JP6466128B2 - プローブカード - Google Patents

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Description

本発明は、プローブカードに関する。
半導体装置の製造工程において、半導体ウエハに作り込まれた多数の半導体集積回路は、それぞれが半導体チップに分離されるのに先立って、仕様書通りに製造されているか否かの検査を受けるのが通常である。すなわち、多数の半導体集積回路の作り込まれた半導体ウエハは、被検査体となって、例えば、電気的な検査を受ける。
半導体ウエハ等の被検査体の電気的検査には、各半導体集積回路を検査装置の電気回路に接続させるための電気的接続装置が使用される。この電気的接続装置としては、例えば、半導体集積回路の電極に接続される電気的試験用プローブを備えたプローブカードが用いられる(例えば、特許文献1を参照のこと。)。
図16は、従来のプローブカードの一例を示す側面図である。
図16に示すように、従来のプローブカード200は、例えば、平面形状が全体に円形である配線基板212と、配線基板212の主面212aの中央部分で配線基板212に支持される円形平面形状の接続基板214と、接続基板214に取り付けられる複数のプローブ216とを有する。
各プローブ216は、図の下方側となる、接続基板214の一方の面214aに形成された導電路(図示されない)の各接続部(図示されない)に固着されている。接続基板214は、プローブ216が設けられた面214aと反対側となる面を配線基板212の下方側の主面212aに対向させて、配線基板212に固定されている。
配線基板212は、内部に導電路(図されない)が組み込まれた電気絶縁性の材料からなる。配線基板212の上面の周縁部には、テスタ等と称される検査装置(図示されない)への接続端となる多数のテスタランド(図示されない)が設けられている。配線基板212に取り付けられた接続基板214の各プローブ216は、接続基板214の対応する導電路および配線基板212内の対応する導電路を経て、上述した配線基板212の対応する各テスタランドに電気的に接続されている。これにより、各プローブ216は、配線基板212の対応するテスタランドを経て、上述したテスタに電気的に接続される。
そして、半導体ウエハ等の被検査体の電気的検査は、上述の図16に例示されたプローブカード200を用い、複数のプローブ216の先端部を、例えば、半導体ウエハ等被検査体の電極である電極パッド(図示されない)に接触させる。その結果、テスタと被検査体は、プローブ216、接続基板214および配線基板212を介して電気的に接続され、電極である電極パッドに対してテスタから検査用の電気信号を印加することにより行われている。
このような半導体ウエハ等の被検査体の電気的検査においては、検査の精度を低下させる要因として、例えば、テスタと被検査体の電極との間の導電路に発生するノイズがある。
図17は、プローブカードのノイズ除去用のコンデンサの接続位置を示す模式図である。
上述した導電路のノイズは、図17に示すように、例えば、半導体ウエハである被検査体223をテスタ(図示されない)に電気的に接続させる導電路221と、グラウンド配線222との間に、ノイズ除去用のコンデンサ220を接続することにより除去することができる。すなわち、導電路221に発生したノイズは、コンデンサ220を介してグラウンドに伝搬させることで除去される。
そのため、特許文献2には、プローブとともに、コンデンサ等の電子部品が、接触構造体の支持板の下面に実装された構造のプローブカードが開示されている。
特開2014−21064号公報 特開2010−25765号公報
上述したように、半導体ウエハ等の被検査体の電気的検査においては、テスタと被検査体の電極との間の導電路にノイズが発生することがある。そのノイズの除去には、ノイズ除去用のコンデンサの実装が有効である。そして、そのノイズをより効率良く除去しようとする場合、ノイズ除去用のコンデンサは、被検査体の近傍に実装されることが好ましく、例えば、プローブカードのプローブの近傍で、導電路に接続されることが望ましい。
被検査体の電気的検査において、上述の図16に例示された従来のプローブカード200を用いた場合、ノイズ除去用のコンデンサを配線基板212上に設けることが可能である。しかしながら、その場合、プローブカード200において、コンデンサとプローブ216とが遠く隔たれた構造となり、ノイズ除去の精度は低下する懸念がある。
したがって、図16に例示された従来のプローブカード200を用いた場合、ノイズ除去用のコンデンサは、プローブのより近い位置に設けられることが好ましく、例えば、接続基板214に設けることが好ましいと解される。そのため、特許文献2に記載された従来のプローブカードは、半導体ウエハに接触するプローブとともに、コンデンサを接触構造体の支持板の下面に設けたものと解される。
しかしながら、従来のプローブカードの場合、プローブの設けられた接続基板は、その表面および裏面が、プローブと配線基板とを電気的に接続するための導電路の形成に使用されており、コンデンサを実装するスペースを確保することが困難であった。
そのため、接続基板の面積をより大きくし、導電路未形成の余白部分にコンデンサを実装する方法も可能であるが、接続基板の面積を広くするとプローブカードの製造コストの増大を招く恐れがある。また、接続基板の面積が大きくなると、配線基板と接続基板とを接続するときに、接続基板の平面度を保つことが難しくなる。
また、半導体ウエハの電気的検査では、被検査体の半導体ウエハを加熱しながら検査を行う場合がある。その場合、例えば、接続基板の面積を大きくして、上述の特許文献2と同様に、プローブの設けられた下面にコンデンサを実装すると、コンデンサがウエハ加熱の影響を受けて、破壊または故障する可能性があり、検査の安定性が損なわれる懸念があった。
また、コンデンサの実装については、接続基板の内部に内蔵させる方法も可能である。しかしながら、その場合、検査の際の半導体ウエハとプローブとの接触時に発生する応力によってコンデンサが破壊または故障する可能性がある。プローブカードにおいて、接続基板に内蔵されたコンデンサが故障した場合、検査の安定性が損なわれるとともに、接続基板そのものの交換が必要となり、検査コストの増大を招く恐れがあった。
したがって、プローブカードにおいて、コンデンサを容易に実装し、半導体ウエハ等被検査体の電気的検査を高い精度で安定的に行う技術が求められている。そして、被検査体の検査効率を向上させ、ひいては半導体の生産効率を向上させる技術が求められている。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものである。すなわち、本発明の目的は、コンデンサを容易に実装し、被検査体の電気的検査を高い精度で行うプローブカードを提供することにある。
本発明の他の目的および利点は、以下の記載から明らかとなるであろう。
本発明の一態様は、配線基板と、前記配線基板の主面で該配線基板に支持される接続基板と、前記接続基板に取り付けられる複数のプローブとを有するプローブカードであって、
前記接続基板の側面に、前記プローブの少なくとも1つと電気的に接続するコンデンサを有することを特徴とするプローブカードに関する。
本発明の一態様において、前記接続基板は、前記側面に座ぐりが設けられ、該座ぐりのある位置に前記コンデンサを有することが好ましい。
本発明の一態様において、前記接続基板の厚みは、前記側面にある前記コンデンサの該接続基板の厚み方向の寸法より大きいことが好ましい。
本発明の一態様において、前記接続基板は、前記配線基板側の第1の面と該第1の面と対向する第2の面の少なくとも一方の、前記コンデンサのある側面部分の近傍に電極パッドを有し、
前記コンデンサは、はんだを用いて該電極パッドとの間で電気的に接続されることが好ましい。
本発明の一態様において、前記接続基板は、前記配線基板側の第1の面および該第1の面と対向する第2の面の両方の、前記コンデンサのある側面部分の近傍に電極パッドを有し、
前記コンデンサは、一方で前記接続基板端部の前記側面近傍を前記第1の面および前記第2の面の両側から挟み込むとともに他方で該コンデンサを挟んで把持する金属製の接続部材によって前記電極パッドとの間で電気的に接続されることが好ましい。
本発明の一態様において、前記接続基板の側面に周設されて、前記コンデンサを該接続基板の側面に固着させる帯状部材を有することが好ましい。
本発明の一態様において、前記接続基板の側面に周設されて、前記コンデンサを覆うカバーを有することが好ましい。
本発明の一態様において、前記接続基板の側面に周設されて、前記コンデンサを該接続基板の側面に固着させる帯状部材を有し、さらに、前記帯状部材を前記配線基板で支持するように設けられた支持部材を有することが好ましい。
本発明の一態様によれば、コンデンサを容易に実装し、被検査体の電気的検査を高い精度で行うプローブカードが提供される。
