態となる。すなわち空間48は減圧室を形成する。このとき、ポゴピンブロック18の下面側のシール部材44はプローブカード16の上面36ではなく支持体54に接触するように設計しても良い。
同様に、ポゴピンブロック18の上面と基準体22の下面との間にもポゴピンブロック18の上面側のシール部材44により、ポゴピンブロック18の上面と基準体22の下面との間にシール部材44に囲まれた空間50が形成される。空間50は、図示しない給排気手段により空間50内の空気が排気され、負圧状態となる。すなわち空間50は減圧室を形成する。
尚、空間50と空間48は、ポゴピン38の内部の空間や、ポゴピンブロック18に設けられた上下面を貫通する貫通穴(図示せず)により同一空間としてつなげておくことで、空間48と空間50の排気は、どちらか一方側から行っても同時に負圧状態とすることができる。
空間48及び空間50の排気が進むにつれ、密封された空間48,50の圧力は、外気圧に比べ低くなる。この外気圧との差圧により、配線基板20とプローブ基板52とは互いにポゴピンブロック18の方向にポゴピン38を押し込みながらその距離を縮める。やがて、アンカー部42はプローブ基板52のアンカー受け部40に当接し、配線基板20とプローブ基板52との接近が止まると共に、ポゴピン38の押し込みも止まる。
この結果、プローブカード16のプローブ34は、ポゴピン38、配線基板20の端子部、配線基板20及び基準体22内の図示しない配線路(図示せず)、基準体22の上面に設けられた電極(図示せず)及び接続ケーブル46を介してテスター14に電気的に接続される。これにより、検査装置10は被検査体30の検査可能状態となる。
<<<第1の実施例>>>
図3ないし図5を参照して第1の実施例に係るプローブカード16について詳説する。プローブカード16はプローブ基板52と、支持体54とを備えている。プローブ基板52は、本実施例では、円盤状(円形)に形成され、図示しないがセラミックス基板と配線基板とを備える多層基板として構成されている。また、プローブ基板52は、上面36と下面32とを備えている。プローブ基板52の外周には支持体54が配置されている。
支持体54は、環状部材として形成され、プローブカード16をプローバー12に対して取り付けた際、プローブカード16の高さ基準として機能する。支持体54は、高さ基準部材56とプローブ基板支持部58とを備えている。高さ基準部材56は、高さ基準部60とプローブカード挟持部62とを備えている。高さ基準部60の下面64がプローバー12に対して取り付けられる。下面64はプローブカード16の高さ基準面である。高さ基準部60には、プローバー12に対してプローブカード16を位置決めするためにプローバー12の位置決めピン66を挿入する位置決め孔68が形成されている(図1、図4及び図5参照)。
プローブカード挟持部62の下面には、プローブ基板52に設けられた凹部70と嵌合する位置決めピン72が下面より突出するように設けられている。また、プローブカード挟持部62には、貫通孔74が形成され、ねじ部材76が挿入されている。
環状のプローブ基板支持部58は、接合部78と挟持片80とを備えている。接合部78にはねじ部材76と螺合する雌ねじ82が設けられている。挟持片80はリング状に設けられ、プローブ基板52の下面32の外周部を支持する。
プローブ基板52の外周部84は、凹部70に位置決めピン72が嵌合された状態で上面36に高さ基準部材56のプローブカード挟持部62と接する。さらに、プローブ基板52の外周部84は、下面32にプローブカード挟持部62の挟持片80と接する。すなわち、プローブ基板52の外周部84は、プローブカード挟持部62貫通孔74に挿入されたねじ部材76が接合部78の雌ねじ82と螺合することによりプローブカード挟持部62と挟持片80とに挟持される。
また、プローブ基板52は、下面32に該下面から突出する複数のプローブ34を備えている。複数のプローブ34は、該プローブの先端が作る仮想平面の平面度が所定の平面度(例えば30μm以下)以上となるように下面32に取り付けられている。
