JPWO2013018809A1 - プローブユニット - Google Patents

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誠 弓野
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充博 近藤
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Abstract

接触対象との間で確実な導通を得ることができるプローブユニットを提供すること。長手方向の一方の端部側で被接触体の一つの電極と接触する2以上の数のコンタクトプローブ(2a)からなる複数のプローブ群(2)を有し、各コンタクトプローブ(2a)は、他方の端部側で基板の異なる電極とそれぞれ接触するプローブユニットであって、コンタクトプローブ(2a)は、長手方向の一方の端部側に設けられ、先細な先端形状をなす爪部(21b)を複数有し、爪部(21b)によって被接触体の電極と接触する先端部(21a)と、長手方向の他方の端部側に設けられ、基板の対応する電極と接触する第2接触部と、先端部(21a)と第2接触部との間に設けられ、先端部(21a)および第2接触部を付勢するコイルばね(23)と、を有する。

Description

本発明は、半導体集積回路や液晶パネルなどの検査対象の導通状態検査または動作特性検査に用いられるプローブユニットに関するものである。
従来、半導体集積回路や液晶パネルなどの検査対象の導通状態検査や動作特性検査を行う際には、検査対象と検査用信号を出力する信号処理装置との間の電気的な接続を図るために、コンタクトプローブを複数収容するプローブユニットが用いられる。プローブユニットにおいては、近年の半導体集積回路や液晶パネルの高集積化、微細化の進展に伴い、コンタクトプローブ間のピッチを狭小化することにより、高集積化、微細化された検査対象にも適用可能な技術が進歩してきている。
半導体集積回路や液晶パネルなどの検査対象の導通状態検査や動作特性検査として、4端子測定法が挙げられる。この4端子測定法として、ガイドプレートに保持された一組のコンタクトプローブ(プローブ群)によって、各コンタクトプローブの先端を接触対象(被測定体)に接触させて電気特性を測定するプローブユニットの製造方法が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に示すコンタクトプローブは、一端がリードとそれぞれ接触し、他端で接触対象と接触する。ここで、プローブ群は、同時に接触対象と接触することによって、4端子測定を行う。特許文献1によれば、プローブ群の各コンタクトプローブにおいてガイドプレートに挿通する方向に直交する方向の各々の径を異ならせることによって、効率よくコンタクトプローブを配設できる。
特開2009−74963号公報
ところで、接触対象には、様々な形状があり、例えば半球状、錘状、平板状をなす。こで、接触対象が半球状の場合、特許文献1が開示するコンタクトプローブを用いて4端子測定法を行うと、接触対象に対して接触する端部が平面をなす2本のコンタクトプローブを同時に接触させた際に、少なくとも一方のコンタクトプローブが半球状の中心からずれて接触するため、コンタクトプローブが接触対象の表面で滑り落ち、接触対象から脱落する場合があった。コンタクトプローブの接触対象からの脱落によって、接触対象との間で確実な導通を得られなくなるおそれがあった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、接触対象との間で確実な導通を得ることができるプローブユニットを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかるプローブユニットは、長手方向の一方の端部側で被接触体の一つの電極と接触する2以上の数のコンタクトプローブからなる複数のプローブ群を有し、各コンタクトプローブは、他方の端部側で基板の異なる電極とそれぞれ接触するプローブユニットであって、前記コンタクトプローブは、前記長手方向の一方の端部側に設けられ、先細な先端形状をなす爪部を複数有し、該爪部によって前記被接触体の電極と接触する第1接触部と、前記長手方向の他方の端部側に設けられ、前記基板の対応する電極と接触する第2接触部と、前記第1接触部と前記第2接触部との間に設けられ、前記第1および第2接触部を付勢するコイルばねと、を有することを特徴とする。
また、本発明にかかるプローブユニットは、上記の発明において、前記第1接触部は、4個以上の前記爪部を有することを特徴とする。
