JP2009058253A - 電気的接続装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 針圧を同じに又はほぼ同じにすることにある。
【解決手段】
電気的接続装置は、少なくとも下面を有する支持部材と、該支持部材の前記下面の側に位置されたプローブ基板と、前記プローブ基板を前記支持部材に結合させる複数の結合器とを含む。前記プローブ基板と前記支持部材とは、前記結合器による前記プローブ基板と前記支持部材との複数の結合点であってそれぞれが隣り合う3つの結合点を結ぶことにより形成される仮想的な複数の三角形の面積が同じ又はほぼ同じとなるように結合されている。
【選択図】 図5

Description

本発明は、複数の集積回路を有する半導体ウエーハのような被検査体の電気的性能試験すなわち検査に用いる電気的接続装置に関する。
半導体ウエーハに形成された複数の被検査体の電気的性能試験は、テスターに備えられたプローブカードのような電気的接続装置を用いて、未切断の状態で、一回で又は数回に分けて行われる。
この種の電気的接続装置の1つとして、上面及び下面を有する支持部材と、該支持部材の下面に配置された配線基板と、該配線基板の下側に間隔をおいて配置されたプローブ基板と、配線基板とプローブ基板との間に配置されて配線基板に設けられた電気的接続端子とプローブ基板に設けられた電気的接続端子とを接続する電気接続器とを含むものがある(特許文献1)。
WO 2006−126279A1
この電気的接続装置において、電気接続器は、絶縁基板にこれの厚さ方向に貫通する複数の貫通穴を形成し、各貫通穴にポゴピンを接続ピンとして配置し、配線基板の接続端子とプローブ基板の接続端子とを接続ピンにより一対一の形に接続している。プローブ基板は、接続ピンに一体一の形に対応されかつ被検査体の電極に押圧される複数の接触子(プローブ)を備える。
配線基板、電気接続器及びプローブ基板は、複数のボルト及び複数のスペーサを用いた結合器により支持部材に結合されている。これにより、プローブ基板と支持部材とは、結合器により複数の結合点において結合されている。
従来の上記電気的接続装置を用いる検査は、プローブ基板に設けられた各接触子の先端を被検査体の接続端子に押圧した状態で、接続ピン及び接触子を介して被検査体に電力や信号等を供給し、被検査体からの信号を接触子及び接続ピンを介してテスターに取り込むことにより、行われる。
検査時、各接触子は、プローブ基板に反力を得つつ、先端を被検査体に押圧される。これにより、プローブ基板は、これが上方に湾曲するような大きな押圧力を受けて、撓む。
しかし、従来の上記電気的接続装置では、接触子は単位面積当たりの接触子数が同じ又はほぼ同じとなるように設けられているにもかかわらず、接触子を所定のピッチで配置しているにもかかわらず、プローブ基板と支持部材とをボルト及びスペーサにより適宜な箇所において結合しているにすぎないから、それぞれが隣り合う3つの結合点を結ぶことにより形成される仮想的な複数の三角形の面積が大きく異なり、そのような三角形の領域に配置される接触子の数も前記三角形の大きさに応じて大きく異なる。
上記の結果、従来の電気的接続装置では、上記三角形の領域に作用する押圧力が異なり、プローブ基板のたわみ量は上記三角形の領域毎に異なる。そのような電気的接続装置では、接触子と被検査体の電極との間の接触圧力(いわゆる、針圧)が上記三角形の領域毎に異なるから、正確な検査をすることができない。
本発明の目的は、針圧を同じに又はほぼ同じにすることにある。
本発明に係る電気的接続装置は、少なくとも下面を有する支持部材と、該支持部材の前記下面の側に位置されたプローブ基板と、前記プローブ基板を前記支持部材に結合させる複数の結合器とを含む。前記プローブ基板と前記支持部材とは、前記結合器による前記プローブ基板と前記支持部材との複数の結合点であってそれぞれが隣り合う3つの結合点を結ぶことにより形成される仮想的な複数の三角形の面積が同じ又はほぼ同じとなるように結合されている。
前記複数の結合点は、仮想円上の複数箇所と、該仮想円の中心とに位置されていてもよい。また、前記仮想円上に位置する前記複数の結合点は、前記仮想円の中心の周りに等角度間隔をおいていてもよい。さらに、前記仮想円上に位置する各結合点は仮想正多角形の頂点に位置していてもよい。
前記仮想正多角形は正8角形又は正16角形とすることができる。また、前記仮想円が外径寸法は、円板状の被検査体の外径寸法と同じ又はほぼ同じとすることができる。
支持部材は、中央領域と、該中央領域の周りを該中央領域と同軸的に伸びる環状部と、前記中央領域から半径方向外方へ等角度間隔をおいて伸びて前記中央領域及び前記環状部を連結する複数の連結部とを有することができ、この場合、前記仮想円は前記複数の連結部を経ることができる。
前記複数の結合点は、さらに、前記仮想円の内側を伸びる第2の仮想円上の複数箇所に位置されていてもよい。
前記複数の三角形は、隣り合う任意な3つの結合点を結ぶことにより形成される仮想的な第1の三角形と、該第1の三角形を形成する結合点の2つと該第1の三角形を形成する結合点に近い他の1つの結合点とを結ぶことにより形成される仮想的な第2の三角形とを含むことができる。