また、上面36には、ポゴピンブロック18のポゴピン38の存在領域に対応して仮想円86(図5参照)の内側の領域にポゴピン38に個別に接触する複数の端子部87(図6参照)が設けられている。すなわち図5に示したように、仮想円86の内側は、端子部存在領域88に設定されている。また、上面36において、仮想円86と該仮想円と同心の仮想円90との間の領域には、一例としてポリイミドがコーティングされ、シール部材接触領域92(図5及び図7参照)が形成されている。また、本実施例では、仮想円94の内側の領域に対応する下面32側の領域にはプローブ34が設けられている。すなわち、仮想円94の内側はプローブ存在領域86(図5参照)である。
さらに、上面36には複数のアンカー受け部40a、40b、40cが形成されている。アンカー受け部40a、40b、40cは本実施例では円柱状に形成されている。アンカー受け部40aはプローブ存在領域94内に複数配置されている。アンカー受け部40aの1つは、プローブ基板52の中心位置に配置されている。中心位置に配置されたアンカー受け部40aの周囲に6つのアンカー受け部40aが配置されている。アンカー受け部40aと隣接するアンカー受け部40aは、互いの距離が等しくなるように配置されている。すなわち、7つのアンカー受け部40aは中心に配置されたアンカー受け部40aを基点に正6角形となるように規則的に配置されている。
また、隣接する3つのアンカー受け部40aは、互いに仮想線で結ぶと隣接する3つのアンカー受け部40aに囲まれた領域すなわち正3角形の単位形状98を形成する。さらに本実施例では、プローブ基板52と支持体54との境界に、互いの距離が等しくなるように複数のアンカー受け部40b、40cが形成されている。
また、アンカー受け部40bは、隣接する2つのアンカー受け部40aとの距離が、正3角形の単位形状98の一辺と等しくなるように配置されている。このため、1つのアンカー受け部40bと2つの隣接するアンカー受け部40aに囲まれた領域も正3角形の単位形状98を形成する。したがって、プローブ基板52の中心から放射状に正3角形の単位形状98が2つ以上配置されることとなる。
また、各アンカー受け部40a、40b、40cは基準体22のアンカー部42にそれぞれ対応する位置に形成されているが、その位置はアンカー部42に対してアンカー受け部40a、40b、40cの少なくとも当接面の一部が重なり合う位置である。したがって、アンカー受け部40a、40b、40cの軸心の位置(図5におけるXY平面)とアンカー部42の軸心の位置とは、完全に一致させる必要は無く、上記重なり合う範囲内においてずれていてもよい。
また、本実施例では、端子部存在領域88内には7つのアンカー受け部40aが配置されている。このため、従来技術のアンカー受け部100a、100bの数12よりも数を少なくすることができる。すなわち、端子部存在領域88内におけるアンカー受け部の占有面積を小さくすることができ、減少した面積に応じてポゴピン38に対応する端子部87の数を増やすことができる。その結果、プローブ34に対する信号線の数を増やすことができ、検査装置10における検査性能を向上させることができる。
また、本実施例では、アンカー受け部40aの1つがプローブ基板52の中心に配置されている。このため、プローブ基板の中心がアンカーにより支持されることとなりプローブ基板の剛性を高める。その結果、プローブ基板52の撓みを抑制することができる。これによりプローブ基板52の下面32に設けられたプローブ34の先端が作る仮想のXY平面の平面度が所定の平面度(例えば30μm以下)より悪化することを抑制することができる。
次いで図6及び図7を参照して基準体22の下面側に設けられたアンカー部42について詳説する。図6において、プローブ基板52の上面36に形成されたアンカー受け部40と、基準体22の下面側に設けられたアンカー部42とは、非当接状態にある。アンカー部42は、基準体22の下面側から突出し、円柱状部100と拡大部102とを備えている。円柱状部100は、ポゴピンブロック18に設けられ、該ポゴピンブロックを上下に貫通する貫通孔104に挿入されている。貫通孔104の下端側は拡径されて、拡大部102を受け入れ可能な拡大径部106として形成されている。
このため、図6においてポゴピンブロック18は、拡大径部106にアンカー部42の拡大部102が嵌合されて接触した状態となり、基準体22側に引き寄せられポゴピン38が配線基板20に押し当てられた状態となっている。このとき、ポゴピン38が配線基板20に押し当てられる力は、配線基板20を撓ませない程度に軽く押し当てられる程度に設計、調整されていることが望ましい。