また、本発明にかかるプローブユニットは、上記の発明において、前記第1接触部は、6個以上であって10個以下の前記爪部を有することを特徴とする。
本発明にかかるプローブユニットは、4端子測定において、一方の端部側で同一電極と接触し、他方の端部側で異なる電極とそれぞれ接触する2つのコンタクトプローブが、一方の端部側の電極に対し、複数の爪部を有する先端部によってそれぞれ接触するようにしたので、接触対象との間で確実な導通を得ることができるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態にかかるプローブユニットの構成を示す斜視図である。 図2は、本発明の実施の形態にかかるプローブユニットの要部の構成を示す部分断面図である。 図3は、本発明の実施の形態にかかる半導体集積回路の検査時におけるプローブユニットの要部の構成を示す部分断面図である。 図4は、本発明の実施の形態にかかるプローブユニットの要部の構成を示す図である。 図5は、本発明の実施の形態にかかるプローブユニットの要部の構成を示す図である。 図6は、本発明の実施の形態にかかるプローブユニットのコンタクトプローブの爪部頂点の軌跡を示す模式図である。
以下、本発明を実施するための形態を図面と共に詳細に説明する。なお、以下の実施の形態により本発明が限定されるものではない。また、以下の説明において参照する各図は、本発明の内容を理解でき得る程度に形状、大きさ、および位置関係を概略的に示してあるに過ぎない。すなわち、本発明は各図で例示された形状、大きさ、および位置関係のみに限定されるものではない。
図1は、本発明の実施の形態にかかるプローブユニットの構成を示す斜視図である。図1に示すプローブユニット1は、検査対象物(被接触体)である半導体集積回路100の電気特性検査を行う際に使用する装置であって、半導体集積回路100と半導体集積回路100へ検査用信号を出力する回路基板200との間を電気的に接続する装置である。
プローブユニット1は、長手方向の一方の端部側で被接触体である半導体集積回路100の一つの電極と接触し、他方の端部側で回路基板200の異なる電極とそれぞれ接触する2以上の数(本実施の形態では2つ)のコンタクトプローブ2a(以下、単に「プローブ2a」という)からなる複数のプローブ群2と、複数のプローブ群2を所定のパターンにしたがって収容して保持するプローブホルダ3と、プローブホルダ3の周囲に設けられ、検査の際に複数のプローブ群2と接触する半導体集積回路100の位置ずれが生じるのを抑制するホルダ部材4と、を有する。
図2は、プローブホルダ3に収容されるプローブ群2の詳細な構成を示す図である。図2に示すプローブ群2は、導電性材料を用いて形成される2つのプローブ2aが、高さが揃うように並列に配設されてなる。プローブ2aは、半導体集積回路100の検査を行なうときにその半導体集積回路100の接続用電極に接触する第1プランジャ21と、検査回路を備えた回路基板200の電極に接触する第2プランジャ22と、第1プランジャ21と第2プランジャ22との間に設けられて2つの第1プランジャ21および第2プランジャ22を伸縮自在に連結するコイルばね23とを備える。プローブ2aを構成する第1プランジャ21および第2プランジャ22、ならびにコイルばね23は同一の軸線を有している。プローブ2aは、半導体集積回路100をコンタクトさせた際に、コイルばね23が軸線方向に伸縮することによって半導体集積回路100の接続用電極への衝撃を和らげるとともに、半導体集積回路100および回路基板200に荷重を加える。
第1プランジャ21は、先細な先端形状をなす爪部21bを複数有する先端部21a(第1接触部)と、先端部21aの基端側から延び、先端部21aの径と比して大きい径を有するフランジ部21cと、フランジ部21cの先端部21aに連なる側と異なる端部から延び、フランジ部21cの径と比して小さい径を有するボス部21dと、ボス部21dのフランジ部21cに連なる側と異なる端部から延び、ボス部21dの径と略同一の径を有する基端部21eとを同軸上に有する。また、基端部21eは、先端がR面取りされた形状をなす。
第2プランジャ22は、先細な先端形状を有する先端部22aと、先端部22aの基端側から延び、先端部22aの径と比して大きい径を有するフランジ部22bと、フランジ部22bの先端部22aに連なる側と異なる端部から延び、ボス部21dの径と略同一の径を有するボス部22cと、ボス部22cのフランジ部22bに連なる側と異なる端部から延び、ボス部21d,22cの径と略同一の径を有する基端部22dとを同軸上に有する。この第2プランジャ22は、コイルばね23の伸縮作用によって軸線方向に移動が可能であり、コイルばね23の弾性力によって回路基板200方向に付勢され、回路基板200の電極と接触する。なお、第2接触部は、先端部22aとフランジ部22bとに対応する。