本発明の第1実施形態のプローブカードの一例の構成を模式的に示す断面図である。 本発明の第1実施形態のプローブカードの一例のコンデンサ近傍の模式的な断面図である。 本発明の第1実施形態のプローブカードの別の例のコンデンサ近傍の模式的な断面図である。 本発明の第2実施形態のプローブカードの一例の構成を模式的に示す断面図である。 本発明の第2実施形態のプローブカードの一例の接続基板の要部を模式的に示す側面図である。 本発明の第2実施形態のプローブカードの一例の接続基板の要部を模式的に示す平面図である。 本発明の第2実施形態のプローブカードの一例のコンデンサ近傍の模式的な断面図である。 本発明の第3実施形態のプローブカードの一例の構成を模式的に示す断面図である。 本発明の第3実施形態の一例であるプローブカードの接続基板を模式的に示す平面図である。 コンデンサの取り付けられた帯状部材を模式的に示す平面図である。 本発明の第3実施形態のプローブカードの別の例のコンデンサ近傍の模式的な断面図である。 本発明の第4実施形態のプローブカードの一例の構成を模式的に示す断面図である。 本発明の第4実施形態の一例であるプローブカードの接続基板および支持部材を模式的に示す平面図である。 本発明の第5実施形態のプローブカードの一例の構成を模式的に示す断面図である。 本発明の第5実施形態のプローブカードの一例のコンデンサ近傍の模式的な断面図である。 従来のプローブカードの一例を示す側面図である。 プローブカードのノイズ除去用のコンデンサの接続位置を示す模式図である。
本発明の実施形態のプローブカードは、例えば、多数の半導体集積回路が作り込まれた半導体ウエハ等の被検査体の電気的検査に用いられる。
本発明の実施形態のプローブカードは、例えば、図16に示した従来のプローブカード200と同様に、接続基板上に、例えば、複数個のプローブを配置して構成することができる。そして、本発明の実施形態のプローブカードは、プローバーに設置され、プローブの針先の位置調整が行われる。その後、プローブカードは、半導体ウエハ上の電極である多数の電極パッドのそれぞれに、プローブの針先をコンタクトさせ、半導体ウエハに作り込まれた半導体集積回路の電気的接続を実現する。
そして、半導体ウエハの電気的検査は、接続基板や配線基板等に設けられた導電路を通じて、その電極(電極パッド)に対してテスタからの検査用の電気信号を印加することにより行うことができる。
このような半導体ウエハの電気的検査においては、検査精度を低下させる要因として、上述したように、検査用の電気信号を印加するための導電路に発生するノイズがある。そして、そのようなノイズ除去には、プローブカードへのコンデンサの実装が有効である。本発明の実施形態のプローブカードは、ノイズ除去のためのコンデンサを容易に実装し、半導体ウエハ等被検査体の電気的検査を高い精度で安定的に行うことができる。
以下、本発明のプローブカードの実施形態について、図面を用いて説明する。尚、各図面の記載において、共通する構成要素は同一の符号を付すようにし、重複する説明は省略する。
実施の形態1.
図1は、本発明の第1実施形態のプローブカードの一例の構成を模式的に示す断面図である。
図1に示すプローブカード1は、本発明の第1実施形態のプローブカードの一例であって、例えば、全体に円形の配線基板2と、配線基板2の主面である面2a,2bのうち、図の下方側の面2bで配線基板2に支持される接続基板3と、接続基板3に取り付けられる複数のプローブ4とを有する。そして、プローブカード1は、接続基板3上に、プローブ4の少なくとも1つと電気的に接続するコンデンサ10を有する。また、配線基板2の面2bと対向するもう一方の面2a(図1の上方側となる面)には、配線基板2の中央部を補強するための補強板5が設けられている。補強板5は、例えば、図示されないボルトのような締結具によって配線基板2の面2aに固定されている。
配線基板2の面2aの縁部には、被検査体である半導体ウエハの電気的検査のためのテスタ(図示せず)への接続端となる多数のテスタランド6が配設されている。また、配線基板2のもう一方の面2bの中央部には、各テスタランド6に対応する接続部(図示されない)が配設されている。その接続部は、配線基板2に設けられた図示されない導電路を経て、それぞれが対応するテスタランド6に接続されている。
接続基板3は、例えば、多層配線基板のような配線基板からなる。ここで、接続基板3の主面のうち、図1の上方側となる、配線基板2側の面を第1の面3aとし、第1の面3aと対向する図の下方側の面を第2の面3bとする。接続基板3では、第2の面3b(図1の下方側となる面)に、各プローブ4のための接続パッド7が配設され、第1の面3aには、各接続パッド7に対応して設けられ且つ配線基板2の上記接続部に対向して設けられる接続部(図示されない)が配列されている。プローブ4の接続パッド7およびその接続パッド7に対応する前記の接続部は、接続基板3の導電路(図示されない)を介して相互に接続されている。
接続基板3は、その第1の面3aに設けられた前記の接続部が配線基板2の面2bに設けられた対応する上記の接続部に接続されるように、第1の面3aを配線基板2の面2bに対向させて配置されている。接続基板3は、例えば、補強板5および配線基板2を貫通して配置されるボルト部材(図示されない)がその先端を第1の面3aに設けられたアンカ部(図示されない)に螺合させることより、所定位置で配線基板2の面2bに支持されるように構成されている。
図1に例示された各プローブ4は、例えば、タングステン線のような金属線あるいはMEMSで作られたニッケル合金のような金属線で構成されたいわゆる垂直型プローブである。プローブ4は、例えば、図1に示すように、両端に一直線上に整列する一対の直線部と両直線部間の曲線部とからなる。プローブ4の一方の直線部は、例えば、セラミック板のような保持板8を貫通して配置されている。
保持板8には、プローブ4の配列ピッチに対応し、ひいては接続基板3の接続パッド7の配列ピッチに対応して、プローブ4の一方の直線部の挿通を可能とする貫通孔(図示されない)が保持板8の板厚方向に伸びるように形成されている。各プローブ4は、その一方の直線部の先端が、対応する保持板8の貫通孔を経て、保持板8の一方の面(図1の上方側の面)から接続基板3の対応する接続パッド7へ向けて突出するように取り付けられる。
そして、保持板8の一方の面から突出するプローブ4の直線部の先端は、例えば、はんだを用いて、接続基板3の対応する接続パッド7に結合されている。したがって、プローブ4の一方の直線部の先端は、接続基板3の第2の面3bに対向する保持板8の一方の面から突出し、接続パッド7への接続端部となる。
保持板8は、各プローブ4を前記の一方の直線部で保持するよう、例えば、保持板8の外縁を受け入れるように接続基板3の第2の面3bに保持された環状の保持部材9で接続基板3に所定箇所で支持されている。
そして、本発明の第1実施形態の一例であるプローブカード1は、上述したように、接続基板3上に、プローブ4の少なくとも1つと電気的に接続するコンデンサ10を有する。より具体的には、図1に示すように、プローブカード1は、接続基板3の側面、すなわち、第1の面3aと第2の面3bとをつなぐ側面に、コンデンサ10を実装して有する。そのコンデンサ10は、接続基板3の側面に、1つまたは複数が実装される。コンデンサ10は、プローブ4の少なくとも1つと電気的に接続しており、それが1つである場合、そのコンデンサ10が、全てのプローブ4と電気的に接続していることが好ましい。また、コンデンサ10が複数である場合、各プローブ4は、少なくとも1つのコンデンサ10と電気的に接続していることが好ましい。
コンデンサ10としては、例えば、極板を形作る導電性の層と誘電体の層とを交互に重ね、両端に電極を取り付けた直方体状の積層型のチップ型コンデンサを挙げることができる。コンデンサ10の容量としては、例えば、0.01μF〜100μFの容量を選択することが好ましい。また、コンデンサ10のサイズとしては、コンデンサ10が接続基板3の側面に実装された場合に、接続基板3の第1の面3aおよび第2の面3bのいずれの側にも、その一部が突出しないサイズであることが好ましい。
したがって、接続基板3の厚みは、側面に配置されたコンデンサ10における接続基板3の厚み方向の寸法より大きいことが好ましく、例えば、1mm〜10mmの範囲内であることが好ましい。
次に、プローブカード1において、コンデンサ10が実装された部分のより具体的な構造例について説明し、コンデンサ10の実装方法をより具体的に説明する。
本発明の第1実施形態の一例であるプローブカード1では、接続基板3の第1の面3aおよび第2の面3bの少なくとも一方において、コンデンサ10のある側面部分の近傍に電極パッドを設けることができる。例えば、後述するように、接続基板3の第1の面3aおよび第2の面3bの両面において、コンデンサ10のある側面部分の近傍に電極パッドを設けることができる。そして、コンデンサ10は、接続基板3の側面で、はんだ等を用いて電極パッドとの間で電気的に接続される。