また、図6の状態は、テスター14をプローブカード16に向けて変位させ、ポゴピン38の下端が、プローブ基板52の端子部87に接触した状態を示している。尚、この状態では、ポゴピン38の上端及び下端共に、接触に必要な荷重値に達しておらず、プローブ34からテスター14への電気的接続は荷重不足から不安定な状態である。
この時、ポゴピンブロック18の上面の外周部に設けられたシール部材44は配線基板20と接触する。これにより、ポゴピンブロック18の上面と基準体22の下面との間にシール部材44に囲まれた空間50が形成される。また、ポゴピンブロック18の下面の外周部に設けられたシール部材44は、シール部材接触領域92と接触する。これにより、プローブ基板52の上面36とポゴピンブロック18の下面との間にシール部材44に囲まれた空間48が形成される。尚、空間50と空間48は、ポゴピン38の内部の空間や、ポゴピンブロック18に設けられた上下面を貫通する貫通穴(図示せず)により同一空間として繋がっていることが好ましい。
この状態で、図示しない吸排気手段によりポゴピンブロック18の上面及び下面に位置する空間すなわちポゴピンブロック18に設けられたシール部材44により配線基板20とプローブ基板52とから形成された空間48、50の排気が開始される。
排気が進むにつれ、密封らされた空間48,50の圧力は、外気圧に比べ低くなる。この外気圧との差圧により、配線基板20とプローブ基板52とは互いにポゴピンブロック18の方向に近接する向きに押し込まれる。やがて、図7に示すようにプローブ基板52のアンカー受け部40の当接面に対して基準体22のアンカー部42の当接面が当接する。この際、ポゴピンブロック18は、ポゴピン38の上端が配線基板20に押し付けられて発生する配線基板20からの反力と、ポゴピン38の下端がプローブ基板52に押し付けられて発生するプローブ基板52からの反力とを受けてZ軸方向におけるプローブ基板52と配線基板20との中間に位置する(状態1)。
尚、この状態では、ポゴピン38の上端及び下端がそれぞれプローブ基板52の端子部87及び配線基板20の端子部21に所定の荷重値で押圧された状態となり、プローブ34からテスター14への電気的接続は安定した状態となる。これにより、プローブカード16はアンカー受け部40及びアンカー部42を介して基準体22に支持される。その結果、プローブカード16と基準体22との相対位置が規定され、プローブカード16の平面度は基準体22の平面度に倣うこととなる。また、この状態では、配線基板20及びプローブ基板52において空間50,48が減圧されたことによる大気圧から受ける外側からの力と、ポゴピン38が押し込まれることで、これに抗して押し返そうとする外向きの力とがプローブの存在領域において、概ねバランスしており、このため配線基板20及びプローブ基板52は内側にも外側にもほとんど反ることは無い。
前記状態1からさらに排気が進み、空間48、50の負圧が図示しない測定手段により測定された値が所定の値となった時点で前記吸排気手段(図示せず)は、空間48、50の負圧を一定に維持する(状態2)。前記状態2においては、空間48、50が減圧室となることにより、プローブカード16と配線基板20とがポゴピン38を押し込み、アンカー受け部40をアンカー部42に当接させた(状態1)上で、更に加わった差圧により、プローブカード16はアンカー部42を介して基準体22と一体化される。
また、平衡状態である前記状態1を超え、空間48が負圧状態となると、プローブ基板52には下面32側から大気圧によりプローブ基板52をポゴピンブロック18側へ変位させようとする力が生じる。このとき、プローブ基板52は、複数のアンカー部42に支持され、かつ面積が同じ領域すなわち複数の正三角形の単位形状98に前記力を受ける。
複数の正三角形の単位形状98において、各正三角形の単位形状98毎の面積が同じになるように構成されていることから、各正三角形の単位形状98には等しい大きさの力が作用する。このため、各単位形状98毎に前記力の差は生じないことから、プローブ基板52のポゴピンブロック18側への変位量は同じになる。その結果、プローブ基板52全体の平面度の悪化を抑制することができる。
また、正三角形の単位形状98は、他の正多面体と比べ各頂点から重心までの距離を一定とする図形の中で、最も頂点の数を少なくすることを可能とする。
このことは、正の各頂点と重心までの距離をaとしたとき、
正n角形の面積Sは、
S=n・a2・{ cos(π/n)・sin(π/n)}
で表される。
また、正n角形の内角(rad)は、