前記支持部材は、さらに、上面を有する板状の正面形状を有していてもよく、また各結合器は、前記支持部材と前記プローブ基板との間に配置された筒状のスペーサと、前記支持部材を上下方向に貫通すると共に前記スペーサに通された雄ねじ部材であって前記プローブ基板に螺合された先端部を有する雄ねじ部材とを備えていてもよい。
前記支持部材は、さらに、上面を有する板状の正面形状を有していてもよく、また各結合器は、前記支持部材を上下方向に貫通する筒状のスペーサであって前記支持部材に螺合された一端部及び前記プローブ基板に当接された先端を有する筒状のスペーサと、前記スペーサに通された雄ねじ部材であって前記スペーサに係合された一端部及び前記プローブ基板に螺合された他端を有する雄ねじ部材とを備えていてもよい。
前記支持部材は、さらに、上面を有する板状の正面形状を有していてもよく、また各結合器は、前記支持部材を上下方向に貫通する筒状のスペーサであって前記支持部材に係合された一端部及び前記プローブ基板に当接された先端を有する筒状のスペーサと、前記スペーサに通された雄ねじ部材であって前記スペーサの一端部に係合された一端部及び前記プローブ基板に螺合された他端部を有する雄ねじ部材と、上方への前記雄ねじ部材の移動を阻止すべく前記支持部材の上面にねじ止めされた止め金具とを備えていてもよい。
本発明に係る電気的接続装置は、さらに、前記支持部材と前記プローブ基板との間にあって前記プローブ基板から間隔をおいて配置された配線基板と、前記配線基板及び前記プローブ基板の間に配置された電気接続器とを含むことができる。また前記電気接続器は、板状のピンホルダと、該ピンホルダにこれを厚さ方向に貫通する状態に配置された複数の接続ピンであって、それぞれが前記配線基板及び前記プローブ基板を離間させるばね力を有し、かつ前記支持基板の内部配線と前記プローブ基板の内部配線とを電気的に接続する複数の接続ピンとを備えることができる。
本発明によれば、隣り合う3つの結合点を結ぶことにより形成される仮想的な複数の三角形の面積が同じ又はほぼ同じであるから、それらの三角形の領域に配置される接触子の数、三角形の領域に作用する押圧力、及び三角形の領域のたわみ量が同じ又はほぼ同じになる。その結果、接触子と被検査体の電極との間の針圧が同じ又はほぼ同じになり、正確な検査をすることができる。
複数の結合点が仮想円上の複数箇所と該仮想円の中心とに位置されていると、三角形の面積が同じ又はほぼ同じとなる結合点を容易に決定することができる。特に、前記仮想円の外径寸法が円板状の被検査体の外径寸法と同じ又はほぼ同じであると、三角形の面積が同じ又はほぼ同じとなる結合点をより容易に決定することができる。
仮想円上に位置する前記複数の結合点が、仮想円の中心の周りに等角度間隔をおいているか、仮想正多角形の頂点に位置していると、三角形の面積が同じ又はほぼ同じとなる結合点を容易に決定することができる。特に、仮想円上に位置する前記複数の結合点が正八角形又は正16角形の頂点に位置していると、三角形の面積が同じ又はほぼ同じとなる結合点をより容易に決定することができる。
支持部材が、中央領域と、該中央領域の周りを該中央領域と同軸的に伸びる環状部と、中央領域から半径方向外方へ等角度間隔をおいて伸びて中央領域及び環状部を連結する複数の連結部と、該連結部の先端に続く環状部とを有し、仮想円が複数の連結部を結ぶ円上に位置する場合も、三角形の面積が同じ又はほぼ同じとなる結合点をより容易に決定することができる。
複数の結合点が、さらに、仮想円の内側を伸びる第2の仮想円上の複数箇所に位置されていると、プローブ基板を大きくして、接触子の数を多くすることができるから、直径寸法の大きい半導体ウエーハに形成された多数の被検査体の電気的性能試験に用いることができる。
[用語の説明]
本発明において、上下方向とは、図3において、上下方向のことをいう。しかし、本発明でいう上下方向は、テスターに対する検査時の被検査体の姿勢により異なる。したがって、本発明でいう上下方向は、実際の検査装置に応じて、上下方向、その逆の方向、水平方向、及び水平面に対し傾斜する傾斜方向のいずれかの方向となるように決定してもよい。
[電気的接続装置の実施例]
図1から図4を参照するに、電気的接続装置10は、複数の集積回路を有する円板状の半導体ウエーハを被検査体12とするテスター(図示せず)に配置される。テスターは、被検査体(ウエーハ)12に形成された未切断の複数の集積回路の電気的性能試験を一回で又は数回に分けて検査する。各集積回路は、電極パッドのような複数の接続端子(すなわち、電極)を上面に有する。単位面積当たりの接触子数は同じ又はほぼ同じである。
接続装置10は、平坦な上下の面を有する支持部材20と、支持部材20の下面に保持された円形平板状の配線基板22と、配線基板22の下面に配置された平板状の電気接続器24と、電気接続器24の下面に配置された円板状のプローブ基板26と、電気接続器24を受け入れる円形の中央開口28a(図4参照)が形成されたベースリング28と、ベースリング28の中央開口28aの縁部と共同してプローブ基板26の縁部を挟持する固定リング30とを含む。