図2は、本発明の第1実施形態のプローブカードの一例のコンデンサ近傍の模式的な断面図である。
図2では、本発明の第1実施形態の一例であるプローブカード1において、コンデンサ10を実装する方法の例を示している。
図2に示すように、プローブカード1の接続基板3は、上述したように、配線基板側となる第1の面3aおよびその第1の面3aと対向する第2の面3bの両方の、コンデンサ10の配置される側面の部分の近傍に、電極パッド11,12を有する。すなわち、電極パッド11,12は、接続基板3の第1の面3aに電極パッド11が設けられ、第2の面3bに電極パッド12が設けられている。
電極パッド11および電極パッド12のうちの一方は、被検査体である半導体ウエハ(図示されない)をテスタ(図示されない)に電気的に接続する導電路(図示されない)に電気的に接続されており、他方がグラウンド配線(図示されない)に電気的に接続されている。
したがって、コンデンサ10は、直方体状の積層型チップコンデンサである場合、対向する面の一方に設けられた電極10aを接続基板3の電極パッド11と電気的に接続させ、他方の面に設けられた電極10bを接続基板3の電極パッド12と電気的に接続させることができる。その結果、本発明の第1実施形態の一例であるプローブカード1では、半導体ウエハをテスタに電気的に接続する導電路とグラウンド配線との間に、コンデンサ10を接続することができ、図17を用いて説明した、ノイズ除去のためのコンデンサの接続が可能となる。
このとき、本発明の第1実施形態の一例であるプローブカード1では、接続基板3の電極パッド11,12とコンデンサ10の電極10a,10bとの間の電気的接続を、はんだを用いて行うことができる。すなわち、図2に示すように、接続基板3の電極パッド11,12とコンデンサ10の電極10a,10bとの間に、はんだを用いたブリッジ状のはんだ層13,14を形成することにより、上述の電気的接続を実現することができる。
以上のようにしてコンデンサ10が実装されたプローブカード1では、半導体ウエハをテスタに電気的に接続する導電路に発生したノイズを、接続基板3の側面に設けられたコンデンサ10を介して、プローブ4により近い位置で、グラウンドに伝搬させて除去することができる。
すなわち、本発明の第1実施形態の一例であるプローブカード1では、コンデンサ10の搭載位置をプローブ4に近い接続基板3上とすることができ、導電路に発生したノイズを効率良く除去することができる。
このとき、本発明の第1実施形態のプローブカードにおいて、コンデンサを実装する方法は、図2に示したブリッジ状のはんだ層13,14を用いた方法のみに限られるわけではない。コンデンサを接続基板の側面に実装可能な他の多様な方法の実施が可能である。
例えば、本発明の第1実施形態のプローブカードは、別の例として、金属製の接続部材を用いて、接続基板の側面にノイズ除去用のコンデンサを実装することができる。
図3は、本発明の第1実施形態のプローブカードの別の例のコンデンサ近傍の模式的な断面図である。
本発明の第1実施形態の別の例であるプローブカード20は、図3に接続基板3のコンデンサ10近傍が模式的に示されるが、接続基板3の側面でコンデンサ10を実装する方法が異なる以外、図1に示したプローブカード1と同様の構造を有する。したがって、上述した図1等のプローブカード1と共通する構成要素については、同じ符号を付し、重複する説明は適宜省略するようにする。
図3に示すように、本発明の第1実施形態の別の例であるプローブカード20では、上述したプローブカード1と同様に、接続基板3の第1の面3aおよび第2の面3bの両方において、コンデンサ10のある側面部分の近傍に電極パッド11,12が設けられる。そして、コンデンサ10は、接続基板3の側面において、はんだと金属製の接続部材15によって電極パッド11,12との間で電気的に接続される。
すなわち、プローブカード20の接続基板3は、配線基板2側の第1の面3aおよびその第1の面3aと対向する第2の面3bの両方の、コンデンサ10の配置される側面の部分の近傍に、電極パッド11,12を有し、接続基板3の第1の面3aに電極パッド11が設けられ、第2の面3bに電極パッド12が設けられている。
電極パッド11および電極パッド12のうちの一方は、被検査体である半導体ウエハ(図示されない)をテスタ(図示されない)に電気的に接続する導電路(図示されない)と電気的に接続されており、他方がグラウンド配線(図示されない)に電気的に接続されている。
そして、本発明の第1実施形態のプローブカード20では、接続基板3の電極パッド11,12とコンデンサ10の電極10a,10bとの間の電気的接続を、金属製の接続部材15を用いて行うことができる。接続部材15は、コンデンサ等の電子部品を挟み込んで把持し、所望の設置部分に固定させながら電気的に接続するソケット状の金属部材である。したがって、図3に示すように、接続部材15は、その一方で接続基板3端部のコンデンサ10が配置される側面近傍を第1の面3aおよび第2の面3bの両側から挟み込む。そして、接続部材15は、一方で電極パッド11,12のそれぞれとの間に設けられたはんだ層17,18によって電気的に接続されるとともに、他方で該コンデンサを挟んで把持する。その結果、接続部材15は、接続基板3の電極パッド11,12とコンデンサ10の電極10a,10bとの間の電気的接続を実現することができる。
以上のようにコンデンサ10が実装されたプローブカード20では、図17を用いて説明したコンデンサの接続方法と同様の効果を示すことができる。すなわち、半導体ウエハをテスタに電気的に接続する導電路に発生したノイズを、接続基板3の側面に設けられたコンデンサ10を介して、プローブ4により近い位置で、グラウンドに伝搬させて除去することができる。
したがって、本発明の第1実施形態の別の例であるプローブカード20では、上述したプローブカード1と同様に、コンデンサ10の搭載位置をプローブ4に近い接続基板3上とすることができ、導電路に発生したノイズを効率良く除去することができる。
以上の構成を有する本発明の第1実施形態の一例およびその別の例のプローブカード1,20は、上述したように、導電路に発生したノイズをコンデンサ10によって効率良く除去することができるが、そのコンデンサ10を接続基板3の側面に設けており、コンデンサ10を設けるために接続基板3の面積を大きくする必要はない。そのため、プローブカード1では、その製造コストの上昇が抑えられる。また、接続基板3の面積を特に大きくする必要がないため、配線基板2と接続基板3とを接続するときに、接続基板3の平面度を保つことが容易となる。
さらに、上述したように、被検査体の半導体ウエハの電気的検査では、半導体ウエハを加熱しながら検査を行う場合があるが、プローブカード1,20ではコンデンサ10が接続基板3の側面に設けられており、ウエハ加熱の影響を受け難く、コンデンサ10がウエハ加熱により破壊または故障するのを抑制でき、検査の安定性の維持が容易となる。また、プローブカード1,20では、コンデンサ10を接続基板3の内部に内蔵するのと異なり、コンデンサ10が破壊または故障してもその交換が容易であり、コンデンサ10の破壊等による検査コストの上昇を抑えることができる。
そして、本発明の第1実施形態の一例およびその別の例のプローブカード1,20は、半導体ウエハ等の被検査体の電気的検査に用いられる。すなわち、プローブカード1,20は、図1等に示すように、保持板8により保持された各プローブ4の接続パッド7側とは反対側の先端を針先として、被検査体である半導体ウエハの電極に接続するように、その半導体ウエハに関して位置決めがなされる。このとき、プローブカード1,20および半導体ウエハ間に相近づく方向への相対変位が与えられると、各プローブ4の中央部分の曲線部は、その弾性変形により、プローブ4の先端である針先に先端側の直線部に沿った弾性変位を許容する。この針先の弾性変位は、各プローブ4の針先の高さ位置の製造誤差によるばらつきに拘わらず、全てのプローブ4の針先が確実に対応する半導体ウエハの電極に電気的に接続することを可能にする。これにより、半導体ウエハの電極は、その半導体ウエハの電気的検査のために、対応するプローブ4およびこれに電気的に接続されるテスタランド6を経てテスタに電気的に接続される。
その後、被検査体である半導体ウエハの電気的検査は、半導体ウエハの電極(電極パッド)に対し、テスタによって検査用の電気信号を印加することによって行われる。
被検査体である半導体ウエハの電気的検査においては、上述したように、検査用の電気信号を印加するための導電路に発生するノイズが検査精度を低下させる要因として懸念される。しかしながら、本発明の第1実施形態の一例および別の例のプローブカード1,20は、プローブ4に近い接続基板の側面に、そのノイズ除去に有効なコンデンサ10を実装して有する。したがって、本発明の第1実施形態の一例および別の例のプローブカード1,20は、ノイズ除去のためのコンデンサ10を容易に実装し、半導体ウエハ等被検査体の電気的検査を高い精度で安定的に行うことができる。
実施の形態2.