コイルばね23は、第1プランジャ21側がボス部21dの径と略同一の内径で巻回された密着巻き部23aである一方、第2プランジャ22側が基端部22dの径以上の内径で所定ピッチに巻回された粗巻き部23bである。密着巻き部23aの端部は、例えばボス部21dと略等しい内径の場合、ボス部21dに圧入されて、フランジ部21cに当接している。一方、粗巻き部23bの端部は、ボス部22cに圧入され、フランジ部22bに当接している。なお、コイルばね23は、密着巻き部23aおよび粗巻き部23bの内径が、同一の内径で巻回されていることが好ましい。このとき、第1プランジャ21および第2プランジャ22とコイルばね23とは、半田付けによって接合されていてもよい。
コイルばね23に用いられる線材は、所定荷重が加わったときの粗巻き部23bの縮み量が、初期荷重が加わったとき、例えば、プローブ2aがプローブホルダ3に収容された状態(図1参照)における基端部22dと密着巻き部23aとの最短距離より大きくなるようなばね特性(ストローク)を有する導電性の金属が用いられる。このばね特性を有するコイルばね23を用いることによって、プローブ2aに所定荷重を加えた場合に基端部22dを密着巻き部23a内に摺接させ、基端部22dと密着巻き部23aとの間の電気的導通が可能となる。
プローブホルダ3は、樹脂、マシナブルセラミック、シリコンなどの絶縁性材料を用いて形成され、図2の上面側に位置する第1部材31と下面側に位置する第2部材32とが積層されてなる。第1部材31および第2部材32には、複数のプローブ2aを収容するためのホルダ孔33および34が同数ずつ形成され、プローブ2aを収容するホルダ孔33および34は、互いの軸線が一致するように形成されている。ホルダ孔33および34の形成位置は、半導体集積回路100の配線パターンに応じて定められる。
ホルダ孔33および34は、ともに貫通方向に沿って径が異なる段付き孔形状をなしている。すなわち、ホルダ孔33は、プローブホルダ3の上端面に開口を有する小径部33aと、この小径部33aよりも径が大きい大径部33bとからなる。小径部33aは、先端部21aの径と比して若干大きい径である。また、大径部33bは、フランジ部21cの径および/またはコイルばね23の径と比して若干大きい径である。
他方、ホルダ孔34は、プローブホルダ3の下端面に開口を有する小径部34aと、この小径部34aよりも径が大きい大径部34bとからなる。小径部34aは、先端部22aと比して若干大きい径である。また、大径部34bは、フランジ部22cの径および/またはコイルばね23の径と比して若干大きい径である。これらのホルダ孔33および34の形状は、収容するプローブ2aの構成に応じて定められる。
第1プランジャ21のフランジ部21cは、ホルダ孔33の小径部33aと大径部33bとの境界壁面に当接することにより、プローブ2aのプローブホルダ3からの抜止機能を有する。また、第2プランジャ22のフランジ部22bは、ホルダ孔34の小径部34aと大径部34bとの境界壁面に当接することにより、プローブ2aのプローブホルダ3からの抜止機能を有する。なお、ホルダ孔33,34の各境界壁面は、フランジ部21c,22b、コイルばね23の径にそれぞれ対応した段付き形状でもよい。
図3は、プローブホルダ3を用いた半導体集積回路100の検査時の状態を示す図である。半導体集積回路100の検査時には、半導体集積回路100からの接触荷重により、コイルばね23は長手方向に沿って圧縮された状態となる。コイルばね23が圧縮されると、図3に示すように、第2プランジャ22の基端部22dは、密着巻き部23a内に進入し、密着巻き部23aの内周側と摺接する。この際には、第2プランジャ22の軸線が大きくぶれることはないため、基端部22dと密着巻き部23aの内周との摺接が安定するとともに、密着巻き部23aがわずかに蛇行するため、基端部22dとコイルばね23との接触抵抗が安定し、確実な導通が得られる。
検査時に回路基板200から半導体集積回路100に供給される検査用信号は、回路基板200の電極201,202からそれぞれプローブ2aを経由して半導体集積回路100の接続用電極101へ到達する。具体的には、プローブ2aにおいて、第2プランジャ22、密着巻き部23a、第1プランジャ21を経由して半導体集積回路100の接続用電極101へ到達する。このように、プローブ2aでは、第1プランジャ21と第2プランジャ22が密着巻き部23aを介して導通するため、電気信号の導通経路を最小にすることができる。したがって、検査時に粗巻き部23bに信号が流れるのを防止し、インダクタンスの低減および安定化を図ることができる。なお、2つの電極201,202は、例えば、電極201が測定用の電極(Sense)であって、電極202が送電用の電極(Force)である。