上記の部材20〜30は、後に説明するように、複数のボルトにより堅固に組み付けられている。
支持部材20は、ステンレス板のような金属材料で平板状の正面形状に製作されており、その下面を配線基板22の上面に当接させた状態に配線基板22の上面に配置されている。
支持部材20は、図1に示すように、円板状の中央部20aと、中央部20aの周りを同軸的に伸びる環状部20bと、中央部20aから半径方向外方へ伸びて環状部20bを連結する複数の連結部20cと、環状部20cの外側に一体的に続きかつ環状部20cから半径方向外方へ伸びる放射状部20dとを有している。
支持部材20の平面形状は船の操舵環のような形状を有するが、支持部材20の正面から見た正面形状である。
環状部20bは、被検査体12より大きい直径寸法を有する。図示の例では、8つの連結部20cが等角度間隔に設けられており、また支持部材20の熱変形を抑制する熱変形抑制部材32が支持部材20の上側に配置されている。
熱変形抑制部材32は、支持部材20の熱膨張係数より大きい熱膨張係数を有する材料により環状に製作されている。熱変形抑制部材32は、支持部材20の環状部20bの上面を覆うように還状部20bとほぼ同じ大きさを有しており、また複数の雄ねじ部材34により環状部20bの上面に組み付けられている。
配線基板22は、支持部材20より大きい直径寸法を有しており、またガラス入りエポキシ樹脂やポリイミド樹脂のような電気絶縁性樹脂により製作されている。配線基板22の上面の環状周縁部には、テスターの電気回路に接続される多数のコネクタ36が図1に示すように環状に整列して配置されている。各コネクタ36は、複数の端子(図示せず)を有する。
配線基板22の下面の中央部には、コネクタ36のそれぞれの端子に対応された多数の電気的接続端子(図示せず)が配列されており、また、図1に示すように、配線基板22の上面の中央部には、検査内容に応じてコネクタ36の端子に接続すべき電気的接続端子を切り換える、又は緊急時に配線基板22の配線回路(図示せず)を遮断する多数のリレー38が配列されている。
配線基板22の配線回路は、配線基板22内に形成されている。コネクタ36の端子と配線基板22の接続端子とは、配線基板22の前記配線回路とリレー38とを経て、相互に電気的に接続可能である。図1に示す例では、コネクタ36は支持部材20の環状部20bの外側に位置されており、リレー38は環状部20bの内側に位置されている。
電気接続器24は、図4に示すように、合成樹脂のような電気絶縁材料によりベースリング28の中央開口28aに受け入れられる大きさを有する円板状に形成されたピンホルダ40と、ピンホルダ40にこれの厚さ方向に貫通する状態に形成された多数の貫通穴42の各々に脱落不能に配置された導電性の接続ピン44とを備える。
各貫通穴42は、配線基板22の接続端子に一対一の形に対応されており、また円形の断面形状を有する。そのような貫通穴42はピンホルダ40のほぼ円形の領域に等間隔で形成されている。このため、接続ピン44もほぼ円形の領域に等間隔に配置されている。
各接続ピン44は、ポゴピンである。各接続ピン44は、その一例を図10に示すように、筒状部材44aと、筒状部材44aの一端部及び他端部に筒状部材44aの長手方向へ移動可能にそれぞれ配置された第1及び第2のピン部材44b及び44cと、筒状部材44a内にあって第1及び第2のピン部材44b及び44cの間に配置されて第1及び第2のピン部材44b及び44cをそれぞれ先端部が筒状部材44aの一端部及び他端部から突出する方向(すなわち、第1及び第2のピン部材44b及び44cが相離れる方向)に付勢する圧縮コイルばね44dとを備える。
各接続ピン44の筒状部材44a、第1及び第2のピン部材44b及び44c、並びにコイルばね44dは、いずれも、導電性材料により製作されている。各接続ピン44は、その筒状部材44aにおいてピンホルダ40に脱落不能に維持されている。第1及び第2のピン部材44b及び44cは、筒状部材44aに脱落不能に保持されている。
いくつかの接続ピン44はアース電位に維持されるアース用接続ピンとして用いられ、他のいくつかの接続ピン44は電源の正又は負の端子に接続される電源用接続ピンとして用いられ、残りの接続ピン44は被検査体12に対する信号の授受を行う信号用接続ピンとして用いられる。
各接続ピン44は、配線基板22の下面に設けられた電気的接続端子(図示せず)に第1のピン部材44bにおいて接触されており、また配線基板22のそれぞれの接続端子に対応してプローブ基板26の上面に形成された電気的接続端子図示せず)に第2のピン部材44cにおいて接触されている。これにより、各接続ピン44は、配線基板22の接続端子とプローブ基板26の接続端子とを一対一の形に電気的に接続している。
ベースリング28は、支持部材20の環状部20bの外径寸法とほぼ同じ直径寸法と環状部20bの内径寸法より小さい内径寸法とを有しており、また配線基板22の下面に取り付けられる。ベースリング28の中央開口28aは、電気接続器24よりやや大きい。