上述した本発明の第1実施形態のプローブカードでは、例えば、その一例であるプローブカード1のように、配線基板2に支持される接続基板3の側面に、別段の加工が施されることなくコンデンサ10が設けられている。これに対し、本発明の第2実施形態のプローブカードでは、プローブカード1と同様に、配線基板の主面で配線基板に支持される接続基板の側面にコンデンサが配置されるが、接続基板の側面のコンデンサの配設位置に座ぐりが設けられ、その座ぐりのある位置に上述のコンデンサが設けられている。接続基板の側面に座ぐりを設けることにより、コンデンサの配置しにくい円周の曲面であっても、コンデンサの位置決めが容易となり、コンデンサを配置する際の位置決め作業が容易となって、コンデンサを有するプローブカードの製造が容易となる。また、コンデンサを接続基板の側面に固定することも容易となって、より高信頼性のプローブカードを提供することができる。
以下、図面を用い、本発明の第2実施形態のプローブカードを説明するが、上述した図1等の本発明の第1実施形態のプローブカードと共通する構成要素については、同じ符号を付し、重複する説明は適宜省略するようにする。
図4は、本発明の第2実施形態のプローブカードの一例の構成を模式的に示す断面図である。
図4に示すプローブカード21は、本発明の第2実施形態のプローブカードの一例であり、例えば、全体に円形の配線基板2と、配線基板2の主面である面2a,2bのうち、図4の下方側の面2bで配線基板2に支持される接続基板23と、接続基板23に取り付けられる複数のプローブ4とを有する。そして、配線基板2の面2bに対向するもう一方の面2a(図1の上方側となる面)には、配線基板2の中央部を補強するための補強板5が設けられている。
本発明の第2実施形態の一例であるプローブカード21において、配線基板2、プローブ4および補強板5は、上述した本発明の第1実施形態の一例であるプローブカード1と同様のものである。また、プローブカード21は、配線基板2の面2aの縁部に多数のテスタランド6を有し、さらに、接続基板23の所定箇所で支持された保持板8や保持部材9等を有するが、これらも上述したプローブカード1と同様のものである。
図5は、本発明の第2実施形態のプローブカードの一例の接続基板の要部を模式的に示す側面図である。
図6は、本発明の第2実施形態のプローブカードの一例の接続基板の要部を模式的に示す平面図である。
図4に示す本発明の第2実施形態の一例であるプローブカード21は、図5および図6に示すように、接続基板23の側面に座ぐり37が設けられている。そして、その座ぐり37のある位置には、図4に示したプローブ4の少なくとも1つと電気的に接続するコンデンサ10が設けることができる。
より具体的には、図4に示すプローブカード21は、図5および図6に示すように、接続基板23の、配線基板2側の第1の面23aとそれに対向する第2の面23bとをつなぐ側面に座ぐり37を有する。そして、プローブカード21は、接続基板23の側面の座ぐり37のある位置にコンデンサ10を有する。コンデンサ10は、接続基板23の側面において、図示された例のように1つ以上が実装される。コンデンサ10は、図4のプローブ4の少なくとも1つと電気的に接続している。コンデンサ10が1つである場合、そのコンデンサ10は、全てのプローブ4と電気的に接続していることが好ましい。また、コンデンサ10が複数である場合、各プローブ4は、少なくとも1つのコンデンサ10と電気的に接続していることが好ましい。
コンデンサ10としては、上述したように、極板を形作る導電性の層と誘電体の層とを交互に重ね、両端に電極を取り付けた直方体状の積層型のチップ型コンデンサを挙げることができる。コンデンサ10の容量としては、例えば、0.01μF〜100μFの容量を選択することが好ましい。また、コンデンサ10のサイズとしては、図4および図5に示すように、コンデンサ10が接続基板23の側面に実装された場合に、接続基板23の第1の面23aおよび第2の面23bのいずれの側にも、その一部が突出しないサイズであることが好ましい。
したがって、接続基板23の厚みは、側面に配置されたコンデンサ10における接続基板23の厚み方向の寸法より大きいことが好ましく、例えば、1mm〜10mmの範囲内であることが好ましい。
次に、プローブカード21において、コンデンサ10が実装された部分のより具体的な構造例について説明し、コンデンサ10の実装方法をより具体的に説明する。
図7は、本発明の第2実施形態のプローブカードの一例のコンデンサ近傍の模式的な断面図である。
図6および図7に示すように、プローブカード21の接続基板23は、図の上方側の第1の面23aおよびその第1の面23aと対向する第2の面23bの両方において、コンデンサ10の配置される座ぐり37の近傍に、電極パッド31,32を有する。すなわち、電極パッド31,32は、接続基板23の第1の面23aに電極パッド31が設けられ、第2の面23bに電極パッド32が設けられている。
電極パッド31および電極パッド32のうちの一方は、被検査体である半導体ウエハ(図示されない)をテスタ(図示されない)に電気的に接続する導電路(図示されない)に電気的に接続されており、他方がグラウンド配線(図示されない)に電気的に接続されている。
したがって、コンデンサ10は、直方体状の積層型チップコンデンサである場合、その直方体の対向する面の一方に設けられた電極10aを接続基板23の電極パッド31と電気的に接続させ、他方の面に設けられた電極10bを接続基板23の電極パッド32と電気的に接続させることができる。その結果、本発明の第2実施形態のプローブカードでは、半導体ウエハをテスタに電気的に接続する導電路とグラウンド配線との間に、コンデンサ10を接続することができ、図17を用いて説明した、ノイズ除去のためのコンデンサの接続が可能となる。
このとき、本発明の第2実施形態の一例であるプローブカード21では、接続基板23の電極パッド31とコンデンサ10の電極10aとの間の電気的接続を、はんだを用いて行うことができる。同様に、接続基板23の電極パッド32とコンデンサ10の電極10bとの間の電気的接続を、はんだを用いて行うことができる。すなわち、図7に示すように、接続基板23の電極パッド31とコンデンサ10の電極10aとの間に、はんだを用いたブリッジ状のはんだ層33を形成することにより電気的接続を実現することができる。同様に、接続基板23の電極パッド32とコンデンサ10の電極10bとの間に、はんだを用いたブリッジ状のはんだ層34を形成することにより電気的接続を実現することができる。
以上のようにプローブカード21では、接続基板23の側面の座ぐり37のある位置にコンデンサ10が実装され、半導体ウエハをテスタに電気的に接続する導電路に発生したノイズを、接続基板23の側面に設けられたコンデンサ10を介して、プローブ4により近い位置で、グラウンドに伝搬させて除去することができる。
すなわち、本発明の第2実施形態のプローブカード21では、コンデンサ10の搭載位置をプローブ4に近い接続基板23上とすることができ、導電路に発生したノイズを効率良く除去することができる。
そして、プローブカード21の接続基板23では、コンデンサ10をその側面に設けており、コンデンサ10を設けるために接続基板23の面積を大きくする必要はない。そのため、プローブカード21では、その製造コストの上昇が抑えられる。また、接続基板23の面積を特に大きくする必要がないため、配線基板2と接続基板23とを接続するときに、接続基板23の平面度を保つことが容易となる。
さらに、上述したように、被検査体の半導体ウエハの電気的検査では、半導体ウエハを加熱しながら検査を行う場合があるが、プローブカード21ではコンデンサ10が接続基板23の側面に設けられており、ウエハ加熱の影響を受け難く、コンデンサ10がウエハ加熱により破壊または故障するのを抑制でき、検査の安定性の維持が容易となる。また、プローブカード21では、コンデンサ10を接続基板23の内部に内蔵するのと異なり、コンデンサ10が破壊または故障してもその交換が容易であり、コンデンサ10の破壊等による検査コストの上昇を抑えることができる。
以上の構成を有する本発明の第2実施形態の一例のプローブカード21は、半導体ウエハ等の被検査体の電気的検査に用いられる。すなわち、プローブカード21は、図4等に示すように、保持板8により保持された各プローブ4の接続パッド7側とは反対側の先端を針先として、被検査体である半導体ウエハの電極に接続するように、その半導体ウエハに関して位置決めがなされる。このとき、プローブカード21および半導体ウエハ間に相近づく方向への相対変位が与えられると、各プローブ4の中央部分の曲線部は、その弾性変形により、プローブ4の先端である針先に先端側の直線部に沿った弾性変位を許容する。この針先の弾性変位は、各プローブ4の針先の高さ位置の製造誤差によるばらつきに拘わらず、全てのプローブ4の針先が確実に対応する半導体ウエハの電極に電気的に接続することを可能にする。これにより、半導体ウエハの電極は、その半導体ウエハの電気的検査のために、対応するプローブ4およびこれに電気的に接続されるテスタランド6を経てテスタに電気的に接続される。
そして、被検査体である半導体ウエハの電気的検査は、半導体ウエハの電極(電極パッド)に対し、テスタによって検査用の電気信号を印加することによって行われる。
被検査体である半導体ウエハの電気的検査においては、上述したように、検査用の電気信号を印加するための導電路に発生するノイズが検査精度を低下させる要因として懸念される。しかしながら、本発明の第2実施形態の一例のプローブカード21は、プローブ4に近い接続基板の側面に、そのノイズ除去に有効なコンデンサ10を実装して有する。したがって、本発明の第2実施形態の一例のプローブカード21は、ノイズ除去のためのコンデンサ10を容易に実装し、半導体ウエハ等被検査体の電気的検査を高い精度で安定的に行うことができる。
実施の形態3.