π(n−2)/n
となり、n角形の内角の和は、
π(n−2)
となる。したがって、n角形の図形が占有する各頂点の個数すなわちアンカの数Nは、
N=π(n−2)/2π=(n−2)/2 [個]
となる。
そこで、面積Sを占有アンカー個数で割った値、すなわち各頂点と重心までの距離を一定に保ったときのアンカー1つあたりの面積sは、
s=S/N=n・a2・{ cos(π/n)・sin(π/n)}/{(n−2)/2}
=2n・a2・{ cos(π/n)・sin(π/n)/(n−2)}
となる。
この式から、n=3すなわち正三角形のとき、s=2.598a2
n=4すなわち正方形のとき、 s=2a2
n=5すなわち正五角形のとき、s=1.585a2
n=6すなわち正六角形のとき、s=1.299a2
以降、nが増すにつれ、アンカー1つあたりの面積sは、減少する。
このことから、正多角形の頂点にアンカーを配したに弾性体のアンカーと逆の面から一様の圧力が加わった際に正多角形の図形の内部で最も変位が大きくなる点は、アンカーから最も遠い距離にある重心位置で、正多角形の頂点から重心位置までの距離が同じであれば、概ね変位量も同じと言える。したがって、同じ単位面積であれば単位形状が正三角形のである場合、アンカーの数を最も少なくすることができる。言い換えれば、同じ面積であれば、画数の少ない正多面体の頂点にアンカーを配置したほうが、重心位置での変位を小さくすることができる。
また、プローブ基板52のプローブ存在領域96では、下面32側からの大気圧による押圧力に対するポゴピン38の反力がプローブ基板52に作用している。さらにプローブ基板52の外周部すなわちプローブ存在領域96の外側では、シール部材接触領域92においてプローブ基板52と接触するシール部材44からの反力が作用する。このため、プローブ基板52の中心から外周に沿って、下面32に作用する前記大気圧に対する反力すなわちポゴピン38及びシール部材44の反力が上面36に作用することから、プローブ基板52の半径方向に沿っての撓みを低減することができる。
<<<第2の実施例>>>
図8を参照して、第2の実施例に係るプローブカード108について説明する。第2の実施例は、アンカー受け部110の位置が第1の実施例のプローブ基板52におけるアンカー受け部40の位置と異なり、更に単位形状の面積を小さくしてプローブ基板52の剛性を高めた点で第1の実施例と異なる。
プローブカード108において、プローブ基板52の上面36には複数のアンカー受け部110a、110b、110c、110d、110eが設けられている。3つのアンカー受け部110aは、互いの距離が等しくなるように配置されている。さらに、3つのアンカー受け部110aは、該3つのアンカー受け部110aが作る正三角形の単位形状112の重心がプローブ基板52の中心と一致するように配置されている。
さらに、正三角形の単位形状112のまわりには該正三角形の単位形状112の1辺を共有し、正三角形の単位形状112と同じ大きさの正三角形の単位形状114が配置されている。正三角形の単位形状114を構成する角部の3点のうち、2点はアンカー受け部110aにより構成され、残りの1点にはアンカー受け部110bが配置されている。
さらに、正三角形の単位形状114のまわりには該正三角形の単位形状114の1辺を共有し、正三角形の単位形状112、114と同じ大きさの正三角形の単位形状116が配置されている。正三角形の単位形状116を構成する角部の3点のうち、1点はアンカー受け部110aにより構成され、他の1点はアンカー受け部110bにより構成され、残りの1点にはアンカー受け部110cが配置されている。
そして、2つの正三角形の単位形状116の間に位置する正三角形の単位形状118は、正三角形の角部の3点のうち、1点をアンカー受け部110aにより構成され、残りの2点をアンカー受け部110cにより構成される。正三角形の単位形状118において、アンカー受け部110aとアンカー受け部110cとを結ぶ2つの辺は、それぞれ隣接する正三角形の単位形状116の1辺と共有している。したがって、アンカー受け部110a、110b、110cは、プローブ基板52のプローブ存在領域96内において規則的かつ互いに隣接するアンカー受け部110a、110b、110cと等距離に配置されている。