固定リング30は、その中央部に、プローブ基板26の後述する接触子52の露出を許す中央開口30a(図4参照)を有する。中央開口30aの下端部はプローブ基板26の脱落を防止する内向きのフランジ部30bによりプローブ基板26より小さくされているが、中央開口30aの下端部より上方の残部はプローブ基板26を受け入れることができる大きさを有している。
プローブ基板26は、セラミックやポリイミド樹脂のような電気絶縁材料により矩形の平面形状を有する。前記した接続端子はプローブ基板26の上面に設けられており、接触子52が取り付けられた複数のプローブランド26a(図4参照)はプローブ基板26の下面のほぼ円形の接触子領域26b(図2参照)に設けられている。プローブ基板26の接続端子とプローブランド26aとは、プローブ基板26の内部に形成された配線回路により、一対一の形に電気的に接続されている。
各接触子52は、カンチレバータイプのものである。接触子52は、単位面積当たりの数が同じ又はほぼ同じとなるように備えられている。
各接触子52は、その先端(すなわち、針先)を固定リング30の中央開口30aから下方に突出させた状態に、半田のような導電性接着剤による接着、レーザによる溶接等の手法によりプローブランド26aに装着されている。これにより、各接触子52は、プローブ基板26の配線回路及び電気接続器24の接続ピン44を介して配線基板22の対応する接続端子に一対一の形に電気的に接続される。
上記のようなプローブ基板26は、セラミック製の基板部材(図示せず)と、該基板部材の下面に形成された多層配線基板とにより、形成することができる。この場合、プローブ基板26の接続端子は基板部材の上面に設けられ、プローブランド26aは多層配線基板の下面に設けられる。
上記多層配線基板は、ポリイミド樹脂のような電気絶縁材料により製作されており、またプローブ基板26の接続端子及びプローブランド26aの組に対応された複数の配線路を有することができる。配線路の一端部はプローブランド26aに接続されている。この場合、基板部材は、多層配線基板の配線路の他端部とプローブ基板26の接続端子とを電気的に接続する接続部材を有する。
電気的接続装置10は、多数の雄ねじ部材を用いて以下のように組み立てられている。
図4に示すように、熱変形抑制部材32は、これを上方から下方に貫通して支持部材20の環状部20bに螺合する既に述べた複数の雄ねじ部材34により、環状部20bの上面に取り付けられている。
支持部材20と配線基板22とは、支持部材20の放射状部20dを上方から下方に貫通して配線部材22のねじ穴22aに螺合された複数の雄ねじ部材54により、互いに結合されている。
電気接続器24は、電気接続器24のピンホルダ40と配線基板22とを下方から上方に貫通して支持部材20の中央部20a又は連結部20cに螺合された複数の雄ねじ部材56により、中央部20a及び連結部20cに取り付けられている。
上記雄ねじ部材56は、その先端が支持部材20に螺合されているから、電気接続器24と支持部材20とに配線基板22を挟持させる作用を有する。
ベースリング28と固定リング30とは、固定リング30を下方から上方へ貫通してベースリング28に螺合さられた複数の雄ねじ部材58により、相互に結合されている。その結果、プローブ基板26は、その周縁部をベースリング28と固定リング30のフランジ部30bとにより挟持される。
プローブ基板26とピンホルダ40とは、接触子52の先端が支持部材20及び配線基板22に対して所定の位置関係となるように、適宜な複数の位置決めピン(図示せず)により支持部材20及び配線基板22に対して位置決められている。
プローブ基板26は、これに導電路を形成するとき、又は基板部材に多層配線基板を形成するとき、その製造工程の熱と外力とによってセラミック製の平坦な基板部材に波状の曲がりのような変形を生じることがある。また、導電路及び多層配線基板の形成前に、基板部材自体に曲がり変形が生じていることもある。
そのような基板部材の変形によるプローブ基板26の曲がり変形は、プローブ基板26にたとえ外力が作用していない自由状態であっても維持される。
図示の実施例において、プローブ基板26は、そのような変形を有しているにもかかわらず、その変形を維持した自由状態で、全ての接触子52の先端が同一平面上に整列するように、予め揃えられている。この平面は、基板部材に変形が生じていない場合に得られる平坦な基板部材の仮想平面に平行とすることが望ましい。
図4に示すように、先端が揃えられた接触子52を有するプローブ基板26は、その変形を保持した状態に、複数の結合器60により支持部材20に結合されて支持されている。
図4に示す例では、各結合器60は、各支持部材20及び配線基板22を上方から下方に貫通する複数の雄ねじ部材62と、各雄ねじ部材62が貫通するスペーサ64と、各雄ねじ部材62が螺合されるようにプローブ基板26の上面に設けられたアンカー66とを備えている。
各雄ねじ部材62は、図示の例では頭付きのボルトであり、また先端部が電気接続器24の内部に達している。各スペーサ64は、スリーブの形状を有しており、また配線基板22の下面とアンカー66の頂面との間に配置されている。