上述した本発明の第1実施形態のプローブカードでは、例えば、その一例であるプローブカード1のように、配線基板2に支持される接続基板3の側面にコンデンサ10が設けられ、そのコンデンサ10は、接続基板3の側面ではんだ層13,14を用いて固着されている。これに対し、本発明の第3実施形態のプローブカードでは、プローブカード1と同様に、接続基板の側面にコンデンサを設けるが、さらに、接続基板の側面に周設された帯状部材を有する。この帯状部材は、接続基板の側面にあるコンデンサを保護するとともにコンデンサを接続基板の側面に対してより強固に固着させる。本発明の第3実施形態のプローブカードでは、このような帯状部材を有することにより、検査使用時等においてコンデンサがプローブカードから剥離落下して、被検査体に損傷を与えることを防止することができる。
以下、図面を用い、本発明の第3実施形態のプローブカードを説明するが、上述した図1等の本発明の第1実施形態のプローブカードと共通する構成要素については、同じ符号を付し、重複する説明は適宜省略するようにする。
図8は、本発明の第3実施形態のプローブカードの一例の構成を模式的に示す断面図である。
図8に示すプローブカード41は、本発明の第3実施形態のプローブカードの一例である。プローブカード41は、例えば、全体に円形の配線基板2と、配線基板2の主面である面2a,2bのうち、図8の下方側の面2bで配線基板2に支持される接続基板3と、接続基板3に取り付けられる複数のプローブ4とを有する。また、配線基板2の面2bとそれに対向するもう一方の面2a(図8の上方側となる面)には、配線基板2の中央部を補強するための補強板5が設けられている。そして、プローブカード41は、接続基板3の側面に、プローブ4の少なくとも1つと電気的に接続するコンデンサ10を有する。さらに、プローブカード41は、接続基板3の側面に周設されて、その側面に設けられたコンデンサ10の少なくとも一部を表面から覆い、コンデンサ10を接続基板3の側面により強固に固着させる帯状部材47を有する。
尚、図8の本発明の第3実施形態の一例であるプローブカード41において、配線基板2、接続基板3、プローブ4、コンデンサ10および補強板5は、上述した図1の本発明の第1実施形態の一例であるプローブカード1と同様のものである。また、プローブカード41は、配線基板2の面2aの縁部に多数のテスタランド6を有し、さらに、接続基板3の所定箇所で支持された保持板8や保持部材9等を有するが、これらも上述したプローブカード1と同様のものである。
図9は、本発明の第3実施形態の一例であるプローブカードの接続基板を模式的に示す平面図である。
図9では、本発明の第3実施形態の一例であるプローブカード41の接続基板3と、その側面に設けられたコンデンサ10と、接続基板3の側面に周設された帯状部材47を示す。このとき、コンデンサ10と接続基板3に設けられた電極パッド11との間を接続するはんだ層については、便宜上、図示を省略している。
接続基板3の側面に周設された帯状部材47は、絶縁性の材料からなる帯状の部材であり、コンデンサ10の配設された接続基板3の側面に、コンデンサ10を配置した状態で巻き付けられて設けられ、コンデンサ10を接続基板3の側面上でより強固に固着させる。帯状部材47は、絶縁性の材料からなることが好ましく、例えば、ポリイミド等の絶縁性と耐熱性を併せ持った樹脂材料を用いて構成されることが好ましい。
本発明の第3実施形態の一例であるプローブカード41は、帯状部材47を備えることにより、コンデンサ10が接続基板3の側面でより強固に固着され、検査時等においてコンデンサ10がプローブカード41から剥離落下して、被検査体に損傷を与えることを防止することができる。
本発明の第3実施形態の一例であるプローブカード41において、帯状部材47を設ける方法としては、例えば、上述した本発明の第1実施形態の一例であるプローブカード1を準備し、その接続基板3の側面に、コンデンサ10を配置した状態で帯状部材47を巻き付けて、その径が小さくなるように締め付けを行う方法が可能である。すなわち、上述した本発明の第1実施形態の一例であるプローブカード1を用い、帯状部材47を接続基板3の側面に周設させ、本発明の第3実施形態の一例であるプローブカード41を提供することができる。
また、本発明の第3実施形態のプローブカードにおいて、コンデンサを接続基板の側面に固着させる帯状部材を設ける方法としては、他の方法を実施することも可能である。
例えば、本発明の第3実施形態のプローブカードは、別の例として、予め、帯状部材にコンデンサが取り付けられたものを準備し、それを接続基板の側面に巻き付けて、コンデンサを接続基板の側面に実装することができる。
図10は、コンデンサの取り付けられた帯状部材を模式的に示す平面図である。
図10に示す帯状部材57は、上述したプローブカード41の帯状部材47と同様に、絶縁性の材料からなることが好ましく、例えば、ポリイミド等の絶縁性と耐熱性を併せ持った樹脂材料を用いて構成されることが好ましい。そして、帯状部材57は、例えば、接着剤等を用いて所定の位置にコンデンサ10を貼り付けることにより、コンデンサ10が取り付けられることが好ましい。このとき、コンデンサ10としては、上述したように、極板を形作る導電性の層と誘電体の層とを交互に重ね、両端に電極10a,10bを取り付けた直方体状の積層型のチップ型コンデンサを用いることができる。
図11は、本発明の第3実施形態のプローブカードの別の例のコンデンサ近傍の模式的な断面図である。
本発明の第3実施形態の別の例であるプローブカード51は、図11に接続基板53のコンデンサ10の近傍が模式的に示されるが、接続基板の53の側面で実現されるコンデンサ10の実装の方法が異なる以外、図8に示したプローブカード41および図1に示したプローブカード1と同様の構造を有する。したがって、上述した図8のプローブカード41等と共通する構成要素については、同じ符号を付し、重複する説明は適宜省略するようにする。
本発明の第3実施形態の別の例であるプローブカード51は、図8に示したプローブカード11の接続基板3に対応する接続基板53を備え、例えば、上述のコンデンサ10が取り付けられた帯状部材57を用いて構成される。以下で、プローブカード51の接続基板53の要部構造についてより詳しく説明する。
すなわち、プローブカード51は、図の上方側の第1の面53aとそれに対向する図の下方側の第2の面53bとをつなぐ側面に、コンデンサ10を配置するための座ぐり59が設けられている。
そして、図11に示すように、本発明の第3実施形態の別の例であるプローブカード51では、接続基板53の第1の面53aおよび第2の面53bの両方において、座ぐり59の近傍に電極パッド61,62が設けられている。
したがって、プローブカード51の接続基板53は、コンデンサ10の配置される側面の部分に座ぐり59が設けられ、接続基板53の第1の面3aの座ぐり59の近傍に電極パッド61が設けられ、第2の面53bの座ぐり59の近傍に電極パッド62が設けられる。
電極パッド61および電極パッド62のうちの一方は、被検査体である半導体ウエハ(図示されない)をテスタ(図示されない)に電気的に接続する導電路(図示されない)と電気的に接続されており、他方がグラウンド配線(図示されない)に電気的に接続されている。
そして、図11に示すように、電極パッド61にははんだを用いた接合部63が形成され、電極パッド62には、同様にはんだを用いた接合部64が形成されている。
プローブカード51では、その座ぐり59のある位置に、上述したコンデンサ10が取り付けられた帯状部材57を用いて、コンデンサ10が設けられる。
より具体的には、例えば、上述した、所定の位置にコンデンサ10が取り付けられた帯状部材57が用いられ、その帯状部材57をコンデンサ10とともに接続基板53の側面に巻き付けて、コンデンサ10を接続基板53の側面の座ぐり59のある位置に配置する。その後、接続基板53の側面に周設された帯状部材57の径が小さくなるように帯状部材57の締め付けを行う。そして、各コンデンサ10が接続基板53の側面の座ぐり59の形成部分に押し付けられるようにし、コンデンサ10の電極10aが、電極パッド61に設けられた接合部63に圧着され、コンデンサ10の電極10bが、電極パッド62に設けられた接合部64に圧着されるようにする。