さらに、プローブ基板52における6つの正三角形の単位形状116において半径方向外側の1辺すなわち正三角形の単位形状114、118と共有していない辺は、正三角形の単位形状120と辺を共有している。正三角形の単位形状120は、正三角形の角部の3点のうち、1点はアンカー受け部110bにより構成され、他の1点はアンカー受け部110cにより構成され、残りの1点にはアンカー受け部110dが配置されている。
さらに、本実施例では、プローブ基板52の中心からアンカー受け部110dが配置された位置を半径とする円周上に複数のアンカー受け部110eが配置されている。アンカー受け部110d及び110eは、前記円周上で等間隔となるように配置されている。
尚、本実施例において、各アンカー受け部110a、110b、110c、110dの互いの距離は等しく設定されている。また、正三角形の単位形状112、114、116、118、120は互いに大きさが同じく設定されている。すなわち各正三角形の単位形状112、114、116、118、120の面積は等しい。
本実施例では、プローブ基板52のプローブ存在領域96内においてアンカー受け部110が形成する面積の等しい正三角形の単位形状112、114、116、118、120が形成されていることから、プローブ基板52に該プローブ基板52を撓ませようとする力が作用した際、全ての正三角形の単位形状112、114、116、118、120に等しく前記力が作用する。このため、各単位形状毎に前記力の差が生じないことから、各単位形状毎の撓みの差を抑制することができる。その結果、プローブ基板52の平面度を所定の平面度(例えば30μm以下)以上に維持することができる。
さらに、本実施例では、プローブ存在領域96内において、第1の実施例における正三角形の単位形状96の数12よりも正三角形の単位形状112、114、116、118、120の合計数を19に増やすことができる。その結果、各アンカー受け部110a、110b、110c、110dが支持する単位面積を小さくすることができることから、プローブ基板52に発生する撓みを抑制することができる。
<<<第3の実施例>>>
図9を参照して、第3の実施例に係るプローブカード122について説明する。第3の実施例は、アンカー受け部124の位置が第1の実施例のプローブ基板52におけるアンカー受け部40の位置と異なる点で第1の実施例と異なる。
プローブカード122において、プローブ基板52の上面36には複数のアンカー受け部124a、124b、124c、124dが設けられている。4つのアンカー受け部124aは、プローブ基板52の中心からの距離が等しくなるように配置されている。さらに、4つのアンカー受け部124aは、互いに隣接するアンカー受け部124aとの距離が等しくなるように配置されている。すなわち、4つのアンカー受け部124aは正方形の単位形状126を構成する。
さらに、正方形の単位形状126の4辺には、該正方形の単位形状126の1辺を共有する正方形の単位形状128が配置されている。正方形の単位形状128の角部の4点のうち、2点はアンカー受け部124aにより構成され、残りの2点はアンカー受け部124bにより構成されている。すなわち、アンカー受け部124a、124bは、プローブ基板52のプローブ存在領域96内において規則的かつ互いに隣接するアンカー受け部124a、124bと等距離に配置されている。
さらに、正方形の単位形状126の直交する2辺のそれぞれと共有する1辺を有する2つの正方形の単位形状128の間には、正方形の単位形状130が配置されている。正方形の単位形状130は直交する2辺がそれぞれ正方形の単位形状128の1辺と共有している。
また、プローブカード122においてプローブ基板52と支持体54との境界には、アンカー受け部124c、124dが配置されている。アンカー受け部124c、124dは、同一円上に隣り合うアンカー受け部124c、124dとの距離が等しくなるように配置されている。また、アンカー受け部124cは、正方形の単位形状130の正方形の単位形状128と共有していない2辺の交点近傍に配置されている。
また、正方形の単位形状126、128、130は互いに大きさが同じく設定されている。すなわち各正方形の単位形状126、128、130の面積は等しい。
本実施例では、プローブ基板52のプローブ存在領域96内においてアンカー受け部124が形成する面積の等しい正方形の単位形状126、128、130が形成されていることから、プローブ基板52に該プローブ基板52を撓ませようとする力が作用した際、全ての正方形の単位形状126、128、130に等しく前記力が作用する。このため、各単位形状毎に前記力の差が生じないことから、各単位形状毎の撓みの差を抑制することができる。その結果、プローブ基板52の平面度を所定の平面度(例えば30μm以下)以上に維持することができる。