アンカー66は、雄ねじ部材62の先端部を受け入れる雌ねじ穴を有しており、また雄ねじ部材62による支持のために、プローブ基板26(特に、基板部材)の上面に接着剤により固着されている。各アンカー66は、電気絶縁材料で製作されており、また電気接続器24内に下方から突出している。
各アンカー66の頂面は、前記した曲がり変形が保持されたプローブ基板26の自由状態で、前記仮想平面に平行な同一平面に一致するように、揃えられている。したがって、プローブ基板26からの各アンカー66の高さ寸法は、曲がりを生じたプローブ基板26の各アンカー66が設けられた部分の高さ位置に応じて、異なる。
支持部材20には、各雄ねじ部材56が貫通する貫通穴が形成されている。配線基板22には、スペーサ64を受け入れる貫通穴が形成されている。電気接続器24には、スペーサ64及びアンカー66を受け入れる貫通穴が形成されている。それら支持部材20及び電気接続器24の貫通穴の軸線は、同一とされている。
各雄ねじ部材62は、その頭部を支持部材20の側に位置させてスペーサ64を貫通した状態に配置され、その先端部分において対応するアンカー66に螺合されている。
各スペーサ64は、相互に等しい高さ寸法を有する。スペーサ64の各下端は、対応するアンカー66の頂面に当接されており、またスペーサ64の各上端は取り付けの基準面となる支持部材20の下面に当接されている。
そのため、支持部材20の上方から雄ねじ部材62を締め付けることにより、雄ねじ部材62の先端部が螺合するアンカー66と、各アンカー66の上に配置されたスペーサ64とのスペーサ作用により、接触子52の先端の前記した仮想平面が支持部材20の取付け基準面20aに平行となるように、プローブ基板26が前記した曲がり変形を保持した状態に支持部材20に結合されている。
電気的接続装置10に組み立てられた状態において、電気接続器24の接続ピン44は配線基板22とプローブ基板26とに挟持される。これにより、各接続ピン44の第1及び第2の接続ピン44b及び44cは、それぞれ、圧縮コイルばね44dのばね力により、対応する配線基板22の接続端子及びプローブ基板26の対応する接続端子26aに圧接される。
これにより、各接続ピン44は、その一端及び他端をそれぞれ配線基板22及びプローブ基板26の接続端子に押圧されて、それらの接続端子に確実に接触する。その結果、各第1のピン部材44bと配線基板22の接続端子との電気的接続状態が安定化すると共に、第2のピン部材44cとプローブ基板26の接続端子26aとの電気的接続状態が安定化する。
電気的接続装置10は、テスターに組み付けられて、被検査体12の検査に用いられる。被検査体12の検査は、各接触子52の先端を被検査体12の接続端子に押圧された状態で行われる。
検査の間、各接触子52は、配線基板22の対応する接続端子(電極)に電気的に接続される。その結果、接触子52の先端が被検査体12の接続端子に当接されると、該接続端子は対応するコネクタ36を経てテスターに接続され、被検査体12はテスターによる電気回路の検査を受けことができる。
電気的接続装置10においては、各接触子52の先端が仮想平面に平行な平面上に揃った状態で電気的接続装置10に組み付けられるから、それら接触子52の先端は同一平面に揃えられる。その結果、接触子52の先端を被検査体12の対応する接続端子に均等に押し付けることができるから、被検査体12の電気回路の電気的検査を適正かつ容易に行うことができる。
検査時、各接触子52が、プローブ基板26に反力を得つつ、先端を被検査体12の接続端子に押圧されると、プローブ基板26は、これが上方に湾曲するような大きな押圧力を受けて撓む。これにより、接触子52と被検査体12の電極との間に作用する針圧が異なり、正確な検査をすることができないことがある。
これを防止すべく、電気的接続装置10においては、プローブ基板26と支持部材20とを雄ねじ部材56により結合する複数の結合点(雄ねじ部材56の軸線の位置)は、それぞれが隣り合う3つの結合点を結ぶことにより形成される仮想的な複数の三角形の面積が同じ又はほぼ同じとなるような位置に定められている。
図1に示す例では、支持部材20は8つの連結部20cを等角度間隔に有しており、また結合点は、中央部20aの周りを同軸状に伸びる第1の仮想円70上にあって各連結部20c上の箇所と、第1の仮想円70より内側の第2の仮想円72上にあって1つおきの4つの連結部20cの箇所と、仮想円70,72の中心とに位置されている。
仮想円70,72の中心から第1の仮想円70までの距離は、仮想円70,72の中心から第2の仮想円72までの距離の2倍である。第1の仮想円70上の結合点の位置は仮想円70,72の中心の周りに等角度間隔をおいており、第2の仮想円72上の結合点の位置は仮想円70,72の中心の周りに等角度間隔をおいている。
第1の仮想円70の直径寸法は、円板状の被検査体12の直径寸法と同じ又はほぼ同じとされている。
上記のような結合点の位置関係を図5に示す。中心に位置する結合点は80で示され、第1の仮想円70上の結合点は82a〜82hで示され、第2の仮想円72上の結合点は84a〜84dで示される。第1の仮想円70上の全ての結合点を結ぶと正八角形が得られる。