その結果、本発明の第3実施形態の別の例であるプローブカード51では、接続基板53の電極パッド61とコンデンサ10の電極10aとの間、および、接続基板53の電極パッド62とコンデンサ10の電極10bとの間で電気的接続を実現することができる。
以上のようにコンデンサ10が実装された本発明の第3実施形態の一例およびその別の例のプローブカード41,51では、図17を用いて説明したコンデンサの接続方法と同様の効果を示すことができる。すなわち、半導体ウエハをテスタに電気的に接続する導電路に発生したノイズを、接続基板43,53の側面に設けられたコンデンサ10を介して、プローブ4により近い位置で、グラウンドに伝搬させて除去することができる。
したがって、プローブカード41,51では、上述したプローブカード1等と同様に、コンデンサ10の搭載位置をプローブ4に近い接続基板3,53上とすることができ、導電路に発生したノイズを効率良く除去することができる。
そして、以上の構成を有する本発明の第3実施形態の一例およびその別の例のプローブカード41,51は、半導体ウエハ等の被検査体の電気的検査に用いられる。すなわち、プローブカード41,51は、図8等に示すように、保持板8により保持された各プローブ4の接続パッド7側とは反対側の先端を針先として、被検査体である半導体ウエハの電極に接続するように、その半導体ウエハに関して位置決めがなされる。このとき、プローブカード1,20および半導体ウエハ間に相近づく方向への相対変位が与えられると、各プローブ4の中央部分の曲線部は、その弾性変形により、プローブ4の先端である針先に先端側の直線部に沿った弾性変位を許容する。この針先の弾性変位は、各プローブ4の針先の高さ位置の製造誤差によるばらつきに拘わらず、全てのプローブ4の針先が確実に対応する半導体ウエハの電極に電気的に接続することを可能にする。これにより、半導体ウエハの電極は、その半導体ウエハの電気的検査のために、対応するプローブ4およびこれに電気的に接続されるテスタランド6を経てテスタに電気的に接続される。
その後、被検査体である半導体ウエハの電気的検査は、半導体ウエハの電極(電極パッド)に対し、テスタによって検査用の電気信号を印加することによって行われる。
被検査体である半導体ウエハの電気的検査においては、上述したように、検査用の電気信号を印加するための導電路に発生するノイズが検査精度を低下させる要因として懸念される。しかしながら、本発明の第3実施形態の一例および別の例のプローブカード41,51は、プローブ4に近い接続基板の側面に、そのノイズ除去に有効なコンデンサ10を実装して有する。そして、その側面に実装されたコンデンサは、側面に強固に固着され、剥離落下の懸念が低減されている。したがって、本発明の第3実施形態の一例および別の例のプローブカード41,51は、ノイズ除去のためのコンデンサ10を容易且つ高安定に実装し、半導体ウエハ等被検査体の電気的検査を高い精度で安定的に行うことができる。
実施の形態4.
上述した本発明の第3実施形態のプローブカードは、接続基板の側面にコンデンサを設けるとともに、接続基板の側面に周設されてコンデンサを接続基板の側面に固着させる帯状部材を有する。これに対し、本発明の第4実施形態のプローブカードは、さらに、その帯状部材を配線基板で支持するように設けられた支持部材を有する。本発明の第4実施形態のプローブカードでは、このような支持部材を有することにより、検査時等において帯状部材がプローブカードから落下するのを防止することができる。その結果、本発明の第4実施形態のプローブカードは、接続基板の側面に設けられたコンデンサを高い安定性で実装することができ、半導体ウエハ等被検査体の電気的検査を高い精度で安定的に行うことができる。
以下、図面を用い、本発明の第4実施形態のプローブカードを説明するが、上述した図8等の本発明の第3実施形態のプローブカードと共通する構成要素については、同じ符号を付し、重複する説明は適宜省略するようにする。
図12は、本発明の第4実施形態のプローブカードの一例の構成を模式的に示す断面図である。
図12に示すプローブカード61は、本発明の第4実施形態のプローブカードの一例である。プローブカード61は、例えば、全体に円形の配線基板2と、配線基板2の主面である面2a,2bのうち、図12の下方側の面2bで配線基板2に支持される接続基板3と、接続基板3に取り付けられる複数のプローブ4とを有する。配線基板2の面2bと対向するもう一方の面2a(図12の上方側となる面)には、配線基板2の中央部を補強するための補強板5が設けられている。そして、プローブカード61は、接続基板3の側面に、プローブ4の少なくとも1つと電気的に接続するコンデンサ10を有する。また、プローブカード61は、接続基板3の側面に周設されて、その側面に設けられたコンデンサ10の少なくとも一部を覆い、コンデンサ10を接続基板3の側面により強固に固着させる帯状部材47を有する。さらに、プローブカード61は、帯状部材47を配線基板2で支持するように設けられた支持部材71を有する
尚、図12の本発明の第4実施形態の一例であるプローブカード61において、配線基板2、接続基板3、プローブ4、コンデンサ10、補強板5および帯状部材47は、上述した図8の本発明の第3実施形態の一例であるプローブカード41と同様のものである。また、プローブカード61は、配線基板2の面2aの縁部に多数のテスタランド6を有し、さらに、接続基板3の所定箇所で支持された保持板8や保持部材9等を有するが、これらも上述したプローブカード41と同様のものである。
図13は、本発明の第4実施形態の一例であるプローブカードの接続基板および支持部材を模式的に示す平面図である。
図13では、本発明の第4実施形態の一例であるプローブカード61の接続基板43と、その側面に設けられたコンデンサ10と、接続基板43の側面に周設された帯状部材47と、帯状部材47を配線基板2で支持するように設けられた支持部材71とを模式的に示す。このとき、コンデンサ10と接続基板3に設けられた電極パッド11との間を接続するはんだ層については、便宜上、図示を省略している。
図12および図13に示された支持部材71は、ボルト状の部材とすることが好ましい。そして、例えば、そのヘッド部分には、配線基板2に取り付けられた状態で帯状部材47の側に突出する部分が形成される。支持部材71は、例えば、このような構造を備えることにより、図12に示すように、ヘッド部分を用いて図の下方側から帯状部材47を支持することができる。
プローブカード61では、このような構造の支持部材71が、配線基板2および補強板5を貫通して設けられ、その先端を補強板5の反配線基板2側(図の上方側)の面に設けられたアンカ部72に螺合させることにより、接続基板3の側面に周設された帯状部材47を図の下方側から支持することができる。その結果、プローブカード61は、支持部材71を用い、帯状部材47を配線基板2で支持することができる。尚、支持部材71の高さ位置調整は、支持部材71の先端とアンカ部72との間の螺合の程度を調節することにより調整することができる。
プローブカード61の支持部材71は、樹脂などの絶縁性の材料を用いて構成することが可能である。その場合、プローブカード61は、図13に示すように、支持部材71をコンデンサ10の近くに配置することができ、帯状部材47とともにコンデンサ10も下方側から支持することができる。
また、支持部材71は、より高い強度の金属材料を用いて構成することも可能である。その場合、プローブカード61の支持部材71は、コンデンサ10と離隔された帯状部材47の近傍に配置され、帯状部材47を支持するように配置されることが好ましい。通常金属材料は熱伝導性に優れており、支持部材71が金属材料を用いて構成されることにより、プローブカード61は、コンデンサ10の受ける熱ストレスを配線基板2および補強板5の側に逃がすことができる。すなわち、被検査体の半導体ウエハの電気的検査でウエハ加熱が行われる場合、プローブカード61は支持部材71を利用し、コンデンサ10の受ける熱ストレスを配線基板2および補強板5の側に逃がすことができ、コンデンサ10の寿命を延ばすことができる。