また、正方形の単位形状126でアンカー受け部124を配置することは、半導体チップが矩形の形状で形成されていることから、信号線などの繰り返しにおいて、半導体チップの並び方向に合わせて縦の方向、あるいは横の方向への繰り返しとなる。このため、プローブカードを制作する上で、配置が容易となり好ましい場合が多い。したがって、正三角形ほどの平坦度維持上のメリットは無いものの、他の正多角形には無いメリットを有する。
<<<第1ないし第3の実施例の変更例>>>
(1)第1ないし第3の実施例においてアンカー部42をアンカー受け部40に対して当接させて、空間48、50を負圧状態として基準体22にプローブカード16を保持させる構成としたが、これに代えて、アンカー部42の先端に雄ねじを設け、アンカー受け部40に雌ねじを設け、アンカー受け部40に対してアンカー部42を螺合させて基準体22にプローブカード16を保持させる構成としてもよい。
(2)第1ないし第3の実施例においてプローブ基板52の上面36の外周部にシール部材接触領域92を設ける構成としたが、これに代えて、上面36の外周にシール部材44を設けてもよい。
(3)第1ないし第3の実施例においてプローブ基板52と支持体54の境界部にアンカー受け部40、110、124を等間隔に配置したが、これに代えてアンカー受け部40、110、124をプローブ基板52と支持体54の境界部に不規則に配置してもよい。
(4)単位形状は正三角形及び正方形とした構成に加えて正多角形としてもよく、またこれらの形状の組み合わせとしてもよい。
(5)第1ないし第3の実施例においてプローブ基板52のプローブ存在領域96内にアンカー受け部40a、40b、110、110a、110b、110c、110d、110e、124、124a、124b、124c、124dを規則的かつ互いに等距離となるように配置する構成としたが、これらのアンカー受け部に加えて、少なくとも1つのアンカー受け部146をプローブ存在領域96内に設ける構成としてもよい。少なくとも1つのアンカー受け部146は、プローブ存在領域96内において不規則かつ隣接するアンカー受け部40a、40b、110、110a、110b、110c、110d、110e、124、124a、124b、124c、124dとの距離が、アンカー受け部40a、40b、110、110a、110b、110c、110d、110e、124、124a、124b、124c、124dの互いの距離と異なるように配置してもよい。
また、プローブ存在領域96内においてアンカー受け部40a、40b、110、110a、110b、110c、110d、110e、124、124a、124b、124c、124dが形成する単位形状98、112、114、116、118、120、126、128、130において少なくとも1つのアンカー受け部146を単位形状98、112、114、116、118、120、126、128、130の少なくとも1つに設ける構成とすることができる。
図11及び図12に少なくとも1つのアンカー受け部146の配置例が示されている。アンカー受け部146の配置の一例として、プローブ基板52の中心に設けてもよく、プローブ存在領域96内において単位形状98、112、114、116、118、120、126、128、130が形成されていない箇所に配置してもよく、また、プローブ存在領域96内において単位形状98、112、114、116、118、120、126、128、130が形成されている箇所に配置されてもよい。
また、図11及び図12に示す少なくとも1つのアンカー受け部146の配置例では、プローブ存在領域96内において単位形状112、114、116、118、120、126、128、130が形成され、各単位形状に作用する力の大きさが同じであることから、プローブ存在領域96内に少なくとも1つのアンカー受け部146を追加してもプローブ基板52の平面度を低下させる虞がない。