図5に示す例において、中心に位置する結合点80と、例えば第1の仮想円70上の1つの結合点82bと、第2の仮想円72上にあって両結合点80,82bに近い1つの結合点84aとを結ぶことにより形成される三角形(以下、三角形A1という。)の面積は、前記結合点82b,84aと、第1の仮想円70上にあって両結合点82b,84aに最も近い他の1つの結合点82aとを結ぶことにより形成される三角形(以下、三角形A2という。)の面積と同じである。
これは、2つの三角形A1及びA2の底辺の長さ寸法(結合点80から結合点84aまでの距離、及び結合点84aから結合点82aまでの距離)と、2つの三角形A1及びA2の高さ寸法(結合点82bから結合点80及び82aを結ぶ線までの距離)とが同じであることによる。
上記のことは、正八角形内の上記のように形成される他の三角形についても同じである。
図6に示す例では、第2の仮想円72上に結合点84a〜84dを配置していない点を除いて、図5に示す例と同じである。この例においても、第1の仮想円70に位置する結合点82a〜82hを結ぶ多角形が正八角形になる。このため、中心に位置する結合点80と、第1の仮想円70に位置する2つの結合点82a,82b,・・・,82g,82hとを結ぶことにより形成される三角形(以下、三角形B1〜B8という。)の面積は互いに同じである。
図7に示す例では、第2の仮想円72上に8つの結合点84a〜84hを等角度間隔に配置し、第1及び第2の仮想円の間の中間位置を巡る第3の仮想円74上に4つの結合点86a〜86dを等角度間隔に配置している点を除いて、図5に示す例と同じである。第2の仮想円72から中心及び第1の仮想円70までの距離は等しく、また第3の仮想円72から第1及び第2の仮想円70及び72までの距離は等しい。
図7に示す例においても、第1の仮想円70に位置する結合点82a〜82hを結ぶ多角形は正八角形になる。
図7に示す例において、例えば、隣り合う3つの結合点80,84a,84bを結ぶことにより形成される三角形(以下、三角形C1という。)の面積及び結合点84a,84b,82bを結ぶことにより形成される三角形(以下、三角形C2という。)の面積は、それらの底辺(結合点80,84bの間隔及び結合点84b,82bの間隔)及び高さ(結合点84aから結合点80,82bを結ぶ線におろした垂線の長さ)が同じであるから、同じになる。
また、図7に示す例において、結合点82b,84a,86aを結ぶことにより形成される三角形(以下、三角形C3という。)の面積及び結合点82a,82b,86aを結ぶことにより形成される三角形(以下、三角形C4という。)の面積は、それらの底辺(結合点84a,86aの間隔及び結合点86a、82aの間隔)及び高さ(結合点82bから結合点84a,82aを結ぶ線におろした垂線の長さ)が同じであるから、同じになる。
さらに、図7に示す例において、三角形C1及びC2の底辺及び高さは、それぞれ、三角形C3及びC4の底辺及び高さの倍及び2分の1である。このため、三角形C1及びC2の面積は、三角形C3及びC4の面積と同じである。
図8に示す例では、第1及び第2の仮想円72上に、それぞれ、16の結合点82a〜82p及び84a〜84pを等角度間隔に配置し、第3の仮想円74上に8つの結合点86a〜86hを等角度間隔に配置している点を除いて、図7に示す例と同じである。第2の仮想円72から中心及び第1の仮想円までの距離は等しく、また第3の仮想円74から第1及び第2の仮想円70及び72までの距離も等しい。
図8に示す例においては、第1の仮想円70に位置する結合点82a〜82pを結ぶ多角形が正16角形になる。
図8に示す例において、例えば、隣り合う3つの結合点80,84a,84bを結ぶことにより形成される三角形(以下、三角形D1という。)の面積及び結合点84a,84b,82aを結ぶことにより形成される三角形(以下、三角形D2という。)の面積は、それらの底辺(結合点80,84aの間隔及び結合点84a、82aの間隔)及び高さ(結合点84bから結合点80,82aを結ぶ線におろした垂線の長さ)が同じであるから、同じになる。
また、図8に示す例において、結合点82a,82b,86aを結ぶことにより形成される三角形(以下、三角形D3という。)の面積及び結合点82a,84b,86aを結ぶことにより形成される三角形(以下三角形D4という。)の面積は、それらの底辺(結合点82a,86aの間隔及び結合点86a,84bの間隔)及び高さ(結合点82aから結合点80,82bを結ぶ線におろした垂線の長さ)が同じであるから、同じになる。
さらに、図8に示す例において、三角形D1及びD2の底辺は三角形D3及びD4のそれの倍になり、三角形D1及びD2の高さは三角形D3及びD4のそれの2分の1になる。このため、三角形D1及びD2の面積は、三角形D3及びD4の面積と同じになる。
上記の正多角形は、正八角形や正16角形である必要はなく、正四角形、正六角形、正12角形等の多角形であってもよい。また、隣り合う3つの結合点を結ぶことにより形成される仮想的な複数の三角形の面積を、同じとする代わりに、三角形の領域に作用する力がほぼ同じとなるように、ほぼ同じとしてもよい。