以上の本発明の第4実施形態の一例であるプローブカード61は、コンデンサ10が接続基板3の側面に実装されて、図17を用いて説明したコンデンサの接続方法と同様の効果を示すことができる。すなわち、半導体ウエハをテスタに電気的に接続する導電路に発生したノイズを、接続基板3の側面に設けられたコンデンサ10を介して、プローブ4により近い位置で、グラウンドに伝搬させて除去することができる。
したがって、プローブカード61では、上述したプローブカード1等と同様に、コンデンサ10の搭載位置をプローブ4に近い接続基板3上とすることができ、導電路に発生したノイズを効率良く除去することができる。
そして、以上の構成を有する本発明の第4施形態の一例であるプローブカード61は、半導体ウエハ等の被検査体の電気的検査に用いられる。すなわち、プローブカード61は、図12等に示されるように、保持板8により保持された各プローブ4の接続パッド7側とは反対側の先端を針先として、被検査体である半導体ウエハの電極に接続するように、その半導体ウエハに関して位置決めがなされる。このとき、プローブカード61および半導体ウエハ間に相近づく方向への相対変位が与えられると、各プローブ4の中央部分の曲線部は、その弾性変形により、プローブ4の先端である針先に先端側の直線部に沿った弾性変位を許容する。この針先の弾性変位は、各プローブ4の針先の高さ位置の製造誤差によるばらつきに拘わらず、全てのプローブ4の針先が確実に対応する半導体ウエハの電極に電気的に接続することを可能にする。これにより、半導体ウエハの電極は、その半導体ウエハの電気的検査のために、対応するプローブ4およびこれに電気的に接続されるテスタランド6を経てテスタに電気的に接続される。
その後、被検査体である半導体ウエハの電気的検査は、半導体ウエハの電極(電極パッド)に対し、テスタによって検査用の電気信号を印加することによって行われる。
被検査体である半導体ウエハの電気的検査においては、上述したように、検査用の電気信号を印加するための導電路に発生するノイズが検査精度を低下させる要因として懸念される。しかしながら、本発明の第4実施形態の一例であるプローブカード61は、プローブ4に近い接続基板の側面に、そのノイズ除去に有効なコンデンサ10を実装して有する。そして、その側面に実装されたコンデンサ10は、帯状部材47および支持部材71によって接続基板3の側面に強固に固着され、剥離落下の懸念が低減されている。したがって、本発明の第4実施形態の一例であるプローブカード61は、ノイズ除去のためのコンデンサ10を容易且つ高安定に実装し、半導体ウエハ等被検査体の電気的検査を高い精度で安定的に行うことができる。
実施の形態5.
上述した本発明の第1実施形態のプローブカードでは、例えば、その一例であるプローブカード1のように、配線基板2に支持される接続基板3の側面にコンデンサ10が設けられ、そのコンデンサ10は、接続基板3の側面ではんだ層13,14を用いて固着されている。これに対し、本発明の第5実施形態のプローブカードでは、プローブカード1と同様に、接続基板の側面にコンデンサを設けるが、さらに、接続基板の側面に周設されたカバーを有する。このカバーは、接続基板の側面にあるコンデンサを覆って保護するとともにコンデンサを接続基板の側面に固着させることができる。本発明の第5実施形態のプローブカードでは、このようなカバーを有することにより、検査使用時等においてコンデンサがプローブカードから剥離落下して、被検査体に損傷を与えることを防止することができる。
以下、図面を用い、本発明の第5実施形態のプローブカードを説明するが、上述した図1等の本発明の第1実施形態のプローブカードと共通する構成要素については、同じ符号を付し、重複する説明は適宜省略するようにする。
図14は、本発明の第5実施形態のプローブカードの一例の構成を模式的に示す断面図である。
図14に示すプローブカード81は、本発明の第5実施形態のプローブカードの一例である。プローブカード81は、例えば、全体に円形の配線基板2と、配線基板2の主面である面2a,2bのうち、図14の下方側の面2bで配線基板2に支持される接続基板3と、接続基板3に取り付けられる複数のプローブ4とを有する。また、配線基板2の面2bとそれに対向するもう一方の面2a(図14の上方側となる面)には、配線基板2の中央部を補強するための補強板5が設けられている。そして、プローブカード81は、接続基板3の側面に、プローブ4の少なくとも1つと電気的に接続するコンデンサ10を有する。さらに、プローブカード81は、接続基板3の側面に周設されて、接続基板3の側面に設けられたコンデンサ10を表面から覆うカバー82を有する。このカバー82は、上述したように、コンデンサ10を保護して、接続基板3の側面に固着させることができる。
尚、図14の本発明の第5実施形態の一例であるプローブカード81において、配線基板2、接続基板3、プローブ4、コンデンサ10および補強板5は、上述した図1の本発明の第1実施形態の一例であるプローブカード1と同様のものである。また、プローブカード81は、配線基板2の面2aの縁部に多数のテスタランド6を有し、さらに、接続基板3の所定箇所で支持された保持板8や保持部材9等を有するが、これらも上述したプローブカード1と同様のものである。
図15は、本発明の第5実施形態のプローブカードの一例のコンデンサ近傍の模式的な断面図である。
図15に示すように、本発明の第5実施形態の一例のプローブカード81では、上述した図1のプローブカード1と同様に、接続基板3の第1の面3aおよび第2の面3bの両方において、コンデンサ10のある側面部分の近傍に電極パッド11,12が設けられる。そして、コンデンサ10は、接続基板3の側面において、はんだ層13,14によって電極パッド11,12との間で電気的に接続される。
電極パッド11および電極パッド12のうちの一方は、被検査体である半導体ウエハ(図示されない)をテスタ(図示されない)に電気的に接続する導電路(図示されない)と電気的に接続されており、他方がグラウンド配線(図示されない)に電気的に接続されている。その結果、本発明の第5実施形態の一例であるプローブカード81では、半導体ウエハをテスタに電気的に接続する導電路とグラウンド配線との間に、コンデンサ10を接続することができ、図17を用いて説明した、ノイズ除去のためのコンデンサの接続が可能となる。
そして、本発明の第5実施形態の一例のプローブカード81は、図15に示すように、接続基板3の側面に周設されて、接続基板3の側面に設けられたコンデンサ10を表面から覆うカバー82を有する。
接続基板3の側面に周設されたカバー82は、絶縁性の材料からなり、接続基板3の側面を覆うように周設される。そして、カバー82は、例えば、図15に示されるように、断面コの字型のリング状の形状を有し、コンデンサ10とともに接続基板3の側面近傍の端部を覆うことができる。より具体的には、断面コの字状のカバー82は、中央部分である背中の部分で、接続基板3の側面に配置されたコンデンサ10を覆い、その上下の屈曲された部分の先端が接続基板3の側に伸びて、それぞれ接続基板3の電極パッド11および電極パッド12の形成部分にまで及ぶように設けられている。このような構造のカバー82は、接続基板3の側面のコンデンサ10を保護するとともに、そのコンデンサ10を接続基板3の側面に高い安定性で固着させることができる。
カバー82は、上述したように、絶縁性の材料からなることが好ましく、また、カバー82自体の着脱を可能とする材料からなることがより好ましい。具体的には、ポリイミドや耐熱性のシリコンゴム等の絶縁性と耐熱性を併せ持った材料を用いて構成されることが好ましい。
本発明の第3実施形態の一例であるプローブカード81は、カバー82を備えることにより、コンデンサ10が接続基板3の側面で保護されるとともに固着され、検査時等においてコンデンサ10がプローブカード81から剥離落下して、被検査体に損傷を与えることを防止することができる。