また、爪部21bの先端が先細に形成されているため、接続用電極101の表面に酸化皮膜が形成されている場合であっても酸化皮膜を突き破り、爪部21bの先端を接続用電極101と直接接触させることができる。各プローブ2aは、プローブ2aの中心軸Naが半球状の接続用電極101の中心を通過する軸Nbからずれて接触する。なお、プローブ2aの配置は、中心軸Naが接続用電極101の半導体集積回路100側の端部(外縁)よりも軸Nb側となることが好ましい。
ここで、爪部21bは、先端部21aの外縁に沿って複数設けられ、接続用電極101の表面に対して、いずれかの頂点が接触する。なお、爪部21bは、先端部21aの端部において、爪部21bの形成領域が先端部21aの延びる方向に垂直な方向の端面を均等に等分し、4つ以上設けられることが好ましい。
図4,5は、プローブ2aの先端部21aの構成を模式的に示す上面図である。図4は、2つのプローブ2aにおいて、爪部21bの頂点21fの間の距離が近接している状態を示す図である。また、図5は、2つのプローブ2aにおいて、爪部21bの頂点21fの間の距離が最も離間している状態を示す図である。なお、図4,5は、先端部21aに設けられる爪部21bが8つのものとして説明する。また、図4,5において、2つの先端部21aの中心軸Na(図3参照)の間の距離をd1とする。
図4に示すように、2つのプローブ2aにおいて、爪部21bの頂点21fの間の距離が最も近づいた場合の距離をd2とする。また、図5に示すように、2つのプローブ2aにおいて、爪部21bの頂点21fの間の距離が最も遠ざかった場合の距離をd3とする。このとき、図4に示す距離d2は、先端部21aの長手方向に垂直な方向の径(直径)および/または2つのプローブ2aの配設位置によって決まる。なお、接続用電極101との安定した接触を得るには、この距離d2ができるだけ小さくなることが好ましい。
一方、図5に示すように、図4の爪部21bの配置から先端部21a(プローブ2a)が中心軸Naのまわりに回転(爪部21bが8つの場合は、22.5°回転)すると、爪部21bの間の距離が大きくなる。この距離d3は、先端部21aの長手方向に垂直な方向の径(直径)および/または2つのプローブ2aの配設位置によって決まるほか、先端部21aに設けられる爪部21bの数によっても変わりうる。
ここで、2つの爪部21bの頂点21fの間の距離は、先端部21aが中心軸Naのまわりに回転した際に頂点21fが通過する軌跡L上の点の間の距離とみなすことができる。このとき、例えば、図6に示すように、先端部21aの回転によって頂点21fが軌跡L上を通過すると仮定し、2つのプローブ2aの各頂点21fが最近接している位置(各中心軸Na間を結ぶ直線と軌跡Lとが交差する位置)をAとする。また、この位置Aから角度θ(例えば、θ=22.5°)回転したときに頂点21fが移動した位置をAとする。位置Aから角度θ(例えば、θ=45°)回転したときに頂点21fが移動した位置をAとする。なお、このときの位置A間の距離をd4とする。この場合、図6からも明らかなように、位置Aからの回転角θ(0°<θ≦90°)が大きいほど、離間する頂点21f間の距離は大きくなる(d2<d3<d4)。
例えば、爪部21bが4つの場合、2つのプローブ2aにおいて各爪部21bの頂点21fが最近接している位置から、最も離間する位置までは、先端部21aが中心軸Naのまわりに45°回転することになる。ここで、回転角度が45°の位置(A)における各頂点21f間の離間距離は、上述したように、回転角度が22.5°(爪部21bが8つ)の位置(A)の場合の各頂点21f間の離間距離と比して大きい。
したがって、爪部21bは、設けられる数が多いほど、2つのプローブ2aにおける爪部21bの頂点21f間の最大離間距離が小さくなり、接続用電極101に対して一段と安定した接触状態を維持することができる。一方で、爪部21bの数が多すぎると、本実施の形態で用いられ得る、例えば100μm程度の直径の先端部21aでは、この直径に対して1つの爪部21bが占有できる領域が小さくなり、各爪部21bの接続用電極101との接触に対する耐久性が低下するおそれがある。このため、本実施の形態にかかる爪部21bは、先端部21aに6〜10個設けられることが好ましい。
上述した実施の形態によれば、4端子測定において、一方の端部側で同一電極である接続用電極101と接触し、他方の端部側で異なる電極201,202とそれぞれ接触する2つのプローブ2aが、接続用電極101に対し、複数の爪部21bを有する先端部21aによってそれぞれ接触するようにしたので、接触対象との間で確実な導通を得ることができる。