プローブカード16、108、122は、被検査体30に接触して検査を行うプローブカード16、108、122であって、下面32に複数のプローブ34を備え、上面36に複数のアンカー受け部40、110、124が設けられたプローブ基板52と、該プローブ基板52の周囲を支持するように設けられている支持体54とを備え、プローブ基板52の上面36には、複数のアンカー受け部40、110、124のうち少なくともプローブ34の存在領域96内に位置するものは規則的に、かつ互いの距離が等しく配置されている。
プローブカード16、108、122において、プローブ基板52の中心から放射方向に、前記規則的且つ等距離で配置され互いに隣接する複数のアンカー受け部40、110、124で作られる単位形状98、112、114、116、118、120、126、128、130が少なくとも2つ存在する。
プローブカード16、108において、隣接する3点のアンカー受け部40、110が作る単位形状は正三角形98、112、114、116、118、120である。プローブカード122において、隣接する4点のアンカー受け部124が作る単位形状は正方形126、128、130である。プローブカード16において、複数のアンカー受け部40の1つがプローブ基板52の中心に配置されている。
プローブカード16、108、122において、プローブ基板52の上面36には複数のポゴピン38と個別に接触する複数の端子部87を備え、該端子部87の存在領域88の外側であって、プローブ基板52の外周より内側に、減圧室48、50を形成するためのシール部材接触領域92を備えている。また、プローブカード16、108、122において、プローブ基板52の上面36には複数のポゴピン38と個別に接触する複数の端子部87を備え、該端子部87の存在領域88の外側であって、プローブ基板52の外周より内側に、減圧室48、50を形成するためのシール部材44を備えている。
規則的に、かつ互いの距離が等しく配置されている複数のアンカー受け部40、110、110a、110b、110c、110d、110e、124、124a、124b、124c、124dに加えて少なくとも1つのアンカー受け部146がプローブ基板52の上面36のプローブ34の存在領域96内に設けられている。少なくとも1つのアンカー受け部146は、隣接する複数のアンカー受け部40、110、110a、110b、110c、110d、110e、124、124a、124b、124c、124dとの互いの距離が複数のアンカー受け部40a、40b、110、110a、110b、110c、110d、110e、124、124a、124b、124c、124d間の距離と異なる。
検査装置10は、プローブカード16、108、122と、プローブ基板52の上面36の側に位置し、端子部87と電気的に接続するポゴピン38を複数備えるポゴピンブロック18と、プローブカード16、108、122のアンカー受け部40、110、124と当接するアンカー部42を複数備え、アンカー受け部40、110、124とアンカー部42とが当接した状態においてプローブカード16、108、122の平面度を規定する基準体22と、ポゴピンブロック18と基準体22との間に配置され、ポゴピン38の端子部87と接触する側と反対の側に対して個別に電気的に接続される複数の端子部21を備える配線基板20と、プローブカード16、108、122が支持体54を介して取り付けられるとともにプローブカード16、108、122のプローブ34と接触する被検査体30を載置する検査ステージ26を備えるプローバー12と、配線基板20と電気的に接続されるテスター14と、を備えている。
尚、本発明は上記実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。
10 検査装置、12 プローバー、14 テスター、
16、108、122、132 プローブカード、18 ポゴピンブロック、
20 配線基板、21 配線基板の端子部、22 基準体、24 チャックトップ
26 検査ステージ、28 載置面、30 被検査体、32 プローブカードの下面、
34 プローブ、36 プローブカードの上面、38 ポゴピン、
40、40a、40b、110、110a、110b、110c、110d、110e、124、124a、124b、124c、124d、134、134a、134b、146 アンカー受け部、42 アンカー、44 シール部材、46 接続ケーブル、
48、50 空間、52 プローブ基板、54 支持体、56 高さ基準部材、
58 プローブ基板支持部材、60 高さ基準部、62 プローブカード挟持部、
64 高さ基準部の下面、66、72 位置決めピン、68 位置決め孔、70 凹部、