尚、本発明の第5実施形態のプローブカードにおいて、接続基板の側面でコンデンサを覆うカバーの形状は、図15に示したカバー82のような断面コの字形状に限られるわけではない。例えば、中央部分である背中の部分の上下に設けられた屈曲部分が、コンデンサ10の電極10aおよび電極10bのみを覆うように、より短く形成された断面形状とすることが可能である。また、中央部分である背中の部分に対して、接続基板3の側に伸びるように屈曲する部分が、その背中の部分の上下のいずれかに設けられて屈曲部分1つである断面とすることも可能である。さらに、屈曲する部分を設けず、中央部分である背中の部分のみの断面形状、すなわち、断面長方形状とすることも可能である。
以上の本発明の第5実施形態の一例であるプローブカード81は、上述したように、コンデンサ10が接続基板3の側面に実装されて、図17を用いて説明したコンデンサの接続方法と同様の効果を示すことができる。すなわち、半導体ウエハをテスタに電気的に接続する導電路に発生したノイズを、接続基板3の側面に設けられたコンデンサ10を介して、プローブ4により近い位置で、グラウンドに伝搬させて除去することができる。
したがって、プローブカード81では、上述したプローブカード1等と同様に、コンデンサ10の搭載位置をプローブ4に近い接続基板3上とすることができ、導電路に発生したノイズを効率良く除去することができる。
そして、以上の構成を有する本発明の第5施形態の一例であるプローブカード81は、半導体ウエハ等の被検査体の電気的検査に用いられる。すなわち、プローブカード81は、図14等に示されるように、保持板8により保持された各プローブ4の接続パッド7側とは反対側の先端を針先として、被検査体である半導体ウエハの電極に接続するように、その半導体ウエハに関して位置決めがなされる。このとき、プローブカード81および半導体ウエハ間に相近づく方向への相対変位が与えられると、各プローブ4の中央部分の曲線部は、その弾性変形により、プローブ4の先端である針先に先端側の直線部に沿った弾性変位を許容する。この針先の弾性変位は、各プローブ4の針先の高さ位置の製造誤差によるばらつきに拘わらず、全てのプローブ4の針先が確実に対応する半導体ウエハの電極に電気的に接続することを可能にする。これにより、半導体ウエハの電極は、その半導体ウエハの電気的検査のために、対応するプローブ4およびこれに電気的に接続されるテスタランド6を経てテスタに電気的に接続される。
その後、被検査体である半導体ウエハの電気的検査は、半導体ウエハの電極(電極パッド)に対し、テスタによって検査用の電気信号を印加することによって行われる。
被検査体である半導体ウエハの電気的検査においては、上述したように、検査用の電気信号を印加するための導電路に発生するノイズが検査精度を低下させる要因として懸念される。しかしながら、本発明の第5実施形態の一例であるプローブカード81は、プローブ4に近い接続基板の側面に、そのノイズ除去に有効なコンデンサ10を実装して有する。そして、その側面に実装されたコンデンサ10は、カバー82によって接続基板3の側面で保護されて固着され、剥離落下の懸念が低減されている。したがって、本発明の第5実施形態の一例であるプローブカード81は、ノイズ除去のためのコンデンサ10を容易且つ高安定に実装し、半導体ウエハ等被検査体の電気的検査を高い精度で安定的に行うことができる。
尚、本発明の第5施形態のプローブカードは、その一例であるプローブカード81のように、図1の本発明の第1実施形態の一例であるプローブカード1に対してコンデンサ10を覆うカバー82を設けたのと同様の構造とすることができるが、他の構造とすることも可能である。
例えば、本発明の第5施形態のプローブカードは、図3の本発明の第1実施形態の別の例であるプローブカード20に対してコンデンサ10を覆うカバー82を設けたのと同様の構造や、図4の本発明の第2実施形態の一例であるプローブカード21に対してコンデンサ10を覆うカバー82を設けたのと同様の構造や、図8の本発明の第3実施形態の一例であるプローブカード41に対してコンデンサ10を覆うカバー82を設けたのと同様の構造や、図11の本発明の第3実施形態の別の例であるプローブカード51に対してコンデンサ10を覆うカバー82を設けたのと同様の構造とすることも可能である。
以上、本発明について説明したが、本発明は上記各実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内において、種々変形して実施することができる。
本発明のプローブカードによれば、ノイズの除去された最適な条件での被検査体の検査が可能であり、被検査体に対して正確な検査を行うことができる。
また、本発明のプローブカードは、検査工程の効率向上、ひいては生産性の向上が強く求められる、液晶TVや携帯電子機器の液晶表示装置等の民生用の電子機器に用いるための半導体ウエハの検査に特に有効である。
1,20,21,41,51,61,81,200 プローブカード
2,212 配線基板
2a,2b,214a 面
3,23,53,214 接続基板
3a,23a,53a 第1の面
3b,23b,53b 第2の面
4,216 プローブ
5 補強板
6 テスタランド
7 接続パッド
8 保持板
9 保持部材
10,220 コンデンサ
10a,10b 電極
11,12,31,32,61,62 電極パッド
13,14,17,18,33,34 はんだ層
15 接続部材
37,59 座ぐり
47,57 帯状部材
63,64 接合部
71 支持部材
72 アンカ部
82 カバー
212a 主面
221 導電路
222 グラウンド配線
223 被検査体

Claims (8)

  1. 配線基板と、前記配線基板の主面で該配線基板に支持される接続基板と、前記接続基板に取り付けられる複数のプローブとを有するプローブカードであって、
    前記接続基板における前記配線基板側の第1の面と該第1の面と対向する第2の面の間の該接続基板の側面の近傍の前記第1、第2の面の少なくとも一方に設けられた電極パッドと、
    前記接続基板の側面に設けられ、前記プローブの少なくとも1つと前記電極パッドを介して電気的に接続するコンデンサと、
    前記接続基板の側面に周設されて、前記コンデンサを該接続基板の側面に固着させる帯状部材と、
    を有することを特徴とするプローブカード。
  2. 前記接続基板は、前記側面に座ぐりが設けられ、該座ぐりのある位置に前記コンデンサを有することを特徴とする請求項1に記載のプローブカード。
  3. 前記接続基板の厚みは、前記側面にある前記コンデンサの該接続基板の厚み方向の寸法より大きいことを特徴とする請求項1または2に記載のプローブカード。
  4. 記コンデンサは、はんだを用いて前記電極パッドとの間で電気的に接続されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のプローブカード。
  5. 前記電極パッドは、前記配線基板側の第1の面および該第1の面と対向する第2の面の両方の、前記コンデンサのある側面部分の近傍に有し、
    前記コンデンサは、一方で前記接続基板端部の前記側面近傍を前記第1の面および前記第2の面の両側から挟み込むとともに他方で該コンデンサを挟んで把持する金属製の接続部材によって前記電極パッドとの間で電気的に接続されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のプローブカード。
  6. 前記帯状部材は、リング状の形状を有し、前記コンデンサとともに前記接続基板の側面近傍の端部を覆うことができるカバーである、請求項1〜5のいずれか1項に記載のプローブカード。
  7. 前記リング状の形状は、中央部分である背中の部分で、前記コンデンサを覆い、上下の屈曲された部分の先端が前記接続基板の側に伸びて、前記電極パッドの形成部分にまで及ぶように設けられている断面コの字状である、請求項6に記載のプローブカード。
  8. 前記帯状部材を前記配線基板で支持するように設けられた支持部材を有することを特徴とする請求項に記載のプローブカード。
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