また、接続用電極と接触する側の先端部が複数の爪部を有することによって、コンタミ等の異物が先端に付着した爪部や、摩耗が激しい爪部が存在しても、これらの影響を受けていない他の爪部の存在確率が増すため、従来のプローブと比して先端部の損傷に対する接触安定性を向上させることができる。
また、接続用電極と接触する側の先端部が複数の爪部を有することによって、プローブと接続用電極との接触位置がずれた場合であっても、本来接触する爪部に隣接する爪部を含む1または複数の爪部と接続用電極とが接触するため、プローブと接続用電極との安定した接触が可能となる。
また、接続用電極と接触する側の先端部が複数の爪部を有することによって、接続用電極との接触時の電流値が分散し、爪部1箇所あたりの発熱量が小さくなるため、プローブと接続用電極との間に発生する接触抵抗を下げることができる。
ここで、上述した実施の形態では、接続用電極が半球状をなすものとして説明したが、QFP(Quad Flat Package)等に用いられる平板状をなすリードであってもよい。リードの接触面にプローブを接触させる場合であっても、複数の爪部を接触させることで、従来のような平面同士の接触と比して接触面積をより一定にすることができ、プローブと接続用電極との間の安定した接触を実現することができる。
また、各フランジ部の各先端部側の端部およびホルダ孔の大径部と小径部との各境界壁面がテーパ状をなすものであってもよい。これにより、プローブをホルダに取り付けた場合のプローブの軸線方向と垂直な方向の位置決めを一段と確実に行うことができる。
なお、第2接触部は、先端部22aおよびフランジ部22bであるものとして説明したが、図1に示すようなプローブユニット1の一部として取り付けられる場合、第2接触部は、フランジ部22bのみの構成としてフランジ部22bの先端部で電極と接触するものであってもよい。
また、プローブ群2における一組のプローブ2aを保持する保持部(ホルダ孔)において、ホルダ孔33および34の間に内壁(第1部材31および第2部材32の一部)が設けられているものとして説明したが、ホルダ孔33および34の間が内壁を有さず、連結した空間内に各プローブ2aの第1プランジャ21の一部、第2プランジャ22の一部およびコイルばね23を保持するものであってもよい。
なお、プローブ群2に用いられるプローブ2aは、プランジャとコイルばねで構成されるものに限らず、ポゴピン、またはワイヤーを弓状に撓ませて荷重を得るワイヤープローブでもよい。
以上のように、本発明にかかるプローブユニットは、接触対象との間で確実な導通を得ることに有用である。
1 プローブユニット
2 プローブ群
2a コンタクトプローブ(プローブ)
3 プローブホルダ
4 ホルダ部材
21 第1プランジャ
21a,22a 先端部
21b 爪部
21c,22b フランジ部
21d,22c ボス部
21e,22d 基端部
22 第2プランジャ
23 コイルばね
23a 密着巻き部
23b 粗巻き部
31 第1部材
32 第2部材
33,34 ホルダ孔
33a,34a 小径部
33b,34b 大径部
100 半導体集積回路
101 接続用電極
200 回路基板
201,202 電極

Claims (3)

  1. 長手方向の一方の端部側で被接触体の一つの電極と接触する2以上の数のコンタクトプローブからなる複数のプローブ群を有し、各コンタクトプローブは、他方の端部側で基板の異なる電極とそれぞれ接触するプローブユニットであって、
    前記コンタクトプローブは、
    前記長手方向の一方の端部側に設けられ、先細な先端形状をなす爪部を複数有し、該爪部によって前記被接触体の電極と接触する第1接触部と、
    前記長手方向の他方の端部側に設けられ、前記基板の対応する電極と接触する第2接触部と、
    前記第1接触部と前記第2接触部との間に設けられ、前記第1および第2接触部を付勢するコイルばねと、
    を有することを特徴とするプローブユニット。
  2. 前記第1接触部は、4個以上の前記爪部を有することを特徴とする請求項1に記載のプローブユニット。
  3. 前記第1接触部は、6個以上であって10個以下の前記爪部を有することを特徴とする請求項1または2に記載のプローブユニット。
JP2013526937A 2011-08-02 2012-07-31 プローブユニット Pending JPWO2013018809A1 (ja)

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