上記のように、隣り合う3つの結合点を結ぶことにより形成される仮想的な複数の三角形の面積が同じ又はほぼ同じであると、それらの三角形の領域に配置される接触子52の数、三角形の領域に作用する押圧力、及び三角形の領域のたわみ量がほぼ同じになる。その結果、接触子52と被検査体12の電極との間の針圧がほぼ同じになり、正確な検査をすることができる。
また、複数の結合点が仮想円70上の複数箇所と該仮想円70の中心とに位置されていると、三角形の面積が同じ又はほぼ同じとなる結合点を容易に決定することができる。
さらに、仮想円70上に位置する複数の結合点が、仮想円70の中心の周りに等角度間隔をおいているか、それらの結合点を結んだときに形成される仮想正八角形の頂点に位置していると、三角形の面積が同じ又はほぼ同じとなる結合点をより容易に決定することができる。
特に、前記仮想円の外径寸法が円板状の被検査体の外径寸法と同じ又はほぼ同じであるか、仮想円上に位置する前記複数の結合点が正八角形又は正16角形の頂点に位置していると、三角形の面積が同じ又はほぼ同じとなる結合点をより容易に決定することができる。
支持部材20が、中央領域20aと、中央領域20aの周りを該中央領域と同軸的に伸びる環状部20bと、中央領域20aから半径方向外方へ等角度間隔をおいて伸びて中央領域20a及び環状部20bを連結する複数の連結部20cとを有し、仮想円70が複数の連結部20c上を経る場合も、三角形の面積が同じ又はほぼ同じとなる結合点をより容易に決定することができる。
複数の結合点が、さらに、仮想円の内側を伸びる第2の仮想円上の複数箇所に位置されていると、プローブ基板を大きくして、接触子の数を多くすることができるから、直径寸法の大きい半導体ウエーハに形成された多数の被検査体の電気的性能試験に用いることができる。
[結合器の他の実施例]
図9を参照するに、結合器90は、アンカー66の外に、筒状部92aと、筒状部92aの上端に一体的に設けられた外向きのフランジ部92bと、筒状部92aの上端部外周に形成された雄ねじ部92cとを備えるスペーサ92を用い、筒状部92aが貫通する支持部材20の貫通穴94を雌ねじ穴としている。
結合器90は、以下のようにプローブ基板26を支持部材20に結合する。
先ず、スペーサ92の筒状部92aが支持部材の貫通穴94、配線基板22の貫通穴96及びピンホルダ40の貫通穴98に差し込まれて、スリーブ92の頭部92bが支持部材20に当接するまで、スペーサ92の雄ねじ部92cが貫通穴94に螺合される。
次いで、雄ねじ部材62がスペーサ92に差し込まれて、その後頭部62aがスペーサ92に係合するまで、先端部の雄ねじ部62bがアンカー66に螺合される。これにより、スペーサ92は、その先端をプローブ基板26のアンカー66に当接される。
結合器90によれば、スペーサ92が支持部材20に螺合されているから、接触子52の先端が被検査体12の電極に押圧されたときに、上方へのスペーサ92の変位が防止される。
図10を参照するに、結合器100は、アンカー66の外に、筒状部102a及び筒状部102aの上端部の頭部102bを有しまた支持部材20、配線基板22及びピンホルダ40に差し通されるスリーブ102と、スリーブ102に差し通されるボルトのような雄ねじ部材62と、上方へのスペーサ102及び雄ねじ部材62の変位を防止する短尺の帯状の止め金具104と、止め金具104を支持部材20に取り付ける複数の雄ねじ部材106とを備える。
結合器100は、以下のようにプローブ基板26を支持部材20に結合する。支持部材20の貫通穴94は、雌ねじを有しない単なる穴とされている。
先ず、スリーブ102の頭部102bが支持部材20に当接するまで、スペーサ102の筒状部102aが支持部材20の貫通穴94、配線基板22の貫通穴96及びピンホルダ40の貫通穴98に差し込まれる。
次いで、雄ねじ部材62がスペーサ102に差し込まれて、その後頭部62aがスペーサ102に当接するまで、先端部の雄ねじ部62bがアンカー66に螺合される。
止め金具104が、スペーサ102及び雄ねじ部材62の上に配置されて、止め金具104の通された雄ねじ部材106が支持部材20に設けられたねじ穴108に螺合される。
結合器100によれば、接触子52の先端が被検査体12の電極に押圧されたときに、上方へのスペーサ102及び雄ねじ部材62の変位がめ金具104及び雄ねじ部材106により防止される。
3以上の連結部20cを等角度間隔に設けてもよく、また配線基板22の上にリレー38のような部品を配置しない配置しない場合は中央領域20a及び環状部20cと一体の平板状の連結部を用いてもよい。
本発明は、上記実施例に限定されず、特許請求の範囲の趣旨を逸脱しない限り、種々変更することができる。
本発明に係る電気的接続装置の一実施例を示す平面図である。 図1に示す電気的接続装置の底面図である。 図1に示す電気的接続装置の正面図である。 図1における4−4線に沿って得た拡大断面図である。 結合器による支持部材とプローブ基板との結合点の第1の関係を説明するための図である。 結合器による支持部材とプローブ基板との結合点の配置関係の第1の実施例を示す図である。 結合器による支持部材とプローブ基板との結合点の配置関係の第2の実施例を示す図である。 結合器による支持部材とプローブ基板との結合点の配置関係の第3の実施例を示す図である。 本発明で用いる結合器の第2の実施例を示す分解断面図である。 本発明で用いる結合器の第3の実施例を示す分解断面図である。