74、104 貫通孔、76 ねじ部材、78 接合部、80 挟持片、82 雌ねじ、
84 プローブ基板の外周部、86、90、94 仮想円、87 プローブ基板の端子部、
88 端子部存在領域、92 シール部材接触領域、96 プローブ存在領域、
98、112、114、116、118、120、126、128、130 単位形状、100 円柱状部、102 拡大部、106 拡大径部、136 同心円、
138 同心円、140、142、144 二等辺三角形の単位形状

Claims (9)

  1. 被検査体に接触して検査を行うプローブカードであって、
    一方の面に複数のプローブを備え、他方の面に複数のアンカー受け部が設けられたプローブ基板と、
    前記プローブ基板の周囲を支持するように設けられている支持体とを備え、
    前記プローブ基板は非分割構造の単一体より成り、
    前記プローブ基板の前記他方の面には、前記複数のアンカー受け部のうち少なくとも前記プローブの存在領域内に位置するアンカー受け部は規則的に、かつ互いの距離が等しく配置されており、
    前記規則的且つ等距離で配置され互いに隣接する複数の前記アンカー受け部で作られる各単位形状の占める領域は面積が同一である
    ことを特徴とするプローブカード。
  2. 請求項1に記載のプローブカードにおいて、前記プローブ基板の中心から放射方向に、前記規則的且つ等距離で配置され互いに隣接する複数の前記アンカー受け部で作られる単位形状が少なくとも2つ存在する、
    ことを特徴とするプローブカード。
  3. 請求項2に記載のプローブカードにおいて、隣接する3点のアンカー受け部が作る単位形状は正三角形である、
    ことを特徴とするプローブカード。
  4. 請求項2に記載のプローブカードにおいて、隣接する4点のアンカー受け部が作る単位形状は正方形である、
    ことを特徴とするプローブカード。
  5. 請求項1から3のいずれか1項に記載のプローブカードにおいて、前記複数のアンカー受け部の1つが前記プローブ基板の中心に配置されている、
    ことを特徴とするプローブカード。
  6. 請求項1から5のいずれか1に記載のプローブカードにおいて、前記プローブ基板の前記他方の面には複数のポゴピンと個別に接触する複数の端子部を備え、
    前記端子部の存在領域の外側であって、前記プローブ基板の外周より内側に、減圧室を形成するためのシール部材接触領域を備えている、
    ことを特徴とするプローブカード。
  7. 請求項1から5のいずれか1に記載のプローブカードにおいて、前記プローブ基板の前記他方の面には複数のポゴピンと個別に接触する複数の端子部を備え、
    前記端子部の存在領域の外側であって、前記プローブ基板の外周より内側に、減圧室を形成するためのシール部材を備えている、
    ことを特徴とするプローブカード。
  8. 請求項1から7のいずれか1に記載のプローブカードにおいて、規則的に、かつ互いの距離が等しく配置されている複数の前記アンカー受け部に加えて少なくとも1つのアンカー受け部が前記プローブ基板の前記他方の面の前記プローブの存在領域内に設けられ、
    前記少なくとも1つのアンカー受け部は、隣接する前記複数のアンカー受け部との互いの距離が前記複数のアンカー受け部間の距離と異なる、
    ことを特徴とするプローブカード。
  9. 請求項1から8のいずれか1に記載のプローブカードと、
    前記プローブ基板の他方の面の側に位置し、前記端子部と電気的に接続するポゴピンを複数備えるポゴピンブロックと、
    前記プローブカードの前記アンカー受け部と当接するアンカー部を複数備え、前記アンカー受け部と前記アンカー部とが当接した状態において前記プローブカードの平面度を規定する基準体と、
    前記ポゴピンブロックと前記基準体との間に配置され、前記ポゴピンの前記端子部と接触する側と反対の側に対して個別に電気的に接続される複数の端子を備える配線基板と、
    前記プローブカードが前記支持体を介して取り付けられるとともに前記プローブカードの前記プローブと接触する被検査体を載置するステージを備えるプローバーと、
    前記配線基板と電気的に接続されるテスターと、
    を備えている、
    ことを特徴とする検査装置。
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