符号の説明
10 電気的接続装置
12 被検査体
20 支持部材
22 配線基板
24 電気接続器
26 プローブ基板
28 ベースリング
30 固定リング
32 熱変形抑制部材
34,56,58,60,62,106 雄ねじ部材
40 ピンホルダ
42,94,96,98 貫通穴
44 接続ピン
52 接触子
60,90,100 結合器
64,92,102 スペーサ
66 アンカー部材
70,72,74 仮想円
80,82,84,86 結合点
104 止め金具

Claims (13)

  1. 少なくとも下面を有する支持部材と、該支持部材の前記下面の側に位置されたプローブ基板と、前記プローブ基板を前記支持部材に結合させる複数の結合器とを含み、
    前記プローブ基板と前記支持部材とは、前記結合器による前記プローブ基板と前記支持部材との複数の結合点であってそれぞれが隣り合う3つの結合点を結ぶことにより形成される仮想的な複数の三角形の面積が同じ又はほぼ同じとなるように結合されている、電気的接続装置。
  2. 前記複数の結合点は、仮想円上の複数箇所と、該仮想円の中心とに位置されている、請求項1に記載の電気的接続装置。
  3. 前記仮想円上に位置する前記複数の結合点は、前記仮想円の中心の周りに等角度間隔をおいている、請求項2に記載の電気的接続装置。
  4. 前記仮想円上に位置する各結合点は仮想正多角形の頂点に位置する、請求項2に記載の電気的接続装置。
  5. 前記仮想正多角形は正8角形又は正16角形である、請求項2に記載の電気的接続装置。
  6. 前記仮想円が外径寸法は、円板状の被検査体の外径寸法と同じ又はほぼ同じである、請求項2に記載の電気的接続装置。
  7. 前記支持部材は、中央領域と、該中央領域の周りを該中央領域と同軸的に伸びる環状部と、前記中央領域から等角度間隔をおいて半径方向外方へ伸びて前記中央領域及び前記環状部を連結する複数の連結部とを有し、前記仮想円は前記複数の連結部上を経る、請求項2に記載の電気的接続装置。
  8. 前記複数の結合点は、さらに、前記仮想円の内側を伸びる第2の仮想円上の複数箇所に位置されている、請求項2に記載の電気的接続装置。
  9. 前記複数の三角形は、隣り合う任意な3つの結合点を結ぶことにより形成される仮想的な第1の三角形と、該第1の三角形を形成する結合点の2つと該第1の三角形を形成する結合点に近い他の1つの結合点とを結ぶことにより形成される仮想的な第2の三角形とを含む、請求項1に記載の電気的接続装置。
  10. 前記支持部材は、さらに、上面を有する板状の正面形状を有しており、
    各結合器は、前記支持部材と前記プローブ基板との間に配置された筒状のスペーサと、前記支持部材を上下方向に貫通すると共に前記スペーサに通された雄ねじ部材であって前記プローブ基板に螺合された先端部を有する雄ねじ部材とを備える、請求項1に記載の電気的接続装置。
  11. 前記支持部材は、さらに、上面を有する板状の正面形状を有しており、
    各結合器は、前記支持部材を上下方向に貫通する筒状のスペーサであって前記支持部材に螺合された一端部及び前記プローブ基板に当接された先端を有する筒状のスペーサと、前記スペーサに通された雄ねじ部材であって前記スペーサに係合された一端部及び前記プローブ基板に螺合された他端を有する雄ねじ部材とを備える、請求項1に記載の電気的接続装置。
  12. 前記支持部材は、さらに、上面を有する板状の正面形状を有しており、
    各結合器は、前記支持部材を上下方向に貫通する筒状のスペーサであって前記支持部材に係合された一端部及び前記プローブ基板に当接された先端を有する筒状のスペーサと、前記スペーサに通された雄ねじ部材であって前記スペーサの一端部に係合された一端部及び前記プローブ基板に螺合された他端部を有する雄ねじ部材と、上方への前記雄ねじ部材の移動を阻止すべく前記支持部材の上面にねじ止めされた止め金具とを備える、請求項1に記載の電気的接続装置。
  13. さらに、前記支持部材と前記プローブ基板との間にあって前記プローブ基板から間隔をおいて配置された配線基板と、前記配線基板及び前記プローブ基板の間に配置された電気接続器とを含み、
    前記電気接続器は、板状のピンホルダと、該ピンホルダにこれを厚さ方向に貫通する状態に配置された複数の接続ピンであって、それぞれが前記配線基板及び前記プローブ基板を離間させるばね力を有し、かつ前記支持基板の内部配線と前記プローブ基板の内部配線とを電気的に接続する複数の接続ピンとを備える、請求項1に記載の電気的接続装置。
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JP2014130125A (ja) * 2012-11-28 2014-07-10 Micronics Japan Co Ltd プローブカード及び検査装置

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